JP7329728B2 - 水処理装置 - Google Patents
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Description
濾材を内包した濾過部と、
濾過部に原水を流入させる原水流入配管と、
前記原水流入配管の経路内で薬剤を添加する薬剤供給部と、
前記濾過部から濾過後の処理水を取り出す浄水吐出配管とを有し、
前記薬剤供給部内の薬剤載置場所は、前記濾過部、前記原水流入配管、前記浄水吐出配管よりも鉛直方向に高い位置に配置し、
前記原水流入配管の経路内であって、前記薬剤供給部と前記濾過部との間に逆洗ドレン配管の第一分岐部を設け、
前記逆洗ドレン配管は、前記第一分岐部から下方に延伸し、
前記第一分岐部は、
濾過処理時には、前記薬剤供給部と前記濾過部とを連通させ、
逆洗処理時には、前記逆洗ドレン配管と前記濾過部とを連通させたという構成により、所期の目的を達成する。
本実施の形態に係る水処理装置1は、井戸水または貯水槽に蓄えた水を原水とし、この原水に含まれる金属イオンや濁質成分を除去する濾過処理と、濾過処理によって系内に蓄積された金属イオンの凝集物、濁質成分を系外へ排出する逆洗処理を行うものである。
リットル毎分程度の流量特性をもつものがより好ましい。
図3に示すように、濾過部2は、タンク2bと、タンク2bの内部に充填された濾材2aと、タンク2bに配管を接続する分配栓2cと、濾過後の浄水を取り出す導出管2dを有している。本実施の形態におけるタンク2bは、略円筒状の容器であって、底部は椀状に構成されている(椀状でなくてもよい)分配栓2cは、タンク2bの頂部に備えられ、濾過部2の内外を連通している。分配栓2cの内部側には吐水口と導出管接続口が設けられ、導出管接続口と浄水吐出配管20とが連通し、原水流入配管10と吐水口とが連通している。分配栓2cの外部側には、2つの管が水平方向に延出され、それぞれ、原水流入配管10、浄水吐出配管20と接続されている。本実施の形態では、分配栓2cから外方向に延出した2つの管は、略一直線上に配置され、分配栓2cの中心から反対方向に延出している。
fが開口を覆うように設けられている。上部ストレーナ2fは、後述する逆洗処理において、濾材2aを濾過部2外へ排出しないようにしている。
を捕捉して除去し、原水の濁度を低減することを目的としている。濾材2aによって、濾材2aに吸着するような表面電位を持つ粒子や、原水中のイオン等の存在状態によっては粒子径約1~10マイクロメートルの粒子や色度も除去可能となる。
本実施の形態の水処理装置1は、濾過部2において、原水を濾過し、浄水として取り出すほかに、濾過部2で捕集された粒状物質(よごれ、濁質成分、金属凝集物など)を逆洗によって系外へ排出する機能を有している。次に、水処理装置1内の配管構成と、濾過処理、逆洗処理における水の流れを説明する。
原水入口11→(原水流入配管10)→分岐部12→薬剤供給部3→分岐部13→濾過部2→(浄水吐出配管20)→分岐部22→浄水出口21
なお、浄水吐出配管20の経路内には、逆止弁62を設けている。浄水出口21から取り出した浄水は、高所に設けた浄水タンクへと配管接続される場合が多い。逆止弁62は、高所に設けられた浄水タンクからの浄水の逆流を制止し、濾過部2内への水の逆流入を防ぐものである。
原水入口11→(原水流入配管10)→分岐部12→(逆洗送水管80)→分岐部22→(浄水吐出配管20)→濾過部2→(原水流入配管10)→分岐部13→(逆洗ドレン管40)→逆洗ドレン口41
濾過処理、逆洗処理において、上記水の流れとなるように、分岐部12、分岐部13、分岐部22での連通方向を切り替えるための開閉バルブが設けられている。本実施の形態で用いる開閉バルブは、同じ種類の手動弁を用い、開放する場合には、取っ手の長手方向を配管と平行にし、閉鎖する場合には、取っ手の長手方向を配管と直交する向きにする。以下では、取っ手の方向とは、取っ手の長手方向のことをいうものとする。
原水入口11→(原水流入配管10)→分岐部12→薬剤供給部3→分岐部13→濾過部2→(浄水吐出配管20)→分岐部22→(絞り部24)→分岐部26→リンスドレン口29
逆洗処理が終わった直後には、濾過部2内、あるいは、水処理装置1の配管内には、濾過部2の逆洗によって洗い出された異物が残っている。そのため、リンス処理によって、
異物を排出することができる。
上記の構成によって、本実施の形態の水処理装置1における濾過処理、逆洗処理について説明する(図2~図5)。
次に、薬剤供給部3について、図2、図7、図8を用いて説明する。
、原水流入配管10において、原水入口11から上方に向けて立ち上がった配管の上部に備えられている。また、薬剤供給部3の出口(薬液出口32)からの配管は、下方に伸びた後、分岐部13を経て濾過部2へと接続されている。詳しくは後述するが、薬剤供給部3は、流入路31、薬剤路32、バイパス路33、流出路34を有している。流入路31は、原水流入配管10と接続され、原水を薬剤供給部3に流入させる。薬剤路32は、流入路31から分岐し、薬剤を溶かすものである。バイパス路33は、同じく流入路31から分岐し、薬液を必要な濃度に調整するために設けられている。流出路34は、薬剤路32、バイパス路33と合流し、再び原水流入配管10に接続し、原水流入配管10に薬剤の含まれた原水を送り出すことになる。
とによって、原水を所望の流量で薬剤と接触させることを実現している。薬剤載置部53は、原水の流量に対し、所望の濃度の薬液が得られるよう、置く薬剤の量(数)を確保するための大きさとなる。
載置部53まで到達することを抑制できるからである。例えば、基台51aの内径が130mmの場合、外径25~40mm程度の塩ビ管などを使用するとよい。すなわち、筐体51の内径に対し、噴出管52の外径を1/3以下にするとよい。このように、噴出管52の外径を小さくすることによって回収部54における水平断面積、すなわち、回収部54に貯まる薬液水面の面積を大きく確保することができる。従って、回収部54に貯まる薬液の液面高さを低く抑え、結果として薬剤の溶出量を適切に設定でき、所望の濃度の薬液が得られるのである。なお、本実施の形態では、上部カバー51bを円錐台形状とし、基台51aを有底の略円筒としていて、基台51aの内径が筐体51の最大内径となっている。
が可能である。固着を防ぐことができるので、下層の水溶性固形薬剤60が溶出して無
くなった場合には、上部の固形薬剤が重力によって降下し、下部に水溶性固形薬剤60を供給させることができる。つまり、水溶性固形薬剤60と原水を継続的に接触させることが可能である。そして、薬剤供給装置を長期に使用した場合にも薬剤濃度を安定させることが可能となる。
、できた水泡が薬液とともに流出路34から排出されるため、筐体51内の空気が減少、結果として回収部54における水位が上昇する。すなわち、上昇した水位によって水溶性固形薬剤60に水が浸かることになり、結果として薬剤を過度に溶かし、所望の濃度の薬液が得られなくなってしまう。これに対し、本実施の形態では、載置部出口58から流出する原水は、噴出管52、薬剤載置部53の外壁面を伝って流下させ、筐体51内で水泡を作らないようにしている。
ここで、逆洗処理時における特別な構成と、作用について説明する。
濾過部2に充填された濾材2aは、逆洗したとしても長期間の使用により性能が劣化する。そのため、濾過部2は定期的なメンテナンスが必要になる。濾過部2をメンテナンスするため、本実施の形態の水処理装置1は、濾過部2を取り外すことが可能になっている。
2 濾過部
2a 濾材
2b タンク
2c 接続バルブ
2d 導出管
2e 下部ストレーナ
2f 上部ストレーナ
3 薬剤供給部
4 電動ポンプ
10 原水流入配管
11 原水入口
12 分岐部
13 分岐部
14 薬剤供給バルブ
15 接続接手
20 浄水吐出配管
21 浄水出口
22 分岐部
23 浄水取出バルブ
24 絞り部
26 分岐部
27 リンスドレン管
28 リンスドレンバルブ
29 リンスドレン口
31 流入路
32 薬剤路
33 バイパス路
33a 開閉バルブ
34 流出路
35 分岐部
36 合流部
40 逆洗ドレン管
41 逆洗ドレン口
42 逆洗バルブ
43 空気補給弁
50 薬剤部
51 筐体
51a 基台
51b 上部カバー
52 噴出管
53 薬剤載置部
54 回収部
55 回収開口
56 仕切り板
57 載置部入口
58 載置部出口
60 水溶性固形薬剤
61 点検パネル
62 逆止弁
70 直接排水管
71 直接排水バルブ
80 逆洗送水管
81 逆洗送水バルブ
Claims (5)
- 濾材を内包した濾過部と、
濾過部に原水を流入させる原水流入配管と、
前記原水流入配管の経路内で薬剤を添加する薬剤供給部と、
前記濾過部から濾過後の処理水を取り出す浄水吐出配管とを有し、
前記薬剤供給部内の薬剤載置場所は、前記濾過部、前記原水流入配管、前記浄水吐出配管よりも鉛直方向に高い位置に配置し、
前記原水流入配管の経路内であって、前記薬剤供給部と前記濾過部との間に逆洗ドレン配管の第一分岐部を設け、
前記逆洗ドレン配管は、前記第一分岐部から下方に延伸し、
前記第一分岐部は、
濾過処理時には、前記薬剤供給部と前記濾過部とを連通させ、
逆洗処理時には、前記逆洗ドレン配管と前記濾過部とを連通させる水処理装置。 - 前記逆洗ドレン配管の経路内に、一端を大気中に開放し、大気側から配管内への流入を行う空気補給弁を設けた請求項1記載の水処理装置。
- 前記空気補給弁は、大気側からの流入のみが可能な逆止弁とした請求項2記載の水処理装置。
- 前記逆洗ドレン配管における前記空気補給弁への分岐点から前記薬剤供給部までの配管経路における水平高さは、前記分岐点で最も低く、前記薬剤供給部の流出口に向けて高くなるようにした請求項2または3記載の水処理装置。
- 前記空気補給弁は、前記分岐点よりも高い位置に設けた請求項4記載の水処理装置。
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