JP7327892B2 - パルスアーク溶接装置 - Google Patents
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Description
溶接ワイヤの送給速度を切換周期で揺動させる送給制御部と、
パルス波形の溶接電流及び溶接電圧を出力し、前記出力を前記切換周期で揺動幅だけ揺動させる出力制御部と、
を備えたパルスアーク溶接装置において、
前記切換周期の1以上の整数倍に設定された補正周期ごとの前記溶接電流の平均値を検出する平均電流検出部をさらに備え、
前記送給制御部は、前記溶接電流の平均値に基づいて前記送給速度を補正する、
ことを特徴とするパルスアーク溶接装置である。
前記出力制御部は、前記送給速度の補正に同期して前記出力の前記揺動幅を変化させる、
ことを特徴とする請求項1に記載のパルスアーク溶接装置である。
図1は、本発明の実施の形態1に係るパルスアーク溶接装置のブロック図である。以下、同図を参照して各ブロックについて説明する。
補正周期信号Sthが短時間Highレベルとなるごとに、予め定めた低電圧初期値に平均電流誤差増幅信号Eiaを累積加算して低電圧設定値LVrを算出し、予め定めた高電圧初期値に平均電流誤差増幅信号Eiaを累積加算して高電圧設定値HVrを算出し、
切換信号StcがLowレベル(低パルス期間)のときは低電圧設定値LVrを電圧設定信号Vrとして出力し、切換信号StcがHighレベル(高パルス期間)のときは高電圧設定値HVrを電圧設定信号Vrとして出力する。
補正周期信号Sthが短時間Highレベルとなるごとに、予め定めた低送給速度初期値に平均電流誤差増幅信号Eiaを累積加算して低送給速度設定値LFrを算出し、予め定めた高送給速度初期値に平均電流誤差増幅信号Eiaを累積加算して高送給速度設定値HFrを算出し、
切換信号StcがLowレベル(低パルス期間)のときは低送給速度設定値LFrを送給速度設定信号Frとして出力し、切換信号StcがHighレベル(高パルス期間)のときは高送給速度設定値HFrを送給速度設定信号Frとして出力する。
時刻t1において、同図(B)に示すように、補正周期信号Sthは短時間Highレベルとなる。同時に、同図(C)に示すように、切換信号Stcは、時刻t1~t2の予め定めた高パルス期間HT中はHighレベルとなり、時刻t2~t3の予め定めた低パルス期間LT中はLowレベルとなる。この高パルス期間HTと低パルス期間LTとを合わせた期間が、切換周期Tcとなる。切換周波数=1/Tcである。切換周波数の設定範囲は0.5~25Hz程度であるので、切換周期Tcの設定範囲は0.04~2秒程度である。
高パルス期間HT中は、同図(E)に示すように、高ピーク期間HTp中の高ピーク電流HIp及び高ベース期間HTb中のベース電流Ibから成る高パルス電流群が通電する。この高ピーク期間HTpと高ベース期間HTbとを合わせて高パルス周期HTfになる。高ピーク期間HTpは図1の高ピーク期間設定値HTprによって定まり、高ピーク電流HIpは図1の高ピーク電流設定値HIprによって定まり、高パルス周期HTfは図1のパルス周期信号Tfによって定まる。そして、この高パルス電流群の通電に対応して、同図(F)に示すように、高ピーク期間HTp中は高ピーク電圧HVpが溶接ワイヤ・母材間に印加し、高ベース期間HTb中は高ベース電圧HVbが印加する。同図では、高パルス期間HT中に高パルス周期HTfが2周期含まれる場合を表示しているが、実際には2~100周期程度が含まれる。例えば、高ピーク期間HTp=2.0ms、高ピーク電流HIp=550A、ベース電流Ib=50Aに設定される。
低パルス期間LT中は、同図(E)に示すように、低ピーク期間LTp中の低ピーク電流LIp及び低ベース期間LTb中のベース電流Ibから成る低パルス電流群が通電する。この低ピーク期間LTpと低ベース期間LTbとを合わせて低パルス周期LTfになる。低ピーク期間LTpは図1の低ピーク期間設定値LTprによって定まり、低ピーク電流LIpは図1の低ピーク電流設定値LIprによって定まり、低パルス周期LTfは図1のパルス周期信号Tfによって定まる。そして、この低パルス電流群の通電に対応して、同図(F)に示すように、低ピーク期間LTp中は低ピーク電圧LVpが溶接ワイヤ・母材間に印加し、低ベース期間LTb中は低ベース電圧LVbが印加する。同図では、低パルス期間LT中に低パルス周期LTfが2周期含まれる場合を表示しているが、実際には2~100周期程度が含まれる。例えば、低ピーク期間LTp=1.2ms、低ピーク電流LIp=450Aに設定される。
時刻t3において、同図(B)に示すように、補正周期信号Sthは短時間Highレベルとなり、第m+1回目の補正周期Thが開始される。これに応動して、図1の平均電流検出回路IADによって前補正周期Th中の平均溶接電流値が算出されて平均電流検出信号Iadとして出力される。そして、図1の平均電流誤差増幅回路EIAによって目標値となる平均電流設定信号Iarと平均電流検出信号Iadとの平均電流誤差増幅信号Eiaが出力される。この平均電流誤差増幅信号Eiaに基づいて、図1の送給速度設定回路FRによって平均溶接電流値が平均電流設定信号Iarの値と等しくなるように高送給速度設定値HFr及び低送給速度設定値LFrが補正される。同図ではIar>Iadの場合であるので、時刻t3において、同図(A)に示すように、送給速度Fwの高送給速度及び低送給速度が共に加速される。Iar<Iadの場合は、両値は減速される。さらに、この平均電流誤差増幅信号Eiaに基づいて、図1の電圧設定回路VRによって高電圧設定値HVr及び低電圧設定値LVrが補正されて、溶接装置の出力の揺動幅が補正される。送給速度Fwが加速されたときは揺動幅が大きくなるように補正され、減速されたときは揺動幅が小さくなるように補正される。この結果、時刻t3において、同図(D)に示すように、電圧設定信号Vrの高電圧設定値HVr及び低電圧設定値LVrが補正される。これに伴い、同図(G)に示すように、高アーク長HLa及び低アーク長LLaが適正値へと変化する。
2 母材
3 アーク
4 溶接トーチ
5 送給ロール
EI 電流誤差増幅回路
Ei 電流誤差増幅信号
EIA 平均電流誤差増幅回路
Eia 平均電流誤差増幅信号
EV 電圧誤差増幅回路
Ev 電圧誤差増幅信号
FC 送給制御回路
Fc 送給制御信号
FR 送給速度設定回路
Fr 送給速度設定信号
Fw 送給速度
HFr 高送給速度設定値
HIp 高ピーク電流
HIpr 高ピーク電流設定値
HLa 高アーク長
HT 高パルス期間
HTb 高ベース期間
HTf 高パルス周期
HTp 高ピーク期間
HTpr 高ピーク期間設定値
HTpr 高ピーク電流設定値
HVb 高ベース電圧
HVp 高ピーク電圧
HVr 高電圧設定値
IAD 平均電流検出回路
Iad 平均電流検出信号
IAR 平均電流設定回路
Iar 平均電流設定信号
Ib ベース電流
IBR ベース電流設定回路
Ibr ベース電流設定信号
ID 電流検出回路
Id 電流検出信号
IPR ピーク電流設定回路
Ipr ピーク電流設定信号
IRC 電流設定制御回路
Irc 電流設定制御信号
Iw 溶接電流
La アーク長
LFr 低送給速度設定値
LIp 低ピーク電流
LIpr 低ピーク電流設定値
LLa 低アーク長
LT 低パルス期間
LTb 低ベース期間
LTf 低パルス周期
LTp 低ピーク期間
LTpr 低ピーク期間設定値
LVb 低ベース電圧
LVp 低ピーク電圧
LVr 低電圧設定値
PM 電源主回路
STC 切換信号生成回路
Stc 切換信号
STH 補正周期回路
Sth 補正周期信号
Tc 切換周期
Tf パルス周期信号
Th 補正周期
TP ピーク期間タイマ回路
Tp ピーク期間信号
TPR ピーク期間設定回路
Tpr ピーク期間設定信号
VAV 電圧平均値算出回路
Vav 電圧平均値信号
VD 電圧検出回路
Vd 電圧検出信号
VF 電圧/周波数変換回路
VR 電圧設定回路
Vr 電圧設定信号
Vw 溶接電圧
WM 送給モータ
Claims (2)
- 溶接ワイヤの送給速度を切換周期で揺動させる送給制御部と、
パルス波形の溶接電流及び溶接電圧を出力し、前記出力を前記切換周期で揺動幅だけ揺動させる出力制御部と、
を備えたパルスアーク溶接装置において、
前記切換周期の1以上の整数倍に設定された補正周期ごとの前記溶接電流の平均値を検出する平均電流検出部をさらに備え、
前記送給制御部は、前記溶接電流の平均値に基づいて前記送給速度を補正する、
ことを特徴とするパルスアーク溶接装置。 - 前記出力制御部は、前記送給速度の補正に同期して前記出力の前記揺動幅を変化させる、
ことを特徴とする請求項1に記載のパルスアーク溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020034758A JP7327892B2 (ja) | 2020-03-02 | 2020-03-02 | パルスアーク溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020034758A JP7327892B2 (ja) | 2020-03-02 | 2020-03-02 | パルスアーク溶接装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021137817A JP2021137817A (ja) | 2021-09-16 |
JP7327892B2 true JP7327892B2 (ja) | 2023-08-16 |
Family
ID=77667325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020034758A Active JP7327892B2 (ja) | 2020-03-02 | 2020-03-02 | パルスアーク溶接装置 |
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JP (1) | JP7327892B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009072826A (ja) | 2007-08-27 | 2009-04-09 | Daihen Corp | パルスアーク溶接制御方法 |
JP2011050981A (ja) | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Daihen Corp | パルスアーク溶接の出力制御方法 |
JP2014083553A (ja) | 2012-10-23 | 2014-05-12 | Panasonic Corp | パルスアーク溶接制御方法 |
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2020
- 2020-03-02 JP JP2020034758A patent/JP7327892B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009072826A (ja) | 2007-08-27 | 2009-04-09 | Daihen Corp | パルスアーク溶接制御方法 |
JP2011050981A (ja) | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Daihen Corp | パルスアーク溶接の出力制御方法 |
JP2014083553A (ja) | 2012-10-23 | 2014-05-12 | Panasonic Corp | パルスアーク溶接制御方法 |
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