JP7326742B2 - 測色方法、画像表示方法、測色装置、画像表示装置及び画像表示システム - Google Patents
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Description
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。
図1は、プロジェクター100の構成を示すブロック構成図である。プロジェクター100は、本発明の「画像表示装置」の一例に対応する。プロジェクター100は、画像光を生成してスクリーンSCに投射する画像投射系、光学的な画像の元になる画像データを電気的に処理する画像処理系、スクリーンSCに表示された投射画像を撮像する分光撮像部137、これら各部を制御する制御部150を主な構成として備える。
画像投射系は、投射部110及び駆動部120を備える。投射部110は、本発明の「表示部」の一例に対応する。投射部110は、光源111、光変調装置113及び光学ユニット117を備える。駆動部120は、光源駆動回路121及び光変調装置駆動回路123を備える。光源駆動回路121及び光変調装置駆動回路123は、バス101に接続され、同じくバス101に接続されたプロジェクター100の他の構成部分と、バス101を介して相互にデータ通信を行う。他の構成部分とは、例えば、図1に示す制御部150や画像処理部143等が該当する。
プロジェクター100は、操作パネル131、リモコン受光部133及び入力インターフェイス135を備える。入力インターフェイス135は、バス101に接続され、バス101を介して制御部150等と相互にデータ通信を行う。
分光撮像部137は、投射部110によりスクリーンSCに表示された投射画像を撮像して分光撮像データを出力する。
図1に示すように、プロジェクター100は、通信部139を備える。通信部139は、バス101に接続される。通信部139は、後述する図7に示すように、複数台のプロジェクター100を接続し、プロジェクター100間で相互にデータ通信を行う場合のインターフェイスとして機能する。本実施形態の通信部139は、ケーブルを接続する有線インターフェイスであるが、無線LANやBluetooth等の無線通信を実行する無線通信インターフェイスであってもよい。「Bluetooth」は、登録商標である。
次に、プロジェクター100の画像処理系について説明する。
図1に示すように、プロジェクター100は、画像処理系として画像インターフェイス141、画像処理部143及びフレームメモリー145を備える。画像処理部143は、バス101に接続され、バス101を介して制御部150等と相互にデータ通信を行う。
制御部150は、記憶部160及びプロセッサー170を備える。
記憶部160は、例えば、フラッシュメモリー、EEPROM等の不揮発性の半導体メモリーや、フラッシュメモリーを利用したSSD(Solid State Drive)により構成される。本実施形態では、制御部150が記憶部160を備える場合を説明するが、例えば、ハードディスクドライブにより構成される記憶部160を、制御部150の外部に設けた構成であってもよい。記憶部160は、制御プログラム161、調整用画像データ162やパターン画像データ163等の画像データ、設定データ164、パラメーター165及び校正データ167を記憶する。制御部150及び分光撮像部137は、本発明の「測色装置」の一例に対応する。
補正データ167aは、撮像素子303の感度分布を補正し、撮像素子303の出力が均一になるように分光撮像データを補正するデータである。
撮像素子303は、入射光学系301に含まれるレンズのレンズ収差等の影響により、撮像素子303を構成する各画素の出力が均一とはならず、画素の位置によって異なる。つまり、撮像素子303には感度分布が生じる。この感度分布は、撮像素子303の中心よりも周辺部分において出力が低下する。このため、分光撮像部137により撮像した分光撮像データに基づいて画像の色合いや輝度等を補正する場合、誤差の影響により正確に補正を行えない場合がある。また、分光撮像部137の感度分布は、レンズ表面にコーティングされた紫外線や、赤外線をカットする光学フィルターの影響を受ける。すなわち、分光撮像部137が撮像する画像の色によっても分光撮像部137の出力が異なる。
まず、スクリーンSCに調整用画像を表示させる。制御部150は、記憶部160から調整用画像データ162を読み出して画像処理部143に出力する。また、制御部150は、画像処理部143や駆動部120を制御して投射部110に画像光を投射させ、スクリーンSCに調整用画像を表示させる。
XTY=XTXM・・・(2)
式(1b)、(2)に示す「XT」は、Xの転置行列である。
また、式(2)により推定行列Mの値は、以下の式(3)となる。
M=(XTX)-1XTY・・・(3)
XTY=XTXM-βM・・・(5)
従って、式(5)により推定行列Mの値は、以下の式(6)となる。
M=(XTX-βI)-1XTY・・・(6)
式(6)に示す「I」は、単位行列を示す。
プロセッサー170は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、マイコン等により構成される演算処理装置である。プロセッサー170は、単一のプロセッサーにより構成してもよいし、複数のプロセッサーを組み合わせて構成してもよい。
投射制御部171は、投射部110によりスクリーンSCに表示される画像の色合いや輝度等を調整する。具体的には、投射制御部171は、画像処理部143を制御して、画像インターフェイス141より入力された画像データに対する画像処理を実行させる。この際、投射制御部171は、画像処理部143が処理に必要なパラメーター165を記憶部160から読み出し画像処理部143に出力してもよい。
また、投射制御部171は、光源駆動回路121を制御して光源111の光源を点灯又は消灯させ、また、光源111の輝度を調整させる。
例えば、調整用画像データ162として、R,G及びBの3色が記憶部160に記憶されていると仮定する。また、各色の調整用画像データ162は、7つの階調値で調整用画像データ162が用意されていると仮定する。また、調整用画像の表示順としてR、G、Bの順番が設定され、階調値の小さい調整用画像から順に表示させると設定されていると仮定する。
投射制御部171は、まず、Rの調整用画像データ162のうち、階調値が最も小さい調整用画像データ162を記憶部160から読み出し、画像処理部143や駆動部120を制御して、読み出した調整用画像データ162に対応した調整用画像をスクリーンSCに表示させる。
撮像制御部173は、分光撮像部137に撮像を実行させる。分光撮像部137は、撮像制御部173の制御に従って撮像を行い、分光撮像データを出力する。
また、撮像制御部173は、スクリーンSCに表示された調整用画像を分光撮像部137に撮像させる場合に、分光撮像部137により撮像を行う波長範囲を設定する。撮像制御部173は、Rの調整用画像を分光撮像部137に撮像させる場合、例えば、620nm以上、750nm以下の範囲を、撮像を行う波長範囲に設定する。また、撮像制御部173は、Gの調整用画像を分光撮像部137に撮像させる場合、例えば、495nm以上、570nm以下の範囲を、撮像を行う波長範囲に設定する。また、撮像制御部173は、Bの調整用画像を分光撮像部137に撮像させる場合、例えば、450nm以上、495nm以下の範囲を、撮像を行う波長範囲に設定する。
測色の精度を高めるためには、多数の色や階調の調整用画像を投射し、広範囲及び詳細範囲で調整用画像を測定する必要があるが、時間等を要し効率が悪化する。また、専用の測長機を使うと制御が複雑となり、さらに、効率が悪化する。
本実施形態では、図3及び下記(A)~(C)に示すように、各色の調整用画像データ162は、7つの階調値で調整用画像データ162が用意され、調整用画像の表示順としてR、G、Bの順番が設定され、階調値の小さい調整用画像から順に表示させ、投射されている調整用画像に対応した測定条件で測定される。本実施形態では、階調値が小さい画像を暗い画像、階調値が大きい画像を明るい画像とするが、階調値が小さい画像を明るい画像、階調値が大きい画像を暗い画像としてもよい。また、各階調は、各色の間で同じ階調値としてもよい。
ここで、階調値は、TR1<TR2<TR3<TR4<TR5<TR6<TR7の関係にあり、画像の明るさは、IR1<IR2<IR3<IR4<IR5<IR6<IR7の関係にある。
ここで、階調値は、TG1<TG2<TG3<TG4<TG5<TG6<TG7の関係にあり、画像の明るさは、IG1<IG2<IG3<IG4<IG5<IG6<IG7の関係にある。
ここで、階調値は、TB1<TB2<TB3<TB4<TB5<TB6<TB7の関係にあり、画像の明るさは、IB1<IB2<IB3<IB4<IB5<IB6<IB7の関係にある。
推定値算出部175は、記憶部160から分光撮像データ及び推定行列Mを読み出し、読み出した分光撮像データと、推定行列Mとに基づき、第1波長間隔より間隔が短い第2波長間隔ごとのスペクトルの推定値を算出する。推定値算出部175は、分光撮像データから得られた波長λ成分の強度Iに、推定行列Mを積算して、第2波長間隔ごとのスペクトルの推定値を算出する。
生成部177は、推定値算出部175が算出したスペクトルの推定値に基づき、画像処理部143が画像処理に用いる補正パラメーターを生成する。この補正パラメーターは、画像処理部143が、画像インターフェイス141から入力された画像データを処理する際に使用される。補正パラメーターの具体的な生成方法については、次の図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図4は、第1実施形態のプロジェクター100の動作を示すフローチャートである。
図4のフローチャートを参照しながらプロジェクター100の動作を説明する。
制御部150は、まず、画質調整を選択する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS1)。制御部150は、入力インターフェイス135から入力される操作信号に基づき画質調整を選択する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS1)。制御部150は、画質調整を選択する操作を受け付けていない場合(ステップS1/NO)、操作を受け付けるまで動作の開始を待機する。また、制御部150は、他の処理の実行を指示する操作を受け付けた場合、受け付けた操作に対応した動作を実行してステップS1の判定に戻る。
(xc,yc)=Φ・(xp,yp)・・・(7)
post(xc,yc,r,λ,I)=pre(xc,yc,r,λ,I)・k(xc,yc,r,λ,coeff)・・・(8)
また、「pre(xc,yc,r,λ,I)」は、R光の調整用画像を撮像した分光撮像データの撮像座標(xc,yc)における波長λ成分の強度Iである。
また、「k(xc,yc,r,λ,coeff)」は、撮像座標(xc,yc)において、R光を撮像した分光撮像データの波長λ成分を補正する補正データ167aである。
Spectral(xc,yc,λ)=M・post(xc,yc,λ)・・・(9)
また、図6は、制御部150が算出したスペクトルの推定値を示す図である。図6の横軸は、波長nmを示し、縦軸は、光強度Iを示す。図6には、1nmの波長間隔で得られたスペクトルの推定値を示す。
Coef_RGB(xp,yp)=Fin_XYZ(xp,yp)-1・Target_XYZ・・・(11)
プロジェクター100は、撮像ステップ、算出ステップ及び生成ステップの各ステップを実行する。
撮像ステップは、投射部110によりスクリーンSCに表示された調整用画像を、この調整用画像に基づいて設定される波長範囲で、分光素子302の分光波長λiを第1波長間隔ごとに変更しながら分光撮像部137により撮像して分光撮像データを生成する。
算出ステップは、撮像ステップにより生成された分光撮像データと、スペクトルの推定に用いる推定行列Mとに基づき、第1波長間隔より間隔が短い第2波長間隔ごとのスペクトルの推定値を算出する。
生成ステップは、算出ステップにより算出したスペクトルの推定値に基づき、表示される画像の元になる画像データを補正する補正パラメーターを生成する。
従って、分光撮像部137により撮像した第1波長間隔より間隔が短い第2波長間隔ごとのスペクトルの推定値を算出することができ、画像の測色を高精度に行うことができる。また、分光撮像部137による撮像を、第2波長間隔よりも間隔が長い第1波長間隔で行うことができるので、分光撮像データの生成にかかる時間を短縮することができる。さらに、算出したスペクトルの推定値に基づいて画像データを補正する補正パラメーターを算出することで、画像の補正を精度よく行うことができる。
従って、分光撮像部137が生成する分光撮像データに生じる誤差を抑制して、精度のよいスペクトルの推定値を算出することができる。
従って、分光素子302の分光波長の設定精度を高めることができる。
従って、撮像素子303に生じる感度分布を低減させることができる。
添付図面を参照して第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、複数台のプロジェクター100をケーブル3により接続し、プロジェクター100間でデータ通信を行う画像表示システム1の実施形態である。第2実施形態では、複数台のプロジェクター100間でデータ通信を行い、各プロジェクター100が表示する画像の色合わせを行う。なお、第2実施形態では複数台のプロジェクター100間を有線で接続した場合について説明するが、プロジェクター100間の接続は無線であってもよい。
画像表示システム1は、2台のプロジェクター100を備える。スクリーンSCに対向する方向から見て、スクリーンSCの左側に画像を表示するプロジェクター100をプロジェクター100Aと表記し、スクリーンSCの右側に画像を表示するプロジェクター100をプロジェクター100Bと表記する。図7には、画像表示システム1が2台のプロジェクター100を備える構成を示すが、プロジェクター100の接続台数は、2台に限定されるものではなく、n台のプロジェクター100を接続可能である。なお、「n」は2以上の自然数である。
図8に示すフローチャートを参照しながらプロジェクター100Aの動作を説明する。
制御部150Aは、色合わせを選択する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップT1)。制御部150Aは、入力インターフェイス135Aから入力される操作信号に基づき色合わせを選択する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS1)。制御部150Aは、色合わせを選択する操作を受け付けていない場合(ステップS1/NO)、操作を受け付けるまで動作の開始を待機する。また、制御部150Aは、他の処理の実行を指示する操作を受け付けた場合、受け付けた操作に対応した動作を実行してステップS1の判定に戻る。
図9に示すフローチャートを参照しながらプロジェクター100Bの動作を説明する。
制御部150Bは、プロジェクター100Aから3刺激値の算出を指示する信号を受信したか否かを判定する(ステップU1)。制御部150Bは、算出を指示する信号を受信していない場合(ステップU1/NO)、信号を受信するまで処理の開始を待機する。
プロジェクター100Aは、投射部110A、分光撮像部137A、制御部150A、記憶部160A及び推定値算出部175Aを備える。
投射部110Aは、画像光をスクリーンSCに投射して、スクリーンSCに調整用画像を表示させる。
分光撮像部137Aは、撮像素子303A及び分光素子302Aを備え、調整用画像を撮像して分光撮像データを出力する。
制御部150Aは、分光素子302Aの分光波長を、調整用画像に基づいて設定される波長範囲内で、第1波長間隔ごとに設定し、分光撮像部137Aに撮像データを生成させる。
記憶部160Aは、スペクトルの推定に用いる推定行列Mを記憶する。
推定値算出部175Aは、分光撮像部137Aが出力した分光撮像データと、推定行列Mとに基づき、第1波長間隔よりも間隔が短い第2の波長間隔ごとのスペクトルの推定値を算出する。
投射部110Bは、画像光をスクリーンSCに投射して、調整用画像をスクリーンSCに表示させる。
分光撮像部137Bは、撮像素子303B及び分光素子302Bを備え、調整用画像を撮像して分光撮像データを出力する。
制御部150Bは、分光素子302Bの分光波長を、調整用画像に基づいて設定される波長範囲内で、第1波長間隔ごとに設定し、分光撮像部137Bに撮像データを生成させる。
記憶部160Bは、スペクトルの推定に用いる推定行列Mを記憶する。
推定値算出部175Bは、分光撮像部137Bが出力した分光撮像データと、推定行列Mとに基づき、第1波長間隔よりも間隔が短い第2の波長間隔ごとのスペクトルの推定値を算出する。
図10は、第3実施形態のシステム構成を示す図である。
上述した第1実施形態では、プロジェクター100に搭載された分光撮像部137を使用して画像の色合いを補正する方法について説明した。この第3実施形態では、分光撮像部420を備えた測色装置400を、プロジェクター100Cとは別体で設けた画像表示システム1Aの構成について説明する。
プロジェクター100Cは、スクリーンSCに調整用画像を表示させ、測色装置400は、表示された調整用画像を分光撮像部420により撮像して分光撮像データを生成する。補正パラメーターの生成は、プロジェクター100Cが行ってもよいし、測色装置400が行ってもよい。測色装置400は、生成した分光撮像データをプロジェクター100Cに送信してもよいし、分光撮像データに基づいて補正パラメーターを生成し、生成した補正パラメーターをプロジェクター100Cに送信してもよい。本実施形態では、測色装置400が補正パラメーターを生成し、プロジェクター100Cに送信する場合について説明する。
測色装置400は、通信部410、分光撮像部420及び制御部430を備える。
通信部410は、ケーブル3を介してプロジェクター100Cに接続され、プロジェクター100Cとの間で相互にデータ通信を行う。図11には、測色装置400とプロジェクター100Cとをケーブル3により接続した場合を示すが、測色装置400とプロジェクター100Cとの接続は無線であってもよい。
また、プロセッサー450は、制御プログラム441を実行して、撮像制御部451、推定値算出部453及び生成部455として機能する。
制御部150は、まず、画質調整を選択する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップV1)。制御部150は、画質調整を選択する操作を受け付けた場合(ステップV1/YES)、画質調整の開始を測色装置400に通知する(ステップV2)。
制御部430は、まず、プロジェクター100Cから画質調整の開始通知を受信したか否かを判定する(ステップW1)。制御部430は、画質調整の開始通知を受信していない場合(ステップW1/NO)、開始通知を受信するまで処理の開始を待機する。
図14は、第4実施形態のシステム構成を示す図である。
上述した第2実施形態では、プロジェクター100A、100Bに搭載された分光撮像部137A、137Bを使用して画像の色合いを補正する方法について説明した。この第4実施形態では、分光撮像部420を備えた測色装置400を、プロジェクター100D、100Eとは別体で設けた構成について説明する。測色装置400、プロジェクター100D、100Eとは、ケーブル3により接続され、測色装置400、プロジェクター100D、100E間で、データ通信を行う画像表示システム1Bの実施形態である。第2実施形態では、複数台のプロジェクター100間でデータ通信を行い、各プロジェクター100が表示する画像の色合わせを行う。なお、第4実施形態では測色装置400、プロジェクター100D、100E間を有線で接続した場合について説明するが、測色装置400、プロジェクター100D、100E間の接続は無線であってもよい。
測色装置400は、スクリーンSCを含む範囲を撮像可能な位置に設置される。測色装置400は、プロジェクター100Dが調整用画像を投射する場合は、投射領域10Dを撮像し、プロジェクター100Eが調整用画像を投射する場合は、投射領域20Eを撮像する。
例えば、上述した実施形態では、調整用画像として、R,G,Bの各色の単色画像を表示する場合を例に挙げて説明したが、1つの調整用画像の中に、Rの領域、Gの領域及びBの領域を含ませる構成としてもよい。
Claims (8)
- 撮像素子及び分光素子を備える分光撮像装置により測色を行う測色方法であって、
表示された画像を、前記画像に基づいて設定される波長範囲で、前記分光素子の分光波長を第1波長間隔ごとに変更しながら前記分光撮像装置により撮像し、撮像データを生成する撮像ステップと、
前記撮像ステップにより生成された前記撮像データと、スペクトルの推定に用いる推定行列とに基づき、第1波長間隔より間隔が短い第2波長間隔ごとのスペクトルの推定値を算出する算出ステップと、
前記算出ステップが算出した前記スペクトルの推定値に基づき、表示される画像の元になる画像データの色ごとの階調値を補正する補正パラメーターを生成する生成ステップと、
を備え、
前記推定行列は、前記分光撮像装置が撮像した前記撮像データに基づいて算出され、
前記推定行列は、表示された前記画像を、専用の測定装置により前記第2波長間隔ごとに測定して得た測定データと、前記スペクトルの推定値との二乗誤差を最小とする行列式である、
測色方法。 - 前記撮像ステップは、前記分光素子が備える、互いに対向した一対の反射膜間の距離を変更して前記分光素子の分光波長を変更し、前記第1波長間隔ごとに前記撮像データを出力する、
請求項1に記載の測色方法。 - 前記算出ステップは、前記撮像素子の平面上の感度分布を補正する補正データにより補正した前記撮像データと、前記推定行列とに基づき前記推定値を算出する、
請求項1又は2に記載の測色方法。 - 画像を表示する表示ステップと、
表示された前記画像を、撮像素子及び分光素子を備える分光撮像部により撮像するステップであって、表示された前記画像に基づいて設定される波長範囲で、前記分光素子の分光波長を第1波長間隔ごとに変更しながら前記分光撮像部により撮像して、撮像データを生成する撮像ステップと、
前記撮像ステップにより生成された前記撮像データと、スペクトルの推定に用いる推定行列とに基づき、前記第1波長間隔より間隔が短い第2波長間隔ごとのスペクトルの推定値を算出する算出ステップと、
前記算出ステップが算出した前記スペクトルの推定値に基づき、前記表示ステップで表示させる画像の元になる画像データの色ごとの階調値を補正する補正パラメーターを生成する生成ステップと、
前記表示ステップで表示させる前記画像の元になる画像データの色ごとの階調値を、生成した前記補正パラメーターにより補正する補正ステップと、を有し、
前記補正ステップにより補正した前記画像データに基づく画像を前記表示ステップにより表示させ、
前記推定行列は、前記分光撮像部が撮像した前記撮像データに基づいて算出され、
前記推定行列は、表示された前記画像を、専用の測定装置により前記第2波長間隔ごとに測定して得た測定データと、前記スペクトルの推定値との二乗誤差を最小とする行列式である、
画像表示方法。 - 撮像素子及び分光素子を備え、表示された画像を撮像して分光撮像データを出力する分光撮像部と、
前記分光素子の分光波長を、表示された前記画像に基づいて設定される波長範囲内で、第1波長間隔ごとの分光波長に設定し、前記分光撮像部に分光撮像データを生成させる制御部と、スペクトルの推定に用いる推定行列を記憶する記憶部と、
前記分光撮像部が出力した前記分光撮像データと、前記推定行列とに基づき、前記第1波長間隔よりも間隔が短い第2波長間隔ごとのスペクトルの推定値を算出する推定値算出部と、
前記推定値算出部が算出した前記推定値に基づき、画像データの色ごとの階調値を補正する補正パラメーターを生成する生成部と、
を備え、
前記推定行列は、前記分光撮像部が撮像した前記分光撮像データに基づいて算出され、
前記推定行列は、表示された前記画像を、専用の測定装置により前記第2波長間隔ごとに測定して得た測定データと、前記スペクトルの推定値との二乗誤差を最小とする行列式である、
測色装置。 - 画像を表示する表示部と、
撮像素子及び分光素子を備え、前記画像を撮像して分光撮像データを出力する分光撮像部と、
前記分光素子の分光波長を、前記画像に基づいて設定される波長範囲内で、第1波長間隔ごとに設定し、前記分光撮像部に分光撮像データを生成させる制御部と、
スペクトルの推定に用いる推定行列を記憶する記憶部と、
前記分光撮像部が出力した前記分光撮像データと、前記推定行列とに基づき、前記第1波長間隔よりも間隔が短い第2波長間隔ごとのスペクトルの推定値を算出する推定値算出部と、
前記推定値算出部が算出した前記推定値に基づき、画像データの色ごとの階調値を補正する補正パラメーターを生成する生成部と、
前記生成部が生成した前記補正パラメーターにより前記画像データの色ごとの階調値を補正する画像処理部と、を備え、
前記推定行列は、前記分光撮像部が撮像した前記分光撮像データに基づいて算出され、
前記推定行列は、前記表示部に表示された前記画像を、専用の測定装置により前記第2波長間隔ごとに測定して得た測定データと、前記スペクトルの推定値との二乗誤差を最小とする行列式である、
画像表示装置。 - 画像を表示する表示装置と、前記画像を測色する測色装置とを備え、
前記測色装置は、
撮像素子及び分光素子を備え、前記画像を撮像して分光撮像データを出力する分光撮像部と、
前記分光素子の分光波長を、前記画像に基づいて設定される波長範囲内で、第1波長間隔ごとに設定し、前記分光撮像部に分光撮像データを生成させる制御部と、
スペクトルの推定に用いる推定行列を記憶する記憶部と、
前記分光撮像部が出力した前記分光撮像データと、前記推定行列とに基づき、前記第1波長間隔よりも間隔が短い第2波長間隔ごとのスペクトルの推定値を算出する推定値算出部と、
前記推定値算出部が算出した前記推定値に基づき、画像データの色ごとの階調値を補正する補正パラメーターを生成する生成部と、を備え、
前記推定行列は、前記分光撮像部が撮像した前記分光撮像データに基づいて算出され、
前記推定行列は、前記表示装置に表示された前記画像を、専用の測定装置により前記第2波長間隔ごとに測定して得た測定データと、前記スペクトルの推定値との二乗誤差を最小とする行列式である、
画像表示システム。 - 画像を表示する第1表示部と、
第1撮像素子及び第1分光素子を備え、前記第1表示部が表示した前記画像を撮像して分光撮像データを出力する第1分光撮像部と、
前記第1分光素子の分光波長を、前記第1表示部が表示した前記画像に基づいて設定される波長範囲内で、第1波長間隔ごとに設定し、前記第1分光撮像部に分光撮像データを生成させる第1制御部と、
スペクトルの推定に用いる推定行列を記憶する第1記憶部と、
前記第1分光撮像部が出力した前記分光撮像データと、前記推定行列とに基づき、前記第1波長間隔よりも間隔が短い第2波長間隔ごとのスペクトルの推定値を算出する第1推定値算出部と、を備える第1表示装置と、
画像を表示する第2表示部と、
第2撮像素子及び第2分光素子を備え、前記第2表示部が表示した前記画像を撮像して分光撮像データを出力する第2分光撮像部と、
前記第2分光素子の分光波長を、前記第2表示部が表示した前記画像に基づいて設定される波長範囲内で、前記第1波長間隔ごとに設定し、前記第2分光撮像部に分光撮像データを生成させる第2制御部と、
スペクトルの推定に用いる推定行列を記憶する第2記憶部と、
前記第2分光撮像部が出力した前記分光撮像データと、前記推定行列とに基づき、前記第2波長間隔ごとのスペクトルの推定値を算出する第2推定値算出部と、を備える第2表示装置と、を有し、
前記第1制御部は、前記第1推定値算出部が算出した前記スペクトルの推定値と、前記第2推定値算出部が算出した前記スペクトルの推定値とに基づき、前記第1表示装置が表示する画像の元となる画像データの色ごとの階調値を補正する第1補正パラメーターを生成し、前記第2表示装置が表示する画像の元となる画像データの色ごとの階調値を補正する第2補正パラメーターを生成し、
前記第1記憶部が記憶する前記推定行列は、前記第1分光撮像部が撮像した前記分光撮像データに基づいて算出され、
前記第2記憶部が記憶する前記推定行列は、前記第2分光撮像部が撮像した前記分光撮像データに基づいて算出され、
前記第1記憶部が記憶する前記推定行列は、前記第1表示部に表示された前記画像を、専用の測定装置により前記第2波長間隔ごとに測定して得た測定データと、前記スペクトルの推定値との二乗誤差を最小とする行列式であり、
前記第2記憶部が記憶する前記推定行列は、前記第2表示部に表示された前記画像を、専用の測定装置により前記第2波長間隔ごとに測定して得た測定データと、前記スペクトルの推定値との二乗誤差を最小とする行列式である、
画像表示システム。
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