JP7318312B2 - 画像形成方法、画像形成装置、およびプログラム - Google Patents
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Description
インクはUV(Ultra Violet)光の照射によって硬化する材料を含んでいてもよい。インクを硬化させるステップは、インクにUV光を照射することを含んでいてもよい。
図1は、画像形成装置1の構成を概略的に示す図である。図1に示されるように、画像形成装置1は、画像形成ユニット1Aと、圧接ユニット1Bとを含む。
画像形成ユニット1Aは、インクユニット100と、記録媒体を搬送するための通紙経路106と、スキャナー102とを含む。通紙経路106は、図1において通紙経路106は太線で示されており、画像形成装置1への記録媒体の導入部1Xと、画像形成装置1から記録媒体を排出するための排出部1Yとを含む経路である。図1において、通紙経路106は太線で示され、通紙経路106上には記録媒体91が示されている。記録媒体91は、たとえば印刷用紙である。スキャナー102は、記録媒体91上に形成された画像を読み取り、当該画像のデータを生成する。
圧接ユニット1Bは、圧接ベルト200と、塗布器201と、ヒーター202と、圧接ローラー203と、ローラー211,212と、温調ユニット250とを含む。温調ユニット250は、ヒーターなどの加熱用の要素および/またはファンなどの冷却用の要素を含む。圧接ベルト200は、圧接ローラー203およびローラー211,212に懸架されている。圧接ローラー203およびローラー211,212の中の少なくとも一つが図示せぬモーター(図2を参照して後述される「各種モーター130」の一部)の駆動によって回転することにより、圧接ベルト200は矢印A2で示される方向に回転する。
画像形成装置1は、さらに、制御用の構成要素として、画像形成制御部101と、光沢情報入力部103と、光沢情報決定部104と、表示制御部105とを含む。表示制御部105は、スキャナー102によって生成された画像データを所与のディスプレイ(たとえば、図2を参照して後述される「ディスプレイ112」)に表示する。
図2は、画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2を参照して、画像形成装置1は、画像形成装置1内の各要素の動作を制御する制御部10を含む。
図3は、画像形成装置1における画像形成の工程の一例を説明するための図である。図3では、(a)~(d)として4つの段階が示されている。
第1段階では、図3の(a)に示されるように、塗布器201が、圧接ベルト200上にワックス分散液を付与する。図3では、ワックス分散液の液滴は、ワックス分散液94として示されている。
第2段階では、図3の(b)に示されるように、圧接ベルト200上のワックス分散液94がヒーター202によって加熱される。加熱によって、圧接ベルト200上では、ワックス分散液94の溶液部分が蒸発し、ワックス剤の濃度が高くなり得る。圧接ベルト200においてワックス剤(ワックス分散液94)を付与された部分は、図1の矢印A2方向の回転によってニップ部Nまで移動する。
第3段階では、図3の(c)に示されるように、圧接ベルト200のワックス剤(ワックス分散液94)を付与された面は、記録媒体91のインクを付与された面と当接する。図3の(c)では、圧接ベルト200の回転を考慮して、ワックス剤(ワックス分散液94)が圧接ベルト200に対して下方に記載されている。一実現例では、図3の(c)の状態はニップ部Nで生じる。
第4段階では、図3の(d)に示されるように、圧接ベルト200がさらに回転することによって、圧接ベルト200の表面が記録媒体の表面から離れる。記録媒体91上のインク93の表面の一部は、ワックス剤(ワックス分散液94)によって覆われていない。これにより、図3の(d)に示されるように、離間後のインクの表面には凹凸が生じ得る。したがって、記録媒体上に形成された画像の光沢度は、比較的低くなり得る。
図4は、画像形成装置1における画像形成の工程の他の例を説明するための図である。図4には、図3と同様に、(a)~(d)によって4つの段階が示されている。
図5は、温調ユニット150によって提供されるべき温度の範囲の一例を説明するための図である。図5には、グラフが示される。当該グラフにおいて、縦軸はインクの粘度を表し、横軸は温度を表す。線L1は、インクユニット100によって吐出されるインクの粘度の温度変化を表す。
図7は、温調ユニット250によって提供されるべき温度の範囲の一例を説明するための図である。図7には、図5と同様に、インクユニット100によって吐出されるインクの粘度の温度変化が、線L1によって示されている。
図11は、「光沢度テーブル」のデータ構造の一例を示す図である。図11には、目標光沢度に対応した「1ドット領域に対するワックス分散液付与量」が示されている。1ドット領域とは、記録媒体91において、インク92によって形成される画像を構成する1つのドットの領域を表す。
図12は、インクユニット100によってインク93による画像形成のための処理のフローチャートである。インク93は、無色透明のインクであってもよい。この場合、図12の処理によって、インク93によって、光沢調整用の無色の画像が形成される。
以上説明された実施の形態では、画像形成装置1はインクジェット方式で記録媒体へインクを付与したが、インクの付与方法はこれに限定されない。グラビア方式またはスクリーン方式など、インクは他の方法で記録媒体に付与されてもよい。
Claims (11)
- 記録媒体にゾル-ゲル間の相転移が可能なインクを付与するステップと、
記録媒体に付与された前記インクの制御温度として、前記インクの相転移温度以上の温度を設定するステップと、
前記インクを記録媒体に圧接するステップと、
前記インクを記録媒体に圧接するステップにおける前記インクの制御温度として、前記インクの相転移温度以下の温度を設定するステップとを備え、
前記インクを記録媒体に圧接するステップは、ワックス剤を付与された圧接用部材を用いて前記インクを記録媒体に圧接することを含み、
前記インクの相転移温度以下の温度を設定するステップは、前記インクの制御温度として前記ワックス剤の溶融温度以上の温度を設定することを含み、
前記圧接用部材へ前記ワックス剤を付与するステップをさらに備える、画像形成方法。 - 前記ワックス剤を付与するステップは、前記ワックス剤を含む分散液を前記圧接用部材へ吐出することと、前記圧接用部材上の前記分散液を揮発させることとを含む、請求項1に記載の画像形成方法。
- 前記圧接用部材への前記ワックス剤の付与量を、記録媒体について目標とされる光沢度に従って設定するステップをさらに備える、請求項1または請求項2に記載の画像形成方法。
- 前記インクの相転移温度以上の温度を設定するステップは、前記インクの粘度を100mPa・s以下に制御するための温度を設定することを含み、
前記インクの相転移温度以下の温度を設定するステップは、前記インクの粘度を400mPa・sから100000mPa・sまでの範囲に制御するための温度を設定することを含む、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の画像形成方法。 - インクを付与するステップは、既に画像を形成された記録媒体に、無色透明のインクを塗布することを含む、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記インクを硬化させるステップをさらに備える、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記インクはUV(Ultra Violet)光の照射によって硬化する材料を含み、
前記インクを硬化させるステップは、前記インクにUV光を照射することを含む、請求項6に記載の画像形成方法。 - 記録媒体にゾル-ゲル間の相転移が可能なインクを付与するインク吐出部と、
記録媒体に付与された前記インクの制御温度を、前記インクの相転移温度以上の温度に制御するコンピューターとを備え、
前記コンピューターは、
前記インクを記録媒体に圧接し、
前記インクを記録媒体に圧接するステップにおける前記インクの制御温度として、前記インクの相転移温度以下の温度を設定し、
圧接用部材へワックス剤を付与し、
前記インクを記録媒体に圧接することは、前記ワックス剤を付与された前記圧接用部材を用いて前記インクを記録媒体に圧接することを含み、
前記インクの相転移温度以下の温度を設定することは、前記インクの制御温度として前記ワックス剤の溶融温度以上の温度を設定することを含む、画像形成装置。 - 前記圧接用部材へ前記ワックス剤を付与するステップは、前記ワックス剤を含む分散液を前記圧接用部材へ吐出することと、前記圧接用部材上の前記分散液を揮発させることとを含む、請求項8に記載の画像形成装置。
- 記録媒体にゾル-ゲル間の相転移が可能なインクを付与するインク吐出部を備える画像形成装置のコンピューターによって実行されることにより、前記コンピューターに、
記録媒体に付与された前記インクの制御温度を、前記インクの相転移温度以上の温度に設定するステップと、
前記インクを記録媒体に圧接するステップと、
前記インクを記録媒体に圧接するステップにおける前記インクの制御温度として、前記インクの相転移温度以下の温度を設定するステップと、を実行させ、
前記インクを記録媒体に圧接するステップは、ワックス剤を付与された圧接用部材を用いて前記インクを記録媒体に圧接することを含み、
前記インクの相転移温度以下の温度を設定するステップは、前記インクの制御温度として前記ワックス剤の溶融温度以上の温度を設定することを含み、
前記コンピューターに、前記圧接用部材へ前記ワックス剤を付与するステップをさらに実行させる、プログラム。 - 前記ワックス剤を付与するステップは、前記ワックス剤を含む分散液を前記圧接用部材へ吐出することと、前記圧接用部材上の前記分散液を揮発させることとを含む、請求項10に記載のプログラム。
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