JP7300651B2 - コンクリート組成物の製造方法 - Google Patents
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Description
前記コンクリート組成物用混和剤が、下記A成分、下記B成分、下記C成分、下記D成分、及び下記E成分を含有し、
水/結合材比が30~70質量%であり、
スランプフローが35~75cmであるコンクリート組成物の製造方法であって、
前記コンクリート組成物用混和剤の全添加量の少なくとも一部を後添加成分としたとき、当該後添加成分以外のものを配合して調製され未だ固まっていない固化前コンクリートを作製し、当該固化前コンクリートに前記後添加成分を添加して、コンクリート組成物を製造するコンクリート組成物の製造方法。
A成分:ポリカルボン酸エーテル系分散剤
B成分:粉末状水溶性セルロースエーテル
C成分:粉末状ガム類
D成分:消泡剤
E成分:下記の一般式(1)、一般式(2)、及び一般式(3)でそれぞれ示される脂肪族アルコールリン酸エステルからなる群から選ばれる少なくとも一種である脂肪族アルコールリン酸エステル
本実施形態のコンクリート組成物は、水硬性結合材、水、細骨材、粗骨材、コンクリート組成物用混和剤として特定のA成分、特定のB成分、特定のC成分、特定のD成分及び特定のE成分を含有し、水/結合材比が30~70質量%であり、練混ぜ直後におけるスランプフローが35~75cmであるものである。
水硬性結合材としては、普通ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメントなどの各種ポルトランドセメント、高炉セメント、フライアッシュセメントなどの各種混合セメントが挙げられる。また、フライアッシュ、高炉スラグ微粉末、石灰石微粉末、石粉、シリカフューム、膨張剤などの各種混和材を、先に示した各種セメントと併用してもよい。
細骨材としては、川砂、山砂、陸砂、海砂、珪砂、砕砂、各種スラグ細骨材などが挙げられる。
粗骨材としては、川砂利、山砂利、陸砂利、砕石、各種スラグ粗骨材、軽量骨材などが挙げられる。
コンクリート組成物用混和剤は、上述の通り、特定のA成分、特定のB成分、特定のC成分、特定のD成分及び特定のE成分を含有するものである。
A成分であるポリカルボン酸エーテル系分散剤としては、例えば、不飽和モノカルボン酸単量体、不飽和ジカルボン酸単量体、及び、これらの塩の少なくとも一つと、これらと共重合可能な不飽和単量体であって分子中に1~300個であり、好ましくは20~150個である炭素数2~4のオキシアルキレン単位で構成された(ポリ)オキシアルキレン基を有する不飽和単量体と、の共重合体、当該共重合体の塩、または、これらの両方からなるものが挙げられる。
B成分である粉末状水溶性セルロースエーテルは、流動性の高いコンクリート組成物において、優れた保水性や材料分離抵抗性を付与する。そのため、ブリーディング量の低減による耐久性の向上、強度及び品質のばらつき低減が可能となる。
C成分である粉末状ガム類は、流動性の高いコンクリート組成物において優れた材料分離抵抗性を付与する。そのため、強度及び品質のばらつき低減が可能となる。さらには、B成分の粉末状水溶性セルロースエーテルと相乗的に作用し、少ない添加量で材料分離抵抗性の付与に高い効果を発揮する。
D成分である消泡剤は、練混ぜ時の巻き込み空気の低減を可能にし、空気量を所望の範囲に調整するものである。このような消泡剤として、例えば、オキシアルキレン系、シリコーン系、アルコール系、鉱油系、脂肪酸系、脂肪酸エステル系等が用いられる。
まず、寒冷地においては、凍結と融解を繰り返すことにより、コンクリート組成物にひび割れ等が生じる場合がある。このようなひび割れ等の凍害劣化は、コンクリート組成物が凍結と融解を繰り返し受けることにより、含有する水分の凍結に起因する体積膨張が原因となって引き起こされる。
A1:滴定量(ml)
f1:0.1N水酸化カリウム溶液の力価
W1:試料の量(g)
コンクリート組成物用混和剤は、F成分として、オキシカルボン酸及びその塩から選ばれる少なくとも一つを更に含有することでもよい。このようなF成分を更に含有することによって、コンクリート組成物の流動性を保持させること(即ち、流動保持性能を確保すること)ができる。
本実施形態のコンクリート組成物には、既存の水硬性組成物用添加剤を併用することができる。このような水硬性組成物用添加剤としては、例えば、AE減水剤、高性能AE減水剤、空気量調整剤としてAE剤、消泡剤、収縮低減剤、硬化促進剤等が挙げられる。
コンクリート組成物の製造方法は、特に制限されなく、最終的に施工現場で用いるコンクリート組成物に、A成分、B成分、C成分、D成分及びE成分が含まれるコンクリート組成物用混和剤が含有されるように製造されていればよい。
・ポリカルボン酸エーテル系分散剤(A-1)の合成
水2200g、α-メタクリロイル-ω-メトキシポリ(23モル)オキシエチレン1700g、メタクリル酸200g及び連鎖移動剤として3-メルカプトプロピオン酸30gを反応容器に仕込み、反応容器内の雰囲気を窒素置換した後、攪拌しながら徐々に加温した。反応系の温度を温水浴にて65℃に保ち、過酸化水素の2.5%水溶液350gを投入してラジカル重合反応を開始した。2時間経過後、更に過酸化水素の2.5%水溶液90gを投入し、ラジカル重合反応を6時間継続して行った。得られた共重合体に水及び30%水酸化ナトリウム水溶液を加え、A成分(A-1)の25%水溶液を得た。このA成分(A-1)の質量平均分子量は、24300(GPC法、プルラン換算)であった。
水2000g、α-メタクリロイル-ω-メトキシポリ(45モル)オキシエチレン1700g、アクリル酸200g及び連鎖移動剤として3-メルカプトプロピオン酸22gを反応容器に仕込み、反応容器内の雰囲気を窒素置換した後、攪拌しながら徐々に加温した。反応系の温度を温水浴にて65℃に保ち、過酸化水素の1.0%水溶液250gを投入してラジカル重合反応を開始した。2時間経過後、更に過酸化水素の1.0%水溶液80gを投入し、ラジカル重合反応を6時間継続して行った。得られた共重合体に水及び30%水酸化ナトリウム水溶液を加え、A成分(A-2)の40%水溶液を得た。このA成分(A-1)の質量平均分子量は、42200(GPC法、プルラン換算)であった。
水800gを反応容器に仕込み、撹拌しながら雰囲気を窒素置換した。反応系の温度を温水浴にて65℃に保ち、α-メタクリロイル-ω-メトキシポリ(68モル)オキシエチレン1500g、メタクリル酸350g、アクリル酸メチル18g、3-メルカプトプロピオン酸28g、30%水酸化ナトリウム水溶液57g及び水1300gの溶液を2時間かけて滴下した。同時に、過硫酸ナトリウムの10%水溶液360gを3時間かけて滴下して重合を行った。その後、65℃のまま1時間重合反応を継続して行った。得られた共重合体に水及び30%水酸化ナトリウム水溶液を加え、スプレードライヤにより乾燥し、粉末状のA成分(A-3)を得た。このA成分(A-3)の質量平均分子量は、46300(GPC法、プルラン換算)であった。
[GPC法]
装置:昭和電工社製Shodex GPC-101
検出器:示差屈折計(RI)
カラム:昭和電工社製OHpak SB-G+SB-804HQ+SB-802.5HQ
溶離液:50mM硝酸ナトリウム水溶液
流速:0.7mL/分
カラム温度:40℃
標準物質:昭和電工社製「プルラン」
A-1、A-2、A-3以外のA成分:
A-1~A-3以外のA成分として、チューポールHP-11(ポリカルボン酸エーテル系分散剤、竹本油脂社製の商品名、略号A-4)を使用した。
B成分:粉末状水溶性セルロースエーテルの内容を表2にまとめて示した。
C成分:粉末状ガム類の内容を表3にまとめて示した。
D成分(消泡剤):SNデフォーマー14-HP(オキシアルキレン系消泡剤、サンノプコ社製の商品名、略号:D-1)、AFK-2(オキシアルキレン系消泡剤、竹本油脂社製の商品名、略号:D-2)
F成分:グルコン酸ナトリウム(試薬、キシダ化学社製)、略号:F-1
水溶液粘度(mPa・s):20℃における2質量%水溶液の粘度
C-1:KELZAN(三晶社製の商品名)
C-2:CP KelcoK1A-96(CP Kelco社製の商品名)
・脂肪族アルコールリン酸エステル(E-1)の調製
反応容器にn-オクチルアルコール135.8部を仕込み、120℃で0.05MPaの条件下に2時間脱水処理した後、大気圧に戻し、攪拌しながら60±5℃で五酸化二リン59.1部を0.5時間かけて投入した。80℃にて3時間熟成した後、イオン交換水4.1部を投入して0.5時間熟成した。これに48%水酸化カリウム水溶液153.4部を50℃で滴下して中和を行った後、イオン交換水を加えて、E成分(E-1)の25%水溶液を得た。なお、得られた混合物から一部を採取し、混合物中に含まれる水分を乾燥させた後、電位差滴定にて酸価を測定したところ、2mg/gであった。
E成分(E-1)と同様にして、E成分である(E-2)~(E-6)、及びER成分(ER-1)を調製し、E成分(E-2)~(E-6)、及びER成分(ER-1)の25%水溶液を得た。ER成分は、E成分に該当せず、E成分との比較のために用いる成分である。
脂肪族アルコールリン酸エステル(E-1)と非晶質シリカ「カープレックス80-D」(EVONIK社製)を質量比1:1で混合し、脂肪族アルコールリン酸エステルと非晶質シリカの混合物である粉末状のE成分(E-7)を得た。
C4:ブチルアルコールから水酸基を除いた残基
C8:オクチルアルコールから水酸基を除いた残基
C12:ラウリルアルコールから水酸基を除いた残基
C18:オレイルアルコールから水酸基を除いた残基
C18*:オレイルアルコール-エチレンオキサイド4モル付加物から水酸基を除いた残基
C22:ベヘニルアルコールから水酸基を除いた残基
K:カリウム原子
Na:ナトリウム原子
P化1:一般式(1)で示される脂肪族アルコールリン酸エステルに帰属されるP核NMR積分値
P化2:一般式(2)で示される脂肪族アルコールリン酸エステルに帰属されるP核NMR積分値
P化3:一般式(3)で示される脂肪族アルコールリン酸エステルに帰属されるP核NMR積分値
反応容器にイオン交換水701.7部、48%水酸化カリウム水溶液76.3部を仕込んだ後、撹拌しながら90℃でロジン(和光純薬社製)222.0部を投入した。その後、1時間熟成し、ER成分(ER-2)の25%水溶液を得た。ER成分は、E成分に該当せず、E成分との比較のために用いる成分である。
生コンクリート工場のミキサ、生コンクリート工場ミキサ及びコンクリートアジテータ車により、表5及び表6に記載の内容で、各例のコンクリート組成物を調製した。生コンクリート工場のミキサは、強制二軸練りミキサ(容積2.5m3)を用い、練混ぜ量は2m3で90秒間練り混ぜた。また、「コンクリートアジテータ車」は、積載容積2m3のコンクリートアジテータ車を用いた。そして、A成分~F成分の全て又は一部を後添加する場合には、添加後3分間高速撹拌し、コンクリート組成物を練り混ぜた。
(参考例1~5)
生コンクリート工場のミキサに、水硬性結合材、水、細骨材、粗骨材、A~E成分を一括で投入した後、90秒間練混ぜを行い、コンクリート組成物を調製した。目標空気量を4.5±1.5%とし、目標スランプフローは配合No.1では65±5cm、配合No.2では60±5cm、配合No.3では55±5cmとした。
(実施例6~9)
生コンクリート工場のミキサに、水硬性結合材、水、細骨材、粗骨材、市販のコンクリート用混和剤、及び、表6に示すA~F成分の一部からなる原料を一括で投入した後、90秒間練り混ぜを行い、所定の流動性となるようベースコンクリートを調製し、アジテータ車に積載した。その後、30分間低速でアジテートした後、アジテータ車のホッパからA~E成分又はA~F成分の全種類を添加して3分間高速撹拌し、コンクリート組成物を練り混ぜた。目標空気量を4.5±1.5%とし、目標スランプフローを60±5cmとした。
(実施例10~12)
生コンクリート工場のミキサに、水硬性結合材、水、細骨材、粗骨材、市販のコンクリート用混和剤、表6に示すようにA~E成分又はA~F成分のうちの一部の成分を投入した後、90秒間練り混ぜを行い、所定の流動性となるようベースコンクリートを調製し、アジテータ車に積載した。その後、30分間低速でアジテートした後、アジテータ車のホッパからA~E成分又はA~F成分のうちの投入していない残りの成分を投入して、3分間高速撹拌し、コンクリート組成物を練り混ぜた。目標空気量を4.5±1.5%とし、目標スランプフローを60±5cmとした。
生コンクリート工場のミキサ、生コンクリート工場ミキサ及びコンクリートアジテータ車により、表5及び表6に記載の内容で、各例のコンクリート組成物を調製した。なお、練混ぜ条件及び練混ぜ方法は、コンクリート組成物用混和剤の組成が異なる以外は、比較例1~10は参考例1と同様であり、比較例11~15は実施例10と同様である。
細骨材:陸砂(表乾密度=2.57g/cm3)
粗骨材:砕石(表乾密度=2.66g/cm3)
*1:A成分及び市販品の量は、水分を除く有効成分量で示した。
*2:変性リグニンスルホン酸化合物とポリカルボン酸エーテル系分散剤の複合体(竹本油脂社製のAE減水剤、商品名チューポールEX60)
*3:アルキルアリルスルホン酸塩高縮合物(竹本油脂社製のコンクリート用高性能減水剤、商品名ポールファイン510AN)
*4:含窒素型スルホン酸塩(竹本油脂社製のコンクリート用高性能減水剤、商品名ポールファインMF)
調製した各例のコンクリート組成物について、スランプフロー、空気量、ブリーディング率、及びコンクリート硬化体の物性(圧縮強度材齢28日、耐久性指数)を下記のように測定し、結果を表7にまとめて示した。ベースコンクリートについては、スランプ、及び空気量を下記のように測定し、結果を表7にまとめて示した。また、各コンクリート組成物の空気量の調整の容易さを、調整後の空気量を指標として次のように評価し、結果を表8に示した。また、各コンクリート組成物の材料分離抵抗性を、ブリーディング率及び材料の一体感を指標として次のように評価し、結果を併せて表8に示した。更に、各コンクリート組成物の凍結融解抵抗性を、耐久性指数を指標として次のように評価し、結果を表8に示した。
ベースコンクリートについて、JIS A 1101に準拠して測定した。
・スランプフロー(cm):
コンクリート組成物、ベースコンクリートについて、JIS A 1150に準拠して測定した。
コンクリート組成物、ベースコンクリートについて、JIS A 1128に準拠して空気量(容積%)を測定した。コンクリート組成物の空気量について以下の基準で評価した。
(練混ぜ直後の空気量)
A:目標空気量4.5±1.5%以内のもの
C:目標空気量4.5±1.5%を外れたもの
(練混ぜ30分後の空気量)
A:目標空気量4.5±1.5%以内のもの
C:目標空気量4.5±1.5%を外れたもの
練混ぜ直後のコンクリート組成物について、JIS A 1123に準拠して測定した。ブリーディング率について以下の基準で評価した。
(水/結合材比40%)
A:ブリーディング率が4.0%以下
C:ブリーディング率が4.0%超
(水/結合材比50%)
A:ブリーディング率が6.0%以下
C:ブリーディング率が6.0%超
(水結合材比60%)
A:ブリーディング率が8.0%以下
C:ブリーディング率が8.0%超
日本工業規格JIS-A1108に準拠して材齢28日での圧縮強度を測定した。具体的には、直径100mm×200mmのブリキ製の型枠に、コンクリート組成物を充填し、温度20℃、湿度80%の恒温室で材齢24時間となるまで養生した。その後、脱型し、20℃の水中にて材齢28日となるまで養生した。その後、研磨により表面を仕上げた後、圧縮強度を測定した。
各コンクリート組成物の硬化体(コンクリート硬化体)を作製し、この硬化体についてJIS A 1148に準拠して算出した。
コンクリート組成物について、目視により、材料の一体感を次の基準で評価した。
A:非常に良好(粗骨材とモルタル・ペーストの分離なし)
B:良好(わずかに粗骨材とモルタル・ペーストが分離)
C:悪い(明らかに粗骨材とモルタル・ペーストが分離)
上述のようにして耐久性指数を求めた。凍結融解抵抗性の評価は、算出した耐久性指数から以下の基準に基づいて行った。この数値は、最大値が100であり、100に近いほど、凍結融解に対する抵抗性が優れていることを示す。
S:90以上で100以下
A:80以上で90未満
B:70以上で80未満
C:70未満
*1:スランプフロー(cm)を示した。
配合No.:表5に記載の「配合No.」に相当
g-1:普通ポルトランドセメント
g-2:高炉セメントB種
表8に示される結果から明らかなように、本発明によると、流動性が高く、骨材等の材料の分離が少なく、空気量の調整が容易で、更に耐凍害性(凍結融解抵抗性)に優れるコンクリート硬化体を作製可能なコンクリート組成物の製造方法を提供することができることが確認された。
Claims (3)
- 水硬性結合材、水、細骨材、粗骨材、及びコンクリート組成物用混和剤を含み、
前記コンクリート組成物用混和剤が、下記A成分、下記B成分、下記C成分、下記D成分、及び下記E成分を含有し、
水/結合材比が30~70質量%であり、
スランプフローが35~75cmであるコンクリート組成物の製造方法であって、
前記コンクリート組成物用混和剤の全添加量の少なくとも一部を後添加成分としたとき、当該後添加成分以外のものを配合して調製され未だ固まっていない固化前コンクリートを作製し、当該固化前コンクリートに前記後添加成分を添加して、コンクリート組成物を製造するコンクリート組成物の製造方法。
A成分:ポリカルボン酸エーテル系分散剤
B成分:粉末状水溶性セルロースエーテル
C成分:粉末状ガム類
D成分:消泡剤
E成分:下記の一般式(1)、一般式(2)、及び一般式(3)でそれぞれ示される脂肪族アルコールリン酸エステルからなる群から選ばれる少なくとも一種である脂肪族アルコールリン酸エステル
- 前記コンクリート組成物用混和剤が、F成分として、オキシカルボン酸及びその塩から選ばれる少なくとも一つを更に含有する、請求項1に記載のコンクリート組成物の製造方法。
- 前記F成分が、グルコン酸ナトリウムである、請求項2に記載のコンクリート組成物の製造方法。
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