JP7398414B2 - saddle type vehicle - Google Patents
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Description
本発明は、鞍乗り型車両に関する。 The present invention relates to a saddle type vehicle.
従来、燃料タンクで生じる蒸発燃料を吸着するキャニスターを収納ケースに収納した鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。 BACKGROUND ART Conventionally, a saddle-ride type vehicle is known in which a canister that adsorbs evaporated fuel generated in a fuel tank is housed in a storage case (for example, see Patent Document 1).
上記従来技術のようにキャニスターを収納ケースに収納することで、キャニスターを熱や汚れから保護できるが、キャニスターを収納可能な収納ケースは大型になるため、収納ケースをコンパクトに配置できることが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両において、キャニスターを収納する収納ケースをコンパクトに配置できるようにすることを目的とする。
By storing the canister in the storage case as in the above-mentioned conventional technology, the canister can be protected from heat and dirt, but since the storage case that can store the canister is large, it is desired that the storage case can be arranged compactly.
The present invention has been made in view of the above-mentioned circumstances, and an object of the present invention is to enable a storage case for storing a canister to be arranged compactly in a saddle-ride type vehicle.
鞍乗り型車両は、車体フレームと、燃料タンクで生じる蒸発燃料を吸着するキャニスターと、前記キャニスターを収納する収納ケースとを備える鞍乗り型車両において、前記車体フレームは、ヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから後方に延びるフロントフレームとを備え、前記フロントフレームを車幅方向外側から覆うサイドカバーが設けられ、前記収納ケースは、前記サイドカバーと前記フロントフレームとの間に配置され、前記収納ケースは、前記燃料タンクに対し下方から重なる重なり部を備え、前記キャニスターの少なくとも一部は、前記重なり部に配置され、前記ヘッドパイプの後方に前記燃料タンクが配置され、前記収納ケースは、車両側面視で、前記ヘッドパイプと前記燃料タンクとの間に配置されることを特徴とする。 The saddle-ride type vehicle includes a body frame, a canister that adsorbs evaporated fuel generated in a fuel tank, and a storage case that stores the canister, wherein the body frame includes a head pipe and a head pipe. a front frame extending rearward from the front frame, a side cover covering the front frame from the outside in the vehicle width direction, the storage case being disposed between the side cover and the front frame, and the storage case comprising: an overlapping portion that overlaps the fuel tank from below, at least a portion of the canister is disposed in the overlapping portion , the fuel tank is disposed behind the head pipe, and the storage case is arranged in a side view of the vehicle. , disposed between the head pipe and the fuel tank .
鞍乗り型車両において、キャニスターを収納する収納ケースをコンパクトに配置できる。 To compactly arrange a storage case for storing a canister in a saddle-ride type vehicle.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In addition, in the description, directions such as front, rear, left, right, and top and bottom are the same as directions with respect to the vehicle body unless otherwise specified. Further, the symbol FR shown in each figure indicates the front of the vehicle body, the symbol UP indicates the upper side of the vehicle body, and the symbol LH indicates the left side of the vehicle body.
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
[Embodiment]
FIG. 1 is a side view of a saddle-
The
The
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
The
The
フロントフォーク14は、ヘッドパイプ18によって左右に操舵自在に支持される。前輪13は、フロントフォーク14の下端部に設けられる車軸13aに支持される。乗員が把持する操舵用のハンドル21は、フロントフォーク14の上端部に取り付けられる。
The
スイングアーム16は、車体フレーム11に支持されるピボット軸22に支持される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる軸である。スイングアーム16の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム16は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
The
The
パワーユニット12は、前輪13と後輪15との間に配置され、車体フレーム11に支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
The
The output of the
また、鞍乗り型車両10は、前輪13を上方から覆うフロントフェンダー26と、後輪15を上方から覆うリアフェンダー27と、乗員が足を載せるステップ28と、パワーユニット12が使用する燃料を蓄える燃料タンク29とを備える。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
The
The
図2は、車体フレーム11の左側面図である。図3は、車体フレーム11を前方から見た正面図である。図3には、燃料タンク29、及び、後述の収納ケース50も図示されている。
図1~図3を参照し、フロントフレーム19は、車幅の中央に位置するヘッドパイプ18から後下がりに後方に延びる左右一対のメインフレーム31と、メインフレーム31の後端部から下方に延びる左右一対のピボットフレーム32と、ヘッドパイプ18から下方に延びるダウンフレーム33と、ダウンフレーム33の下端部から下方及び後方に延びてピボットフレーム32の下端部に接続される左右一対のロアフレーム34と、ダウンフレーム33とメインフレーム31の前部とを前後方向に接続する左右一対の補強フレーム35とを備える。
FIG. 2 is a left side view of the
Referring to FIGS. 1 to 3, the
リアフレーム20は、メインフレーム31の後部から後方に延びる左右一対のシートフレーム36と、ピボットフレーム32から後上方に延びてシートフレーム36に接続される左右一対のサブフレーム37とを備える。
The
詳細には、各メインフレーム31の前部は、ヘッドパイプ18から後下方に向かうに従って車幅方向外側に位置するように傾斜している。
ピボット軸22は、ピボットフレーム32に支持される。
ダウンフレーム33は、ヘッドパイプ18の後面部においてメインフレーム31の下方の部分から後下方に延びる。ダウンフレーム33は、車幅の中央で上下に延在する1本のパイプ状である。
Specifically, the front portion of each
The
The
ロアフレーム34は、ダウンフレーム33の下端部33aから車幅方向外側に分岐して下方に延びる左右一対の上側ダウンフレーム34aと、上側ダウンフレーム34aの下端部から後方に延びてピボットフレーム32の下端部に接続される左右一対の下側ダウンフレーム34bとを備える。
The
パワーユニット12は、車両側面視で、メインフレーム31とロアフレーム34との間、且つ、ダウンフレーム33とピボットフレーム32との間に配置され、フロントフレーム19に支持される。
燃料タンク29は、メインフレーム31の上方において、ヘッドパイプ18とシート17との間に配置される。燃料タンク29は、左右のメインフレーム31に上方から重なり、メインフレーム31に支持される。
ヘッドライト38は、ヘッドパイプ18の前方に配置される。
The
The
The
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11及び燃料タンク29等によって構成される車体を覆う車体カバー40を備える。車体カバー40は、ヘッドライト38の左右の側方を前方から覆う左右一対のフロントカバー41と、フロントカバー41の後方で車体の前部を車幅方向外側から覆う左右一対のサイドカバー42と、サイドカバー42の後方で車体を車幅方向外側及び上方から覆うタンクカバー43と、サイドカバー42の後方且つタンクカバー43の下方で車体を車幅方向外側から覆う左右一対のカバー44とを、車体の前部に備える。
The saddle-
サイドカバー42は、車両側面視で、パワーユニット12の前上方、且つ、ハンドル21の下方に配置される。また、サイドカバー42は、車両側面視で、燃料タンク29の前方、且つ、前輪13の後上方に配置される。
サイドカバー42は、ヘッドライト38、フロントカバー41、ヘッドパイプ18、フロントフレーム19の前部、及びフロントフォーク14の上部を車幅方向外側から覆う板状のカバーである。
The side cover 42 is disposed above the front of the
The side cover 42 is a plate-shaped cover that covers the
詳細には、サイドカバー42は、ヘッドパイプ18に対し前方側に配置される第1サイドカバー45と、第1サイドカバー45対し後方に配置される第2サイドカバー46とを備える。
サイドカバー42は、それぞれ個別に形成される第1サイドカバー45及び第2サイドカバー46を接続することで設けられる。
Specifically, the
The side cover 42 is provided by connecting a
図1を参照し、左右の一方側(左側)のサイドカバー42とフロントフレーム19との間には、部品を収納する収納ケース50が設けられる。
Referring to FIG. 1, a
図4は、車体カバー40を取り外した状態における鞍乗り型車両10の前部の左側面図である。図4では、フロントフォーク14及びハンドル21等は不図示である。図5は、図4の状態において、収納ケース50及び燃料タンク29を上方から見た図である。図6は、収納ケース50を車幅方向外側から見た斜視図である。図7は、後述のカバー部61を取り外して収納ケース50の内部を露出させた状態を示す左側面図である。
FIG. 4 is a left side view of the front portion of the saddle-
図3~図7を参照し、収納ケース50は、車両側面視において、車両前後方向よりも上下方向に長い箱状の容器である。また、図3のように車両正面視では、収納ケース50の下部は、収納ケース50の上部よりも車幅方向に大きく形成されている。
Referring to FIGS. 3 to 7, the
収納ケース50内には、電装品及び燃料系部品等の複数の部品が収納される。
収納ケース50内には、電装品として、ECU(Electronic Controll Unit)51、及び、リレー52が収納される。
また、収納ケース50内には、燃料系部品として、キャニスター53、及び、弁54(第2の燃料系部品)が収納される。
A plurality of parts such as electrical components and fuel system parts are stored in the
Inside the
Furthermore, a
収納ケース50は、車幅方向外側に開放する箱状のケース本体部60と、ケース本体部60を車幅方向外側から覆うカバー部61とを備える。ケース本体部60及びカバー部61は樹脂製である。
ケース本体部60は、ケース本体部60における車幅方向内側の壁部を構成する内側壁部62と、ケース本体部60の前面を構成する前壁部63と、ケース本体部60の後面を構成する後壁部64と、ケース本体部60の上面を構成する上壁部65と、ケース本体部60の下面を構成する下壁部66とを備える。
前壁部63、後壁部64、上壁部65、及び下壁部66は、車両側面視における内側壁部62の周縁部から車幅方向外側に延出する。内側壁部62は、収納ケース50における車幅方向内側の壁部を構成する。
The
The case
The
内側壁部62の上部には、車幅方向に対し略直交する向きで上下に延びる支持面部67が設けられる。支持面部67は略平坦な面である。
内側壁部62の下部には、支持面部67に対して車幅方向内側に膨出する内側膨出部68が設けられる。内側膨出部68が設けられることで、ケース本体部60の下部の収納空間は、ケース本体部60の上部の収納空間よりも車幅方向に大きくなっている。
A
An
ケース本体部60の後部の下端部には、下壁部66から下方に延出する外気ホースガイド部69が設けられる。
ケース本体部60は、後壁部64の下部から後方に延出するガイド部70を備える。
また、ケース本体部60は、上壁部65の後部から上方に延出するハーネスガイド部71を備える。
An outside air
The
Further, the case
カバー部61は、内側壁部62に車幅方向外側から対向するカバー側壁部72と、カバー側壁部72の周縁部の略全周から車幅方向内側に延出するカバー周壁部73とを備える。
カバー部61は、車両側面視で、ケース本体部60よりも小さく、ケース本体部60の一部のみを覆う。詳細には、カバー部61は、ケース本体部60の上部、及び、ケース本体部60の下部の前部を車幅方向外側から覆う。
The
The
カバー部61は、ケース本体部60に取り付けられた状態では、カバー周壁部73の上部が上壁部65に車幅方向外側から合わさるとともに、カバー周壁部73の前部が前壁部63に車幅方向外側から合わさる。
カバー部61は、ケース本体部60に着脱自在である。なお、カバー部61は、例えばカバー部61の前縁部に設けられるヒンジ部を介してケース本体部60に対し開閉自在に設けられても良い。
カバー側壁部72の外側面には、車幅方向外側に突出するホース固定部72aが設けられる。ホース固定部72aは、カバー部61の前部、且つ、カバー部61の上下の中間部に設けられる。
When the
The
A
ECU51は、収納ケース50内の上部において、ケース本体部60の支持面部67に固定される。ECU51は、支持面部67と略平行に配置される板状部材である。ECU51は、ECU51の外側面を押さえるバンド状の固定部材67aを介して支持面部67に固定される。ECU51は、パワーユニット12等の鞍乗り型車両10の各部を制御する電子制御ユニットである。
リレー52は、車両側面視でECU51よりも小型の箱状部材である。リレー52は、支持面部67に固定され、ECU51の前下方に配置される。
The
The
電装系のハーネス55は、後方から後壁部64を通過して収納ケース50内に入る。ハーネス55は、収納ケース50内で分岐し、ECU51及びリレー52に接続される。
ECU51は、ハーネス55が接続される第1端子部51aを下端部に備える。ECU51は、ハーネス55を介してパワーユニット12及びバッテリー(不図示)等に接続される。
リレー52は、ハーネス55が接続される第2端子部52aを下端部に備える。リレー52は、リレー52を介してバッテリー(不図示)等に接続される。
The
The
The
キャニスター53は、燃料タンク29で生じる蒸発燃料を吸着する。キャニスター53は、両端部が閉じた筒状容器53a内に、蒸発燃料を吸着する吸着材(不図示)を収納したものである。吸着材は例えば活性炭である。
キャニスター53は、筒状容器53aの軸線53bが車両前後方向に指向する向きで配置される。
キャニスター53は、収納ケース50内の下部において、内側膨出部68内に収納される。
キャニスター53は、ECU51及びリレー52に対し下方に配置される。
The
The
The
キャニスター53には、燃料が通るホース74が接続される。ホース74は、燃料タンク29とキャニスター53とを接続する第1ホース75と、キャニスター53と吸気通路部39(図4)とを接続する第2ホース76とを備える。
また、キャニスター53には、キャニスター53内を外気に連通させる外気ホース77が接続される。
A
Further, an
吸気通路部39は、シリンダー部24の後面の吸気ポートに接続される管状である。エアクリーナー(不図示)によって外気から取り込まれた吸気は、吸気通路部39を通ってシリンダー部24に流入する。キャニスター53は、吸気通路部39を介してシリンダー部24に接続されている。
弁54は、第2ホース76の途中に設けられる。弁54は、第2ホース76を通ってキャニスター53から吸気通路部39に流れる蒸発燃料の流量を調節する。弁54の開閉は、ECU51により、パワーユニット12の運転状態に応じて制御される。
The
The
弁54は、ケース本体部60の支持面部67の後部に、例えば締結によって固定される。弁54は、キャニスター53よりも小型の部品である。
弁54は、キャニスター53に対し後方且つ上方に配置される。また、弁54は、ECU51に対し後方且つ下方に配置される。
The
The
燃料タンク29内で蒸発する燃料は、第1ホース75を通ってキャニスター53内に流れ、キャニスター53の内の吸着材に一旦吸着される。弁54が開かれると、第2ホース76を介してキャニスター53と吸気通路部39とが連通し、吸気の負圧によって、キャニスター53内の蒸発燃料は、第2ホース76及び吸気通路部39を通ってシリンダー部24に流れ、シリンダー部24で燃焼する。また、キャニスター53内の負圧によって、外気ホース77からキャニスター53内に外気が導入され、この外気によって、吸着されている蒸発燃料は吸着材から離脱する。
The fuel that evaporates in the
キャニスター53の前面には、第1ホース75の一端が接続される第1ホース接続部53cと、第2ホース76の一端が接続される第2ホース接続部53dとが設けられる。
第1ホース75の他端は燃料タンク29に接続される。第2ホース76の他端は吸気通路部39に接続される。
キャニスター53の後面には、外気ホース77の一端が接続される外気ホース接続部53eが設けられる。外気ホース77の他端は、外側に開口する。
The front surface of the
The other end of the
An outside air
図4及び図7を参照し、ECU51、リレー52、キャニスター53、及び、弁54は、収納ケース50においてケース本体部60内に収納されている。
カバー部61は、ECU51、リレー52、及び、キャニスター53を車幅方向外側から覆う。キャニスター53の前部はカバー部61によって覆われているが、キャニスター53の後部は、カバー部61によって覆われておらず、ケース本体部60内から車幅方向外側に露出する。
また、弁54は、カバー部61に対し後方側に位置する。弁54は、前端部がカバー部61によって覆われるが、弁54の大部分はケース本体部60内から車幅方向外側に露出する。
Referring to FIGS. 4 and 7,
The
Further, the
第1ホース75は、燃料タンク29からカバー部61の外側方を通って下方に延び、第1ホース接続部53cに接続される。第1ホース接続部53cは、カバー部61の下方に位置しており、ケース本体部60内から車幅方向外側に露出する。
第1ホース75は、第1ホース接続部53cの上方で、カバー部61のホース固定部72aに固定されている。
The
The
第2ホース接続部53dは、第1ホース接続部53cの上方に位置し、カバー部61の下端部によって車幅方向外側から覆われている。
第2ホース76は、第2ホース接続部53dから上方に延出する上方延出部76aと、上方延出部76aから後方に延出する後方延出部76bと、後方延出部76bから下方に屈曲する屈曲部76cと、屈曲部76cから後方且つ下方に延びて吸気通路部39に接続される下方延出部76dとを備える。
The second
The
上方延出部76a、後方延出部76b、及び屈曲部76cは、ケース本体部60内に配索される。
第2ホース76の後方延出部76bは、上下方向においてECU51とキャニスター53との間を通って後方に延びる。また、後方延出部76bは、車幅方向においてハーネス55と支持面部67との間を通って後方に延びる。ハーネス55の一部は、後方延出部76bに車幅方向外側から重なる。すなわち、後方延出部76bは、ケース本体部60内においてハーネス55よりも車幅方向内側に配索されている。これにより、第2ホース76とハーネス55との接触を抑制でき、第2ホース76及びハーネス55を効率良く配索できる。また、ハーネス55が第2ホース76に対し車幅方向外側に配置されるため、第1端子部51aに対しハーネス55を着脱する際に、第2ホース76を着脱する必要が無く、ハーネス55のメンテナンスが容易である。
The upwardly extending
The
カバー部61は、第2ホース接続部53d、第2ホース76の前部、第1端子部51a、及び第2端子部52aを車幅方向外側から覆う。これにより、第2ホース接続部53d、第2ホース76の前部、第1端子部51a、及び第2端子部52aは、カバー部61によって車幅方向外側から保護される。例えば、洗車の際に、第1端子部51a及び第2端子部52a等に水がかかることが抑制される。
The
ケース本体部60のガイド部70は、第2ホース76の屈曲部76cをガイドする。
ガイド部70は、後壁部64から後方に延びて屈曲部76cを車幅方向内側から覆う内壁部70aと、内壁部70aから車幅方向外側に延出するガイド壁部70bとを備える。
ガイド壁部70bは、屈曲部76cに沿うように円弧状に形成されるリブ状である。ガイド壁部70bは、屈曲部76cの外周に当接して屈曲部76cを下方にガイドする。屈曲部76cは、ガイド部70によってガイドされる被ガイド部である。
The
The
The
また、ガイド部70は、内壁部70aから屈曲部76cに対し車幅方向外側に延出するハーネス当接部70cを備える。
ハーネス当接部70cは、ガイド壁部70bの下方に設けられる。
ハーネス55は、ガイド部70の前方から第2ホース76と略平行に第2ホース76の下方を後方に延び、下方延出部76dの外側方を通って後方に延出する。ハーネス55は、車両側面視で、下方延出部76dに車幅方向外側から重なる。
ハーネス当接部70cは、屈曲部76cの後方で、ハーネス55に車幅方向内側から当接し、ハーネス55を受ける。これにより、ガイド部70の近傍においてハーネス55が車幅方向内側に移動することが抑制され、ハーネス55と第2ホース76の下方延出部76dとの接触が抑制される。
The
The
The
The
ハーネス55は、ハーネス55において収納ケース50の後方の部分から分岐して前上方に延出する上方延出ハーネス部55aを備える。
上方延出ハーネス部55aは、収納ケース50の後部の上面に沿うように前上方に延び、収納ケース50のハーネスガイド部71によってガイド及び支持される。
The
The upwardly extending
ケース本体部60の外気ホースガイド部69は、外気ホース77をガイドする。
外気ホース77は、キャニスター53の外気ホース接続部53eから下方に延びる。外気ホース接続部53e及び外気ホース77は、カバー部61によって車幅方向外側から覆われておらず、ケース本体部60内から車幅方向外側に露出する。
The outside air
The
外気ホースガイド部69は、外気ホース77の下方に位置する。外気ホースガイド部69は、下壁部66に対し車幅方向外側に延出する。
外気ホースガイド部69は、外気ホースガイド部69の下端部を下方から覆う下面部69aと、外気ホースガイド部69の下端部を前方から覆う前面部69bと、外気ホースガイド部69の下端部を後方から覆う後面部69cとを備える。
The outside air
The outside air
下面部69aは、下方に向かうに従って車幅方向内側に位置するように傾斜する斜面部であり、外気ホースガイド部69の下端部を車幅方向外側及び下方から覆う。外気ホースガイド部69の下端部は、下方且つ車幅方向内側に開放している。
外気ホース77の下端部は、下面部69a、前面部69b、及び後面部69cによって区画される開口から外気ホースガイド部69内に入り、下面部69aに当接する。
下面部69aは、外気ホース77の下端部に当接することで、外気ホース77の下端部を下面部69aの斜面に沿って車幅方向内側且つ下方にガイドする。
外気ホース77は、外気ホースガイド部69にガイドされて、車幅方向内側且つ下方に延びて開口するため、外気ホース77の下端の開口から液体等が外気ホース77に入り難い。このため、例えば、洗車時等に外気ホース77に水が入ることが抑制される。
The
The lower end of the
The
Since the
収納ケース50は、パワーユニット12及び燃料タンク29の近傍で、フロントフレーム19に対し車幅方向外側に配置される。収納ケース50は、フロントフレーム19に対し左右の一方側(左側)の外側方に配置され、車両側面視で、フロントフレーム19に車幅方向外側から重なる。
また、収納ケース50は、パワーユニット12及び燃料タンク29に対し車幅方向外側に配置される。
The
Further, the
収納ケース50は、車両側面視で、ヘッドパイプ18の後方、且つ、燃料タンク29及びシリンダー部24の前方に配置される。
詳細には、収納ケース50の上部は、車両側面視で、ヘッドパイプ18と燃料タンク29との間に配置される。収納ケース50の上部の後部は、燃料タンク29の前端部に車幅方向外側から重なる。
収納ケース50の下部は、車両側面視で、ヘッドパイプ18とシリンダー部24との間に配置される。
The
Specifically, the upper part of the
The lower part of the
収納ケース50は、車両側面視において、ダウンフレーム33、及び、メインフレーム31の前部に、車幅方向外側から重なるように配置される。また、収納ケース50は、上側ダウンフレーム34aの上端部に対し上方に配置される。
車幅の中央に1本で設けられるダウンフレーム33の外側方に収納ケース50を配置するため、収納ケース50を車幅方向に大きくでき、収納ケース50の容量を大きく確保できる。
また、収納ケース50の下方では、上側ダウンフレーム34aが左右一対で設けられるため、フロントフレーム19の剛性を高く確保できる。
The
Since the
Moreover, since a pair of left and right upper down frames 34a are provided below the
収納ケース50が、パワーユニット12及び燃料タンク29の近傍で、ダウンフレーム33及びメインフレーム31に対し車幅方向外側に配置されるため、パワーユニット12及び燃料タンク29の配置の自由度が高い。
このため、燃料タンク29の形状及び配置の自由度が高くなり、燃料タンク29の容量を大きく確保し易い。また、パワーユニット12を高い位置に配置し易くなり、パワーユニット12の最低地上高を大きく確保できる。例えば、燃料タンク29とパワーユニット12との間に収納ケース50を挟むように設ける場合、上下方向のスペースに余裕が無くなり、パワーユニット12及び燃料タンク29の配置の自由度が低下する。
Since the
Therefore, the degree of freedom in the shape and arrangement of the
収納ケース50は、シリンダー部24に対し上方に配置される。
収納ケース50の下部は、車両側面視で、シリンダー部24に重なる高さ位置に配置される。
キャニスター53は、収納ケース50の下部に収納される。これにより、キャニスター53がシリンダー部24に近くなるため、キャニスター53を、第2ホース76を介して吸気通路部39に接続し易い。
また、ECU51及びリレー52は、収納ケース50内においてキャニスター53の上方に配置される。このため、ECU51及びリレー52がシリンダー部24から遠くなり、ECU51及びリレー52に対するシリンダー部24の熱影響を低減できる。
また、収納ケース50は樹脂製であるため、遮熱効果が高い。このため、収納ケース50内の部品に対するシリンダー部24の熱影響を低減できる。
The
The lower part of the
The
Further, the
Furthermore, since the
図3、図5及び図7を参照し、ケース本体部60の内側膨出部68の後部は、平面視において燃料タンク29の前部に対し下方から重なる重なり部68a(図5)である。
重なり部68aは、燃料タンク29の車幅方向の外側面に対し車幅方向内側に入り込んだ部分であり、燃料タンク29の真下のスペースを利用して設けられる。
キャニスター53の少なくとも一部(後部)は、重なり部68a内に配置される。このため、ECU51よりも車幅方向に大型の部品であるキャニスター53を、燃料タンク29の真下のスペースを有効利用してコンパクトに配置できる。
ECU51及びリレー52は、キャニスター53よりも車幅方向に小型の部品であるため、キャニスター53の上方にコンパクトに収納できる。
キャニスター53は、ECU51及びリレー52に対し、下方且つ車幅方向内側に配置される。
Referring to FIGS. 3, 5, and 7, the rear portion of the inner bulging
The overlapping
At least a portion (rear portion) of the
Since the
The
また、キャニスター53は、弁54よりも車幅方向に大型の部品である。弁54は、キャニスター53よりも車幅方向に小型の部品であるため、重なり部68aに配置されるキャニスター53の上方にコンパクトに収納できる。
Furthermore, the
収納ケース50は、サイドカバー42とフロントフレーム19との間に配置されており、サイドカバー42とフロントフレーム19との間のスペースを利用して設けられる。このため、収納ケース50をコンパクトに配置できる。
また、車両側面視で、収納ケース50の大部分は、サイドカバー42によって車幅方向外側から覆われて隠れる。このため、収納ケース50が視認されることが抑制され、鞍乗り型車両10の外観性が良い。カバー44も収納ケース50の一部を覆う。
The
Further, when viewed from the side of the vehicle, most of the
収納ケース50がサイドカバー42によって覆われるため、例えば洗車時等に、水が収納ケース50に入ることを効果的に抑制できる。
収納ケース50がサイドカバー42の内側に配置される構成であっても、収納ケース50にカバー部61を設けることで、収納ケース50内への水や汚れの侵入を効果的に抑制できる。また、カバー部61が設けられることで、サイドカバー42によってケース本体部60を覆う必要性が低くなるため、サイドカバー42の形状の自由度が向上する。
Since the
Even if the
収納ケース50は、内側壁部62、前壁部63、後壁部64、上壁部65、下壁部66、及びカバー部61によって、ECU51、リレー52、及びキャニスター53を、前方、後方、上方、下方、車幅方向内側、及び車幅方向外側から覆う箱状である。このため、ECU51、リレー52、及びキャニスター53を水や汚れ等から効果的に保護できる。
なお、収納ケース50は、例えば、キャニスター53を後方からほとんど覆わずに、キャニスター53を前方、上方、下方、車幅方向内側、及び車幅方向外側から覆う箱状に形成されても良い。
The
Note that the
車両側面視でケース本体部60の後壁部64とカバー部61の後縁部とが前後方向に離間することで形成される隙間は、排気口78である。収納ケース50内の空気は、排気口78から後方に排出される。収納ケース50内の空気は、収納ケース50内に流入する走行風も含む。
The exhaust port 78 is a gap formed when the
収納ケース50は、ケース本体部60の支持面部67の後部に車幅方向外側から挿通される固定具79によって、メインフレーム31に締結される。固定具79は、カバー部61によって覆われておらず、ケース本体部60内から車幅方向外側に露出する。
また、収納ケース50は、他の固定部(不図示)によっても、フロントフレーム19に固定される。
キャニスター53、弁54、ECU51、及びリレー52は、収納ケース50に纏めて取り付けられてから、収納ケース50と一体に車体フレーム11に組み付けられることができる。このため、組み付け作業の効率が良い。
The
Further, the
The
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、燃料タンク29で生じる蒸発燃料を吸着するキャニスター53と、キャニスター53を収納する収納ケース50とを備え、車体フレーム11は、ヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18から後方に延びるフロントフレーム19とを備え、フロントフレーム19を車幅方向外側から覆うサイドカバー42が設けられ、収納ケース50は、サイドカバー42とフロントフレーム19との間に配置される。
この構成によれば、キャニスター53を収納する収納ケース50を、サイドカバー42とフロントフレーム19との間の空間を利用して配置できるため、収納ケース50をコンパクトに配置できる。
As described above, according to the embodiment to which the present invention is applied, the saddle-
According to this configuration, the
また、フロントフレーム19は、ヘッドパイプ18から後方に延びるメインフレーム31と、メインフレーム31の下方でヘッドパイプ18から後下方に延びるダウンフレーム33とを備え、ダウンフレーム33は、車幅の中央に1本で設けられ、収納ケース50は、ダウンフレーム33に車幅方向外側から重なる。
この構成によれば、ダウンフレーム33が車幅の中央に1本で設けられるため、ダウンフレーム33とサイドカバー42との間の空間を大きく確保できる。このため、ダウンフレーム33とサイドカバー42との間に収納ケース50をコンパクトに配置できる。
The
According to this configuration, since one down
また、収納ケース50は、キャニスター53を、前方、上方、下方、車幅方向内側、及び車幅方向外側から覆う箱状である。
この構成によれば、キャニスター53を箱状の収納ケース50によって前方、上方、下方、車幅方向内側、及び車幅方向外側から効果的に保護できる。
Furthermore, the
According to this configuration, the
さらに、収納ケース50は、樹脂製である。
この構成によれば、収納ケース50が樹脂製であるため、外側の熱からキャニスター53を効果的に保護できる。
Furthermore, the
According to this configuration, since the
また、ヘッドパイプ18の後方に燃料タンク29が配置され、収納ケース50は、車両側面視で、ヘッドパイプ18と燃料タンク29との間に配置される。
この構成によれば、サイドカバー42の内側においてヘッドパイプ18と燃料タンク29との間の空間を利用して、収納ケース50をコンパクトに配置できる。
Further, a
According to this configuration, the
また、燃料タンク29の燃料を使用する内燃機関であるパワーユニット12は、ヘッドパイプ18に対し後方且つ燃料タンク29の下方に配置され、収納ケース50は、車両側面視で、ヘッドパイプ18とパワーユニット12との間に配置される。
この構成によれば、サイドカバー42の内側においてヘッドパイプ18とパワーユニット12との間の空間を利用して、収納ケース50をコンパクトに配置できる。また、パワーユニット12と収納ケース50との距離を確保でき、キャニスター53をパワーユニット12の熱から保護できる。
Further, the
According to this configuration, the
さらに、キャニスター53とは別の第2の燃料系部品である弁54が収納ケース50に収納される。
この構成によれば、弁54を収納ケース50によって保護できる。また、キャニスター53及び弁54を収納ケース50に纏めて取り付けてから収納ケース50を車体フレーム11に組み付けでき、組み付け作業の効率が良い。
Furthermore, a
According to this configuration, the
また、第2の燃料系部品は、キャニスター53から排出される燃料の流れを制御する弁54である。
この構成によれば、弁54を収納ケース50によって効果的に保護できる。また、互いに関係性の高いキャニスター53及び弁54を収納ケース50に纏めて取り付けできる。
Further, the second fuel system component is a
According to this configuration, the
さらに、キャニスター53は、車幅方向において弁54よりも大型の部品であり、収納ケース50は、燃料タンク29に対し下方から重なる重なり部68aを備え、キャニスター53の少なくとも一部は、重なり部68aに配置され、弁54は、キャニスター53の上方に配置される。
この構成によれば、燃料タンク29の真下の重なり部68aを利用して、車幅方向に大型のキャニスター53をコンパクトに配置できる。弁54は、キャニスター53よりも車幅方向に小型であるため、キャニスター53の上方にコンパクトに配置できる。
Further, the
According to this configuration, the
また、収納ケース50は、収納ケース50内の空気を排出する排気口78を備える。
この構成によれば、収納ケース50内の空気を排気口78から排出でき、キャニスター53を効率良く冷却できる。
Furthermore, the
According to this configuration, the air inside the
また、本発明を適用した実施の形態によれば、鞍乗り型車両10は、内燃機関であるパワーユニット12と、パワーユニット12の上方に配置される燃料タンク29と、パワーユニット12を支持する車体フレーム11と、電装品としてのECU51及びリレー52と燃料系部品であるキャニスター53とを収納する収納ケース50とを備える。収納ケース50は、パワーユニット12及び燃料タンク29の近傍で車体フレーム11の外側方に配置される。
この構成によれば、ECU51、リレー52、及びキャニスター53を収納する収納ケース50が、パワーユニット12及び燃料タンク29の近傍で車体フレーム11の外側方に配置されるため、収納ケース50がパワーユニット12及び燃料タンク29の配置の妨げになることを抑制できる。このため、燃料タンク29及びパワーユニット12の配置及び構造の自由度を向上できる。
Further, according to the embodiment to which the present invention is applied, the saddle-
According to this configuration, the
また、収納ケース50の少なくとも一部は、パワーユニット12のシリンダー部24に対し上方に配置され、収納ケース50の少なくとも一部は、側面視においてシリンダー部24に重なる高さ位置に配置され、ECU51及びリレー52は、収納ケース50内で、キャニスター53よりも上方に配置される。
この構成によれば、シリンダー部24に対し上方に配置される収納ケース50内で、ECU51及びリレー52がキャニスター53よりも上方に配置されるため、ECU51及びリレー52をパワーユニット12から離して配置ででき、ECU51及びリレー52に対するパワーユニット12の熱影響を低減できる。また、キャニスター53をパワーユニット12の近くに配置でき、キャニスター53をパワーユニット12に接続し易い。
なお、ECU51及びリレー52を電装品として見た場合において、この電装品の少なくとも一部が、キャニスター53よりも上方に配置されていれば良い。
Further, at least a part of the
According to this configuration, the
Note that when the
また、収納ケース50は、燃料タンク29に対し下方から重なる重なり部68aを備え、キャニスター53の少なくとも一部は、重なり部68aに配置される。
この構成によれば、燃料タンク29の真下の重なり部68aを利用して、キャニスター53をコンパクトに配置できる。
Further, the
According to this configuration, the
さらに、キャニスター53は、ECU51及びリレー52よりも車幅方向内側に配置される。
この構成によれば、キャニスター53をECU51及びリレー52よりも車幅方向内側に配置し、キャニスター53とECU51及びリレー52とは上下にずれて配置されるため、キャニスター53、ECU51、及びリレー52を車幅方向にコンパクトに配置できる。
Further, the
According to this configuration, the
また、キャニスター53には、燃料が通るホース74が接続され、収納ケース50内において、ホース74の少なくとも一部は、ECU51及びリレー52に接続されたハーネス55よりも車幅方向内側に配索されている。
この構成によれば、キャニスター53に接続されるホース74とハーネス55とを車幅方向に離すことができ、ホース74及びハーネス55を効率良く配索できる。
Further, a
According to this configuration, the
また、収納ケース50は、ホース74の被ガイド部である屈曲部76cをガイドするガイド部70を備え、ガイド部70は、屈曲部76cに対し車幅方向外側に延出してハーネス55を受けるハーネス当接部70cを備える。
この構成によれば、収納ケース50が備えるガイド部70によって、ホース74の屈曲部76cを所望の方向にガイドできる。また、ガイド部70が備えるハーネス当接部70cによって、ハーネス55とホース74との当接を避けることができる。
The
According to this configuration, the
さらに、収納ケース50は、車幅方向外側に開放する箱状のケース本体部60と、ケース本体部60を車幅方向外側から覆うカバー部61とを備え、カバー部61は、ホース74とキャニスター53との接続部である第2ホース接続部53dと、ハーネス55が接続される第1端子部51a及び第2端子部52aとを、車幅方向外側から覆う。
この構成によれば、カバー部61によって、第2ホース接続部53d、第1端子部51a、及び第2端子部52aを効果的に保護できる。
Furthermore, the
According to this configuration, the
また、ホース74は、燃料タンク29とキャニスター53とを接続する第1ホース75を備え、カバー部61は、第1ホース75が固定されるホース固定部72aを備える。
この構成によれば、カバー部61を利用して第1ホース75を固定できる。
Further, the
According to this configuration, the
また、燃料系部品は、燃料タンク29で生じる蒸発燃料を吸着するキャニスター53である。
この構成によれば、収納ケース50に収納されるキャニスター53を、パワーユニット12及び燃料タンク29の近傍にコンパクトに配置できる。
Further, the fuel system component is a
According to this configuration, the
また、キャニスター53は、キャニスター53内を外気に連通させる外気ホース77が接続され、収納ケース50は、外気ホース77をガイドする外気ホースガイド部69を備える。
この構成によれば、外気ホース77を、収納ケース50が備える外気ホースガイド部69によって所望の方向にガイドできる。
Further, an
According to this configuration, the
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、カバー部61は、第2ホース接続部53d、第1端子部51a、及び第2端子部52aを車幅方向外側から覆うものとして説明したが、本発明はこれに限定されない。カバー部61は、第2ホース接続部53d、第1端子部51a、及び第2端子部52aを車幅方向外側及び前方の少なくとも一方から覆っていれば良い。
また、上記実施の形態では、燃料系部品としてキャニスター53を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、収納ケース50に収納される燃料系部品は、燃料タンク29の燃料をパワーユニット12に送る燃料ポンプであっても良い。
また、上記実施の形態では、鞍乗り型車両10として自動二輪車を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
Note that the above embodiment shows one mode to which the present invention is applied, and the present invention is not limited to the above embodiment.
In the above embodiment, the
Further, in the above embodiment, the
Further, in the above embodiment, a motorcycle has been described as an example of the saddle-riding
[第2の実施の形態]
以下、図8を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記実施の形態(第1の実施の形態)と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第2の実施の形態は、収納ケース50に吸気口280が設けられる点が、上記実施の形態と異なる。
[Second embodiment]
A second embodiment to which the present invention is applied will be described below with reference to FIG. In this second embodiment, the same reference numerals are given to the same parts as in the above embodiment (first embodiment), and the explanation thereof will be omitted.
The second embodiment differs from the above embodiments in that an
図8は、第2の実施の形態において、車体フレーム11及び収納ケース50を前方から見た正面図である。
ケース本体部60の前壁部63には、前壁部63を貫通する吸気口280が設けられる。
吸気口280は、正面視において、吸気口280の少なくとも一部がキャニスター53に前方から重なる位置に設けられる。
鞍乗り型車両10の走行風は、吸気口280から収納ケース50内に流入する。収納ケース50内の走行風及び空気は、排気口78から後方に排出される。このため、キャニスター53及びECU51等の部品を走行風によって効果的に冷却できる。
FIG. 8 is a front view of the
The
The
The traveling wind of the saddle-
第2の実施の形態によれば、収納ケース50は、収納ケース50内に走行風を取り入れる吸気口280を排気口78よりも前方に備える。
この構成によれば、吸気口280から収納ケース50内に入って排気口78から排出される走行風によって、キャニスター53を効率良く冷却できる。
According to the second embodiment, the
According to this configuration, the
[第3の実施の形態]
以下、図9を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態において、上記実施の形態(第1の実施の形態)と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第3の実施の形態は、キャニスター353は、上記実施の形態とは異なる向きで収納ケース50に収納される。
[Third embodiment]
A third embodiment to which the present invention is applied will be described below with reference to FIG. In this third embodiment, the same reference numerals are given to the same parts as in the above embodiment (first embodiment), and the explanation thereof will be omitted.
In the third embodiment, the canister 353 is stored in the
図9は、第3の実施の形態において、キャニスター353の収納状態を示す斜視図である。
キャニスター353は、キャニスター53と同様に構成されるものであるが、区別のため符号353を付して説明する。
キャニスター353は、キャニスター53を前後方向に逆にして配置したものである。このため、第1ホース接続部53c及び第2ホース接続部53dは、キャニスター353の後面に位置する。
第1ホース75に対応する第1ホース375は、第1ホース接続部53cに接続される。第2ホース76に対応する第2ホース376は、第2ホース接続部53dに接続される。
FIG. 9 is a perspective view showing the stored state of the canister 353 in the third embodiment.
The canister 353 is configured similarly to the
The canister 353 is an arrangement of the
A
第1ホース375は、内側壁部62に設けられた開口62aから収納ケース50の外側の車幅方向内側に延びる。
第2ホース376は、第2ホース接続部53dからケース本体部60内を上方に延び、その後、後方に延出して収納ケース50の後方に出る。
ハーネス55は、収納ケース50の内側において、第2ホース376に対し車幅方向外側に配置されている。ハーネス55の一部は、第2ホース376に車幅方向外側から重なる。
The
The
The
[第4の実施の形態]
以下、図10及び図11を参照して、本発明を適用した第4の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態において、上記実施の形態(第1の実施の形態)と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第4の実施の形態は、収納ケース450が、上記実施の形態のカバー部61を有さない点等が、上記実施の形態と異なる。
[Fourth embodiment]
A fourth embodiment to which the present invention is applied will be described below with reference to FIGS. 10 and 11. In this fourth embodiment, the same reference numerals are given to the same parts as in the above embodiment (first embodiment), and the explanation thereof will be omitted.
The fourth embodiment differs from the above embodiments in that the
図10は、第4の実施の形態において、収納ケース450及び収納ケース450に収納される部品を示す左側面図である。図11は、収納ケース450を前方且つ左側から見た斜視図である。
収納ケース450は、車幅方向外側に開放する箱状である。収納ケース450は、上記実施の形態の収納ケース50に替えて、収納ケース50と同じ位置に配置される。
FIG. 10 is a left side view showing a
The
収納ケース450は、収納ケース450における車幅方向内側の壁部を構成する内側壁部462と、収納ケース450の前面を構成する前壁部463と、収納ケース450の後面を構成する後壁部464と、収納ケース450の上面を構成する上壁部465と、収納ケース450の下面を構成する下壁部466とを備える。
前壁部463、後壁部464、上壁部465、及び下壁部466は、車両側面視における内側壁部462の周縁部から車幅方向外側に延出する。
The
The
収納ケース450の下部には、内側壁部462の上部に対して車幅方向内側に膨出する内側膨出部468が設けられる。
収納ケース450内には、ECU51、リレー52、キャニスター53、及び、弁54が配置される。
キャニスター53は、内側膨出部468内に配置される。ECU51、リレー52、及び弁54は、キャニスター53の上方に配置される。
An
Inside the
前壁部463には、前壁部463を貫通する吸気口480が複数設けられる。
収納ケース450の外側面は、全体的に車幅方向外側に開放する開放部481である。
収納ケース450の後端部には、後壁部464の車幅方向外側の端縁が前壁部463の車幅方向外側の端縁よりも車幅方向内側に位置することで、後方に開放する排気口478が設けられる。
The
The outer surface of the
At the rear end of the
走行風(空気)は吸気口480から入り、開放部481及び排気口478から排出される。このため、収納ケース450内の熱を効果的に排出できる。
第4の実施の形態では、収納ケース450は、キャニスター53を、前方、上方、下方、及び車幅方向内側から覆う箱状である。
この構成によれば、キャニスター53を箱状の収納ケース450によって、前方、上方、下方、及び車幅方向内側から効果的に保護できる。
なお、収納ケース450は、例えば、キャニスター53を後方からほとんど覆わずに、キャニスター53を前方、上方、下方、及び車幅方向内側から覆う箱状に形成されても良い。
Running wind (air) enters through the
In the fourth embodiment, the
According to this configuration, the
Note that the
[上記実施の形態によりサポートされる構成]
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
[Configuration supported by the above embodiment]
The above embodiment supports the following configurations.
(構成1)車体フレームと、燃料タンクで生じる蒸発燃料を吸着するキャニスターと、前記キャニスターを収納する収納ケースとを備える鞍乗り型車両において、前記車体フレームは、ヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから後方に延びるフロントフレームとを備え、前記フロントフレームを車幅方向外側から覆うサイドカバーが設けられ、前記収納ケースは、前記サイドカバーと前記フロントフレームとの間に配置されることを特徴とする鞍乗り型車両。
この構成によれば、キャニスターを収納する収納ケースを、サイドカバーとフロントフレームとの間の空間を利用して配置できるため、収納ケースをコンパクトに配置できる。
(Configuration 1) In a saddle-ride type vehicle that includes a body frame, a canister that adsorbs evaporated fuel generated in a fuel tank, and a storage case that stores the canister, the body frame includes a head pipe and a rear part of the vehicle from the head pipe. a front frame extending from the outside, a side cover that covers the front frame from the outside in the vehicle width direction, and the storage case is disposed between the side cover and the front frame. type vehicle.
According to this configuration, the storage case that stores the canister can be arranged using the space between the side cover and the front frame, so the storage case can be arranged compactly.
(構成2)前記フロントフレームは、前記ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、前記メインフレームの下方で前記ヘッドパイプから後下方に延びるダウンフレームとを備え、前記ダウンフレームは、車幅の中央に1本で設けられ、前記収納ケースは、前記ダウンフレームに車幅方向外側から重なることを特徴とする構成1記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、ダウンフレームが車幅の中央に1本で設けられるため、ダウンフレームとサイドカバーとの間の空間を大きく確保できる。このため、ダウンフレームとサイドカバーとの間に収納ケースをコンパクトに配置できる。
(Configuration 2) The front frame includes a main frame extending rearward from the head pipe, and a down frame extending rearward and downward from the head pipe below the main frame, and the down frame is located in the center of the vehicle width. The saddle-ride type vehicle according to
According to this configuration, since one down frame is provided at the center of the vehicle width, a large space can be secured between the down frame and the side cover. Therefore, the storage case can be arranged compactly between the down frame and the side cover.
(構成3)前記収納ケースは、前記キャニスターを、前方、上方、下方、及び車幅方向内側から覆う箱状であることを特徴とする構成1または2記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、キャニスターを箱状の収納ケースによって、前方、上方、下方、及び車幅方向内側から効果的に保護できる。
(Structure 3) The saddle-ride type vehicle according to
According to this configuration, the canister can be effectively protected from the front, above, below, and inside in the vehicle width direction by the box-shaped storage case.
(構成4)前記収納ケース(50)は、前記キャニスター(53)を車幅方向外側から覆うことを特徴とする構成3記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、キャニスターを箱状の収納ケースによって、前方、上方、下方、車幅方向内側、及び車幅方向外側から効果的に保護できる。
(Structure 4) The saddle-ride type vehicle according to Structure 3, wherein the storage case (50) covers the canister (53) from the outside in the vehicle width direction.
According to this configuration, the canister can be effectively protected from the front, above, below, inside in the vehicle width direction, and outside in the vehicle width direction by the box-shaped storage case.
(構成5)前記収納ケースは、樹脂製であることを特徴とする構成1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、収納ケースが樹脂製であるため、外側の熱からキャニスターを効果的に保護できる。
(Structure 5) The saddle-ride type vehicle according to any one of
According to this configuration, since the storage case is made of resin, the canister can be effectively protected from outside heat.
(構成6)前記ヘッドパイプの後方に前記燃料タンクが配置され、前記収納ケースは、車両側面視で、前記ヘッドパイプと前記燃料タンクとの間に配置されることを特徴とする構成1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、サイドカバーの内側においてヘッドパイプと燃料タンクとの間の空間を利用して、収納ケースをコンパクトに配置できる。
(Structure 6)
According to this configuration, the storage case can be arranged compactly by utilizing the space between the head pipe and the fuel tank inside the side cover.
(構成7)前記燃料タンクの燃料を使用する内燃機関は、前記ヘッドパイプに対し後方且つ前記燃料タンクの下方に配置され、前記収納ケースは、車両側面視で、前記ヘッドパイプと前記内燃機関との間に配置されることを特徴とする構成6記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、サイドカバーの内側においてヘッドパイプと内燃機関との間の空間を利用して、収納ケースをコンパクトに配置できる。また、内燃機関と収納ケースとの距離を確保でき、キャニスターを内燃機関の熱から保護できる。
(Configuration 7) An internal combustion engine that uses fuel from the fuel tank is disposed behind the head pipe and below the fuel tank, and the storage case is arranged between the head pipe and the internal combustion engine when viewed from the side of the vehicle. The saddle-ride type vehicle according to configuration 6, characterized in that the saddle-ride type vehicle is arranged between.
According to this configuration, the storage case can be arranged compactly by utilizing the space between the head pipe and the internal combustion engine inside the side cover. Additionally, a distance between the internal combustion engine and the storage case can be secured, and the canister can be protected from the heat of the internal combustion engine.
(構成8)前記キャニスターとは別の第2の燃料系部品が前記収納ケースに収納されることを特徴とする構成1から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、第2の燃料系部品を収納ケースによって保護できる。また、キャニスター及び第2の燃料系部品を収納ケースに纏めて取り付けてから収納ケースを車体側に組み付けでき、組み付け作業の効率が良い。
(Structure 8) The saddle-ride type vehicle according to any one of
According to this configuration, the second fuel system component can be protected by the storage case. Further, the canister and the second fuel system components can be assembled into the storage case and then the storage case can be assembled to the vehicle body, which improves the efficiency of the assembly work.
(構成9)前記第2の燃料系部品は、前記キャニスターから排出される燃料の流れを制御する弁であることを特徴とする構成8記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、弁を収納ケースによって効果的に保護できる。また、互いに関係性の高いキャニスター及び弁を収納ケースに纏めて取り付けできる。
(Structure 9) The saddle-ride type vehicle according to Structure 8, wherein the second fuel system component is a valve that controls the flow of fuel discharged from the canister.
According to this configuration, the valve can be effectively protected by the storage case. Further, canisters and valves that are highly related to each other can be attached together in the storage case.
(構成10)前記キャニスターは、車幅方向において前記第2の燃料系部品よりも大型の部品であり、前記収納ケースは、前記燃料タンクに対し下方から重なる重なり部を備え、前記キャニスターの少なくとも一部は、前記重なり部に配置され、前記第2の燃料系部品は、前記キャニスターの上方に配置されることを特徴とする構成7または8記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、燃料タンクの真下の重なり部を利用して、車幅方向に大型のキャニスターをコンパクトに配置できる。第2の燃料系部品は、キャニスターよりも車幅方向に小型であるため、キャニスターの上方にコンパクトに配置できる。
(Structure 10) The canister is a larger component than the second fuel system component in the vehicle width direction, and the storage case includes an overlapping portion that overlaps the fuel tank from below, and at least one portion of the canister 9. The saddle type vehicle according to configuration 7 or 8, wherein the second fuel system component is disposed in the overlapping portion, and the second fuel system component is disposed above the canister.
According to this configuration, a large canister can be arranged compactly in the vehicle width direction by utilizing the overlapping portion directly below the fuel tank. Since the second fuel system component is smaller than the canister in the vehicle width direction, it can be arranged compactly above the canister.
(構成11)前記収納ケースは、前記収納ケース内の空気を排出する排気口を備えることを特徴とする構成1から10のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、収納ケース内の空気を排気口から排出でき、キャニスターを効率良く冷却できる。
(Structure 11) The saddle-ride type vehicle according to any one of
According to this configuration, the air inside the storage case can be exhausted from the exhaust port, and the canister can be efficiently cooled.
(構成12)前記収納ケースは、前記収納ケース内に走行風を取り入れる吸気口を前記排気口よりも前方に備えることを特徴とする構成11記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、吸気口から収納ケース内に入って排気口から排出される走行風によって、キャニスターを効率良く冷却できる。
(Structure 12) The saddle-riding type vehicle according to
According to this configuration, the canister can be efficiently cooled by the traveling wind that enters the storage case from the intake port and is discharged from the exhaust port.
10 鞍乗り型車両
11 車体フレーム
12 パワーユニット(内燃機関)
18 ヘッドパイプ
19 フロントフレーム
29 燃料タンク
31 メインフレーム
33 ダウンフレーム
42 サイドカバー
50 収納ケース
53 キャニスター
54 弁(第2の燃料系部品)
68a 重なり部
78 排気口
280 吸気口
10
18
68a Overlapping part 78
Claims (11)
前記車体フレーム(11)は、ヘッドパイプ(18)と、前記ヘッドパイプ(18)から後方に延びるフロントフレーム(19)とを備え、
前記フロントフレーム(19)を車幅方向外側から覆うサイドカバー(42)が設けられ、
前記収納ケース(50)は、前記サイドカバー(42)と前記フロントフレーム(19)との間に配置され、
前記収納ケース(50)は、前記燃料タンク(29)に対し下方から重なる重なり部(68a)を備え、前記キャニスター(53)の少なくとも一部は、前記重なり部(68a)に配置され、
前記ヘッドパイプ(18)の後方に前記燃料タンク(29)が配置され、
前記収納ケース(50)は、車両側面視で、前記ヘッドパイプ(18)と前記燃料タンク(29)との間に配置されることを特徴とする鞍乗り型車両。 A saddle-ride type vehicle comprising a body frame (11), a canister (53) that adsorbs evaporated fuel generated in a fuel tank (29), and a storage case (50) that stores the canister (53),
The body frame (11) includes a head pipe (18) and a front frame (19) extending rearward from the head pipe (18),
A side cover (42) is provided that covers the front frame (19) from the outside in the vehicle width direction,
The storage case (50) is arranged between the side cover (42) and the front frame (19),
The storage case (50) includes an overlapping portion (68a) that overlaps the fuel tank (29) from below, and at least a portion of the canister (53) is disposed in the overlapping portion (68a) ,
The fuel tank (29) is arranged behind the head pipe (18),
The saddle-ride type vehicle is characterized in that the storage case (50) is disposed between the head pipe (18) and the fuel tank (29) when viewed from the side of the vehicle .
前記ダウンフレーム(33)は、車幅の中央に1本で設けられ、
前記収納ケース(50)は、前記ダウンフレーム(33)に車幅方向外側から重なることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。 The front frame (19) includes a main frame (31) extending rearward from the head pipe (18), and a down frame (33) extending rearward and downward from the head pipe (18) below the main frame (31). and
The down frame (33) is provided as one piece at the center of the vehicle width,
The saddle-ride type vehicle according to claim 1, wherein the storage case (50) overlaps the down frame (33) from the outside in the vehicle width direction.
前記収納ケース(50)は、車両側面視で、前記ヘッドパイプ(18)と前記燃料タンク(29)との間に配置されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。 The fuel tank (29) is arranged behind the head pipe (18),
The saddle according to any one of claims 1 to 5, wherein the storage case (50) is arranged between the head pipe (18) and the fuel tank (29) in a side view of the vehicle. Riding vehicle.
前記第2の燃料系部品(54)は、前記キャニスター(53)の上方に配置されることを特徴とする請求項7または8記載の鞍乗り型車両。 The canister (53) is a larger component than the second fuel system component (54) in the vehicle width direction,
The saddle-ride type vehicle according to claim 7 or 8 , wherein the second fuel system component (54) is arranged above the canister (53).
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