JP7398025B1 - 線路扛上装置、軌陸バックホウ、及び線路扛上方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、請求項1~5に係る発明によれば、カント計測機構をレールから退避するので、精密機械であるカント計測装置にレールを介してタイタンパー装置の振動が直接伝達されないようにすることができ、カント計測装置を保護することができる。
図1~図4を用いて、本発明の実施形態に係る線路扛上装置1(以下、単に線路扛上装置1ともいう。)について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る線路扛上装置1を示す斜視図であり、図2は、本実施形態に係る線路扛上装置1を示す正面図である。また、図3は、本実施形態に係る線路扛上装置1を示す右側面図であり、図4は、本実施形態に係る線路扛上装置1を示す平面図である。
クランプ爪2は、後述の押上ジャッキ3の周囲を囲う一側面が開放された角筒状の鋼製又は金属製の囲繞ボックスプレート20と、この囲繞ボックスプレート20から突出する断面L字状の突出部21など、から構成され、突出部21の先端が鉤爪状の爪部21aとなっている。
押上ジャッキ3は、前述の囲繞ボックスプレート20内に挿置された油圧シリンダーであるシリンダー本体30と、このシリンダー本体30から油圧により突没動作するシリンダーロッド31と、このシリンダーロッド31の先端に取り付けられたジャッキベース32など、から構成されている。ジャッキベース32は、バラストなどの地盤に広範囲に圧力伝達する支圧板としての機能を有している。
揺動ジャッキ4は、押上ジャッキ3と同様に、油圧シリンダーであるシリンダー本体40と、このシリンダー本体40から油圧により突没動作するシリンダーロッド41と、このシリンダーロッド41の先端に取り付けられて囲繞ボックスプレート20と連結する連結部42など、から構成されている。
カント計測機構5は、レールR1及びレールR2の上端同士に架け渡さられるカント計測杆50と、カント計測杆50の上端に当接して左右のレールの高低差を計測するカント計測装置51と、カント計測杆50を油圧で上下動して昇降させるカント昇降ジャッキ52を有している。
次に、図5,図6を用いて、本発明の実施形態に係る軌陸バックホウ100(以下、単に軌陸バックホウ100ともいう。)について説明する。図5は、本実施形態に係る軌陸バックホウ100を示す側面図であり、図6は、軌陸バックホウ100のタイタンパーアタッチメント140を示す図5の部分拡大図である。
クローラー機構110は、前後一対の駆動前輪111,駆動後輪112と、これらの駆動前輪111,駆動後輪112に装着されたゴム製の無端ベルト113など、から構成され、モーターで駆動前輪111及び駆動後輪112を駆動して無端ベルト113を回転させ、線路以外の陸上を走行するための機構である。
車輪機構120は、内側に脱輪防止用のフランジを有するレール走行用の鋼製の前輪121及び後輪122を備え、油圧モーターで前輪121を回転駆動することで、従動輪である後輪122と協働して線路R上を走行するための機構である。
車輪揺動機構130は、前輪121を一方向に回転して揺動する前輪揺動機構131と後輪122を前輪121と反対方向に揺動する後輪揺動機構132を備え、これらの前輪揺動機構131及び後輪揺動機構132で前輪121及び後輪122の下端がクローラー機構110の下端よりも下方に位置するように揺動し、前輪121及び後輪122を起伏させてクローラー機構110での走行と車輪機構120での走行を切り替えるための機構である。
また、図5に示すように、軌陸バックホウ100の前輪121の前方には、前述の線路扛上装置1がボルト接合等で機械的に脱着可能に装着されている。その上、図2に示すように、線路扛上装置1は、揺動ジャッキ4でクランプ爪2を持ち上げた状態で軌道上の二点鎖線で示す車両限界内に収まり、軌陸バックホウ100は、線路扛上装置1を装着したまま車輪機構120で線路R上を走行可能となっており、線路扛上装置1を別途搬送する手段が必要ない。
さらに、図5,図6に示すように、軌陸バックホウ100には、基体となるバックホウのバケット部分に、道床及びバラストを突き固めるタイタンパーアタッチメント140が装着されている。
次に、図1~図7を用いて、本発明の実施形態に係る線路扛上方法について説明する。前述の線路扛上装置1が装着された軌陸バックホウ100で線路Rの扛上を行う場合を例示して説明する。図7は、軌陸バックホウ100に設置された操作パネルの操作画面の画像を示す図である。
図5に示すように、本実施形態に係る線路扛上方法では、線路扛上装置1が装着された軌陸バックホウ100は、前輪揺動機構131及び後輪揺動機構132で前輪121及び後輪122の下端がクローラー機構110の下端よりも下方に位置するように揺動し、車輪機構120で線路R上を走行して扛上作業現場へ搬送する搬送工程を行う。
扛上作業現場へ到着すると、本実施形態に係る線路扛上方法では、図7の矢印(1)に示す油圧切替ボタンを押して、油圧を切り替え、線路扛上装置1が操作できるようにする。具体的には、突固装置ボタンを押すと線路扛上装置1が操作できるようになり、解除ボタンを押すとタイタンパー装置(タイタンパーアタッチメント140)が操作できるようになる。
次に、本実施形態に係る線路扛上方法では、扛上するレールに応じて、図7の矢印(2)に示す左クランプボタン又は右クランプボタンのいずれかを押して、動かす揺動ジャッキ4を選択する。そして、揺動ジャッキ4を作動して、フレーム10に対して囲繞ボックスプレート20及びクランプ爪2を90°程度揺動し、クランプ爪2の爪部21aをレールR1又はレールR2の下方に差し込むクランプ爪揺動工程を行う。
次に、本実施形態に係る線路扛上方法では、図7の矢印(2)に示す左ジャッキ又は右ジャッキボタンのいずれかを押して、動かす押上ジャッキ3を選択する。そして、押上ジャッキ3を作動して、囲繞ボックスプレート20ごとクランプ爪2を押し上げてクランプ爪2の爪部21aに掛け止められたレール(レールR1又はレールR2)を扛上する線路扛上工程を行う。
次に、本実施形態に係る線路扛上方法では、図7の矢印(2)に示す計測昇降ボタンを押し、非計測時である線路扛上工程後で突固め工程に、カント昇降ジャッキ52を作動して、カント計測機構5を上昇させてレールR1又はレールR2の上端から測定車輪53を離間して退避するカント計測装置退避工程を行う。精密機械であるカント計測装置51にレールを介して後述の突固め工程でのタイタンパー装置の振動が直接伝達されないようにするためである。
次に、本実施形態に係る線路扛上方法では、図7の矢印(1)に示す油圧切替ボタンの解除ボタンを押して、タイタンパー装置(タイタンパーアタッチメント140)が操作できるようにする。
2:クランプ爪
20:囲繞ボックスプレート
21:突出部
21a:爪部
3:押上ジャッキ
30:シリンダー本体
31:シリンダーロッド
32:ジャッキベース
4:揺動ジャッキ
40:シリンダー本体
41:シリンダーロッド
42:連結部
5:カント計測機構
50:カント計測杆
51:カント計測装置
52:昇降ジャッキ
53:測定車輪
10:フレーム
11:揺動ブラケット
100:軌陸バックホウ
110:クローラー
111:駆動前輪
112:駆動後輪
113:無端ベルト
120:車輪機構
121:前輪
122:後輪
130:車輪揺動機構
131:前輪揺動機構
132:後輪揺動機構
140:タイタンパーアタッチメント(タイタンパー装置)
141:爪部
142:油圧モーター
R:線路(軌框)
R1:右レール(レール)
R2:左レール(レール)
S1:枕木
Claims (5)
- 正規の高さから移動した線路のレールを正規に戻して修正する線路扛上装置であって、
左右一対の各レールを掛け止める左右一対のクランプ爪と、各レールに掛け止めたクランプ爪を押し上げるための左右一対の押上ジャッキと、前記押上ジャッキごと前記クランプ爪を揺動して前記レールの下方に差し込むための左右一対の揺動ジャッキと、左右一対のレールの高低差を計測するカント計測機構を備えるとともに、
前記カント計測機構は、カント昇降ジャッキを有して昇降し、計測時に前記レールに当接し、非計測時に前記レールから離間して退避可能に構成されていること
を特徴とする線路扛上装置。 - 前記カント計測機構は、左右一対のレールの上端同士に架け渡さられるカント計測杆と、前記カント計測杆の上端に当接して左右のレールの高低差を計測するカント計測装置と、前記カント計測杆を上下動して昇降させるカント昇降ジャッキを有し、
前記カント計測杆は、前記カント昇降ジャッキで昇降して前記レールに当接又は非接触自在となっていること
を特徴とする請求項1に記載の線路扛上装置。 - 陸上を走行するためのクローラー機構と、線路上を走行するための車輪機構と、前記車輪機構を揺動して起伏する車輪揺動機構と、を備えた軌陸バックホウであり、
前記車輪揺動機構の前輪を揺動する前輪揺動機構に、請求項1又は2に記載の線路扛上装置が装着されていること
を特徴とする軌陸バックホウ。 - バックホウのバケット部分に道床及びバラストを突き固めるタイタンパーアタッチメントが装着されていること
を特徴とする請求項3に記載の軌陸バックホウ。 - 正規の高さから移動した線路のレールを正規に戻して修正する線路扛上方法であって、
請求項4に記載の軌陸バックホウで線路上を走行することで線路扛上作業の現場に前記線路扛上装置を搬送する搬送工程と、
前記揺動ジャッキを作動して、前記クランプ爪を前記レールの下方に差し込むクランプ爪揺動工程と、
前記カント計測機構で基準となるレールとのカントを計測しつつ、前記押上ジャッキを作動して、前記クランプ爪に掛け止められた前記レールを扛上する線路扛上工程と、
前記軌陸バックホウの前記タイタンパーアタッチメントで振動させてバラストを突き固める突固め工程を備え、
前記線路扛上装置のカント昇降ジャッキを作動させて、前記突固め工程の前に、前記カント計測機構を前記レールから退避させること
を特徴とする線路扛上方法。
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JPS5155509A (en) * | 1974-03-14 | 1976-05-15 | Shibaura Eng Works Ltd | Kidoseiseikino suijunseiseisochi |
JPS5948502A (ja) * | 1982-09-09 | 1984-03-19 | フランツ・プラツセル・バ−ンバウマシ−ネン−インズストリ−ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 軌道のバラスト填充、レベル調整及び通り整正を行なうための工具装置 |
JP6556553B2 (ja) * | 2015-08-11 | 2019-08-07 | 十三 松井 | 軌きょう扛上装置 |
JP7220839B2 (ja) * | 2020-07-16 | 2023-02-13 | ユニオン建設株式会社 | 軌きょう扛上装置 |
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- 2023-07-20 JP JP2023118216A patent/JP7398025B1/ja active Active
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