JP7396240B2 - 過電流保護回路 - Google Patents
過電流保護回路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7396240B2 JP7396240B2 JP2020162416A JP2020162416A JP7396240B2 JP 7396240 B2 JP7396240 B2 JP 7396240B2 JP 2020162416 A JP2020162416 A JP 2020162416A JP 2020162416 A JP2020162416 A JP 2020162416A JP 7396240 B2 JP7396240 B2 JP 7396240B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- threshold
- circuit
- overcurrent protection
- protection circuit
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 18
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims 1
- 102100031786 Adiponectin Human genes 0.000 description 83
- 101000775469 Homo sapiens Adiponectin Proteins 0.000 description 83
- 230000001012 protector Effects 0.000 description 21
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 12
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 3
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 230000005669 field effect Effects 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02H—EMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
- H02H3/00—Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection
- H02H3/08—Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current
- H02H3/087—Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal electric working condition with or without subsequent reconnection ; integrated protection responsive to excess current for DC applications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02H—EMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
- H02H7/00—Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
- H02H7/10—Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for converters; for rectifiers
- H02H7/12—Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for converters; for rectifiers for static converters or rectifiers
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M1/00—Details of apparatus for conversion
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Protection Of Static Devices (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Power Conversion In General (AREA)
Description
本開示は、過電流保護回路に関する。
電源と、電源から電力の供給を受ける負荷とを含む回路には、短絡等の原因により電源又は負荷に過電流が流れることを防止する過電流保護回路が設けられることがある。例えば、特許文献1は、アーク溶接電源の出力過電流保護装置を開示している。一方、制御盤、配電盤等の制御機器には、過電流が生じた場合に、電気回路を遮断(トリップ)する等して負荷を保護するためのサーキットプロテクタが設けられることが多い。
特許文献1に開示されたアーク溶接電源の出力過電流保護装置は、アーク溶接電源の保護には有用である。しかしながら、制御盤、配電盤等の制御機器では、電源の故障を防止する過電流保護装置が動作したことにより、電源からの出力電流がサーキットプロテクタを動作させるのに十分な値まで上昇せず、サーキットプロテクタが機能しないことがある。過電流が生じた場合に電源、負荷等の回路を保護するためには、出力電流を遮断する手段を採用するだけでなく、出力電流を電源、負荷等の回路を故障させない程度に調節することも有用である。
本発明の目的は、電源、負荷等の回路の故障リスクを低減させることができる過電流保護回路を提供することにある。
本開示の一態様に係る過電流保護回路は、
直流電源回路から出力される直流電力によって駆動される負荷を保護するための過電流保護回路であって、
前記過電流保護回路は、
前記直流電源回路から前記負荷に流れる出力電流を検出する電流検出部と、
前記出力電流に対する所定のしきい値を設定するしきい値設定部と、
前記出力電流が前記しきい値を超えるときの過電流期間を計時する計時部と、
前記出力電流が前記しきい値を超えるときに、前記出力電流が前記しきい値以下となるように前記直流電源回路を制御する制御部とを備え、
前記しきい値設定部は、前記過電流期間が所定の時間期間を超えたときに、前記しきい値を、当該しきい値よりも小さい設定値に変更する。
直流電源回路から出力される直流電力によって駆動される負荷を保護するための過電流保護回路であって、
前記過電流保護回路は、
前記直流電源回路から前記負荷に流れる出力電流を検出する電流検出部と、
前記出力電流に対する所定のしきい値を設定するしきい値設定部と、
前記出力電流が前記しきい値を超えるときの過電流期間を計時する計時部と、
前記出力電流が前記しきい値を超えるときに、前記出力電流が前記しきい値以下となるように前記直流電源回路を制御する制御部とを備え、
前記しきい値設定部は、前記過電流期間が所定の時間期間を超えたときに、前記しきい値を、当該しきい値よりも小さい設定値に変更する。
本開示に係る過電流保護回路によれば、電源、負荷等の回路の故障リスクを低減させることができる。
以下、添付の図面を参照して本開示に係る過電流保護回路の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態において、同一又は同様の構成要素については同一の符号を付している。
1.第1実施形態
1-1.構成例
1-1-1.全体構成例
図1は、本開示の第1実施形態に係る電源システム100の構成例を示す回路図である。電源システム100は、交流電源装置1と、ACDCコンバータ2と、サーキットプロテクタ3と、過電流保護回路4とを備える。電源システム100は、負荷Lに電力を供給する。
1-1.構成例
1-1-1.全体構成例
図1は、本開示の第1実施形態に係る電源システム100の構成例を示す回路図である。電源システム100は、交流電源装置1と、ACDCコンバータ2と、サーキットプロテクタ3と、過電流保護回路4とを備える。電源システム100は、負荷Lに電力を供給する。
交流電源装置1は、ACDCコンバータ2に交流電力を供給する。例えば、交流電源装置1は、商用電源である。あるいは、交流電源装置1は、直流電源装置と、直流電源装置から供給された直流電流を交流電流に変換するインバータ回路とを備えるものであってもよい。
ACDCコンバータ2は、交流電源装置1から供給された交流電力を用いて直流電力を生成する。ACDCコンバータ2の出力電圧は、Voである(図2参照)。ACDCコンバータ2は、本開示の「直流電源回路」の一例である。直流電源回路は、例えば、直流安定化電源回路又は直流非安定化電源回路である。図示しないが、ACDCコンバータ2は、例えば、交流電源装置1から供給された交流電力の電圧を変圧するトランス等の変圧器と、交流電力を直流電力に変換する整流回路と、整流回路によって整流された電圧を平滑化する平滑回路とを含むトランス式の回路である。ACDCコンバータ2は、PWM(Pulse Width Modulation)制御等の制御手段によりスイッチング素子のオン/オフを制御するスイッチング方式の回路で構成されてもよい。
サーキットプロテクタ3は、短絡等の故障による過電流が生じた場合に、電気回路を遮断(トリップ)する等して負荷Lを保護する過電流保護装置である。サーキットプロテクタ3は、例えばACDCコンバータ2と負荷Lとの間に配置される。
過電流保護回路4は、短絡電流等の過電流から負荷Lを保護するための回路である。過電流保護回路4は、本開示の「第1の過電流保護回路」の一例であり、サーキットプロテクタ3は、本開示の「第2の過電流保護回路」の一例である。過電流保護回路4は、電流検出部41と、電流電圧変換回路42と、しきい値設定部43と、比較器44と、制御信号伝達回路45と、ACDCコンバータ制御部46とを備える。
電流検出部41は、ACDCコンバータ2から出力される出力電流を検出する。例えば、電流検出部41は、シャント抵抗器である。電流検出部41は、例えばACDCコンバータ2と負荷Lとの間に配置される。電流電圧変換回路42は、ACDCコンバータ2から出力される出力電流を電圧に変換する回路である。電流電圧変換回路42は、変換した電圧を増幅する増幅器を含んでもよい。電流電圧変換回路42は、比較器44の非反転入力端子に、変換した電圧VDETを出力する。
しきい値設定部43は、出力電流に対する所定のしきい値を設定する回路である。図1に示した例では、しきい値設定部43は、このようなしきい値の一例として、しきい値電圧Vthを出力する。しきい値設定部43の詳細については後述する。
比較器44は、ACDCコンバータ2から出力された出力電流と、しきい値設定部43により設定されたしきい値とを比較し、比較結果を示す出力信号を出力する比較回路である。図1に示した例では、比較器44は、非反転入力端子と、反転入力端子と、出力端子とを備える。比較器44の非反転入力端子には、電流電圧変換回路42から出力された電圧VDETが入力される。比較器44の反転入力端子には、しきい値設定部43から出力されたしきい値電圧Vthが入力される。比較器44は、非反転入力端子に入力された電圧VDETと、反転入力端子に入力された電圧Vthとを比較し、どちらが大きいかを示す出力電圧を出力する。例えば、比較器44は、VDET>Vthである場合、すなわち、過電流である場合、High(H)レベル信号を出力し、VDET≦Vtである場合、Low(L)レベル信号を出力する。逆に、比較器44は、VDET>Vthである場合にLレベル信号を出力し、VDET≦Vtである場合にHレベル信号を出力するものであってもよい。しかしながら、本開示はこれに限定されず、比較器は、例えば2つの入力電流の大小を比較するものであってもよい。
制御信号伝達回路45は、比較器44の出力信号をACDCコンバータ制御部46に伝達する回路である。例えば、制御信号伝達回路45は、フォトカプラである。制御信号伝達回路45としてフォトカプラを用いると、制御信号伝達回路45の前段回路と、後段回路であるACDCコンバータ制御部46とを絶縁することができる。しかしながら、本開示はこれに限定されず、制御信号伝達回路45は、制御信号伝達回路45の前段回路と、後段回路であるACDCコンバータ制御部46とを電気的に接続して信号を伝達するものであってもよい。
ACDCコンバータ制御部46は、制御信号伝達回路45を介して比較器44から入力された信号に基づいて、ACDCコンバータ2の出力電流を制御する。例えば、ACDCコンバータ制御部46は、ACDCコンバータ2の出力電圧を制御することによって、出力電流を制御する。このような制御の一例として、ACDCコンバータ制御部46は、ACDCコンバータ2から出力された出力電流が、しきい値設定部43により設定されたしきい値を超えるときに、出力電流がしきい値以下となるようにACDCコンバータ2を制御する。例えば、ACDCコンバータ制御部46は、出力電流がしきい値に等しくなるように、ACDCコンバータ2をフィードバック制御する。図1の例では、ACDCコンバータ制御部46は、VDET=VthとなるようにACDCコンバータ2をフィードバック制御する。ACDCコンバータ制御部46は、本開示の「制御部」の一例である。
1-1-2.しきい値設定部の構成例
図1において、しきい値設定部43は、基準電圧電源431と、電圧減衰回路432と、電圧減衰値設定回路433と、タイマ回路434とを備える。基準電圧電源431は、所定の基準電圧V1を出力する定電圧源である。
図1において、しきい値設定部43は、基準電圧電源431と、電圧減衰回路432と、電圧減衰値設定回路433と、タイマ回路434とを備える。基準電圧電源431は、所定の基準電圧V1を出力する定電圧源である。
電圧減衰回路432は、例えば基準電圧V1を分圧して、基準電圧V1を減衰させる回路である。図1に示した例では、電圧減衰回路432は、抵抗R1と、抵抗R1に直列に接続された抵抗R2とを備える。抵抗R1の一端は基準電圧電源431に接続され、他端は、接続点Aにおいて抵抗R2の一端に接続されている。抵抗R2の他端は、接地されている。接続点Aは、比較器44の反転入力端子に接続されている。電圧減衰回路432は、接続点Aから、比較器44の反転入力端子に対して、しきい値電圧Vthを出力する。
電圧減衰値設定回路433は、電圧減衰回路432による基準電圧V1の減衰値又は減衰の程度を設定するための回路である。電圧減衰値設定回路433は、接続点Aと接地電圧との間に直列接続された、抵抗R3とスイッチング素子Q1とを備える。スイッチング素子Q1は、タイマ回路434の出力信号電圧に応じて、スイッチング素子Q1と接地電圧との間の接続(オン)と非接続(オフ)とを切り換える。スイッチング素子Q1は、例えばMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)、バイポーラトランジスタ等のトランジスタである。図示の例では、スイッチング素子Q1は、MOSFETであり、タイマ回路434の出力端子は、スイッチング素子Q1のゲートに接続されている。MOSFETのゲートは、本開示のスイッチング素子の制御端子の一例である。しかしながら、本開示はこれに限定されず、スイッチング素子Q1は、機械式の開閉器であってもよい。
スイッチング素子Q1がオン、オフであるときの接続点Aにおけるしきい値電圧VthをそれぞれVth(ON)、Vth(OFF)とすると、Vth(ON)<Vth(OFF)の関係が成立する。
上記のVth(OFF)及びVth(ON)は、抵抗の数を変更する等の回路の設計変更を行うことにより、所望の値に設定することができる。
タイマ回路434は、出力電流がしきい値を超えるときの過電流期間を計時する回路である。タイマ回路434は、本開示の「計時部」の一例である。タイマ回路434は、比較器44の出力信号が、過電流を表すHレベル信号(又はLレベル信号)である時間的な期間(過電流期間)を計時する。タイマ回路434は、過電流期間が所定の期間tthを超えたときに、スイッチング素子Q1をオンにする。タイマ回路434は、初期状態及び過電流期間が所定の期間tthを超えていないときには、スイッチング素子Q1をオフにする。
上記のように、過電流期間が所定の期間tthを超えたときに、スイッチング素子Q1をオンにされて抵抗R3が接地されることにより、接続点Aにおけるしきい値電圧Vthは、Vth(OFF)からVth(ON)に変化する。このように、しきい値設定部43は、過電流期間が所定の期間tthを超えたときに、しきい値電圧Vth(OFF)を、当該しきい値電圧よりも小さい設定値Vth(ON)に変更する。
タイマ回路434は、例えばエイブリック株式会社のS809xxCシリーズに含まれる遅延回路によって実現される。
1-2.動作例
図2は、図1の過電流保護回路4の動作例を示すグラフである。図2のグラフの横軸はACDCコンバータ2の出力電流を表し、縦軸はACDCコンバータ2の出力電圧を表している。図2において、IRは、負荷Lの定格電流を表す。
図2は、図1の過電流保護回路4の動作例を示すグラフである。図2のグラフの横軸はACDCコンバータ2の出力電流を表し、縦軸はACDCコンバータ2の出力電圧を表している。図2において、IRは、負荷Lの定格電流を表す。
図2において実線で示したグラフは、過電流期間の初期期間における出力電流-出力電圧特性を示している。「初期期間」とは、過電流となった時刻t0から、その後の時刻t1までの時間期間を表す。例えば、前述のタイマ回路434における所定の期間tthは、tth=t1-t0となるように設計される。
これに対して、図2において一点鎖線で示したグラフは、時刻t1以降の過電流期間における出力電流-出力電圧特性を示している。図3は、上記のような過電流期間を含む期間におけるACDCコンバータ2の出力電流と時刻tとの関係を模式的に示すグラフである。図3において、時刻t=0は、ACDCコンバータ2が負荷Lに電力供給を開始した時刻を表す。
(初期期間)
図1~図3を参照して、初期期間における過電流保護回路4の動作例を説明する。図2の実線部及び図3に示すように、例えば時刻t0において負荷Lにおいて短絡が発生し、負荷Lに過電流が流れた場合、ACDCコンバータ制御部46は、ACDCコンバータ2を制御して、出力電流を第1のしきい値電流Ith1とする。第1のしきい値電流Ith1は、例えば定格電流IRの170%に設計される。この動作の具体例は、例えば次の通りである。
図1~図3を参照して、初期期間における過電流保護回路4の動作例を説明する。図2の実線部及び図3に示すように、例えば時刻t0において負荷Lにおいて短絡が発生し、負荷Lに過電流が流れた場合、ACDCコンバータ制御部46は、ACDCコンバータ2を制御して、出力電流を第1のしきい値電流Ith1とする。第1のしきい値電流Ith1は、例えば定格電流IRの170%に設計される。この動作の具体例は、例えば次の通りである。
図1において、電流検出部41は、ACDCコンバータ2から負荷Lに流れる出力電流を検出し、電流電圧変換回路42が、検出された電流を電圧VDETに変換する。比較器44は、VDETと、しきい値設定部43から出力されたしきい値電圧Vth(OFF)とを比較し、どちらが大きいかを示す出力電圧を出力する。例えば、比較器44は、VDET>Vth(OFF)である場合、すなわち、過電流である場合、過電流であることを示すHレベル信号を出力する。次に、制御信号伝達回路45が過電流であることを示すHレベル信号をACDCコンバータ制御部46に伝達する。ACDCコンバータ制御部46は、ACDCコンバータ2を制御して、VDET=Vth(OFF)となるように出力電流を低下させる。しきい値設定部43は、出力電流が第1のしきい値電流Ith1となったときにVDET=Vth(OFF)となるように設計されている。したがって、ACDCコンバータ制御部46は、出力電流が第1のしきい値電流Ith1となるようにACDCコンバータ2を制御することになる。
以上のような構成により、過電流保護回路4は、第1のしきい値電流Ith1を超える電流が負荷Lに流れることを防止し、短絡電流等の過電流から負荷Lを保護することができる。
また、例えば、サーキットプロテクタ3は、サーキットプロテクタ3に第1のしきい値電流Ith1が流れた場合に、ACDCコンバータ2による負荷Lへの電流供給を遮断するように選択又は設計される。したがって、過電流保護回路4による電流制御により、サーキットプロテクタ3による電流遮断が行われないことはない。このように、過電流保護回路4は、出力電流を低減させて負荷Lを保護するのみならず、過電流状態においてサーキットプロテクタ3を動作させて、より確実に負荷Lを保護することができる。
(初期期間後の期間)
初期期間が経過し、時刻t1になると、ACDCコンバータ制御部46は、ACDCコンバータ2を制御して、出力電流を第2のしきい値電流Ith2とする。第2のしきい値電流Ith2は、例えば定格電流IRの110%に設計される。この動作の具体例は、例えば次の通りである。
初期期間が経過し、時刻t1になると、ACDCコンバータ制御部46は、ACDCコンバータ2を制御して、出力電流を第2のしきい値電流Ith2とする。第2のしきい値電流Ith2は、例えば定格電流IRの110%に設計される。この動作の具体例は、例えば次の通りである。
前述の通り、タイマ回路434は、過電流期間を計時している。タイマ回路434は、過電流期間が所定の期間tthを超えたときに、スイッチング素子Q1をオンにする。これにより、接続点Aにおけるしきい値電圧Vthは、Vth(OFF)からVth(ON)に変化する。ACDCコンバータ制御部46は、ACDCコンバータ2を制御して、VDET=Vth(ON)となるように出力電流を低下させる。しきい値設定部43は、出力電流が第2のしきい値電流Ith2となったときにVDET=Vth(ON)となるように設計されている。したがって、ACDCコンバータ制御部46は、出力電流が第2のしきい値電流Ith2となるようにACDCコンバータ2を制御することになる。
以上のような構成により、過電流保護回路4は、過電流期間が所定の期間tthを超えたときに、出力電流を、第1のしきい値電流Ith1よりも小さい第2のしきい値電流Ith2に変更することができる。これにより、過電流保護回路4は、例えばサーキットプロテクタ3がない場合又は故障等により動作しない場合であっても、定格電流IRを大きく上回る電流が負荷Lに流れることを防止し、負荷Lの内部回路の発熱、ACDCコンバータ2の故障等のリスクを低減することができる。
1-3.効果等
以上のように、過電流保護回路4は、電流検出部41と、しきい値設定部43と、タイマ回路434と、ACDCコンバータ制御部46とを備える。電流検出部41は、ACDCコンバータ2から負荷Lに流れる出力電流を検出する。しきい値設定部43は、出力電流に対する所定のしきい値を設定する。タイマ回路434は、出力電流がしきい値を超えるときの過電流期間を計時する。ACDCコンバータ制御部46は、出力電流がしきい値を超えるときに、出力電流がしきい値以下となるようにACDCコンバータ2を制御する。しきい値設定部43は、過電流期間が所定の時間期間tthを超えたときに、しきい値を、当該しきい値よりも小さい設定値に変更する。
以上のように、過電流保護回路4は、電流検出部41と、しきい値設定部43と、タイマ回路434と、ACDCコンバータ制御部46とを備える。電流検出部41は、ACDCコンバータ2から負荷Lに流れる出力電流を検出する。しきい値設定部43は、出力電流に対する所定のしきい値を設定する。タイマ回路434は、出力電流がしきい値を超えるときの過電流期間を計時する。ACDCコンバータ制御部46は、出力電流がしきい値を超えるときに、出力電流がしきい値以下となるようにACDCコンバータ2を制御する。しきい値設定部43は、過電流期間が所定の時間期間tthを超えたときに、しきい値を、当該しきい値よりも小さい設定値に変更する。
この構成により、過電流保護回路4は、しきい値設定部43によって設定されたしきい値を超える電流が負荷Lに流れることを防止し、負荷L、ACDCコンバータ2等の回路の故障リスクを低減することができる。また、過電流保護回路4は、過電流期間が所定の時間期間tth以下であるときにはしきい値を高く設定し、所定の時間期間tthを超えたときに、しきい値を、当該しきい値よりも小さい設定値に変更する。これにより、過電流期間が所定の時間期間tth以下であるときに、負荷Lの内部、又はACDCコンバータ2と負荷Lとの間に設けられたサーキットプロテクタ3を動作させて、より確実に負荷Lを保護することができる。
ACDCコンバータ制御部46は、過電流期間において、出力電流がしきい値に等しくなるようにACDCコンバータ制御部46を制御してもよい。
前述の効果に加えて、このようなフィードバック制御を行うことにより、過電流保護回路4は、出力電流を時間的に安定させることができる。
過電流保護回路4が、サーキットプロテクタ3を動作させて、より確実に負荷Lを保護することができることについて説明する。電源自身に備えられた過電流保護回路は、過電流が生じた場合に、出力電流を制限するだけでなく、過負荷時におけるインピーダンス等の負荷の状況に応じて、出力電圧も低減(垂下)させるものが多い。また、電圧が所定の基準以下になると、断続的に出力のオンとオフとを切り換える間欠動作を電源に行わせる過電流保護回路も知られている。
間欠動作型の過電流保護回路を採用した場合、間欠動作時におけるオン時間と、オン時のピーク電流を安価な回路でコントロールすることは難しい。したがって、オン時間において確実にサーキットプロテクタをトリップさせることは困難である。間欠動作型の過電流保護回路は、負荷側に容量がある場合に起動できないおそれもある。
過電流が生じた場合に一定電流を流し続ける過電流保護回路は、間欠動作型のものと比較して、サーキットプロテクタを確実にトリップさせるように設計を行うことは容易である。しかしながら、サーキットプロテクタがトリップするしきい値電流を大きく設定すると、過電流が生じた場合に、負荷Lの内部回路の発熱、ACDCコンバータ2の故障等のリスクがある。したがって、トリップするしきい値電流が大きいサーキットプロテクタは採用できない。
これに対して、過電流保護回路4は、間欠動作型ではなく、一定電流を流し続けるものの一種であるが、過電流期間が所定の時間期間tth以下であるときにはしきい値を高く設定し、所定の時間期間tthを超えたときに、しきい値を、当該しきい値よりも小さい設定値に変更する。これにより、過電流期間が所定の時間期間tth以下であるときに、負荷Lの内部、又はACDCコンバータ2と負荷Lとの間に設けられたサーキットプロテクタ3を動作させて、より確実に負荷Lを保護することができる。このように動作することにより、過電流保護回路4は、しきい値設定部43によって設定されたしきい値を超える電流が負荷Lに流れることをも防止し、負荷L、ACDCコンバータ2等の回路の故障リスクを低減することができる。過電流保護回路4は、以上のような効果を安価な回路で実現できる。
2.第2実施形態
図4は、本開示の第2実施形態に係る電源システム200の構成例を示す回路図である。図4の電源システム200の過電流保護回路204は、図1の電源システム100の過電流保護回路4と比較して次の点で異なる。すなわち、図4の過電流保護回路204のしきい値設定部243は、図1の過電流保護回路4のしきい値設定部43の構成に加えて、抵抗R4と、スイッチング素子Q2と、ダイオードD1と、ツェナーダイオードD2とを更に備える。
図4は、本開示の第2実施形態に係る電源システム200の構成例を示す回路図である。図4の電源システム200の過電流保護回路204は、図1の電源システム100の過電流保護回路4と比較して次の点で異なる。すなわち、図4の過電流保護回路204のしきい値設定部243は、図1の過電流保護回路4のしきい値設定部43の構成に加えて、抵抗R4と、スイッチング素子Q2と、ダイオードD1と、ツェナーダイオードD2とを更に備える。
抵抗R4は、接続点Aと接地電圧との間に、スイッチング素子Q2と直列に接続されている。スイッチング素子Q2は、例えばMOSFET、バイポーラトランジスタ等のトランジスタであるが、これに限定されず、機械式の開閉器であってもよい。
ダイオードD1のアノードは、タイマ回路434の出力端子に接続され、カソードは、スイッチング素子Q2のゲートに接続されている。ツェナーダイオードD2のアノードは、スイッチング素子Q2のゲートに接続され、カソードは、ACDCコンバータ2の+側の出力端子(電圧Vo)に接続されている。
図5は、図4の過電流保護回路204の動作例を示すグラフである。図5のグラフは、図2の過電流保護回路4の動作例を示すグラフと比較すると、出力電圧がVz以下である場合に、図2に示した電流-電圧特性と異なる特性を示す。ここで、Vzは、ツェナーダイオードD2のツェナー電圧である。
具体的には、過電流期間の初期期間において、ACDCコンバータ2の出力電圧がVz以下であるときは、スイッチング素子Q1,Q2は共にオフである。この場合における接続点Aにおけるしきい値電圧Vth(OFF,OFF)は、最も高い値となる。しきい値設定部243は、出力電流が第3のしきい値電流Ith3となったときにVDET=Vth(OFF,OFF)となるように設計されている。したがって、ACDCコンバータ制御部46は、出力電流が第3のしきい値電流Ith3となるようにACDCコンバータ2を制御することになる。
過電流期間の初期期間において、ACDCコンバータ2の出力電圧がVzより大きいときは、スイッチング素子Q1はオフであり、スイッチング素子Q2はオンとなる。この場合における接続点Aにおけるしきい値電圧Vth(OFF,ON)は、Vth(OFF,OFF)より低い中間的な値となる。しきい値設定部243は、出力電流が第4のしきい値電流Ith4となったときにVDET=Vth(OFF,ON)となるように設計されている。したがって、ACDCコンバータ制御部46は、出力電流が第3のしきい値電流Ith3より小さい第4のしきい値電流Ith4となるようにACDCコンバータ2を制御することになる。
過電流期間の初期期間が経過した後は、タイマ回路434からの出力により、ACDCコンバータ2の出力電圧がVz以下であるか否かにかかわらず、スイッチング素子Q1,Q2は共にオンとなる。この場合における接続点Aにおけるしきい値電圧Vth(ON,ON)は、Vth(OFF,ON)より低い最低値となる。しきい値設定部243は、出力電流が第5のしきい値電流Ith5となったときにVDET=Vth(ON,ON)となるように設計されている。したがって、ACDCコンバータ制御部46は、出力電流が第4のしきい値電流Ith4より小さい第5のしきい値電流Ith5となるようにACDCコンバータ2を制御することになる。
以上のように、しきい値設定部243は、ACDCコンバータ2の出力電圧が所定の電圧Vz以下であるときは、しきい値の初期値を、ACDCコンバータ2の出力電圧が所定の電圧Vzより大きいときに設定される値Ith4よりも大きい値Ith3に設定する。
この構成により、ACDCコンバータ2の出力電圧に応じて、出力電流を細やかに設計することができる。例えば、出力電圧がVz以下である比較的安全な場合に、しきい値の初期値を大きい値Ith3に設定することにより、負荷L及び/又はACDCコンバータ2にとって安全な状況下でサーキットプロテクタ3を動作させることができる。したがって、より確実に負荷L及び/又はACDCコンバータ2を保護することができる。
3.第3実施形態
図6は、本開示の第3実施形態に係る電源システム300の構成例を示す回路図である。図6の電源システム300の過電流保護回路304は、図1の電源システム100の過電流保護回路4と比較して次の点で異なる。すなわち、図6の過電流保護回路304のしきい値設定部343は、図1のしきい値設定部43における電圧減衰値設定回路433に代えて、電圧減衰値設定回路433aを備える。図6の電圧減衰値設定回路433aは、図1の電圧減衰値設定回路433における抵抗R3に代えて、NTC(Negative Temperature Coefficient)サーミスタTを備える。
図6は、本開示の第3実施形態に係る電源システム300の構成例を示す回路図である。図6の電源システム300の過電流保護回路304は、図1の電源システム100の過電流保護回路4と比較して次の点で異なる。すなわち、図6の過電流保護回路304のしきい値設定部343は、図1のしきい値設定部43における電圧減衰値設定回路433に代えて、電圧減衰値設定回路433aを備える。図6の電圧減衰値設定回路433aは、図1の電圧減衰値設定回路433における抵抗R3に代えて、NTC(Negative Temperature Coefficient)サーミスタTを備える。
NTCサーミスタTは、本開示の「温度検出部」の一例である。温度検出部は、NTCサーミスタTに限定されず、PTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスタ又はCTR(Critical Temperature Resistor)サーミスタであってもよい。
図7は、図6の過電流保護回路304の動作例を示すグラフである。図7のグラフは、図2の過電流保護回路4の動作例を示すグラフと比較すると、過電流期間の初期期間経過後における変更後のしきい値電流が、温度Tが高い程小さい点で異なる。図7に示した例では、第6のしきい値電流Ith6は、過電流期間の初期期間経過後(スイッチQ1がオン)において、温度Tが25℃のときのしきい値電流を表している。第6のしきい値電流Ith6は、例えば定格電流IRの110%に設計される。また、図7に示した例では、第7のしきい値電流Ith7は、過電流期間の初期期間経過後(スイッチQ1がオン)において、温度Tが100℃のときのしきい値電流を表している。第7のしきい値電流Ith7は、例えば定格電流IRの80%に設計される。
NTCサーミスタTは、例えば電流が流れることにより熱を発する部品、回路等の近くに配置される。NTCサーミスタTは、例えば熱に弱い部品、回路等の近くに、例えば隣接して配置される。NTCサーミスタTは、例えばACDCコンバータ2の内部の配線、コンデンサ等の近くに配置される。
この構成により、過電流保護回路304は、温度Tに応じて、過電流期間の初期期間経過後におけるしきい値電流の設定値を小さくし、電源システム300を構成する回路の発熱を低減させることができる。これにより、電源システム300を構成する回路の熱による故障を防止することができる。
(変形例)
以上、本開示の実施形態を詳細に説明したが、前述までの説明はあらゆる点において本開示の例示に過ぎない。本開示の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができる。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略する。以下の変形例は適宜組み合わせることができる。
以上、本開示の実施形態を詳細に説明したが、前述までの説明はあらゆる点において本開示の例示に過ぎない。本開示の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができる。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略する。以下の変形例は適宜組み合わせることができる。
図1では、本開示の第1実施形態に係る過電流保護回路4が、ACDCコンバータ2から出力される出力電流を電圧に変換する電流電圧変換回路42を備える例について説明した。この例では、比較器44は、電流電圧変換回路42によって変換された電圧VDETと、しきい値設定部43から出力されたしきい値電圧Vthとを比較する。この例では、ACDCコンバータ制御部46は、VDET=VthとなるようにACDCコンバータ2をフィードバック制御する。しかしながら、本開示に係る過電流保護回路4は、出力電流がしきい値以下となるようにACDCコンバータ2を制御するものであればよく、上記の例に限定されない。例えば、過電流保護回路4は、電流電圧変換回路42を含まないものであってもよい。この場合、過電流保護回路4のACDCコンバータ制御部46は、電流検出部41によって検出された出力電流を、所定のしきい値以下となるように制御するものであってもよい。
また、図1の例では、電流検出部41はACDCコンバータ2の-側出力端子に接続されているが、本開示はこれに限定されず、電流検出部41はACDCコンバータ2の+側出力端子に接続されてもよい。
さらに、図1の例では、比較器44の非反転入力端子に電流電圧変換回路42から出力された電圧VDETが入力され、反転入力端子にしきい値設定部43から出力されたしきい値電圧Vthが入力されることを説明した。しかしながら、比較器44は、VDETがVthを超えるか否かに基づいて出力信号を調整するものであればよく、本開示はこれに限定されない。例えば、比較器44の反転入力端子に電流電圧変換回路42から出力された電圧VDETが入力され、非反転入力端子にしきい値設定部43から出力されたしきい値電圧Vthが入力されてもよい。
1 交流電源装置
2 ACDCコンバータ(直流電源回路)
3 サーキットプロテクタ
4,204,304 過電流保護回路
41 電流検出部
42 電流電圧変換回路
43,243,343 しきい値設定部
44 比較器
45 制御信号伝達回路
46 制御部
46 コンバータ制御部
100,200,300 電源システム
431 基準電圧電源
432 電圧減衰回路
433,433a 電圧減衰値設定回路
434 タイマ回路(計時部)
R1,R2,R3,R4 抵抗
Q1,Q2 スイッチング素子
T NTCサーミスタ
2 ACDCコンバータ(直流電源回路)
3 サーキットプロテクタ
4,204,304 過電流保護回路
41 電流検出部
42 電流電圧変換回路
43,243,343 しきい値設定部
44 比較器
45 制御信号伝達回路
46 制御部
46 コンバータ制御部
100,200,300 電源システム
431 基準電圧電源
432 電圧減衰回路
433,433a 電圧減衰値設定回路
434 タイマ回路(計時部)
R1,R2,R3,R4 抵抗
Q1,Q2 スイッチング素子
T NTCサーミスタ
Claims (6)
- 直流電源回路から出力される直流電力によって駆動される負荷を保護するための過電流保護回路であって、
前記過電流保護回路は、
前記直流電源回路から前記負荷に流れる出力電流を検出する電流検出部と、
前記出力電流に対する所定のしきい値を設定するしきい値設定部と、
前記出力電流が前記しきい値を超えるときの過電流期間を計時する計時部と、
前記出力電流が前記しきい値を超えるときに、前記出力電流が前記しきい値以下となるように前記直流電源回路を制御する制御部とを備え、
前記しきい値設定部は、前記過電流期間が所定の時間期間を超えたときに、前記しきい値を、当該しきい値よりも小さい設定値に変更する、過電流保護回路。 - 前記制御部は、前記過電流期間において、前記出力電流が前記しきい値に等しくなるように前記直流電源回路を制御する、請求項1に記載の過電流保護回路。
- 前記しきい値設定部は、前記直流電源回路の出力電圧に応じて、前記しきい値の初期値を変更する、請求項1又は2に記載の過電流保護回路。
- 前記しきい値設定部は、前記直流電源回路の出力電圧が所定の電圧以下であるときは、前記しきい値の初期値を、前記直流電源回路の出力電圧が前記所定の電圧より大きいときに設定される値よりも大きい値に設定する、請求項3に記載の過電流保護回路。
- 前記過電流保護回路は、前記直流電源回路又は前記過電流保護回路の温度を検出する温度検出部を更に備え、
前記しきい値設定部は、前記温度検出部によって検出された温度に応じて、前記設定値を変更する、請求項1~4のいずれか1項に記載の過電流保護回路。 - 前記しきい値設定部は、前記温度検出部によって検出された温度が高い程、前記設定値を小さくする、請求項5に記載の過電流保護回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020162416A JP7396240B2 (ja) | 2020-09-28 | 2020-09-28 | 過電流保護回路 |
PCT/JP2021/007068 WO2022064733A1 (ja) | 2020-09-28 | 2021-02-25 | 過電流保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020162416A JP7396240B2 (ja) | 2020-09-28 | 2020-09-28 | 過電流保護回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022055051A JP2022055051A (ja) | 2022-04-07 |
JP7396240B2 true JP7396240B2 (ja) | 2023-12-12 |
Family
ID=80845101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020162416A Active JP7396240B2 (ja) | 2020-09-28 | 2020-09-28 | 過電流保護回路 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7396240B2 (ja) |
WO (1) | WO2022064733A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12100943B2 (en) | 2022-06-01 | 2024-09-24 | Caterpillar Inc. | Current protection to prevent overcurrent in electrical grids and motors |
CN116191842B (zh) * | 2023-04-25 | 2023-07-25 | 广东汇芯半导体有限公司 | 一种高压集成电路 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005185069A (ja) | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | 溶接用などの制御電源装置とその制御方法 |
JP2018196294A (ja) | 2017-05-19 | 2018-12-06 | ミネベアミツミ株式会社 | モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6751527B2 (ja) * | 2016-09-26 | 2020-09-09 | 東芝ライテック株式会社 | 照明システムおよび電源装置 |
-
2020
- 2020-09-28 JP JP2020162416A patent/JP7396240B2/ja active Active
-
2021
- 2021-02-25 WO PCT/JP2021/007068 patent/WO2022064733A1/ja active Application Filing
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005185069A (ja) | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | 溶接用などの制御電源装置とその制御方法 |
JP2018196294A (ja) | 2017-05-19 | 2018-12-06 | ミネベアミツミ株式会社 | モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2022064733A1 (ja) | 2022-03-31 |
JP2022055051A (ja) | 2022-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7746615B2 (en) | Adaptive multi-level threshold system and method for power converter protection | |
US5986902A (en) | Integrated protection circuit, method of providing current-limiting and short-circuit protection and converter employing the same | |
TWI448029B (zh) | A system and method for protecting a power conversion system under open circuit and / or short circuit conditions | |
US8848332B2 (en) | Intrinsically safe energy limiting circuit | |
JP6048462B2 (ja) | 保護回路 | |
US9391525B2 (en) | Power system switch protection using output driver regulation | |
JP2012060714A (ja) | 集積回路 | |
US11056968B2 (en) | Power converter, power controller, and control method capable of providing multiple protections | |
US9729043B2 (en) | Power conversion apparatus and protection method thereof while feedback current signal being abnormal | |
JP7396240B2 (ja) | 過電流保護回路 | |
JP2004312901A (ja) | スイッチング電源の過電流保護回路 | |
KR20170123274A (ko) | Dcdc 컨버터 | |
JP2011160517A (ja) | 過電流保護回路、及びスイッチング電源装置 | |
JP5126241B2 (ja) | 過電圧保護回路、及び過電圧保護方法 | |
EP1701424B1 (en) | Combined device of electric protection at low voltage against transient and extended over-voltage with automatic reconnection | |
CN113690852A (zh) | 开关电源及其过功率保护装置、方法 | |
JP2002186174A (ja) | 電源回路の保護回路 | |
JP2004336873A (ja) | 過電圧保護回路、該過電圧保護回路を備えた電子機器 | |
JP6371226B2 (ja) | 逆電流保護付きスイッチング電源装置 | |
CN115882421B (zh) | 电子保险丝电路及应用其的电路系统 | |
RU2180464C2 (ru) | Источник питания с защитой от перегрузок | |
JP2010016962A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP6808764B2 (ja) | 保護継電器用電源供給装置 | |
JP2024055589A (ja) | 保護装置 | |
JP2020025419A (ja) | 電力変換装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230307 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231031 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231113 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7396240 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |