[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP7392378B2 - 空調システム - Google Patents

空調システム Download PDF

Info

Publication number
JP7392378B2
JP7392378B2 JP2019188147A JP2019188147A JP7392378B2 JP 7392378 B2 JP7392378 B2 JP 7392378B2 JP 2019188147 A JP2019188147 A JP 2019188147A JP 2019188147 A JP2019188147 A JP 2019188147A JP 7392378 B2 JP7392378 B2 JP 7392378B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
duct
vehicle
conditioning system
air conditioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019188147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021062730A (ja
Inventor
健太 藤森
慎貴 酒向
祐介 小松原
伸一郎 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2019188147A priority Critical patent/JP7392378B2/ja
Publication of JP2021062730A publication Critical patent/JP2021062730A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7392378B2 publication Critical patent/JP7392378B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、空調システムに関する。
車両用シート構造に関して、車室内に配置される2つのシートの配列を、着座乗員をシート幅方向に横並び状に着座させる横並びモードと、着座乗員を前後に向かい合わせ状に着座させる対面モードと、の間で切り換える技術が知られている(例えば特許文献1参照)。この技術では、横並びモードから対面モードに切り換える場合、2つのシートのうちの一方のシートを乗物正面向きから乗物背面向きに旋回し、他方のシートを後方かつシート幅方向へ斜めにスライドさせて、2つのシートと前後に向かい合わせる。
特開2019-85070号公報
ところで、上述した特許文献1では、乗員が車両の後方向きのシートに着座している場合、車両のインストルメントパネル(以下、「インパネ」という)内に配置された前方からの空調システムによって吹き出された空気がシートの背面によって阻害される。このため、上述した特許文献1では、車両の後方向きのシートに着座する乗員に対して空調システムから吹き出される空気を当てることができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両の後方向きのシートに着座する乗員に対しても、空気が当たるように吹き出すことができる空調システムを提供することを目的とする。
本発明に係る空調システムは、複数のシートを備え、少なくとも1つのシートが車室内で前方または後方に向くことが可能な車両の空調システムであって、前記車両の天井と外装ルーフパネルとの間の空間に配置されてなり、前記天井に形成された開口を介して空気を吸い込む吸込口を有し、前記車両の後方へ前記空気を流通させる第1のダクトと、前記空間内で前記第1のダクトに接続され、前記第1のダクトからの前記空気を吸い込んで送り出す送気部と、前記空間内で前記送気部に接続され、前記送気部から送り出された前記空気を複数の流路に分配して流通させる第2のダクトであって、前記天井において前記複数のシートの各々の上方に形成された開口を介して前記空気を前記車室内へ吹き出す複数の吹出口を有する第2のダクトと、を備える。
本発明によれば、車両の後方向きのシートに着座する乗員に対しても、空気が当たるように吹き出すことができる。
図1は、実施の形態1に係る空調システムを備える車両の車室内から天井を直視した概略図である。 図2は、実施の形態1に係る空調システムの要部の概略図である。 図3は、図2のA-A線断面図である。 図4は、図2のB-B線断面図である。 図5は、図2のC-C線断面図である。 図6は、図2のD-D線断面図である。 図7は、図2のE-E線断面図である。 図8は、図2のF-F線断面図である。 図9は、図2のG-G線断面図である。 図10は、前方シートが車両の前方向きに向いた状態で乗員が着座している際の空調システムが吹き出す空気の流れを模式的に示す図である。 図11は、前方シートが車両の後方向きに向いた状態で乗員が着座している際の空調システムが吹き出す空気の流れを模式的に示す図である。 図12は、実施の形態2に係る空調システムの概略構成を示す断面図である。 図13は、実施の形態3に係る空調システムの要部の構成を示す概略図である。 図14は、実施の形態3に係る空調システムの機能構成を示すブロック図である。 図15は、実施の形態3に係る空調システムの動作を模式的に説明する図である。 図16は、実施の形態4に係る空調システムの構成を示す模式図である。 図17は、実施の形態4の変形例1に係る空調システムの要部の構成を示す模式図である。 図18は、実施の形態4の変形例2に係る空調システムの要部の構成を示す模式図である。 図19は、実施の形態4の変形例3に係る空調システムの要部の構成を示す模式図である。 図20は、実施の形態4の変形例4に係る空調システムの要部の構成を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)を説明する。
(実施の形態1)
〔車両の概略構成〕
図1は、実施の形態1に係る空調システムを備える車両の車室内から天井を直視した概略図である。図2は、実施の形態1に係る空調システムの要部の概略図であって、空調システムを備える車両の外装ルーフパネルを取り外した状態の概略図である。図3は、図2のA-A線断面図である。図4は、図2のB-B線断面図である。図5は、図2のC-C線断面図である。図6は、図2のD-D線断面図である。図7は、図2のE-E線断面図である。図8は、図2のF-F線断面図である。図9は、図2のG-G線断面図である。なお、図2では、車両の外装ルーフパネルを取り外した状態を示しているが、図3~図9では、車両の外装ルーフパネルを取り付けた状態の断面図を示している。また、以下の説明において、前後上下左右等の各方向は、各図中に示された方向を指すものとする。
図1~図9に示す車両1は、車体10と、車体10の長手方向に沿って左右両側に設けられた2つのルーフレール20と、2つのルーフレール20を介して車体10に支持されるフレーム30と、2つのルーフレール20およびフレーム30を介して車体10に取り付けられる天井40(ルーフライニング)と、2つのルーフレール20およびフレーム30を介して車体10の外装ルーフパネル11と天井40との間に配置されてなる空調システム50と、天井40の前方側に設けられた芳香システム60と、を備える。
まず、ルーフレール20について説明する。ルーフレール20は、車体10のフロントピラー12からリアピラー13に向けて延在して板状に形成されている。ルーフレール20は、一端がフロントピラー12または車体10の外装ルーフパネル11に溶接等によって接合され、他端がリアピラー13または車体10の外装ルーフパネル11に溶接等によって接合される。また、ルーフレール20は、複数の接続部材21を介してフレーム30を支持する。
次に、フレーム30について説明する。フレーム30は、第1のフレーム部材31と、第2のフレーム部材32と、第3のフレーム部材33と、2つの第4のフレーム部材34と、を備える。
第1のフレーム部材31は、車体10の天井40の縁に沿うように矩形状に形成されている。第2のフレーム部材32は、車体10の前方側に設けられ、車体10の幅方向に延在して第1のフレーム部材31の内側に接合される。第3のフレーム部材33は、車体10の後方側に設けられ、車体10の幅方向に延在して第1のフレーム部材31の内側に接合される。2つの第4のフレーム部材34は、各々が略C字状をなしており、一方のC字の両端が車体10の右側で第1のフレーム部材31に接合され、他方のC字の両端が車体10の左側で第1のフレーム部材31に接合される。
第2のフレーム部材32には、第1の支持部材35、および2つの第2の支持部材36が接合されている。また、第3のフレーム部材33には、2つの第3の支持部材37が接合されている。これらの支持部材の各々には、空調システム50の所定部位が取り付けられる。
次に、天井40について説明する。天井40は、2つのルーフレール20およびフレーム30等を介して車体10に取り付けられる。天井40は、第1の開口41と、4つの第2の開口42と、2つの第3の開口43と、が形成されている。
第1の開口41は、天井40の中央に設けられた楕円状をなす。第1の開口41には、表面が楕円環状をなす第1のカバー部材44が設けられている。さらに、第1のカバー部材44の内周側には、光を拡散可能な部材を用いて形成され、図示しない光源と一緒に用いられることによって照明装置の一部として機能する第2のカバー部材45と、空調システム50において空気を吸い込む吸込口511と、車両1のドアの開閉時に車両1の車室内を照明する車室灯46と、が設けられている。
4つの第2の開口42は、車両1内に設けられた4つのシートの各々の上方に形成されている。具体的には、第2の開口42は、車両1内に設けられた4つのシートの各々の上方における天井40の前後左右の4箇所に形成されている。第2の開口42は、車体10の幅方向と平行な方向に延びるスリット形状をなす。また、第2の開口42には、図5および図6に示すように、天井40の一部を上方に折り曲げ、かつ、車両1の前方側に傾斜させて開口を形成する折り返し部421が設けられている。折り返し部421は、後述する空調システム50の吹出口531の内周側に取り付けられる。4つの第2の開口42の各々は、空調システム50からの空気を車室内に向けて吹き出す。
第3の開口43は、車両1の左右両サイド側の各々の車体10のフロントピラー12付近に設けられる。第3の開口43は、芳香システム60から供給される揮発性の芳香物質を含む空気を車室内に向けて吹き出す。
次に、空調システム50について説明する。空調システム50は、第1のダクト51(吸気ダクト)と、送気部52と、第2のダクト53(送風ダクト)と、空気清浄機54と、を備える。
第1のダクト51は、車両1の天井40と外装ルーフパネル11との間の空間に配置されてなり、天井40に形成された第1の開口41を介して空気を吸い込む吸込口511を有し、車両1の後方へ空気を流通させる。さらに、第1のダクト51は、第1の流路部512と、第2の流路部513と、第3の流路部514と、第4の流路部515と、を有する。第1の流路部512は、吸込口511に接続される。第2の流路部513は、第1の流路部512に接続され、かつ第4の流路部515に接続される。第3の流路部514は、第1の流路部512に接続され、かつ第4の流路部515に接続される。第4の流路部515は、第2の流路部513および第3の流路部514の各々に接続され、かつ送気部52に接続される。第1の流路部512、第2の流路部513、第3の流路部514および第4の流路部515の各々は、溶接等の接合方法によって一体的に形成されている。
吸込口511は、天井40の第1の開口41に設けられている。具体的には、図1および図2に示すように、吸込口511は、車体10の前方側における天井40の第1の開口41に設けられている。また、図3に示すように、吸込口511は、水平方向に対して車両1の斜め上方側に向けて空気を吸い込むように形成されている。
また、第1のダクト51は、空気の流路と直交する面の断面積が流路に沿って均一である。例えば、図4に示す第1の流路部512の断面積M1は、図9に示す第2の流路部513における断面積M2と第3の流路部514における断面積M3との和と等しい。図3に示すように、第1のダクト51と第1の支持部材35との間には、照明デバイス等の所定の機能を有する機能デバイスを収容する空間が形成されている。この空間を形成するために、第2の流路部513および第3の流路部514は、第1の流路部512および第4の流路部515よりも高い位置に形成されているが、これは一例に過ぎない。例えば、全ての流路部の高さを同じとしてもよい。また、機能デバイスを設置しない場合には、第2の流路部513と第3の流路部514とに分岐させなくてもよい。
送気部52は、車両1の天井40と外装ルーフパネル11との間の空間内で、第1のダクト51と、2つの第2のダクト53と、に接続される。送気部52は、第1のダクト51からの空気を吸い込んで2つの第2のダクト53へ送り出す。送気部52は、内部に送風ファン521を有する。送風ファン521は、例えばシロッコファンである。
2つの第2のダクト53は、車体10の長手方向を通る中心線に対して左右対称に設けられる。第2のダクト53は、車両1の天井40と外装ルーフパネル11との間の空間内で送気部52に接続され、送気部52から送り出された空気を複数の流路に分配して流通させる。さらに、第2のダクト53は、4つの第2の開口42のいずれかを介して空気を車室内へ吹き出す吹出口531を有する。具体的には、第2のダクト53は、送気部52から送り出された空気を複数の流路に分配する分配部532と、分配部532に接続され、車両1の前方側に形成された第2の開口42を介して空気を車室内へ吹き出す吹出口531a(以下、「フロント側吹出口531a」という)が形成されている第1の流路533と、分配部532に接続され、車両1の後方側に形成された第2の開口42を介して空気を車室内へ吹き出す吹出口531b(以下、「リア側吹出口531b」という)が形成されている第2の流路534と、を有する。以下、フロント側吹出口531aおよびリア側吹出口531bに共通する事項を説明するときは、吹出口531とする。
吹出口531は、図2に示すように、車両1の幅方向に延びるスリット形状をなす。具体的には、吹出口531は、車両1の幅方向と略平行な方向に延びるスリット形状をなす。ここで、車両1の幅方向と略平行な方向には、車両1の幅方向に対して所定の角度を傾斜させた方向も含まれる。吹出口531は、図5および図6に示すように、天井40の第2の開口42の折り返し部421が内側に嵌め込まれた状態で取り付けられて形成されている。また、フロント側吹出口531aおよびリア側吹出口531bの各々は、鉛直方向に対して傾斜して車両1の下方に延びている。さらに、車両1の前方側のシートに対応するフロント側吹出口531aの開口が延びる方向と鉛直方向とのなす傾斜角度α1は、車両1の後方側のシートに対応するリア側吹出口531bの開口が延びる方向と鉛直方向とのなす傾斜角度α2より小さい(α1<α2)。
空気清浄機54は、吸込口511と吹出口531との間の流路に設けられている。具体的には、図2および図8に示すように、空気清浄機54は、第1のダクト51の側面に設けられている。空気清浄機54は、流路に流通する空気に含まれる臭気の除去およびウイルスまたは細菌等の低減を行う。空気清浄機54は、プラズマオゾン発生装置および光触媒装置等を用いて構成される。例えば、空気清浄機54をプラズマオゾン発生装置および光触媒装置を用いて構成する場合、光触媒装置をプラズマオゾン発生装置より下流側の第1のダクト51の流路上に設ける。これにより、プラズマオゾン発生装置によるプラズマオゾン発生に伴う臭気を光触媒装置に吸収させることができる。
次に、芳香システム60について説明する。芳香システム60は、車体10の前方側における車体10の外装ルーフパネル11と天井40との間に設けられる。芳香システム60は、送気部61と、ダクト62と、を備える。
送気部61は、車体10の両サイドのフロントピラー12付近の各々に設けられ、第3の開口43を介して後述するダクト62が有する吹出口621から揮発性の芳香物質を含む空気を送り出す。ここで、揮発性の芳香物質とは、揮発性のアロマオイル等である。送気部61は、送風ファンと、揮発性の芳香物質を含むカートリッジと、を有する。なお、送気部61が送り出す空気に含ませる物質として、揮発性の芳香物質以外に、消臭物質(例えば銀イオン)および抗酸化物質等を含ませてもよい。
ダクト62は、車体10の両サイドのフロントピラー12付近の各々の第3の開口43を介して送気部61から送風された揮発性物質を含む空気を車両1の車室内へ吹き出す吹出口621を有する。
次に、空調システム50から吹き出る空気について説明する。図10は、前方シートが車両1の前方向きに向いた状態で乗員が着座している際の空調システム50が吹き出す空気の流れを模式的に示す図である。図11は、前方シートが車両1の後方向きに向いた状態で乗員が着座している際の空調システム50が吹き出す空気の流れを模式的に示す図である。以下において、図10に示す状態を第1の状態、および図11に示す状態を第2の状態として表記して説明する。
図10に示す第1の状態において、空調システム50は、フロント側吹出口531aから斜め後方下向きの空気A1を前方シートSH1に着座する乗員U1へ向けて吹き出す。さらに、図11に示す第2の状態において、空調システム50は、フロント側吹出口531aの空気A1を前方シートSH1に着座する乗員U1に向けて吹き出す。
空調システム50では、フロント側吹出口531aおよびリア側吹出口531bの各々が吹き出した空気A1が車両1の車室内において対流するため、空調システム50の起動後の車室内の温度が均一となるまでの時間を、従来のインパネ内に設けられた空調システムと比して短くすることができる。
以上説明した実施の形態1によれば、第2のダクト53が車両1に設けられた4つのシートの各々の上方に形成された第2の開口42を介して空気を車室内へ吹き出す複数の吹出口531を有するため、車両1の後方向きに着座する乗員に対しても、空気を当てることができる。
また、実施の形態1によれば、吸込口511と吹出口531とを結ぶ間の流路の途中に空気清浄機54を設けているため、車両1の乗員U1に対して清浄された空気を吹き出すことができる。
また、実施の形態1によれば、吹出口531が車両1の幅方向と平行に延びるスリット形状をなすことによって、天井40の開口の領域を小さくすることができるため、天井40の見栄えを良くすることができる。
また、実施の形態1によれば、吹出口531が鉛直方向に対して傾斜して車両1の下方に延びているため、斜め下向きの空気A1を乗員U1に当てることができる。
また、実施の形態1によれば、吹出口531における車両1の前方シートに対応するフロント側吹出口531aの傾斜角度α1が車両1の後方シートに対応するリア側吹出口531bの傾斜角度α2より小さいため、前方シートSH1の状態に関わらず、前方シートSH1に着座する乗員U1に向けて空気A1を当てることができる。
また、実施の形態1によれば、吸込口511が水平方向に対して車両1の上方側に向けて形成されているため、フロントパネルの空調システムから吹き出る空気A1を効率よく吸い込むことができる。
また、実施の形態1によれば、第1のダクト51における空気A1の流路と直交する面の断面積が流路に沿って均一であるため、第1のダクト51内において流通する空気の流速を一定に保つことができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2に係る車両は、上述した芳香システム60に代えて、空調システムに揮発性の芳香物質を揮散させる芳香機が設けられている。以下においては、実施の形態2に係る空調システムの構成について説明する。なお、上述した実施の形態1に係る車両1と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔空調システムの概略構成〕
図12は、実施の形態2に係る空調システムの概略構成を示す断面図である。図12に示す空調システム50Aは、芳香機55をさらに備える。芳香機55は、空調システム50Aの流路内に設けられる。具体的には、芳香機55は、空気清浄機54より下流側の第1のダクト51内に設けられる。芳香機55は、天井40に対して着脱自在であり、空気清浄機54によって清浄された空気に、揮発性の芳香物質を揮散させる。また、芳香機55は、揮発性の芳香物質を貯留する容器551と、揮発性の芳香物質を吸い上げて揮散する芯部材552と、を備える。
以上説明した実施の形態2によれば、空気清浄機54より下流側の流路に芳香機55を設け、車室内の環境の向上を図ることができるため、乗員に快適な空間を提供することができる。
なお、実施の形態2では、芳香機55を第1のダクト51の流路内に設けていたが、例えば複数の吹出口531の各々に接続される第2のダクト53の流路内に設けてもよい。この場合、芳香機55を分離した流路毎に複数設けてもよい。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。上述した実施の形態1では、シートに対する乗員の着座状況に関わらず、各シートに向けて空調を行っていたが、実施の形態3では、各シートにおける乗員の着座状況に応じて吹出口からの吹き出しを制御する。なお、上述した実施の形態1に係る車両1と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
〔空調システムの概略構成〕
図13は、実施の形態3に係る空調システムの要部の構成を示す概略図であって、空調システムを備える車両の外装ルーフパネルを取り外した状態の概略図である。
図13に示す空調システム50Bは、上述した実施の形態1に係る空調システム50の構成に加えて、ダンパー56と、ダンパー駆動部57と、をさらに備える。
ダンパー56は、第2のダクト53の分配部532内に設けられ、所定の軸を中心に移動可能に設けられ、第1の流路533と第2の流路534に流通する空気の割合を変化させる。例えば、ダンパー56は、第2の流路534の流路上に移動することによって、第2の流路534に流通する空気を遮断する。
ダンパー駆動部57は、モータやギヤ等を用いて構成され、後述するECU(Electronic Control Unit)の制御のもと動作して、ダンパー56を駆動する。
〔空調システムの機能構成〕
次に、空調システム50Bの機能構成について説明する。図14は、空調システム50Bの機能構成を示すブロック図である。
図14に示すように、空調システム50Bは、複数のシートセンサ101と、ファン駆動部102と、ダンパー駆動部57と、記録部103と、ECU104と、を備える。
複数のシートセンサ101は、4つのシートの各々に対応して設けられる。シートセンサ101は、シートにおける乗員の着座状態の各々を検出し、この検出結果をECU104へ出力する。シートセンサ101は、シートの座面の下に配置された荷重検出装置または圧力センサ等を用いて構成される。
ファン駆動部102は、ECU104の制御のもと、送風ファン521を駆動する。
記録部103は、空調システム50Bが実行する各種のプログラムおよび処理中のデータを記録する。記録部103は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリおよびROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリを用いて構成される。
ECU104は、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアを有するプロセッサを用いて構成され、空調システム50Bを構成する各部を制御する。ECU104は、4つのシートセンサ101が検出した検出結果に基づいて、ダンパー駆動部57を駆動することによって分配部532内におけるダンパー56の位置を調整する。なお、ECU104が制御部として機能する。
このように構成された空調システム50Bにおいて、4つのシートセンサ101のうち前方シートに設けられたシートセンサ101のみが乗員の着座を検出した場合について説明する。この場合、図15に示すように、ECU104は、ダンパー駆動部57を駆動し、ダンパー56を第2の流路534の流路の位置へ移動させて、第2の流路534の流路を遮断する。これにより、送気部52が送り出す空気は、第1の流路533のみ流通する。この結果、前方シートに着座する乗員のみに空気を当てることができるため、効率的な空調を行うことができる。
以上説明した実施の形態3によれば、4つのシートセンサ101のうち前方シートに設けられたシートセンサ101のみ乗員の着座を検出した場合、ECU104がダンパー駆動部57を駆動し、ダンパー56を第2の流路534の流路の位置へ移動させて、第2の流路534の流路を遮断することによって、前方シートに着座する乗員のみに空気を当てることができるため、効率的な空調を行うことができる。
なお、上述した実施の形態3では、ECU104が4つのシートセンサ101の検出結果に基づいて、ダンパー56の位置を移動させることによって複数の吹出口531の各々から吹き出す空気を調整していたが、これに限定されることはない。例えば、乗員のバイタル情報を検出するバイタルセンサを車両1内に設け、このバイタルセンサの検出結果を加味して分配部532内におけるダンパー56の位置を調整してもよい。これにより、乗員の体調に応じた、きめ細かな空気の吹き出しを行うことができる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4について説明する。上述した実施の形態1~3では、空調システムの吸込口が一つであったが、実施の形態4では、二つの吸込口を備える。以下においては、実施の形態1に係る車両1と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔空調システムの構成〕
図16は、実施の形態4に係る空調システムの要部の構成を示す模式図であって、図2と同じ方向から見た空調システムの要部を示す模式図である。図16に示す空調システム50Cは、上述した実施の形態1に係る第1のダクト51に代えて、第1のダクト51Cを備える。
第1のダクト51Cは、T字状をなし、車両1の天井40と外装ルーフパネル11との間の空間に配置されてなり、送気部52に接続される。第1のダクト51Cは、天井40の前方側の左右に配置された2つのシートの上方の各々に形成された開口(図示せず)を介して空気を吸い込む吸込口511CLおよび吸込口511CRを有する。第1のダクト51Cは、車両1の後方へ空気を流通させる。
吸込口511CLおよび吸込口511CRの各々は、車体10のフロントピラー12に設けられた空調ダクト(図示せず)から吹き出された空気を吸い込む。吸込口511CLおよび吸込口511CRの各々は、上述した実施の形態1に係る吸込口511と同様の構造を有する。
以上説明した実施の形態4によれば、第1のダクト51Cが吸込口511CLおよび吸込口511CRを有することによって、車両1の左右両サイドのサイドピラーに設けられた空調システム50Cから吹き出された空気を吸い込むことができるため、空調システム50Cの起動後の車室内の温度が均一となるまでの時間を、従来のインパネ内に設けられた空調システムと比して短くすることができる。
(実施の形態4の変形例1)
〔空調システムの構成〕
次に、実施の形態4の変形例1について説明する。図17は、実施の形態4の変形例1に係る空調システムの要部の構成を示す模式図であって、図2と同じ方向から見た空調システムの要部を示す模式図である。
図17に示す空調システム50Dは、第1のダクト51DLと、第1のダクト51DRと、送気部52DLと、送気部52DRと、第2のダクト53DLと、第2のダクト53DRと、を備える。第1のダクト51DL、送気部52DLおよび第2のダクト53DLの各々は、車両1の天井40と外装ルーフパネル11との間の空間における車両1の左側に設けられる。また、第1のダクト51DR、送気部52DRおよび第2のダクト53DRの各々は、車両1の天井40と外装ルーフパネル11との間の空間における車両1の右側に設けられる。
第1のダクト51DLは、送気部52DLに接続され、車両1の前方側の左側に吸込口511CLを有する。第1のダクト51DRは、送気部52DRに接続され、車両1の前方側の右側に吸込口511CRを有する。第1のダクト51DLおよび第1のダクト51DRの各々は、車両1の後方へ空気を流通させる。
送気部52DLは、第1のダクト51DLに接続され、第1のダクト51DLからの空気を吸い込んで第2のダクト53DLへ送り出す。送気部52DRは、第1のダクト51DRに接続され、第1のダクト51DRからの空気を吸い込んで第2のダクト53DRへ送り出す。送気部52DLおよび送気部52DRの各々は、上述した実施の形態1に係る送気部52と同様の構造を有する。
第2のダクト53DLは、送気部52DLに接続される。第2のダクト53DLは、送気部52DLから送り出された空気を複数の流路に分配して流通させ、車両1の左側における前後の各々の天井40に形成された開口(図示せず)を介してフロント側吹出口531aおよびリア側吹出口531bから車室内へ空気を吹き出す。第2のダクト53DRは、送気部52DRに接続される。第2のダクト53DRは、送気部52DRから送り出された空気を複数の流路に分配して流通させ、車両1の右側における前後の各々の天井40に形成された開口(図示せず)を介してフロント側吹出口531aおよびリア側吹出口531bから車室内へ空気を吹き出す。
このように構成された空調システム50Dは、第1のダクト51DL、送気部52DLおよび第2のダクト53DLによる左側流路と、第1のダクト51DR、送気部52DRおよび第2のダクト53DRによる右側流路と、の一対の流路によって空気の吸い込みと吹き出しを行う。
以上説明した実施の形態4の変形例1によれば、空気を吸って吹き出すための流路を車両1の左右一対の2系統とすることによって、送気部52DLおよび送気部52DRの各々の吸込量を低く抑えることができるため、送風ファン521の小型化を行うことができる。この結果、送風ファン521の鉛直方向の厚みを薄型化することができ、外装ルーフパネル11と天井40との空間における鉛直方向の厚みを小さくすることができる。
(実施の形態4の変形例2)
〔空調システムの構成〕
次に、実施の形態4の変形例2について説明する。図18は、実施の形態4の変形例2に係る空調システムの要部の構成を示す模式図であって、図2と同じ方向から見た空調システムの要部を示す模式図である。
図18に示す空調システム50Eは、第1のダクト51EFと、第1のダクト51ERと、車両1の前後に設けられた送気部52EFおよび送気部52ERと、車両1の前後に設けられた第2のダクト53EFおよび第2のダクト53EFと、を備える。第1のダクト51EF、送気部52EFおよび第2のダクト53ERの各々は、車両1の天井40と外装ルーフパネル11との間の空間における車両1の前方側に設けられる。また、送気部52ERおよび第2のダクト53ERの各々は、車両1の天井40と外装ルーフパネル11との間の空間における車両1の後方側に設けられる。
第1のダクト51EFは、送気部52EFに接続され、車両1の前方側の天井40の右側に吸込口511CRを有する。第1のダクト51EFは、送気部52EFに空気を流通させる。第1のダクト51ERは、車両1の左側に沿って前方から後方に延在して設けられ、送気部52ERに接続される。第1のダクト51ERは、車両1の前方側の左側に吸込口511CLを有し、吸込口511CLを介して吸い込んだ空気を車両1の左側を通過させて送気部52ERに空気を流通させる。
送気部52EFは、第1のダクト51EFおよび第2のダクト53EFの各々に接続され、第1のダクト51EFからの空気を吸い込んで第2のダクト53EFへ送り出す。送気部52ERは、第1のダクト51ERおよび第2のダクト53ERの各々に接続され、第1のダクト51ERからの空気を吸い込んで第2のダクト53ERへ送り出す。送気部52EFおよび送気部52ERの各々は、上述した実施の形態1に係る送気部52と同様の構造を有する。
第2のダクト53EFは、送気部52EFに接続され、車両1の前方側における左右の各々の天井40にフロント側吹出口531aを有する。第2のダクト53EFは、フロント側吹出口531aから車室内へ空気を吹き出す。第2のダクト53ERは、送気部52ERに接続され、車両1の後方側における左右の各々の天井40にリア側吹出口531bを有する。第2のダクト53ERは、リア側吹出口531bから車室内へ空気を吹き出す。
このように構成された空調システム50Eは、第1のダクト51EF、送気部52EFおよび第2のダクト53EFによる流路と、第1のダクト51ER、送気部52ERおよび第2のダクト53ERによる流路と、の一対の流路によって空気の吸い込みと吹き出しを行う。
以上説明した実施の形態4の変形例2によれば、空気を吹き出すための流路を車両1の前後一対の2系統とすることによって、送気部52EFおよび送気部52ERの吸込量を低く抑えることができるため、送風ファン521の小型化を行うことができる。この結果、送風ファン521の鉛直方向の厚みを薄型化することができ、外装ルーフパネル11と天井40との空間における鉛直方向の厚みを小さくすることができる。
(実施の形態4の変形例3)
〔空調システムの構成〕
次に、実施の形態4の変形例3について説明する。図19は、実施の形態4の変形例3に係る空調システムの要部の構成を示す模式図であって、図2と同じ方向から見た空調システムの要部を示す模式図である。
図19に示す空調システム50Fは、第1のダクト51FLと、第1のダクト51FRと、送気部52FFと、送気部52FRと、第2のダクト53FFと、第3のダクト53FRと、を備える。第1のダクト51FR、第1のダクト51FL、送気部52FF、送気部52FR、第2のダクト53FFおよび第3のダクト53FRの各々は、車両1の天井40と外装ルーフパネル11との間の空間に設けられる。
第1のダクト51FLは、車両1の前方側における左側に設けられ、送気部52FFに接続される。第1のダクト51FLは、車両1の前方側における左側に吸込口511CLを有する。第1のダクト51FRは、車両1の前方側における右側に設けられ、送気部52FFに接続される。第1のダクト51FRは、車両1の前方側における右側に吸込口511CRを有する。
送気部52FFは、車両1の前方側に設けられ、第1のダクト51FLおよび第1のダクト51FRの各々が接続され、かつ、第2のダクト53FFが接続される。送気部52FFは、第1のダクト51FLおよび第1のダクト51FRの各々からの空気を吸い込んで第2のダクト53FFに送り出す。送気部52FRは、車両1の後方側に設けられ、第2のダクト53FFおよび第3のダクト53FRの各々が接続される。送気部52FRは、第2のダクト53FFからの空気を吸い込んで第3のダクト53FRへ送り出す。送気部52FFおよび送気部52FRの各々は、上述した実施の形態1に係る送気部52と同様の構造を有する。
第2のダクト53FFは、+状をなし、前後に延びる一方が送気部52FFに接続され、他方が送気部52FRに接続される。第2のダクト53FFは、車両1の前方側の左右の各々にフロント側吹出口531aを有し、フロント側吹出口531aから車室内へ空気を吹き出す。
第3のダクト53FRは、車両1の後方側に設けられ、送気部52FRに接続される。第3のダクト53FRは、車両1の後方側の左右の各々に設けられたリア側吹出口531bを有し、リア側吹出口531bから車室内へ空気を吹き出す。
このように構成された空調システム50Fは、車体10の後方側に設けた送気部52FRによって車体10の前方側に設けた送気部52FFが排出した空気を中継させてリア側吹出口531bから空気を吹き出す。
以上説明した実施の形態4の変形例3によれば、車体10の後方側に設けた送気部52FRによって車体10の前方側に設けた送気部52FFから送り出された空気を中継させてリア側吹出口531bから空気を吐き出すため、送気部52FFおよび送気部52FRの各々の吸引量を低く抑えることができ、送風ファン521の小型化を行うことができる。この結果、送風ファン521の鉛直方向の厚みを薄型化することができるため、外装ルーフパネル11と天井40との空間における鉛直方向の厚みを小さくすることができる。
(実施の形態4の変形例4)
〔空調システムの構成〕
次に、実施の形態4の変形例4について説明する。図20は、実施の形態4の変形例4に係る空調システムの要部の構成を示す模式図であって、図2と同じ方向から見た空調システムの要部を示す模式図である。
図20に示す空調システム50Gは、第1のダクト51Gと、送気部52GLと、送気部52GRと、第2のダクト53GLFと、第2のダクト53GRFと、第3のダクト53GLFと、第3のダクト53GRRと、を備える。第1のダクト51G、送気部52GL、送気部52GR、第2のダクト53GLF、第2のダクト53GRF、第3のダクト53GLFおよび第3のダクト53GRRの各々は、車両1の天井40と外装ルーフパネル11との間との空間に設けられる。
第1のダクト51Gは、車両1の前方中央から中央に向けて延在し、車両1の中央から左右に延在し、送気部52GLおよび送気部52GRの各々に接続される。第1のダクト51Gは、吸込口511を有し、車両1の後方へ空気を流通させる。
送気部52GLは、車両1の左側に設けられ、第1のダクト51G、第2のダクト53GLFおよび第3のダクト53GLRの各々に接続される。送気部52GLは、第1のダクト51Gからの空気を吸い込んで第2のダクト53GLFおよび第3のダクト53GLRの各々に送り出す。送気部52GRは、車両1の右側に設けられ、第1のダクト51G、第2のダクト53GRFおよび第3のダクト53GRRの各々に接続される。送気部52GRは、第1のダクト51Gからの空気を吸い込んで第2のダクト53GRFおよび第3のダクト53GRRの各々に送り出す。送気部52GLおよび送気部52GRの各々は、上述した実施の形態1に係る送気部52と同様の構造を有する。
第2のダクト53GLFは、車両1の前方側の左側に設けられ、フロント側吹出口531aを有し、フロント側吹出口531aから車室内へ空気を吹き出す。第2のダクト53GRFは、車両1の前方側の右側に設けられ、フロント側吹出口531aを有し、フロント側吹出口531aから車室内へ空気を吹き出す。
第3のダクト53GLRは、車両1の後方側の左側に設けられ、リア側吹出口531bを有し、リア側吹出口531bから車室内へ空気を吹き出す。第3のダクト53GRRは、車両1の後方側の右側に設けられ、リア側吹出口531bを有し、リア側吹出口531bから車室内へ空気を吹き出す。
以上説明した実施の形態4の変形例4によれば、送気部52GLおよび送気部52GRの各々によって吸込口511から空気を吸い込むことによって、送気部52GLおよび送気部52GRの各々の吸込量を低く抑えることができるため、送風ファン521の小型化を行うことができる。この結果、送風ファン521の鉛直方向の厚みを薄型化することができ、外装ルーフパネル11と天井40との空間における鉛直方向の厚みを小さくすることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施の形態に限定されるものではない。したがって、添付のクレームおよびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1…車両、10…車体、11…外装ルーフパネル、12…フロントピラー、13…リアピラー、20…ルーフレール、21…接続部材、30…フレーム、31…第1のフレーム部材、32…第2のフレーム部材、33…第3のフレーム部材、34…第4のフレーム部材、35…第1の支持部材、36…第2の支持部材、37…第3の支持部材、40…天井、41…第1の開口、42…第2の開口、43…第3の開口、44…第1のカバー部材、45…第2のカバー部材、46…照明装置、50,50A,50B,50C,50D,50E,50F,50G…空調システム、51,51C,51DL,51DR,51EF,51ER,51FL,51FR,51G…第1のダクト、52,52DL,52DR,52EF,52ER,52FF,52FR,52GL,52GR,61…送気部、53,53DL,53DR,53EF,53ER,53FF,53GLF,53GRF…第2のダクト、53FR,53GLR, 53GRR…第3のダクト、54…空気清浄機、55…芳香機、56…ダンパー、57…ダンパー駆動部、60…芳香システム、62…ダクト、101…シートセンサ、102…ファン駆動部、103…記録部、104…ECU、421…折り返し部、511,511CL,511CR…吸込口、512…第1の流路部、513…第2の流路部、514…第3の流路部、515…第4の流路部、521…送風ファン、531,621…吹出口、532…分配部、533…第1の流路、534…第2の流路、551…容器、552…芯部材、621…吹出口、A1…空気、SH1…前方シート、U1…乗員

Claims (10)

  1. 複数のシートを備え、少なくとも1つのシートが車室内で前方または後方に向くことが可能な車両の空調システムであって、
    前記車両の天井と外装ルーフパネルとの間の空間に配置されてなり、前記天井に形成された第1の開口を介して空気を吸い込む吸込口を有し、前記車両の後方へ前記空気を流通させる第1のダクトと、
    前記空間内で前記第1のダクトに接続され、前記第1のダクトからの前記空気を吸い込んで送り出す送気部と、
    前記空間内で前記送気部に接続され、前記送気部から送り出された前記空気を複数の流路に分配して流通させる第2のダクトであって、前記天井において前記複数のシートの各々の上方に形成された第2の開口を介して前記空気を前記車室内へ吹き出す複数の吹出口を有する第2のダクトと、
    を備え、
    前記第1の開口は、第1のカバー部材と、該第1のカバー部材の内周側であって光を拡散可能な部材を用いて形成され光源と一緒に用いられることによって照明装置の一部として機能する第2のカバー部材が設けられている、
    空調システム。
  2. 前記吸込口と前記吹出口との間の流路に設けられた空気清浄機をさらに備える、
    請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記複数の吹出口の各々は、
    前記車両の幅方向に沿って延びるスリット形状をなす、
    請求項1または2に記載の空調システム。
  4. 前記吹出口は、
    鉛直方向に対して傾斜して前記車両の下方に延びる、
    請求項1~3のいずれか一つに記載の空調システム。
  5. 前記車両の前方側の前記シートに対応する前記吹出口の鉛直方向に対する傾斜角度が前記車両の後方側の前記シートに対応する前記吹出口の鉛直方向に対する傾斜角度より小さい、
    請求項4に記載の空調システム。
  6. 前記第2のダクト内に設けられ、前記複数の吹出口の各々への風量を調整可能なダンパーと、
    前記ダンパーを前記第2のダクト内において移動させるダンパー駆動部と、
    前記複数のシートの各々に対応する複数のシートセンサであって、前記複数のシートにおける乗員の着座状態をそれぞれ検出する複数のシートセンサと、
    前記複数のシートセンサの検出結果に基づいて、前記ダンパー駆動部を駆動させて前記第2のダクト内における前記ダンパーの位置を調整する制御部と、
    を備える、
    請求項1~5のいずれか一つに記載の空調システム。
  7. 前記吸込口は、
    水平方向に対して前記車両の上方側に向けて形成されている、
    請求項1~6のいずれか一つに記載の空調システム。
  8. 前記第1のダクトは、
    前記空気の流路と直交する面の断面積が流路に沿って均一である、
    請求項1~7のいずれか一つに記載の空調システム。
  9. 前記第1のダクト、前記送気部および前記第2のダクトは、
    前記車両の前後または前記車両の前後方向と直交する左右に一対ずつ設けられている、
    請求項1~8のいずれか一つに記載の空調システム。
  10. 前記第1のダクトの流路内に設けられた芳香器をさらに備える、
    請求項1~9のいずれか一つに記載の空調システム。
JP2019188147A 2019-10-11 2019-10-11 空調システム Active JP7392378B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019188147A JP7392378B2 (ja) 2019-10-11 2019-10-11 空調システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019188147A JP7392378B2 (ja) 2019-10-11 2019-10-11 空調システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021062730A JP2021062730A (ja) 2021-04-22
JP7392378B2 true JP7392378B2 (ja) 2023-12-06

Family

ID=75487330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019188147A Active JP7392378B2 (ja) 2019-10-11 2019-10-11 空調システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7392378B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002046445A (ja) 2000-08-04 2002-02-12 Denso Corp 車両用空調装置およびその制御方法
JP2005059801A (ja) 2003-08-19 2005-03-10 Inoac Corp 乗用車の空気案内構造
JP2019081494A (ja) 2017-10-31 2019-05-30 株式会社デンソー 送風装置、および、制御装置
JP2021062729A (ja) 2019-10-11 2021-04-22 トヨタ紡織株式会社 空調システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06115343A (ja) * 1992-10-02 1994-04-26 Nippondenso Co Ltd 車両用空調装置の延長ダクト

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002046445A (ja) 2000-08-04 2002-02-12 Denso Corp 車両用空調装置およびその制御方法
JP2005059801A (ja) 2003-08-19 2005-03-10 Inoac Corp 乗用車の空気案内構造
JP2019081494A (ja) 2017-10-31 2019-05-30 株式会社デンソー 送風装置、および、制御装置
JP2021062729A (ja) 2019-10-11 2021-04-22 トヨタ紡織株式会社 空調システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021062730A (ja) 2021-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10214125B2 (en) Air-circulation promotion apparatus for vehicle
JP6370083B2 (ja) 車両用空調装置
CN111267576A (zh) 车室气流形成装置
US20160039261A1 (en) Air-conditioning device for vehicle
JP2013112100A (ja) 車両用シート
JP7392378B2 (ja) 空調システム
JP2001239820A (ja) 車両用空気清浄装置
JP4935515B2 (ja) 車両用空調装置
JP4387719B2 (ja) 車両用空調装置
RU2616490C2 (ru) Система кондиционирования воздуха транспортного средства и оснащенное этой системой железнодорожное транспортное средство
JP2008179264A (ja) 車両用シート空調装置
US20180126819A1 (en) Motor Vehicle
JP2021062729A (ja) 空調システム
KR101501077B1 (ko) 차량의 시트 하부 통풍 장치
KR101425078B1 (ko) 차량 후석용 통풍시트
JP7081474B2 (ja) シート空調装置
JP7330745B2 (ja) 車両用空気調和装置
KR102666736B1 (ko) 차량용 공조장치
JP6898821B2 (ja) シート空調装置
JP2002205590A (ja) 自動車の通風フット・レスト
JP2021123275A (ja) 車両用空調装置
JP2008030534A (ja) 車両用空気清浄機
JP6555420B2 (ja) シート送風装置
JP2006199214A (ja) キャビンのダクト構造
JP2005052298A (ja) 座席用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20191028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20191028

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230809

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20230809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20230809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231106

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7392378

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151