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JP7370298B2 - スタンドおよびこれを備えた自転車 - Google Patents

スタンドおよびこれを備えた自転車 Download PDF

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Description

本発明は、自転車に適用可能なスタンド(以下、単に「スタンド」とも称す)およびこれを備えた自転車に関し、詳しくは、操作性に優れ、脚部を跳ね上げ状態で保持可能であるスタンドおよびこれを備えた自転車に関する。
一般に、自転車は、駐輪時に車体を立てておくためのスタンドを備えている。スタンドは、後輪の車軸に取り付けられることが多く、例えば、片脚型のスタンドや、後輪を取り囲んだ形状の両脚型のスタンドが広く知られている。また、自転車を側面視したとき、クランク軸と後輪との間に取り付ける、左右の足を一体的に成形した、センタースタンドも知られている。
このような中、特許文献1では、スタンドの脚部を立てて自転車を駐輪する際に、自動的にロック機構が作動し、かつ、スタンドの脚部を跳ね上げる時、同時にロック機構を解除できるようにした自転車用スタンドが提案されている。この自転車用スタンドでは、ロック部材は脚部に回動可能に設けられており、このロック部材が、脚部を起立位置からの回動を阻止するように、取付板の被係止部に係合するよう構成されている。
実開昭59-66685号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている自転車用スタンドは、ロック部材が、回動する脚部に設けられているため、回動する部材の全重量が大きくなる。そのため、脚部をその重量に抗して回動させるためのスプリングの付勢力を強くする必要がある。また、スプリングが経年劣化により脚部を跳ね上げ位置に保持できなくなる可能性を防止するためにも、スプリングの付勢力を強くする必要がある。そのため、脚部の操作時に重く感じることとなり、操作性が悪いという問題を有している。
そこで、本発明の目的は、上記問題を解消し、操作性に優れ、脚部を跳ね上げ状態で保持可能であるスタンドおよびこれを備えた自転車を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解消するために鋭意検討した結果、下記構成とすることで上記課題を解消しできることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のスタンドは、自転車に取り付け可能な取付部と、回動可能な脚部と、該脚部を跳ね上げ状態で保持可能とするロック部と、を有し、
前記脚部と前記ロック部とが、それぞれ前記取付部の異なる位置に回動可能に取り付けられており、
前記ロック部が、前記脚部を起立状態で保持可能であることを特徴とするものである。
本発明のスタンドにおいては、前記ロック部が、跳ね上げ状態の前記脚部を保持する保持部と、前記ロック部を回動させる操作部と、に分割可能であることが好ましい。
また、本発明のスタンドにおいては、前記脚部の回動軸と、前記ロック部の回動軸と、を軸支するプレートを有することが好ましい。
本発明の自転車は、本発明のスタンドを備えてなることを特徴とするものである。
本発明の自転車は、後輪の径が18~20インチである自転車が好ましく、本発明の自転車は、電動アシスト自転車として好適である。
本発明によれば、操作性に優れ、脚部を跳ね上げ状態で保持可能であるスタンドおよびこれを備えた自転車を提供することができる。
本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの脚部を跳ね上げた状態の概略斜視図である。 本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの分解斜視図である。 本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの跳ね上げ状態におけるロック解除時の概略背面斜視図である。 本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの跳ね上げ状態におけるロック時の概略背面斜視図である。 本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの起立状態におけるロック時の概略側面図である。 本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの跳ね上げ状態におけるロック解除時の概略側面図である。 本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの跳ね上げ状態におけるロック時の概略側面図である。 本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの脚部とロック部の関係を示す概略説明図であり、跳ね上げ状態におけるロック解除時のものである。 本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの脚部とロック部の関係を示す概略説明図であり、起立状態におけるロック時のものである。 本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドを備えた自転車のスタンドを起立させた状態の概略側面図である。
以下、本発明をセンタースタンドに適用した場合について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの脚部を跳ね上げた状態の概略斜視図であり、図2は、本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの分解斜視図である。本発明のスタンド10は、自転車に取り付ける取付部1と、回動可能な脚部2と、脚部2を跳ね上げ状態で保持可能とするロック部3と、を有している。そして、本発明のスタンド10は、脚部2とロック部3とが、それぞれ取付部1の異なる位置に回動可能に取り付けられており、脚部2は回動軸2aを中心に回動可能であり、ロック部3は回動軸3aを中心に回動可能な構造となっている。このように、脚部2とロック部3とを、それぞれ別個に取付部1に取り付けているため、回動する脚部2が軽くなり、スプリング4の付勢力を弱くすることができる。その結果、スタンド10の操作時に重さを感じることがなくなり、操作性が向上する。なお、図示例においては、ロック部3は、跳ね上げ状態の脚部2を保持する保持部3cと操作部3dとに分割されているが(後述)、本発明のスタンド10においては、これらは一体成型されていてもよい。
図3は、本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの跳ね上げ状態におけるロック解除時の概略背面斜視図であり、図4は、本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの跳ね上げ状態におけるロック時の概略背面斜視図である。なお、図3、4においては、取付部1やスプリング4等を省略して簡略化してある。
図3に示す例においては、脚部2の上端側の基端部2e(図2参照)には被係止部2cbとして、脚部2を跳ね上げた状態において、上方向が開口し、下方向に向かって凹となる凹部2cbが設けられている。そして、ロック部3の保持部3cの本体部3ca(図2参照)に配置された係止部3cbであるカムフォロア3cbが係脱可能となっている。すなわち、脚部2を跳ね上げた状態で、操作部3dを時計回りに回動させると、カムフォロア3cbが下方に移動し、図4に示すように、カムフォロア3cbが脚部2の基端部2eに設けられた凹部2cbと係合する。これにより、脚部2の回動が規制され、脚部2が起立方向に向かって回動することを防止することができる。また、脚部2がロック部3に係止されている状態にあるとき、操作部3dを反時計回りに回動させることで、ロック部3の本体部3caに配置されたカムフォロア3cbが上方に移動し、ロック部3と脚部2との係止状態が解除される。これにより、脚部2が回動可能となる。
図示例においては、保持部3cの本体部3caに、係止部3cbとしてカムフォロア3cbを配置し、脚部2には、このカムフォロア3cbに対応する凹部2cbを設け、これらを係合させることで、脚部2を保持部3cで係止する構造となっているが、本発明のスタンド10においては、脚部2を保持部3cで係止する手段は、これに限られるものではない。例えば、カムフォロア3cbに変えて、脚部2の凹部2cbに対応する凸部であってもよく、また、ピン状部材、ローラ等を係止部3cbとして用いてもよい。
本発明のスタンド10においては、保持部3cに設けられた係止部3cbは、カムフォロア3cbであることが好ましい。係止部3cbをカムフォロア3cbとすることで、係止部3cbを凹部2cbに導入する際や、これらの係止状態を解除する際、動作がスムーズになる。このため、スタンド10の脚部2の跳ね上げ状態の保持、解除作業がスムーズとなる。
本発明のスタンド10においては、図2に示すように、ロック部3は、脚部2を跳ね上げ状態で保持可能とする保持部3cと、ロック部3を回動させる操作部3dと、に分割可能であることが好ましい。図示例においては、保持部3cと操作部3dとは、回動軸3aを介して連結されている。保持部3cは、脚部2を跳ね上げ状態で保持可能とするものであるため、高い精度と剛性が求められる。これに対して、操作部3dは、保持部3cと比較して、高い精度と剛性が求められるものではない。このように、要求される精度や剛性が異なる部分を別部材に分けることで、高い精度および剛性を要する部品が小さくなり、製造コストが下がるという利点も有している。
本発明のスタンド10においては、図示するように、脚部2とロック部3とが、スプリング4によって付勢されていることが好ましい。図5は、本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの起立状態におけるロック時の概略側面図であり、図6は、本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの跳ね上げ状態におけるロック解除時の概略側面図である。上述のとおり、図示する本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドにおいては、ロック部3の上方側に設けられたスプリング取付部3bと、脚部2の略中央部に設けられたスプリング取付部2bとが、引張バネのようなスプリング4によって連結されている。このスプリング4は、脚部2が起立位置から跳ね上げ位置に回動する際、スタンド側面視において、スプリング4の軸線Lが脚部2の回動軸2aを超えるように取り付ける。脚部2を跳ね上げるにあたって、脚部2を反時計回りに回動させ、スタンド側面視において、スプリング4の軸線が脚部2の回動軸2aを超えると、自動的に脚部2が跳ね上がる。反対に、脚部2を起立させるにあたっては、脚部2を時計回りに回動させ、スタンド側面視において、スプリング4の軸線が脚部2の回動軸2aを超えると、自動的に脚部2が起立状態になる。
図7は、本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの跳ね上げ状態におけるロック時の概略側面図である。本発明のスタンド10においては、脚部2の跳ね上げ時に、脚部2がロック部3に係止されることにより、脚部2が跳ね上げられた状態で保持されている。そして、ロック部3による脚部2の係止を解除する際、ロック部3の回動方向(図7では、反時計回り)と脚部2との回動方向(図7では、時計回り)とが逆になるようにしている。同様に、ロック部3で脚部2を係止するときは、ロック部3の回動方向(図6に示す例では、時計回り)と脚部2の回動方向(図6に示す例では、反時計回り)とが逆になるようにしている。
この点につき、図示する本発明の一好適な実施の形態に係るスタンド10においては、脚部2を跳ね上げた状態で係止している場合、脚部2を起立方向に向かって時計回りに回動させようとすると、凹部2cbの開口を形成する側壁の左側(図2~4を参照)がカムフォロア3cbを押圧する。本発明の一好適な実施の形態に係るスタンド10は、凹部2cbの左側側壁がカムフォロア3cbを回動させようとする方向と、カムフォロア3cbの回動方向とが異なっているため、脚部2が跳ね上げられた状態で確実に保持される。
本発明のスタンド10においては、ロック部3による脚部2の係止状態を解除した時、スタンド側面視において、スプリング4の軸線Lが、ロック部3の回動軸3aを超えるが、脚部2の回動軸2aを超えないことが好ましい(図6および図7を参照)。ロック部3による脚部2の係止状態を解除した時、スタンド側面視において、スプリング4の軸線Lが、脚部2の回動軸2aを超えないことで、スプリング4の付勢力によって、自動的に脚部2が起立位置まで回動してしまうことを防止するためである。また、ロック部3による脚部2の係止状態を解除した時、スタンド側面視において、スプリング4の軸線Lが、ロック部3の回動軸線3aを超えることで、スプリング4の付勢力によって、ロック部3が脚部2を係止する状態に戻ってしまうことを防止することができる。なお、図示しないが、脚部2が起立位置にある状態において、ロック部3による脚部2の係止状態を解除した時も同様である。
本発明のスタンド10は、脚部2を起立位置にした場合においても、脚部2はロック部3により係止された状態となることが好ましい。図2に示す例では、脚部2は、脚部2が跳ね上げ状態のとき、ロック部3の保持部3cに設けられた係止部3cbが係合する凹部2cbの他、脚部2が起立状態のとき、ロック部3の保持部3cに設けられた係止部3ccが係合する凹部2ccを有している。そして、凹部2cbと凹部2ccとは、凸状の曲線部2dにより結ばれている。図示例においては、係止部3ccはカムフォロア3ccである。また、被係止部2ccを脚部の基端部2eに設けることで、被係止部2cbと被係止部2ccとを同一の部品上に設けることができるため、部品点数を減らすことができる。
図8は、本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの脚部とロック部の関係を示す概略説明図であり、跳ね上げ状態におけるロック解除時のものである。また、図9は、本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドの脚部とロック部の関係を示す概略説明図であり、起立状態におけるロック時のものである。図8、図9においては、被係止部2ccと係止部3ccとの関係がわかるように、簡略化してある。図8に示すように、跳ね上げ状態の脚部2のロックが解除された状態では、起立状態用の係止部3ccであるカムフォロア3ccが脚部2の曲線部2dに接している。そして、脚部2を時計回りに回動させると、カムフォロア3ccは、脚部2の曲線部2d上を摺動し、曲線部2dを外れてスプリング4の付勢力によって起立位置ロック用凹部2ccに進入し、係止状態となる(図9を参照)。脚部2を起立位置から跳ね上げ位置まで回動させる場合も同様に、操作部3dを時計回りに回動させ、脚部2の起立時における係止状態を解除後に脚部2を回動させることで、係止部3ccが曲線部2d上を摺動し、曲線部2dを外れてスプリング4の付勢力によって跳ね上げ位置ロック用凹部2cbに進入し、跳ね上げ位置に脚部2を係止可能な状態となる。なお、係止部3ccをカムフォロア3ccに変えて、脚部2の凹部2ccに対応する凸部であってもよく、また、ピン状部材、ローラ等を係止部3ccとして用いてもよい。
本発明のスタンド10においては、図2、8および9に示すように、脚部2の回動軸2aと、ロック部3の回動軸3aと、を軸支するプレート5を有することが好ましい。図示する本発明の一好適な実施の形態に係るスタンド10においては、プレート5は、細長の平板形状であり、この長手方向の両端部に回転軸2a,3aを挿通するための穴が形成されている。そして、脚部2の回転軸2aを挿通するための穴が形成された板状の基端部2eと、ロック部3の回転軸3aを挿通するための穴が形成された本体部3caとが、自転車の前後方向に対して左側であって取付部1の一側面に沿って設けられている。同様に、プレート5は、自転車の前後方向に対して左側であって取付部1の一側面に沿って設けられている。すなわち、脚部2の基端部2eとロック部3の本体部3caとプレート5は、取付部1の一側面に沿ってスプリング4の近傍に設けられている。
脚部2とロック部3とにスプリング4を掛け渡すと、スプリング4により、脚部2とロック部3とが引っ張られることになる。そのため、それぞれの回動軸2a、3aに負荷がかかり、回動軸2a、3aが変形してしまうおそれがある。そこで、本発明のスタンド10においては、それぞれの回動軸2a、3aの補強をするために、プレート5を配置することが好ましい。また、脚部2とロック部3が軸支される取付部1の形状が仮に複雑になったとしても、プレート5は、形状が単純であるため高精度で成形することができるため、プレート5を配置することで、組み立て時における回動軸2a、3aの軸間距離を担保することができる。さらに、プレート5を配置することで、脚部2やロック部3の精度が悪いスタンドを組み立て時に発見することが可能になり、不良品の発生を防止することができる。
本発明の自転車用スタンド10は、自転車に取り付け可能な取付部1と、回動可能な脚部2と、脚部2を跳ね上げ状態で保持可能とするロック部3と、を有し、脚部2とロック部3とが、それぞれ取付部1の異なる位置に回動可能に取付けられているが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
図示する本発明に一好適な実施の形態に係るスタンドは、両脚型のスタンドであるが、片脚型のスタンドであってもよい。本発明の一好適な実施の形態に係るスタンド10は、センタースタンドとして好適であるが、後輪の車軸に取り付けられる片脚型または両脚型のスタンドであってもよい。なお、図示する本発明のスタンド10の2本の脚部2は、一体として成形されているが、2本の脚部を別体としてもよく、これに限られるものではない。本発明の一好適な実施の形態に係るスタンド10は、自転車の車種によらず、いずれの車種にも装着することができる。好ましくは、電動アシスト自転車や、チャイルドシートを備えた自転車等であり、これらのセンタースタンドとして好適に用いることができる。なお、本発明のスタンド10は、自転車に限られず、自動二輪車にも適用可能である。
本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドおよび他の実施の形態に係るスタンドの取り付け方法としては特に制限はない。例えば、本発明のスタンドを両脚型のセンタースタンドとして用いる場合、チェーンステイを上下から挟持して固定された板部材や、チェーンステイに溶接等により固定した取付ブラケットに孔部を設け、センタースタンド上部に設けられた締結部材1aにて取り付けることができるが、これに限られるものではない。
次に、本発明の自転車について説明する。
本発明の自転車は、本発明のスタンドを備えてなるものであり、図10は、本発明の一好適な実施の形態に係るスタンドを備えた自転車のスタンドを起立させた状態の概略側面図である。図示する自転車100は、チャイルドシートを備えた電動アシスト自転車であり、車体フレーム102は、ヘッドチューブ103と、ヘッドチューブ103から後方斜め下向きに延びるダウンチューブ104と、ダウンチューブ104の後端から後方斜め上向きに延びるシートチューブ105と、シートチューブ105の下端付近から後方に延びる左右一対のチェーンステイ106と、両チェーンステイ106の後端部とシートチューブ105の上部とを結合する左右一対のシートステイ107と、を備えている。ヘッドチューブ103の下端には、前方斜め下向きに延びるフロントフォーク108を有し、このフロントフォーク108の下端部には、前輪109が回転自在に装着されている。また、ヘッドチューブ103の上端にはハンドル110が取り付けられており、シートチューブ105の上端にはサドル111が取り付けられている。さらに、チェーンステイ106の後端部には、後輪112が回転自在に装着されている。
図示例においては、チェーンステイ106の下部に本発明のスタンド10が、締結部材1aにて取り付けられているが、取付位置については特に制限はなく、例えば、後輪車軸に取り付けられてもよい。また、図示例においては、本発明のスタンド10は両脚型のスタンドであるが、片脚型のスタンドであってもよい。
なお、本発明の自転車100は、図示例においては、リアキャリア113にチャイルドシート(リアチャイルドシート)114が取り付けられているが、ハンドルバーおよびハンドルステムにもチャイルドシート(フロントチャイルドシート)を取り付け、子供を二人乗せられる構成としてもよい。
また、本発明の自転車100は、運転者がペダルを足で踏んでクランク115を回転させることによってチェーンやベルトのような動力伝達手段によって主駆動力が伝達され、その駆動力が後輪112に伝達されて、後輪112が駆動するように構成することができる。図示する自転車100においては、前輪109に電動機116が設けられており、この電動機116に電力を供給するバッテリー117はシートチューブ105の後方に、取り外し自在に取り付けることができる。また、電動機116の内部には、前輪109に補助駆動力を供給する電動モータを配置することができる。
1 取付部
1a 締結部材
2 脚部
2a 回動軸
2b スプリング取付部
2cb、2cc 被係止部(凹部)
2d 曲線部
2e 基端部
3 ロック部
3a 回動軸
3b スプリング取付部
3c 保持部
3ca 本体部
3cb、3cc 係止部(カムフォロア)
3d 操作部
4 スプリング
5 プレート
100 自転車
102 車体フレーム
103 ヘッドチューブ
104 ダウンチューブ
105 シートチューブ
106 チェーンステイ
107 シートステイ
108 フロントフォーク
109 前輪
110 ハンドル
111 サドル
112 後輪
113 リアキャリア
114 チャイルドシート(リアチャイルドシート)
115 クランク
116 電動機
117 バッテリー

Claims (6)

  1. 自転車に取り付け可能な取付部と、回動可能な脚部と、該脚部を跳ね上げ状態で保持可能とするロック部と、を有し、
    前記脚部と前記ロック部とが、それぞれ前記取付部の異なる位置に回動可能に取り付けられており、
    前記ロック部が、前記脚部を起立状態で保持可能であることを特徴とするスタンド。
  2. 前記ロック部が、跳ね上げ状態の前記脚部を保持する保持部と、前記ロック部を回動させる操作部と、に分割可能である請求項1記載のスタンド。
  3. 前記脚部の回動軸と、前記ロック部の回動軸と、を軸支するプレートを有する請求項1または2記載のスタンド。
  4. 請求項1~3のうちいずれか一項記載のスタンドを備えてなることを特徴とする自転車。
  5. 後輪の径が18~20インチである請求項記載の自転車。
  6. 電動アシスト自転車である請求項4または5記載の自転車。
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