JP7363173B2 - Vehicle control device - Google Patents
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Description
本開示は、車両の制御装置に関する。 The present disclosure relates to a vehicle control device.
従来、下記の特許文献1に記載の車両の制御装置がある。特許文献1に記載の車両の制御装置は、時刻算出部と、熱量算出部と、空調制御部とを備えている。時刻算出部は、自車両の現在地と乗降地点との位置関係に基づいて自車両が乗降地点に到着する到着予測時刻を算出する。熱量算出部は、乗降地点において自車両のドアが開かれているときに自車両内を出入りする熱量を算出する。空調制御部は、熱量算出部により演算された熱量を相殺できるように、到着予測時刻前から空調空気の吹き出し風量を増加させるように車両の空調ユニットを制御する。このような構成によれば、乗降地点に到着してドアが開かれているときに車室内を出入りする出入熱量が、車室内に蓄積されている熱量と相殺されるため、外気の侵入による室内温度の変動を抑制することができる。
Conventionally, there is a vehicle control device described in
ところで、発明者らは、予め定められた走行ルートを巡行する巡行車に対して別の車両が連結することにより、巡行車への乗車及び巡行車からの降車を別の車両を介して行う走行システムを検討している。このような走行システムを用いる場合、巡行車の空調状態と別の車両の空調状態とが互いに異なることに起因して、巡行車と別の車両との間を移動する利用者が不快感を覚える可能性がある。 By the way, the inventors proposed a driving system in which a cruise car cruises along a predetermined travel route and another vehicle is connected to the cruise car, thereby allowing passengers to board the cruise car and disembark from the cruise car via another vehicle. We are considering the system. When using such a driving system, users who move between the cruise car and another vehicle may feel uncomfortable because the air conditioning conditions of the cruise car and the other vehicle are different from each other. there is a possibility.
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、他車両と自車両との間を移動する利用者の不快感を軽減することが可能な車両の制御装置を提供することにある。 The present disclosure has been made in view of these circumstances, and its purpose is to provide a vehicle control device that can reduce the discomfort of a user who moves between another vehicle and his or her own vehicle. It is in.
上記課題を解決するために、他車両(20)に接触することにより他車両との間で人を移動させることが可能な車両の制御装置は、空調パラメータ取得部(383)と、空調制御部(382)と、を備える。空調パラメータ取得部は、他車両の空調パラメータを取得する。空調制御部は、空調パラメータ取得部により取得される他車両の空調パラメータに基づいて自車両の空調パラメータを設定し、設定された自車両の空調パラメータに基づいて自車両の空調装置(74,75)を制御する。 In order to solve the above problem, a control device for a vehicle that can move people between other vehicles by contacting the other vehicle (20) includes an air conditioning parameter acquisition section (383) and an air conditioning control section. (382). The air conditioning parameter acquisition unit acquires air conditioning parameters of other vehicles. The air conditioning control unit sets the air conditioning parameters of the own vehicle based on the air conditioning parameters of other vehicles acquired by the air conditioning parameter acquisition unit, and controls the air conditioning system (74, 75) of the own vehicle based on the set air conditioning parameters of the own vehicle. ).
この構成によれば、他車両の空調状態に合わせて自車両の空調状態が変更されるため、他車両と自車両との間を移動する利用者の不快感を軽減することが可能となる。
なお、上記手段、特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
According to this configuration, since the air conditioning state of the own vehicle is changed in accordance with the air conditioning state of the other vehicle, it is possible to reduce the discomfort of the user who moves between the other vehicle and the own vehicle.
Note that the above-mentioned means and the reference numerals in parentheses described in the claims are examples showing correspondences with specific means described in the embodiments to be described later.
本開示によれば、他車両と自車両との間を移動する利用者の不快感を軽減することが可能な車両の制御装置を提供できる。 According to the present disclosure, it is possible to provide a vehicle control device that can reduce the discomfort of a user who moves between another vehicle and his or her own vehicle.
以下、車両の制御装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
はじめに、第1実施形態の制御装置が用いられる車両の走行システムの概要について説明する。
Hereinafter, embodiments of a vehicle control device will be described with reference to the drawings. In order to facilitate understanding of the description, the same components in each drawing are denoted by the same reference numerals as much as possible, and redundant description will be omitted.
<First embodiment>
First, an overview of a vehicle traveling system using the control device of the first embodiment will be explained.
図1及び図2に示されるように、本実施形態の車両の走行システム10は、巡行車20に対して車両30,40が接近することにより、巡行車20と車両30,40との間での運搬対象の移動を可能とするシステムである。運搬対象には、巡行車20を利用する利用者や、巡行車20によって運搬される物品等が含まれる。以下では、運搬対象が利用者である場合を例に挙げて説明する。
As shown in FIGS. 1 and 2, in the
巡行車20は、予め定められた走行ルートRdを走行している。巡行車20は、多数の人が乗車することが可能な比較的大型のバス等である。本実施形態の巡行車20は、エンジンを動力源として走行するエンジン車両である。巡行車20は、一時停止の停止線や赤信号時の信号機の停止線等の法令上停止する必要がある場所を除き、一定の基準走行速度で走行している。図3に示されるように、巡行車20の走行ルートRd上には、巡行車20に対して車両30,40が接近することが可能な複数の接近走行区間Sa,Sbが設定されている。巡行車20は、予め定められた時刻に各接近走行区間Sa,Sbを通過する。
The
図1に示される車両30は、巡行車20に乗車する際に利用者が用いる車両である。以下では、車両30を「乗車用車両30」とも称する。本実施形態の乗車用車両30は、エンジンを動力源として走行するエンジン車両である。乗車用車両30は、少数の人が乗車することが可能な比較的小型の車両である。乗車用車両30は、予め指定された乗車地点P10に待機している。指定乗車地点P10は、走行ルートRd上の乗車用接近走行区間Saの付近に位置している。利用者は、予め定められた乗車時刻に指定乗車地点P10に向かうことにより、乗車用車両30に乗車することができる。利用者を乗せた乗車用車両30は、指定乗車地点P10から乗車用接近走行区間Saまで走行して、乗車用接近走行区間Saを走行している巡行車20に接近する。これにより、乗車用車両30に乗車している利用者は巡行車20に移動することが可能となる。乗車用車両30から巡行車20に利用者が移動することにより、巡行車20への利用者の乗車が完了する。乗車用車両30は、巡行車20への利用者の乗車が完了した後、巡行車20から離間して、指定乗車地点P10、あるいは所定の待機地点に向かう。
The
図2に示される車両40は、巡行車20から降車する際に利用者が用いる車両である。以下では、車両40を「降車用車両40」とも称する。本実施形態の降車用車両40も、乗車用車両30と同様に、エンジンを動力源として走行するとともに、少数の人が乗車することが可能な比較的小型のエンジン車両である。降車用車両40は、走行ルートRd上に設けられた降車用接近走行区間Sbを巡行車20が走行している際に、巡行車20に接近する。なお、本実施形態では、図1及び図2にそれぞれ示される乗車用接近走行区間Sa及び降車用接近走行区間Sbが、走行ルートRdにおいて異なる区間として設定されている。降車用接近走行区間Sbにおいて巡行車20に降車用車両40が接近することにより、巡行車20に乗車している利用者は巡行車20から降車用車両40に移動することが可能となる。降車用車両40は、巡行車20からの利用者の移動が完了した後、巡行車20から離間して指定降車地点P11まで走行して停車する。指定降車地点P11は、走行ルートRd上の降車用接近走行区間Sbの付近に位置している。利用者は、指定降車地点P11で停車した降車用車両40から指定降車地点P11で降りることが可能となる。
The
なお、巡行車20の利用者は、自身の携帯端末を操作することにより、走行システム10の利用を予約することができる。具体的には、利用者は、例えば自身が乗車する指定乗車地点P10や、その指定乗車地点P10において乗車用車両30に乗車する時間等を予約することができる。また、利用者は、自身が降車する指定降車地点P11や、その指定降車地点P11において降車用車両40から降車する時間等を予約することができる。
Note that the user of the
本実施形態の走行システム10では、このようにして巡行車20に対する利用者の乗車及び降車を、車両30,40を介して行うことにより、巡行車20が走行ルートRdを一定の基準走行速度で走行できるようにしている。本実施形態では、車両30,40が自車両に相当し、巡行車20が車両30,40とは別の他車両に相当する。
In the traveling
次に、巡行車20及び車両30,40の具体的な構成について説明する。
図4に示されるように、巡行車20は、通信部21と、位置センサ22と、人感センサ23と、周辺検知センサ24と、車速センサ25と、連結器具26と、ドア装置27と、走行制御ECU(Electronic Control Unit)28とを備えている。
Next, specific configurations of the
As shown in FIG. 4, the
通信部21は、遠距離通信部210と近距離通信部211とにより構成されている。遠距離通信部210は、巡行車20及び車両30,40とは別の管理センタ50との無線通信を可能とする部分である。管理センタ50は、各利用者による巡行車20の利用状況を管理する部分である。遠距離通信部210は、管理センタ50との遠距離無線通信を通じて、例えば各利用者の巡行車20の利用状況に関する情報を取得する。近距離通信部211は、車両30,40との近距離無線通信を可能とする部分である。
The
位置センサ22は、GPS(Global Positioning System)等を利用して巡行車20の現在地を取得する。位置センサ22は、取得した巡行車20の現在地の情報を走行制御ECU28に送信する。
人感センサ23は、巡行車20に乗車している利用者を検知するセンサである。人感センサ23は、巡行車20と車両30,40との間を移動する利用者を検知することも可能である。人感センサ23は、検知された利用者の情報を走行制御ECU28に送信する。
The
The
周辺検知センサ24は、巡行車20の周辺情報を検知するセンサである。周辺検知センサ24により取得される情報には、巡行車20の周辺を走行する車両や、巡行車20の前方に位置する障害物、巡行車20の前方に位置する信号機、巡行車20が走行している走行レーンの車線等が含まれる。周辺検知センサ24は、例えばカメラや赤外線センサ、レーダ装置により構成される。周辺検知センサ24は、検知された巡行車20の周辺情報を走行制御ECU28に送信する。
The
車速センサ25は、巡行車20の走行速度を検出するとともに、検出された走行速度の情報を走行制御ECU28に送信する。
連結器具26は、巡行車20に車両30,40が接近した際に巡行車20と車両30,40とを連結するための器具である。具体的には、図5に示されるように、連結器具26は、巡行車20の側面に設けられている。連結器具26は、人が通行することが可能な空間が内側に形成された四角枠状の部材からなる。車両30,40には、巡行車20の連結器具26と略同一の大きさを有する四角枠状の連結器具36が搭載されている。各連結器具26,36には電磁石が内蔵されている。巡行車20の連結器具26及び車両30,40の連結器具36は、巡行車20に車両30,40が接近した際に互いに接触する。各連結器具26,36が互いに接触した後、それらの通電制御を通じて各連結器具26,36に電磁力が発生することにより、連結器具26,36が互いに連結される。各連結器具26,36が連結された状態であるとき、それらの内側に形成される通路を利用者が通行することにより、利用者は巡行車20と車両30,40との間を行き来することができる。本実施形態では、連結器具26,36が、互いに接触する接触部に相当する。
The
The
図5に示されるように、巡行車20のドア装置27は、連結器具26の内側の空間を開閉するように設けられている。また、車両30,40のドア装置37は、連結器具36の内側の空間を開閉するように設けられている。すなわち、各ドア装置27,37が開状態である場合には、巡行車20と車両30,40との間での移動が可能となる一方、各ドア装置27,37が閉状態である場合には、巡行車20と車両30,40との間での移動が不可能となる。
As shown in FIG. 5, the
図4に示される走行制御ECU28は、CPUやメモリ等を有するマイクロコンピュータを中心に構成されている。走行制御ECU28は、走行制御部280と、連結制御部281と、空調制御部283とを有している。
走行制御部280は、メモリに予め記憶されているプログラムを実行することにより、巡行車20を走行ルートRdに沿って自動的に走行させる自動走行制御を実行する。具体的には、走行制御部280は、巡行車20に搭載される他のECU、例えばエンジンECU60や制動ECU61、操舵ECU62等と各種情報を授受することが可能となっている。エンジンECU60は、巡行車20のエンジンを統括的に制御する。制動ECU61は、巡行車20の制動装置を統括的に制御する。操舵ECU62は、巡行車20の操舵装置を統括的に制御する。
The
The
走行制御部280は、周辺検知センサ24により検知される巡行車20の周辺情報に基づいて、巡行車20が予め定められた走行ルートRdを一定の基準走行速度で自動的に走行させるために必要な車両の加速度の目標値や操舵角の目標値等の制御指令値を演算するとともに、演算された制御指令値をエンジンECU60や制動ECU61、操舵ECU62に送信する。この制御指令値に基づいてエンジンECU60や制動ECU61、操舵ECU62が巡行車20のエンジンや制動装置、操舵装置を制御することにより、巡行車20が走行ルートRdに沿って自動的に走行する。
The driving
連結制御部281は、連結器具26の駆動を制御することにより、巡行車20と車両30,40との連結、及びそれらの連結の解除を実行する。また、連結制御部281は、連結器具26に設けられるドア装置27の開閉も制御する。
空調制御部282は、空調制御に用いられるパラメータを巡行車20と車両30,40との間で共有することにより、巡行車20において実行されている空調制御と、車両30,40において実行されている空調制御とを相関させる。
The
The air
具体的には、空調制御部282は、巡行車20に搭載される空調ECU63と各種情報を授受することが可能である。空調ECU63は、巡行車20に搭載される空調装置64を統括的に制御している。空調装置64は、巡行車20の車室内に送風される空調空気の温度や風量を変化させることが可能な装置である。空調制御部282は、巡行車20の運転者等により設定される設定温度に車室内の温度を追従させるべく空調装置64を制御する。空調制御部282は、例えば設定温度の情報を空調ECU63から取得する。空調制御部282は、取得した設定温度の情報を車両30,40に遠距離通信部210を介して管理センタ50に送信する。この管理センタ50から車両30,40に送信される設定温度の情報に基づいて車両30,40の空調制御が実行されることにより、巡行車20の空調制御と車両30,40の空調制御とを相関させることが可能となっている。なお、本実施形態では、巡行車20の空調制御の設定温度、及び車両30,40の空調制御の設定温度が空調パラメータに相当する。
Specifically, the air
乗車用車両30及び降車用車両40は基本的には同一の構成を備えている。車両30,40は、連結器具36及びドア装置37の他、通信部31と、位置センサ32と、人感センサ33と、周辺検知センサ34と、車速センサ35と、走行制御ECU38とを備えている。通信部31は、遠距離通信部310と近距離通信部311とからなる。車両30,40の各要素31~38の構成及び機能は、基本的には巡行車20の各要素21~28の構成及び機能と同一又は類似であるため、それらの詳細な説明を割愛し、相違する部分を中心に説明する。
The boarding
走行制御ECU38は、走行制御部380、連結制御部381、及び空調制御部382に加え、空調パラメータ取得部383と、位置検出部384とを有している。本実施形態では、走行制御ECU38が、車両30,40の制御装置に相当する。
走行制御部380は、メモリに予め記憶されているプログラムを実行することにより、走行ルートRdを走行している巡行車20に車両30,40を接近させた後に離間させる自動走行制御を実行する。走行制御部380は、自動走行制御の実行の際に、車両30,40に搭載されるエンジンECU70や制動ECU71、操舵ECU72に制御指令値を送信することにより、車両30,40を自動的に走行させる。
The
The
連結制御部381は、車両30,40に搭載されている連結器具36及びドア装置37を制御する。
空調パラメータ取得部383は、巡行車20から空調制御の設定温度の情報を取得する部分である。具体的には、空調パラメータ取得部383は、巡行車20から管理センタ50を介して送信される空調制御の設定温度の情報を、遠距離通信部310を介して受信すると、その設定温度の情報を空調制御部382に送信する。
The
The air conditioning
空調制御部382は、巡行車20において実行されている空調制御と、車両30,40において実行されている空調制御とを相関させる。具体的には、空調制御部382は、空調パラメータ取得部383から送信される巡行車20の空調制御の設定温度に基づいて、車両30,40の空調制御の設定温度を決定するとともに、決定した設定温度の情報を空調ECU73に送信する。空調ECU73は、送信された設定温度の情報に基づいて空調装置74を制御する。この設定温度の情報に基づいて空調装置74が車両30,40の車室内の温度を変更することにより、巡行車20の空調制御と車両30,40の空調制御とを相関させることが可能となっている。
The air
位置検出部384は、周辺検知センサ34により検知される巡行車20の情報に基づいて、巡行車20に対する車両30,40の相対位置を検出する。
管理センタ50は、利用者による巡行車20の利用状況を統括的に管理する。具体的には、利用者が巡行車20を利用する際には、自身の携帯端末80を操作して巡行車20の利用を予約する必要がある。予約の際には、利用者は、乗車場所、乗車時刻、降車場所、降車時刻等の情報を携帯端末80に入力する。乗車場所は、利用者が複数の指定乗車地点P10のうちのいずれから乗車するかを指定するための情報である。乗車時刻は、利用者が指定した乗車場所から出発する乗車用車両30のうち、いずれの出発時刻の乗車用車両30を利用するかを指定するための情報である。降車場所は、利用者が複数の指定降車地点P11のうちのいずれで降車するかを指定するための情報である。降車時刻は、利用者が指定した降車場所に到着する降車用車両40のうち、いずれの到着時刻の降車用車両40を利用するかを指定するための情報である。管理センタ50は、携帯端末80を通じて入力されるこれらの情報を利用者毎に個別に管理している。管理センタ50は、巡行車20の走行制御ECU28及び車両30,40の各走行制御ECU28,38からの要求に応じて、管理している利用者に関する情報を巡行車20及び車両30,40にそれぞれ送信する。
The
The
次に、利用者が巡行車20に乗車する際に巡行車20の走行制御ECU28及び乗車用車両30の走行制御ECU38により実行される処理の手順について図6及び図7を参照して具体的に説明する。なお、図6及び図7に示される処理は、巡行車20が乗車用接近走行区間Saに到達するよりも前の時点で各ECU28,38により繰り返し実行されている。
Next, the procedure of the process executed by the
図6に示されるように、巡行車20の走行制御ECU28では、はじめに、その走行制御部280が、ステップS10の処理として、巡行車20が次の乗車用接近走行区間Saに近づいているか否かを判断する。具体的には、巡行車20の走行制御部280は、巡行車20の現在地から次の乗車用接近走行区間Saの開始地点までの走行距離を演算するとともに、演算された走行距離を巡行車20の走行速度で除算することにより、現在地から乗車用接近走行区間Saに到達するまでに巡行車20が走行する必要のある時間T10を演算する。各乗車用接近走行区間Saの開始地点及び終了地点の位置情報、並びに各降車用接近走行区間Sbの開始地点及び終了地点の位置情報は巡行車20の走行制御ECU28のメモリに予め記憶されている。巡行車20の走行制御部280は、演算された巡行車20の走行時間T10が所定時間Tthaを超えている場合には、巡行車20が乗車用接近走行区間Saに近づいていないと判断する。すなわち、巡行車20の走行制御部280は、ステップS10の処理で否定判断する。この場合、図7に示されるように、巡行車20の走行制御部280は一連の処理を一旦終了する。
As shown in FIG. 6, in the
図6に示されるように、巡行車20の走行制御部280は、ステップS10の処理において、巡行車20の走行時間T10が所定時間Ttha以下である場合には、巡行車20が乗車用接近走行区間Saに近づいていると判断する。この場合、巡行車20の走行制御部280は、ステップS10の処理で肯定判断して、続くステップS11の処理として、次の乗車用接近走行区間Saにおいて巡行車20に乗車する利用者の情報を、遠距離通信部210を介して管理センタ50から取得する。管理センタ50から取得する情報には、次の乗車用接近走行区間Saで巡行車20に乗車する利用者の人数Npaに関する情報が含まれている。
As shown in FIG. 6, in the process of step S10, the traveling
巡行車20の走行制御部280は、ステップS11に続くステップS12の処理として、次の乗車用接近走行区間Saにおいて巡行車20に乗車する利用者が存在するか否かを判断する。具体的には、巡行車20の走行制御部280は、ステップS11の処理で取得した利用者の人数Npaが零である場合には、次の乗車用接近走行区間Saにおいて巡行車20に乗車する利用者が存在しないと判断する。すなわち、巡行車20の走行制御部280は、ステップS12の処理で否定判断する。この場合、図7に示されるように、巡行車20の走行制御部280は一連の処理を一旦終了する。
The
図6に示されるように、巡行車20の走行制御部280は、ステップS12の処理において、利用者の人数Npaが零を超えている場合には、次の乗車用接近走行区間Saにおいて巡行車20に乗車する利用者が存在すると判断して、ステップS12の処理で肯定判断する。この場合、巡行車20の空調制御部282は、続くステップS13の処理として、巡行車20の空調パラメータの情報を、具体的には巡行車20の空調制御の設定温度TAaの情報を、管理センタ50を介して乗車用車両30に送信する。なお、巡行車20の空調制御として、巡行車20の車室内の温度を低下させる冷房制御が実行されている場合には、設定温度TAaの情報は冷房制御の設定温度の情報となる。また、巡行車20の空調制御として、巡行車20の車室内の温度を上昇させる暖房制御が実行されている場合には、設定温度TAaの情報は暖房制御の設定温度の情報となる。
As shown in FIG. 6, in the process of step S12, if the number of users Npa exceeds zero, the traveling
巡行車20の走行制御部280は、ステップS13に続くステップS14の処理として、巡行車20の現在地及び走行速度の情報を、管理センタ50を介して乗車用車両30に送信する。なお、巡行車20の走行制御部280は、ステップS14の処理が一旦実行された場合には、巡行車20の連結器具26と乗車用車両30の連結器具36との連結が完了するまでの間、巡行車20の現在地及び走行速度の情報を所定の周期で乗車用車両30に送信し続ける。
The
一方、乗車用車両30の走行制御ECU28では、その走行制御部380が、ステップS20の処理として、指定乗車地点P10から乗車用車両30に乗車する利用者の情報を、遠距離通信部310を介して管理センタ50から取得する。管理センタ50から取得する情報には、指定乗車地点P10から乗車する利用者の人数Npaに関する情報が含まれている。この乗車用車両30の走行制御部380が管理センタ50から取得する利用者の人数Npaは、巡行車20の走行制御部280がステップS11の処理で取得する利用者の人数Npaと同一の数である。
On the other hand, in the
乗車用車両30の走行制御部380は、ステップS20に続くステップS21の処理として、指定乗車地点P10から乗車用車両30に乗車する利用者が存在するか否かを判断する。具体的には、乗車用車両30の走行制御部380は、ステップS20の処理で取得した利用者の人数Npaが零である場合には、指定乗車地点P10から乗車用車両30に乗車する利用者が存在しないと判断する。すなわち、乗車用車両30の走行制御部380は、ステップS21の処理で否定判断する。この場合、図7に示されるように、乗車用車両30の走行制御部380は一連の処理を一旦終了する。
The traveling
図6に示されるように、乗車用車両30の走行制御部380は、ステップS21の処理において、利用者の人数Npaが零を超えている場合には、指定乗車地点P10から乗車用車両30に乗車する利用者が存在すると判断して、ステップS21の処理で肯定判断する。この場合、乗車用車両30の空調パラメータ取得部383は、続くステップS22の処理として、巡行車20から送信される空調パラメータの情報、具体的には巡行車20の空調制御の設定温度TAaを受信して取得する。そして、乗車用車両30の空調制御部382は、続くステップS23の処理として、受信した巡行車20の設定温度の情報に基づいて乗車用車両30の空調制御の設定温度TAbを決定するとともに、決定された設定温度TAbを空調ECU73に送信することにより乗車用車両30の車室内の温度を設定温度TAbに制御する。
As shown in FIG. 6, in the process of step S21, if the number of users Npa exceeds zero, the traveling
詳しくは、乗車用車両30の空調制御部382は、現在の季節が夏季である場合には、巡行車20の空調制御の設定温度TAaから、予め定められた所定値α1を減算した値を乗車用車両30の空調制御の設定温度TAbとして用いる。空調制御部382は、この設定温度TAbを空調ECU73に送信することにより乗車用車両30の車室内の温度を設定温度TAbに制御する。これにより、図8に示されるように、夏季においては、乗車用車両30の車室内の温度TAbは巡行車20の車室内の温度TAaよりも低い温度となる。
Specifically, when the current season is summer, the air
一方、乗車用車両30の空調制御部382は、現在の季節が冬季である場合には、巡行車20の空調制御の設定温度TAaに、予め定められた所定値α2を加算した値を乗車用車両30の空調制御の設定温度TAbとして用いる。空調制御部382は、この設定温度TAbを空調ECU73に送信することにより乗車用車両30の車室内の温度を設定温度TAbに制御する。これにより、図9に示されるように、冬季において、乗車用車両30の車室内の温度TAbは巡行車20の車室内の温度TAaよりも高い温度となる。なお、所定値α2は、図8に示される所定値α1と同一の値であってもよいし、互いに異なる値であってもよい。
On the other hand, when the current season is winter, the air
図6に示されるように、乗車用車両30の走行制御部380は、ステップS23に続くステップS24の処理として、巡行車20から管理センタ50を介して送信される巡行車20の現在地及び走行速度の情報を受信する。なお、乗車用車両30の走行制御部380は、ステップS24の処理が一旦実行された場合には、巡行車20の連結器具26と乗車用車両30の連結器具36との連結が完了するまでの間、巡行車20の現在地及び走行速度の情報を所定の周期で巡行車20から受信し続ける。
As shown in FIG. 6, the
乗車用車両30の走行制御部380は、ステップS24に続くステップS25の処理として、走行中の巡行車20に乗車用車両30を接近させる走行制御を実行する。具体的には、乗車用車両30の走行制御部380は、予約している利用者が乗車用車両30に乗車した後、予め定められている出発時刻になると、乗車用車両30を指定乗車地点P10から乗車用接近走行区間Saに向かって自動的に出動させる。その後、乗車用車両30の走行制御部380は、ステップS24の処理で取得する巡行車20の現在地及び走行速度の情報に基づいて、巡行車20が乗車用接近走行区間Saの開始地点付近を走行する際に乗車用車両30が巡行車20に接近できるように乗車用車両30を自動走行させる。また、乗車用車両30の走行制御部380は、乗車用車両30が巡行車20に接近したと判断した場合には、位置検出部384により検出される巡行車20に対する乗車用車両30の相対的な位置情報に基づいて、乗車用車両30の連結器具36が巡行車20の連結器具26に対して図5に示される状態で接触するように、乗車用車両30を自動走行させる。
The
乗車用車両30の走行制御部380は、ステップS25に続くステップS26の処理として、図5に示される連結可能状態になったか否かを判断する。乗車用車両30の走行制御部380は、ステップS26の処理で否定判断した場合には、すなわち図5に示される連結可能状態になっていないと判断した場合には、ステップS24の処理に戻る。したがって、乗車用車両30の走行制御部380は、乗車用車両30が巡行車20に対して図5に示される状態となるように接近するまでの間、ステップS24及びステップS25の処理を繰り返し実行する。
The traveling
乗車用車両30の走行制御部380は、図5に示される連結可能状態になったと判断した場合には、ステップS26の処理で肯定判断する。この場合、乗車用車両30の走行制御部380は、ステップS27の処理として、連結可能状態になった旨を近距離通信部211により巡行車20に通知する。また、乗車用車両30の連結制御部381は、ステップS28の処理として、乗車用車両30の連結器具36を巡行車20の連結器具26に連結させる連結制御を実行する。具体的には、乗車用車両30の連結制御部381は、乗車用車両30の連結器具36を通電させることにより、連結器具36に電磁力を発生させる。
When the
巡行車20の走行制御部280は、ステップS15の処理として、乗車用車両30から送信される、連結可能状態になった旨の通知を受信する。この通知の受信に基づいて、巡行車20の連結制御部281は、続くステップS16の処理として、巡行車20の連結器具26を乗車用車両30の連結器具36に連結させる連結制御を実行する。具体的には、巡行車20の連結制御部281は、巡行車20の連結器具26を通電させることにより、連結器具36に電磁力を発生させる。これにより、巡行車20の連結器具26及び乗車用車両30の連結器具36のそれぞれの電磁力により、巡行車20及び乗車用車両30は、図5に示される状態で互いに連結される。この際、巡行車20及び乗車用車両30は自動走行している状態を維持している。
The
巡行車20の連結制御部281は、ステップS16の処理に続いて、図7に示されるステップS17の処理を実行する。巡行車20の連結制御部281は、ステップS17の処理として、乗車用車両30との連結が完了したか否かを判断し、連結が完了したと判断すると、ステップS17の処理で肯定判断する。この場合、巡行車20の連結制御部281は、ステップS18の処理として、巡行車20のドア装置27を開状態にする。
The
乗車用車両30の連結制御部381は、図6に示されるステップS28の処理に続いて、図7に示されるステップS29の処理を実行する。乗車用車両30の連結制御部381は、ステップS29の処理として、巡行車20との連結が完了したか否かを判断し、連結が完了したと判断すると、ステップS29の処理で肯定判断する。この場合、乗車用車両30の連結制御部381は、ステップS40の処理として、乗車用車両30のドア装置37を開状態にする。
The
このようにして、巡行車20のドア装置27及び乗車用車両30のドア装置37が共に開状態になることにより、乗車用車両30に乗車している利用者が巡行車20に移動することが可能となる。
巡行車20の連結制御部281は、ステップS18に続くステップS19の処理として、予約している利用者の乗車用車両30から巡行車20への移動が完了したか否かを判断する。具体的には、巡行車20の連結制御部281は、乗車用車両30から巡行車20に移動する利用者を人感センサ23によって監視しており、乗車用車両30から巡行車20に移動した利用者の数が、ステップS11の処理で取得した利用者の人数Npaに達することをもって、予約している利用者の乗車用車両30から巡行車20への移動が完了したと判断する。この場合、巡行車20の連結制御部281は、ステップS30の処理として、利用者の移動が完了した旨を、近距離通信部211を介して乗車用車両30に通知する。また、巡行車20の連結制御部281は、ステップS31の処理として、巡行車20のドア装置27を閉めるとともに、ステップS32の処理として、巡行車20の連結器具26への通電を停止することにより乗車用車両30の連結器具36に対する連結器具26の連結を解除する。
In this way, the
The
一方、乗車用車両30の連結制御部381は、ステップS41の処理として、利用者の移動が完了した旨の通知を巡行車20から受信すると、ステップS42の処理として、乗車用車両30のドア装置37を閉めるとともに、ステップS43の処理として、乗車用車両30の連結器具36への通電を停止することにより巡行車20の連結器具26に対する連結器具36の連結を解除する。
On the other hand, when the
このようにして巡行車20の連結器具26及び乗車用車両30の連結器具36の連結が解除されることにより、乗車用車両30が巡行車20から離間する準備が整う。そして、乗車用車両30の走行制御部380は、ステップS44の処理として、巡行車20から離間させるように乗車用車両30を自動走行させる離間走行制御を実行する。具体的には、乗車用車両30の走行制御部380は、乗車用車両30を巡行車20から離間させた後に徐々に減速させて、乗車用車両30を停車させる。
By thus disengaging the
図6及び図7に示される一連の処理が巡行車20の走行制御ECU28及び乗車用車両30の走行制御ECU38により実行されることで、指定乗車地点P10で乗車用車両30に乗車した利用者を巡行車20に移動させることが可能となる。
なお、利用者が巡行車20から降車する際に巡行車20の走行制御ECU28及び降車用車両40の走行制御ECU38により実行される処理に関しては、巡行車20から降車用車両40に乗員が移動する点が異なるだけで、図6及び図7に示される一連の処理と類似の処理が実行される。そのため、その処理の具体的な説明は割愛する。
The series of processes shown in FIGS. 6 and 7 are executed by the
Regarding the process executed by the
以上説明した本実施形態の車両30の走行制御ECU38によれば、以下の(1)及び(2)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)利用者が巡行車20に乗車する際には、乗車用車両30、巡行車20の順で利用者が移動することになる。この際、夏季にあっては、図8に矢印で示されるように、外気の温度を「Tout」とするとき、利用者の体感温度は、外気の温度Tout、乗車用車両30の設定温度TAb、巡行車20の設定温度TAaの順で変化することになる。すなわち、利用者は乗車用車両30で一旦クールダウンした後に巡行車20に乗車することになる。これにより、巡行車20の設定温度TAaが乗車用車両30の設定温度TAbよりも高い場合であっても、利用者が冷感を有した状態で巡行車20に乗車できるため、巡行車20と乗車用車両30との間を移動する利用者の体感温度の不快感を軽減することができる。また、巡行車20の設定温度TAaを乗車用車両30の設定温度TAbよりも高く設定できることにより、巡行車20において冷房の空調制御に費やされるエネルギを抑えることができるため、巡行車20の燃費を改善することができる。
According to the
(1) When a user gets on the
(2)冬季にあっては、図9に矢印で示されるように、利用者の体感温度は、外気の温度Tout、乗車用車両30の設定温度TAb、巡行車20の設定温度TAaの順で変化することになる。すなわち、利用者は乗車用車両30で一旦ヒートアップした後に巡行車20に乗車することになる。これにより、巡行車20の設定温度TAaが乗車用車両30の設定温度TAbよりも低い場合であっても、利用者が温感を有した状態で巡行車20に乗車できるため、利用者の体感温度の不快感を軽減することができる。また、巡行車20の設定温度TAaを乗車用車両30の設定温度TAbよりも低く設定できることにより、巡行車20において暖房の空調制御に費やされるエネルギを抑えることができるため、巡行車20の燃費を改善することができる。
(2) In the winter, as shown by the arrow in FIG. 9, the user's perceived temperature is in the order of the outside air temperature Tout, the set temperature TAb of the
(変形例)
次に、第1実施形態の走行制御ECU38の変形例について説明する。
本変形例の走行制御ECU38の空調制御部382は、現在の季節が夏季である場合には、巡行車20の空調制御の設定温度TAaから、予め定められた所定値β1を加算した値を乗車用車両30の空調制御の設定温度TAbとして用いる。これにより、図10に示されるように、夏季においては、乗車用車両30の車室内の温度TAbは巡行車20の車室内の温度TAaよりも高い温度となる。
(Modified example)
Next, a modification of the
When the current season is summer, the air
一方、乗車用車両30の空調制御部382は、現在の季節が冬季である場合には、巡行車20の空調制御の設定温度TAaから、予め定められた所定値β2を減算した値を乗車用車両30の空調制御の設定温度TAbとして用いる。これにより、図11に示されるように、冬季においては、乗車用車両30の車室内の温度TAbは巡行車20の車室内の温度TAaよりも低い温度となる。なお、所定値β2は、図10に示される所定値β1と同一の値であってもよいし、互いに異なる値であってもよい。
On the other hand, when the current season is winter, the air
ところで、夏季に巡行車20において冷房が行われていると、巡行車20の内外の温度差が大きくなる可能性がある。そのため、外気の温度Toutの環境下から巡行車20の設定温度TAaの環境下に移動する場合、それらの温度差に起因して利用者にヒートショックが生じる可能性がある。この点、本変形例の構成によれば、図10に矢印で示されるように、利用者の体感温度が、外気の温度Tout、乗車用車両30の設定温度TAb、巡行車20の設定温度TAaの順で徐々に低下することになるため、上述したヒートショックが利用者に生じ難くなる。
By the way, when the
また、冬季においては、図11に矢印で示されるように、利用者の体感温度が、外気の温度Tout、乗車用車両30の設定温度TAb、巡行車20の設定温度TAaの順で徐々に上昇する。そのため、冬季においても、上述したヒートショックが利用者に生じ難くなる。
In addition, in winter, as shown by the arrow in FIG. 11, the user's perceived temperature gradually increases in the order of the outside air temperature Tout, the set temperature TAb of the
<第2実施形態>
次に、車両30の走行制御ECU38の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の走行システム10との相違点を中心に説明する。
本実施形態の走行システム10は、巡行車20の車室内の気圧に応じて乗車用車両30の車室内の気圧を制御する点で、第1実施形態の走行システム10と異なる。
<Second embodiment>
Next, a second embodiment of the
The driving
具体的には、図12に示されるように、巡行車20には、その車室内の気圧を調整する気圧調整装置65が設けられている。気圧調整装置65の動作は、巡行車20に搭載される空調ECU63により制御されている。空調ECU63は、巡行車20の空調制御の一つとして、巡行車20の車室内の気圧を予め定められた気圧に制御している。巡行車20の走行制御ECU28の空調制御部282は、巡行車20の設定気圧の情報を空調ECU63から取得するとともに、取得した設定気圧の情報を遠距離通信部210により管理センタ50を介して車両30,40に送信する。
Specifically, as shown in FIG. 12, the
車両30,40にも、同様に、その車室内の気圧を調整する気圧調整装置75が設けられている。気圧調整装置75の動作は、車両30,40に搭載される空調ECU73により制御されている。車両30,40の走行制御ECU38の空調パラメータ取得部383は、巡行車20から送信される設定気圧の情報を、管理センタ50を介して受信するとともに、受信した巡行車20の設定気圧の情報を空調制御部382に送信する。空調制御部382は、空調パラメータ取得部383から送信される設定気圧の情報に基づいて、車両30,40の設定気圧を決定するとともに、決定された設定気圧の情報を空調ECU73に送信する。この設定気圧の情報に基づいて空調ECU73が気圧調整装置75により車両30,40の車室内の気圧を変更することで、巡行車20の空調制御と車両30,40の空調制御とを相関させることが可能となっている。本実施形態では、気圧調整装置75が空調装置に相当する。
Similarly, the
なお、本実施形態の巡行車20の連結器具26及び車両30,40の連結器具36のそれぞれが接触する部分は、それらの密着性を高めるための部材、例えばゴム部材により覆われている。したがって、連結器具26,36は、それらが連結された際に密着した状態で接触するようになっている。
Note that the contact portions of the
次に、利用者が巡行車20に乗車する際に巡行車20の走行制御ECU28及び乗車用車両30の走行制御ECU38により実行される処理の手順について具体的に説明する。
巡行車20の空調制御部282は、図6に示されるステップS13の処理において、巡行車20の設定気圧PAaの情報を、管理センタ50を介して乗車用車両30に送信する。
Next, the procedure of the process executed by the
The air
一方、乗車用車両30の空調パラメータ取得部383は、ステップS22の処理として、巡行車20から送信される設定気圧PAaの情報を受信する。そして、乗車用車両30の空調制御部382は、続くステップS23の処理として、受信した巡行車20の設定気圧PAaの情報に基づいて乗車用車両30の設定気圧PAbを決定するとともに、決定された設定気圧PAbを空調ECU73に送信することにより乗車用車両30の車室内の気圧を設定気圧PAbに制御する。
On the other hand, the air conditioning
具体的には、乗車用車両30の空調制御部382は、巡行車20の設定気圧PAaから、予め定められた所定値γ1を減算した値を乗車用車両30の設定気圧PAbとして用いる。これにより、乗車用車両30の車室内の気圧PAbは巡行車20の車室内の気圧PAaよりも低い気圧となる。
Specifically, the air
以上説明した本実施形態の車両30の走行制御ECU38によれば、以下の(3)及び(4)に示される作用及び効果を得ることができる。
(3)巡行車20の車室内の設定気圧PAbの方が乗車用車両30の車室内の設定気圧PAbよりも高いため、巡行車20と乗車用車両30とが互いに連結された際、乗車用車両30から巡行車20に向かう方向の空気の流れを遮断することができる。これにより、例えばウィルスを含む空気が乗車用車両30から巡行車20に流れ込むことを未然に回避できるため、特に巡行車20に乗車している不特定多数の利用者の不快感を軽減することができる。
According to the
(3) Since the set pressure PAb in the passenger compartment of the
(4)仮に巡行車20の連結器具26と乗車用車両30の連結器具36との接触部分に隙間が形成されているとすると、その隙間を通じて、ウィルス等を含む外気が巡行車20の車室内や乗車用車両30の車室内に流れ込む可能性がある。この点、本実施形態の車両30,40の連結器具36は巡行車20の連結器具26に対して密着した状態で接触するため、連結器具26,36の間に隙間が形成され難い。結果として、ウィルス等を含む外気が、連結器具26,36の間に形成される隙間を通じて巡行車20の車室内や乗車用車両30の車室内に流れ込むことを未然に回避することができる。
(4) If a gap is formed in the contact area between the connecting
(変形例)
次に、第2実施形態の走行制御ECU38の変形例について説明する。
本変形例の乗車用車両30の空調制御部382は、利用者が車両30に乗車するよりも前に巡行車20の設定気圧PAaを取得することにより、車両30の車室内の設定気圧PAbを、巡行車20の設定気圧PAaよりも小さく、且つ車両30の外部の気圧、換言すれば大気圧よりも高い値に設定する。乗車用車両30の気圧調整装置75は、空調制御部382により設定された気圧となるように車両30の車室内の気圧を調整する。
(Modified example)
Next, a modification of the
The air
このような構成によれば、利用者が乗車用車両30に乗車する際に、ウィルス等を含む外気が乗車用車両30に流れ込むことを未然に回避することが可能となる。さらに、乗車用車両30から巡行車20に空気が流れ込むこともないため、ウィルス等を含む空気が巡行車20に流れ込むことを、より的確に抑制することができる。
According to such a configuration, when the user gets on the
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・第1実施形態の乗車用車両30の空調制御部382は、乗車用車両30の空調制御の設定温度TAbを巡行車20の空調制御の設定温度TAaと同一の温度に設定してもよい。
<Other embodiments>
Note that each embodiment can also be implemented in the following forms.
- The air
・図6に示されるステップS10の処理では、巡行車20が現在地から乗車用接近走行区間Saに到達するまでに巡行車20が走行する必要のある距離が所定距離以下であるか否かに基づいて、巡行車20が次の乗車用接近走行区間Saに近づいているか否かを判断してもよい。
- In the process of step S10 shown in FIG. 6, the process is based on whether the distance that the
・接近走行区間Sa,Sbを走行する際の巡行車20の走行速度を変化させてもよい。具体的には、接近走行区間Sa,Sbの長さ、巡行車20に乗降する利用者の人数、利用者の特徴等に基づいて巡行車20の走行速度を変化させる。なお、利用者の特徴には、例えば障害を有しているか否かの特徴が含まれる。
・巡行車20と車両30,40との間で用いられる空調パラメータは、車室内の温度や車室内の気圧に限らず、車室内の湿度等であってもよい。
- The traveling speed of the
- The air-conditioning parameters used between the
・各実施形態の巡行車20及び車両30,40は、エンジン車両に限らず、電動機を動力源として走行する電気自動車や、エンジン及び電動機の両方を動力源として走行するハイブリッド自動車であってもよい。
・本開示に記載の走行制御ECU28,38及びその制御方法は、コンピュータプログラムにより具体化された1つ又は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された1つ又は複数の専用コンピュータにより、実現されてもよい。本開示に記載の走行制御ECU28,38及びその制御方法は、1つ又は複数の専用ハードウェア論理回路を含むプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。本開示に記載の走行制御ECU28,38及びその制御方法は、1つ又は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと1つ又は複数のハードウェア論理回路を含むプロセッサとの組み合わせにより構成された1つ又は複数の専用コンピュータにより、実現されてもよい。コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。専用ハードウェア論理回路及びハードウェア論理回路は、複数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路により実現されてもよい。
- The
- The
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。 - The present disclosure is not limited to the above specific examples. Design changes made by those skilled in the art to the specific examples described above are also included within the scope of the present disclosure as long as they have the characteristics of the present disclosure. The elements included in each of the specific examples described above, as well as their arrangement, conditions, shapes, etc., are not limited to those illustrated, and can be changed as appropriate. The elements included in each of the specific examples described above can be appropriately combined as long as no technical contradiction occurs.
20:巡行車(他車両)
30,40:車両(自車両)
36:連結器具(接触部)
38:走行制御ECU(制御装置)
74:空調装置
75:気圧調整装置(空調装置)
382:空調制御部
383:空調パラメータ取得部
20: Cruise car (other vehicles)
30, 40: Vehicle (own vehicle)
36: Connecting device (contact part)
38: Travel control ECU (control device)
74: Air conditioner 75: Air pressure regulator (air conditioner)
382: Air conditioning control unit 383: Air conditioning parameter acquisition unit
Claims (9)
前記他車両の空調パラメータを取得する空調パラメータ取得部(383)と、
前記空調パラメータ取得部により取得される前記他車両の空調パラメータに基づいて自車両の空調パラメータを設定し、設定された前記自車両の空調パラメータに基づいて自車両の空調装置(74,75)を制御する空調制御部(382)と、を備える
車両の制御装置。 A vehicle control device capable of moving a person between another vehicle (20) by contacting the other vehicle,
an air conditioning parameter acquisition unit (383) that acquires air conditioning parameters of the other vehicle;
Setting the air conditioning parameters of the own vehicle based on the air conditioning parameters of the other vehicle acquired by the air conditioning parameter acquisition unit, and controlling the air conditioning system (74, 75) of the own vehicle based on the set air conditioning parameters of the own vehicle. A vehicle control device comprising: an air conditioning control section (382) for controlling.
前記空調パラメータは、車室内の温度である
請求項1に記載の車両の制御装置。 The air conditioner (74) adjusts the temperature inside the vehicle's cabin,
The vehicle control device according to claim 1, wherein the air conditioning parameter is a temperature inside the vehicle.
請求項2に記載の車両の制御装置。 The vehicle control device according to claim 2, wherein the air conditioning control unit controls the air conditioner so that the temperature inside the vehicle's cabin is lower than the temperature inside the cabin of the other vehicle.
請求項2に記載の車両の制御装置。 The vehicle control device according to claim 2, wherein the air conditioning control unit controls the air conditioner so that the temperature inside the vehicle's own vehicle is higher than the temperature inside the vehicle of another vehicle.
請求項2に記載の車両の制御装置。 The vehicle control device according to claim 2, wherein the air conditioning control unit controls the air conditioning system so that the temperature inside the vehicle's own vehicle is the same as the temperature inside the vehicle of another vehicle.
前記空調パラメータは、車室内の気圧である
請求項1に記載の車両の制御装置。 The air conditioner is an air pressure adjustment device (75) that adjusts the air pressure in the cabin of the own vehicle,
The vehicle control device according to claim 1, wherein the air conditioning parameter is an air pressure inside the vehicle.
請求項6に記載の車両の制御装置。 The vehicle control device according to claim 6, wherein the air conditioning control unit controls the air pressure adjustment device so that the air pressure in the cabin of the host vehicle is lower than the air pressure in the cabin of the other vehicle.
請求項7に記載の車両の制御装置。 According to claim 7, the air conditioning control unit controls the air pressure adjustment device so that the air pressure inside the own vehicle is lower than the air pressure inside the other vehicle and higher than the air pressure outside the own vehicle. Control device for the vehicle described.
請求項6~8のいずれか一項に記載の車両の制御装置。
The vehicle control device according to any one of claims 6 to 8, wherein the vehicle is provided with a contact portion (36) that closely contacts the other vehicle.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2019142939A JP7363173B2 (en) | 2019-08-02 | 2019-08-02 | Vehicle control device |
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