JP7361986B1 - 真空バルブ及び真空遮断器 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施の形態1に係る真空遮断器の構成を示す模式図である。図2は、実施の形態1に係る真空バルブの断面図である。真空遮断器100は、第1の電極である可動側電極7及び第2の電極である固定側電極8を真空容器4内に収容し、可動側電極7に接続された駆動ロッド6を備えた真空バルブ10と、真空バルブ10を収容するタンク20と、タンク20を支持する架台30と、駆動ロッド6を直線運動させて可動側電極7を真空容器4内で移動させる操作装置40と、可動側導体50を収容した可動側ブッシング60と、可動側導体50と可動側電極7とを電気的に接続した可動側フレーム55と、固定側導体70を収容した固定側ブッシング80と、固定側導体70と固定側電極8とを電気的に接続する固定側フレーム75と、可動側フレーム55、真空バルブ10及び固定側フレーム75をタンク20内で支持する絶縁支持筒90,91とを備える。
図4は、実施の形態2に係る真空バルブの断面図である。実施の形態2に係る真空バルブ10は、摺動部材2が真空容器4の内部で第1のフランジ1aに固定されている点で、実施の形態1に係る真空バルブ10と相違する。実施の形態2に係る真空バルブ10は、ベローズ3が伸縮する際に摺動部材2の位置が変化しない。実施の形態2に係る真空バルブ10は、ベローズ3が伸縮する際に、ベローズ3の内周部において複数の襞3aが摺動部材2の外筒面に沿って摺動することによって、ベローズ3の襞3aに生じるベローズ3の軸方向の振動が抑制される。
図5は、実施の形態3に係る真空バルブの断面図である。実施の形態3に係る真空バルブ10は、摺動部材2が真空容器4の内部で第1のフランジ1aを貫通していない点で、実施の形態1に係る真空バルブ10と相違する。実施の形態3に係る真空バルブ10は、ベローズ3が伸縮する際に、ベローズ3の内周部において複数の襞3aが摺動部材2の外筒面に沿って摺動することによって、ベローズ3の襞3aに生じるベローズ3の軸方向の振動が抑制される。摺動部材2は、ベローズ3の伸縮時にベローズフランジ9とともに移動するが、第1のフランジ1aを貫通していないため、摺動部材2は第1のフランジ1aとは摺動しない。
図6は、実施の形態4に係る真空バルブの断面図である。実施の形態4に係る真空バルブ10は、実施の形態3に係る真空バルブ10と同様に、摺動部材2が真空容器4の内部で第1のフランジ1aを貫通していない。摺動部材2は、ベローズフランジ9に固定されている。実施の形態4に係る真空バルブ10は、摺動部材2のうち固定されていない自由端が先細り形状となっている。
図7は、実施の形態5に係る真空バルブの断面図である。実施の形態5に係る真空バルブ10は、ベローズ3の外径側に摺動部材2が設置されている点で、実施の形態1に係る真空バルブ10と相違する。摺動部材2は、第1のフランジ1aに固定されている。摺動部材2の内径は、ベローズ3の外径よりも若干小さくなっている。このため、摺動部材2の筒内に挿入されたベローズ3は、径方向に押し縮められている。ベローズ3が伸縮する際に、ベローズ3の外周部において複数の襞3aが摺動部材2の内筒面に沿って摺動する。ベローズ3は、複数の襞3aが摺動部材2に接触したまま伸縮することによって、伸縮する際に襞3aにベローズ3の軸方向の振動が発生することが抑制され、また、襞3aに発生したベローズ3の軸方向の振動の減衰が大きくなる。
図9は、実施の形態6に係る真空バルブの断面図である。実施の形態6に係る真空バルブ10は、ベローズ3の内径側に摺動部材2aが設置されており、ベローズ3の外径側に摺動部材2bが設置されている点で、実施の形態1に係る真空バルブ10と相違する。摺動部材2a,2bは、ベローズフランジ9に固定されている。摺動部材2aの外径は、ベローズ3の内径よりも若干大きくなっている。また、摺動部材2bの内径は、ベローズ3の外径よりも若干小さくなっている。このため、ベローズ3は、襞3aが摺動部材2aと摺動部材2bとに挟み込まれている。
図13は、実施の形態7に係る真空バルブの断面図である。実施の形態7に係る真空バルブ10は、ベローズ3の全長のうち一部のみに摺動部材2a,2bが設置されている。例えば、摺動部材2a,2bは、ベローズ3の全長の半分の長さである。実施の形態7に係る真空バルブ10は、摺動部材2aが第1のフランジ1aに固定されており、摺動部材2bがベローズフランジ9に固定されている。ベローズ3は、襞3aが摺動部材2a,2bに接触したまま伸縮するため、ベローズ3が伸縮する際に襞3aにベローズ3の軸方向の振動が発生することが抑制され、また、襞3aに発生したベローズ3の軸方向の振動の減衰が大きくなる。
図17は、実施の形態8に係る真空バルブの断面図である。実施の形態8に係る真空バルブ10は、摺動部材2が固定されることなくベローズ3の中に挿入されている。ベローズ3が伸張する際に、ベローズ3の内周部において複数の襞3aが摺動部材2の外筒面に沿って摺動する。ベローズ3は、複数の襞3aが摺動部材2に接触したまま伸張することによって、伸張する際に襞3aにベローズ3の軸方向の振動が発生することが抑制され、また、襞3aに発生したベローズ3の軸方向の振動の減衰が大きくなる。ベローズ3が伸縮する際に、摺動部材2がベローズ3内を移動できるため、摺動部材2がベローズ3の伸縮を妨げにくい。
Claims (18)
- 第1の電極と、
第2の電極と、
前記第1の電極及び前記第2の電極を収容した筒状の真空容器と、
前記真空容器の両端部を塞ぐ第1のフランジ及び第2のフランジと、
前記第1のフランジを貫通して一端部が前記真空容器内に配置され、前記一端部に固定された前記第1の電極を前記真空容器内で移動させて、前記第1の電極と前記第2の電極とが接触する投入状態と、前記第1の電極と前記第2の電極とが非接触となる遮断状態とを切り替える駆動ロッドと、
前記駆動ロッドの側面に固定されたベローズフランジと、
複数の襞を有する蛇腹筒状であり、前記ベローズフランジと前記第1のフランジとに架け渡され、前記駆動ロッドが前記投入状態と前記遮断状態とを切り替える際に伸縮するベローズと、
非多孔質材料で形成され、前記ベローズの内径側及び外径側の少なくとも一方に設置され、複数の前記襞に接触する摺動部材とを備え、
前記摺動部材は、軸方向の一端部が前記ベローズフランジに固定されていることを特徴とする真空バルブ。 - 前記ベローズの内径側に前記摺動部材が設置されており、
前記摺動部材は、前記第1のフランジを貫通していることを特徴とする請求項1に記載の真空バルブ。 - 第1の電極と、
第2の電極と、
前記第1の電極及び前記第2の電極を収容した筒状の真空容器と、
前記真空容器の両端部を塞ぐ第1のフランジ及び第2のフランジと、
前記第1のフランジを貫通して一端部が前記真空容器内に配置され、前記一端部に固定された前記第1の電極を前記真空容器内で移動させて、前記第1の電極と前記第2の電極とが接触する投入状態と、前記第1の電極と前記第2の電極とが非接触となる遮断状態とを切り替える駆動ロッドと、
前記駆動ロッドの側面に固定されたベローズフランジと、
複数の襞を有する蛇腹筒状であり、前記ベローズフランジと前記第1のフランジとに架け渡され、前記駆動ロッドが前記投入状態と前記遮断状態とを切り替える際に伸縮するベローズと、
非多孔質材料で形成され、前記ベローズの内径側及び外径側の少なくとも一方に設置され、複数の前記襞に接触する摺動部材とを備え、
前記ベローズの内径側及び外径側の両方に前記摺動部材が設置されており、
前記ベローズの内径側に設置された前記摺動部材及び前記ベローズの外径側に設置された前記摺動部材は、軸方向の一端部が前記ベローズフランジ又は前記第1のフランジに固定されていることを特徴とする真空バルブ。 - 前記摺動部材のうち前記一端部とは反対側の端部である他端部は、前記一端部から離れるほど径が小さくなる先細り形状であることを特徴とする請求項1に記載の真空バルブ。
- 前記摺動部材のうち前記一端部とは反対側の端部である他端部は、前記一端部から離れるほど径が小さくなる先細り形状であることを特徴とする請求項3に記載の真空バルブ。
- 第1の電極と、
第2の電極と、
前記第1の電極及び前記第2の電極を収容した筒状の真空容器と、
前記真空容器の両端部を塞ぐ第1のフランジ及び第2のフランジと、
前記第1のフランジを貫通して一端部が前記真空容器内に配置され、前記一端部に固定された前記第1の電極を前記真空容器内で移動させて、前記第1の電極と前記第2の電極とが接触する投入状態と、前記第1の電極と前記第2の電極とが非接触となる遮断状態とを切り替える駆動ロッドと、
前記駆動ロッドの側面に固定されたベローズフランジと、
複数の襞を有する蛇腹筒状であり、前記ベローズフランジと前記第1のフランジとに架け渡され、前記駆動ロッドが前記投入状態と前記遮断状態とを切り替える際に伸縮するベローズと、
非多孔質材料で形成され、前記ベローズの内径側に設置され、複数の前記襞に接触する摺動部材とを備え、
前記摺動部材は、前記ベローズ、前記第1のフランジ及び前記ベローズフランジのいずれにも固定されずに前記ベローズの中に挿入されていることを特徴とする真空バルブ。 - 前記摺動部材は、円筒又は多角形の筒状であることを特徴とする請求項1に記載の真空バルブ。
- 前記摺動部材は、円筒又は多角形の筒状であることを特徴とする請求項3に記載の真空バルブ。
- 前記摺動部材は、円筒又は多角形の筒状であることを特徴とする請求項6に記載の真空バルブ。
- 前記摺動部材は、軸方向の一端から他端に達するスリットによって周方向に複数に分割されていることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の真空バルブ。
- 前記摺動部材は、軸方向の一端から切り込まれて他端まで達しないスリットと、軸方向の他端から切り込まれて一端まで達しないスリットとが周方向に交互に設けられていることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の真空バルブ。
- 前記摺動部材は、軸方向に伸び前記摺動部材の全長よりも短いスリットが複数設けられており、複数の前記スリットは、軸方向の位置及び周方向の位置を変えて螺旋状に配置されていることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の真空バルブ。
- 前記摺動部材は、軸方向の一端から他端まで達する螺旋状のスリットが設けられていることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の真空バルブ。
- 請求項1から9のいずれか1項に記載の真空バルブを備えることを特徴とする真空遮断器。
- 請求項10に記載の真空バルブを備えることを特徴とする真空遮断器。
- 請求項11に記載の真空バルブを備えることを特徴とする真空遮断器。
- 請求項12に記載の真空バルブを備えることを特徴とする真空遮断器。
- 請求項13に記載の真空バルブを備えることを特徴とする真空遮断器。
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JPH0612947A (ja) * | 1992-04-17 | 1994-01-21 | Mitsubishi Electric Corp | 密封型開閉器 |
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WO2021234870A1 (ja) * | 2020-05-20 | 2021-11-25 | 三菱電機株式会社 | 真空遮断器 |
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