JP7361494B2 - Air conditioning control device, air conditioning control system, air conditioning control method, and program - Google Patents
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Description
本発明は、空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法、及び、プログラムに関する。 The present invention relates to an air conditioning control device , an air conditioning control system, an air conditioning control method, and a program.
現在、室外機と複数の室内機とを備える空調システムにおいて、室温が概ね設定温度に維持されるように、動作温度と停止温度とを調整する技術が知られている。動作温度は、例えば、暖房の場合、暖房動作が開始される温度であり、設定温度よりも低い温度に設定される。また、停止温度は、例えば、暖房の場合、暖房動作が停止される温度であり、設定温度よりも高い温度に設定される。 BACKGROUND ART Currently, in an air conditioning system including an outdoor unit and a plurality of indoor units, a technique is known for adjusting an operating temperature and a stop temperature so that the room temperature is generally maintained at a set temperature. For example, in the case of heating, the operating temperature is the temperature at which the heating operation is started, and is set to a temperature lower than the set temperature. Further, the stop temperature is, for example, in the case of heating, the temperature at which the heating operation is stopped, and is set to a temperature higher than the set temperature.
例えば、特許文献1には、暖房運転において、設定温度と室温の最低値との差である過下降温度が過大であるときに、過下降温度の大きさに基づいて停止温度を高くする技術が記載されている。ところで、複数の室内機により同一の空間内の空気を調和する場合、複数の室内機に対して、同一の動作温度と同一の停止温度とが設定されることが一般的である。この場合、室温が動作温度に達したことに応答して、複数の室内機が一斉に運転を開始する。
For example,
しかしながら、複数の室内機が一斉に運転を開始すると、ある室内機が室温として検知する吸込温度が、他の室内機による運転の影響ですぐに停止温度に達し、当該室内機がすぐに運転を停止することがある。例えば、暖房の場合、当該室内機は、他の室内機が吹き出した温風を吸い込むと、この温風の温度である吸込温度を室温として検知する。この場合、当該室内機は、室温が停止温度に達していない場合でも、室温が停止温度に達したとみなし、温風の吹き出しを停止する可能性が高い。 However, when multiple indoor units start operating at the same time, the suction temperature detected as room temperature by one indoor unit quickly reaches the stop temperature due to the operation of the other indoor units, and the indoor unit immediately stops operating. It may stop. For example, in the case of heating, when the indoor unit sucks warm air blown out by another indoor unit, the indoor unit detects the suction temperature, which is the temperature of the warm air, as room temperature. In this case, even if the room temperature has not reached the stop temperature, the indoor unit is likely to assume that the room temperature has reached the stop temperature and stop blowing out hot air.
このように、他の室内機の影響により運転の停止が早まると、平均室温が設定温度程度の温度に維持されず好ましくない。一方、特許文献1に記載された技術は、圧縮機の発停頻度が増大することを抑制するための技術であり、基本的に、このような問題を適切に解決するための技術ではない。このため、複数の室内機による適切な温度調整を実現する技術が望まれている。
In this way, if the operation is stopped early due to the influence of other indoor units, the average room temperature will not be maintained at about the set temperature, which is undesirable. On the other hand, the technique described in
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、複数の室内機による適切な温度調整を実現する空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and aims to provide an air conditioning control device , an air conditioning control system, an air conditioning control method, and a program that realize appropriate temperature control using a plurality of indoor units. do.
上記目的を達成するために、本発明に係る空調制御装置は、
室外機に接続される複数の室内機に通信ネットワークを介して接続される空調制御装置であって、
前記複数の室内機のうち複数の第1室内機が、室温を設定温度にするための風の吹き出しを早期に停止する状態である早期停止状態であることを検知する早期停止検知手段と、
前記早期停止検知手段により前記複数の第1室内機が前記早期停止状態であることが検知された場合、前記設定温度を基準とする温度であって前記風の吹き出しを停止する温度である停止温度であって、前記複数の第1室内機のうち第2室内機に対する前記停止温度を変更する温度変更手段と、
前記温度変更手段により変更された前記停止温度を用いて前記第2室内機を制御する機器制御手段と、を備える。
In order to achieve the above object, an air conditioning control device according to the present invention includes:
An air conditioning control device connected to a plurality of indoor units connected to an outdoor unit via a communication network,
early stop detection means for detecting that a plurality of first indoor units among the plurality of indoor units are in an early stop state, which is a state in which the blowing of air to bring the room temperature to a set temperature is stopped early;
When the early stop detection means detects that the plurality of first indoor units are in the early stop state, a stop temperature is a temperature based on the set temperature and is a temperature at which the blowing of the wind is stopped. temperature changing means for changing the stop temperature for a second indoor unit among the plurality of first indoor units ;
and equipment control means for controlling the second indoor unit using the stop temperature changed by the temperature change means.
本発明では、室内機が早期停止状態であることが検知された場合、室内機が適切な停止温度で制御される。従って、本発明によれば、複数の室内機による適切な温度調整を実現することができる。 In the present invention, when it is detected that the indoor unit is in an early stop state, the indoor unit is controlled at an appropriate stop temperature. Therefore, according to the present invention, it is possible to realize appropriate temperature control using a plurality of indoor units.
(実施形態1)
まず、図1を参照して、本発明の実施形態1に係る空調制御装置100が適用される空調システムの構成について説明する。空調制御装置100は、通信ネットワーク600を介して空調システムに接続され、空調システムが備える室内機300に設定値を設定し、空調システムを制御する装置である。この設定値は、例えば、設定温度、動作温度、停止温度である。なお、室内機300は、空調制御装置100による制御のもと、設定値に従って、室内を空調する。
(Embodiment 1)
First, with reference to FIG. 1, the configuration of an air conditioning system to which an air
設定温度は、暖房運転又は冷房運転において、目標とする室温である。動作温度は、暖房動作又は冷房動作が開始される温度である。停止温度は、暖房動作又は冷房動作が停止される温度である。本実施形態では、室内機300が暖房動作する例について説明する。なお、暖房の場合、動作温度は、暖房動作、つまり、温風の吹き出しが開始される温度であり、設定温度よりも低い温度に設定される。また、暖房の場合、停止温度は、暖房動作が停止される温度であり、設定温度よりも高い温度に設定される。設定温度は、例えば、ユーザにより設定される。動作温度と停止温度とは、基本的に、設定温度を基準にして設定される。
The set temperature is a target room temperature in heating operation or cooling operation. The operating temperature is the temperature at which heating or cooling operation is started. The stop temperature is the temperature at which the heating operation or cooling operation is stopped. In this embodiment, an example in which the
図1に示すように、空調システムは、グループAとグループBとを備える。グループAは、室外機200Aと、室内機300AAと、室内機300ABと、室内機300ACと、リモートコントローラ400AAと、リモートコントローラ400ABと、リモートコントローラ400ACとを備える。グループBは、室外機200Bと、室内機300BAと、室内機300BBと、リモートコントローラ400BAと、リモートコントローラ400BBとを備える。
As shown in FIG. 1, the air conditioning system includes group A and group B. Group A includes an
以下、適宜、室外機200Aと室外機200Bとを総称して、室外機200という。また、室内機300AAと室内機300ABと室内機300ACと室内機300BAと室内機300BBとを総称して、室内機300という。また、リモートコントローラ400AAとリモートコントローラ400ABとリモートコントローラ400ACとリモートコントローラ400BAとリモートコントローラ400BBとを総称して、リモートコントローラ400という。
Hereinafter, the
室外機200は、室外に設けられる空調機である。室外機200は、例えば、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、膨張弁、室外送風機などを備える。室内機300は、室内に設けられる空調機である。室内機300は、例えば、室内熱交換器、室内送風機などを備える。室外機200と室内機300とは冷媒配管により相互に接続される。室外機200と室内機300とが協働することにより、室内の暖房又は冷房が実現される。リモートコントローラ400は、例えば、室内機300毎に設けられ、ユーザによる室内機300への操作を受け付ける。
The
本実施形態では、同一の室外機200に接続された複数の室内機300は、同一の室内に配置される。例えば、室外機200Aに接続された、室内機300AAと室内機300ABと室内機300ACとは、同一の室内に配置される。ここで、同一の室内に配置された複数の室内機300には、同一の設定温度と、同一の動作温度と、同一の停止温度とが設定されることが多い。しかしながら、同一の室内に配置された複数の室内機300は、暖房又は冷房のために吹き出す風を互いに吸い込み合う場合がある。この場合、室内機300が室温として検知する吸込温度が実際の室温と大きく異なり、室内機300が運転を早期に停止する可能性が高い。
In this embodiment, a plurality of
例えば、暖房の場合、室内機300AAが、室内機300ABが吹き出した温風を吸い込むものとする。この場合、室内機300AAは、吸い込んだ温風の温度である吸込温度が停止温度に達したことを検知すると、実際の室温が停止温度に達していないにも関わらず、暖房動作を停止し、温風の吹き出しを停止する。その結果、実際の室温が、設定温度から見込まれる室温よりも低くなると考えられる。そこで、本実施形態では、室内機300が運転を早期に停止していると推定される場合、十分な暖房効果が得られるように、室内機300に設定された停止温度を高くする。なお、吸込温度は、室内機300の内部に設けられた温度センサにより検知されてもよいし、室内機300の外部に設けられた温度センサにより検知されてもよい。
For example, in the case of heating, it is assumed that indoor unit 300AA sucks the warm air blown out by indoor unit 300AB. In this case, when the indoor unit 300AA detects that the suction temperature, which is the temperature of the hot air drawn in, has reached the stop temperature, it stops the heating operation even though the actual room temperature has not reached the stop temperature, Stop blowing hot air. As a result, the actual room temperature is considered to be lower than the room temperature expected from the set temperature. Therefore, in this embodiment, when it is estimated that the
空調制御装置100は、通信ネットワーク600を介して、室外機200と室内機300とに接続される。通信ネットワーク600は、例えば、複数の電線を介したシリアル通信を実現するための通信ネットワークである。なお、本実施形態では、リモートコントローラ400は通信ネットワーク600に接続されず、室内機300とリモートコントローラ400とは無線で通信が可能であるものとする。空調制御装置100と室外機200と室内機300とは、例えば、通信ネットワーク600を介して、送信先のアドレスとコマンドとデータとを含むフレームデータを送受信する。
Air
図2に示すように、空調制御装置100は、物理的には、プロセッサ11と、フラッシュメモリ12と、タッチスクリーン13と、通信インターフェース14とを備える。
As shown in FIG. 2, the air
プロセッサ11は、空調制御装置100の全体の動作を制御する。プロセッサ11は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、RTC(Real Time Clock)などを内蔵したCPU(Central Processing Unit)である。なお、CPUは、例えば、ROMに格納されている基本プログラムに従って動作し、RAMをワークエリアとして使用する。
The
フラッシュメモリ12は、各種の情報を記憶する。フラッシュメモリ12は、例えば、プロセッサ11が実行するプログラムを記憶する。また、フラッシュメモリ12は、空調制御処理で用いる各種のデータを記憶する。タッチスクリーン13は、ユーザによりなされた操作を検知し、検知の結果を示す信号をプロセッサ11に供給する。また、タッチスクリーン13は、プロセッサ11による制御に従って、情報を表示する。通信インターフェース14は、空調制御装置100を通信ネットワーク600に接続するための通信インターフェースである。
次に、図3を参照して、空調制御装置100の機能について説明する。図3に示すように、空調制御装置100は、機能的には、操作受付部101と、早期停止検知部102と、温度変更部104と機器制御部105とを備える運転制御部103と、表示部106とを備える。早期停止検知手段は、例えば、早期停止検知部102に対応する。温度変更手段は、例えば、温度変更部104に対応する。機器制御手段は、例えば、機器制御部105に対応する。表示手段は、例えば、表示部106に対応する。
Next, the functions of the air
操作受付部101は、ユーザによる操作を受け付ける。例えば、操作受付部101は、暖房の開始を指示する操作、暖房の停止を指示する操作、設定温度を上げることを指示する操作、設定温度を下げることを指示する操作などをユーザから受け付ける。操作受付部101の機能は、例えば、タッチスクリーン13の機能により実現される。
The
早期停止検知部102は、第1室内機が早期停止状態であることを検知する。第1室内機は、複数の室内機300のうち少なくとも1つの室内機300である。早期停止状態は、室温を設定温度にするための風の吹き出しを早期に停止する状態である。本実施形態では、早期停止状態は、室温を設定温度に上げるための温風の吹き出しが早期に停止される状態である。例えば、第1室内機は、他の室内機300から吹き出された温風を吸い込んでいる場合、早期停止状態であると考えられる。なお、早期停止検知部102は、複数の室内機300のそれぞれについて、早期停止状態であるか否かを判別する。早期停止検知部102の機能は、例えば、プロセッサ11と通信インターフェース14とが協働することにより実現される。
The early
ここで、早期停止検知部102が、第1室内機が早期停止状態であるか否かを判別する手法は、適宜、調整することができる。例えば、早期停止検知部102は、直近の単位時間のうち第1室内機により検知された吸込温度が第1室内機に対して設定された設定温度に達していない期間の割合(以下、適宜、「未達時間割合」という。)が割合閾値以上である場合、第1室内機が早期停止状態であると判別することができる。暖房の場合、吸込温度が設定温度に達していることは吸込温度が設定温度以上であることを意味し、吸込温度が設定温度に達していないことは吸込温度が設定温度未満であることを意味する。一方、冷房の場合、吸込温度が設定温度に達していることは吸込温度が設定温度以下であることを意味し、吸込温度が設定温度に達していないことは吸込温度が設定温度を超えていることを意味する。
Here, the method by which the early
未達時間割合が高いことは、基本的に、暖房が十分でないことを意味する。従って、未達時間割合が高い場合、十分に暖房するために、停止温度を上げることが望ましい。なお、単位時間と割合閾値とは、適宜、調整することができる。本実施形態では、単位時間は15分間であり、割合閾値は70%である。 A high percentage of unattained time basically means that the heating is not sufficient. Therefore, if the non-attainment time ratio is high, it is desirable to raise the stop temperature in order to provide sufficient heating. Note that the unit time and the ratio threshold can be adjusted as appropriate. In this embodiment, the unit time is 15 minutes and the percentage threshold is 70%.
運転制御部103は、通信ネットワーク600を介して、室内機300の運転を制御する。運転制御部103は、例えば、暖房運転の開始を指示する暖房開始指示情報、暖房運転の停止を指示する暖房停止指示情報、設定温度、停止温度、動作温度などを示す温度情報などを、通信ネットワーク600を介して、室内機300に送信する。
The
運転制御部103は、通常運転と回避運転とを切り替えて実行する。通常運転は、設定温度、停止温度、動作温度などの設定を変更せずに室内機300を制御する運転である。一方、回避運転は、設定温度、停止温度、動作温度などの設定を変更して室内機300を制御する運転である。回避運転は、第1室内機が早期停止状態であることが検知され、温度変更部104により第1室内機の停止温度が変更されたときに実行される。運転制御部103の機能は、例えば、プロセッサ11と通信インターフェース14とが協働することにより実現される。
The driving
温度変更部104は、早期停止検知部102により第1室内機が早期停止状態であることが検知された場合、停止温度と設定温度との差が大きくなるように第1室内機に対する停止温度を変更する。なお、停止温度は、設定温度を基準とする温度であって風の吹き出しを停止する温度である。暖房の場合、停止温度は設定温度よりも高い。従って、暖房の場合、停止温度と設定温度との差を大きくすることは、停止温度を上げることを意味する。温度変更部104の機能は、例えば、プロセッサ11の機能により実現される。
When the early
機器制御部105は、温度変更部104により変更された停止温度を用いて第1室内機を制御する。具体的には、機器制御部105は、通信ネットワーク600を介して、温度変更部104により変更された停止温度を示す情報を第1室内機に送信する。機器制御部105は、温度変更部104により停止温度が変更される度に、変更された停止温度を示す情報を第1室内機に送信する。例えば、温度変更部104により段階的に停止温度が引き上げられる場合、機器制御部105は、停止温度が1段階引き上げられる毎に、変更された停止温度を示す情報を第1室内機に送信する。機器制御部105の機能は、例えば、プロセッサ11と通信インターフェース14とが協働することにより実現される。
The
表示部106は、各種の画面を表示する。例えば、表示部106は、室内機300毎に運転モードと設定温度とを提示する画面を表示する。表示部106は、この画面において、早期停止状態である室内機300については、早期停止状態であること、停止温度が引き上げられていること、又は、停止温度が何℃分引き上げられているのかを提示してもよい。表示部106の機能は、例えば、プロセッサ11とタッチスクリーン13とが協働することにより実現される。
The
次に、図4を参照して、通常運転状態と早期停止状態とについて説明する。早期停止状態は、温風の吹き出しが早すぎるタイミングで停止する状態である。早期停止状態は、典型的には、室内機300が、暖房運転中に、他の室内機300が吹き出した温風を吸い込んでいるときに生じる。通常運転状態は、早期停止状態でない状態であり、温風の吹き出しが適切なタイミングで停止する状態である。通常運転状態は、典型的には、室内機300が、暖房運転中に、他の室内機300が吹き出した温風を吸い込んでいないときに生じる。以下、適宜、冷媒と室内の空気との熱交換が停止され、温風の吹き出しが停止されることをサーモオフといい、冷媒と室内の空気との熱交換が開始され、温風の吹き出しが開始されることをサーモオンという。
Next, the normal operating state and the early stop state will be described with reference to FIG. 4. The early stop state is a state in which the blowing of hot air stops prematurely. The early stop state typically occurs when the
図4において、破線のグラフは、室内機300が通常運転状態であるときの室温の変化を示すグラフである。室内機300が通常運転状態であるとき、吸込温度と室温とに大きな差違はない。従って、室内機300は、吸込温度が停止温度に達したタイミング、言い換えれば、室温が停止温度に達したタイミングで、温風の吹き出しを停止する。Tsp1は、通常運転状態で、温風の吹き出しが停止されるタイミングである。その後、室内での空気の循環、温風の吹き出しの停止後の温風の流出などの要因により、温風の吹き出しの停止後も室温は上昇を続ける。そして、室温は、Tp1において室温のピークであるDp1に達する。以後、室温は、徐々に低下する。
In FIG. 4, the broken line graph is a graph showing changes in room temperature when the
図4において、実線のグラフは、室内機300が早期停止状態であるときの室温の変化を示すグラフである。室内機300が早期停止状態であるとき、吸込温度は室温よりも高い。従って、室内機300は、吸込温度が停止温度に達したタイミング、言い換えれば、室温が停止温度に達するタイミングであるTsp3よりも早いタイミングで、温風の吹き出しを停止する。Tsp2は、早期停止状態で、温風の吹き出しを停止されるタイミングである。その後、室内での空気の循環、温風の吹き出しの停止後の温風の流出などの要因により、温風の吹き出しの停止後も室温は上昇を続ける。そして、室温は、Tp2において室温のピークであるDp2に達する。以後、室温は、徐々に低下する。
In FIG. 4, the solid line graph is a graph showing the change in room temperature when the
ここで、Tsp1からTp1までの時間とTsp2からTp2までの時間とが同程度であり、Tsp1からTp1までの期間における室温の上昇の程度とTsp2からTp2までの期間における室温の上昇の程度とが同程度であるものとする。また、Tsp2における室温であるDsp2は、Tsp1における室温である停止温度よりも低い。このため、Dp2は、Dp1よりも低い。つまり、室内機300が早期停止状態である場合、室内機300が通常運転状態である場合に比べて、室温のピークと平均室温とが低く、また、室温が設定温度に満たない未達時間割合である未達時間割合も高い。そこで、空調制御装置100は、この未達時間割合に基づいて、室内機300が早期停止状態であるか否かを判別する。
Here, the time from Tsp1 to Tp1 and the time from Tsp2 to Tp2 are approximately the same, and the degree of rise in room temperature in the period from Tsp1 to Tp1 is the same as the degree of rise in room temperature in the period from Tsp2 to Tp2. It shall be of the same extent. Further, Dsp2, which is the room temperature at Tsp2, is lower than the stop temperature, which is the room temperature at Tsp1. Therefore, Dp2 is lower than Dp1. In other words, when the
次に、図5を参照して、空調制御装置100が表示する画面700について説明する。画面700は、複数の室内機300のそれぞれの状態を提示する画面である。具体的には、画面700は、室内機300毎に、運転状態を示す画像701と、設定温度を示す画像702と、停止温度の引き上げ分の温度を示す画像703とを提示する画面である。画面700には、ID.10の室内機300と、ID.11の室内機300と、ID.14の室内機300と、ID.15の室内機300と、ID.17の室内機300とが、早期停止状態であり、他の室内機300が通常運転状態であることが示されている。
Next, with reference to FIG. 5, the
より詳細には、画面700には、ID.10の室内機300とID.11の室内機300との停止温度が1℃引き上げられたことが示されている。この場合、ID.10の室内機300とID.11の室内機300とは、他の室内機300が吹き出した温風を少し吸い込むことにより、室温よりもやや高い吸込温度を検知していると推定される。つまり、この場合、例えば、ID.10の室内機300とID.11の室内機300とが、吹き出した温風を互いに少し吸い込み合う位置関係で配置されていると推定される。
More specifically, the
また、画面700には、ID.14の室内機300とID.15の室内機300とID.17の室内機300との停止温度が3℃引き上げられたことが示されている。この場合、ID.14の室内機300とID.15の室内機300とID.17の室内機300とは、他の室内機300が吹き出した温風を多く吸い込むことにより、室温よりもかなり高い吸込温度を検知していると推定される。つまり、この場合、例えば、ID.14の室内機300とID.15の室内機300とID.17の室内機300とが、吹き出した温風を互いに多く吸い込み合う位置関係で配置されていると推定される。
The
次に、図6を参照して、リモートコントローラ400が表示する画面710について説明する。図6に示すように、リモートコントローラ400は、画面710と、ボタン714と、ボタン715と、ボタン716と、ボタン717と、ボタン718とを備える。なお、リモートコントローラ400は、図示しないが、リモートコントローラ400全体の動作を制御するプロセッサと、各種の情報を表示し、各種の操作を受け付けるタッチスクリーンと、各種の情報を記憶するフラッシュメモリと、室内機300と通信する通信インターフェースとを備える。
Next, with reference to FIG. 6,
画面710は、室内機300の状態を提示する画面である。画面710は、運転状態を示す画像711と、設定温度を示す画像712と、停止温度の引き上げ分の温度を示す画像713とを提示する画面である。画面710には、このリモートコントローラ400に対応する室内機300が、早期停止状態であることが示されている。なお、リモートコントローラ400は、画面710に提示する各種の情報を、上述した通信インターフェースを介して室内機300から取得することができる。
ボタン714は、冷房運転を指示する操作を受け付けるボタンである。ボタン715は、暖房運転を指示する操作を受け付けるボタンである。ボタン716は、送風運転を指示する操作を受け付けるボタンである。ボタン717は、設定温度を上げることを指示する操作を受け付けるボタンである。ボタン718は、設定温度を下げることを指示する操作を受け付けるボタンである。リモートコントローラ400は、これらのボタンに対してユーザの操作がなされた場合、操作の内容を示す操作情報を、上述した通信インターフェースを介して室内機300に送信することができる。
次に、図7のフローチャートを参照して、空調制御装置100が実行する空調制御処理について説明する。空調制御装置100は、例えば、電源が投入されたことに応答して、空調制御処理の実行を開始する。
Next, the air conditioning control process executed by the air
まず、プロセッサ11は、設定温度が変更されたか否かを判別する(ステップS101)。例えば、プロセッサ11は、設定温度の変更を指示する操作がタッチスクリーン13により受け付けられたか否かを判別する。或いは、例えば、プロセッサ11は、設定温度の変更を指示する情報が通信インターフェース14により受信されたか否かを判別する。設定温度は、室内機300毎に設定されてもよいし、グループ毎に設定されてもよいし、全ての室内機300に対して1つ設定されてもよい。本実施形態では、設定温度は、室内機300毎に設定されるものとする。
First, the
プロセッサ11は、設定温度が変更されていないと判別すると(ステップS101:NO)、ステップS101に処理を戻す。プロセッサ11は、設定温度が変更されたと判別すると(ステップS101:YES)、停止温度と動作温度とを算出する(ステップS102)。プロセッサ11は、室内機300毎に、設定温度に基づいて、停止温度と動作温度とを算出する。なお、ここで算出される停止温度を停止温度の初期値といい、ここで算出される動作温度を動作温度の初期値という。停止温度は、例えば、設定温度よりも1℃高い温度に設定される。また、動作温度は、例えば、設定温度よりも1℃低い温度に設定される。
If the
プロセッサ11は、ステップS102の処理が完了すると、停止温度と動作温度とを室内機300に指示する(ステップS103)。プロセッサ11は、複数の室内機300のそれぞれに対して、通信インターフェース14を介して、停止温度を示す情報と動作温度を示す情報とを送信する。プロセッサ11は、ステップS103の処理が完了すると、全ての空調機がサーモオフするまで待機する(ステップS104)。つまり、プロセッサ11は、設定が変更された全ての室内機300が、少なくとも1回温風の吹き出しを停止するまで待機する。
When the process of step S102 is completed, the
例えば、プロセッサ11は、設定温度が変更されてから設定が変更された全ての室内機300が少なくとも1回温風の吹き出しを停止するまでに要する最長時間の推定値分待機する。あるいは、プロセッサ11は、室内機300から吸込温度を示す情報を取得し、取得した吸込温度と設定された停止温度とを比較することにより、室内機300毎に温風の吹き出しの停止を検知してもよい。あるいは、プロセッサ11は、室内機300から温風の吹き出しを停止したことを示す情報を取得することにより、室内機300毎に温風の吹き出しの停止を検知してもよい。
For example, the
プロセッサ11は、ステップS104の処理が完了すると、1分周期で15分間分の吸込温度を取得する(ステップS105)。具体的には、プロセッサ11は、全ての室内機300から1分毎に吸込温度を示す情報を取得する処理を15分間繰り返す。プロセッサ11は、ステップS105の処理が完了すると、室内機300毎に、未達時間割合を算出する(ステップS106)。つまり、プロセッサ11は、室内機300毎に、吸込温度が設定温度より低い時間の割合を算出する。
When the process of step S104 is completed, the
プロセッサ11は、ステップS106の処理が完了すると、室内機300毎に、未達時間割合が70%以上であるか否かを判別する(ステップS107)。未達時間割合が70%以上である場合、室内機300が早期停止状態であると推定される。プロセッサ11は、未達時間割合が70%以上であると判別すると(ステップS107:YES)、停止温度と動作温度とを0.5℃引き上げる(ステップS108)。つまり、プロセッサ11は、早期停止状態である室内機300に対して、現在の停止温度に0.5℃加算した温度を新たな停止温度として設定し、現在の動作温度に0.5℃加算した温度を新たな動作温度として設定する。
When the process of step S106 is completed, the
一方、プロセッサ11は、未達時間割合が70%以上でないと判別すると(ステップS107:NO)、未達時間割合が30%以下であるか否かを判別する(ステップS109)。未達時間割合が30%を超え70%未満である場合、室内機300が通常動作状態と早期停止状態との中間の状態であると推定される。未達時間割合が30%以下である場合、室内機300が通常動作状態であると推定される。そこで、プロセッサ11は、未達時間割合が30%以下でないと判別すると(ステップS109:YES)、ステップS101に処理を戻す。
On the other hand, if the
一方、プロセッサ11は、未達時間割合が30%以下であると判別すると(ステップS109:YES)、停止温度と動作温度とを初期値に戻す(ステップS110)。つまり、プロセッサ11は、通常動作状態である室内機300に対して、設定温度よりも1℃高い温度を停止温度として設定し、設定温度よりも1℃低い温度を動作温度として設定する。プロセッサ11は、ステップS108又はステップS110の処理を完了すると、停止温度と動作温度とを室内機300に指示する(ステップS111)。プロセッサ11は、設定が変更された室内機300のそれぞれに対して、通信インターフェース14を介して、停止温度を示す情報と動作温度を示す情報とを送信する。プロセッサ11は、ステップS111の処理が完了すると、ステップS101に処理を戻す。
On the other hand, if the
本実施形態では、早期停止状態であることが検知された室内機300に対しては、停止温度と動作温度とが引き上げられる。このため、本実施形態では、たとえ、室内機300が早期停止状態に維持されたとしても、平均室温の低下が抑制される。その結果、本実施形態によれば、複数の室内機300による適切な温度調整を実現することができる。
In this embodiment, the stop temperature and operating temperature of the
なお、室内機300は、室内の上方に設置されることが多いが、基本的に、暖かい空気は上方にこもりやすく、下方には流れにくい。このため、暖房運転では、室内の上方に設置された複数の室内機300が相互に温風を吸い込み合うことで、室内の下方の室温が十分に上がっていないにも拘わらず、室内機300が温風の吹き出しを停止する可能性が高い。本実施形態によれば、停止温度と動作温度とを引き上げることで、たとえ、早期停止状態が維持されたとしても、平均室温の低下が抑制される。
In addition, although the
また、本実施形態では、未達時間割合により、室内機300が早期停止状態であるか否かが判別される。従って、本実施形態によれば、簡単な構成により、室内機300が早期停止状態であるか否かを適切に判別することができる。
Moreover, in this embodiment, it is determined whether the
また、本実施形態では、第1室内機に対する停止温度が変更された場合、第1室内機に対する停止温度が変更されたことを示す情報が表示される。つまり、本実施形態では、第1室内機が早期停止状態であることが検知された場合、温風の吹き出しの停止のタイミングが通常とは異なることをユーザに知らせることができる。従って、本実施形態によれば、例えば、ユーザは、意図的に温風の吹き出しの停止のタイミングが調整されていることを把握でき、故障と勘違いすることを抑制することができる。 Furthermore, in the present embodiment, when the stop temperature for the first indoor unit is changed, information indicating that the stop temperature for the first indoor unit has been changed is displayed. That is, in this embodiment, when it is detected that the first indoor unit is in the early stop state, it is possible to notify the user that the timing of stopping the hot air blowing is different from normal. Therefore, according to the present embodiment, for example, the user can understand that the timing of stopping the blowing of hot air has been intentionally adjusted, and can prevent the user from misunderstanding it as a malfunction.
(実施形態2)
実施形態1では、未達時間割合と割合閾値との比較により、室内機300が早期停止状態であるか否かを判別する例について説明した。本実施形態では、最新の平均吸込温度と過去の平均吸込温度の最頻値との比較により、室内機300が早期停止状態であるか否かを判別する例について説明する。以下、基本的に、実施形態1と異なる構成及び機能について説明する。
(Embodiment 2)
In the first embodiment, an example has been described in which it is determined whether or not the
図8を参照して、本実施形態に係る空調制御装置110の機能的な構成について説明する。図8に示すように、機能的には、空調制御装置110は、空調制御装置100が備える、操作受付部101と、早期停止検知部102と、温度変更部104と機器制御部105とを備える運転制御部103と、表示部106とに加え、履歴情報記憶部107を更に備える。履歴情報記憶手段は、例えば、履歴情報記憶部107に対応する。
With reference to FIG. 8, the functional configuration of the air
履歴情報記憶部107は、複数の室内機300毎及び設定温度毎に、単位時間内に検知された吸込温度の平均値である平均吸込温度の履歴を示す履歴情報を記憶する。履歴情報は、平均吸込温度の履歴を特定可能な情報であれば、どのような形式の情報であってもよい。例えば、履歴情報は、複数の室内機300毎及び設定温度毎に、1分毎に検知された吸込温度の履歴を示す情報であってもよい。
The history
単位時間をどの程度の時間にするのかは、適宜、調整することができる。本実施形態では、単位時間は、15分間である。また、吸込温度の平均値を求めるのにあたって、単位時間内において、どの程度の周期で吸込温度を検知するのかは、適宜、調整することができる。本実施形態では、吸込温度を検知する周期は1分である。つまり、平均吸込温度は、15分間で検知された15個の吸込温度の平均値である。また、平均吸込温度の履歴をどの程度の期間分蓄積するのかは、適宜、調整することができる。本実施形態では、履歴情報は、最新の3ヶ月分の平均吸込温度の履歴を示す。 The unit time can be adjusted as appropriate. In this embodiment, the unit time is 15 minutes. Furthermore, in determining the average value of the suction temperature, the frequency at which the suction temperature is detected within a unit time can be adjusted as appropriate. In this embodiment, the cycle of detecting the suction temperature is 1 minute. That is, the average suction temperature is the average value of 15 suction temperatures detected for 15 minutes. Further, the period for which the average suction temperature history is accumulated can be adjusted as appropriate. In this embodiment, the history information indicates the history of the average suction temperature for the latest three months.
ここで、設定温度が異なる場合、基本的に、平均吸込温度は異なる。また、設定温度が同じであっても、室内機300が異なる場合、例えば、室内機300が設置された環境の影響により、平均吸込温度は異なると考えられる。従って、履歴情報は、複数の室内機300毎及び設定温度毎に、平均吸込温度の履歴を示すことが好適である。履歴情報記憶部107の機能は、例えば、フラッシュメモリ12の機能により実現される。なお、履歴情報は、例えば、履歴情報蓄積手段として機能するプロセッサ11により、履歴情報記憶部107に蓄積される。
Here, when the set temperatures are different, the average suction temperatures are basically different. Further, even if the set temperature is the same, if the
本実施形態では、早期停止検知部102は、第1条件と第2条件とを満たす場合、第1室内機が早期停止状態であると判別する。第1条件は、最新平均吸込温度が最頻平均吸込温度に達していないことである。最新平均吸込温度は、直近の単位時間内に第1室内機により検知された吸込温度の平均値である。また、最頻平均吸込温度は、履歴情報から求められる温度であり、第1室内機及び第1室内機に現時点で設定されている設定温度における平均吸込温度の最頻値である。つまり、最頻平均吸込温度は、同一の室内機300及び同一の設定温度における過去3ヶ月分の平均吸込温度のうち、最も多い平均吸込温度である。
In this embodiment, the early
なお、平均吸込温度の分解能をどの程度にするのかは、適宜、調整することができる。本実施形態では、平均吸込温度の分解能は、0.1℃である。また、暖房の場合、最新平均吸込温度が最頻平均吸込温度に達していないことは、最新平均吸込温度が最頻平均吸込温度未満であることを意味する。第2条件は、最新平均吸込温度と最頻平均吸込温度との差が温度差閾値以上であることである。温度差閾値をどの程度にするのかは、適宜、調整することができる。本実施形態では、温度差閾値は、0.5℃である。以上説明したように、暖房の場合、早期停止検知部102は、最新平均吸込温度が最頻平均吸込温度に比べて0.5℃以上低い場合、第1室内機が早期停止状態であると判別する。
Note that the resolution of the average suction temperature can be adjusted as appropriate. In this embodiment, the resolution of the average suction temperature is 0.1°C. Furthermore, in the case of heating, the fact that the latest average suction temperature has not reached the mode average suction temperature means that the latest average suction temperature is less than the mode average suction temperature. The second condition is that the difference between the latest average suction temperature and the mode average suction temperature is greater than or equal to the temperature difference threshold. The temperature difference threshold value can be adjusted as appropriate. In this embodiment, the temperature difference threshold is 0.5°C. As explained above, in the case of heating, the early
次に、図9を参照して、空調制御装置110が実行する空調制御処理について説明する。なお、実施形態1と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、適宜、説明を省略する。ステップS101からステップS104までの処理は、実施形態1と同様である。
Next, with reference to FIG. 9, the air conditioning control process executed by the air
プロセッサ11は、ステップS104の処理を完了すると、室内機300毎に、最新平均吸込温度を取得する(ステップS205)。具体的には、プロセッサ11は、室内機300毎に、1分周期で15分間分の吸込温度を取得する。そして、プロセッサ11は、室内機300毎に、最新の15分間分の吸込温度の平均値を最新平均吸込温度として求める。プロセッサ11は、ステップS205の処理を完了すると、室内機300毎に、最新平均吸込温度と最頻平均吸込温度とを比較する(ステップS206)。
After completing the process of step S104, the
具体的には、まず、プロセッサ11は、複数の室内機300のうちの1つを第1室内機として選択する。そして、プロセッサ11は、フラッシュメモリ12に記憶されている履歴情報から、第1室内機及び第1室内機に現在設定されている設定温度における過去3ヶ月分の平均吸込温度を抽出する。そして、プロセッサ11は、抽出した平均吸込温度の最頻値を、第1室内機の最頻平均吸込温度として求める。そして、プロセッサ11は、第1室内機の最新平均吸込温度と第1室内機の最頻平均吸込温度との大小関係を求める。プロセッサ11は、全ての室内機300を第1室内機として、これらの処理を繰り返す。
Specifically, first, the
プロセッサ11は、ステップS206の処理を完了すると、室内機300毎に、最新平均吸込温度が最頻平均吸込温度に対して0.5℃以上低いか否かを判別する(ステップS207)。プロセッサ11は、最新平均吸込温度が最頻平均吸込温度に対して0.5℃以上低いと判別した場合(ステップS207:YES)、停止温度と動作温度とに差分を加算する(ステップS208)。
After completing the process of step S206, the
プロセッサ11は、最新平均吸込温度が最頻平均吸込温度に対して0.5℃以上低くないと判別した場合(ステップS207:NO)、最新平均吸込温度が最頻平均吸込温度に対して0.5℃以上高いか否かを判別する(ステップS209)。プロセッサ11は、最新平均吸込温度が最頻平均吸込温度に対して0.5℃以上高いと判別した場合(ステップS209:YES)、停止温度と動作温度とを初期値に戻す(ステップS210)。一方、プロセッサ11は、最新平均吸込温度が最頻平均吸込温度に対して0.5℃以上高くないと判別した場合(ステップS209:NO)、ステップS101に処理を戻す。
When the
ここで、最新平均吸込温度が最頻平均吸込温度に比べて低いことは、現在の状態が過去の平均的な状態に比べて、暖房動作が停止されやすい状態であることを意味すると考えられる。そこで、プロセッサ11は、最新平均吸込温度が最頻平均吸込温度に対して0.5℃以上低い室内機300は早期停止状態であるとみなす。そして、プロセッサ11は、早期停止状態であると見做した室内機300については、現在の停止温度に最新平均吸込温度と最頻平均吸込温度との差分を加算した温度を新たな停止温度し、現在の動作温度にこの差分を加算した温度を新たな動作温度とする。
Here, the fact that the latest average suction temperature is lower than the mode average suction temperature is considered to mean that the current state is a state where the heating operation is more likely to be stopped than the past average state. Therefore, the
また、プロセッサ11は、最新平均吸込温度が最頻平均吸込温度に対して0.5℃以上高い室内機300は通常動作状態であるとみなす。そして、プロセッサ11は、通常動作停止状態であると見做した室内機300については、停止温度と動作温度とを初期値に戻す。また、プロセッサ11は、最新平均吸込温度と最頻平均吸込温度との差が0.5℃未満である室内機300は、早期停止状態と通常動作状態との中間の状態であると見做し、停止温度と動作温度とを維持する。プロセッサ11は、ステップS208又はステップS110の処理を完了すると、停止温度と動作温度とを室内機300に指示する(ステップS111)。
Furthermore, the
本実施形態では、早期停止状態であることが検知された室内機300に対しては、停止温度と動作温度とが引き上げられる。このため、本実施形態では、実施形態1と同様に、平均室温の低下が抑制される。その結果、本実施形態によれば、複数の室内機300による適切な温度調整を実現することができる。
In this embodiment, the stop temperature and operating temperature of the
また、本実施形態では、最新平均吸込温度と最頻平均吸込温度との比較により、室内機300が早期停止状態であるか否かが判別される。従って、本実施形態によれば、室内機300が早期停止状態であるか否かを適切に判別することができる。また、本実施形態では、早期停止状態であることが検知された室内機300に対しては、最新平均吸込温度と最頻平均吸込温度との差分だけ停止温度と動作温度とが引き上げられる。従って、本実施形態によれば、早期停止に起因した低めの平均室温を、設定温度に応じた適切な平均室温まで、速やかに上昇させることができる。
Further, in the present embodiment, it is determined whether the
(実施形態3)
実施形態2では、最新の平均吸込温度と過去の平均吸込温度の最頻値との比較により、室内機300が早期停止状態であるか否かを判別する例について説明した。本実施形態では、最新の最大超過吸込温度と過去の最大超過吸込温度の最頻値との比較により、室内機300が早期停止状態であるか否かを判別する例について説明する。以下、基本的に、実施形態2と異なる構成及び機能について説明する。
(Embodiment 3)
In the second embodiment, an example has been described in which it is determined whether or not the
本実施形態では、履歴情報記憶部107は、複数の室内機300毎及び設定温度毎に、単位時間内に検知された吸込温度のうち設定温度を最も超過している吸込温度である最大超過吸込温度の履歴を示す履歴情報を記憶する。履歴情報は、最大超過吸込温度の履歴を特定可能な情報であれば、どのような形式の情報であってもよい。例えば、履歴情報は、複数の室内機300毎及び設定温度毎に、最大超過吸込温度と設定温度との温度差である最大温度差の履歴を示す情報であってもよい。
In the present embodiment, the history
単位時間をどの程度の時間にするのかは、適宜、調整することができる。本実施形態では、単位時間は、15分間である。また、最大超過吸込温度を求めるのにあたって、単位時間内において、どの程度の周期で吸込温度を検知するのかは、適宜、調整することができる。本実施形態では、吸込温度を検知する周期は1分である。つまり、最大超過吸込温度は、15分間で検知された15個の吸込温度のうち設定温度を最も超過している吸込温度である。なお、暖房の場合、吸込温度が設定温度を超過することは、吸込温度が設定温度よりも高いことを意味する。また、最大超過吸込温度の履歴をどの程度の期間分蓄積するのかは、適宜、調整することができる。本実施形態では、履歴情報は、最新の3ヶ月分の最大超過吸込温度の履歴を示す。 The unit time can be adjusted as appropriate. In this embodiment, the unit time is 15 minutes. Furthermore, in determining the maximum excess suction temperature, the frequency at which the suction temperature is detected within a unit time can be adjusted as appropriate. In this embodiment, the cycle of detecting the suction temperature is 1 minute. That is, the maximum excess suction temperature is the suction temperature that most exceeds the set temperature among the 15 suction temperatures detected in 15 minutes. In addition, in the case of heating, the fact that the suction temperature exceeds the set temperature means that the suction temperature is higher than the set temperature. Further, the period for which the history of the maximum excess suction temperature is accumulated can be adjusted as appropriate. In this embodiment, the history information indicates the history of the maximum excess suction temperature for the latest three months.
ここで、設定温度が異なる場合、基本的に、最大超過吸込温度は異なる。また、設定温度が同じであっても、室内機300が異なる場合、例えば、室内機300が設置された環境の影響により、最大超過吸込温度は異なると考えられる。従って、履歴情報は、複数の室内機300毎及び設定温度毎に、最大超過吸込温度の履歴を示すことが好適である。履歴情報記憶部107の機能は、例えば、フラッシュメモリ12の機能により実現される。なお、履歴情報は、例えば、履歴情報蓄積手段として機能するプロセッサ11により、履歴情報記憶部107に蓄積される。
Here, when the set temperatures are different, the maximum excess suction temperatures are basically different. Further, even if the set temperature is the same, if the
本実施形態では、早期停止検知部102は、第3条件と第4条件とを満たす場合、第1室内機が早期停止状態であると判別する。第3条件は、最新最大超過吸込温度が最頻最大超過吸込温度に達していないことである。最新最大超過吸込温度は、直近の単位時間内に第1室内機により検知された吸込温度のうち設定温度を最も超過している吸込温度である。また、最頻最大超過吸込温度は、履歴情報から求められる温度であり、第1室内機及び第1室内機に現時点で設定されている設定温度における最大超過吸込温度の最頻値である。つまり、最頻最大超過吸込温度は、同一の室内機300及び同一の設定温度における過去3ヶ月分の最大超過吸込温度のうち、最も多い最大超過吸込温度である。
In this embodiment, the early
なお、最大超過吸込温度の分解能をどの程度にするのかは、適宜、調整することができる。本実施形態では、最大超過吸込温度の分解能は、0.1℃である。また、暖房の場合、最新最大超過吸込温度が最頻最大超過吸込温度に達していないことは、最新最大超過吸込温度が最頻最大超過吸込温度未満であることを意味する。第4条件は、最新最大超過吸込温度と最頻最大超過吸込温度との差が温度差閾値以上であることである。温度差閾値をどの程度にするのかは、適宜、調整することができる。本実施形態では、温度差閾値は、0.5℃である。以上説明したように、暖房の場合、早期停止検知部102は、最新最大超過吸込温度が最頻最大超過吸込温度に比べて0.5℃以上低い場合、第1室内機が早期停止状態であると判別する。
Note that the resolution of the maximum excess suction temperature can be adjusted as appropriate. In this embodiment, the resolution of the maximum excess suction temperature is 0.1°C. Furthermore, in the case of heating, the fact that the latest maximum excess suction temperature has not reached the most frequent maximum excess suction temperature means that the latest maximum excess suction temperature is less than the most frequent maximum excess suction temperature. The fourth condition is that the difference between the latest maximum excess suction temperature and the most frequent maximum excess suction temperature is greater than or equal to the temperature difference threshold. The temperature difference threshold value can be adjusted as appropriate. In this embodiment, the temperature difference threshold is 0.5°C. As explained above, in the case of heating, the early
次に、図10を参照して、空調制御装置110が実行する空調制御処理について説明する。なお、実施形態1と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、適宜、説明を省略する。ステップS101からステップS104までの処理は、実施形態1と同様である。
Next, with reference to FIG. 10, the air conditioning control process executed by the air
プロセッサ11は、ステップS104の処理を完了すると、室内機300毎に、最新最大超過吸込温度を取得する(ステップS305)。具体的には、プロセッサ11は、室内機300毎に、1分周期で15分間分の吸込温度を取得する。そして、プロセッサ11は、室内機300毎に、最新の15分間分の吸込温度のうち最も設定温度を超過している吸込温度を最新最大超過吸込温度として求める。プロセッサ11は、ステップS305の処理を完了すると、室内機300毎に、最新最大超過吸込温度と最頻最大超過吸込温度とを比較する(ステップS306)。
After completing the process of step S104, the
具体的には、まず、プロセッサ11は、複数の室内機300のうちの1つを第1室内機として選択する。そして、プロセッサ11は、フラッシュメモリ12に記憶されている履歴情報から、第1室内機及び第1室内機に現在設定されている設定温度における過去3ヶ月分の最大超過吸込温度を抽出する。そして、プロセッサ11は、抽出した最大超過吸込温度の最頻値を、第1室内機の最頻最大超過吸込温度として求める。そして、プロセッサ11は、第1室内機の最新最大超過吸込温度と第1室内機の最頻最大超過吸込温度との大小関係を求める。プロセッサ11は、全ての室内機300を第1室内機として、これらの処理を繰り返す。
Specifically, first, the
プロセッサ11は、ステップS306の処理を完了すると、室内機300毎に、最新最大超過吸込温度が最頻最大超過吸込温度に対して0.5℃以上低いか否かを判別する(ステップS307)。プロセッサ11は、最新平均吸込温度が最頻平均吸込温度に対して0.5℃以上低いと判別した場合(ステップS307:YES)、停止温度と動作温度とに差分を加算する(ステップS308)。
After completing the process of step S306, the
プロセッサ11は、最新最大超過吸込温度が最頻最大超過吸込温度に対して0.5℃以上低くないと判別した場合(ステップS307:NO)、最新最大超過吸込温度が最頻最大超過吸込温度に対して0.5℃以上高いか否かを判別する(ステップS309)。プロセッサ11は、最新最大超過吸込温度が最頻最大超過吸込温度に対して0.5℃以上高いと判別した場合(ステップS309:YES)、停止温度と動作温度とを初期値に戻す(ステップS310)。一方、プロセッサ11は、最新最大超過吸込温度が最頻最大超過吸込温度に対して0.5℃以上高くないと判別した場合(ステップS309:NO)、ステップS101に処理を戻す。
If the
ここで、最新最大超過吸込温度が最頻最大超過吸込温度に比べて低いことは、現在の状態が過去の平均的な状態に比べて、暖房動作が停止されやすい状態であることを意味すると考えられる。そこで、プロセッサ11は、最新最大超過吸込温度が最頻最大超過吸込温度に対して0.5℃以上低い室内機300は早期停止状態であるとみなす。そして、プロセッサ11は、早期停止状態であると見做した室内機300については、現在の停止温度に最新最大超過吸込温度と最頻最大超過吸込温度との差分を加算した温度を新たな停止温度し、現在の動作温度にこの差分を加算した温度を新たな動作温度とする。
Here, the fact that the latest maximum excess suction temperature is lower than the most frequent maximum excess suction temperature means that the heating operation is more likely to be stopped in the current state than in the past average state. It will be done. Therefore, the
また、プロセッサ11は、最新最大超過吸込温度が最頻最大超過吸込温度に対して0.5℃以上高い室内機300は通常動作状態であるとみなす。そして、プロセッサ11は、通常動作停止状態であると見做した室内機300については、停止温度と動作温度とを初期値に戻す。また、プロセッサ11は、最新最大超過吸込温度と最頻最大超過吸込温度との差が0.5℃未満である室内機300は、早期停止状態と通常動作状態との中間の状態であると見做し、停止温度と動作温度とを維持する。プロセッサ11は、ステップS308又はステップS110の処理を完了すると、停止温度と動作温度とを室内機300に指示する(ステップS111)。
Furthermore, the
本実施形態では、早期停止状態であることが検知された室内機300に対しては、停止温度と動作温度とが引き上げられる。このため、本実施形態では、実施形態1と同様に、平均室温の低下が抑制される。その結果、本実施形態によれば、複数の室内機300による適切な温度調整を実現することができる。
In this embodiment, the stop temperature and operating temperature of the
また、本実施形態では、最新最大超過吸込温度と最頻最大超過吸込温度との比較により、室内機300が早期停止状態であるか否かが判別される。従って、本実施形態によれば、室内機300が早期停止状態であるか否かを適切に判別することができる。また、本実施形態では、早期停止状態であることが検知された室内機300に対しては、最新最大超過吸込温度と最頻最大超過吸込温度との差分だけ停止温度と動作温度とが引き上げられる。従って、本実施形態によれば、早期停止に起因した低めの平均室温を、設定温度に応じた適切な平均室温まで、速やかに上昇させることができる。
Furthermore, in the present embodiment, it is determined whether the
(実施形態4)
実施形態1では、早期停止状態であることが検知された室内機300の停止温度と動作温度とが調整される例について説明した。上述の通り、早期停止状態は、複数の室内機300が、吹き出された風を互いに吸い込み合うことにより発生すると考えられる。このため、複数の室内機300に対して、同一の設定温度が設定されている場合、つまり、同一の停止温度と同一の動作温度とが設定されている場合に、複数の室内機300が同時に早期停止状態になると考えられる。このため、複数の室内機300が同時に早期停止状態になった場合、少なくとも1つの室内機300の設定温度を変更することにより、早期停止状態が解消される可能性が高い。
(Embodiment 4)
In the first embodiment, an example has been described in which the stop temperature and operating temperature of the
以下、本実施形態では、複数の室内機300が早期停止状態であることが検知された場合、少なくとも1つの室内機300の設定温度を上げることにより、早期停止状態の解消を試みる例について説明する。以下、基本的に、実施形態1と異なる構成及び機能について説明する。
Hereinafter, in this embodiment, an example will be described in which, when it is detected that a plurality of
まず、早期停止検知部102は、複数の室内機300のうち複数の第1室内機が、室温を設定温度にするための風の吹き出しを早期に停止する状態である早期停止状態であることを検知する。
First, the early
また、温度変更部104は、早期停止検知部102により複数の第1室内機が早期停止状態であることが検知された場合、設定温度を基準とする温度であって風の吹き出しを停止する温度である停止温度であって、複数の第1室内機のうち第2室内機に対する停止温度を変更する。つまり、温度変更部104は、早期停止状態であることが検知された複数の第1室内機のうち一部の第1室内機である第2室内機に対する停止温度を変更する。停止温度が変更される第2室内機の個数は、1つでもよいし、2つ以上でもよい。本実施形態では、第2室内機の個数が2つである。
In addition, when the early
なお、停止温度を変更する方法としては、2つの方法が考えられる。1つ目の方法は、設定温度を変更することにより、停止温度を変更する方法である。停止温度は設定温度を基準として設定されるため、設定温度が変更されれば停止温度も変更されるためである。1つ目の方法は、例えば、室内機300が、室内機300に設定された設定温度に基づいて、室内機300に対する停止温度を設定する場合に有効である。2つ目の方法は、設定温度を変更せずに、停止温度を変更する方法である。2つ目の方法は、例えば、空調制御装置100が、室内機300に対する設定温度に基づいて、室内機300に対する停止温度を設定する場合に有効である。本実施形態では、主に、1つ目の方法について説明する。
Note that there are two possible methods for changing the stop temperature. The first method is to change the stop temperature by changing the set temperature. This is because the stop temperature is set based on the set temperature, so if the set temperature is changed, the stop temperature is also changed. The first method is effective, for example, when the
機器制御部105は、温度変更部104により変更された停止温度を用いて第2室内機を制御する。例えば、機器制御部105は、通信ネットワーク600を介して、温度変更部104により変更された停止温度を示す情報を第2室内機に送信する。
The
ここで、温度変更部104は、予め定められた時間が経過する毎に、予め定められた順序に従って停止温度を変更する第2室内機を切り替えることが好適である。つまり、温度変更部104は、停止温度を変更する第2室内機を、複数の第1室内機の中でローテーションさせる。ローテーションにより、室内における室温の偏りが低減される効果が期待できる。本実施形態では、10分毎に第2室内機を変更するものとする。
Here, it is preferable that the
ここで、温度変更部104は、早期停止検知部102により複数の第1室内機が早期停止状態であることが検知された場合、第2室内機の制御量が増加するように第2室内機に対する設定温度を変更することができる。暖房の場合、第2室内機の制御量が増加するように第2室内機に対する設定温度を変更することは、第2室内機に対する設定温度を上げることを意味する。
Here, when the early
もしくは、温度変更部104は、早期停止検知部102により複数の第1室内機が早期停止状態であることが検知された場合、設定温度と停止温度との差が大きくなるように第2室内機に対する停止温度を変更することができる。暖房の場合、設定温度と停止温度との差が大きくなるように第2室内機に対する停止温度を変更することは、第2室内機に対する停止温度を上げることを意味する。
Alternatively, when the early
次に、図11を参照して、空調制御装置100が表示する画面720について説明する。画面720は、複数の室内機300のそれぞれの状態を提示する画面である。具体的には、画面720は、室内機300毎に、運転状態を示す画像701と、設定温度を示す画像702と、停止温度の引き上げ分の温度を示す画像703と、ローテーション対象の室内機300のグループを示す枠704と、停止温度を引き上げる室内機300をローテーションさせていることを示す画像705とを提示する画面である。
Next, with reference to FIG. 11, the
画面720には、ID.10からID17までの8つの室内機300が早期停止状態であり、これらの8つの室内機300がローテーション対象のグループに含まれることが示されている。また、画面720には、現在、停止温度が3℃引き上げられている室内機300が、ID.10の室内機300とID.14の室内機300との2つであることが示されている。なお、停止温度が引き上げられる順序は、例えば、ID.10、ID.11、・・・、ID17、ID.11、・・・の順序である。
The
なお、ローテーション対象のグループには、同一の室外機200に接続された室内機300が含まれることが好適である。つまり、異なる室外機200に接続される複数の室内機300は、同一のグループには属さないことが好適である。異なる室外機200に接続された複数の室内機300は、吹き出した風を相互に吸い込み合う可能性が低いためである。また、早期停止状態ではない室内機300は、ローテーションに含まれないことが好適である。
Note that it is preferable that the group to be rotated includes
次に、図12を参照して、リモートコントローラ400が表示する画面730について説明する。画面730は、室内機300の状態を提示する画面である。画面730は、運転状態を示す画像711と、設定温度を示す画像712と、停止温度の引き上げ分の温度を示す画像713と、停止温度が引き上げられる室内機300がローテーションにより切り替えられていることを示す画像719とを提示する画面である。なお、リモートコントローラ400は、画面730に提示する各種の情報を、上述した通信インターフェースを介して室内機300から取得することができる。
Next,
次に、図13を参照して、空調制御装置100が実行する空調制御処理について説明する。なお、実施形態1と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、適宜、説明を省略する。ステップS101からステップS107までの処理及びステップS109の処理は、実施形態1と同様である。
Next, with reference to FIG. 13, the air conditioning control process executed by the air
プロセッサ11は、未達時間割合が70%以上であると判別すると(ステップS107:YES)、ローテーション対象に追加する(ステップS408)。つまり、プロセッサ11は、未達時間割合が70%以上である室内機300を、早期停止状態であるとみなし、ローテーション対象に追加する。なお、ローテーション対象のグループは、同一の室外機200に接続された複数の室内機300を含む。
If the
また、プロセッサ11は、未達時間割合が30%以下であると判別すると(ステップS109:YES)、ローテーション対象から除外する(ステップS410)。つまり、プロセッサ11は、未達時間割合が30%以下である室内機300を、通常動作状態であるとみなし、ローテーション対象から除外する。一方、プロセッサ11は、未達時間割合が30%以下でないと判別すると(ステップS109:NO)、ステップS101に処理を戻す。
Further, if the
プロセッサ11は、ステップS408又はステップS410の処理を完了すると、設定温度を3℃引き上げるローテーション制御を実行する(ステップS411)。このローテーション制御を実行する手法は、適宜、調整することができる。例えば、空調制御装置100が主体となり、設定温度を引き上げる室内機300を、予め定められた時間が経過する毎に切り替えてもよい。例えば、プロセッサ11は、まず、ID.10の室内機300とID.14の室内機300とに対して、設定温度を3℃引き上げることを指示する。この場合、ID.10の室内機300とID.14の室内機300とは、設定温度が3℃引き上げられたことに応答して、停止温度と動作温度とを3℃引き上げる。
After completing the processing in step S408 or step S410, the
そして、プロセッサ11は、10分経過後、ID.10の室内機300とID.14の室内機300とに対して、設定温度を元に戻すこと、つまり、設定温度を3℃引き下げることを指示する。この場合、ID.10の室内機300とID.14の室内機300とは、設定温度を元に戻すことに応答して、停止温度と動作温度とを3℃引き下げて元に戻す。また、プロセッサ11は、ID.11の室内機300とID.15の室内機300とに対して、設定温度を3℃引き上げることを指示する。この場合、ID.11の室内機300とID.15の室内機300とは、設定温度が3℃引き上げられたことに応答して、停止温度と動作温度とを3℃引き上げる。以後、プロセッサ11は、同様の手順により、ローテーション制御を実行する。
Then, after 10 minutes, the
なお、室内機300が、上記ローテーション制御に対応するスケジュールに従って設定温度と停止温度と動作温度とを自動で切り替える機能を有する場合、プロセッサ11は、ローテーション対象の室内機300に対して、ローテーション制御の実行を指示するだけでよい。プロセッサ11は、ステップS411の処理を完了すると、ステップS101に処理を戻す。
Note that if the
本実施形態では、複数の室内機300が早期停止状態であることが検知された場合、一部の室内機300の停止温度が引き上げられる。その結果、早期停止しない室内機300が確保され、設定温度に対して平均室温が低くなり過ぎることを抑制することができる。また、本実施形態では、停止温度が引き上げられる室内機300がローテーションされる。このため、室温の偏りの低減が期待できる。
In this embodiment, when it is detected that a plurality of
(実施形態5)
実施形態4では、複数の室内機300が早期停止状態であることが検知された場合、少なくとも1つの室内機300の設定温度を上げることにより、早期停止状態の解消を試みる例について説明した。以下、本実施形態では、複数の室内機300が早期停止状態であることが検知された場合、少なくとも1つの室内機300の設定温度を下げることにより、早期停止状態の解消を試みる例について説明する。以下、基本的に、実施形態4と異なる構成及び機能について説明する。
(Embodiment 5)
In the fourth embodiment, an example has been described in which, when it is detected that a plurality of
温度変更部104は、早期停止検知部102により複数の第1室内機が早期停止状態であることが検知された場合、第2室内機の制御量が減少するように第2室内機に対する設定温度を変更することができる。暖房の場合、第2室内機の制御量が減少するように第2室内機に対する設定温度を変更することは、第2室内機に対する設定温度を下げることを意味する。
When the early
もしくは、温度変更部104は、早期停止検知部102により複数の第1室内機が早期停止状態であることが検知された場合、設定温度と停止温度との差が小さくなるように第2室内機に対する停止温度を変更することができる。暖房の場合、設定温度と停止温度との差が小さくなるように第2室内機に対する停止温度を変更することは、第2室内機に対する停止温度を下げることを意味する。
Alternatively, when the early
次に、図14を参照して、空調制御装置100が実行する空調制御処理について説明する。なお、実施形態1と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、適宜、説明を省略する。ステップS101からステップS107までの処理及びステップS109の処理は、実施形態1と同様である。
Next, with reference to FIG. 14, the air conditioning control process executed by the air
プロセッサ11は、未達時間割合が70%以上であると判別すると(ステップS107:YES)、ローテーション対象に追加する(ステップS508)。つまり、プロセッサ11は、未達時間割合が70%以上である室内機300を、早期停止状態であるとみなし、ローテーション対象に追加する。なお、ローテーション対象のグループは、同一の室外機200に接続された複数の室内機300を含む。
When the
また、プロセッサ11は、未達時間割合が30%以下であると判別すると(ステップS109:YES)、ローテーション対象から除外する(ステップS510)。つまり、プロセッサ11は、未達時間割合が30%以下である室内機300を、通常動作状態であるとみなし、ローテーション対象から除外する。一方、プロセッサ11は、未達時間割合が30%以下でないと判別すると(ステップS109:NO)、ステップS101に処理を戻す。
Further, if the
プロセッサ11は、ステップS508又はステップS510の処理を完了すると、設定温度を1℃引き下げるローテーション制御を実行する(ステップS511)。このローテーション制御を実行する手法は、適宜、調整することができる。例えば、空調制御装置100が主体となり、設定温度を引き下げる室内機300を、予め定められた時間が経過する毎に切り替えてもよい。例えば、プロセッサ11は、まず、ID.10の室内機300とID.14の室内機300とに対して、設定温度を1℃引き下げることを指示する。この場合、ID.10の室内機300とID.14の室内機300とは、設定温度が1℃引き下げられたことに応答して、停止温度と動作温度とを1℃引き下げる。
After completing the processing in step S508 or step S510, the
そして、プロセッサ11は、10分経過後、ID.10の室内機300とID.14の室内機300とに対して、設定温度を元に戻すこと、つまり、設定温度を1℃引き上げることを指示する。この場合、ID.10の室内機300とID.14の室内機300とは、設定温度を元に戻すことに応答して、停止温度と動作温度とを1℃引き上げて元に戻す。また、プロセッサ11は、ID.11の室内機300とID.15の室内機300とに対して、設定温度を1℃引き下げることを指示する。この場合、ID.11の室内機300とID.15の室内機300とは、設定温度が1℃引き下げられたことに応答して、停止温度と動作温度とを1℃引き下げる。以後、プロセッサ11は、同様の手順により、ローテーション制御を実行する。
Then, after 10 minutes, the
なお、室内機300が上記ローテーション制御に対応するスケジュールに従って設定温度と停止温度と動作温度とを自動で切り替える機能を有する場合、プロセッサ11は、ローテーション対象の室内機300に対して、ローテーション制御の実行を指示するだけでよい。プロセッサ11は、ステップS511の処理を完了すると、ステップS101に処理を戻す。
Note that if the
本実施形態では、複数の室内機300が早期停止状態であることが検知された場合、一部の室内機300の停止温度が引き下げられる。その結果、複数の室内機300が同時に温風を吹き出すことが抑制され、複数の室内機300が早期停止状態になることが抑制され、設定温度に対して平均室温が低くなり過ぎることを抑制することができる。また、本実施形態では、停止温度が引き上げられる室内機300がローテーションされる。このため、室温の偏りの低減が期待できる。
In this embodiment, when it is detected that a plurality of
(実施形態6)
実施形態1では、早期停止検知時に停止温度を引き上げる処理を、空調制御装置100に実行させる例について説明した。本実施形態では、早期停止検知時に停止温度を引き上げる処理を、室内機300に実行させる例について説明する。以下、基本的に、実施形態1と異なる構成及び機能について説明する。
(Embodiment 6)
In the first embodiment, an example has been described in which the air
図15に示すように、本実施形態では、室内機300は、機能的には、操作受付部301と、室温検知部302と、早期停止検知部303と、温度変更部305を備える空調部304と、表示部306と、通信部307とを備える。早期停止検知手段は、例えば、早期停止検知部303に対応する。空調手段は、例えば、空調部304に対応する。温度変更手段は、例えば、温度変更部305に対応する。表示手段は、例えば、表示部306に対応する。
As shown in FIG. 15, in the present embodiment, the
操作受付部301は、ユーザによる操作を受け付ける。例えば、操作受付部101は、暖房の開始を指示する操作、暖房の停止を指示する操作、設定温度を上げることを指示する操作、設定温度を下げることを指示する操作などを、ユーザから受け付ける。操作受付部301の機能は、例えば、タッチスクリーンの機能により実現される。
The
室温検知部302は、室温を検知する。具体的には、室温検知部302は、室内機300の周囲の空気を吸い込み、吸い込んだ空気の温度である吸込温度を、室温として検知する。室温検知部302の機能は、例えば、温度計の機能により実現される。
Room
早期停止検知部303は、室内機300が早期停止状態であることを検知する。早期停止検知部303は、基本的に、早期停止検知部102と同様の手法により、室内機300が早期停止状態であることを検知する。例えば、早期停止検知部303は、未達時間割合と割合閾値との比較により、室内機300が早期停止状態であることを検知する。早期停止検知部303の機能は、例えば、プロセッサの機能により実現される。
The early
空調部304は、室内の空調を実行する。例えば、暖房の場合、空調部304は、吸込温度が動作温度以下であることを検知すると温風の吹き出しを開始し、吸込温度が停止温度以上であることを検知すると温風の吹き出しを停止する。空調部304の機能は、例えば、プロセッサと室内熱交換器と室内送風機とが協働することにより実現される。
The
温度変更部305は、早期停止検知部303により室内機300が早期停止状態であることが検知された場合、停止温度と設定温度との差が大きくなるように室内機300に対する停止温度を変更する。温度変更部305は、基本的に、温度変更部104と同様の手法により、停止温度を変更する。温度変更部305の機能は、例えば、プロセッサの機能により実現される。
When the early
表示部306は、各種の画面を表示する。例えば、表示部306は、運転モードと設定温度とを提示する画面を表示する。表示部306は、この画面において、室内機300が早期停止状態であるため停止温度が引き上げられていること、又は、停止温度が何℃分引き上げられているのかを提示してもよい。表示部306の機能は、例えば、プロセッサとタッチスクリーンとが協働することにより実現される。
The
通信部307は、他の機器と通信する。例えば、通信部307は、通信ネットワーク600を介して、空調制御装置と通信し、また、室外機200と通信する。また、通信部307は、リモートコントローラ400と通信する。通信部307の機能は、プロセッサと通信インターフェースとが協働することにより実現される。
The
本実施形態では、室内機300自身が、室内機300が早期停止状態であることを検知し、室内機300が早期停止状態であることを検知した場合、停止温度を引き上げる。このため、本実施形態では、たとえ、早期停止状態が維持されても、平均室温の低下が抑制される。また、本実施形態では、早期停止状態の検知と早期停止状態による弊害の回避とを実行する他の装置が不要である。
In this embodiment, the
(実施形態7)
実施形態1-5では、1つの装置である空調制御装置100に、空調制御処理を実行させる例について説明した。本実施形態では、複数の装置を含む空調制御システム1000に、空調制御処理を実行させる例について説明する。なお、空調制御システム1000は、空調設定サービスを提供するクラウドと考えることができる。以下、基本的に、実施形態1と異なる構成及び機能について説明する。
(Embodiment 7)
In Embodiment 1-5, an example was described in which the air
図16に示すように、空調制御システム1000は、サーバ510と、データベース520と、端末装置530とを備える。サーバ510とデータベース520と端末装置530とは、通信ネットワーク610を介して相互に接続される。通信ネットワーク610は、宅外に構築される高域ネットワークであり、例えば、インターネットである。
As shown in FIG. 16, the air
サーバ510は、空調制御システム1000の中核をなす装置である。サーバ510は、空調制御処理のうち主要な処理を実行する。サーバ510は、通信ネットワーク610を介して、室外機200と室内機300とに接続され、通信ネットワーク610を介して、室外機200と室内機300とを制御する。サーバ510は、プロセッサ、ハードディスク、キーボード、マウス、通信インターフェースなどを備える。
データベース520は、空調制御処理に関わる各種の情報を記憶する。例えば、データベース520は、履歴情報を記憶する。データベース520は、プロセッサ、ハードディスク、通信インターフェースなどを備える。端末装置530は、空調制御システム1000のユーザインターフェースとして機能する装置である。端末装置530は、プロセッサ、フラッシュメモリ、タッチスクリーン、通信インターフェースなどを備える。
The
次に、図17を参照して、空調制御システム1000の機能について説明する。空調制御システム1000は、機能的には、履歴情報記憶部1001と、早期停止検知部1002と、温度変更部1003と、機器制御部1004と、表示部1005とを備える。履歴情報記憶手段は、例えば、履歴情報記憶部1001に対応する。早期停止検知手段は、例えば、早期停止検知部1002に対応する。温度変更手段は、例えば、温度変更部1003に対応する。機器制御手段は、例えば、機器制御部1004に対応する。表示手段は、例えば、表示部1005に対応する。
Next, the functions of the air
履歴情報記憶部1001は、複数の室内機300毎及び設定温度毎に平均吸込温度の履歴を示す履歴情報と、複数の室内機300毎及び設定温度毎に最大超過吸込温度の履歴を示す履歴情報と、を記憶する。つまり、履歴情報記憶部1001は、履歴情報記憶部107と同様の機能を有する。履歴情報記憶部1001の機能は、例えば、データベース520の機能により実現される。
The history
早期停止検知部1002は、複数の室内機300のそれぞれが早期停止状態であるか否かを判別し、複数の室内機300のうち少なくとも1つの第1室内機が早期停止状態であることを検知する。早期停止検知部1002は、例えば、未達時間割合と割合閾値との比較、最新平均吸込温度と最頻平均吸込温度との比較、又は、最新最大超過吸込温度と最頻最大超過吸込温度との比較により、複数の室内機300のそれぞれが早期停止状態であるか否かを判別する。つまり、早期停止検知部1002は、早期停止検知部102と同様の機能を有する。早期停止検知部1002の機能は、例えば、サーバ510の機能により実現される。
The early
温度変更部1003は、早期停止検知部1002により第1室内機が早期停止状態であることが検知された場合、停止温度と設定温度との差が大きくなるように第1室内機に対する停止温度を変更する。或いは、温度変更部1003は、早期停止検知部1002により複数の第1室内機が早期停止状態であることが検知された場合、停止温度が変更されるように複数の第1室内機のうち第2室内機に対する停止温度又は設定温度を変更する。つまり、温度変更部1003は、温度変更部104と同様の機能を有する。温度変更部1003の機能は、例えば、サーバ510の機能により実現される。
When the early
機器制御部1004は、温度変更部1003により変更された停止温度を用いて第1室内機又は第2室内機を制御する。例えば、機器制御部1004は、温度変更部1003により変更された停止温度又は設定温度を示す情報を、第1室内機又は第2室内機に送信する。つまり、機器制御部1004は、機器制御部105と同様の機能を有する。機器制御部1004の機能は、例えば、サーバ510の機能により実現される。
The
表示部1005は、各種の画面を表示する。表示部1005は、例えば、室内機300毎に、運転モードと設定温度とを提示する画面を表示する。表示部1005は、この画面において、室内機300が早期停止状態であるため停止温度が引き上げられていること、又は、停止温度が何℃分引き上げられているのかを提示してもよい。つまり、表示部1005は、表示部106と同様の機能を有する。表示部1005の機能は、例えば、サーバ510と端末装置530とが協働することにより実現される。
The
本実施形態では、早期停止状態であることが検知された室内機300に対しては、停止温度と動作温度とが引き上げられる。或いは、本実施形態では、早期停止状態であることが検知された複数の第1室内機のうち第2室内機に対しては、停止温度が変更されるように、停止温度又は設定温度が変更される。このため、本実施形態では、平均室温の低下が抑制される。その結果、本実施形態によれば、複数の室内機300による適切な温度調整を実現することができる。
In this embodiment, the stop temperature and operating temperature of the
(変形例)
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明を実施するにあたっては、種々の形態による変形及び応用が可能である。
(Modified example)
Although the embodiments of the present invention have been described above, various modifications and applications are possible in carrying out the present invention.
本発明において、上記実施形態において説明した構成、機能、動作のどの部分を採用するのかは任意である。また、本発明において、上述した構成、機能、動作のほか、更なる構成、機能、動作が採用されてもよい。また、上記実施形態において説明した構成、機能、動作は、自由に組み合わせることができる。 In the present invention, it is arbitrary to adopt which part of the configuration, function, and operation described in the above embodiments. Furthermore, in the present invention, in addition to the configurations, functions, and operations described above, further configurations, functions, and operations may be employed. Furthermore, the configurations, functions, and operations described in the above embodiments can be freely combined.
例えば、実施形態4-6では、実施形態1の手法により第1室内機が早期停止状態であることを検知する例について説明した。実施形態4-6において、実施形態2,3の手法により第1室内機が早期停止状態であることを検知してもよい。実施形態4,5では、停止温度が変更される第2室内機が2つである例について説明した。停止温度が変更される第2室内機は、1つでもよいし、3つ以上でもよいことは勿論である。
For example, in Embodiment 4-6, an example was described in which it is detected that the first indoor unit is in an early stop state using the method of
実施形態4,5では、停止温度が変更される第2室内機が、ローテーションにより切り替えられる例について説明した。停止温度が変更される第2室内機は、切り替えられなくてもよい。例えば、空調システムに人感センサが設けられている場合、複数の第1室内機のうち、人が検知されない第1室内機が第2室内機として決定されることが好適である。かかる構成によれば、停止温度の変更による快適性の低下が抑制されることが期待できる。 In the fourth and fifth embodiments, an example has been described in which the second indoor unit whose stop temperature is changed is switched by rotation. The second indoor unit whose stop temperature is changed does not need to be switched. For example, when an air conditioning system is provided with a human sensor, it is preferable that the first indoor unit in which a person is not detected among the plurality of first indoor units is determined as the second indoor unit. According to such a configuration, it can be expected that a decrease in comfort due to a change in the stop temperature is suppressed.
実施形態1-7では、暖房運転する第1室内機が早期停止状態であることを検知した場合、第1室内機の停止温度を変化させる例について説明した。冷房運転する第1室内機が早期停止状態であることを検知した場合、第1室内機の停止温度を変化させてもよい。例えば、実施形態1において、冷房運転する第1室内機が早期停止状態であることを検知した場合、第1室内機の停止温度を引き下げてもよい。 In Embodiment 1-7, an example has been described in which, when it is detected that the first indoor unit performing heating operation is in an early stop state, the stop temperature of the first indoor unit is changed. When it is detected that the first indoor unit that performs cooling operation is in an early stop state, the stop temperature of the first indoor unit may be changed. For example, in the first embodiment, when it is detected that the first indoor unit that performs cooling operation is in an early stop state, the stop temperature of the first indoor unit may be lowered.
実施形態1-7では、基本的に、第1室内機が早期停止状態であることを検知した場合、第1室内機の停止温度と動作温度とを変化させる例について説明した。第1室内機が早期停止状態であることを検知した場合、第1室内機の停止温度を変化させ、動作温度を変化させなくてもよい。少なくとも停止温度を変化させれば、平均室温を上げる効果、又は、早期停止状態になりにくくする効果が期待できる。 Embodiment 1-7 basically describes an example in which, when it is detected that the first indoor unit is in an early stop state, the stop temperature and operating temperature of the first indoor unit are changed. When it is detected that the first indoor unit is in an early stop state, the stop temperature of the first indoor unit may be changed without changing the operating temperature. By changing at least the stop temperature, it is possible to expect an effect of increasing the average room temperature or an effect of making it difficult for an early stop state to occur.
本発明に係る空調制御装置100,110の動作を規定する動作プログラムを既存のパーソナルコンピュータや情報端末装置に適用することで、当該パーソナルコンピュータ等を本発明に係る空調制御装置100,110として機能させることも可能である。また、このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD-ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネットなどの通信ネットワークを介して配布してもよい。
By applying an operation program that defines the operation of the air
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。 The present invention is capable of various embodiments and modifications without departing from the broad spirit and scope of the invention. Moreover, the embodiments described above are for explaining the present invention, and do not limit the scope of the present invention. That is, the scope of the present invention is indicated by the claims rather than the embodiments. Various modifications made within the scope of the claims and the meaning of the invention equivalent thereto are considered to be within the scope of the present invention.
本発明は、室外機と複数の室内機とを備える空調システムに適用可能である。 The present invention is applicable to an air conditioning system that includes an outdoor unit and a plurality of indoor units.
11 プロセッサ、12 フラッシュメモリ、13 タッチスクリーン、14 通信インターフェース、100,110 空調制御装置、101,301 操作受付部、102,303,1002 早期停止検知部、103 運転制御部、104,305,1003 温度変更部、105,1004 機器制御部、106,306,1005 表示部、107,1001 履歴情報記憶部、200,200A,200B 室外機、300,300AA,300AB,300AC,300BA,300BB,300BC 室内機、302 室温検知部、304 空調部、307 通信部、400,400AA,400AB,400AC,400BA,400BB,400BC リモートコントローラ、510 サーバ、520 データベース、530 端末装置、600,610 通信ネットワーク、700,710,720,730 画面、701,702,703,705,711,712,713,719 画像、704 枠、714,715,716,717,718 ボタン、1000 空調制御システム 11 processor, 12 flash memory, 13 touch screen, 14 communication interface, 100, 110 air conditioning control device, 101, 301 operation reception unit, 102, 303, 1002 early stop detection unit, 103 operation control unit, 104, 305, 1003 temperature Change unit, 105, 1004 Equipment control unit, 106, 306, 1005 Display unit, 107, 1001 History information storage unit, 200, 200A, 200B Outdoor unit, 300, 300AA, 300AB, 300AC, 300BA, 300BB, 300BC Indoor unit, 302 room temperature detection unit, 304 air conditioning unit, 307 communication unit, 400,400AA, 400AB, 400AC, 400BA, 400BB, 400BC remote controller, 510 server, 520 database, 530 terminal device, 600,610 communication network, 700,710,720 , 730 Screen, 701, 702, 703, 705, 711, 712, 713, 719 Image, 704 Frame, 714, 715, 716, 717, 718 Button, 1000 Air conditioning control system
Claims (13)
前記複数の室内機のうち複数の第1室内機が、室温を設定温度にするための風の吹き出しを早期に停止する状態である早期停止状態であることを検知する早期停止検知手段と、
前記早期停止検知手段により前記複数の第1室内機が前記早期停止状態であることが検知された場合、前記設定温度を基準とする温度であって前記風の吹き出しを停止する温度である停止温度であって、前記複数の第1室内機のうち第2室内機に対する停止温度を変更する温度変更手段と、
前記温度変更手段により変更された前記停止温度を用いて前記第2室内機を制御する機器制御手段と、を備える、
空調制御装置。 An air conditioning control device connected to a plurality of indoor units connected to an outdoor unit via a communication network,
early stop detection means for detecting that a plurality of first indoor units among the plurality of indoor units are in an early stop state, which is a state in which the blowing of air to bring the room temperature to a set temperature is stopped early;
When the early stop detection means detects that the plurality of first indoor units are in the early stop state, a stop temperature is a temperature based on the set temperature and is a temperature at which the blowing of the wind is stopped. temperature changing means for changing the stop temperature for a second indoor unit among the plurality of first indoor units;
equipment control means for controlling the second indoor unit using the stop temperature changed by the temperature change means;
Air conditioning control equipment.
請求項1に記載の空調制御装置。 The temperature changing means switches the second indoor unit to change the stop temperature in accordance with a predetermined order every time a predetermined time elapses.
The air conditioning control device according to claim 1 .
請求項1又は2に記載の空調制御装置。 The temperature changing means changes the temperature of the second indoor units so that when the early stop detection means detects that the plurality of first indoor units are in the early stop state, the control amount of the second indoor units increases. changing the stop temperature for the second indoor unit by changing the set temperature for the second indoor unit;
The air conditioning control device according to claim 1 or 2 .
請求項1又は2に記載の空調制御装置。 The temperature changing means changes the temperature of the second indoor units so that when the early stop detection means detects that the plurality of first indoor units are in the early stop state, the control amount of the second indoor units is reduced. changing the stop temperature for the second indoor unit by changing the set temperature for the second indoor unit;
The air conditioning control device according to claim 1 or 2 .
請求項1又は2に記載の空調制御装置。 The temperature changing means adjusts the second indoor unit so that the difference between the set temperature and the stop temperature increases when the early stop detecting means detects that the plurality of first indoor units are in the early stop state. changing the stop temperature for the indoor unit;
The air conditioning control device according to claim 1 or 2 .
請求項1又は2に記載の空調制御装置。 When the early stop detection means detects that the plurality of first indoor units are in the early stop state, the temperature change means adjusts the second indoor unit so that the difference between the set temperature and the stop temperature becomes small. changing the stop temperature for the indoor unit;
The air conditioning control device according to claim 1 or 2 .
請求項1から6のいずれか1項に記載の空調制御装置。 The early stop detection means detects an underachievement which is a percentage of the time during which the suction temperature detected by the first indoor unit does not reach the set temperature set for the first indoor unit in the most recent unit time. If the time ratio is equal to or greater than a ratio threshold, determining that the first indoor unit is in the early stop state;
The air conditioning control device according to any one of claims 1 to 6 .
前記早期停止検知手段は、直近の前記単位時間内に前記第1室内機により検知された前記吸込温度の平均値である最新平均吸込温度が、前記履歴情報から求められる、前記第1室内機及び前記第1室内機に設定されている前記設定温度における前記平均吸込温度の最頻値である最頻平均吸込温度に達しておらず、且つ、前記最新平均吸込温度と前記最頻平均吸込温度との差が温度差閾値以上である場合、前記第1室内機が前記早期停止状態であると判別する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の空調制御装置。 Further comprising a history information storage means for storing history information indicating a history of an average suction temperature, which is an average value of suction temperatures detected within a unit time, for each of the plurality of indoor units and each of the set temperatures,
The early stop detection means is configured to detect the first indoor unit and the first indoor unit, in which the latest average suction temperature, which is the average value of the suction temperatures detected by the first indoor unit within the most recent unit time, is determined from the history information. The most recent average suction temperature and the most recent average suction temperature have not reached the most frequent value of the average suction temperature at the set temperature set in the first indoor unit, and If the difference is greater than or equal to a temperature difference threshold, determining that the first indoor unit is in the early stop state;
The air conditioning control device according to any one of claims 1 to 6 .
前記早期停止検知手段は、直近の前記単位時間内に前記第1室内機により検知された前記吸込温度のうち前記第1室内機に設定されている前記設定温度を最も超過している吸込温度である最新最大超過吸込温度が、前記履歴情報から求められる、前記第1室内機及び前記第1室内機に設定されている前記設定温度における前記最大超過吸込温度の最頻値である最頻最大超過吸込温度に達しておらず、且つ、前記最新最大超過吸込温度と前記最頻最大超過吸込温度との差が温度差閾値以上である場合、前記第1室内機が前記早期停止状態であると判別する、
請求項1から6のいずれか1項に記載の空調制御装置。 For each of the plurality of indoor units and each of the set temperatures, history information indicating a history of a maximum excess suction temperature, which is the suction temperature that exceeds the set temperature most among the suction temperatures detected within a unit time, is stored. further comprising historical information storage means,
The early stop detection means detects a suction temperature that most exceeds the set temperature set in the first indoor unit among the suction temperatures detected by the first indoor unit within the most recent unit time. A certain latest maximum excess suction temperature is the most frequent maximum excess that is the most frequent value of the maximum excess suction temperature at the first indoor unit and the set temperature set for the first indoor unit, which is determined from the history information. If the suction temperature has not been reached and the difference between the latest maximum excess suction temperature and the most frequent maximum excess suction temperature is equal to or higher than a temperature difference threshold, it is determined that the first indoor unit is in the early stop state. do,
The air conditioning control device according to any one of claims 1 to 6 .
前記複数の室内機のうち複数の第1室内機が、室温を設定温度にするために吹き出す風の吹き出しを早期に停止する状態である早期停止状態であることを検知する早期停止検知手段と、
前記早期停止検知手段により前記複数の第1室内機が前記早期停止状態であることが検知された場合、前記設定温度を基準とする温度であって前記風の吹き出しを停止する温度である停止温度であって、前記複数の第1室内機のうち第2室内機に対する停止温度を変更する温度変更手段と、
前記温度変更手段により変更された前記停止温度を用いて前記第2室内機を制御する機器制御手段と、を備える、
空調制御システム。 An air conditioning control system connected to multiple indoor units connected to an outdoor unit via a communication network,
early stop detection means for detecting that a plurality of first indoor units among the plurality of indoor units are in an early stop state, which is a state in which the blowing of air is stopped early in order to bring the room temperature to a set temperature;
When the early stop detection means detects that the plurality of first indoor units are in the early stop state, a stop temperature is a temperature based on the set temperature and is a temperature at which the blowing of the wind is stopped. temperature changing means for changing the stop temperature for a second indoor unit among the plurality of first indoor units;
equipment control means for controlling the second indoor unit using the stop temperature changed by the temperature change means;
Air conditioning control system.
請求項10に記載の空調制御システム。 Further comprising display means for displaying information indicating that the stop temperature for the second indoor unit has been changed when the temperature change means has changed the stop temperature for the second indoor unit.
The air conditioning control system according to claim 10 .
前記複数の室内機のうち複数の第1室内機が、室温を設定温度にするための風の吹き出しを早期に停止する状態である早期停止状態であることを検知し、
前記複数の第1室内機が前記早期停止状態であることを検知した場合、前記設定温度を基準とする温度であって前記風の吹き出しを停止する温度である停止温度であって、前記複数の第1室内機のうち第2室内機に対する停止温度を変更する、
空調制御方法。 An air conditioning control method for controlling multiple indoor units connected to an outdoor unit, the method comprising:
Detecting that a plurality of first indoor units among the plurality of indoor units are in an early stop state, which is a state in which blowing of air to bring the room temperature to a set temperature is stopped early;
When it is detected that the plurality of first indoor units are in the early stop state, the stop temperature is a temperature based on the set temperature and is a temperature at which the blowing of the wind is stopped; changing the stop temperature for the second indoor unit among the first indoor units;
Air conditioning control method.
前記複数の室内機のうち複数の第1室内機が、室温を設定温度にするための風の吹き出しを早期に停止する状態である早期停止状態である場合、前記設定温度を基準とする温度であって前記風の吹き出しを停止する温度である停止温度であって、前記複数の第1室内機のうち第2室内機に対する停止温度を変更する温度変更手段、
前記温度変更手段により変更された前記停止温度を用いて前記第2室内機を制御する機器制御手段、として機能させる、
プログラム。 A computer that is connected via a communication network to multiple indoor units that are connected to an outdoor unit.
When the plurality of first indoor units among the plurality of indoor units are in an early stop state, which is a state in which the blowing of air to bring the room temperature to the set temperature is stopped early, the temperature is set at a temperature based on the set temperature. temperature changing means for changing the stop temperature for a second indoor unit among the plurality of first indoor units, the stop temperature being a temperature at which the blowing of the wind is stopped;
functioning as equipment control means for controlling the second indoor unit using the stop temperature changed by the temperature change means;
program.
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