JP7341929B2 - Footrests and chairs for people with disabilities in the ability to maintain a sitting position - Google Patents
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Description
本発明は、フットレスト及びフットレストを備えた椅子に関するものである。さらに詳述すると、本発明は、自分の力では脚部の姿勢を保持する能力に障害をもった者、特に子供のためのフットレスト及びフットレストを備えた椅子に関するものである。 The present invention relates to a footrest and a chair equipped with the footrest. More particularly, the present invention relates to a footrest and a chair equipped with a footrest for persons, especially children, who are impaired in their ability to maintain the posture of their legs on their own.
従来から、自分の力では座位姿勢を保持する能力に障害をもった者、例えば脚部疾患を有する者の場合、ふくらはぎにパッドを当てて足を安定化させるレッグレストを備える車椅子は提案されている(特許文献1)。 Conventionally, wheelchairs equipped with leg rests that stabilize the feet by applying pads to the calves have been proposed for people who have difficulty maintaining a sitting posture on their own, such as people with leg disorders. (Patent Document 1).
この車椅子において、足を乗せるフットレストに関しては、翻転軸を中心に起立し、あるいは水平に倒伏するように回動させる構造とされ、足載せ台を使うときに倒して水平にし、使用しないときには立てて邪魔とならないようにするように配慮されている。 In this wheelchair, the footrest on which the feet are placed has a structure that allows it to be rotated around an axis of rotation so that it stands up or lies down horizontally.When the footrest is used, it is folded down to make it horizontal, and when it is not in use, it is placed upright. Care has been taken to ensure that it does not get in the way.
しかしながら、自分の力では座位姿勢を保持する能力に障害をもった者、特に脚部疾患を有する子供の場合には、脚部を支えるだけでは足を安定化させるには不十分であることがあり、足載せ台の高さ調整並びに角度調整も必要となることがある。例えば、子供の障害の程度に応じて、足載せ台の高さや足首の状態に応じた足載せ台の角度のきめ細かな調整が必要である。 However, for people who are unable to maintain a sitting position on their own, especially children with leg disorders, supporting the legs alone may not be sufficient to stabilize the feet. Yes, it may be necessary to adjust the height and angle of the footrest. For example, it is necessary to finely adjust the height of the footrest and the angle of the footrest depending on the condition of the child's ankles, depending on the degree of the child's disability.
しかも、高さを調整する操作と角度調整の操作とを別々の操作とすることは調整操作が煩わしいものとなることから、一度に行えるようにすることが望まれる。 Moreover, separate operations for height adjustment and angle adjustment would make the adjustment operations cumbersome, so it is desirable to be able to perform them at the same time.
本発明は、かかる要望に応えるもので、高さと角度を一度に調整できるフットレスト及びフットレストを備える椅子を提供することを目的とする。 The present invention meets such demands and aims to provide a footrest whose height and angle can be adjusted at the same time, and a chair equipped with the footrest.
かかる目的を達成するためのフットレストは、回転中心となる枢軸と該枢軸を中心とする円弧上に配置された複数の孔あるいは長孔から成る角度調整用孔とを有する足載せ台と、足載せ台の枢軸を摺動可能に支持する長孔から成るガイド孔と該ガイド孔と平行に配置された複数の孔あるいは長孔から成る高さ位置調整用孔とを有する足載せ台支持フレームと、足載せ台の角度調整用孔と足載せ台支持フレームの高さ位置調整用孔とが合致した箇所で両孔を貫通して連結することにより位置固定する締結ねじとを備えるようにしている。 A footrest for achieving this purpose includes a footrest having a pivot as the center of rotation and an angle adjustment hole consisting of a plurality of holes or elongated holes arranged on an arc centered on the pivot, and a footrest. a footrest support frame having a guide hole made of an elongated hole that slidably supports the pivot of the stand, and a height adjustment hole made of a plurality of holes or elongated holes arranged parallel to the guide hole; At a location where the angle adjustment hole of the footrest and the height adjustment hole of the footrest support frame match, a fastening screw is provided to fix the position by passing through both holes and connecting them.
また、本発明のフットレストは、足載せ台支持フレームがヒンジ部を介して固定フレームを備え、固定フレームに対して当該足載せ台支持フレームを回動させ選択された角度で固定されるようにすることが好ましい。 Further, in the footrest of the present invention, the footrest support frame is provided with a fixed frame via a hinge part, and the footrest support frame is rotated with respect to the fixed frame so that it is fixed at a selected angle. It is preferable.
ここで、ヒンジ部は、足載せ台支持フレームに取り付けられた第1の部材と、固定フレームに取り付けられた第2の部材と、第1の部材と第2の部材とを貫通して相互に回転可能に連結すると共に回転中心となる連結手段とを有し、かつ第1の部材および第2の部材には連結手段を中心に互いに異なるピッチで円周方向に複数の位置決め用の貫通孔がそれぞれ設けられると共に、第1の部材と第2の部材のそれぞれの位置決め用の貫通孔の位置が合うところで第1の部材と第2の部材とを貫通して第1の部材と第2の部材とを回転方向に連結して相互に回転不能とする位置決め用締結手段とを備えるものであることが好ましい。 Here, the hinge portion penetrates through the first member attached to the footrest support frame, the second member attached to the fixed frame, and the first member and the second member so that they are connected to each other. The first member and the second member have a plurality of through holes for positioning in the circumferential direction at mutually different pitches around the connecting means. The first member and the second member are connected by penetrating the first member and the second member at the positions of the respective positioning through holes of the first member and the second member. It is preferable to include positioning fastening means that connects the two in the rotational direction so that they cannot rotate with respect to each other.
さらに、本発明の椅子は、請求項1から3のいずれか一つに記載のフットレストを備えることが好ましい。
Furthermore, it is preferable that the chair of the present invention includes a footrest according to any one of
請求項1記載のフットレストによれば、高さと角度とを一度に調整できる。 According to the footrest according to the first aspect, the height and angle can be adjusted at the same time.
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。 DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS The configuration of the present invention will be described in detail below based on embodiments shown in the drawings.
図1及び図2に、本発明にかかる座位姿勢を保持する能力に障害をもった者用のフットレスト及び椅子を、障害を持った子供用のダイニング椅子に適用した一実施形態を示す。 FIGS. 1 and 2 show an embodiment in which the footrest and chair for people with disabilities in the ability to maintain a sitting posture according to the present invention are applied to a dining chair for children with disabilities.
この実施形態にかかる子供用ダイニング椅子は、例えば、股関節の内転筋の緊張などによるひざの接触を予防する内転防止パッド2、及び骨盤を保持する骨盤パッド3並びに足置き場としてのフットレスト5を備え、座位保持の補助が必要な子供に対して特に有用なものである。
The children's dining chair according to this embodiment includes, for example, an
ここで、脚部6並びに肘当て7が伸縮可能な支持構造、例えば入れ子式の伸縮構造(テレスコピック構造)とされており、座8並びに肘当て7の高さ調整が可能とされている。また、骨盤を保持する一対の骨盤パッド3も、図示していないスライド機構によって左右方向に移動可能に備えられ、骨盤をホールドする幅を調整可能とされている。尚、図中の符号9はカバーである。
Here, the
また、脚部6並びに肘当て7が伸縮可能な支持構造、例えば入れ子式の伸縮構造(テレスコピック構造)とされており、座8並びに肘当て7の高さ調整が可能とされている。脚部が入れ子式の伸縮構造(テレスコピック構造)とされており、高さ調整が可能とされている。また、脚部並びに肘当てが入れ子式の伸縮構造(テレスコピック構造)とされており、高さ調整が可能とされている。また、骨盤を保持する一対の骨盤パッドは左右方向に移動可能に備えられ、ホールドする幅を調整可能とされている。
Further, the
フットレスト5は、本実施形態の場合、図3~図6に示すように、座下の座支持フレーム(図示省略)に吊り下げられるように装着されるフットレスト支持フレーム10と、該フットレスト支持フレーム10に高さ及び角度が調整可能となるように支持される足載せ台31とで構成されている。
In the case of the present embodiment, the
本実施形態のフットレスト5は、回転中心となる枢軸39と該枢軸39を中心とする円弧上に配置された複数の孔あるいは長孔から成る角度調整用孔35とを有する足載せ台31と、足載せ台31の枢軸39を摺動可能に支持する長孔から成るガイド孔27と該ガイド孔27と平行に配置された複数の孔あるいは長孔から成る高さ位置調整用孔28,29とを有する足載せ台支持フレーム12と、足載せ台31の角度調整用孔35と足載せ台支持フレーム12の高さ位置調整用孔28,29とが合致した箇所で両孔35,28及び29を貫通して連結することにより位置固定する手回し可能な締結ねじ33とを備えるようにしている。
The
フットレスト支持フレーム10は、例えば、椅子本体のフレーム(図示省略)に取り付けられる固定フレーム11と、足載せ台31を吊り下げる足載せ台支持フレーム12と、固定フレーム11と足載せ台支持フレーム12とを回転自在に連結して任意の角度で固定するヒンジ部13とを有し、固定フレーム12換言すれば椅子本体のフレームに対して足載せ台支持フレーム12を回動させ選択された角度で固定されるようにすることが好ましい。
The
本実施形態の場合、固定フレーム11並びに足載せ台支持フレーム12としては、例えば角パイプが採用されている。また、椅子の座8の下に配置されるフレーム(図示省略)にも角パイプが採用され、その一つの角に締付けねじ(図示省略)が備えられ、固定パイプ11を挿入してから任意の位置(椅子の前後方向・座の前端からの突出量が必要なところで)でねじ止めして固定する構造とされている。締付けねじは、角パイプから成る固定パイプ11の角の部分をねじで押圧して固定するため、圧潰し難く強い力で締め付けることができる。
In the case of this embodiment, square pipes, for example, are used as the
ガイド孔27と高さ位置調整用孔28とは、本実施形態の場合、足載せ台支持フレーム12とは別体で成形されたガイドプレート26に設けられ、該ガイドプレート26を足載せ台支持フレーム12に取り付けることで、足載せ台支持フレーム12と一体化されている。ガイドプレート26は、例えば上端近傍と下端近傍との2箇所で締結手段30によって足載せ台支持フレーム12に固定されている。締結手段30は、本実施形態の場合、ねじを用いているが、リベットでも良いし、場合によっては溶接付であっても良い。勿論、ガイド孔27と高さ位置調整用孔28とは、足載せ台支持フレーム12そのものに予め一体的に設けるようにしても良い。この場合には、高さ位置調整用孔28と高さ位置調整用孔29とは同一のものとなる。
In the case of this embodiment, the
足載せ台31は、本実施形態の場合、例えば合成樹脂製シェルによって適宜形状に成形され、足載せ台支持アーム32によって支持されている。足載せ台31は、例えば図6に示すように、足載せ台支持アーム32を下から宛がって締結ボルトなどで締結することで足載せ台支持アーム32に固定されている。足載せ台支持アーム32には、回転中心となる枢軸39を取り付けるためのねじ孔38と、一定の範囲内で固定角度を調整可能とする角度調整用孔35とを備えている。この足載せ台支持アーム32は、左右の足載せ台支持フレーム12の内側に配置され、枢軸39と締結ねじ33によって足載せ台支持フレーム12のガイド孔27と高さ位置調整用孔28,29に支持ないし連結されることで固定されている。ここで、同じ高さで足載せ台31の角度を変更する場合における、足載せ台支持アーム32を足載せ台支持フレーム12に固定するための孔28,29の位置と枢軸39の位置との関係は一定である。尚、枢軸39は、本実施形態の場合、例えば止め付け用のねじと円筒状のカラーとで構成され、カラーの中央の孔に通したねじをねじ孔38にねじ込むことで足載せ台支持アーム32に回転可能に支持されている。このカラーは足載せ台支持フレーム12のガイド孔27を貫通しており、ガイド孔27に沿って上下方向にスライド可能に支持される。
In the case of the present embodiment, the
角度調整用孔35は、回転中心となる枢軸39(換言すれば、ねじ孔38)を中心とする円弧上に配置された複数の孔あるいは長孔から成る構成されている。本実施形態の場合、角度調整用孔35は、ねじ孔38を中心とする円弧上に複数の孔例えば5つの孔が等間隔に配置されることによって構成されている。この一群の孔から成る角度調整用孔35の周囲には、角度調整用孔35を囲う円弧状の補強リブ37が形成され、補強リブ37の内側に締結ねじ33の頭部の角形座面33aが嵌合する溝36が形成されている。他方、締結ねじ(ボルト)33には、頭部の下に角形座部33aが形成されたものが使用される。したがって、締結ねじ33の角形座部33aを溝36に嵌合させることで、ボルトは回転不能となる。
The
そこで、角度調整用孔35に挿入した締結ねじ33をガイドプレート26の任意の貫通孔28及び足載せ台支持フレーム12の貫通孔29を貫通させてから外に突出したねじ部分にグリップ34のねじ孔をねじ込んで回すだけで、ボルト33を締め付けることができ、足載せ台31の足載せ台支持アーム32と足載せ台支持フレーム12とを連結して固定することができる。尚、本実施形態では、角度調整用孔35は、円弧上に配置した5つの孔で構成しているが、これに特に限られず、これらの範囲をカバーする1つの長孔であっても良い。この場合でも、締結ねじ33の締め付け力で足載せ台31の角度を固定することも可能である。また、高さ位置調整用孔28,29は、本実施形態の場合、一定ピッチで空けられた多数の孔の集合であるが、これに特に限られず場合によっては1つの長孔でも良い。回転中心で2つの部材を締め付ける場合には大きな力が必要となるが、本実施形態の場合には回転中心となる枢軸39から離れた位置で固定するため、大きな締め付け力を必要としない。したがって、孔28,29と締結ねじ33との係合でなくとも締め付けによる摩擦力で固定することは可能である。
Therefore, the
固定フレーム11と足載せ台支持フレーム12とは、ヒンジ部13によって、足載せ台支持フレーム12の角度即ち垂線に対する角度を調整可能とされていることが好ましい。ここで、ヒンジ部13は、足載せ台支持フレーム12の角度を調整できる機構であれば特定の機構に限定されるものではないが、足載せ台支持フレーム12に取り付けられた第1の部材と、固定フレーム11に取り付けられた第2の部材と、第1の部材と第2の部材とを貫通して相互に回転可能に連結すると共に回転中心となる連結手段とを有し、かつ第1の部材および第2の部材には連結手段を中心に互いに異なるピッチで円周方向に複数の位置決め用の貫通孔がそれぞれ設けられると共に、第1の部材と第2の部材のそれぞれの位置決め用の貫通孔の位置が合うところで第1の部材と第2の部材とを貫通して第1の部材と第2の部材とを回転方向に連結して相互に回転不能とする位置決め用締結手段とを備える、所謂ヒンジ型関節であることが好ましい。
It is preferable that the fixed
本実施形態の場合、ヒンジ部13は、例えば、図3から図5に示すように、固定フレーム11の一端(図5においては前端)に溶接付けなどで固定された第2の部材としてのシリンダ14と、このシリンダ14の両側に配置されるように足載せ台支持フレーム12の頂部に溶接付けなどで固定された第1の部材としての一対のディスク15と、これら一対のディスク15とシリンダ14とを貫通して連結する連結手段としての締結ねじ17と、ディスク15とシリンダ14とに互いに異なるピッチで円環状にそれぞれに配置された複数の位置決め用の貫通孔21,24の位置が合うところでディスク15とシリンダ14とを貫通してディスク15とシリンダ14とを連結して相互に回転不能とする位置決め用締結手段たる締結ねじ19及びグリップ18とで構成されている。尚、一対のディスク15は底部プレート16で底部が連結されたコ形を成し、底部プレート16の部分を足載せ台支持フレーム12の上端に溶接などで固着されている。
In the case of this embodiment, the
シリンダ14は、本実施形態の場合、締結ねじ19を貫通させる中央の1カ所の貫通孔24と、その周りに一定間隔例えば90°ごとに同一円周上に配置されている4カ所の貫通孔20とを有している。他方、シリンダ14を挟む一対のディスク15は、締結ねじ17を貫通させる中央の1カ所の貫通孔22若しくはねじ穴23が設けられると共に、その周りに一定間隔例えば60°ごとに同一円周上に5カ所の貫通孔21を配置している。
In the case of the present embodiment, the
シリンダ14とこのシリンダ14を挟むように両側に配置された一対のディクス15とは、中央の貫通孔22,24を貫通しねじ孔23にねじ込まれる締結ねじ17によって相互に回転自在に連結され、中央の貫通孔22,24及びねじ孔23の周りに配置された貫通孔21,20とを貫通する締結ねじ19のグリップ18による締め付けによって相互に固定される。つまり、ディスク15の貫通孔21とシリンダ14の貫通孔20とは互いにピッチが異なっており、双方の貫通孔21,20の位置が合うところで締結ねじ19を貫通させて固定されるように設けられている。
The
したがって、外側の一対のディスク15に貫通されている5カ所の貫通孔21と、中央のシリンダ14の4カ所の貫通孔20との組み合わせによって、固定フレーム11と足載せ台支持フレーム12との間の角度は20°おきで5段階に切り替え可能である。即、2種類のピッチのどの孔を組み合わせるかで合致する角度(連結する位置)は変化する。この場合、穿孔する孔数が多い方の部材例えばディスク15では、貫通孔21が重なり合わないように配置することができるので、ヒンジ部13のシリンダ14並びにディスク15の直径を小さくして(同じ角度で切り替える場合に1種類の孔では孔が重ならないように離して空ける必要があるため、畢竟シリンジ及びディスクの直径は大きくなる。)コンパクト化が可能となる。
Therefore, the combination of the five through
フットレスト5の全体としての角度調整は、ヒンジ部13の2種類のピッチの孔20,21の組み合わせを変更して合致する角度(連結する位置)を変化させることで行われる。このヒンジ部13での足載せ台支持フレーム12の座面に対する角度(前後方向)の調整即ち傾きの変更で足載せ台31の前後方向の位置を調整することが可能となる。換言すれば、フットレスト5の全体としての出し入れ量が調整可能となる。
The overall angle of the
また、図7に示すように、足載せ台31そのものの角度調整(部分的な角度調整)により、足載せ台31の角度を足首の硬直などの障害に応じて適宜変えることができる。同時に、足載せ台31の高さ調整を可能とする。1つの工程・操作で高さと角度が同時に変えられる。足載せ台31の回転の中心となる枢軸39は固定されておらずガイド孔27を摺動する。
Furthermore, as shown in FIG. 7, by adjusting the angle of the
尚、本実施形態の足載せ台支持フレーム12は、足載せ台31の左右両端を支えるものであり、それらの間に配置される上横杆40と下横杆41とで連結されている。また、図中の符号42はキャスターである。
Note that the
以上のように構成されたフットレスト5によれば、以下のようにして、脚部疾患を有する子供の足を載せて脚を安定化させるに必要な高さに足載せ台31の高さと角度並びに必要に応じて前後方向の位置を調整してから固定することができる。
According to the
まず、足載せ台31の高さ調整あるいは角度調整をする場合には、グリップ34を回して締結ねじ33を弛める。そして、グリップ34を外してから、締結ねじ33を足載せ台支持フレーム12の孔28,29及び足載せ台支持アーム32の角度調整用孔35から抜き取ることで、足載せ台支持アーム32と足載せ台支持フレーム12との連結を解除する。その上で、足載せ台31と足載せ台支持アーム32とを足載せ台支持フレーム12のガイド孔27に沿って必要とされる高さまで昇降させる。ここで、足載せ台31の足載せ台支持アーム32の回転中心となる枢軸39は、足載せ台支持フレーム12のガイド孔27に係合したまま、ガイド孔27に沿って上下方向に移動させることができる。
First, when adjusting the height or angle of the
また、フットレスト5は、ヒンジ部13の角度調整により、足載せ台支持フレーム12そのものの鉛直線に対する角度を変更することが可能であるため、同時に足載せ台31の座8に対する前後方向の位置即ち出入り量を調整することもできる。例えば、足載せ台31は、足載せ台支持フレーム12を前方へ傾ければ前方へ迫り出され、後方へ傾ければ椅子の内側へ引き込まれる。
In addition, the
足載せ台31を枢軸39を中心に上あるいは下に揺動させることで、足載せ台支持アーム32に円弧状に配置された孔列(角度調整用孔35)の範囲内で足載せ台31の角度を上並びに下に調整することが可能とされている。さらに、ヒンジ部13を調整することで足載せ台支持フレーム12そのものを前後方向に揺動させて、足載せ台31を座8よりも前方へ突出させたり引っ込めたりすることができる。
By swinging the
足載せ台支持フレーム12の角度を変更する必要がある場合には、ヒンジ部13のグリップ18を締結ねじ19から外してから、締結ねじ19をシリンダ14及びディスク15から抜き取る。そして、中央の連結ねじ17を中心に足載せ台支持フレーム12の頂部に固定されたディスク15を相対的に回転させ、任意の角度に調整する。このとき、ディスクの貫通孔21とシリンダ14の貫通孔20との位置が合致する箇所に締結ねじ19を通すことで、固定フレーム11と足載せ台支持フレーム12との角度が固定される。
If it is necessary to change the angle of the
他方、足載せ台31の角度を調整する場合には、足載せ台支持アーム32の枢軸39が足載せ台支持フレーム12のガイド孔27に係合した状態を保持しているので、枢軸39を中心に足載せ台支持アーム32が回転して足載せ台31の角度を変更することができる。そこで、足載せ台31を必要とする仰角・俯角を成すように調整し、必要とする角度が得られるあたりで足載せ台支持フレーム12の高さ位置調整用孔29,28と合致する足載せ台支持アーム32の角度調整用孔35に締結ねじ33を挿入してから、足載せ台支持アーム32と足載せ台支持フレーム12とを連結する。このとき、締結ねじ33の頭の底部は角形座面33aとなっているので、角度調整用孔35の周囲のリブ37で囲まれた溝36に嵌合して回転不能とされ、片側からグリップ34を回転させるだけで締結ねじ33の締め付けが行える。したがって、工具も使わずに、グリップ34による締結ねじ33の締め付け、取り外しにより、フッドレストの昇降動作と角度調整とが実行できる。しかも、枢軸39を中心(支点)に足載せ台31を水平線よりも上(仰角)あるいは下(俯角)に傾けることができるので、障害に応じて足載せ台31の傾きを変化させるなど、障害の程度に合わせたより細かな調整が実施できる。
On the other hand, when adjusting the angle of the
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の実施形態では障害を持った子供用の椅子の脚を支持するフットレストとして適用した例を挙げて説明したが、このような用途に限られるものでなく、例えば車椅子でのフットレストとして用いるようにしても良い。この場合、車椅子のフレームに対する固定フレーム部分の取付手段については特に限定を受けるものではない。 Note that although the above-described embodiment is an example of a preferred embodiment of the present invention, the present invention is not limited thereto, and various modifications can be made without departing from the gist of the present invention. For example, in the above-described embodiment, an example was given in which the footrest was used to support the legs of a chair for a handicapped child, but the use is not limited to this, and for example, the footrest can be used as a footrest in a wheelchair. You can do it like this. In this case, the means for attaching the fixed frame portion to the frame of the wheelchair is not particularly limited.
また、上述の実施形態では、足載せ台31は左右一対の足載せ台支持フレーム12で両端支持とされているが、これに特に限られるものでは無く、例えば中央に配置される一本の足載せ台支持フレームに対して足載せ台の中央部分が支持される構造としても良い。
Further, in the above-described embodiment, the
また、上述の実施形態では、内転防止パッド2と骨盤パッド3並びに肘当て7などを有しているが、本発明においてこれらは必須のものではない。また、上述の実施形態の椅子は、脚部6が入れ子式の伸縮構造(テレスコピック構造)とされており、高さ調整が可能とされているが、脚部6の伸縮あるいはキャスタ42の存在は必須のものではない。しかし、障害を持った者、中でも子供には、脚部のみならずさまざまな障害を有していることがあるので、内転防止パッド2、骨盤パッド3及び肘当て7並びに伸縮可能な脚部6やキャスタ42を有していることが好ましく、さらには図示していないが頭部を支えるヘッドレスト並びに胸椎部分を保持する体幹パッドを備えることがさらに好ましい。
Further, in the above embodiment, the
また、上述の実施形態では、座位保持の補助が必要な者に対して有用な特殊な椅子として適用した例を挙げているが、必ずしも特殊な椅子への適用に限定されるものではなく、通常の子供用椅子あるいは成人用の要介助者椅子などへの適用も可能であることは言うまでもない。 In addition, in the above embodiment, an example is given in which the chair is applied as a special chair useful for people who need assistance in maintaining a sitting position, but the application is not necessarily limited to special chairs, and is usually used. Needless to say, the present invention can also be applied to a child's chair or an adult's chair requiring assistance.
1 椅子
2 内転防止パッド
3 骨盤パッド
4 背凭れ
5 フットレスト
6 脚部
7 肘当て
8 座
9 脚カバー
10 フットレスト支持フレーム
11 固定フレーム
12 足載せ台支持フレーム
13 ヒンジ部
14 シリンダ
15 ディスク
16 連結プレート
17 連結ねじ
18 グリップ
19 固定ピン
20 貫通孔(シリンダ)
21 貫通孔(ディスク)
22 中央孔
23 中央ねじ孔
24 中央貫通孔
25 角孔
26 プレート
27 ガイド孔
28 高さ位置調整用孔(プレートの)
29 高さ位置調整用孔(足載せ台支持フレームの)
30 リベット(連結ボルト)
31 足載せ台
32 足載せ台支持アーム
33 締結ねじ
34 グリップ
35 角度調整用孔
36 角座面
37 補強リブ
38 枢軸を取り付けるねじ孔
39 枢軸
40 上横杆
41 下横杆
42 キャスター
1
21 Through hole (disc)
22
29 Height adjustment hole (of footrest support frame)
30 Rivet (connection bolt)
31
Claims (4)
前記足載せ台の前記枢軸を摺動可能に支持する長孔から成るガイド孔と該ガイド孔と平行に配置された複数の孔あるいは長孔から成る高さ位置調整用孔とを有する足載せ台支持フレームと、
前記足載せ台の前記角度調整用孔と前記足載せ台支持フレームの前記高さ位置調整用孔とが合致した箇所で両孔を貫通して連結することにより位置固定する締結ねじとを備えている
ことを特徴とするフットレスト。 A footrest having a pivot as a rotation center and an angle adjustment hole consisting of a plurality of holes or elongated holes arranged on an arc centered on the pivot;
A footrest having a guide hole made of an elongated hole that slidably supports the pivot shaft of the footrest, and a height adjustment hole made of a plurality of holes or elongated holes arranged parallel to the guide hole. a support frame;
A fastening screw is provided at a location where the angle adjustment hole of the footrest and the height adjustment hole of the footrest support frame match, and fixes the position by passing through both holes and connecting them. A footrest that is characterized by
かつ前記第1の部材および前記第2の部材には前記連結手段を中心に互いに異なるピッチで円周方向に複数の位置決め用の貫通孔がそれぞれ設けられると共に、前記第1の部材と前記第2の部材のそれぞれの位置決め用の前記貫通孔の位置が合うところで前記第1の部材と前記第2の部材とを貫通して前記第1の部材と前記第2の部材とを回転方向に連結して相互に回転不能とする位置決め用締結手段とを備える
ことを特徴とする請求項2記載のフットレスト。 The hinge portion extends through a first member attached to the footrest support frame, a second member attached to the fixed frame, and the first member and the second member. and a connecting means that is rotatably connected to each other and serves as a rotation center,
A plurality of positioning through holes are provided in the first member and the second member in the circumferential direction at mutually different pitches around the connecting means, and the first member and the second member The first member and the second member are connected in the rotational direction by passing through the first member and the second member at the positions of the through holes for positioning each of the members. 3. The footrest according to claim 2, further comprising positioning fastening means for making the footrests mutually unrotatable.
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