JP7340945B2 - 防災表示装置 - Google Patents
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Description
本発明は、火災報知設備の防災情報を表示する防災表示装置であって、
防災情報の受信時に、火災発生場所に火災感知器の発報シンボルを配置した警戒区域の平面図を表示する防災情報処理手段と、
防災情報を履歴情報として記憶し、履歴情報の表示時に、少なくとも火災発生日時と火災発生場所を含む履歴情報一覧と対応する警戒区域の平面図を表示し、履歴情報一覧の中の所定の履歴情報に対応した発報シンボルを平面図を表示する履歴情報処理手段と、
を備え、
履歴情報処理手段は、履歴情報一覧の中の選択操作された履歴情報と当該履歴情報に基づく発報シンボルとを結ぶ引出線を平面図に表示することを特徴とする。
履歴情報処理手段は、更に、イベント送り再生時に、履歴情報一覧の表示順に履歴情報に基づく発報シンボルを平面図に順次表示する履歴再生を行う。
履歴情報処理手段は、更に、時間送り再生時に、時間の経過に応じて履歴情報に基づく発報シンボルを平面図に順次表示する履歴再生を行う。
履歴情報処理手段は、履歴再生を行っているときに、履歴情報一覧の履歴情報と発報シンボルとを結ぶ引出線を平面図に順次表示する。
履歴情報処理手段は、所定の対応操作により履歴再生の停止、早送り、又は戻しを行う。
本発明は、火災報知設備の防災情報をディスプレイに表示する防災表示装置に於いて、防災情報の受信時に、災発生場所に火災感知器の発報シンボルを配置した警戒区域の平面図を表示する防災情報処理手段と、防災情報を履歴情報として記憶し、履歴情報の表示操作時に、少なくとも火災発生日時と火災発生場所を含む履歴情報一覧と対応する警戒区域の平面図を表示し、履歴情報一覧の中の所定の履歴情報に対応した発報シンボルを平面図を表示する履歴情報処理手段と、が設けられたため、防災情報を記憶した履歴情報を見るための操作を行うと、履歴情報一覧と対応する警戒区域の平面図が表示され、更に、履歴情報一覧の中の例えば先頭の履歴情報に対応した発報シンボルが平面図に表示され、履歴情報一覧の中の履歴情報と平面図の火災発生場所を示す発報シンボルの対応関係を一目で確認することができ、火災の効率的な検証作業を可能とする。
また、履歴情報処理手段は、更に、イベント送り再生時に、履歴情報一覧の表示順に履歴情報に基づく発報シンボルを平面図に順次表示する履歴再生を行うようにしたため、警戒区域の平面図上で履歴情報一覧の順番に従って第1報、第2報というように発報シンボルが表示され、火災の進行や火災感知器の動作を容易に把握して火災の検証に活用可能とする。
また、履歴情報処理手段は、更に、時間送り再生時に、時間の経過に応じて履歴情報に基づく発報シンボルを平面図に順次表示する履歴再生を行うようにしたため、履歴情報の火災発生日時に従って、警戒区域の平面図上で履歴情報一覧の順番に従って第1報、第2報というように、実際の時間経過に従って発報シンボルが表示され、実際に起きた火災の時間的な進行や火災感知器の動作を容易に把握して火災の検証に活用可能とする。
また、履歴情報処理手段は、一覧表示の中の選択操作された履歴情報と当該履歴情報に基づく発報シンボルとを結ぶ引出線を平面図に表示するようにしたため、履歴情報一覧の中の確認した履歴情報を例えばクリックする選択操作を行うと、選択した履歴情報に基づく発報シンボルと引出線が平面図に表示され、履歴情報一覧を任意に選択操作しながら発報シンボルによる火災の進行や火災感知器の動作を検証することができる。
また、履歴情報処理手段は、履歴情報一覧の中の選択操作した履歴情報に基づく発報シンボルと引出線を平面図に表示するようにしたため、履歴情報一覧の中の選択操作した履歴情報と平面図の火災発生場所を示す発報シンボルの対応関係を引出線により一目で確認することができる。
また、履歴情報処理手段は、所定の対応操作により履歴再生の停止、早送り、又は戻しを行うようにしたため、イベント送り又は時間送りの履歴再生中に、必要に応じて停止、早送り、戻しといった再生操作を行うことで、履歴情報に基づく火災の検証作業を更に行い易くできる。
図1は本発明による防災情報装置が設けられたR型の火災報知設備の概要を示した説明図、図2は防災表示装置の機能構成を示した説明図、図3は防災表示装置の通常監視画面を示した説明図、図4は防災表示装置の火災監視画面を示した説明図、図5は防災表示装置の履歴再生画面を示した説明図である。
図1に示すように、監視対象とする建物や施設の防災センターには、本実施形態の防災表示装置30と火災報知設備の受信機10が設置され、受信機10から警戒区域に対し系統毎に分けて信号回線12-1~12-3が引き出されている。なお、以下の説明では、信号回線12-1~12-3を区別する必要がない場合は、信号回線12という場合がある。
(防災表示装置の概要)
図2に示すように、防災表示装置30は、表示制御部32、伝送部34、タッチパネル38が設けられたディスプレイ36、及び記憶部40で構成され、表示制御部32はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等で構成され、表示制御部32にはプログラムにより実行される機能として、防災情報処理部42と履歴情報処理部44が設けられる。
図2に示した表示制御部32に設けられた防災情報処理部42は、通常監視状態で図3に示す通常監視画面48-1をディスプレイ36に表示している。通常監視画面48-1は、画面左上のメニュー欄50に、メニュー釦52,53,54,55が設けられ、それぞれ「平面図を見る」、「上下階を見る」、「履歴を見る」、「設定をする」の操作内容が表示されている。図3は「平面図を見る」のメニュー釦52を操作し、且つ画面右下の「2F」の操作釦56を操作した場合であり、これにより画面中央に監視対象とする建物2Fの平面図60が表示される。
図4は受信機10で火災が判断された場合に表示される火災監視画面48-2であり、図2の防災表示装置30の防災情報処理部42により、画面上部のイベント枠65に「火災第1報」が表示され、画面下部の防災情報一覧64に火災感知器14のアナログデータが注意レベルを超えたことを示す火災注意情報として例えば「2019/02/20 14:02 2階46地区テナント201 (注意レベル)発報」が表示され、この火災注意情報に基づき2階の火災発生場所を含む平面図60が画面中央に表示される。
(履歴情報の再生開始)
図5の履歴再生画面48-3に示すように、メニュー欄50の中の「履歴を見る」のメニュー釦54を操作すると、その下に、履歴再生時間設定部66と履歴再生操作部68が表示される。
図6は図5の履歴再生画面48-3で履歴再生の初期設定を行った後に、履歴再生操作部68の「再生1」釦を操作したときの履歴再生画面48-4であり、履歴情報一覧70には次の履歴情報70-2として「2019/02/20 14:03 2階46地区テナント201 (火災レベル)発報」が追加表示され、平面図60の発報シンボル62a-2を「(火災レベル)発報」に対応して所定周期の赤点滅とし、更に、履歴情報70-2と発報シンボル62a-2を結ぶ引出線72-2が表示される。
また、図5に示した履歴再生画面48-3の履歴再生時間設定部66における「開始日時」と「終了日時」の選択操作により、履歴情報の再生期間を設定すると、その再生期間に対応した履歴情報が読み出されて履歴情報一覧70にスクロール可能に表示される。
(履歴開始時のシンボル表示)
上記の実施形態は、履歴の再生操作時から発報シンボルについて表示を行うものであったが、通常シンボルについても表示するようにしても良い。履歴の再生操作時に、当該履歴再生開始時点以前の直近の全てのシンボルが発報していない状態の履歴を検索し、当該状態からの発報イベントに基づきシンボルを発報シンボルに変更させる処理を行ったうえで履歴の再生操作を行う。これにより、履歴時点の防災表示装置の表示を再現することが可能となると共に、火災時点で最初に発生したイベントの確認もれを防ぐことが可能となる。
上記の実施形態は、火災検知器(煙感知器)の発報シンボルの表示制御を例にとるものであったが、熱感知器、炎感知器、光電式分離型感知器等の感知器シンボルを発報シンボルとして表示する場合にも、同様に適用することができる。
また、上記の実施形態は、R型の受信機からの信号回線を介してR型の火災感知器を接続した火災報知設備を例にとっているが、P型(Proprietary-type)の受信機から引き出した感知器回線にアドレスを設定すると共に伝送機能を備えたアドレッサブル火災感知器を接続した火災報知設備についても、同様に、受信機から防災情報を防災表示装置に伝送してディスプレイの平面図に発報シンボルを表示する場合にもそのまま適用できる。
また、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12-1~12-3:信号回線
14,20:火災感知器
15:伝送線
16:中継器
18:感知器回線
22:発信機
24:アドレッサブル発信機
26:防排煙機器
30:防災表示装置
32:表示制御部
34:伝送部
36:ディスプレイ
38:タッチパネル
40:記憶部
42:防災情報処理部
44:履歴情報処理部
46:履歴情報
48-1:通常監視画面
48-2:火災監視画面
48-3~48-6:履歴再生画面
50:メニュー欄
58:縮小平面図
58a:エリア
60:平面図
62:シンボル
62a,62a-1~62a-4:発報シンボル
64:防災情報一覧
66:履歴再生時間設定部
68:履歴再生操作部
70:履歴情報一覧
70-1~70-4:履歴情報
72-1~72-4:引出線
Claims (5)
- 火災報知設備の火災情報を表示する防災表示装置であって、
前記火災情報の受信時に、前記火災発生場所に火災感知器の発報シンボルを配置した警戒区域の平面図を表示する火災情報処理手段と、
前記火災情報を履歴情報として記憶し、前記履歴情報の表示時に、少なくとも火災発生日時と火災発生場所を含む履歴情報一覧と対応する平面図を表示し、前記履歴情報一覧の中の所定の履歴情報に対応した発報シンボルを平面図に表示する履歴情報処理手段と、
を備え、
前記履歴情報処理手段は、前記履歴情報一覧の中の選択操作された前記履歴情報と当該履歴情報に基づく前記発報シンボルとを結ぶ引出線を前記平面図に表示することを特徴とする防災表示装置。
- 請求項1記載の防災表示装置に於いて、
前記履歴情報処理手段は、更に、イベント送り再生時に、前記履歴情報一覧の表示順に前記履歴情報に基づく前記発報シンボルを前記平面図に順次表示する履歴再生を行うことを特徴とする防災表示装置。
- 請求項1記載の防災表示装置に於いて、
前記履歴情報処理手段は、更に、時間送り再生時に、時間の経過に応じて前記履歴情報一覧の前記履歴情報に基づく前記発報シンボルを前記平面図に順次表示する履歴再生を行うことを特徴とする防災表示装置。
- 請求項2又は3記載の防災表示装置に於いて、
前記履歴情報処理手段は、前記履歴再生を行っているときに、前記履歴情報一覧の前記履歴情報と前記発報シンボルとを結ぶ前記引出線を前記平面図に順次表示することを特徴とする防災表示装置。
- 請求項2乃至4の何れかに記載の防災表示装置に於いて、
前記履歴情報処理手段は、所定の対応操作により前記履歴再生の停止、早送り、又は戻しを行うことを特徴とする防災表示装置。
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