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JP7233160B2 - 保持装置および保持装置の製造方法 - Google Patents

保持装置および保持装置の製造方法 Download PDF

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JP7233160B2 JP2017185198A JP2017185198A JP7233160B2 JP 7233160 B2 JP7233160 B2 JP 7233160B2 JP 2017185198 A JP2017185198 A JP 2017185198A JP 2017185198 A JP2017185198 A JP 2017185198A JP 7233160 B2 JP7233160 B2 JP 7233160B2
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Description

本明細書に開示される技術は、保持装置に関する。
例えば半導体製造装置において、ウェハを保持する保持装置として、静電チャックが用いられる。静電チャックは、ベース部材と、ベース部材に接合されたセラミックス部材とを備えており、セラミックス部材の内部に配置されたチャック電極に電圧が印加されることにより発生する静電引力を利用して、セラミックス部材の表面(以下、「吸着面」という)にウェハを吸着して保持する。
静電チャックは、チャック電極への給電のための構成を備えている。具体的には、ベース部材の内部に、ベース部材におけるセラミックス部材に対向する表面(以下、「上面」という)に開口する端子用貫通孔が形成されており、端子用貫通孔内に、柱状の接続端子が配置されている。また、セラミックス部材におけるベース部材に対向する表面(以下、「下面」という)の内の所定の領域には、チャック電極に導通する端子パッド(電極パッド)が配置されている。なお、セラミックス部材の下面における上記所定領域は、吸着面に略直交する方向(以下、「第1の方向」という)視で端子用貫通孔に重なる領域である。ベース部材の端子用貫通孔内に配置された接続端子は、例えばロウ付けによって端子パッドに接合されている。静電チャックの使用時には、チャック電極に、電源から接続端子および端子パッドを介してチャック電極に至る導通経路を介して、電圧が印加される。
このようなセラミックス部材の下面に端子パッドが接合された静電チャックでは、端子パッドの近傍に凹所(ザグリともいう)が形成されていることがある。具体的には、セラミックス部材の下面には、接続端子の形成のための位置決め用治具を挿入可能な内径を有する治具用凹所と、治具用凹所の底面にパッド用凹所が形成されている。パッド用凹所の内径は、治具用凹所より内径が小さく、パッド用凹所の底面に端子パッドが配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010-123862号公報
静電チャックにおいて、吸着面の温度分布が不均一になると、該吸着面に保持されたウェハの温度分布が不均一になり、その結果、ウェハに対する各処理(成膜、エッチング等)の精度が低下するため、静電チャックにはウェハの温度分布を均一にする性能が求められる。一方、端子パッドは、接続端子との間の電気的なやり取りの際に発熱することによって、吸着面における温度分布の特異点になり易い。また、セラミックス部材の下面に形成される凹所は、セラミックスが存在しない空洞を形成するため、やはり、吸着面における温度分布の特異点になり易い。上述の従来の静電チャックでは、パッド用凹所に隣接するように治具用凹所が配置されており、吸着面において、温度分布の特異点となり得る端子パッドに対応する部位と凹所に対応する部位とが特定箇所に集中している。このため、吸着面の温度分布が不均一になるという問題がある。
なお、このような課題は、治具用凹所以外の凹所がセラミックス部材の表面に形成される場合でも共通の課題である。また、このような課題は、静電引力を利用してウェハを保持する静電チャックに限らず、セラミックス部材の第1の表面上に対象物を保持する保持装置であって、セラミックス部材の反対側の第2の表面に端子パッドが露出している保持装置に共通の課題である。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示される保持装置は、第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、前記セラミックス部材の内部に配置された導電体と、前記セラミックス部材の前記第2の表面側に露出するとともに、前記導電体に電気的に接続された端子パッドと、前記端子パッドに接合された接続端子と、を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、前記第2の表面には、前記端子パッドから所定距離だけ離れた位置に凹所が形成されている。端子パッドは、接続端子との間の電気的なやり取りの際に発熱することによって温度分布の特異点になり易い。また、第2の表面に形成される凹所は、セラミックスが存在しない空洞を形成することによって温度分布の特異点になり易い。したがって、端子パッドの近傍に凹所が形成されていると、温度分布の特異点が集中し、その結果、第1の表面の温度分布の温度差が大きくなるおそれがある。これに対して、本保持装置によれば、凹所が端子パッドから所定距離だけ離れた位置に形成されている。すなわち、端子バッドと凹所との間には、相対的に熱が拡散し易いセラミックス部分が介在する。これにより、端子パッドの配置領域に凹所が連続的に形成された従来の構成に比べて、凹所により温度分布の特異点が分散されるため、第1の表面の温度分布の温度差を小さくすることができる。
(2)上記保持装置において、前記第2の表面には、前記凹所が複数形成されている構成としてもよい。本保持装置によれば、第2の表面には、凹所が複数形成されている。これにより、第1の表面の温度分布の温度差を小さくしつつ、複数の凹所を、例えばセラミックス部材と他の部材との位置決めに利用することができる。
(3)上記保持装置において、前記第2の表面には、複数の前記端子パッドが、前記複数の凹所に囲まれるように配置されている構成としてもよい。本保持装置によれば、複数の端子パッドが、複数の凹所に囲まれるように配置されている。これにより、複数の端子パッドに対して凹所が分散配置されるため、第1の表面の温度分布の温度差を効果的に抑制することができる。
(4)上記保持装置において、さらに、第3の表面を有し、前記第3の表面が前記セラミックス部材の前記第2の表面に対向するように配置されるとともに、前記接続端子を収容する収容空間が形成された支持体と、前記セラミックス部材の前記第2の表面と前記支持体の前記第3の表面とを接合する接合部と、を備える構成としてもよい。本保持装置によれば、端子パッドの配置空間が支持体の収容空間に連通することになるため、さらに、第1の表面における端子パッドに対応する部位が温度分布の特異点になり易い。このため、本発明を適用することは特に有用である。
(5)上記保持装置において、前記第2の表面における前記端子パッドは、前記第2の表面における前記端子パッドと前記凹所との間の中間領域の少なくとも一部に対して前記第1の表面側に位置している構成としてもよい。本保持装置によれば、端子パッドが、セラミックスが存在しない空洞内に配置されるため、さらに、第1の表面における端子パッドに対応する部位が温度分布の特異点になり易い。このため、本発明を適用することは特に有用である。
(6)本明細書に開示される保持装置の製造方法は、第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有し、第2の表面側に端子パッドが露出したセラミックス成形体を準備する工程と、前記セラミックス成形体を焼成し、セラミックス焼結体を形成する工程と、前記セラミックス焼結体の前記第2の表面における前記端子パッドから所定距離だけ離れた位置に凹所を形成する工程と、凸部を有するとともに接続端子を保持する治具を用いて、前記凸部を前記セラミックス焼結体の前記凹所に嵌合させつつ、前記治具に保持された前記接続端子を前記端子パッドに接合する工程と、を含むことを特徴とする。本保持装置の製造方法によれば、凸部と凹所との嵌合により治具がセラミックス焼結体に対して位置決めされるため、接続端子を端子パッドに精度良く接合することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、保持装置、静電チャック、それらの製造方法等の形態で実現することが可能である。
実施形態における静電チャック10の外観構成を概略的に示す斜視図である。 実施形態における静電チャック10のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。 本実施形態における静電チャック10のXY断面構成を概略的に示す説明図である。 セラミックス部材100の下面S2側から見た底面図である。 本実施形態における静電チャック10の製造方法を示すフローチャートである。 電極端子54を電極パッド52に接合する際のセラミックス部材100と治具600とのXZ断面構成を概略的に示す説明図である。 本実施形態における静電チャック10のXZ断面構成と温度分布との関係を示す説明図である。 比較例における静電チャック10AのXZ断面構成と温度分布との関係を示す説明図である。 比較例におけるセラミックス部材100Aの下面S2A側から見た底面図である。 電極端子54を電極パッド52に接合する際のセラミックス部材100Aと治具600AとのXZ断面構成を概略的に示す説明図である。
A.実施形態:
A-1.静電チャック10の構成:
図1は、本実施形態における静電チャック10の外観構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、本実施形態における静電チャック10のXZ断面構成を概略的に示す説明図であり、図3は、本実施形態における静電チャック10のXY断面構成を概略的に示す説明図である。図2には、図3のII-IIの位置における静電チャック10のXZ断面構成が示されており、図3には、図2のIII-IIIの位置における静電チャック10のXY断面構成が示されている。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、静電チャック10は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。
静電チャック10は、対象物(例えばウェハW)を静電引力により吸着して保持する装置であり、例えば半導体製造装置の真空チャンバー内でウェハWを固定するために使用される。静電チャック10は、所定の配列方向(本実施形態では上下方向(Z軸方向))に並べて配置されたセラミックス部材100およびベース部材200を備える。セラミックス部材100とベース部材200とは、セラミックス部材100の下面S2(図2参照)とベース部材200の上面S3とが上記配列方向に対向するように配置される。静電チャック10は、特許請求の範囲における保持装置に相当する。また、静電チャック10は、特許請求の範囲における支持体に相当し、セラミックス部材100の下面S2は、特許請求の範囲における第2の表面に相当し、ベース部材200の上面S3は、特許請求の範囲における第3の表面に相当する。
セラミックス部材100は、例えば円形平面の板状部材であり、セラミックス(例えば、アルミナや窒化アルミニウム等)により形成されている。セラミックス部材100の直径は例えば50mm~500mm程度(通常は200mm~450mm程度)であり、セラミックス部材100の厚さは例えば1mm~10mm程度である。
図2に示すように、セラミックス部材100の内部には、導電性材料(例えば、タングステンやモリブデン等)により形成されたチャック電極400が設けられている。Z軸方向視でのチャック電極400の形状は、例えば略円形である。チャック電極400に電源(図示せず)から電圧が印加されると、静電引力が発生し、この静電引力によってウェハWがセラミックス部材100における下面S2とは反対側の表面(以下、「吸着面S1」という)に吸着固定される。セラミックス部材100の吸着面S1は、上述した配列方向(Z軸方向)に略直交する略平面状の表面である。セラミックス部材100の吸着面S1は、特許請求の範囲における第1の表面に相当する。また、本明細書では、Z軸に直交する方向(すなわち、吸着面S1に平行な方向)を「面方向」という。
図2および図3に示すように、セラミックス部材100の内部には、導電性材料(例えば、タングステンやモリブデン等)により形成された抵抗発熱体で構成されたヒータ電極500が設けられている。Z軸方向視でのヒータ電極500の形状は、例えば略螺旋状である。ヒータ電極500に電源(図示せず)から電圧が印加されると、ヒータ電極500が発熱することによってセラミックス部材100が温められ、セラミックス部材100の吸着面S1に保持されたウェハWが温められる。これにより、ウェハWの温度制御が実現される。ヒータ電極500は、特許請求の範囲における導電体に相当する。
ベース部材200は、例えばセラミックス部材100と同径の、または、セラミックス部材100より径が大きい円形平面の板状部材であり、金属(アルミニウムやアルミニウム合金等)により形成されている。ベース部材200の直径は例えば220mm~550mm程度(通常は220mm~470mm)であり、ベース部材200の厚さは例えば20mm~40mm程度である。
ベース部材200の内部には冷媒流路210が形成されている。冷媒流路210に冷媒(例えば、フッ素系不活性液体や水等)が流されると、ベース部材200が冷却され、後述する接着層300を介したベース部材200とセラミックス部材100との間の伝熱によりセラミックス部材100が冷却され、セラミックス部材100の吸着面S1に保持されたウェハWが冷却される。これにより、ウェハWの温度制御が実現される。
セラミックス部材100とベース部材200とは、セラミックス部材100の下面S2とベース部材200の上面S3との間に配置された接着層300によって互いに接合されている。接着層300は、例えばシリコーン系樹脂やアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂等の接着材により構成されている。接着層300の厚さは、例えば0.1mm~1mm程度である。接着層300は、特許請求の範囲における接合部に相当する。
A-2.ヒータ電極500への給電のための構成:
次に、ヒータ電極500への給電のための構成について説明する。図2に示すように、ベース部材200の内部には、ベース部材200の上面S3に開口する端子用貫通孔24が形成されている。本実施形態では、端子用貫通孔24は、断面(面方向に平行な断面)が円形であり、ベース部材200をZ軸方向に貫通する孔である。
また、セラミックス部材100の下面S2には、円形凹部16が形成されている。円形凹部16は、静電チャック10の下面S2の内、Z軸方向視で端子用貫通孔24に重なる領域が、全体的にチャック電極400側に凹んだものである。本実施形態では、Z軸方向視で、円形凹部16の内径は、端子用貫通孔24の内径より大きく、円形凹部16は、全周にわたって端子用貫通孔24の周囲を囲んでいる。また、ベース部材200に形成された端子用貫通孔24とセラミックス部材100に形成された円形凹部16との間の位置において、接着層300には、接着層300をZ軸方向に貫通する貫通孔32が形成されている。そのため、ベース部材200に形成された端子用貫通孔24とセラミックス部材100に形成された円形凹部16とは、接着層300に形成された貫通孔32を介して互いに連通した一体の孔を構成している。端子用貫通孔24は、特許請求の範囲における収容空間に相当する。
また、セラミックス部材100の円形凹部16の底面には、ビア51を介してヒータ電極500に導通する一対の電極パッド52が配置されている。本実施形態では、Z軸方向視での電極パッド52の形状は、略円形である。電極パッド52およびビア51は、導電性材料(例えば、タングステンやモリブデン等)により形成されている。なお、電極パッド52は、図2に示すように、厚さ方向(Z軸方向)の全体がセラミックス部材100から露出している。ただし、電極パッド52の下面がセラミックス部材100から露出している限りにおいて、電極パッド52における厚さ方向の一部分または全体が、セラミックス部材100に埋設されていてもよい。
ベース部材200に形成された端子用貫通孔24内には、Z軸方向に延びる一対の柱状の電極端子54とコネクタ80とが配置されている。本実施形態では、各電極端子54の断面(面方向に平行な断面)は、円形である。電極端子54の上端は、例えば金属ろう材によって電極パッド52に接合されている。電極パッド52は、特許請求の範囲における端子パッドに相当し、電極端子54は、特許請求の範囲における接続端子に相当する。コネクタ80は、コネクタ本体82とケーブル84とを有する。コネクタ本体82は、略直方体状であり、コネクタ本体82の上面には、各電極パッド52と対向する位置に接続孔86が開口している。各接続孔86内に電極端子54が挿入されている。コネクタ本体82の下面からケーブル84が延びている。これにより、各電極端子54は、コネクタ80を介して外部機器に電気的に接続可能とされている。
ヒータ電極500への給電のための構成は上述の通りである。静電チャック10の使用時には、ヒータ電極500に、電源(図示せず)から、コネクタ80、電極端子54、電極パッド52およびビア51を介してヒータ電極500に至る導通経路を介して、電圧が印加される。これにより、ヒータ電極500が発熱する。
なお、チャック電極400への給電のための構成も、ヒータ電極500への給電のための構成と同様である。静電チャック10の使用時には、チャック電極400に、電源(図示せず)から、コネクタ、電極端子、電極パッドおよびビア(いずれも図示せず)を介してチャック電極400に至る導通経路を介して、電圧が印加される。これにより、ウェハWを吸着面S1に吸着固定するための静電引力が発生する。
A-3.セラミックス部材100の下面S2の構成:
図4は、ベース部材200に接合される前におけるセラミックス部材100の下面S2側から見た底面図である。図4に示すように、セラミックス部材100の下面S2の略中央には、上述の円形凹部16が形成されており、該円形凹部16の底面には、一対の電極パッド52が露出している。さらに、セラミックス部材100の下面S2には、電極パッド52から所定距離だけ離れた位置に複数(例えば4つ)の位置決め用凹所60が形成されている。具体的には、各位置決め用凹所60は、電極パッド52が露出している円形凹部16から所定距離だけ離れた位置に形成されている。すなわち、円形凹部16と位置決め用凹所60との間の中間領域102は、円形凹部16の底面と位置決め用凹所60の底面との両方に対して吸着面S1とは反対側に位置している。要するに、面方向において、電極パッド52(円形凹部16)と位置決め用凹所60との間に、表面(中間領域102)が下方に突出するセラミックス部分が介在している。なお、円形凹部16の直径は、例えば7mm以上、11.5mm以下であることが好ましく、位置決め用凹所60の直径は、例えば2mm以上、4mm以下であることが好ましい。また、円形凹部16と位置決め用凹所60との距離は、例えば1.5mm以上、4mm以下であることが好ましい。また、円形凹部16の上下方向の深さは、例えば0.6mm以上、1.2mm以下であることが好ましく、位置決め用凹所60の上下方向の深さは、例えば0.3mm以上、0.4mm以下であることが好ましい。また、全て(4つ)の位置決め用凹所60の体積の合計が、円形凹部16の体積と略同一、または、円形凹部16の体積より小さいことが好ましい。
また、4つの位置決め用凹所60は、一対の電極パッド52(円形凹部16)を囲むように配置されている。具体的には、4つの位置決め用凹所60は、円形凹部16を中心とする同一円上において、周方向に等間隔に配置されている。なお、各位置決め用凹所60の内径は、円形凹部16の内径より小さい。
一方、図2に示すように、ベース部材200の上面S3には、複数(例えば4つ)の突起202が形成されている。4つの突起202は、セラミックス部材100の4つの位置決め用凹所60にそれぞれ対向する位置に形成されており、各突起202は、対向する位置決め用凹所60内に挿入されている。このように、突起202が位置決め用凹所60内に挿入されていることによって、セラミックス部材100とベース部材200との間で温度のやり取りを効率的に行うことができる。
A-4.静電チャック10の製造方法:
図5は、本実施形態における静電チャック10の製造方法を示すフローチャートであり、図6は、電極端子54を電極パッド52に接合する際のセラミックス部材100と治具600とのXZ断面構成を概略的に示す説明図である。
はじめに、セラミックス成形体とベース部材200とを準備する(S110)。ベース部材200は、公知の製造方法によって製造可能である。セラミックス成形体は、上述のセラミックス部材100に対して位置決め用凹所60が形成されていない未焼結体であり、以下の方法で製造される。すなわち、複数のセラミックスグリーンシート(例えばアルミナグリーンシート)を準備し、各セラミックスグリーンシートに、チャック電極400やヒータ電極500、ビア51、電極パッド52等を構成するためのメタライズインクの印刷や孔開け加工等を行い、その後、複数のセラミックスグリーンシートを積層して熱圧着し、所定の円板形状にカットするとともに円形凹部16を形成する。これにより、セラミックス成形体が形成される。
次に、セラミックス成形体を焼成することにより、セラミックス焼結体を形成する(S120)。次に、セラミックス焼結体に研磨加工等を行うとともに、セラミックス焼結体の下面S2に位置決め用凹所60を形成するための孔開け加工を行う(S130)。これにより、セラミックス部材100が製造される。ここで、仮に、セラミックス部材100の下面S2における位置決め用凹所60は、焼成前のセラミックスグリーンシート(セラミックス成形体)への孔開け加工によって形成されるとすると、焼成によるセラミックス成形体の収縮によって位置決め用凹所60や電極パッド52が変形したり位置がずれたりして、例えば電極端子54がベース部材200に干渉したり、そもそも端子用貫通孔24に電極端子54が収納できなくなるおそれがある。これに対して、本実施形態の製造方法であれば、セラミックス成形体の焼結による位置決め用凹所60の変形や位置ずれを抑制することができる。
次に、電極端子54を電極パッド52に接合する(S140)。具体的には、図6に示すように、セラミックス部材100の下面S2側に、電極端子54の外径と略同一の内径を有する一対の挿入孔610が形成された治具600を設置し、該治具600の各挿入孔610内に電極端子54を挿入することによって電極端子54を位置決めした状態で、電極端子54を電極パッド52に例えばロウ付けによる接合する。このとき使用される治具600の上端には複数(例えば4つ)の凸部620が形成されており、治具600の設置の際には、該凸部620をセラミックス部材100の位置決め用凹所60に嵌合させることによって治具600の位置決めを行う。この際、セラミックス部材100に円形凹部16が形成されていることによって電極パッド52と治具600とが離間しているため、治具600が電極パッド52に干渉して電極パッド52が損傷することが抑制される。電極端子54と電極パッド52との接合が完了した後、治具600を取り外す。
次に、セラミックス部材100とベース部材200とを接合する(S150)。具体的には、ベース部材200の端子用貫通孔24に電極端子54を挿通させた状態で、セラミックス部材100の下面S2とベース部材200の上面S3とを対向させ、セラミックス部材100とベース部材200との間を接着層300によって接合する。以上の工程により、上述した構成の静電チャック10の製造が完了する。
A-5.本実施形態の効果:
吸着面S1における電極パッド52の真上部分に対応する部位は、電極端子54との間の電気的なやり取りの際に発熱することによって温度分布の特異点になり易い。また、吸着面S1における、セラミックス部材100の下面S2に形成された位置決め用凹所60の真上部分に対応する部位は、セラミックスが存在しない空洞を形成することによって温度分布の特異点になり易い。したがって、仮に、電極パッド52の近傍に位置決め用凹所60が形成されていると、吸着面S1における電極パッド52および位置決め用凹所60の真上部分に対応する部位に温度分布の特異点が集中し、その結果、セラミックス部材100の吸着面S1の温度分布の温度差が大きくなるおそれがある。これに対して、以上説明したように、本実施形態の静電チャック10では、位置決め用凹所60が電極パッド52から所定距離だけ離れた位置に形成されている。すなわち、電極パッド52と位置決め用凹所60との間には、相対的に熱が拡散し易いセラミックス部分が介在する。これにより、端子パッドの配置領域に凹所が連続的に形成された従来の構成に比べて、凹所により温度分布の特異点が分散されるため、セラミックス部材の第1の表面(保持面)の温度分布の温度差を小さくすることができる。
以下、具体的に説明する。図7は、本実施形態における静電チャック10のXZ断面構成と温度分布との関係を示す説明図である。図8は、比較例における静電チャック10AのXZ断面構成と温度分布との関係を示す説明図であり、図9は、比較例におけるセラミックス部材100Aの下面S2A側から見た底面図であり、図10は、電極端子54を電極パッド52に接合する際のセラミックス部材100Aと治具600AとのXZ断面構成を概略的に示す説明図である。なお、比較例の静電チャック10Aについて、本実施形態の静電チャック10と共通する構成は同一の符号を付して説明を省略する。
図8および図9に示すように、比較例の静電チャック10Aでは、セラミックス部材100Aの下面S2Aに、位置決め用凹所70が形成されており、この位置決め用凹所70の底面に、さらに、内径が位置決め用凹所70の内径より小さいパッド配置用凹所16Aが形成されている。パッド配置用凹所16Aの底面には、一対の電極パッド52が配置されている。図10に示すように、電極端子54を電極パッド52に接合する際、セラミックス部材100Aの下面S2A側に、電極端子54の外径と略同一の内径を有する一対の挿入孔610Aが形成された治具600Aを設置し、該治具600Aの各挿入孔610A内に電極端子54を挿入することによって電極端子54を位置決めした状態で、電極端子54を電極パッド52に例えばロウ付けによる接合する。治具600の設置の際に、治具600Aの上端をセラミックス部材100の位置決め用凹所70に嵌合させることによって治具600Aの位置決めを行う。この際、セラミックス部材100Aにパッド配置用凹所16Aが形成されていることによって電極パッド52と治具600Aとが離間しているため、治具600Aが電極パッド52に干渉して電極パッド52が損傷することが抑制される。
このように、比較例の静電チャック10Aでは、位置決め用凹所70と円形凹部16との二段の凹所が形成されており、電極端子54の周辺にセラミックスが存在しない大きい空洞が存在することになる。このため、吸着面S1における電極端子54の周辺の真上部分に対応する部位に温度分布の特異点が集中し、その結果、図8の下側の図に示すように、セラミックス部材100Aの吸着面S1Aの温度分布の温度差が大きくなるおそれがある。
これに対して、本実施形態の静電チャック10では、位置決め用凹所60は、電極パッド52が配置された円形凹部16から所定距離だけ離れた位置に形成されている。すなわち、電極パッド52(円形凹部16)と位置決め用凹所60との間に、相対的に熱が拡散し易いセラミックス部分が介在する。このため、図7の下側の図に示すように、吸着面S1における電極端子54の周辺の真上部分に対応する部位に温度分布の特異点が集中することが抑制され、その結果、比較例の静電チャック10Aに比べて、セラミックス部材100の吸着面S1の温度分布の温度差を小さくすることができる。
また、セラミックス部材100の吸着面S1とヒータ電極500との距離が短くなるほど、ヒータ電極500が存在する部分とヒータ電極500が存在しない部分との温度差が、セラミックス部材100の吸着面S1における温度分布に影響し易くなる。このため、セラミックス部材100の吸着面S1の均熱性を向上させるには、ヒータ電極500を、吸着面S1から離間させることが好ましい。しかし、比較例の静電チャック10Aでは、二段の凹所によって下面S2Aに比較的に深い空洞が形成されているため、ヒータ電極500を吸着面S1から離間させるにも限界がある(図8等参照)。仮に、ヒータ電極500を吸着面S1からさらに離間させようとすると、二段の凹所が形成できなくなる。これに対して、本実施形態の静電チャック10では、二段の凹所を形成する必要がないため、比較例の静電チャック10Aに比べて、ヒータ電極500を吸着面S1からさらに離間させることができる(図1等参照)。しかも、比較例の静電チャック10Aでは、接着層300Aにおける特定箇所に、位置決め用凹所70に対応した比較的大きな貫通孔32Aが形成されるため、セラミックス部材100とベース部材200との接合強度が低下するおそれがある。これに対して、本実施形態の静電チャック10では、二段の凹所を形成する必要がないため、接着層300に比較的に小さい貫通孔32を形成すればよいため、セラミックス部材100とベース部材200との接合強度が低下することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、セラミックス部材100の下面S2には、位置決め用凹所60が複数形成されている。これにより、セラミックス部材100の吸着面S1の温度分布の温度差を小さくしつつ、複数の位置決め用凹所60を、例えばセラミックス部材100と他の部材(ベース部材200)との位置決めに利用することができる。また、治具600がセラミックス部材100に対して回転して一対の電極端子54が位置ずれすることを抑制することができる。
また、本実施形態では、電極パッド52の下側には、電極端子54の収容空間を確保するため、ベース部材200に端子用貫通孔24が形成されており、ベース部材200による冷却効果が低い。このため、吸着面S1における電極パッド52の周辺の真上部分に対応する部位は特に温度分布の特異点になり易い。このため、本実施形態を適用することは特に有用である。
また、本実施形態の製造方法によれば、ベース部材200の突起202と治具600の凸部620との嵌合により治具600がセラミックス焼結体に対して位置決めされるため、電極端子54を電極パッド52に精度良く接合することができる。
B.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記各実施形態における静電チャック10の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、上記実施形態において、導電体として、ヒータ電極500を例示したが、これに限らず、セラミックス部材100の内部に配置され、端子パッドに電気的に接続される導電性を有する部材であればよく、例えば上述のチャック電極400(内部電極)であるとしてもよい。また、端子パッドおよび接続端子として、ヒータ電極500に電気的に接続された電極パッド52および電極端子54を例示したが、これに限らず、チャック電極400に電気的に接続された電極パッドおよび電極端子(いずれも図示せず)であるとしてもよい。
また、上記実施形態において、セラミックス部材100とベース部材200とが、一体の接着層300ではなく、複数の接合部分によって接合されているとしてもよい。具体的には、セラミックス部材100とベース部材200との間に、セラミックス部材100とベース部材200との対向方向に直交する一の仮想平面上に配置された複数の接合部分が離散的に形成されているとしてもよい。複数の接合部分も特許請求の範囲における接合部に相当する。
また、上記実施形態において、円形凹部16、位置決め用凹所60および電極パッド52のZ軸方向視の形状は、円形に限らず、矩形等の他の形状でもよい。例えば、位置決め用凹所60は、円形凹部16や電極パッド52を囲む環状でもよい。また、円形凹部16の内径は、端子用貫通孔24の内径と同じ、または、該端子用貫通孔24の内径より小さいとしてもよい。また、円形凹部16内に、1つの電極パッド52、あるいは、3つ以上の電極パッド52が配置されているとしてもよい。また、セラミックス部材100の下面S2に、円形凹部16が、1つ、2つ、3つ、または、5つ以上形成されているとしてもよい。また、上記実施形態では、複数の円形凹部16は、同一円上に等間隔に配置されているとしたが、これに限らず、不規則に配置されているとしてもよい。
また、上記実施形態において、ベース部材200に突起202が形成されていないとしてもよい。但し、上記実施形態の構成であれば、突起202が形成されているために、位置決め用凹所60内において、セラミックス部材100やベース部材200に比べて熱が拡散し難い接着層300の厚みが厚くなることが抑制できるため、吸着面S1において位置決め用凹所60の真上部分に対応する部位が温度分布の特異点になることを抑制することができる。さらに、上記実施形態において、ベース部材200の端子用貫通孔24の内径が、全て(4つ)の位置決め用凹所60が内接する円の径より大きくなっており、かつ、上下方向(Z軸方向)視で、端子用貫通孔24内に、全ての位置決め用凹所60が位置しているとしてもよい。
また、上記実施形態において、セラミックス部材100の下面S2に、位置決め用凹所60は形成されているが、円形凹部16は形成されていないとしてもよい。すなわち、電極パッド52と位置決め用凹所60との間に介在するセラミックス部分の表面(中間領域102)は、少なくとも位置決め用凹所60の底面に対して吸着面S1とは反対側に位置していれば、中間領域102および円形凹部16により温度分布の特異点が分散されるため、セラミックス部材100の吸着面S1の温度分布の温度差を小さくすることができる。よい。すなわち、特許請求の範囲における「端子パッドから所定距離だけ離れた位置に凹所が形成されている」には、第2の表面における端子パッドと凹所との間の中間領域の少なくとも一部は、凹所の底面より第1の表面とは反対側に位置していることが含まれている。また、該中間領域の少なくとも一部は、凹所の底面と端子パッド(端子パッドが露出している面)に対して第1の表面とは反対側に位置していることが好ましい。
また、上記実施形態では、凹所として、治具600とセラミックス部材100との位置決めや、セラミックス部材100とベース部材200との位置ずれ防止のための位置決め用凹所60を例示したが、これに限らず、他の目的で形成される凹所でもよい。
また、上記各実施形態では、静電チャック10がヒータ電極500を備えているが、静電チャック10がヒータ電極500を備えなくてもよい。また、上記各実施形態では、冷媒流路210がベース部材200の内部に形成されるとしているが、冷媒流路210が、ベース部材200の内部ではなく、ベース部材200の表面(例えばベース部材200と接着層300との間)に形成されるとしてもよい。
また、上記各実施形態では、セラミックス部材100の内部に1つのチャック電極400が設けられた単極方式が採用されているが、セラミックス部材100の内部に一対のチャック電極400が設けられた双極方式が採用されてもよい。また、上記各実施形態の静電チャック10における各部材を形成する材料は、あくまで例示であり、各部材が他の材料により形成されてもよい。
また、上記各実施形態における静電チャック10の製造方法はあくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、セラミックス部材100の下面S2における円形凹部16や位置決め用凹所60は、焼成前のセラミックスグリーンシートへの孔開け加工によって形成されてもよいし、焼成後の研磨加工によって形成されてもよい。
本発明は、静電引力を利用してウェハWを保持する静電チャック10に限らず、内部に導電体が配置されるとともに該導電体に電気的に接続された端子パッドが外部に露出したセラミックス部材を備え、セラミックス部材の表面上に対象物を保持する他の保持装置(例えば、真空チャックやヒータ等)にも適用可能である。
10,10A:静電チャック 16:円形凹部 16A:パッド配置用凹所 24:端子用貫通孔 32:貫通孔 51:ビア 52:電極パッド 54:電極端子 60,70:位置決め用凹所 80:コネクタ 82:コネクタ本体 84:ケーブル 86:接続孔 100,100A:セラミックス部材 102:中間領域 200:ベース部材 202:突起 210:冷媒流路 300:接着層 400:チャック電極 500:ヒータ電極 600,600A:治具 610,610A:挿入孔 620:凸部 S1,S1A:吸着面 S2,S2A:下面 S3:上面 W:ウェハ

Claims (4)

  1. 第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有するセラミックス部材と、
    前記セラミックス部材の内部に配置された導電体と、
    前記セラミックス部材の前記第2の表面側に露出するとともに、前記導電体に電気的に接続された端子パッドと、
    前記端子パッドに接合された接続端子と、
    第3の表面を有し、前記第3の表面が前記セラミックス部材の前記第2の表面に対向するように配置されるとともに、前記接続端子を収容する収容空間である端子用貫通孔が形成された支持体と、
    前記セラミックス部材の前記第2の表面と前記支持体の前記第3の表面とを接合する接合部と、
    を備え、前記セラミックス部材の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、
    前記第2の表面には、前記端子パッドを収容する端子用凹部が形成され、前記端子用凹部から所定距離だけ離れた位置に前記端子パッドを収容しない凹所が形成されており、前記凹所の前記第1の表面に垂直な第1の方向の深さは、前記端子用凹部の前記第1の方向の深さより浅く、
    前記支持体のうち、前記第1の表面に直交する方向視で前記凹所と重なる部分には、貫通孔が形成されていないことを特徴とする、保持装置。
  2. 請求項1に記載の保持装置であって、
    前記第2の表面には、前記凹所が複数形成されていることを特徴とする、保持装置。
  3. 請求項2に記載の保持装置であって、
    前記端子パッドは、前記第2の表面における前記端子用凹部と前記凹所との間の中間領域の少なくとも一部に対して前記第1の表面側に位置していることを特徴とする、保持装置。
  4. 第1の表面と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面と、を有し、第2の表面側に端子パッドが露出したセラミックス成形体を準備する工程と、
    前記セラミックス成形体を焼成し、セラミックス焼結体を形成する工程と、
    前記セラミックス焼結体の前記第2の表面における前記端子パッドから所定距離だけ離れた位置に凹所を形成する工程と、
    凸部を有するとともに接続端子を保持する治具を用いて、前記凸部を前記セラミックス焼結体の前記凹所に嵌合させつつ、前記治具に保持された前記接続端子を前記端子パッドに接合する工程と、を含むことを特徴とする保持装置の製造方法。
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