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JP7229767B2 - 経口組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、ノコギリヤシエキスを含有する経口組成物に関する。またノコギリヤシエキスが有する特有の臭気を抑制する方法に関する。
ノコギリヤシは、北米南東部のヤシ科ノコギリパルメット属に属する植物で、45cm~1mに広がる特徴的なノコギリ状の葉を持つ。薬用部位は実で、古くから食用、及び鎮静・強壮効果のある民間薬として、また泌尿器疾病の治療薬(漢方)として利用されている。とくに前立腺肥大症の改善、並びに頻尿、残尿感及び尿流速低下の予防及び改善に有効であるとされ(例えば、非特許文献1等参照)、現にドイツ、イタリア、フランスなどでは前立腺肥大症の初期治療薬として認可されている。
ノコギリヤシの有効成分は熟した果実に含まれる油溶性の成分であり、二酸化炭素による超臨界抽出やエタノールによって抽出されている。これらの方法で抽出されたノコギリヤシの抽出物(ノコギリヤシエキス)は橙色をしているが、光照射や酸化を受けることにより色調が大きく変化するという問題がある。本出願人は、このノコギリヤシエキスの変色は、ノコギリヤシエキスにヒハツ加工物または長命草加工物を併用することで抑制できることを見出し、この技術を用いた変色しにくいノコギリヤシエキス配合製剤を提案している(特許文献1及び2参照)。
特開2014-196255号公報 特開2015-10068号公報
Palin MFら、Endocrine, Vol.9, No.1 pp.65-69, 1998
ノコギリヤシエキス配合製剤の変色は上記技術で解消できるものの、他方、ノコギリヤシエキス配合製剤には、ノコギリヤシエキス特有の臭いがあり、そのままでは服用しにくいという問題がある。錠剤に調製して周囲を糖衣などでマスキング被覆することで臭いを抑制する方法も考えられるものの、コストが高くなることや一錠あたりの大きさが大きくなり飲みづらくなるという問題があり現実的ではない。
そこで本発明の課題は、より簡便な方法でノコギリヤシエキス配合製剤が有するノコギリヤシエキス特有の臭いを抑制することである。具体的には、ノコギリヤシエキスの臭いが抑制された経口組成物を提供することを課題とする。またノコギリヤシエキスの臭いを抑制する方法を提供することを課題とする。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねていたところ、ノコギリヤシエキスに、ハンシレン、ホップ、ドクダミ、ナツメ、及びチンピよりなる群から選択される少なくとも一種の植物加工物を併用することで、ノコギリヤシエキス特有の臭いが低減することを見出し、さらに検討を重ねて本発明を完成するに至った。本発明は下記の実施形態を有するものである。
(I)経口組成物
(I-1)(A)ノコギリヤシエキスと、(B)ハンシレン、ホップ、ドクダミ、ナツメ、及びチンピよりなる群から選択される少なくとも一種の植物加工物とを含有する経口組成物。
(I-2)前記(B)成分を(A)ノコギリヤシエキスの臭いを抑制する割合で含有する組成物である、(I-1)に記載する経口組成物。
(I-3)頻尿、残尿感および/または尿流速低下を改善または抑制するための組成物である(I-1)または(I-2)に記載する経口組成物。
(II)ノコギリヤシエキスの臭い抑制方法
(II-1)(A)ノコギリヤシエキスに、(B)ハンシレン、ホップ、ドクダミ、ナツメ、及びチンピよりなる群から選択される少なくとも一種の植物加工物を併用することを特徴とする、ノコギリヤシエキスの臭い抑制方法。
本発明によれば、ノコギリヤシエキスに特有の臭いを抑制することができ、臭いを抑えたノコギリヤシエキス配合製剤を提供することができる。その結果、いままで不快な臭いのため飲みづらかったノコギリヤシエキス配合製剤を、抵抗なく服用することができる。
(I)ノコギリヤシエキス配合経口組成物
本発明は、ノコギリヤシエキスを含有する経口組成物であり、ハンシレン、ホップ、ドクダミ、ナツメ、及びチンピよりなる群から選択される少なくとも一種の植物加工物を含有することを特徴とする。
(1)ノコギリヤシエキス
ノコギリヤシ(Serenoa repens又はSerenoa serrulata)は別名ソウ・パルメット(Saw palmetto)とも呼ばれ、ヤシ科に属する植物である。当該植物は、北米南部地域に分布しており、その果実に含まれる油性物質には、5α-リダクターゼ阻害、前立腺肥大抑制、排尿障害緩和、利尿促進、抗炎症等の作用を有することが知られている。
ノコギリヤシの抽出部位としては、特に制限されないが、好ましくは上記各種作用を有する油性物質を含む果実である。本発明が対象とするノコギリヤシエキスは、好ましくは当該油性物質を含む油性のエキスであり、未熟あるいは完熟の果実をそのまま又は乾燥後、適宜に細断してノルマルヘキサン、アセトン、エーテル、エタノール等の親油性有機溶媒を用いて抽出するか、または二酸化炭素、プロパン、窒素等を用いて超臨界状態下で抽出することにより製造することができる。抽出物の安全性や品質面から超臨界炭酸ガス抽出法が好適である。なお、この抽出物は必要に応じて常法により脱色処理や脱臭処理を施してもよい。
前記抽出物として得られる油性物質はカプロン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、オレイン酸等の炭素数6~18の飽和及び不飽和脂肪酸類を主成分として、オクタコサノール、トリアコンタノール等の脂肪族長鎖アルコール類、β-シトステロール、カンペステロール等の植物ステロール類を含み、アルコール類に僅かに溶解するが、水にはほとんど溶けない。
ノコギリヤシエキスは、上記の方法でノコギリヤシ、特に果実(好ましくは熟した果実)から抽出調製することができるが、簡便には市販のノコギリヤシエキスを用いることもできる。かかるノコギリヤシエキスとしては、インデナ社(イタリア)またはその日本法人(インデナジャパン(株))の商品名「サバルセレクト」(超臨界抽出法により製造されたもの)などを例示することができる。斯くして調製されるノコギリヤシエキス、並びに商業的に入手されるノコギリヤシエキスは、通常、油性の液体の形態を有している。
(2)ハンシレン加工物
ハンシレンはシソ科セイタカナミキソウ(Scutellaria barbata D. Don (Labiatae))の植物であり、従来よりその全草を乾燥したものが生薬(漢方薬)として使用されている。本発明が対象とするハンシレン加工物には、ハンシレン植物の全草またはその一部(果穂、葉、茎、花、根等)をそのまま乾燥したもの、乾燥後に破砕若しくは粉砕するか又は破砕若しくは粉砕後に乾燥したもの(乾燥破砕物、乾燥粉砕物)、搾汁またはその乾燥物、及び抽出物またはその乾燥物(エキス、乾燥エキス)が含まれる。好ましくは、ハンシレン植物の全草または地上部(根を除いた部分)の加工物であり、加工物として好ましくは乾燥粉砕物、抽出液(エキス)またはその乾燥物(乾燥エキス)を挙げることができる。
ハンシレンエキスを得るための抽出の方法としては、植物の抽出に一般に用いられている抽出方法を使用することができる。例えば、抽出に使用する溶媒(抽出溶媒)を入れた槽内にハンシレン植物の抽出対象部位を入れ、静置若しくは必要に応じて撹拌しながら、可溶性成分を抽出することができる。また、前述する二酸化炭素、プロパン、窒素等を用いた超臨界抽出法を用いて抽出することもできる。得られた抽出物は、ろ過などにより固液分離し、固形分を除去して使用される。
抽出溶媒としては、例えば、水若しくは親水性有機溶媒、又はこれらの混合物(含水親水性有機溶媒)を挙げることができる。ここで、水としては、制限されないが、精製水、イオン交換水、生理食塩水やそれらから調製される緩衝液(例えば、リン酸緩衝液、又はリン酸緩衝生理食塩水)などを使用することができる。
また、親水性有機溶媒としては、例えば炭素数1~6の低級アルコール、好ましくは炭素数1~4の低級アルコール、炭素数1~4の低級脂肪族ケトン、及び炭素数2~5の多価アルコール等を挙げることができる。ここで炭素数1~4の低級アルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、及びブタノールを挙げることができる。好ましくはエタノール、プロピルアルコール、及びイソプロピルアルコールであり、より好ましくはエタノールである。炭素数1~4の低級脂肪族ケトンとしては、例えば、アセトン、及びメチルエチルケトンを挙げることができる。炭素数2~4の多価アルコールとしては、例えば、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、イソプロピレングリコール、及びグリセリンを挙げることができる。
抽出溶媒として含水親水性有機溶媒を用いる場合、抽出効率の観点から、含水親水性有機溶媒における親水性有機溶媒の含有率は5~90容量%が好ましく、10~70容量%がより好ましい。
抽出温度としては、抽出効率の点から、20℃以上、使用する抽出溶媒の沸点温度以下の範囲内を挙げることができ、例えば抽出溶媒として水を用いる場合には、50~95℃を挙げることができ、この場合1~4時間程度で抽出物を得ることができる。また、抽出溶媒として含水エタノールを用いる場合には、例えば40~75℃を挙げることができ、この場合30分~4時間程度で抽出物を得ることができる。但し、これらの条件に制限されるものではない。
なお、抽出物は、必要に応じて、その後、精製されてもよく、精製方法としては、例えば、活性炭、吸着樹脂、又はイオン交換樹脂等を用いた精製方法を挙げることができる。
また、ハンシレンエキスの乾燥物(乾燥エキス)は、例えば、上記の方法で得られた抽出液を、濃縮、及び/又は乾燥(好ましくは減圧下での乾燥)する方法や、あらかじめ吸湿性を改善する目的でデキストリン、又はシクロデキストリン等のキャリア(賦形剤)を添加した後に乾燥する方法などにより得ることができる。なお、乾燥方法は定法に従って行うことができ、例えば噴霧乾燥(スプレードライ)、凍結乾燥、減圧下乾燥等が例示される。
ハンシレン加工物は上記の方法でハンシレン植物の特に全草または地上部(根を除いた部分)から調製することができるが、簡便には市販のハンシレン加工物を用いることもできる。かかるハンシレン加工物としては、機能性食品原料等として市販されている福田龍株式会社の商品名「半枝蓮末MSP」(殺菌粉末)、「ハンシレン」などを入手、加工して使用することができる。
(3)ホップ
ホップ(学名Humulus lupulus)はアサ科のつる性多年草であり、和名はセイヨウカラハナソウ(西洋唐花草)と称される。ホップの品種は、特に限定されるものではなく、例えば、ギャラクシー(Galaxy)、ザーツ(Saaz)、カスケード(Cascade)、ハラタウトラディッション(Hallertau Tradition)、ブリオン(Bullion)、ブリューワーズゴールド(Brewers Gold)、チヌーク(Chinook)、クラスター(Cluster)、イーストケントゴールディング(East Kent Golding)、ファグルス(Fuggles)、ハラタウ(Hallertau)、マウントフッド(Mount Hood)、ノーザンブリューワー(Northan Brewer)、ペルレ(Perle)、スティリアン(Styrian)、ターゲット(Target)、テットナンガー(Tettnanger)、ウィラメット(Willamette)、ヘルスブルッカー(Hersbrucker)、ブラボー(Bravo)、コロンブス(Columbus)、ヘラクレス(Herkules)、マグナム(Magnum)、ミレニアム(Millennium)、ナゲット(Nugget)、サミット(Summit)、トマホーク(Tomahawk)、ウォリアー(Warrior)、ゼウス(Zeus)等が挙げられる。本発明が対象とするホップ加工物には、ホップ植物の全草またはその一部(毬果、球果、果穂、花、葉、茎、根等)をそのまま乾燥したもの、乾燥後に破砕若しくは粉砕するか又は破砕若しくは粉砕後に乾燥したもの(乾燥破砕物、乾燥粉砕物)、搾汁またはその乾燥物、及び抽出物またはその乾燥物(エキス、乾燥エキス)が含まれる。好ましくは、ホップ植物の毬果又は球果の加工物であり、加工物として好ましくは乾燥粉砕物、抽出液(エキス)またはその乾燥物(乾燥エキス)を挙げることができる。
ホップエキス及びその乾燥物(乾燥エキス)の調製は、前述するハンシレンエキス及びその乾燥物の調製方法と同様にして行うことができる。ホップ加工物は前記方法でホップ植物の特に毬果又は球果から調製することができるが、簡便には市販のホップ加工物を用いることもできる。かかるホップ加工物としては、機能性食品原料等として市販されている福田龍株式会社の商品名「ホップ末MSP」(殺菌粉末)や「ホップ乾燥エキス」、「ホップ」などを入手、加工して使用することができる。
(4)ドクダミ
ドクダミは、ドクダミ科ドクダミ属(Saururaceae Houttuynia)の植物を指し、具体的にはHouttuynia cordata Thunbergを挙げることができる。本発明が対象とするドクダミ加工物には、ドクダミ植物の全草またはその一部(果穂、花、葉、茎、根等)をそのまま乾燥したもの、乾燥後に破砕若しくは粉砕するか又は破砕若しくは粉砕後に乾燥したもの(乾燥破砕物、乾燥粉砕物)、搾汁またはその乾燥物、及び抽出物またはその乾燥物(エキス、乾燥エキス)が含まれる。好ましくは、ドクダミ植物の地上部、特に開花期の地上部の加工物であり、加工物として好ましくは乾燥粉砕物、抽出液(エキス)またはその乾燥物(乾燥エキス)を挙げることができる。
ドクダミエキス及びその乾燥物(乾燥エキス)の調製は、前述するハンシレンエキス及びその乾燥物の調製方法と同様にして行うことができる。ドクダミ加工物は前記方法でドクダミ植物の特に地上部、好ましくは花期の地上部から調製することができるが、簡便には市販のドクダミ加工物を用いることもできる。かかるドクダミ加工物としては、機能性食品原料等として市販されている福田龍株式会社の商品名「十薬末MSP」(殺菌粉末)、「十薬乾燥エキス」や「ドクダミ」を入手、加工して使用することができる。
(5)ナツメ
本発明でいうナツメは、クロウメモドキ科の落葉高木の植物(学名:Zizphus jujuba)及びその近縁植物(サネブトナツメ)である。本発明が対象とするナツメ加工物には、ナツメ植物の一部(葉、果実、種子等)をそのまま乾燥したもの、乾燥後に破砕若しくは粉砕するか又は破砕若しくは粉砕後に乾燥したもの(乾燥破砕物、乾燥粉砕物)、搾汁またはその乾燥物、及び抽出物またはその乾燥物(エキス、乾燥エキス)が含まれる。好ましくは、ナツメ植物の果実の加工物であり、加工物として好ましくは乾燥粉砕物、抽出液(エキス)またはその乾燥物(乾燥エキス)を挙げることができる。
ナツメエキス及びその乾燥物(乾燥エキス)の調製は、前述するハンシレンエキス及びその乾燥物の調製方法と同様にして行うことができる。ナツメ加工物は前記方法でナツメ植物の特に果実から調製することができるが、簡便には市販のナツメ加工物を用いることもできる。かかるナツメ加工物としては、機能性食品原料等として市販されている福田龍株式会社の商品名「ナツメ乾燥エキス」、「ナツメ」を入手、加工して使用することができる。
(6)チンピ
チンピは、ミカン科植物の熟した果実の果皮を乾燥させたものである。ミカン科植物としては、好ましくはマンダリンオレンジ、ポンカン(Citrus reticulata)またはウンシュウミカン(Citrus unshu)等を例示することができるが、これに限定されるものではない。本発明が対象とするチンピ加工物には、チンピ(乾燥果皮)を破砕若しくは粉砕したもの(乾燥破砕物、乾燥粉砕物)、及びその抽出物またはその乾燥物(エキス、乾燥エキス)が含まれる。チンピ加工物として好ましくは乾燥粉砕物、抽出液(エキス)またはその乾燥物(乾燥エキス)を挙げることができる。
チンピエキス及びその乾燥物(乾燥エキス)の調製は、前述するハンシレンエキス及びその乾燥物の調製方法と同様にして行うことができる。チンピ加工物は前記方法でチンピから調製することができるが、簡便には市販のチンピ加工物を用いることもできる。かかるチンピ加工物としては、生薬原料等として市販されている株式会社栃本天海堂の商品名「陳皮」または機能性食品原料等として市販されている福田龍株式会社の商品名「陳皮末SP」、「陳皮末MSP」または、「陳皮軟エキス」を入手して使用することができる。
(7)ノコギリヤシエキス配合経口組成物
本発明のノコギリヤシエキス配合経口組成物の一態様として、前述するノコギリヤシエキスと、前述する(B)ハンシレン、ホップ、ドクダミ、ナツメ、及びチンピよりなる群から選択される少なくとも一種の植物加工物を含む経口組成物を挙げることができる。
(B)の植物加工物としてハンシレン加工物を用いる場合、本発明の経口組成物に含まれるノコギリヤシエキスに対するハンシレン加工物の配合割合は、ハンシレン加工物との併用により、ノコギリヤシエキス由来の臭いが抑制できる範囲であればよく、その限りにおいて特に制限されるものではない。ノコギリヤシエキスにハンシレン加工物を配合することでノコギリヤシエキス特有の臭いが抑制できるか否かは、後述する試験例に示すように、ノコギリヤシエキスにハンシレン加工物を配合した混合物(併用区)とノコギリヤシエキス単独(単独区)とで、官能試験(臭いを鼻で嗅ぎ比べる試験)を行い、併用区の臭いと単独区の臭いとを対比することで行うことができる。この場合、単独区の臭いに比べて併用区での臭いが低い場合に、ノコギリヤシエキスにハンシレン加工物を配合することで、ノコギリヤシエキスの臭いが抑制できると判断することができる。この官能試験は訓練された専門のパネルを用いて行うことができ、よく訓練された専門のパネルであれば1名の官能試験による判断で評価することができる。この官能試験は訓練された専門のパネルを用いて行うことができ、よく訓練された専門のパネルであれば1名の官能試験による判断で評価することができる。また、官能試験を複数の専門パネルで実施する場合は、パネル間で判定基準(内的基準を含む)を統一し、当該所定の基準に従って判定することで、嗜好等に起因する個人差が低減でき、精度及び信頼性の高い結果を得ることができる。つまり、複数の専門パネルで官能試験を行う場合、パネル間で統一した判定基準のもとで実施することで、各自の評点の合計または平均値から官能試験結果を評価することが可能になる。
ノコギリヤシエキスに対するハンシレン加工物の配合割合としては、例えば、ノコギリヤシエキス100質量部に対するハンシレンの乾燥加工物の割合に換算して0.03~1000質量部の範囲を挙げることができる。好ましくは0.06~1000質量部、より好ましくは0.06~400質量部を挙げることができる。この配合割合を換算するうえでの基準となるノコギリヤシエキスは、抽出溶媒を実質的に含まない油性液状のノコギリヤシエキスである。当該抽出溶媒を実質的に含まないノコギリヤシエキスは、ノコギリヤシの所定部位から超臨界抽出することによって簡便に得ることができるし、親油性溶媒で抽出する場合は、当該溶媒を蒸発除去させることで調製することができる(以下同じである)。
(B)の植物加工物としてホップ加工物を用いる場合、本発明の経口組成物に含まれるノコギリヤシエキスに対するホップ加工物の配合割合は、ホップ加工物との併用により、ノコギリヤシエキス由来の臭いが抑制できる範囲であればよく、その限りにおいて特に制限されるものではない。ノコギリヤシエキスにホップ加工物を配合することでノコギリヤシエキス特有の臭いが抑制できるか否かは、前述するハンシレンと併用する場合と同様に、ノコギリヤシエキスにホップ加工物を配合した混合物(併用区)とノコギリヤシエキス単独(単独区)とで官能試験を行うことで判定することができ、単独区の臭いに比べて併用区での臭いが低い場合に、ノコギリヤシエキスにホップ加工物を配合することで、ノコギリヤシエキスの臭いが抑制できると判断することができる。
ノコギリヤシエキスに対するホップ加工物の配合割合としては、例えば、ノコギリヤシエキス100質量部に対するホップの乾燥加工物の割合に換算して0.03~1000質量部の範囲を挙げることができる。好ましくは0.06~1000質量部、より好ましくは0.06~400質量部を挙げることができる。
(B)の植物加工物としてドクダミ加工物を用いる場合、本発明の経口組成物に含まれるノコギリヤシエキスに対するドクダミ加工物の配合割合は、ドクダミ加工物との併用により、ノコギリヤシエキス由来の臭いが抑制できる範囲であればよく、その限りにおいて特に制限されるものではない。ノコギリヤシエキスにドクダミ加工物を配合することでノコギリヤシエキス特有の臭いが抑制できるか否かは、前述するハンシレンと併用する場合と同様に、ノコギリヤシエキスにドクダミ加工物を配合した混合物(併用区)とノコギリヤシエキス単独(単独区)とで官能試験を行うことで判定することができ、単独区の臭いに比べて併用区での臭いが低い場合に、ノコギリヤシエキスにドクダミ加工物を配合することで、ノコギリヤシエキスの臭いが抑制できると判断することができる。
ノコギリヤシエキスに対するドクダミ加工物の配合割合としては、例えば、ノコギリヤシエキス100質量部に対するドクダミの乾燥加工物の割合に換算して0.03~1000質量部の範囲を挙げることができる。好ましくは0.06~1000質量部、より好ましくは0.06~400質量部を挙げることができる。
(B)の植物加工物としてナツメ加工物を用いる場合、本発明の経口組成物に含まれるノコギリヤシエキスに対するナツメ加工物の配合割合は、ナツメ加工物との併用により、ノコギリヤシエキス由来の臭いが抑制できる範囲であればよく、その限りにおいて特に制限されるものではない。ノコギリヤシエキスにナツメ加工物を配合することでノコギリヤシエキス特有の臭いが抑制できるか否かは、前述するハンシレンと併用する場合と同様に、ノコギリヤシエキスにナツメ加工物を配合した混合物(併用区)とノコギリヤシエキス単独(単独区)とで官能試験を行うことで判定することができ、単独区の臭いに比べて併用区での臭いが低い場合に、ノコギリヤシエキスにナツメ加工物を配合することで、ノコギリヤシエキスの臭いが抑制できると判断することができる。
ノコギリヤシエキスに対するナツメ加工物の配合割合としては、例えば、ノコギリヤシエキス100質量部に対するナツメの乾燥加工物の割合に換算して0.03~1000質量部の範囲を挙げることができる。好ましくは0.06~1000質量部、より好ましくは0.06~400質量部を挙げることができる。
(B)の植物加工物としてチンピ加工物を用いる場合、本発明の経口組成物に含まれるノコギリヤシエキスに対するチンピ加工物の配合割合は、チンピ加工物との併用により、ノコギリヤシエキス由来の臭いが抑制できる範囲であればよく、その限りにおいて特に制限されるものではない。ノコギリヤシエキスにチンピ加工物を配合することでノコギリヤシエキス特有の臭いが抑制できるか否かは、前述するハンシレンと併用する場合と同様に、ノコギリヤシエキスにチンピ加工物を配合した混合物(併用区)とノコギリヤシエキス単独(単独区)とで官能試験を行うことで判定することができ、単独区の臭いに比べて併用区での臭いが低い場合に、ノコギリヤシエキスにチンピ加工物を配合することで、ノコギリヤシエキスの臭いが抑制できると判断することができる。
ノコギリヤシエキスに対するチンピ加工物の配合割合としては、例えば、ノコギリヤシエキス100質量部に対するチンピの乾燥加工物の割合に換算して0.03~1000質量部の範囲を挙げることができる。好ましくは0.06~1000質量部、より好ましくは0.06~400質量部を挙げることができる。
本発明のノコギリヤシエキス配合経口組成物の他の一態様として、前述するノコギリヤシエキスと前述する(B)ハンシレン、ホップ、ドクダミ、ナツメ、及びチンピよりなる群から選択される二種以上の植物加工物を含む経口組成物を挙げることができる。これらの組み合わせは特に制限されず、例えばハンシレン加工物と他の1種以上の植物加工物、ホップ加工物と他の1種以上の植物加工物、ドクダミ加工物と他の1種以上の植物加工物、ナツメ加工物と他の1種以上の植物加工物、またはチンピ加工物と他の1種以上の植物加工物などを任意に選択することができる。
当該経口組成物に含まれるノコギリヤシエキスに対する各種の(B)植物加工物の配合比は、二種以上の(B)植物加工物の併用により、ノコギリヤシエキスの臭いが抑制できる範囲であればよく、その限りにおいて特に制限されるものではない。ノコギリヤシエキスに(B)植物加工物を二種以上配合することでノコギリヤシエキス特有の臭いが抑制できるか否かは、前述の官能試験と同様に、ノコギリヤシエキスに(B)植物加工物を二種以上配合した混合物(2種以上併用区)とノコギリヤシエキス単独(単独区)とで官能試験を行い、2種以上併用区の臭いと単独区の臭いとを対比することで行うことができる。この場合、単独区の臭いに比べて2種以上併用区での臭いが低い場合に、ノコギリヤシエキスに(B)植物加工物を二種以上配合することで、ノコギリヤシエキスの臭いが抑制できると判断することができる。より好ましくは、ノコギリヤシエキスに(B)植物加工物を二種以上配合することで、ノコギリヤシエキスに(B)植物加工物を一種配合した場合に得られる臭い抑制効果をより一層増強することのできる割合である。ノコギリヤシエキスに(B)植物加工物を二種以上配合することで、いずれか一種の配合による臭い抑制効果が一層増強できるか否かは、ノコギリヤシエキスと(B)植物加工物を二種以上配合した製剤(2種以上併用区)と、ノコギリヤシエキスと(B)植物加工物を一種配合した製剤(併用区)とで、官能試験を行い、2種以上併用区の臭いと併用区の臭いとを対比することで行うことができる。この場合、併用区の臭いに比べて2種以上併用区での臭いが低い場合は、ノコギリヤシエキスに(B)植物加工物を二種以上併用することで、ノコギリヤシエキスに(B)植物加工物の一種を配合することによる臭い抑制効果が一層増強すると判断することができる。
ノコギリヤシエキス配合経口組成物中のノコギリヤシエキスの割合は特に制限されないものの、5~80質量%の範囲から適宜設定することができる。またノコギリヤシエキス配合経口組成物中の(B)植物加工物の配合割合は前記の限り特に制限されず例えば、1~40質量%の範囲から適宜設定することができるが、好ましくは1~35質量%、より好ましくは1.5~35質量%である。
前述する割合及び範囲で、ノコギリヤシエキスに対して、前述する(B)植物加工物を一種または二種以上用いることで、ノコギリヤシエキスの臭いを抑制することができる。
さらに本発明が対象とするノコギリヤシエキス配合経口組成物には、本発明の効果を妨げないことを限度として、さらにビタミンDおよび/またはビタミンEを含有するものが含まれる。ビタミンDとしては、食品または経口医薬品の分野で許容される可食性のものであればよく、植物由来、動物由来及び合成品の別を問わず、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロタキステロールなどを挙げることができる。これらは食品または経口医薬品の分野で許容される可食性の塩の形態を有するものであってもよい。これらのビタミンDは一種単独で用いてもよいし、又は二種以上を任意に組み合わせて用いることもできる。ビタミンEとしては、トコフェロール(α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロール等)、及びその誘導体を挙げることができる。これらのトコフェロール及びトコフェロール誘導体は、食品または経口医薬品の分野で許容される可食性の塩の形態を有するものであってもよい。またその立体構造の別は問わず、ラセミ体でもよく、例えばd体およびdl体のいずれであってもよい。トコフェロール誘導体には経口投与可能な有機酸エステル、具体的にはトコフェロールのC1~C30エステル、好ましくはトコフェロールのC2~C20エステルが含まれる。日本薬局方に収載されているビタミンEとしては、例えばコハク酸d-α-トコフェロール、コハク酸dl-α-トコフェロール、コハク酸dl-α-トコフェロールカルシウム、コハク酸トコフェロール酢酸カルシウム、酢酸トコフェロール、及びトコフェロール等が挙げられる。日本薬局方収載外のビタミンEとしては、例えば酢酸d-α-トコフェロール、酢酸dl-α-トコフェロール、d-δ-トコフェロール、dl-α-トコフェロール、ニコチン酸DL-α-トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、リノール酸DL-α-トコフェロール、d-α-トコフェロール、及びビタミンEトコフェリル誘導体(D-α-トコフェリルポリエチレングリコール-1000-スクシナート等)、及び天然ビタミンEを挙げることができる。これらのビタミンEは一種単独で用いてもよいし、又は二種以上を任意に組み合わせて用いることもできる。
本発明が対象とするノコギリヤシエキス配合経口組成物は、少なくともノコギリヤシエキスと前述する(B)植物加工物を一種または二種以上含有し、それによってノコギリヤシエキスの臭い抑制という本発明の効果を享受しているものであればよく、その限りにおいて、製剤の形態、使用態様、及び用途を特に限定するものではない。
本発明の経口組成物には口腔組成物も含まれる。具体的には、本発明が対象とする経口組成物には経口医薬品、経口医薬部外品、食品(食品添加剤を含む)、口腔医薬品、口腔医薬部外品、及び口腔化粧品が含まれる。
本発明の経口組成物を経口医薬品、経口医薬部外品、口腔医薬品または口腔医薬品(以下、「経口医薬品等」と総称する)とする場合、上述したノコギリヤシエキス配合経口組成物をそのまま経口医薬品等としてもよいし、医薬品や医薬部外品の分野において許容される担体や添加剤と共に様々な剤型に調製してもよい。経口医薬品等の剤型は、特に制限されないが、例えば、散剤、錠剤、顆粒剤、丸剤、カプセル剤(軟カプセル剤又は硬カプセル剤)、トローチ、チュアブル錠、ドライシロップ剤等の固形剤、またはシロップ剤などの液剤が挙げられる。好ましくは固形剤である。また、薬効成分の放出性を制御した製剤形態を有するものであってもよい(例えば、速放性製剤、徐放性製剤等)。また、好ましくは錠剤、顆粒剤、丸剤、カプセル剤(軟カプセル剤又は硬カプセル剤)である。このような剤型を有する製剤は、当業界の慣用法に従って調製することができる。また上記成分の他、本発明の効果が減殺されない範囲であれば、通常医薬品や医薬部外品の添加物として許容される安定剤、分散剤、流動化剤、緩衝剤、湿潤剤、粘稠剤、防腐剤、pH調整剤、溶剤、溶解補助剤等の任意成分を所望に応じて添加することもできる。
上記の経口医薬品等の投与量は、製剤の用途、患者の年齢、性別、治療すべき症状の程度、及び投与方法により左右されるが、経口医薬品等に含まれているノコギリヤシエキスの量に換算して、成人に対する1日あたりの投与量が通常100~1000mg程度となる割合を挙げることができる。この投与範囲であれば、1日に1~数回に分けて投与することもできる。背景技術の欄で説明するように、従来よりノコギリヤシは前立腺肥大症の改善、並びに頻尿、残尿感及び尿流速低下の予防及び改善に有効であることが知られている(非特許文献1参照)。このため、前記治療すべき症状にはこれら症状を挙げることができ、また前記患者にはこれらの症状を有する患者を挙げることができる。つまり、本発明の経口医薬品等は、これらの症状を治療または予防するために使用される経口医薬品等が含まれる。
本発明の経口組成物を食品とする場合、当該食品は、ノコギリヤシ(または前述する(B)の植物加工物)の生理作用に基づいて、各種の健康食品(栄養機能食品、特定保健用食品、機能性表示食品等)、サプリメント、病者用食品等の機能性食品として調製することもできる。例えば前述するノコギリヤシエキスの生理作用から、本発明の食品は頻尿、残尿感および/または尿流速低下が気になる方に対する機能性食品として好適に使用することができる。このような食品として調製する場合は、継続的な摂取が行いやすいように、例えば顆粒剤、散剤、フィルム、タブレット、カプセル(軟カプセル剤又は硬カプセル剤)、錠剤(チュアブル剤等を含む)、丸剤、飲料(ドリンク剤)等の形態で調製することが望ましく、なかでもカプセル剤、錠剤の形態が摂取の簡便さの点からは好ましい。当該食品組成物も、上述した食品の分野で許容される担体を用いて、常法に従って適宜調製することができる。
(II)ノコギリヤシエキスの臭い抑制方法
本発明のノコギリヤシエキスの臭い抑制方法は、ノコギリヤシエキスに、(B)ハンシレン、ホップ、ドクダミ、ナツメ、及びチンピよりなる群から選択される少なくとも一種の植物加工物、好ましくは二種以上の植物加工物を併用することで実施することができる。
使用するノコギリヤシエキス、並びに(B)ハンシレン、ホップ、ドクダミ、ナツメ、及びチンピといった植物加工物の種類、形態及び調製方法等は(I)に記載した通りであり、当該記載はここに援用することができる。
ノコギリヤシエキスに対する(B)植物加工物の配合割合は、ノコギリヤシエキスの臭いが抑制される割合であればよく、その限りにおいて特に制限されるものではない。なお、ノコギリヤシエキスに(B)植物加工物を配合することでノコギリヤシエキスの臭いが抑制できるか否かは、(I)に記載するように、専門のパネルを用いた官能試験を実施し、ノコギリヤシエキス単独区と比較した臭いから(B)植物加工物の併用効果を評価することで決定することができる。当該記載もここに援用することができる。
ノコギリヤシエキスに対するハンシレン加工物の配合割合は、上記の限り制限はされないものの、通常、ノコギリヤシエキス100質量部に対するハンシレン加工物の乾燥物の割合に換算して、0.03~1000質量部の範囲を挙げることが出来る。好ましくは0.06~1000質量部、より好ましくは0.06~400質量部である。ノコギリヤシエキスに対するホップ加工物の配合割合は、上記の限り制限はされないものの、通常、ノコギリヤシエキス100質量部に対するホップ加工物の乾燥物の割合に換算して、0.03~1000質量部の範囲を挙げることが出来る。好ましくは0.06~1000質量部、より好ましくは0.06~400質量部である。ノコギリヤシエキスに対するドクダミ加工物の配合割合は、上記の限り制限はされないものの、通常、ノコギリヤシエキス100質量部に対するドクダミ加工物の乾燥物の割合に換算して、0.03~1000質量部の範囲を挙げることが出来る。好ましくは0.06~1000質量部、より好ましくは0.06~400質量部である。ノコギリヤシエキスに対するナツメ加工物の配合割合は、上記の限り制限はされないものの、通常、ノコギリヤシエキス100質量部に対するナツメ加工物の乾燥物の割合に換算して、0.03~1000質量部の範囲を挙げることが出来る。好ましくは0.06~1000質量部、より好ましくは0.06~400質量部である。ノコギリヤシエキスに対するチンピ加工物の配合割合は、上記の限り制限はされないものの、通常、ノコギリヤシエキス100質量部に対するチンピ加工物の乾燥物の割合に換算して、0.03~1000質量部の範囲を挙げることが出来る。好ましくは0.06~1000質量部、より好ましくは0.06~400質量部である。
以上、本明細書において、「含む」及び「含有する」の用語には、「からなる」及び「から実質的になる」という意味が含まれる。
以下、本発明およびその効果を、試験例および実施例を用いてより明確に説明する。ただし、本発明はかかる試験例および実施例になんら制限されるものではない。なお、下記の実施例において特に言及しない場合は、「部」は質量部を、「%」は質量%を意味するものとする。以下の実験は、特に言及しない限り、室温(25±5℃)、及び大気圧条件下で実施した。
試験例1 ノコギリヤシエキスの臭い抑制効果
ノコギリヤシエキスの臭いに対する各種の植物加工物の抑制効果を、官能評価試験によって評価した。
(1)試験方法
(a)被験試料の調製
表1に記載する処方に従って、各原料を添加混合してノコギリヤシエキス配合経口組成物(液状、または液体に粉末が混ざっている状態)を調製し、これを蓋付きガラス瓶に充填して被験試料(比較例、実施例1~6)とした。なお、被験試料の調製には下記の原料を使用した。
ノコギリヤシエキス:商品名「セレノアセイセイエキス」(INDENA S,A,製)(ノコギリヤシ果実から超臨界CO2抽出により調製された液状のエキス)。
ハンシレン(刻み):商品名「ハンシレン」(福田龍株式会社製)を細かく刻んだもの。(セイタカナミキソウ地上部の乾燥物を刻んだもの)。
ホップ(刻み):商品名「ホップ」(福田龍株式会社製)を細かく刻んだもの。(カラハナソウの球果の乾燥物を刻んだもの)。
ドクダミ(刻み):商品名「ドクダミ」(福田龍株式会社製)を細かく刻んだもの。(ドクダミの花期の地上部の乾燥物を刻んだもの)。
ナツメ(刻み):商品名「ナツメ」(福田龍株式会社製)を細かく刻んだもの(ナツメの果実の乾燥物を刻んだもの)。
チンピ(刻み):商品名「陳皮」(株式会社栃本天海堂製)を細かく刻んだもの。(ウンシュウミカン(Citrus unshiu)またはCitrus reticulataの成熟した果皮の乾燥物を刻んだもの)。
5種混合抽出物: 前述するハンシレン(刻み)、ホップ(刻み)、ドクダミ(刻み)、ナツメ(刻み)、及びチンピ(刻み)(以上を「原生薬」とする)を重量比で3:2:1:1:1の割合で混合し、20倍量の溶媒(10%エタノール水溶液)を加えて60℃で2時間浸漬抽出した後に固液分離して採取した液相画分(液状物)。
(b)官能評価試験
よく訓練された臭いの専門パネル9名によって官能評価試験を行った。具体的には、まずパネル全員にノコギリエキスそのもの臭いを鼻で嗅いでもらい、ノコギリエキス臭を認知してもらった(対照臭)。そのうえで、各被験試料(比較例、実施例1~6)を充填したガラス瓶(室温)の蓋を開けて、各被験試料の臭いを鼻で嗅いでもらい、前記対照臭との対比から下記の5段階の基準に基づいて、臭いを評価してもらった。なお、この基準はあらかじめ9名の専門パネル間で各段階に当てはまる臭いの程度を統一して設定したものである。
[評価基準]
1:不快な臭いがほとんど消失している
2:不快な臭いが若干するが明らかに抑制されていると認識できる
3:不快な臭いがややするが有意に抑制されていることが認識できる
4:不快な臭いはするがやや抑制されていると認識できる
5:不快な臭いがまったく抑制されていない。
9名の評点の合計から下記の基準に基づいて判定した。
[判定]
◎:評点合計9以上18未満
○:評点合計18以上27未満
△:評点合計27以上36未満
×:評点合計36以上45以下
(2)試験結果
試験結果を表1及び2に纏めて記載する。
Figure 0007229767000001
Figure 0007229767000002
この結果からわかるように、ノコギリヤスエキスなどのノコギリヤシ加工物にハンシレン、ホップ、ドクダミ、ナツメ、及びチンピといった植物加工物をそれぞれ単独で併用することでノコギリヤシ特有の臭いが抑制されることが確認された(実施例1~5)。特にその臭い抑制効果は、上記植物加工物をそれぞれ単独よりも2種以上組み合わせてノコギリヤスエキスと併用することで、より一層強くノコギリヤシ特有の臭いが抑制されることが確認された(実施例6)。
処方例1~10
表3~4に記載する処方に従って、定法に基づいてソフトカプセル剤を調製することができる。このソフトカプセル剤に充填されているノコギリヤスエキス配合組成物は、各種の植物加工物を含有することでノコギリヤシ特有の臭いが抑制されているため、ソフトカプセル剤自体、ノコギリヤシに由来する臭いはしないか、しても微臭である。なお、各種の植物加工物は上記と同じものを使用している。またこれらの製剤には、ビタミンE原料、及び/又はビタミンD原料を配合することもでき、こうすることでノコギリヤシ特有の臭いをさらに抑制することが可能になる。なお、表4に記載の植物エキス混合物(表6)は本願発明の(B)成分を含むものではない。
Figure 0007229767000003
Figure 0007229767000004
植物加工物A~Cの組成を表5に示す。それぞれ表5に記載する生薬末を各表記載の割合(原生薬換算量)で混合した後、含水エタノール溶媒で抽出し、得られた抽出液をフリーズドライして調製したエキス粉末である。なお、表5に示す数値は100gの植物加工物を調製するために使用した生薬(乾燥物)の量(g)を意味する。具体的には表5の数値の単位を「g」とした場合、それぞれ100gの植物加工物を得ることができる例えば、植物加工物Aは500gの生薬混合物(乾燥物)を溶媒で抽出し、それから回収した液相を必要に応じてデキストリン等の賦形剤とともにフリーズドライ加工することによって調製された100gのエキス粉末を意味する。植物加工物B及びCも同様に、それぞれ5g及び280gの生薬混合物(乾燥物)を溶媒で抽出し、それから回収した液相を必要に応じてデキストリン等の賦形剤とともにフリーズドライ加工することによって調製された100gのエキス粉末を意味する。
Figure 0007229767000005
植物エキス混合物の組成を表6に示す。
Figure 0007229767000006

Claims (4)

  1. (A)ノコギリヤシエキスと、(B)ハンシレン、ホップ、ドクダミ、ナツメ、及びチンピよりなる群から選択される少なくとも一種の植物加工物とを含有する経口組成物;
    ここで各植物加工物は以下の通りである:
    (1)ハンシレンの植物加工物:ハンシレン植物の全草又は地上部の乾燥粉砕物、抽出液、又はその乾燥物;
    (2)ホップの植物加工物:ホップ植物の毬果又は球果の乾燥粉砕物、抽出液、又はその乾燥物、
    (3)ドクダミの植物加工物:ドクダミ植物の地上部の乾燥粉砕物、抽出液、又はその乾燥物、
    (4)ナツメの植物加工物:ナツメ植物の果実の乾燥粉砕物、抽出液、又はその乾燥物、
    (5)チンピの植物加工物:チンピ植物の果実果皮の乾燥粉砕物、抽出液、又はその乾燥物;
    (但し、前記経口組成物から下記の組成物を除く:
    (a)L-アルギニンと、ニンジン(Ginseng)と、ナツメ果類(Zizyphi fructus)と、ノコギリパルメット(Saw Palmetto)とを含む組成物;
    (b)同重量部のイチョウ抽出物、ブドウ種子抽出物、ムラサキウマゴヤシ抽出物、ホコウエイ抽出物、セイヨウカノコソウ抽出物、セージ抽出物、イラクサ抽出物、セキセツソウ抽出物、緑茶抽出物、セイヨウオトギリソウ抽出物、ノコギリヤシ抽出物、ハックツサイ抽出物、ローゼル抽出物、ローズヒップ抽出物、ガラナ抽出物、イザヨイバラ抽出物、柚子種子抽出物、ジョテイシ抽出物、エキナセア抽出物、ダイオウ抽出物、松樹皮抽出物、カッコン抽出物、チベットニンジン抽出物、シリビニン抽出物、リンゴ抽出物、リンゴ酢粉末、アリシン粉末、スピルリナ、西洋人参抽出物、チンピグリコシド、ルチン、炭素数28の高級アルコール、冬虫夏草抽出物、シソヨウ抽出物、ポリサッカライド、大豆セルロース、食物繊維、コケモモ抽出物、オウシ抽出物、サンザシの実抽出物、ブラックコホシュ抽出物、トウキ抽出物、アカツメクサ抽出物、菊花抽出物、イヌリン、ニンジン抽出物、トレハロース、クロレラ粉末、クコ抽出物、インヨウカク抽出物、ニンジン粉末、ビャクシャク抽出物、タンジン抽出物、コショウ抽出物、ガルシニア抽出物、サジー抽出物、スギナ抽出物、アロエ、ゴミシ抽出物、ソウジン抽出物、カンレンソウ抽出物、マトリン、ボケ抽出物、セキリュウヒ抽出物、ヒメマツタケ抽出物、霊芝抽出物、トウジン抽出物、ビャクジュツ抽出物、シゴカ抽出物、ブカトウ抽出物、アワ抽出物、キジツ抽出物、陳醋粉末、ショウガ抽出物、マコンブ抽出物、霊芝粉末、セッコク抽出物、発酵冬虫夏草菌糸体粉末、植物ステロール、破壁霊芝胞子粉末、ペピーノ抽出物、マンジュギク抽出物、クロスグリ抽出物、ハスの葉抽出物、ニガウリ抽出物、ケツメイシ抽出物、紅麹抽出物、タンチクヨウ抽出物、クチナシ抽出物、ロコン抽出物、レンシ抽出物、キンギンカ抽出物、白インゲン豆抽出物、分離大豆タンパク、タクシャ抽出物、ヨヒンビン抽出物、ニッケイ抽出物、チコリー粉末、ヒラタケ粉末、アサイー抽出物、アセロラ抽出物、ホスファチジルセリン、ゼアキサンチン、ケルセチン抽出物、カンゾウ抽出物、ブクリョウ抽出物、ヒキノカサ抽出物、エンバク繊維粉末、ヒバマタ抽出物、ツルコケモモ抽出物、ダミアナ葉抽出物、田七人参抽出物、サボテン抽出物、ナットウキナーゼ、キクラゲ抽出物、ラクトアルブミン、ヤマブシタケ多糖、チンピ抽出物、イブニングプリムローズ油、シソ種子油、ダミアナ葉抽出物、ペポカボチャ種子油、マワリ種子油、サジー種子油、ブドウ種子油、ブラックカラントオイル、クルミ油、コーン油、米油、オリーブ油、大豆油、レモン油、ローズ油、ローズ精油、ザクロ種子油、生姜油、アロエ油、ゴマ油、ヤシ油、アラキドン酸、ルリジサ種子油、共役リノール酸、ニンニク油、パセリ種子油、スペアミント油、DHA藻類油、チャ実油、ウィートジャムオイル、ハッカ油、霊芝胞子油、リコペン、β-カロテン及びレシチンの混合物;
    (c)ドクダミエッセンス20~30重量部、ノコギリヤシ油10~20重量部、セイヨウハコヤナギ花抽出物20~50重量部、及びニガキモドキ抽出物5~10重量部の割合で含む組成物。)
  2. 前記(B)成分を(A)ノコギリヤシエキス100質量部に対して下記に示す範囲であって、(A)ノコギリヤシエキスの臭いを抑制する割合で含有する組成物であることを特徴とする、請求項1記載の経口組成物;
    (1)ハンシレンの植物加工物:ハンシレンの乾燥加工物の割合に換算して0.03~1000質量部;
    (2)ホップの植物加工物:ホップの乾燥加工物の割合に換算して0.03~1000質量部、
    (3)ドクダミの植物加工物:ドクダミの乾燥加工物の割合に換算して0.03~1000質量部、
    (4)ナツメの植物加工物:ナツメの乾燥加工物の割合に換算して0.03~1000質量部、
    (5)チンピの植物加工物:チンピの乾燥加工物の割合に換算して0.03~1000質量部
  3. 頻尿、残尿感および/または尿流速低下を改善または抑制するための組成物である請求項1または2に記載する経口組成物。
  4. (A)ノコギリヤシエキスに、(B)ハンシレン、ホップ、ドクダミ、ナツメ、及びチンピよりなる群から選択される少なくとも一種の植物加工物を併用することを特徴とする、ノコギリヤシエキスの臭い抑制方法;
    ここで各植物加工物は以下の通りである:
    (1)ハンシレンの植物加工物:ハンシレン植物の全草又は地上部の乾燥粉砕物、抽出液、又はその乾燥物;
    (2)ホップの植物加工物:ホップ植物の毬果又は球果の乾燥粉砕物、抽出液、又はその乾燥物、
    (3)ドクダミの植物加工物:ドクダミ植物の地上部の乾燥粉砕物、抽出液、又はその乾燥物、
    (4)ナツメの植物加工物:ナツメ植物の果実の乾燥粉砕物、抽出液、又はその乾燥物、(5)チンピの植物加工物:チンピ植物の果実果皮の乾燥粉砕物、抽出液、又はその乾燥物
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