JP7226932B2 - 安定な酸性組成物 - Google Patents
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Description
(a)少なくとも1種の疎水性修飾アルキルセルロースと、
(b)少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む少なくとも1種の両親媒性ポリマーと、
(c)少なくとも1種のアルキルホスフェートと、
(d)水と
を含む組成物であって、
pHが、7.0未満、好ましくは6.0未満、より好ましくは5.0未満、更により好ましくは4.0未満である、組成物によって達成することができる。
R1、R2及びR3は、同一であり又は異なり、水素原子、低級アルキル基、-[CH2CH2-k(CH3)kO]mH基、又は-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基であり、
nは、100~10,000の整数であり、
kは、0又は1の整数であり、
mは、1~10の整数であり、
jは、6~26、好ましくは12~24、より好ましくは14~22、更により好ましくは16~20の整数であり、
但し、疎水性修飾アルキルセルロースは、1分子当たり少なくとも1つの-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基を含む]
で表すことができる。
(a)少なくとも1種の疎水性修飾アルキルセルロースと、
(b)少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む少なくとも1種の両親媒性ポリマーと、
(c)少なくとも1種のアルキルホスフェートと、
(d)水と
を含み、
該組成物のpHは、7.0未満、好ましくは6.0未満、より好ましくは5.0未満、更により好ましくは4.0未満である。
本発明による組成物は、
(a)少なくとも1種の疎水性修飾アルキルセルロースと、
(b)少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む少なくとも1種の両親媒性ポリマーと、
(c)少なくとも1種のアルキルホスフェートと、
(d)水と
を含み、
該組成物のpHは、7.0未満、好ましくは6.0未満、より好ましくは5.0未満、更により好ましくは4.0未満である。
本発明による組成物は、(a)少なくとも1種の疎水性修飾アルキルセルロースを含む。単一のタイプの疎水性修飾アルキルセルロース、又は2種以上の異なるタイプの疎水性修飾アルキルセルロースを組み合わせて使用することができる。
R1、R2及びR3は、同一であり又は異なり、水素原子、低級アルキル基、-[CH2CH2-k(CH3)kO]mH基、又は-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基であり、
nは、100~10,000の整数であり、
kは、0又は1の整数であり、
mは、1~10の整数であり、
jは、6~26、好ましくは12~24、より好ましくは14~22、更により好ましくは16~20の整数であり、
但し、疎水性修飾アルキルセルロースは、1分子当たり少なくとも1つのCH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基を含む]
で表すことができる。
本発明による組成物は、少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む(b)少なくとも1種の両親媒性ポリマーを含む。単一のタイプのこうしたポリマー、又は2種以上の異なるタイプのこうしたポリマーを組み合わせて使用することができる。
H2C=C(R1)COOR2 (I)
H2C=C(R1)COOR3 (II)
(式中、
R1は、H及びCH3から、好ましくはHから選ばれ、
R2は、C10~30アルキル、好ましくはC12~26アルキル、より好ましくはC12~22アルキルから選ばれ、且つ
R3は、H及びC1~4アルキル、例えばメチルから選ばれる)
を重合することによって好ましくは作製されうる又は得られうる。
H2C=CHCOOR2 (I')
H2C=C(R1)COOR3 (II)
(式中、
R1は、H及びCH3から選ばれ、
R2は、C10~30アルキル、好ましくはC12~26アルキル、より好ましくはC12~22アルキルから選ばれ、且つ
R3は、H及びC1~4アルキル、例えばメチルから選ばれる)
を重合することによって作製される又は得られることがより好ましい場合がある。
(i)(メタ)アクリル酸、好ましくはアクリル酸、
(ii)上の式(I)(式中、R1は、H又はCH3、好ましくはHを示し、R2は、10~30個の炭素原子、好ましくは12~26個の炭素原子、より好ましくは12~22個の炭素原子を有するアルキル基を示す)のモノマー、
(iii)フタル酸ジアリル、アリル(メタ)アクリレート、ショ糖のアリルエーテル、ペンタエリスリトールのアリルエーテル、ジビニルベンゼン、(ポリ)エチレングリコールジメタクリレート、及びメチレンビスアクリルアミド等の、周知の共重合可能なポリエチレン性不飽和モノマーである架橋剤。アルキルエーテルとして、例えば、2-プロペニル基を挙げることができる。
本発明による組成物は、(c)少なくとも1種のアルキルホスフェートを含む。単一のタイプのアルキルホスフェート、又は2種以上の異なるタイプのアルキルホスフェートを組み合わせて使用することができる。
本発明による組成物は、(d)水を含む。
本発明による組成物は、(e)少なくとも1種の油を含んでもよい。単一のタイプの油、又は2種以上の異なるタイプの油を組み合わせて使用することができる。
(i)3~7個、好ましくは4~5個のケイ素原子を含む環状ポリジアルキルシロキサン。これらは、例えば、特にUnion Carbide社により名称Volatile Silicone(登録商標)7207で、又はRhodia社により名称Silbione(登録商標)70045 V2で販売されているオクタメチルシクロテトラシロキサン、Union Carbide社により名称Volatile Silicone(登録商標)7158で、Rhodia社により名称Silbione(登録商標)70045 V5で販売されているデカメチルシクロペンタシロキサン、及びMomentive Performance Materials社により名称Silsoft 1217で販売されているドデカメチルシクロペンタシロキサン、並びにこれらの混合物である。Union Carbide社により販売されているSilicone Volatile(登録商標)FZ 3109等の、下記式の、ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン等の型のシクロコポリマーもまた挙げることができる。
環状ポリジアルキルシロキサンと有機ケイ素化合物との混合物、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサンとテトラトリメチルシリルペンタエリスリトールとの混合物(50/50)、及びオクタメチルシクロテトラシロキサンとオキシ-1,1'-ビス(2,2,2',2',3,3'-ヘキサトリメチルシリルオキシ)ネオペンタンとの混合物もまた挙げることができる。
(ii)2~9個のケイ素原子を含有し、25℃で5×10-6m2/s以下の粘度を有する直鎖状揮発性ポリジアルキルシロキサン。例は、特にToray Silicone社により名称SH 200で販売されているデカメチルテトラシロキサンである。この分類に属するシリコーンはまた、Cosmetics and Toiletries、第91巻、76年1月、27~32頁、Todd & Byers、Volatile Silicone Fluids for Cosmeticsにおいて公表されている論文に記載されている。シリコーンの粘度は、ASTM規格445 Appendix Cに従って25℃で測定される。
- Rhodia社により販売されているSilbione(登録商標)油の47及び70 047シリーズ又はMirasil(登録商標)油、例としては70 047 V 500 000油、
- Rhodia社により販売されているMirasil(登録商標)シリーズの油、
- Dow Corning社製の200シリーズの油、例えば粘度が60000mm2/秒であるDC200、並びに
- General Electric社製のViscasil(登録商標)油、及びGeneral Electric社製のSFシリーズの一定の油(SF 96、SF 18)。
R1~R10は、互いに独立に、飽和又は不飽和の、直鎖状、環状又は分枝状のC1~C30炭化水素系基、好ましくはC1~C12炭化水素系基、より好ましくはC1~C6炭化水素系基、特にメチル、エチル、プロピル又はブチルの各基であり、
m、n、p及びqは、互いに独立に、両端を含んで0~900、好ましくは両端を含んで0~500、より好ましくは両端を含んで0~100の整数であり、
但し、和n+m+qは0以外である)
のフェニルシリコーンから選ぶことができる。
- Rhodia社製のSilbione(登録商標)油の70 641シリーズ、
- Rhodia社製のRhodorsil(登録商標)70 633シリーズ及び763シリーズの油、
- Dow Corning社製のDow Corning 556 Cosmetic Grade Fluid油、
- Bayer社製のPKシリーズのシリコーン、例えばPK20製品、並びに
- General Electric社製のSFシリーズの一定の油、例えばSF 1023、SF 1154、SF 1250及びSF 1265。
- 直鎖状又は分枝状の、任意選択で環状のC6~C16低級アルカン。挙げることができる例には、ヘキサン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、及びイソパラフィン、例としてはイソヘキサデカン、イソドデカン及びイソデカンが含まれる、並びに
- 16個超の炭素原子を含有する、直鎖状又は分枝状の炭化水素、例えば流動パラフィン、液状ワセリン、ポリデセン及び水添ポリイソブテン、例えばParleam(登録商標)、並びにスクアラン。
本発明による組成物は、ビタミンC及びその誘導体、サリチル酸及びその誘導体、α-ヒドロキシ酸、並びにこれらの混合物からなる群から選択される(f)少なくとも1種の美容有効成分を更に含んでもよい。単一のタイプのこうした成分、又は2種以上の異なるタイプのこうした成分を組み合わせて使用することができる。
ビタミンCは、D-配置又はL-配置を有し、L-配置のものが好ましくは利用される。ビタミンCはまた、アスコルビン酸とも称され、且つアスコルビン酸の強力な還元効果に起因してメラニンの生成を阻害するという効果を有する。アスコルビン酸の誘導体は、アスコルビン酸の塩であってよく、アスコルビン酸の塩は、アスコルビン酸ナトリウム、リン酸アスコルビルマグネシウム及びリン酸アスコルビルナトリウムから好ましくは選択される。アスコルビン酸の誘導体は、アスコルビン酸のグリコシドであってもよく、又はアスコルビン酸のエステルであってもよい。アスコルビン酸のグリコシドの例として、例えば、アスコルビルグルコシドを挙げることができる。アスコルビン酸のエステルの例として、例えば、アスコルビン酸シリル、アスコルビン酸トコフェリル及びアルキルアスコルベートを挙げることができる。アルキルアスコルベートとして、アスコルビン酸メチル又はアスコルビン酸エチルが好ましくは使用される。詳細には、アスコルビルグルコシドが好ましい。アスコルビン酸又はその誘導体は、単体で使用されてもよく、その2種以上のタイプと組み合わせて使用されてもよい。
サリチル酸は、次の化学式:
R1は、水素、又は飽和の、直鎖状、分枝状若しくは環状の、脂肪族、アルコキシ、エステル又はケトン鎖、1つ又は複数の共役又は非共役の二重結合を保持している不飽和鎖を表し、これらの鎖は、1~22個の炭素原子を含有し、且つハロゲン原子、トリフルオロメチル基、遊離形態にある又は1~6個の炭素原子を有する酸でエステル化された、或いはカルボキシル官能基でエステル化されたヒドロキシル基から選ばれる少なくとも1つの置換基で置換されていることが可能であり、これは、遊離であり又は1~6個の炭素原子を有する低級アルコールでエステル化されており、
R2は、ヒドロキシル基、又は次式(II):
R3は、水素、又は2~30個の炭素原子を有し、任意選択で1つ又は複数の置換基を含有する、飽和若しくは不飽和の、直鎖若しくは分枝鎖を表す。この鎖は、具体的には、2~30個の炭素原子を含有する、任意選択で置換されている、アルキル基及びアルケニル基から選ぶことができる。置換基は、具体的にはヒドロキシル基であってもよい)
のエステル官能基を表す]
のサリチル酸化合物又はこうした誘導体の塩を使用することができる。
用語「α-ヒドロキシ酸」又は「AHA」は、本明細書では、近接する(α-)炭素原子上に少なくとも1つのヒドロキシル基を有するカルボン酸を意味する。
本発明による組成物は、酸性である。したがって、本発明による組成物のpH、特にその水性相のpHは、7.0未満、好ましくは6.0未満、より好ましくは5.0未満、更により好ましくは4.0未満である。
Wは、ヒドロキシル基又はC1~C4アルキル基で任意選択で置換されているプロピレン等のアルキレンを示し、Ra、Rb、Rc及びRdは、独立に、水素原子、アルキル基又はC1~C4ヒドロキシアルキル基を示す)
の化合物を挙げることができ、これは、1,3-プロパンジアミン及びそれらの誘導体により例示されうる。
本発明による組成物は、少なくとも1種のポリオールを含んでもよい。単一のタイプのポリオールが使用されてよいが、2種以上の異なるタイプのポリオールを組み合わせて使用することもできる。
本発明による組成物は、室温(25℃)で液体の形態にある1種又は複数のモノアルコール、例えば1~6個の炭素原子を含む直鎖状又は分枝状のモノアルコール、例えばエタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロパノール、イソブタノール、ペンタノール及びヘキサノールを含有してもよい。
本発明による組成物は、上で説明した必須成分と、上で説明した任意選択の成分(必要な場合)とを混合して調製することができる。
本発明による組成物の形態は、特に限定されず、エマルション(O/W型又はW/O型)、水性ゲル、水性溶液等の種々の形態をとってよい。
本発明による組成物は、皮膚、頭皮、睫毛、眉毛、毛髪及び爪等のケラチン物質、並びに唇等の粘膜の、好ましくは皮膚及び唇、より好ましくは顔の皮膚及び唇の、美容トリートメントのために使用することができる。
(a)少なくとも1種の疎水性修飾アルキルセルロースと、
(b)少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の疎水性単位を含む少なくとも1種の両親媒性ポリマーと、
(c)少なくとも1種のアルキルホスフェートと
の組合せであって、
該組成物のpHが、7.0未満、好ましくは6.0未満、より好ましくは5.0未満、更により好ましくは4.0未満である、組合せの、組成物を安定させるための使用にも関する。
実施例1~3及び比較例1~9による組成物を、表1~3に示す成分を混合して調製した。表1~3に示す成分の量の数値は、全て、活性原料の「質量%」に基づく。
実施例1~3及び比較例1~9による、調製した直後の組成物を、気密容器中、60℃にて1週間貯蔵した。各組成物の外観を目視観察し、以下の基準に従って評価した。
良好: 安定である(相分離を認めない)
不良: わずかな相分離(体積の小さい液体が放出される)を認める
きわめて不良: 不安定である(相分離が認められる)
Claims (15)
- (a)少なくとも1種の疎水性修飾アルキルセルロースと、
(b)少なくとも1個の親水性単位及び少なくとも1個の10~30個の炭素原子を含む疎水性単位を含む少なくとも1種の両親媒性ポリマーと、
(c)少なくとも1種のC 10 ~C 30 アルキルホスフェートと、
(d)水と
を含む組成物であって、
(a)疎水性修飾アルキルセルロースが、次式(I):
R 1 、R 2 及びR 3 は、同一であり又は異なり、水素原子、メチル基、-[CH 2 CH 2-k (CH 3 ) k O] m H基、又は-CH 2 CH(OH)CH 2 OC j H 2j+1 基であり、
nは、100~10,000の整数であり、
kは、1の整数であり、
mは、1~10の整数であり、
jは、6~26の整数であり、
但し、前記(a)疎水性修飾アルキルセルロースは、1分子当たり少なくとも1つの-CH 2 CH(OH)CH 2 OC j H 2j+1 基を含む]
で表され、
組成物中の(a)疎水性修飾アルキルセルロースの量が、組成物の総質量に対して、0.01質量%~10質量%であり、
組成物中の(b)両親媒性ポリマーの量が、組成物の総質量に対して、0.01質量%~10質量%であり、
組成物中の(c)アルキルホスフェートの量が、組成物の総質量に対して、0.01質量%~10質量%であり、
組成物のpHが、7.0未満である、組成物。 - 前記式(I)中のjが16~20の整数である、請求項1に記載の組成物。
- 式(1)で表される(a)疎水性修飾アルキルセルロースが、-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基を、疎水性修飾アルキルセルロースの総質量に対して0.1~10.0質量%の量で含む、請求項1又は2に記載の組成物。
- 式(1)で表される(a)疎水性修飾アルキルセルロースが、疎水性修飾アルキルセルロースの総質量に対して、10.0~50.0質量%のメチル基、3.0~20.0質量%の-[CH2CH2-k(CH3)kO]mH基、及び0.1~10.0質量%の-CH2CH(OH)CH2OCjH2j+1基を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
- 組成物中の(a)疎水性修飾アルキルセルロースの量が、組成物の総質量に対して、0.05質量%~5質量%である、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
- (b)両親媒性ポリマーが、C10~30アルキル(メタ)アクリレート、並びにアクリル酸、メタクリル酸、及びそれらのエステルのうちの少なくとも1種から作製される、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
- (b)両親媒性ポリマーが、架橋されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
- (b)両親媒性ポリマーが、アクリレート/C10~30アルキルアクリレートクロスポリマー、アクリレート/アクリル酸エチルヘキシルクロスポリマー、C8~22アルキルアクリレート/メタクリル酸クロスポリマー、アクリル酸カリウム/C10~30アルキルアクリレートクロスポリマー、アクリル酸ナトリウム/C10~30アルキルアクリレートクロスポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
- 組成物中の(b)両親媒性ポリマーの量が、組成物の総質量に対して、0.05質量%~5質量%である、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
- (c)C 10~30 アルキルホスフェートが、リン酸セチル、リン酸ステアリル、リン酸セテアリル、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
- 組成物中の(c)C 10~30 アルキルホスフェートの量が、組成物の総質量に対して、0.05質量%~5質量%である、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
- 組成物中の(d)水の量が、組成物の総質量に対して、30質量%~90質量%である、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
- (e)少なくとも1種の油を更に含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物。
- ビタミンC及びその誘導体、サリチル酸及びその誘導体、α-ヒドロキシ酸、並びにこれらの混合物からなる群から選択される(f)少なくとも1種の美容有効成分を更に含む、請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物。
- 請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物をケラチン物質上に適用する工程を含む、美容方法。
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2019
- 2019-06-14 WO PCT/JP2019/024617 patent/WO2019245011A1/en active Application Filing
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016071878A1 (en) | 2014-11-07 | 2016-05-12 | L'oreal | Vanishing cream compositions and uses thereof |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
Creme Foundation,MintelGNPD,http://www.gnpd.com,ID:2215090 |
SANGELOSE, DAIDO CHEMICAL CORPORATION, web.archiveにより2017年1月31日時点で公開済みであることを確認,http://web.archive.org/web/20170131183615/http://en.daido-chem.co.jp/topics/view/2 |
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Publication number | Publication date |
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JP2019218283A (ja) | 2019-12-26 |
WO2019245011A1 (en) | 2019-12-26 |
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