JP7224994B2 - 電気式脱イオン水製造装置および脱イオン水の製造方法 - Google Patents
電気式脱イオン水製造装置および脱イオン水の製造方法 Download PDFInfo
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Description
CO2+H2O ⇔ H2CO3 ⇔ HCO3 -+H+ ⇔ CO3 2-+2H+
ホウ素については、下式で示される平衡関係がある。
B(OH)3+H2O ⇔ B(OH)4 -+H+
ホウ素の場合、イオン化していない分子(中性分子)の形態はB(OH)3である。
対向する陰極と陽極との間に少なくとも一つの脱塩処理部が設けられ、
前記脱塩処理部は、イオン交換体が充填された脱塩室と、該脱塩室の両隣に設けられる一対の濃縮室とを有し、前記一対の濃縮室のそれぞれにイオン交換体が充填され、
前記脱塩室は、前記一対の濃縮室のうちの前記陰極側の濃縮室にカチオン交換膜を介して
隣接するとともに、前記一対の濃縮室のうちの前記陽極側の濃縮室にアニオン交換膜を介して隣接し、
前記脱塩室に被処理水を通水して前記脱塩室から脱イオン水を得る電気式脱イオン水製造装置であって、
前記一対の濃縮室のうちの前記陰極側の濃縮室に充填されたイオン交換体は、アニオン交換樹脂を含むイオン交換樹脂と、カチオン交換繊維を含む不織布もしくは織布とを含み、
前記不織布もしくは織布が、その不織布もしくは織布が存在する濃縮室とその濃縮室に隣接する脱塩室とを隔てる前記カチオン交換膜の陰極側の面に接した状態で、設置されており、
前記脱塩室と、陽極側の濃縮室には、前記不織布もしくは織布を含まない、
電気式脱イオン水製造装置が提供される。
電気式脱イオン水製造装置の脱塩室に被処理水を通水して脱イオン水を製造する、脱イオン水の製造方法であって、
前記被処理水が、ホウ素、炭酸およびシリカからなる群から選ばれる少なくとも1種を含み、
前記電気式脱イオン水製造装置が、前記電気式脱イオン水製造装置であることを特徴とする、脱イオン水の製造方法が提供される。
図5に示す構成を有するEDI装置を用い、弱酸成分としてホウ素を用い、カチオン交換膜33を通してのホウ素の透過量を評価した。この装置は、次の点を除いて、図1に示す装置と同様の構成を有していた。
・脱塩室23の陽極側に位置する濃縮室が、陽極11を有し、陽極室を兼ねる濃縮室51であった。この濃縮室51にはカチオン交換樹脂を充填した。
・濃縮室51と脱塩室23とを隔てる膜として、カチオン交換膜52を用いた。
・脱塩室23に、カチオン交換樹脂を充填した。ホウ素を捕捉しないカチオン交換樹脂を脱塩室23に充填することにより、脱塩室23からホウ素を排出しやすくなる。
・陰極室25の出口水を、濃縮室51に供給した。
・濃縮室24にホウ素含有水を供給し、脱塩室23および陰極室25にホウ素を含まない水を供給した。
・濃縮室51:寸法 縦50×横40×厚さ10mm、CER充填
・脱塩室23:寸法 縦50×横40×厚さ10mm、CER充填
・濃縮室24:寸法 縦50×横40×厚さ10mm、AER充填
・陰極室25:寸法 縦50×横40×厚さ10mm、AER充填
・CER:強酸性カチオン交換樹脂(粒径:0.5mm、母体:スチレン・ジビニルベンゼン共重合体)
・AER:強塩基性アニオン交換樹脂(粒径:0.5mm、母体:スチレン・ジビニルベンゼン共重合体)
・不織布40:表1に示す厚み、混率、目付けを有する、カチオン交換繊維を含む不織布(基材はポリプロピレン)
・ホウ素非含有水:超純水(比抵抗18.2MΩ・cm、ホウ素濃度20ng/L未満)
・ホウ素含有水:上記ホウ素非含有水にホウ素を250μg/Lで添加したもの
・各室から排出される水の流量:6L/h
・印加電流密度:1.0A/dm2。
不織布40として、それぞれ表1に示す性状を有するカチオン交換繊維を含む不織布を用いたこと以外は実施例1と同様にして、ホウ素透過量を求めた。
EDI装置に不織布40を設けなかったこと以外は実施例1と同様にして、ホウ素透過量を求めた。
12 陰極
21 陽極室
22、24 濃縮室
23 脱塩室
25 陰極室
26 第1小脱塩室
27 第2小脱塩室
31、33、52 カチオン交換膜(CEM)
32、34 アニオン交換膜(AEM)
36 中間イオン交換膜(IIEM)
51 陽極室を兼ねる濃縮室
Claims (6)
- 対向する陰極と陽極との間に少なくとも一つの脱塩処理部が設けられ、
前記脱塩処理部は、イオン交換体が充填された脱塩室と、該脱塩室の両隣に設けられる一対の濃縮室とを有し、前記一対の濃縮室のそれぞれにイオン交換体が充填され、
前記脱塩室は、前記一対の濃縮室のうちの前記陰極側の濃縮室にカチオン交換膜を介して隣接するとともに、前記一対の濃縮室のうちの前記陽極側の濃縮室にアニオン交換膜を介して隣接し、
前記脱塩室に被処理水を通水して前記脱塩室から脱イオン水を得る電気式脱イオン水製造装置であって、
前記一対の濃縮室のうちの前記陰極側の濃縮室に充填されたイオン交換体は、アニオン交換樹脂を含むイオン交換樹脂と、カチオン交換繊維を含む不織布もしくは織布とを含み、
前記不織布もしくは織布が、その不織布もしくは織布が存在する濃縮室とその濃縮室に隣接する脱塩室とを隔てる前記カチオン交換膜の陰極側の面に接した状態で、設置されており、
前記脱塩室と、陽極側の濃縮室には、前記不織布もしくは織布を含まない、
電気式脱イオン水製造装置。 - 前記不織布もしくは織布が、その不織布もしくは織布が存在する濃縮室内の水の通水方向に平行に設置されている、請求項1に記載の電気式脱イオン水製造装置。
- 前記不織布もしくは織布の目付けが50g/m2を超える、請求項1又は2に記載の電気式脱イオン水製造装置。
- 前記不織布もしくは織布の厚みが0.1mm以上である、請求項1~3のいずれか一項に記載の電気式脱イオン水製造装置。
- 前記不織布もしくは織布に占めるカチオン交換繊維の割合が25質量%以上である、請求項1~4のいずれか一項に記載の電気式脱イオン水製造装置。
- 電気式脱イオン水製造装置の脱塩室に被処理水を通水して脱イオン水を製造する、脱イオン水の製造方法であって、
前記被処理水が、ホウ素、炭酸およびシリカからなる群から選ばれる少なくとも1種を含み、
前記電気式脱イオン水製造装置が、請求項1~5のいずれか一項に記載の電気式脱イオン水製造装置であることを特徴とする、脱イオン水の製造方法。
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