JP7222797B2 - クリープフィード研削方法 - Google Patents
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Description
研削装置1の装置ベース10上の前方(-Y方向側)は、保持手段30上に対して板状ワークWの着脱が行われる着脱領域であり、装置ベース10上の後方は、研削手段7によって保持手段30上に保持された板状ワークWの研削が行われる研削領域である。
ウェーハW2の上面には、図示しないデバイスが形成されている。このデバイスの表面にはそれぞれ複数の円柱状の電極Eが立設している。電極Eは、例えば銅を主要素として構成されている。
ウェーハW2の上面は、エポキシ樹脂等の樹脂層Jによって封止されており、各電極Eの上端部は樹脂層Jによって覆われている。
矩形状の板状ワークWのサイズの一例としては、縦220mm×横100mmである。
なお、板状ワークWの構成は本例に限定されるものではない。
なお、保持面300aが吸引保持する板状ワークWは、複数枚でもよい。複数枚の板状ワークWの長手方向をY軸方向に平行とし、Y軸方向に水平面において直交するX軸方向に複数枚を並べて保持面300aに板状ワークWを吸引保持させてもよい。
なお、保持手段30の保持面300aが、スピンドル70が傾けられた状態で、研削砥石741の下面741b(図2参照)で研削されて下面741bと保持面300aとが平行にされた後、保持面300aに板状ワークWを保持させ研削砥石741の下面741bで研削していく。
なお、図2においては、研削装置1の各構成要素の一部を簡略化及び省略して示している。
スピンドル70のZ軸方向からの傾き角度は、例えば、研削ホイール74の直径(mm)がΦ300mmである場合には、前方の研削砥石741の下面741bの高さと後方の研削砥石741の下面741bの高さとの差L0が例えば5μm~10μmとなる角度に設定される。
なお、上面高さ測定手段は、測定光を板状ワークWの上面Waに照射する非接触式のものであってもよい。
まず、図1、2に示す板状ワークWが、装置ベース10上の着脱領域において、樹脂層Jを上側に向けて保持手段30の保持面300a上に載置される。そして、保持手段30に接続された図示しない吸引源が作動して生み出された吸引力が保持面300aに伝達されることで、保持手段30により板状ワークWが吸引保持される。
準備工程を上記のように実施した後に、図1に示すモータ72がスピンドル70を、図2に示すように、例えば+Z方向から見て反時計回り方向(以下、矢印R方向とする)に回転駆動し、これに伴って研削ホイール74が回転する。
次に、図3に示すように、Y軸移動手段14が、板状ワークWを吸引保持した保持手段30を+Y方向(往方向)に所定の送り速度で移動させる、即ち、研削手段7に対して保持手段30を前方(-Y方向側)の研削砥石741後方(+Y方向側)の研削砥石741に向かう方向に移動させる。そして回転する前方の研削砥石741の下面741bと外側面741dとで板状ワークWの樹脂層J及び電極Eが研削されていく。例えば、研削される板状ワークWの上面Waに現れる樹脂層Jの面積と全電極Eの面積の合計との比率の一例は、例えば、樹脂層Jの面積:全電極Eの上面の総面積=20:80である。つまり、第1研削工程で全ての電極Eを板状ワークWの上面Waに露出させ、後の第2研削工程で板状ワークWの上面Waの面粗さを除去するようにしてもよい。研削中には、研削水源79から供給された研削水が研削水供給口70a及び研削水路70bを通って、研削砥石741の内側面741cに供給されると共に板状ワークWに供給される。
なお、回転する後方(+Y方向側)の研削砥石741は板状ワークWを研削していない。
なお、前方の研削砥石741の外側面741dが板状ワークWに接触する部分に、図1に示す研削ホイール74の外側に配設され研削水源79に連通する研削水ノズル76から研削水が供給されている。この研削水は研削ホイール74の回転方向(矢印R方向)に沿って研削砥石741の外側面741dに向かって研削水ノズル76から供給されている。また、研削水ノズル76にエア源78を連通させ、研削水ノズル76から供給する研削水にエアを混合した2流体を研削ホイール74の回転方向(矢印R方向)に沿って研削砥石741の外側面741dに向かって噴出させることで、研削水ノズル76から噴出される2流体の速度を大きくし、研削屑を研削砥石741の外側面741dから取り除く効果を大きくする事ができる。
第1研削工程を上記のように実施した後に、Z軸移動手段5によって、図4に示す研削手段7が-Z方向に下降して、前方(-Y方向)の研削砥石741の下面741bと保持面300aとの距離が予め設定した板状ワークWの仕上げ厚みTと一致する図4、5に示す高さZ1に前方の研削砥石741の下面741bが位置づけられる。なお、本実施形態では、研削手段7を第1研削工程の高さから10μm~20μm下がった高さ位置に位置づけ研削する。このように僅かに下がった位置で研削して被研削面である上面Waの粗さを小さくする。また、モータ72がスピンドル70を、例えば+Z方向から見て反時計回り方向(矢印R方向)に回転駆動し、これに伴って研削ホイール74が回転する。また、研削手段7は、研削された板状ワークWを所望の仕上げ厚みTとするための高さZ0に位置している。
なお、研削水の供給は、図1に示す研削水源79から研削水供給口70aに供給された研削水が、研削水路70bを通って、板状ワークWに供給されるとともに研削砥石741の内側面741cに供給される。
また、第2研削工程実施時に、前方の研削砥石741の下面741bと内側面741cとで板状ワークWを研削している最中においては、研削屑が研削ホイール74の中心側に滞留しやすい。その結果、研削砥石741が磨耗しやすくなるため、本実施形態のように、第2研削工程実施時に、仕上げクリープフィード研削を行いながら板状ワークWの上面Waの高さを上面高さ測定手段38により測定する。そして、研削砥石741が磨耗してしまうことで板状ワークWが仕上げ厚みTよりも厚く仕上がるのを修正するように、前方の研削砥石741の高さを下げる補正を行うことで、許容値内に板状ワークWの仕上げ厚みTを収めることが可能となる。
1:研削装置 10:装置ベース 11:コラム
14:Y軸移動手段 140:ボールネジ 141:一対のガイドレール 142:モータ 143:可動板
30:保持手段 300:吸着部 300a:保持面 301:枠体 34:テーブル基台 39:カバー 39a:蛇腹カバー
38:上面高さ測定手段 380:コンタクト 381:アーム部
5:Z軸移動手段 50:ボールネジ 51:一対のガイドレール 52:モータ 53:昇降板
7:研削手段 70:スピンドル 70a:研削水供給口 70b:研削水路 79:研削水源71:ハウジング 72:モータ 73:マウント
74:研削ホイール 740:ホイール基台 741:研削砥石 75:ホルダ
76:研削水ノズル 78:エア源
9:制御手段 91:記憶部 92:算出部
Claims (1)
- 板状ワークを保持する保持面を有する保持手段と、研削砥石を環状に配置した研削ホイールをスピンドルの先端に装着し該スピンドルを回転させ該保持手段に保持された板状ワークを研削する研削手段と、該保持手段と該研削手段とを相対的に該保持面に平行なY軸方向に移動させるY軸移動手段と、該保持面に垂直な方向であるZ軸方向に該研削手段と該保持手段とを相対的に移動させるZ軸移動手段と、を備えた研削装置を用いて、該保持手段に保持された板状ワークの上面より下に該研削砥石の下面を位置づけ、該保持手段と該研削手段とを相対的にY軸方向に移動させて板状ワークを研削するクリープフィード研削方法であって、
該スピンドルは、Z軸方向より僅かに傾けられていて、該研削砥石の下面と該保持面との距離が最小になる方を該研削ホイールの前方とし、該研削砥石の下面と該保持面との距離が最大になる方を該研削ホイールの後方とし、
該Z軸移動手段を用いて、該前方の該研削砥石の下面を該保持手段に保持された板状ワークの上面より低く位置づけると共に、該Y軸移動手段を用いて、該前方の該研削砥石より前方側に該保持手段を位置づける準備工程と、
該準備工程の後、該Y軸移動手段を用いて、該研削手段に対し該保持手段を該研削ホイールの該前方から該後方に向かって移動させ、該前方の該研削砥石の下面と外側面とで板状ワークを研削する第1研削工程と、
該第1研削工程の後、該Z軸移動手段を用いて、該前方の該研削砥石の下面と該保持面との距離が予め設定した板状ワークの仕上げ厚みと一致する高さに該前方の該研削砥石の下面を位置づけ、さらに該Y軸移動手段を用いて、該研削手段に対し該保持手段を該研削ホイールの該後方から該前方に向かって移動させ、該前方の該研削砥石の下面と内側面とで板状ワークを研削する第2研削工程と、を備えるクリープフィード研削方法。
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