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JP7200775B2 - 投射装置、表示システムおよび移動体 - Google Patents

投射装置、表示システムおよび移動体 Download PDF

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JP7200775B2 JP2019050099A JP2019050099A JP7200775B2 JP 7200775 B2 JP7200775 B2 JP 7200775B2 JP 2019050099 A JP2019050099 A JP 2019050099A JP 2019050099 A JP2019050099 A JP 2019050099A JP 7200775 B2 JP7200775 B2 JP 7200775B2
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Description

本発明は、投射装置、表示システムおよび移動体に関する。
特許文献1では、中間スクリーンに入射する光束の進行方向は走査中心から離れる方向に設定されていて、中間スクリーンの主走査方向の両端における光束の進行方向は、主走査方向において互いに異なる画像表示装置を開示している。
本発明は、画像形成部と結像光学系の間の光路長が異なることに起因する画像品質の低下を抑制する投射装置、表示システムおよび移動体を提供することを目的とする。
本発明に係る投射装置、表示システムおよび移動体は、画像を形成する画像光を出射する画像形成部と、画像光を反射して像を結像させる結像光学系と、を備え、結像光学系は、画像形成部と結像光学系の間の光路長が短い画像光を入射する位置の倍率が、画像形成部と結像光学系の間の光路長が長い画像光を入射する位置の倍率よりも高くなるように構成される。
本発明によれば、画像形成部と結像光学系の間の光路長が異なることに起因する画像品質の低下を抑制する投射装置、表示システムおよび移動体を提供することができる。
実施形態に係る表示システムのシステム構成の一例を示す図である。 実施形態に係る搭載装置の構成の一例を示す図である。 実施形態に係る搭載装置の上面図である。 実施形態に係る搭載装置の側面図である。 実施形態に係る搭載装置の側断面図である。 実施形態に係る搭載装置の上断面図である。 実施形態に係る表示装置の構成の一例を示す図である。 実施形態に係る表示装置に対するスクリーンユニットの着脱を示す図である。 実施形態に係る表示装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 実施形態に係る表示装置の機能構成の一例を示す図である。 実施形態に係る光源装置の具体的構成の一例を示す図である。 実施形態に係る光偏向装置の具体的構成の一例を示す図である。 実施形態に係るスクリーンの具体的構成の一例を示す図である。 マイクロレンズアレイにおいて、入射光束径とレンズ径の大小関係の違いによる作用の違いについて説明するための図である。 光偏向装置のミラーと走査範囲の対応関係について説明するための図である。 二次元走査時の走査線軌跡の一例を示す図である。 結像光学系の原理の説明図である。 比較例に係る搭載装置の説明図である。 比較例に係る搭載装置の説明図である。 実施形態に係る自由曲面ミラー30及びフロントガラス50を含む結像光学系の説明図である。 実施形態に係る搭載装置の説明図である。 実施形態に係る虚像の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
●実施形態●
●システム構成
図1は、実施形態に係る表示システムのシステム構成の一例を示す図である。
表示システム1は、投射装置の一例としての搭載装置100から投射される投射光を、透過反射部材に投射させることによって観察者3に表示画像を視認させる。表示画像は、観察者3の視界に虚像45として重畳して表示する画像である。表示システム1は、例えば、車両、航空機もしくは船舶等の移動体、または操縦シミュレーションシステムもしくはホームシアターシステム等の非移動体に備えられる。本実施形態は、表示システム1が、移動体1Aの一例である自動車に備えられた場合について説明する。なお、表示システム1の使用形態は、これに限られるものではない。以降、移動体1Aの進行方向をX、左右方向をY、上下方向をZとして座標軸を定める。
表示システム1は、例えば、フロントガラス50を介して車両の操縦に必要なナビゲーション情報(例えば車両の速度、進路情報、目的地までの距離、現在地名称、車両前方における物体(対象物)の有無や位置、制限速度等の標識、渋滞情報等の情報等)を、観察者3(運転者)に視認させる。この場合、フロントガラス50は、入射された光の一部を透過させ、残部の少なくとも一部を反射させる透過反射部材として機能する。観察者3の視点位置からフロントガラス50までの距離は、数十cm~1m程度である。なお、小型で透明なプラスチックディスク等で形成されたコンバイナを、フロントガラス50の代わりに、透過反射部材として使用してもよい。
搭載装置100は、例えば、ヘッドアップディスプレイ装置(HUD装置)である。搭載装置100は、自動車のインテリアデザインに準拠して任意の位置に配置され、例えば、自動車のダッシュボードの下方に配置されてもよく、ダッシュボード2内に埋め込まれていてもよい。本実施形態は、搭載装置100が、ダッシュボード2内に搭載された場合について説明する。
図2は、実施形態に係る搭載装置100の構成の一例を示す図である。搭載装置100は、表示装置10、自由曲面ミラー30およびフロントガラス50を備える。
表示装置10は、光源装置11、光偏向装置13、スクリーン15を備える。光源装置11は、光源から射出されたレーザ光を、装置外部へ照射するデバイスである。光源装置11は、例えば、R、G、Bの3色のレーザ光を合成したレーザ光を照射してもよい。光源装置11から射出されたレーザ光は、光偏向装置13の反射面に導かれる。光源装置11は、光源として、LD(Laser Diode)等の半導体発光素子を有する。なお、光源は、これに限られず、LED(light emitting diode)等の半導体発光素子を有してもよい。
光偏向装置13は、光源装置11から照射される照射光を入射して、画像を形成する画像光を出射する画像形成部の一例であり、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等を利用してレーザ光の進行方向を変化させるデバイスである。光偏向装置13は、例えば、直交する2軸に対して揺動する単一の微小なMEMSミラー、または1軸に対して揺動もしくは回転する2つのMEMSミラーからなるミラー系等の走査手段を利用して構成される。光偏向装置13から射出されたレーザ光は、スクリーン15に走査される。なお、光偏向装置13は、MEMSミラーに限られず、ポリゴンミラー等を用いて構成されてもよい。
スクリーン15は、光偏向装置13から出射される画像光を結像して画像が形成されるスクリーンの一例であり、レーザ光を所定の発散角で発散させる機能を有する発散部材である。スクリーン15は、例えば、EPE(Exit Pupil Expander)の形態として、マイクロレンズアレイ(MLA)または拡散板等の光拡散効果を持つ透過型の光学素子によって構成される。なお、スクリーン15は、マイクロミラーアレイ等の光拡散効果を持つ反射型の光学素子によって構成されてもよい。スクリーン15は、光偏向装置13から射出されたレーザ光がスクリーン15上に走査されることによって、スクリーン15上に二次元像である中間像40を形成する。
ここで、表示装置10の投射方式は、液晶パネル、DMDパネル(デジタルミラーデバイスパネル)または蛍光表示管(VFD)等イメージングデバイスで中間像40を形成する「パネル方式」と、光源装置11から射出されたレーザ光を走査手段で走査して中間像40を形成する「レーザ走査方式」がある。
本実施形態に係る表示装置10は、後者の「レーザ走査方式」を採用する。「レーザ走査方式」は、各画素に対して発光または非発光を割り当てることができるため、一般に高コントラストの画像を形成することができる。なお、表示装置10は、投射方式として「パネル方式」を用いてもよい。
スクリーン15から射出されたレーザ光(光束)によって、自由曲面ミラー30およびフロントガラス50に投射された虚像45は、中間像40から拡大されて表示される。自由曲面ミラー30は、フロントガラス50の湾曲形状による画像の傾き、歪、位置ずれ等を相殺するように設計および配置されている。自由曲面ミラー30は、所定の回転軸を中心として回転可能に設置されてもよい。これにより、自由曲面ミラー30は、スクリーン15から射出されたレーザ光(光束)の反射方向を調整し、虚像45の表示位置を変化させることができる。
ここでは、自由曲面ミラー30は、虚像45の結像位置が所望の位置になるように、一定の集光パワーを有するように既存の光学設計シミュレーションソフトを用いて設計されている。表示装置10は、虚像45が観察者3の視点位置から例えば1m以上かつ30m以下(好ましくは10m以下)の位置(奥行位置)に表示されるように、自由曲面ミラー30の集光パワーを設定する。なお、自由曲面ミラー30は、凹面ミラーやその他集光パワーを有する素子であってもよい。自由曲面ミラー30は、結像光学系の一例である。
フロントガラス50は、レーザ光(光束)の一部を透過させ、残部の少なくとも一部を反射させる機能(部分反射機能)を有する透過反射部材である。フロントガラス50は、観察者3に前方の景色および虚像45を視認させる半透過鏡として機能する。虚像45は、例えば、車両情報(速度、走行距離等)、ナビゲーション情報(経路案内、交通情報等)、警告情報(衝突警報等)等を観察者3に視認させるための画像情報である。なお、透過反射部材は、フロントガラス50とは別途設けられたフロントウインドシールド等であってもよい。フロントガラス50は、反射部材の一例である。
虚像45は、フロントガラス50の前方の景色と重畳するように表示されてもよい。また、フロントガラス50は、平面でなく、湾曲している。そのため、虚像45の結像位置は、自由曲面ミラー30とフロントガラス50の曲面によって決定される。なお、フロントガラス50は、部分反射機能を有する個別の透過反射部材としての半透過鏡(コンバイナ)を利用してもよい。
このような構成により、スクリーン15から射出されたレーザ光(光束)は、自由曲面ミラー30に向けて投射され、フロントガラス50によって反射される。観察者3は、フロントガラス50で反射された光によって、スクリーン15に形成された中間像40が拡大された虚像45を視認することができるようになる。
(取り付け部の構成)
図3は、搭載装置100の上面図である。この図3に示すように、搭載装置100は、右側面部及び左側面部に、それぞれ2つずつ、搭載装置100を移動体1Aに取り付けるための取り付け部41a~41dが設けられている。各取り付け部41a~41dには、それぞれネジ孔が設けられており、このネジ孔を介して、搭載装置100が移動体1Aに取り付けられるようになっている。
図4は、移動体1Aに取り付けられた搭載装置100を右側から見た側面図である。移動体1Aは、インストルメントパネル2に溶着又は締結された取り付けブラケット42と、クロスカービーム43に溶着又は締結された取り付けブラケット44を有している。取り付けブラケット42及び取り付けブラケット44は、設置部の一例である。搭載装置100は、取り付け部41a、41cを取り付けブラケット42にネジ等で締結すると共に、取り付け部41b、41dを取り付けブラケット44にネジ等で締結することで、移動体1Aに取り付けられている。
図5は、搭載装置100を右方向(Y方向右側)から見た側断面図である。図6は、搭載装置100の上方向(Z方向)から見た上断面図である。図5、図6は、搭載装置100内部の具体的な配置を示す。
搭載装置100は、図2で説明した表示装置10、自由曲面ミラー30以外に、表示装置10から投射されるレーザ光を自由曲面ミラー30に向けて反射する折り返しミラー25を筐体102内に収納する。筐体102は、自由曲面ミラー30で反射された反射光を透過させてフロントガラス50に投射する透過部材の一例としての出射窓104を備える。表示装置10およびスクリーン15は、右方向(Y方向右側)にレーザ光が投射されるように配置されている。
図7は、表示装置10の構成の一例を示す図である。表示装置10は、図2で説明した光源装置11、光偏向装置13、スクリーン15以外に、光源装置11から出射されるレーザ光を光変調するフィルタ307と、フィルタ307で光変調された変調光を光偏向装置13に向けて集光する集光レンズ410と、光偏向装置13で偏向された偏向光を反射するミラー401と、ミラー401で反射された反射光をスクリーン15に向けて反射する第2ミラー402をさらに備える。
光源装置11は、光源素子111R,111G,111B(以下、区別する必要のないときは、光源素子111とする。)、カップリング(コリメート)レンズ112R,112G,112B、アパーチャ113R,113G,113B、合成素子114,115,116、およびレンズ117を含む。
3色(R,G,B)の光源素子111R,111G,111Bは、例えば、それぞれ単数または複数の発光点を有するLD(Laser Diode)である。光源素子111R,111G,111Bは、互いに異なる波長λR,λG,λB(例えばλR=640nm,λG=530nm,λB=445nm)のレーザ光(光束)を放射する。
放射された各レーザ光(光束)は、それぞれカップリングレンズ112R,112G,112Bによりカップリングされ、略平行光束とされる。カップリングされた各レーザ(光束)は、3つの合成素子114,115,116により合成される。合成素子114,115,116は、プレート状またはプリズム状のダイクロイックミラーであり、波長に応じてレーザ光(光束)を反射または透過し、1つの光束に合成する。合成された光束は、フィルタ307および集光レンズ410を通り、光偏向装置13に導かれる。
表示装置10は、ハウジング10Aと、ミラーユニット(ミラー保持部材)305と、スクリーンユニット300と、を組み立てることにより構成される。ハウジング10Aは、光源素子111R,111G,および111B、カップリングレンズ112R,112G,112B、合成素子114,115,116、フィルタ307、集光レンズ410、および光偏向装置13を保持し、収納する。ミラーユニット305は、ミラー401および第2ミラー402を保持する。スクリーンユニット300は、スクリーン15を保持する保持部材の一例である。
光源ユニット110は、ハウジング10Aから着脱可能であり、光源素子111R,111G,および111Bを保持する。
図8は、表示装置10に対するスクリーンユニット300の着脱を示す図である。スクリーンユニット300は、光源ユニット110およびミラーユニット305をハウジング10Aから取り外すことなく、ハウジング10Aに着脱自在で取り付けられる。また、スクリーンユニット300は、光源装置11、フィルタ307、集光レンズ410および光偏向装置13をハウジング10Aから取り外すことなく、ハウジング10Aに着脱自在で取り付けられる。
そして、ハウジング10Aはアルミダイカストにより成形され、ミラーユニット305は樹脂により成形されており、ハウジング10Aはミラーユニット305よりも熱伝導率が高い。
スクリーン15により発散された画像光は、図1、2に示した光路によりフロントガラス50に到達するが、実使用時には、フロントガラス50に照射される太陽光が、光路を逆流してスクリーン15やスクリーンユニット300に到達することがある。この場合、太陽光の熱により、スクリーン15が変形、変色して画像品質が低下するおそれがある。
そこで、本実施形態では、スクリーンユニット300をハウジング10Aに取り付けることにより、光路の上流側に位置するミラーユニット305に取り付ける場合に比べて、スクリーン15やスクリーンユニット300の熱を逃がしやすくなり、画像品質の低下を抑制することができる。
また、スクリーンユニット300は、ミラーユニット305が保持するミラー401、第2ミラー402や、光偏向装置13等をハウジング10Aから取り外すことなく、ハウジング10Aに着脱自在で取り付けられるので、スクリーンユニット300のみを交換、メンテすることが容易になる。これにより、スクリーン15が変形、変色した場合でも、スクリーン15を交換、メンテして画像品質の低下を抑制することができる。
さらには、移動体1Aの種類(車種)によってフロントガラス50の曲率が異なることに対応して、結像光学系(自由曲面ミラー30)に合わせてスクリーン15のサイズや位置、角度を微調整する必要があるが、スクリーンユニット300をハウジング10A等に対して着脱自在とすることで、ハウジング10A等を共通化することが可能となり、生産性を向上することできる。
●ハードウエア構成
図9は、実施形態に係る表示装置のハードウエア構成の一例を示す図である。なお、図2に示すハードウエア構成は、必要に応じて構成要素が追加または削除されてもよい。
表示装置10は、表示装置10の動作を制御するための制御装置17を有する。制御装置17は、表示装置10の内部に実装された基板またICチップ等のコントローラである。制御装置17は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)1001、CPU(Central Processing Unit)1002、ROM(Read Only Memory)1003、RAM(Random Access Memory)1004、I/F(Interface)1005、バスライン1006、LDドライバ1008、MEMSコントローラ1010およびモータドライバ1012を含む。
FPGA1001は、表示装置10の設計者による設定変更が可能な集積回路である。LDドライバ1008、MEMSコントローラ1010、およびモータドライバ1012は、FPGA1001からの制御信号に応じて駆動信号を生成する。CPU1002は、表示装置10全体を制御するための処理を行う集積回路である。ROM1003は、CPU1002を制御するプログラムを記憶する記憶装置である。RAM1004は、CPU1002のワークエリアとして機能する記憶装置である。I/F1005は、外部装置と通信するためのインターフェースである。I/F1005は、例えば自動車のCAN(Controller Area Network)等に接続される。
LD1007は、例えば、光源装置11の一部を構成する半導体発光素子である。LDドライバ1008は、LD1007を駆動する駆動信号を生成する回路である。MEMS1009は、光偏向装置13の一部を構成し、走査ミラーを変位させるデバイスである。MEMSコントローラ1010は、MEMS1009を駆動する駆動信号を生成する回路である。モータ1011は、自由曲面ミラー30の回転軸を回転させる電動機である。モータドライバ1012は、モータ1011を駆動する駆動信号を生成する回路である。
●機能構成
図10は、実施形態に係る表示装置の機能構成の一例を示す図である。表示装置10により実現される機能は、車両情報受信部171、外部情報受信部172、画像生成部173および画像表示部174を含む。
車両情報受信部171は、CAN等から自動車の情報(速度、走行距離等の情報)を受信する機能である。車両情報受信部171は、図2に示したI/F1005およびCPU1002の処理、並びにROM1003に記憶されたプログラム等により実現される。
外部情報受信部172は、外部ネットワークから自動車外部の情報(GPSからの位置情報、ナビゲーションシステムからの経路情報または交通情報等)を受信する機能である。外部情報受信部172は、図2に示したI/F1005およびCPU1002の処理、並びにROM1003に記憶されたプログラム等により実現される。
画像生成部173は、車両情報受信部171および外部情報受信部172により入力された情報に基づいて、中間像40および虚像45を表示させるための画像情報を生成する機能である。画像生成部173は、図2に示したCPU1002の処理、およびROM1003に記憶されたプログラム等により実現される。
画像表示部174は、画像生成部173により生成された画像情報に基づいて、スクリーン15に中間像40を形成し、中間像40を構成したレーザ光(光束)をフロントガラス50に向けて投射して虚像45を表示させる機能である。画像表示部174は、図2に示したCPU1002、FPGA1001、LDドライバ1008、MEMSコントローラ1010およびモータドライバ1012の処理、並びにROM1003に記憶されたプログラム等により実現される。
画像表示部174は、制御部175、中間像形成部176および投影部177を含む。制御部175は、中間像40を形成するために、光源装置11および光偏向装置13の動作を制御する制御信号を生成する。また、制御部175は、虚像45を所定の位置に表示させるために、自由曲面ミラー30の動作を制御する制御信号を生成する。
中間像形成部176は、制御部175によって生成された制御信号に基づいて、スクリーン15に中間像40を形成する。投影部177は、観察者3に視認させる虚像45を形成するために、中間像40を構成したレーザ光を、透過反射部材(フロントガラス50等)に投射させる。
●光源装置
図11は、実施形態に係る光源装置11の具体的構成に一例を示す図である。光源装置11は、図7で説明した構成以外に、カップリングレンズ112R,112G,112Bと合成素子114,115,116の間に、カップリングレンズ112R,112G,112Bによりカップリングされた各レーザ(光束)をそれぞれ整形するアパーチャ113R,113G,113Bを備える。アパーチャ113R,113G,113Bは、レーザ光(光束)の発散角等の所定の条件に応じた形状(例えば円形、楕円形、長方形、正方形等)を有する。
●光偏向装置
図12は、実施形態に係る光偏向装置の具体的構成の一例を示す図である。光偏向装置13は、半導体プロセスにより製造されるMEMSミラーであり、ミラー130、蛇行状梁部132、枠部材134、および圧電部材136を含む。光偏向装置13は、走査部の一例である。
ミラー130は、光源装置11から射出されたレーザ光をスクリーン15側に反射する反射面を有する。光偏向装置13は、ミラー130を挟んで一対の蛇行状梁部132を形成する。蛇行状梁部132は、複数の折り返し部を有する。折り返し部は、交互に配置される第1の梁部132aと第2の梁部132bとから構成されている。蛇行状梁部132は、枠部材134に支持されている。圧電部材136は、隣接する第1の梁部132aと第2の梁部132bとを接続するように配置されている。圧電部材136は、第1の梁部132aと第2の梁部132bとに異なる電圧を印加し、梁部132a,132bのそれぞれに反りを発生させる。
これにより、隣接する梁部132a,132bは、異なる方向に撓む。ミラー130は、撓みが累積されることによって、左右方向の軸を中心として垂直方向に回転する。このような構成により、光偏向装置13は、垂直方向への光走査が低電圧で可能となる。上下方向の軸を中心とした水平方向の光走査は、ミラー130に接続されたトーションバー等を利用した共振により行われる。
●スクリーン
図13は、実施形態に係るスクリーンの具体的構成の一例を示す図である。スクリーン15は、光源装置11の一部を構成するLD1007から射出されたレーザ光を結像させる。また、スクリーン15は、所定の発散角で発散させる発散部材である。図13に示すスクリーン15は、光を発散させるように湾曲する湾曲部が複数備えられる一例として六角形形状を有する複数のマイクロレンズ150(湾曲部の一形態としての凸形状部)が隙間なく配列されたマイクロレンズアレイ構造を有している。マイクロレンズ150のレンズ径(対向する2辺間の距離)は、200μm程度である。スクリーン15は、マイクロレンズ150の形状を六角形とすることにより、複数のマイクロレンズ150を高密度で配列することができる。なお、本実施形態に係るマイクロレンズアレイ200およびマイクロレンズ150の詳細は、後述する。
図14は、マイクロレンズアレイにおいて、入射光束径とレンズ径の大小関係の違いによる作用の違いについて説明するための図である。図14(a)において、スクリーン15は、マイクロレンズ150が整列して配置された光学板151によって構成される。光学板151上に入射光152が走査される場合、入射光152は、マイクロレンズ150により発散され、発散光153となる。スクリーン15は、マイクロレンズ150の構造により、入射光152を所望の発散角154で発散させることができる。マイクロレンズ150のレンズ径155は、入射光152の径156aよりも大きくなるように設計される。これにより、スクリーン15は、レンズ間での干渉を起こさずに、干渉ノイズの発生を抑制する。
図14(b)は、入射光152の径156bが、マイクロレンズ150のレンズ径155の2倍大きい場合の発散光の光路を示す。入射光152は、二つのマイクロレンズ150a、150bに入射し、それぞれ発散光157,158を生じさせる。このとき、領域159において、二つの発散光が存在するため、光の干渉を生じうる。この干渉光が観察者の目に入った場合、干渉ノイズとして視認される。
以上を考慮して、干渉ノイズを低減するため、マイクロレンズ150のレンズ径155は、入射光の径156よりも大きく設計される。なお、図14は、凸面レンズの形態で説明したが、凹面レンズの形態においても同様の効果があるものとする。
●光偏向装置による光走査
図15は、光偏向装置のミラーと走査範囲の対応関係について説明するための図である。光源装置11の各光源素子は、FPGA1001によって発光強度や点灯タイミング、光波形が制御される。光源装置11の各光源素子は、LDドライバ1008によって駆動され、レーザ光を射出する。各光源素子から射出され光路合成されたレーザ光は、図15に示すように、光偏向装置13のミラー130によってα軸周り、β軸周りに二次元的に偏向され、ミラー130を介して走査光としてスクリーン15に照射される。すなわち、スクリーン15は、光偏向装置13による主走査および副走査によって二次元走査される。
走査範囲は、光偏向装置13によって走査しうる全範囲である。走査光は、スクリーン15の走査範囲を、2~4万Hz程度の速い周波数で主走査方向に振動走査(往復走査)しつつ、数十Hz程度の遅い周波数で副走査方向に片道走査する。すなわち、光偏向装置13は、スクリーン15に対してラスタースキャンを行う。この場合、表示装置10は、走査位置(走査光の位置)に応じて各光源素子の発光制御を行うことで、画素ごとの描画または虚像の表示を行うことができる。
一画面を描画する時間、すなわち1フレーム分の走査時間(二次元走査の1周期)は、上記のように副走査周期が数十Hzであることから、数十msecとなる。例えば、主走査周期を20000Hz、副走査周期を50Hzとした場合、1フレーム分の走査時間は、20msecとなる。
図16は、二次元走査時の走査線軌跡の一例を示す図である。スクリーン15は、図16に示すように、中間像40が描画される(画像データに応じて変調された光が照射される)画像領域61(有効走査領域)と、画像領域61を取り囲むフレーム領域62を含む。
走査範囲は、スクリーン15における画像領域61とフレーム領域62の一部(画像領域61の外縁近傍の部分)を併せた範囲とする。図16において、走査範囲における走査線の軌跡は、ジグザグ線によって示される。図16において、走査線の本数は、便宜上、実際よりも少なくしている。
スクリーン15は、上述のように、マイクロレンズアレイ200等の光拡散効果を持つ透過型の光学素子で構成されている。画像領域61は、矩形または平面である必要はなく、多角形または曲面であってもよい。また、スクリーン15は、装置レイアウトに応じて、例えば、マイクロミラーアレイ等の光拡散効果を持つ反射型の光学素子とすることもできる。以下の説明において、本実施形態は、スクリーン15がマイクロレンズアレイ200によって構成されるものとして説明する。
スクリーン15は、走査範囲における画像領域61の周辺領域(フレーム領域62の一部)に、受光素子を含む同期検知系60を備える。図16において、同期検知系60は、画像領域61の-X側かつ+Y側の隅部に配置される。同期検知系60は、光偏向装置13の動作を検出して、走査開始タイミングや走査終了タイミングを決定するための同期信号をFPGA1001に出力する。
図17は、結像光学系の原理の説明図であり、一般的な拡大投射光学系(結像光学系)における虚像の大きさと光路長の関係についての説明図である。
拡大投射光学系(結像光学)の一例である自由曲面ミラー30の焦点Fよりも近い側に物体Aを配置すると、自由曲面ミラー30を挟んだ逆側に物体Aの虚像45Aが形成される。この時の虚像位置をA’とする。さらに、物体Aよりさらに自由曲面ミラー30に近い側に物体Bを配置すると、自由曲面ミラー30を挟んだ逆側に物体Bの虚像45Bが形成される。この時の虚像位置をB’とする。一般的に知られるレンズの結像公式より、自由曲面ミラー30の倍率βはβ=CA’/AC=CB’/BC、よってCA’/CB’=AC/BCとなる。AC>BCよりAC/BC>1なのでCA’/CB’>1となり、CA’>CB’といえる。
上記より、自由曲面ミラー30の倍率βが等しい場合、物体から自由曲面ミラー30までの距離が短くなると、自由曲面ミラー30から虚像45までの距離が短くなることがわかる。
図18は、比較例に係る搭載装置の説明図である。図18は、図17で説明した原理を搭載装置100の虚像45に置き換えたものであり、搭載装置100を+Z方向(高さ方向)から見た場合の表示装置10、自由曲面ミラー30及びフロントガラス50を含む結像光学系、虚像45、および観察者3(視点位置)の関係を示す平面図である。自由曲面ミラー30(結像光学系)の倍率はY方向両端で同じであるものとする。
図18(a)は偏心光学系を用いない場合の平面図であり、図18(b)は偏心光学系を用いた場合の平面図である。図18(b)において、表示装置10は、観察者3から自由曲面ミラー30および虚像45への光路に対して、Y方向(車両幅方向)に偏心しており、表示装置10の表示面の法線方向の光軸の自由曲面ミラー30中心部への入射角は、自由曲面ミラー30中心部の法線方向に対して傾いている。
図18(a)に示すように偏心光学系を用いない場合、表示装置10から自由曲面ミラー30までの光路長SはY方向両端で同じであり、自由曲面ミラー30から虚像45までの光路長をS’もY方向両端で同じである。
図18(b)に示す偏心光学系を用いる場合、搭載装置100を車両に搭載する際、ダッシュボード2内部における他の車両部品と干渉しないようして、レイアウト的に有利な場合がある。表示装置10を偏心させる方向としてはY方向(車両幅方向)に限らず、Z方向(車両高さ方向)に偏心させることでも同様の効果を得ることができ、Y方向とZ方向の偏心を組み合わせることも勿論有効である。
しかしながら、図18(b)に示す偏心光学系を用いる場合、表示装置10から自由曲面ミラー30までの光路において画像光のY方向の両端で光路長S1,S2の差が生じる(S1>S>S2)。すると、図17で示した原理から、表示装置10から自由曲面ミラー30までの光路におけるY方向両端での光路長S1,S2の差に対応して、自由曲面ミラー30から虚像45までの光路においても光路長S1’,S2’の差が生じる(S1’>S’>S2’)。これにより、観察者3が虚像45を見た際に虚像45がX方向(車両1Aの奥行方向)に傾いているように見えてしまう。
図19は、比較例に係る搭載装置の説明図である。図19(a)は、図18(a)に対応する偏心光学系を用いない場合の平面図であり、図19(b)は、図18(b)に対応する偏心光学系を用いた場合の平面図である。図18と同様、結像光学系は、自由曲面ミラー30及びフロントガラス50を含み、自由曲面ミラー30(結像光学系)の倍率はY方向両端で同じであるものとする。
図19(a)および図19(b)に示す搭載装置は、図5で示したように、表示装置10、自由曲面ミラー30以外に、表示装置10から投射されるレーザ光を自由曲面ミラー30に向けて反射する折り返しミラー25を備えており、小型化を図っている。
図19(a)に示すように偏心光学系を用いない場合、虚像45がX方向(車両1Aの奥行方向)に傾くことは無いが、表示装置10を筐体102に収納するのが困難になっている。
一方、図19(b)に示すように偏心光学系を用いる場合、表示装置10をY方向(車両幅方向)に偏心させることにより、筐体102に収納することはできるが、虚像45がX方向(車両1Aの奥行方向)に傾いてしまっている。
本実施形態は、図18および図19に示した比較例の課題を解決することを目的として、具体的には、表示装置10を筐体102に収納することと、虚像45がX方向(車両1Aの奥行方向)に傾くことは無いことを両立させることを目的とする。
図20は、実施形態に係る自由曲面ミラー30及びフロントガラス50を含む結像光学系の説明図である。図20は、図18(b)および図19(b)に示したように、観察者3から自由曲面ミラー30および虚像45への光路に対して、表示装置10をY方向(車両幅方向)に偏心させた偏心光学系における、表示装置10のY方向の各位置に対する自由曲面ミラー30の倍率を示している。
図20に示すように、光路長の長い自由曲面ミラー30の-Y側では低く、光路長の短い自由曲面ミラー30の+Y側では倍率が高くなっていることがわかる。
図18(b)に示す偏心光学系の場合、-Y方向の画像端における自由曲面ミラー30の倍率α1を、α1=(S’/S1)^2、+Y方向の画像端における自由曲面ミラー30の倍率α2を、α2=(S’/S2)^2と設定する。
すなわち、自由曲面ミラー30は、表示装置10から自由曲面ミラー30までの光路長S2が短い画像光を入射する位置の倍率α2が、表示装置10から自由曲面ミラー30までの光路長S1が長い画像光を入射する位置の倍率α1よりも高くなるように構成される。
これにより、表示装置10から自由曲面ミラー30までの光路長が異なることに起因する画像品質の低下を抑制することができる。具体的には、観察者3が虚像45を見た際に虚像45がX方向(車両1Aの奥行方向)に傾いているように見えてしまうことが抑制される。
なお、表示装置10は、図2および図7に示したように、光路の最下流側にスクリーン15を備えているため、表示装置10から自由曲面ミラー30までの光路長は、スクリーン15から自由曲面ミラー30までの光路長と同じである。
また、表示装置10は、図2および図7に示したように、スクリーン15よりも光路の上流側に光偏向装置13を備えており、Y方向における光偏向装置13からスクリーン15までの光路長差が無い、または無視できることから、表示装置10から自由曲面ミラー30までの光路長を、光偏向装置13から自由曲面ミラー30までの光路長に置き換えても同様である。
図21は、実施形態に係る搭載装置の説明図である。図21に示す自由曲面ミラー30は、図20で説明したように、表示装置10から自由曲面ミラー30までの光路長が短い画像光を入射する位置の倍率が、表示装置10から自由曲面ミラー30までの光路長が長い画像光を入射する位置の倍率よりも高くなるように構成される。
図21に示す搭載装置は、表示装置10をY方向(車両幅方向)に偏心させることにより、筐体102に収納するとともに、自由曲面ミラー30が上記構成を備えることにより、虚像45がX方向(車両1Aの奥行方向)に傾くことがない。
図22は、実施形態に係る虚像の一例を示す図である。虚像45は、先行車両(移動体1A)と重畳させる重畳情報45aと、文字情報45bと、横方向(X方向)に長いラインを一例とする装飾情報45cを含む。
本実施形態では、図20および図21で説明したように、虚像45がX方向(車両1Aの奥行方向)に傾くことがないため、先行車両(移動体1A)と重畳情報45aの重畳が不自然になったり、横長のライン45cがX方向(車両1Aの奥行方向)にずれて視認されたりすることが抑制され、不自然な印象を与えることがない。
●補足●
なお、本発明の一実施形態に係る表示装置、表示システムおよび移動体について説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到することができる範囲内で変更することができる。
また、本発明の一実施形態に係る表示装置は、HUD装置に限られず、例えば、ヘッドマウントディスプレイ装置、プロンプタ装置、プロジェクタ装置であってもよい。例えば、本発明の一実施形態に係る表示装置をプロジェクタ装置に適用する場合、プロジェクタ装置を表示装置10と同様に構成することができる。すなわち、表示装置10は、自由曲面ミラー30を介した画像光を映写幕や壁面等に投影すればよい。
1 表示システム
10 表示装置
10A ハウジング
11 光源装置(光源の一例)
13 光偏向装置(走査部、画像形成部の一例)
15 スクリーン(光学素子の一例)
30 自由曲面ミラー(結像光学系の一例)
45 虚像
50 フロントガラス(反射部材の一例)
100 投射装置
102 筐体
特開2016―130759号公報

Claims (6)

  1. 画像を形成する画像光を出射する画像形成部と、
    前記画像光を反射して像を結像させる結像光学系と、を備えた投射装置であって、
    前記結像光学系は、
    前記画像形成部と前記結像光学系の間の光路長が短い前記画像光を入射する位置の倍率が、前記画像形成部と前記結像光学系の間の光路長が長い前記画像光を入射する位置の倍率よりも高くなるように構成される投射装置。
  2. 前記画像形成部から出射された前記画像光を発散させて、前記結像光学系に対して投射する光学素子を備え、
    前記結像光学系は、
    前記光学素子と前記結像光学系の間の光路長が短い前記画像光を入射する位置の倍率が前記光学素子と前記結像光学系の間の光路長が長い前記画像光を入射する位置の倍率よりも高くなるように構成される請求項1記載の投射装置。
  3. 前記画像形成部、前記光学素子および前記結像光学系を収納するとともに、前記結像光学系により反射された前記画像光を透過させる筐体と、を備えた請求項2記載の投射装置。
  4. 前記結像光学系は、前記投射装置が設置される移動体の進行方向において、前記画像形成部と前記結像光学系の間の光路長が短い前記画像光を入射する位置と、前記画像形成部と前記結像光学系の間の光路長が長い前記画像光を入射する位置がずれるように配置される請求項1~3の何れか記載の投射装置。
  5. 請求項1~4の何れか記載の投射装置と、
    前記結像光学系により反射された前記画像光を透過及び反射する透過反射部材と、を備え、
    前記結像光学系は、前記画像光を前記透過反射部材に向けて投射して虚像を結像させる表示システム。
  6. 請求項5記載の表示システムを備え、
    前記透過反射部材は、前記画像光を反射するフロントガラスである移動体。
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