本発明の実施形態は、端末デバイスをWLANホットスポットに接続するためのステップおよび動作が比較的入り組んでいるという当技術分野の問題、ならびにディスプレイスクリーンまたはキーボードのないデバイスをWLANホットスポットに接続することが面倒であるという当技術分野の問題を解決するための、ホットスポット接続を確立するための方法および端末デバイスに関する。
第1の態様によれば、本発明の実施形態が、ホットスポット接続を確立するための方法を提供する。方法は、第1の端末デバイスによって第2の端末デバイスに要求メッセージを送信するステップであって、要求メッセージが、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用されることを要求するために使用される、ステップと、第1の端末デバイスによって第2の端末デバイスから指示情報を受信するステップであって、指示情報が、第2の端末デバイスが第1の端末デバイスを第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することを確認することを示すために使用される、ステップと、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして働くことによって、第2の端末デバイスへの通信接続を確立するステップとを含む。
特に、本発明のこの実施形態において提供されるホットスポット接続を確立するための方法は、ホットスポット接続ステップを簡素化し、ホットスポット接続を確立する効率を改善することができる。さらに、方法は、大きなディスプレイスクリーンまたはキーボードのないホットスポットレシーバデバイスが周りの端末デバイスのWLANホットスポットに接続され得ないという問題も解決し、ユーザエクスペリエンスを大幅に改善することができる。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして働くことによって、第2の端末デバイスへの通信接続を確立するステップは、第1の端末デバイスによって第2の端末デバイスにWLANホットスポット接続情報を送信することであって、WLANホットスポット接続情報が、第1の端末デバイスの媒体アクセス制御MACアドレスおよびパスワードを含む、送信することと、WLANホットスポット接続情報に基づいて第2の端末デバイスへのWLANホットスポット接続を第1の端末デバイスによって確立することとを含む。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスによって第2の端末デバイスに要求メッセージを送信する前に、方法は、第1の端末デバイスによってユーザの第1の動作命令を受け取るステップであって、第1の動作命令が、WLANホットスポットをオンにするように第1の端末デバイスに命令するために使用される、ステップと、第1の端末デバイスによってユーザの第2の動作命令を受け取るステップであって、第2の動作命令が、第2の端末デバイスに要求メッセージを送信するように第1の端末デバイスに命令するために使用される、ステップとをさらに含む。
特に、本発明のこの実施形態において提供されるホットスポット接続を確立するための方法によれば、ホットスポットプロバイダデバイスが、WLANホットスポットを共有することを要求するために周りのデバイスに要求メッセージを先回りして送信する。以下の動作は、スキップされ得る。WLANホットスポットに接続される端末デバイスが、すべての周りのWLANホットスポットをスキャンし、ユーザが、端末デバイス上でWLANホットスポットを選択し、ユーザが、端末デバイス上でWLANホットスポットのパスワードを入力する等々。これは、ホットスポット接続ステップを簡素化し、ホットスポット接続を確立する効率を改善することができる。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスによってユーザの第2の動作命令を受け取る前に、方法は、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを第1の端末デバイスによって決定するステップであって、1組の端末デバイスが、第2の端末デバイスを含む、ステップと、ユーザが少なくとも1つの端末デバイスの識別子に基づいて第1の端末デバイス上で第2の動作命令を入力するように、1組の端末デバイスに含まれる少なくとも1つの端末デバイスの識別子を第1の端末デバイスによって表示するステップとをさらに含む。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを第1の端末デバイスによって決定するステップは、第1の端末デバイスによって第1のブロードキャストフレームをブロードキャストすることであって、第1のブロードキャストフレームが、端末デバイスが第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるとき、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用される、ブロードキャストすることと、第1の端末デバイスによって第2のブロードキャストフレームをスキャンすることと、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを、第2のブロードキャストフレームに基づいて第1の端末デバイスによって決定することとを含む。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを第1の端末デバイスによって決定するステップは、第1の端末デバイスによって第1のブロードキャストフレームをブロードキャストすることであって、第1のブロードキャストフレームが、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用され、第2のブロードキャストフレームが、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスが第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるかどうかを示す指示情報を運ぶ、ブロードキャストすることと、第1の端末デバイスによって第2のブロードキャストフレームをスキャンすることと、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを、第2のブロードキャストフレームに基づいて第1の端末デバイスによって決定することとを含む。
特に、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる端末デバイスは、第1の端末デバイスが第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを決定するように、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストする可能性がある。代替的に、端末デバイスによってブロードキャストされる第2のブロードキャストフレームは、第1の端末デバイスが第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを決定するように、端末デバイスが第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるかどうかを示す指示情報を運ぶ可能性がある。これは、実際の要件に応じて設計される可能性があり、本発明において限定されない。
任意の実施形態において、第1のブロードキャストフレームは、基本レート(Basic Rate、BR)テクノロジーに基づくブロードキャストフレームまたはブルートゥース(登録商標)低エネルギー(Bluetooth(登録商標) Low Energy、BLE)テクノロジーに基づくブロードキャストフレームである。
第2の態様によれば、本発明の実施形態が、ホットスポット接続を確立するための別の方法を提供する。方法は、第1の端末デバイスによって第2の端末デバイスから要求メッセージを受信するステップであって、要求メッセージが、第2の端末デバイスが第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用されることを要求するために使用される、ステップと、第1の端末デバイスによって第2の端末デバイスに指示情報を送信するステップであって、指示情報が、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスを第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することを確認することを示すために使用される、ステップと、第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することによって第2の端末デバイスへの通信接続を第1の端末デバイスによって確立するステップとを含む。
任意の実施形態において、第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することによって第2の端末デバイスへの通信接続を第1の端末デバイスによって確立するステップは、第1の端末デバイスによって第2の端末デバイスからWLANホットスポット接続情報を受信することであって、WLANホットスポット接続情報が、WLANホットスポットの媒体アクセス制御MACアドレスおよびパスワードを含む、受信することと、WLANホットスポット接続情報に基づいて第2の端末デバイスへのWLANホットスポット接続を第1の端末デバイスによって確立することとを含む。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスは、第2の端末デバイスの要求メッセージを表示し、第1の端末デバイスによって第2の端末デバイスに指示情報を送信する前に、方法は、第1の端末デバイスによってユーザの第1の動作命令を受け取るステップであって、第1の動作命令が、第2の端末デバイスに指示情報を送信するように第1の端末デバイスに命令するために使用される、ステップをさらに含む。
特に、本発明のこの実施形態において提供されるホットスポット接続を確立するための方法によれば、以下の動作がスキップされ得る。WLANホットスポットに接続される端末デバイスが、すべての周りのWLANホットスポットをスキャンし、ユーザが、端末デバイス上でWLANホットスポットを選択し、ユーザが、端末デバイス上でWLANホットスポットのパスワードを入力する等々。これは、ホットスポット接続ステップを簡素化し、ホットスポット接続を確立する効率を改善することができる。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスによって第2の端末デバイスから要求メッセージを受信する前に、方法は、第1の端末デバイスによって第2の端末デバイスからの第1のブロードキャストフレームをスキャンするステップであって、第1のブロードキャストフレームが、端末デバイスが第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるとき、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用される、ステップと、第2の端末デバイスがWLANホットスポットとして使用され得ると第1の端末デバイスによって判定するステップと、第1の端末デバイスによって第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするステップとをさらに含む。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスによって第2の端末デバイスから要求メッセージを受信する前に、方法は、第1の端末デバイスによって第2の端末デバイスからの第1のブロードキャストフレームをスキャンするステップであって、第1のブロードキャストフレームが、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用され、第2のブロードキャストフレームが、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスが第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるかどうかを示す指示情報を運ぶ、ステップと、第1の端末デバイスによって第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするステップであって、第2のブロードキャストフレームが、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるかどうかを示す指示情報を運ぶ、ステップとをさらに含む。
任意の実施形態において、第1のブロードキャストフレームは、BRテクノロジーに基づくブロードキャストフレームまたはBLEテクノロジーに基づくブロードキャストフレームである。
第3の態様によれば、本発明の実施形態は、端末デバイスを提供する。端末デバイスは、第1の端末デバイスであり、第1の端末デバイスは、メモリ、プロセッサ、およびワイヤレス通信インターフェースを含む。メモリは、プログラム命令を記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第2の端末デバイスに要求メッセージを送信するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、要求メッセージが、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用されることを要求するために使用される、命令することと、第2の端末デバイスから指示情報を受信するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、指示情報が、第2の端末デバイスが第1の端末デバイスを第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することを確認することを示すために使用される、命令することと、第1の端末デバイスを第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することによって第2の端末デバイスへの通信接続を確立するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することとを実行するように構成される。
たとえば、ワイヤレス通信インターフェースは、ブルートゥース(登録商標)モジュールまたはWLANモジュールであってもよい。
任意の実施形態において、プロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令に従って次の動作、すなわち、第2の端末デバイスにWLANホットスポット接続情報を送信するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、WLANホットスポット接続情報が、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することによって第2の端末デバイスによって第1の端末デバイスへの通信接続を確立するために使用される、命令することを実行するようにさらに構成される。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスは、入力ユニットをさらに含む。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令に従って次の動作、すなわち、ユーザの第1の動作命令を受け取るように入力ユニットに命令することであって、第1の動作命令が、WLANホットスポットをオンにするようにプロセッサに命令するために使用される、命令することを実行するようにさらに構成される。入力ユニットは、ユーザの第2の動作命令を受け取るようにさらに構成され、第2の動作命令は、第2の端末デバイスに要求メッセージを送信するようにワイヤレス通信インターフェースを制御するようにプロセッサに命令するために使用される。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスは、ディスプレイユニットをさらに含む。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、ワイヤレス通信インターフェースをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを決定することであって、1組の端末デバイスが、第2の端末デバイスを含む、決定することと、ユーザが少なくとも1つの端末デバイスの識別子に基づいて入力ユニット上で第2の動作命令を入力するように、1組の端末デバイスに含まれる少なくとも1つの端末デバイスの識別子を表示するようにディスプレイユニットに命令することとを実行するようにさらに構成される。
任意の実施形態において、プロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第1のブロードキャストフレームをブロードキャストするようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、第1のブロードキャストフレームが、端末デバイスがワイヤレス通信インターフェースをWLANホットスポットとして使用することができるとき、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用される、命令することと、第2のブロードキャストフレームをスキャンすることと、第2のブロードキャストフレームに基づいて、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを決定することとを実行するようにさらに構成される。
任意の実施形態において、プロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第1のブロードキャストフレームをブロードキャストするようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、第1のブロードキャストフレームが、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用され、第2のブロードキャストフレームが、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスが第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるかどうかを示す指示情報を運ぶ、命令することと、第2のブロードキャストフレームをスキャンするようにワイヤレス通信インターフェースに命令することと、第2のブロードキャストフレームに基づいて、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを決定することとを実行するようにさらに構成される。
任意の実施形態において、プロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令に従って次の動作、すなわち、基本レートBRテクノロジーに基づいて第1のブロードキャストフレームをブロードキャストするか、またはブルートゥース(登録商標)低エネルギーBLEテクノロジーに基づいて第1のブロードキャストフレームをブロードキャストするようにワイヤレス通信インターフェースに命令することを実行するように特に構成される。
第4の態様によれば、本発明の実施形態は、別の端末デバイスを提供する。端末デバイスは、第1の端末デバイスであり、第1の端末デバイスは、メモリ、プロセッサ、およびワイヤレス通信インターフェースを含む。メモリは、プログラム命令を記憶するように構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第2の端末デバイスから要求メッセージを受信するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、要求メッセージが、第2の端末デバイスが第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用されることを要求するために使用される、命令することと、第2の端末デバイスに指示情報を送信するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、指示情報が、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスを第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することを確認することを示すために使用される、命令することと、第2の端末デバイスを第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することによって第2の端末デバイスへの通信接続を確立するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することとを実行するように構成される。
たとえば、ワイヤレス通信インターフェースは、ブルートゥース(登録商標)モジュールまたはWLANモジュールである可能性がある。
任意の実施形態において、プロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第2の端末デバイスからWLANホットスポット接続情報を受信するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することと、第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することによってWLANホットスポット接続情報に基づいて第2の端末デバイスへの通信接続を確立するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することとを実行するようにさらに構成される。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスは、ディスプレイユニットおよび入力ユニットをさらに含む。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第2の端末デバイスの要求メッセージを表示するようにディスプレイユニットに命令することと、ユーザの第1の動作命令を受け取るように入力ユニットに命令することであって、第1の動作命令が、第2の端末デバイスに指示情報を送信するようにワイヤレス通信インターフェースを制御するようにプロセッサに命令するために使用される、命令することとを実行するようにさらに構成される。
任意の実施形態において、プロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第2の端末デバイスからの第1のブロードキャストフレームをスキャンするようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、第1のブロードキャストフレームが、端末デバイスが第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるとき、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用される、命令することと、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができると判定することと、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするようにワイヤレス通信インターフェースに命令することとを実行するようにさらに構成される。
任意の実施形態において、プロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第2の端末デバイスからの第1のブロードキャストフレームをスキャンするようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、第1のブロードキャストフレームが、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用され、第2のブロードキャストフレームが、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスが第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるかどうかを示す指示情報を運ぶ、命令することと、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、第2のブロードキャストフレームが、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるかどうかを示す指示情報を運ぶ、命令することとを実行するようにさらに構成される。
任意の実施形態において、プロセッサは、メモリに記憶されたプログラム命令に従って次の動作、すなわち、基本レートBRテクノロジーに基づいて第1のブロードキャストフレームをスキャンするか、またはブルートゥース(登録商標)低エネルギーBLEテクノロジーに基づいて第1のブロードキャストフレームをスキャンするように特に構成されるようにワイヤレス通信インターフェースに命令することを実行するように特に構成される。
第5の態様によれば、本発明の実施形態は、別の端末デバイスを提供する。端末デバイスは、第1の端末デバイスであり、第1の端末デバイスは、第2の端末デバイスに要求メッセージを送信するように構成されたワイヤレス通信ユニットであって、要求メッセージが、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用されることを要求するために使用される、ワイヤレス通信ユニットを含む。ワイヤレス通信ユニットは、第2の端末デバイスから指示情報を受信するようにさらに構成され、指示情報は、第2の端末デバイスが第1の端末デバイスを第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することを確認することを示すために使用される。ワイヤレス通信ユニットは、第1の端末デバイスを第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することによって第2の端末デバイスへの通信接続を確立するようにさらに構成される。
任意の実施形態において、ワイヤレス通信ユニットは、第2の端末デバイスにWLANホットスポット接続情報を送信するように特に構成され、WLANホットスポット接続情報は、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することによって第2の端末デバイスによって第1の端末デバイスへの通信接続を確立するために使用される。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスは、ユーザの第1の動作命令を受け取るように構成された受信ユニットであって、第1の動作命令が、WLANホットスポットをオンにするようにワイヤレス通信ユニットに命令するために使用される、受信ユニットをさらに含む。受信ユニットは、ユーザの第2の動作命令を受け取るようにさらに構成され、第2の動作命令は、第2の端末デバイスに要求メッセージを送信するようにワイヤレス通信ユニットに命令するために使用される。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスは、ワイヤレス通信ユニットをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを決定するように構成された決定ユニットであって、1組の端末デバイスが、第2の端末デバイスを含む、決定ユニットと、ユーザが少なくとも1つの端末デバイスの識別子に基づいて受信ユニット上で第2の動作命令を入力するように、1組の端末デバイスに含まれる少なくとも1つの端末デバイスの識別子を表示するように構成されたディスプレイユニットとをさらに含む。
任意の実施形態において、ワイヤレス通信ユニットは、第1のブロードキャストフレームをブロードキャストすることであって、第1のブロードキャストフレームが、端末デバイスが第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるとき、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用される、ブロードキャストすることと、第2のブロードキャストフレームをスキャンすることとを行うようにさらに構成される。決定ユニットは、第2のブロードキャストフレームに基づいて、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを決定するように特に構成される。
任意の実施形態において、ワイヤレス通信ユニットは、第1のブロードキャストフレームをブロードキャストすることであって、第1のブロードキャストフレームが、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用され、第2のブロードキャストフレームが、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスが第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるかどうかを示す指示情報を運ぶ、ブロードキャストすることと、第2のブロードキャストフレームをスキャンすることとを行うようにさらに構成される。決定ユニットは、第2のブロードキャストフレームに基づいて、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを決定するように特に構成される。
任意の実施形態において、ワイヤレス通信ユニットは、基本レートBRテクノロジーに基づいて第1のブロードキャストフレームをブロードキャストするか、またはブルートゥース(登録商標)低エネルギーBLEテクノロジーに基づいて第1のブロードキャストフレームをブロードキャストするように特に構成される。
第6の態様によれば、本発明の実施形態は、別の端末デバイスを提供する。端末デバイスは、第1の端末デバイスであり、第1の端末デバイスは、第2の端末デバイスから要求メッセージを受信するように構成されたワイヤレス通信ユニットであって、要求メッセージが、第2の端末デバイスが第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用されることを要求するために使用される、ワイヤレス通信ユニットを含む。ワイヤレス通信ユニットは、第2の端末デバイスに指示情報を送信するようにさらに構成され、指示情報は、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスを第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することを確認することを示すために使用される。ワイヤレス通信ユニットは、第2の端末デバイスを第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することによって第2の端末デバイスへの通信接続を確立するようにさらに構成される。
任意の実施形態において、ワイヤレス通信ユニットは、第2の端末デバイスからWLANホットスポット接続情報を受信するようにさらに構成される。ワイヤレス通信ユニットは、第2の端末デバイスを第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することによってWLANホットスポット接続情報に基づいて第2の端末デバイスへの通信接続を確立するように特に構成される。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスは、第2の端末デバイスの要求メッセージを表示するように構成されたディスプレイユニットと、ユーザの第1の動作命令を受け取るように構成された受信ユニットであって、第1の動作命令が、第2の端末デバイスに指示情報を送信するようにワイヤレス通信ユニットに命令するために使用される、受信ユニットとをさらに含む。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスは、判定ユニットをさらに含む。ワイヤレス通信ユニットは、第2の端末デバイスからの第1のブロードキャストフレームをスキャンするようにさらに構成され、第1のブロードキャストフレームは、端末デバイスが第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるとき、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用される。判定ユニットは、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができると判定するように構成される。ワイヤレス通信ユニットは、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするようにさらに構成される。
任意の実施形態において、ワイヤレス通信ユニットは、第2の端末デバイスからの第1のブロードキャストフレームをスキャンするようにさらに構成され、第1のブロードキャストフレームは、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用され、第2のブロードキャストフレームは、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスが第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるかどうかを示す指示情報を運ぶ。ワイヤレス通信ユニットは、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするようにさらに構成され、第2のブロードキャストフレームは、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるかどうかを示す指示情報を運ぶ。
任意の実施形態において、第1の端末デバイスのワイヤレス通信ユニットは、基本レートBRテクノロジーに基づいて第1のブロードキャストフレームをスキャンするか、またはブルートゥース(登録商標)低エネルギーBLEテクノロジーに基づいて第1のブロードキャストフレームをスキャンするように特に構成される。
上述の技術的なソリューションに基づいて、本発明の実施形態において提供されるホットスポット接続を確立するための方法および端末デバイスは、ホットスポット接続ステップを簡素化し、ホットスポット接続を確立する効率を改善する。さらに、方法および端末デバイスは、大きなディスプレイスクリーンまたはキーボードのないホットスポットレシーバデバイスが周りの端末デバイスのWLANホットスポットに接続され得ないという問題も解決し、ユーザエクスペリエンスを大幅に改善することができる。
以下で、本発明の実施形態における技術的なソリューションを本発明の実施形態において添付の図面を参照して説明する。
本発明の実施形態において説明されるネットワークアーキテクチャおよびサービスの筋書きは、本発明の実施形態の技術的なソリューションをより明瞭に説明するように意図されており、本出願の実施形態において提供される技術的なソリューションに対する限定を定めない。当業者は、ネットワークアーキテクチャが発展し、新しいサービスの筋書きが登場するにつれて、本発明の実施形態において提供される技術的なソリューションが同様の技術的な問題にやはり適用可能であることを理解するであろう。
「第1の」および「第2の」などの序数は、本発明の実施形態において述べられるとき、序数が文脈によって順序をはっきりと表さない限り区別のためにだけ使用される。
図1は、本発明の実施形態による通信システムの概略的なアーキテクチャの図である。図1に示されるように、通信システムは、端末デバイス110および端末デバイス120を含む。
本出願において使用される端末デバイスは、ハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス(wearable device、WD)、コンピューティングデバイス、または無線モデムに接続された別の処理デバイスなどのワイヤレス通信機能を有するデバイスと、移動局(mobile station、MS)、端末(terminal)、端末デバイス(terminal equipment)などの様々な形態のデバイスとを含む可能性がある。
可能な実施形態においては、端末デバイス110および端末デバイス120のうちの一方が、ホットスポットプロバイダデバイスと呼ばれる可能性があり、他方が、ホットスポットレシーバデバイスと呼ばれる可能性がある。本発明のこの実施形態において、端末デバイス110がホットスポットプロバイダデバイスであることは、本発明のこの実施形態において提供されるホットスポット接続を確立するための通信システムおよび方法を説明するための例として使用される。
より詳細には、端末デバイス110がホットスポットプロバイダデバイスであるとき、端末デバイス110は、モバイル電話111、コンピュータ112、またはワイヤレスルータもしくはスイッチ113などの、WLANホットスポットとして使用され得るデバイスである可能性がある。端末デバイス120がホットスポットレシーバデバイスであるとき、端末デバイス120は、ハンドヘルドデバイス、WD、またはモバイル電話121、スマートウォッチ122、ノートブックコンピュータ123、タブレットコンピュータ124、もしくはスマートバンド125などの、WLANホットスポットに接続され得る別のデバイスである可能性がある。
図1に示される通信システムにおいては、端末デバイス110が、WLANホットスポットをオンにすると決定し、端末デバイス110が、端末デバイス110をWLANホットスポットとして使用することができる1組の周りの端末デバイスを発見するためにワイヤレス通信テクノロジーを使用することによってブロードキャストおよびスキャンを実行する。1組の端末デバイスは、端末デバイス120を含む。端末デバイス110は、WLANホットスポットを端末デバイス120と共有すると決定する。端末デバイス110は、ワイヤレス通信テクノロジーを使用することによって端末デバイス120に要求メッセージを送信する。要求メッセージは、端末デバイス110が端末デバイス120のWLANホットスポットとして使用されることを要求するために使用される。端末デバイス120は、端末デバイス110によって送信された要求メッセージを受信し、端末デバイス110に指示情報を送信する。指示情報は、端末デバイス120が端末デバイス110を端末デバイス120のWLANホットスポットとして使用することを確認する、つまり、端末デバイス120が端末デバイス110のWLANホットスポットに接続することに同意することを示すために使用される。端末デバイス110は、ワイヤレス通信テクノロジーを使用することによって端末デバイス120にWLANホットスポット接続情報を送信し、端末デバイス120は、WLANホットスポット接続情報に基づいて端末デバイス110へのホットスポット接続を確立する。
たとえば、ワイヤレス通信テクノロジーは、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))テクノロジー、WLANテクノロジー、または近距離無線通信(Near Field Communication、NFC)またはジグビー(ZigBee(登録商標))プロトコルなどの別のワイヤレス通信テクノロジーである可能性がある。
可能な例において、端末デバイス120が端末デバイス110へのホットスポット接続を確立することは、端末デバイス120が端末デバイス110をインターネットに接続するためのWLANホットスポットまたはルーティングノードとして使用することを意味する。たとえば、端末デバイス110がモバイル電話であるとき、端末デバイス120は、端末デバイス110を、3G/4Gワイヤレスネットワークを使用することによってインターネットに接続するためのWLANホットスポットとして使用する。別の例として、端末デバイス110がノートブックコンピュータであるとき、端末デバイス120は、端末デバイス110を、有線ネットワークを使用することによってインターネットに接続するためのWLANホットスポットとして使用する。
たとえば、端末デバイス110は、WLANホットスポットをオンにすることをトリガするユーザの操作を受け取る可能性がある。端末デバイス110をWLANホットスポットとして使用することができる周りの端末デバイスを発見した後、端末デバイス110は、対応する端末デバイス120に要求メッセージを送信するように端末デバイス110をトリガするために、WLANホットスポットが共有される端末デバイス120をユーザの操作に従って選択する可能性がある。端末デバイス110の要求メッセージを受信した後、端末デバイス120は、端末デバイス110のWLANホットスポットに接続することに同意するかどうかを決定するユーザの操作を受け取る可能性がある。詳細に関しては、図2から図8に示される端末デバイスの画面およびユーザの操作の概略図を参照されたい。
たとえば、ユーザは、WLANホットスポットを共有する複数の端末デバイスを選択する可能性があり、それに対応して、端末デバイス110は、複数の端末デバイスに要求メッセージを送信する。
たとえば、端末デバイス120が端末デバイス110へのホットスポット接続を確立した後、端末デバイス120は、端末デバイス110のWLANホットスポットを使用することによってインターネットに接続する可能性がある。
本発明のこの実施形態で提供される通信システムにおいて、ホットスポットプロバイダデバイスは、短時間(たとえば、1s)のうちに周りのホットスポットレシーバデバイスを発見することができる。ホットスポットレシーバデバイスを選択した後、ホットスポットプロバイダデバイスは、短時間(たとえば、2s)のうちにホットスポット接続を確立することができる。
それに対応して、図2から図8は、本発明の実施形態によるホットスポット接続を確立するための方法に対応する端末の画面の概略図である。
図2に示されるように、複数の機能オプションアイコンが、端末デバイス110の「オン/オフ」画面上に表示される可能性があり、ユーザは、入力キーを使用することによってまたはタッチ式でアイコンを選択する可能性がある。図2に示されるように、ユーザが「WLAN」を選択する場合、それは、端末デバイス110が周りのWLANホットスポットを探索し、周りのWLANホットスポットに接続するためにWLANをオンにするように命じられることを示す。ユーザが「ブルートゥース(登録商標)」を選択する場合、それは、ブルートゥース(登録商標)モジュールの機能などがオンにされることを示す。図2に示される画面上で、ユーザは、WLANホットスポットをオンにするように端末デバイス10をトリガするために、201によって示されるように「WLANホットスポット」を選択する可能性がある。
図3に示されるように、WLANホットスポットをオンにするための命令を受け取った後、端末デバイス110のWLANモジュール、ブルートゥース(登録商標)モジュール、または別のワイヤレス通信モジュールが、ブロードキャストおよびスキャンを実行することによって、端末デバイス110をWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを発見する。端末デバイス110は、1組の端末デバイスに含まれる少なくとも1つの端末デバイスの識別子をホットスポットを受け取ることができる周りのデバイスのリストとして使用し、ホットスポットを受け取ることができる周りのデバイスのリストを、「通知」画面を使用することによってユーザに対して表示するようにディスプレイスクリーンに命令する。301に示されるように、ホットスポットを受け取ることができる周りのデバイスのリストは、「HW-1、HW-2、P-1、およびP-2」などの端末デバイスを含む。
たとえば、端末デバイス110は、WLANモジュールを使用することによってブロードキャストおよびスキャンを実行するときにワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)ブロードキャストおよびスキャンテクノロジーを使用する可能性がある。
たとえば、端末デバイス110は、ブルートゥース(登録商標)モジュールを使用することによってブロードキャストおよびスキャンを実行するときにBRまたはBLEブロードキャストおよびスキャンテクノロジーを使用する可能性がある。
図4に示されるように、ユーザは、要求メッセージを送信するために、301に示されるリストから少なくとも1つの端末デバイスを選択する可能性がある。401に示されるように、ユーザは、WLANホットスポットを共有する対応する端末デバイスを選択するために図4においてアイコン「○」を選択する。401に示されるように、ユーザは、「HW-1」および「P-1」などの端末デバイスを選択する。端末デバイス110のWLANモジュール、ブルートゥース(登録商標)モジュール、または別のワイヤレス通信モジュールは、「HW-1」および「P-1」などの端末デバイスに要求メッセージを送信する。
WLANホットスポットを共有し、ユーザによって選択される「HW-1」および「P-1」などの端末デバイスは、端末デバイス120として理解される可能性があることを理解されたい。
図5に示されるように、端末デバイス120のWLANモジュール、ブルートゥース(登録商標)モジュール、または別のワイヤレス通信モジュールは、端末デバイス110によって送信された要求メッセージを受信し、「通知」画面上でユーザに対してホットスポット共有要求を表示するようにディスプレイスクリーンに命令する。501に示されるように、端末デバイス120のディスプレインターフェースは、「端末デバイス110があなたとホットスポットを共有します」と表示し、「同意」または「拒否」を選択するようにユーザに促す。
図6に示されるように、ユーザは、タッチスクリーンもしくはキーを使用することによってまたは別の方法で端末デバイス110のホットスポット共有要求に同意するかまたはそれを拒否する可能性がある。通常、端末デバイスがタッチスクリーンを含むとき、端末デバイスのディスプレイスクリーンは、タッチスクリーンと統合され、図2から図8には個々に示されない。601に示されるように、ユーザは、端末デバイス110に指示情報を送信するようにWLANモジュール、ブルートゥース(登録商標)モジュール、または別のワイヤレス通信モジュールをトリガするために「同意」を選択する。指示情報は、端末デバイス120が端末デバイス110のWLANホットスポットに接続することに同意することを示す。
端末デバイス120は、モバイル電話、タブレットコンピュータ、またはノートブックコンピュータなどの、比較的大きなディスプレイスクリーンを有するデバイスである可能性があることを理解されたい。加えて、端末デバイス120は、代替的に、スマートウォッチまたは別のWDなどの、比較的小さなディスプレイスクリーンを有するデバイスである可能性がある。図7は、スマートウォッチである端末デバイス120が要求メッセージを受信するときの概略的な画面を概略的に示す。それに対応して、図8は、端末デバイス120がスマートウォッチであるときに、タッチスクリーンもしくはキーを使用することによってまたは別の方法でユーザにより端末デバイス110の要求に「同意する」ことを選択する概略的な画面を概略的に示す。
ホットスポット接続を確立するための方法に対応する、図2から図8に示される端末画面の概略図は、本発明の実施形態の提示方法に過ぎず、本発明の実施形態に対するいかなる限定も定めない。当業者は、本発明のこの実施形態のソリューションを、本発明のこの実施形態において提供される方法または着想に基づく端末画面の別の表示または指示方法で実装する可能性がある。
図1から図8に示されるホットスポット接続を確立するための方法における端末デバイスのバックグラウンドアプリケーションおよび/またはハードウェアの特定の動作ステップに関しては、図9に示される特定の実施形態の説明を参照するものとすることを理解されたい。
本発明のこの実施形態において提供されるホットスポット接続を確立するための通信システムおよび方法によれば、ホットスポットプロバイダデバイスが、ブロードキャストおよびスキャンによって周りのホットスポットレシーバデバイスを先回りして発見し、ホットスポット共有要求をホットスポットレシーバデバイスに先回りして送信する。ホットスポットレシーバデバイスがホットスポットに接続することに同意することを示す情報をホットスポットレシーバデバイスがフィードバックした後、ホットスポットレシーバデバイスは、WLANホットスポットのパスワードを入力することなくホットスポットプロバイダのWLANホットスポットに接続することができる。
本発明のこの実施形態において提供されるホットスポット接続を確立するための方法によれば、以下の動作がスキップされ得る。WLANホットスポットに接続される端末デバイス120が、すべての周りのWLANホットスポットをスキャンし、ユーザが、端末デバイス120上で端末デバイス110をWLANホットスポットとして選択し、ユーザが、端末デバイス120上で端末デバイス11のWLANホットスポットのパスワードを入力する、等々。これは、ホットスポット接続ステップを簡素化し、ホットスポット接続を確立する効率を改善することができる。
さらに、本発明のこの実施形態は、大きなディスプレイスクリーンまたはキーボードのないホットスポットレシーバデバイスが周りの端末デバイスのWLANホットスポットに接続され得ないという問題も解決し、ユーザエクスペリエンスを大幅に改善することができる。
それに対応して、図9は、本発明の実施形態によるホットスポット接続を確立するための方法の概略的なシグナリングのインタラクションの図である。図9に示されるように、方法は、ステップS101からS109を含む。
ステップS101: 端末デバイス110が、WLANホットスポットをオンにすると決定する。
たとえば、ユーザAが端末デバイス110上で操作「WLANホットスポットをオンにする」を入力する場合、端末デバイス110は、ブロードキャストおよびスキャンを開始するようにブルートゥース(登録商標)モジュールまたはWLANモジュールに命令するようにトリガされる。特定の操作方法に関しては、図2を参照されたい。
ステップS102: 端末デバイス110が、第1のブロードキャストフレームをブロードキャストする。
たとえば、第1のブロードキャストフレームは、Wi-Fi、BR、またはBLEを使用することによってブロードキャストされる可能性がある。それに対応して、端末デバイス110は、別の端末デバイスによって送信されたブロードキャストフレームを、Wi-Fi、BR、またはBLEを使用することによってスキャンする可能性がある。
たとえば、第1のブロードキャストフレームは、端末デバイス110のアイデンティティ(Identity、ID)、サービスの汎用一意識別子(Universally Unique Identifier、UUID)、ブルートゥース(登録商標)デバイス(Bluetooth(登録商標) Device、BD)アドレス情報、またはWLAN識別子もしくはアドレス情報のうちの1つまたは複数を運ぶ可能性がある。
ステップS103: 端末デバイス120が、第1のブロードキャストフレームを受信し、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストする。
可能な例において、端末デバイス110は、第1のブロードキャストフレームをブロードキャストする。第1のブロードキャストフレームは、端末デバイスが端末デバイス110をWLANホットスポットとして使用することができるとき、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用される。端末デバイス110は、第2のブロードキャストフレームをスキャンする。端末デバイス110は、第2のブロードキャストフレームに基づいて、端末デバイス110をWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを決定する。
可能な例において、端末デバイス110は、第1のブロードキャストフレームをブロードキャストする。第1のブロードキャストフレームは、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用される。第2のブロードキャストフレームは、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスが端末デバイス110をWLANホットスポットとして使用することができるかどうかを示す指示情報を運ぶ。端末デバイス110は、第2のブロードキャストフレームをスキャンする。端末デバイス110は、第2のブロードキャストフレームに基づいて、端末デバイス110をWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを決定する。
たとえば、第2のブロードキャストフレームは、端末デバイス120のID、サービスID、およびBDアドレスを運ぶ可能性がある。
可能な例において、端末デバイス110および端末デバイス120がBRまたはBLEのブロードキャストおよびスキャンの方法でワイヤレス通信を実行するとき、第1のブロードキャストフレームを受信する端末デバイスは、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストする。第2のブロードキャストフレームは、さらに、第1の情報を運び、第1の情報は、端末デバイス120がWLANホットスポットに接続され得るかを示すために使用される。第2のブロードキャストフレームを検出した後、端末デバイス110は、WLANホットスポットを共有するべきである端末デバイスのリストにWLANホットスポットに接続され得る端末デバイスを表示することを、第1の情報に基づいて決定する可能性がある。
たとえば、第1のブロードキャストフレームを検出した後に、端末デバイス120は、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストする。第2のブロードキャストフレームは、端末デバイス120が端末デバイス110をWLANホットスポットとして使用することによって端末デバイス110への通信接続を確立することができるかどうかを示す第1の情報を運ぶ。
可能な例において、端末デバイス110および端末デバイス120がBRまたはBLEのブロードキャストおよびスキャンの方法でワイヤレス通信を実行するとき、第1のブロードキャストフレームが、さらに、第2の情報を運ぶ可能性がある。たとえば、第2の情報は、端末デバイスがWLANホットスポットに接続され得るかどうかを判定するように、第1のブロードキャストフレームを受信する端末デバイスに命令する可能性がある。端末デバイスがWLANホットスポットに接続され得るとき、端末デバイスは、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストする。第2のブロードキャストフレームを検出した後、端末デバイス110は、WLANホットスポットを共有するべきである端末デバイスのリストに対応する端末デバイスを表示する。可能な例において、第1のブロードキャストフレームは、端末デバイス間の予め設定されたブロードキャストフレームである。第1のブロードキャストフレームを検出した後、端末デバイスは、端末デバイスがWLANホットスポットに接続され得るかどうかを判定する。端末デバイスがWLANホットスポットに接続され得るとき、端末デバイスは、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストする。第2のブロードキャストフレームを検出した後、端末デバイス110は、WLANホットスポットを共有するべきである端末デバイスのリストに対応する端末デバイスを表示する。
たとえば、第1のブロードキャストフレームを検出した後、端末デバイス120が端末デバイス110をWLANホットスポットとして使用することによって端末デバイス110への通信接続を確立することができると端末デバイス120が判定する場合、端末デバイス120は、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストする。
可能な例において、端末デバイス110および端末デバイス120がWi-Fiのブロードキャストおよびスキャンの方法でワイヤレス通信を実行するとき、端末デバイス120によってブロードキャストされる第2のブロードキャストフレームが、端末デバイス120のWLAN識別子またはアドレス情報を運ぶ可能性がある。たとえば、端末デバイス110は、端末デバイス120が端末デバイス110をWLANホットスポットとして使用することができるかどうかを、第2のブロードキャストフレーム内で運ばれる端末デバイス120のWLAN識別子またはアドレス情報に基づいて判定する可能性がある。それに対応して、第1のブロードキャストフレームが、第2の情報を運ばない可能性があり、または第2のブロードキャストフレームが、第1の情報を運ばない可能性がある。
可能な実施形態において、端末デバイス110によってブロードキャストされる第1のブロードキャストフレームおよび端末デバイス120によってブロードキャストされる第2のブロードキャストフレームは、異なる機能を有する。第1のブロードキャストフレームは、ブロードキャストを実行するように、第1のブロードキャストフレームを受信する端末デバイスをトリガするために使用され、つまり、別の端末デバイスを発見するために使用される。第2のブロードキャストフレームは、端末デバイス120と情報をやりとりするように、第2のブロードキャストフレームを受信する端末デバイスに命令するために使用され、つまり、別の端末デバイスに端末デバイス120を発見させるために使用される。端末デバイス110によってブロードキャストされた第1のブロードキャストフレームを受信した後、別の端末デバイスは、別の端末デバイスが端末デバイス110によって発見され得るように第2のブロードキャストフレームをブロードキャストする。端末デバイス120によってブロードキャストされた第2のブロードキャストフレームを受信した後、別の端末デバイスは、端末デバイス120を発見することができることに留意されたい。端末デバイスは、Wi-Fiの方法、BRの方法、BLEの方法、または別のブロードキャストの方法でブロードキャストを実施する可能性がある。
本発明のこの実施形態においては、第1のブロードキャストフレームを受信した後、ホットスポットレシーバデバイスが、ホットスポットレシーバデバイスと情報をやりとりするように、第2のブロードキャストフレームを受信するホットスポットプロバイダデバイスに命令するために第2のブロードキャストフレームを送信することを理解されたい。これは、ホットスポットレシーバデバイスがブロードキャストをし続けることを防止し、ホットスポットレシーバデバイスの電力消費を削減することができる。
ステップS104: 端末デバイス110が、WLANホットスポットを端末デバイス120と共有すると決定する。
たとえば、端末デバイス110は、複数の端末デバイスによってブロードキャストされた第2のブロードキャストフレームを検出し、端末デバイス110をWLANホットスポットとして使用することができる1組の周りの端末デバイスを、複数の端末デバイスによってブロードキャストされた第2のブロードキャストフレームに基づいて決定する。それに対応して、1組の端末デバイスセットは、端末デバイス110のWLANホットスポットを受け取ることができる1組のデバイスである。端末デバイス110は、1組の端末デバイスに含まれる少なくとも1つの端末デバイスの識別子をディスプレイス画面を使用することによって表示する可能性がある。詳細に関しては、図3を参照されたい。
可能な例において、端末デバイス110は、1組の端末デバイスの中のどの端末デバイスとWLANホットスポットを共有するかを決定するためにユーザによって入力された操作を受け取る可能性がある。たとえば、端末デバイス120は、1組の端末デバイスに含まれる少なくとも1つの端末デバイスの識別子を表示する可能性がある。ユーザは、端末デバイス120に要求メッセージを送信するように端末デバイス110に命令するために、少なくとも1つの端末デバイスの識別子に基づいて端末デバイス110上で動作命令を入力する可能性がある。
特定の操作方法に関しては、図4を参照されたい。
ステップS105: 端末デバイス110が、端末デバイス120に要求メッセージを送信する。
要求メッセージは、端末デバイス110が端末デバイス120のWLANホットスポットとして使用されることを要求するために使用される。
たとえば、端末デバイス110は、BLEまたはクラシックブルートゥース(登録商標)接続の方法で端末デバイス120に要求メッセージを送信する可能性がある。加えて、端末デバイス110は、代替的に、Wi-Fi、BR、またはBLEのブロードキャストの方法で端末デバイス120に要求メッセージを送信する可能性がある。ワイヤレス通信の方法は、本発明のこの実施形態において限定されない。
ステップS106: 端末デバイス120は、端末デバイス110によって共有されたWLANホットスポットに接続することに同意すると決定する。
特に、端末デバイス120は、端末デバイス120が端末デバイス110によって共有されたWLANホットスポットに接続することに同意することを確認する。言い換えると、端末デバイス120は、端末デバイス120が端末デバイス110を端末デバイス120のWLANホットスポットとして使用することに同意することを確認する。
たとえば、端末デバイス120は、端末デバイス110の要求メッセージを受信し、ディスプレイスクリーンを使用することによって要求メッセージを表示する。詳細に関しては、図5を参照されたい。
たとえば、ユーザBが、端末デバイス110を端末デバイス120のWLANホットスポットとして使用することを端末デバイスが確認することを示すために端末デバイス120上で操作を入力する。特定の操作方法に関しては、図6を参照されたい。
ステップS107: 端末デバイス120が、端末デバイス110に指示情報を送信する。
たとえば、指示情報は、端末デバイス120が端末デバイス110を端末デバイス120のWLANホットスポットとして使用することを確認する、つまり、端末デバイス120が端末デバイス110のWLANホットスポットに接続することに同意することを示すために使用される。
可能な例においては、端末デバイス110によって送信されたホットスポット共有要求を受信した後、端末デバイス120は、端末デバイス120が前にホットスポットに接続したと判定し、端末デバイス120は、ユーザによってトリガされる命令「接続することに同意する」を待つことなく端末デバイス110に指示情報を直ちに送信し、端末デバイス120が端末デバイス110のWLANホットスポットに接続することに同意することを示す。
ステップS108: 端末デバイス110が、端末デバイス120にWLANホットスポット接続情報を送信する。
WLANホットスポット接続情報は、WLANホットスポットのものである識別子およびパスワードなどの少なくとも1つの情報を含む可能性がある。WLANホットスポットの識別子は、WLANホットスポットの名前である可能性があり、またはWLANホットスポットの媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)アドレス情報である可能性がある。
可能な例において、端末デバイス120は、前にWLANホットスポットに接続した。端末デバイス120がWLANホットスポットのパスワード情報を記憶した場合、WLANホットスポット接続情報は、WLANホットスポットの識別子を含む。
可能な例において、端末デバイス120は、前にWLANホットスポットに接続した。端末デバイス120がWLANホットスポットのものである識別子およびパスワード情報を記憶した場合、端末デバイス110は、ステップS108を実行することをスキップする。
可能な例においては、端末デバイス120が前にWLANホットスポットに接続した場合、端末デバイス110は、端末デバイス120に直接開かれている可能性があり、端末デバイス110は、ステップS108を実行することをスキップする。
可能な例において、端末デバイス110は、端末デバイス120に要求メッセージを送信するが、要求メッセージにWLANホットスポット接続情報を追加する可能性がある。端末デバイス110のホットスポット共有要求に同意すると決定するとき、端末デバイス120は、要求メッセージ内で運ばれるWLANホットスポット接続情報に基づいて端末デバイス110のWLANホットスポットに直ちに接続し、ホットスポット接続を確立するためのステップをさらに簡単にする可能性がある。当業者は実際の要件に基づいて設計を実行する可能性があり、本発明のこの実施形態においていかなる限定も課されない。
たとえば、ステップS108、ステップS105などを実行する前に、端末デバイス110は、端末デバイス120のみが端末デバイス110によって送信された情報を正しく受信することができるように、端末デバイス110と端末デバイス120との間でワイヤレス通信が実行されるチャネル上で暗号化を実行する。これは、ワイヤレス通信のセキュリティを保証する。
ステップS109: 端末デバイス110が、端末デバイス120へのWLANホットスポット接続を確立する。
たとえば、端末デバイス120は、端末デバイス110のWLANホットスポットを使用することによってインターネットに接続される可能性がある。
可能な例において、端末デバイス120は、端末デバイス110をWLANホットスポットとして使用することによって端末デバイス110への通信接続を確立するために、WLANホットスポットのものである識別子およびパスワードに基づいて端末デバイス110のWLANホットスポットに接続される。
本発明のこの実施形態において提供されるホットスポット接続を確立するための方法によれば、探索し、選択し、パスワードを入力する入り組んだ動作を含むホットスポットレシーバデバイスのホットスポット接続ステップが、1つの確認動作として簡素化される可能性がある。この実施形態において提供されるこの方法は、特に、キーボードまたは大きなディスプレイスクリーンのない端末デバイスに適用可能である。
それに対応して、本発明の実施形態は、上述の実施形態において提供されるホットスポット接続方法を実施するための端末デバイスを提供する。図10に示されるように、端末デバイスは、無線周波数(Radio Frequency、RF)回路1010、メモリ1020、入力ユニット1030、ディスプレイユニット1040、プロセッサ1050、WLANモジュール1060、電源1070、およびブルートゥース(登録商標)モジュール1080などの構成要素を含む。当業者は、図10に示される端末デバイスの構造が端末デバイスに対する限定を定めず、端末デバイスが図に示された構成要素よりも多いもしくは少ない構成要素、またはいくつかの構成要素の組合せ、または異なって配列された構成要素を含む可能性があることを理解するであろう。
RF回路1010は、情報を受信/送信し、たとえば、情報を受信/送信するためにモバイルブロードバンドに接続するように構成される可能性がある。通常、RF回路1010は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、カプラ、低雑音増幅器(Low Noise Amplifier、LNA)、デュプレクサなどを含むがこれらに限定されない。加えて、RF回路1010は、WLANモジュール1060を使用することによってモバイルブロードバンドサービスを別の端末デバイスに転送するために、モバイルブロードバンドサービスをWLANモジュール1060にさらに転送する可能性がある。移動体通信用グローバルシステム(Global System of Mobile Communication、GSM(登録商標))、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、電子メールプロトコル、ショートメッセージサービス(Short Messaging Service、SMS)プロトコルなどを含むがこれらに限定されない任意の通信規格またはプロトコルが、ワイヤレス通信のために使用される可能性がある。
メモリ1020は、プログラム命令を記憶するように構成される可能性があり、プロセッサ1050は、端末が図9に示されたホットスポット接続を確立するための方法を実行するように、メモリ1020に記憶されたプログラム命令を実行する。メモリ120は、主に、プログラムストレージエリアおよびデータストレージエリアを含む可能性がある。プログラムストレージエリアは、ホットスポット接続を確立するための方法によって必要とされるオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムを記憶する可能性がある。データストレージエリアは、端末デバイスのリスト情報と、端末デバイスがホットスポット接続を確立するための方法を実行するときに生成されるデータとを記憶する可能性がある。さらに、メモリ1020は、揮発性メモリ(volatile memory)、たとえば、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)を含む可能性がある。メモリ1020は、不揮発性メモリ(non-volatile memory)、たとえば、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)、またはソリッドステートドライブ(solid-state drive、SSD)も含む可能性がある。メモリ1020は、上述の種類のメモリの組合せも含む可能性がある。
入力ユニット1030は、WLANホットスポットをオンにするための命令、WLANホットスポットを共有する端末デバイスを選択する命令などを含む、ユーザによって入力された数字または文字情報を受け取るように構成される可能性がある。特に、入力ユニット1030は、タッチ制御パネル1031およびその他の入力デバイス1032を含む可能性がある。タッチスクリーンとも呼ばれるタッチ制御パネル1031は、タッチ制御パネル1031上でまたはタッチ制御パネル1031の近くでユーザによって実行されたタッチ操作(たとえば、指、スタイラス、または任意のその他の適切なものもしくはアクセサリを使用することによってタッチ制御パネル1031上でまたはタッチ制御パネル1031の近くでユーザによって実行された操作)を受け取り、予め設定されたプログラムに従って対応する接続装置を駆動する可能性がある。任意で、タッチ制御パネル1031は、2つの部分、すなわち、タッチ検出装置およびタッチコントローラを含む可能性がある。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ位置を検出し、タッチ操作によってもたらされた信号を検出し、タッチコントローラに信号を送信する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチ情報をタッチ点の座標に変換し、タッチ点の座標をプロセッサ1050に送信し、プロセッサ1050によって送信されたコマンドを受信し、コマンドを実行することができる。加えて、入力ユニット1030は、抵抗式、静電容量式、赤外線式、および表面音波式などの複数の形式でタッチ制御パネル1031を実装する可能性がある。タッチ制御パネル1031に加えて、入力ユニット1030は、その他の入力デバイス1032をさらに含む可能性がある。特に、その他の入力デバイス1032は、物理キーボード、(音量制御キーまたはスイッチキーなどの)機能キー、トラックボール、マウス、ジョイスティックなどのうちの1つまたは複数を含む可能性があるがこれらに限定されない。
ディスプレイユニット1040は、ユーザによって入力された情報、ユーザのために与えられた情報、および端末デバイスの様々なメニューを表示するように構成される可能性がある。ディスプレイユニット1040は、ディスプレイスクリーン1041を含む可能性がある。任意で、ディスプレイスクリーン1041は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)または有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形態で構成される可能性がある。さらに、タッチ制御パネル1031は、ディスプレイスクリーン1041を覆うことができる。タッチ制御パネル1031上でまたはタッチ制御パネル1031の近くで実行されたタッチ操作を検出した後、タッチ制御パネル1031は、タッチイベントの種類を判定するためにプロセッサ1050にタッチ操作を送信し、それから、プロセッサ1050が、タッチイベントの種類に基づいてディスプレイスクリーン1041上で対応する視覚出力を提供する。図10のタッチ制御パネル1031およびディスプレイスクリーン1041は、端末100の入力および入力機能を実装するための2つの独立した構成要素として使用されるが、一部の実施形態において、タッチ制御パネル1031およびディスプレイスクリーン1041は、端末100の入力および出力機能を実装するために統合される可能性がある。
プロセッサ1050は、端末デバイスの制御の中心であり、様々なインターフェースおよび回線を使用することによって端末全体の様々な部分を接続し、メモリ1020に記憶されたソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを走らせるかまたは実行し、メモリ1020に記憶されたデータを呼び出すことによって図9に示されたホットスポット接続を確立するための方法を実行する。任意で、プロセッサ1050は、1つまたは複数の処理ユニットを含み得る。好ましくは、アプリケーションプロセッサおよびモデムプロセッサは、プロセッサ1050に統合される可能性がある。アプリケーションプロセッサは、主として、オペレーティングシステム、ユーザインターフェース、アプリケーションプログラムなどを処理する。モデムプロセッサは、主として、ワイヤレス通信を扱う。代替的に、モデムプロセッサはプロセッサ1050に統合されない可能性があることが理解され得る。
WLANモジュール1060は、ユーザが電子メールを受信および送信すること、ウェブページを閲覧すること、ストリーミングメディアにアクセスすることなどを支援するように構成される可能性があり、ユーザにワイヤレスブロードバンドWLANインターネットアクセスを提供する。WLANは、近距離ワイヤレス送信テクノロジーである。端末デバイスは、別の端末デバイスにモバイルブロードバンドサービスを転送するために、WLANモジュール1060を使用することによってWLANホットスポットに接続するか、またはWLANモジュール1060を使用することによってWLANホットスポットをオンにする可能性がある。WLANモジュール1060は、別の周りの端末デバイスとのワイヤレス通信を実施するためのWi-Fiのブロードキャストおよびスキャンを実行する可能性もある。
端末デバイスは、各構成要素に電力を供給する電源1070(たとえば、バッテリ)をさらに含む。好ましくは、電源は、電源管理システムを使用することによって充電の管理、放電の管理、および電力消費の管理などの機能を実施するために、電源管理システムを使用することによってプロセッサ1050に論理的に接続される可能性がある。
ブルートゥース(登録商標)モジュール1070は、BLEデバイス、通常のブルートゥース(登録商標)デバイス、または通常のブルートゥース(登録商標)およびBLEをサポートするデュアルモードブルートゥース(登録商標)デバイスである可能性がある。ブルートゥース(登録商標)モジュール1070は、別の端末デバイスのブルートゥース(登録商標)モジュールへのBLEまたはクラシックブルートゥース(登録商標)接続を確立する。ブルートゥース(登録商標)モジュール1070は、別の周りの端末デバイスとのワイヤレス通信を実施するためのBRまたはBLEブロードキャストおよびスキャンを実行する可能性もある。
図示されていないが、端末デバイスは、カメラ、ラウドスピーカなどをさらに含む可能性があり、詳細は、本明細書において説明されない。
たとえば、RF回路1010、ブルートゥース(登録商標)モジュール1080、およびWLANモジュール1060は、集合的にワイヤレス通信インターフェースと呼ばれる可能性がある。
可能な実施形態において、この実施形態で提供される端末デバイスは、第1の端末デバイスと呼ばれる可能性がある。第1の端末デバイスのメモリ1020は、プログラム命令を記憶するように構成される。プロセッサ1050は、メモリ1020に記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第2の端末デバイスに要求メッセージを送信するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、要求メッセージが、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用されることを要求するために使用される、命令することと、第2の端末デバイスから指示情報を受信するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、指示情報が、第2の端末デバイスが第1の端末デバイスを第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することを確認することを示すために使用される、命令することと、第1の端末デバイスを第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することによって第2の端末デバイスへの通信接続を確立するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することとを実行するように構成される。たとえば、この実施形態において提供される端末デバイスは、ブルートゥース(登録商標)モジュール1080またはWLANモジュール1060を使用することによって第2の端末デバイスに要求メッセージを送信する可能性がある。この実施形態において提供される端末デバイスは、WLANモジュール1060を第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することによって第2の端末デバイスへの通信接続を確立する可能性がある。
たとえば、プロセッサ1050は、メモリ1020に記憶されたプログラム命令に従って次の動作、すなわち、第2の端末デバイスにWLANホットスポット接続情報を送信するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、WLANホットスポット接続情報が、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することによって第1の端末デバイスへの通信接続を確立するために第2の端末デバイスによって使用される、命令することを実行するようにさらに構成される。
たとえば、この実施形態において提供される端末デバイスは、ブルートゥース(登録商標)モジュール1080またはWLANモジュール1060を使用することによって第2の端末デバイスにWLANホットスポット接続情報を送信する可能性がある。
任意で、第1の端末デバイスは、ブルートゥース(登録商標)モジュール1080を使用することによってBLEまたはクラシックブルートゥース(登録商標)接続を確立する方法で第2の端末デバイスに要求メッセージまたはWLANホットスポット接続情報を送信する可能性がある。加えて、第1の端末デバイスは、WLANモジュール1060を使用することよるWi-Fiのブロードキャストの方法で、またはブルートゥース(登録商標)モジュール1080を使用することによるBRもしくはBLEのブロードキャストの方法で第2の端末デバイスに要求メッセージまたはWLANホットスポット接続情報を送信する可能性がある。
たとえば、プロセッサ1050は、メモリ1020に記憶されたプログラム命令に従って次の動作、すなわち、ユーザの第1の動作命令を受け取るように入力ユニット1030に命令することであって、第1の動作命令が、WLANホットスポットをオンにするようにプロセッサ1050に命令するために使用される、命令することを実行するようにさらに構成される。入力ユニット1030は、ユーザの第2の動作命令を受け取るようにさらに構成され、第2の動作命令は、第2の端末デバイスに要求メッセージを送信するようにワイヤレス通信インターフェースを制御するようにプロセッサ1050に命令するために使用される。
任意で、プロセッサ1050は、WLANホットスポットのものである識別子およびパスワードを作成するためにWLANモジュール1060を制御することによってWLANホットスポットをオンにする可能性がある。
たとえば、プロセッサ1050は、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを決定するように構成される。1組の端末デバイスは、第2の端末デバイスを含む。
任意で、プロセッサ1050は、BRまたはBLEのブロードキャストおよびスキャンの方法で、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の周りの端末デバイスを決定するようにブルートゥース(登録商標)モジュール1080に命令するか、またはWi-Fiのブロードキャストおよびスキャンの方法で、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の周りの端末デバイスを決定するようにWLANモジュール1060に命令する可能性がある。
任意で、プロセッサ1050は、メモリ1020に記憶されたプログラム命令に従って次の動作、すなわち、ユーザが少なくとも1つの端末デバイスの識別子に基づいて入力ユニット1030上で第2の動作命令を入力するように、1組の端末デバイスに含まれる少なくとも1つの端末デバイスの識別子を表示するようにディスプレイユニット1040に命令することを実行するようにさらに構成される。
たとえば、プロセッサ1050は、メモリ1020に記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第1のブロードキャストフレームをブロードキャストするようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、第1のブロードキャストフレームが、端末デバイスが第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるとき、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用される、命令することと、第2のブロードキャストフレームをスキャンすることとを実行するようにさらに構成される。プロセッサ1050は、第2のブロードキャストフレームに基づいて、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを決定するように構成される。
たとえば、プロセッサ1050は、メモリ1020に記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第1のブロードキャストフレームをブロードキャストするようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、第1のブロードキャストフレームが、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用され、第2のブロードキャストフレームが、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスが第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるかどうかを示す指示情報を運ぶ、命令することと、第2のブロードキャストフレームをスキャンすることとを実行するようにさらに構成される。プロセッサ1050は、第2のブロードキャストフレームに基づいて、第1の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができる1組の端末デバイスを決定するように構成される。
たとえば、ワイヤレス通信インターフェースは、BRテクノロジーに基づいて第1のブロードキャストフレームをブロードキャストするか、またはBLEテクノロジーに基づいて第1のブロードキャストフレームをブロードキャストするように特に構成される。BRテクノロジーまたはBLEテクノロジーは、ブルートゥース(登録商標)モジュール1080を使用することによって実装される可能性がある。
さらに、本発明のこの実施形態において提供される端末デバイスは、本発明の上述の実施形態におけるホットスポット接続を確立するための方法を実施するために以下の方法を使用する可能性もある。図11に示されるように、端末デバイスは、ワイヤレス通信ユニット1110、受信ユニット1120、決定ユニット1130、およびディスプレイユニット1140を含む。
可能な実施形態において、この実施形態で提供される端末デバイスは、第1の端末デバイスと呼ばれる可能性がある。この実施形態において提供される第1の端末デバイスのワイヤレス通信ユニット1110は、第2の端末デバイスに要求メッセージを送信するように構成される。要求メッセージは、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用されることを要求するために使用される。ワイヤレス通信ユニット1110は、第2の端末デバイスから指示情報を受信するようにさらに構成される。指示情報は、第2の端末デバイスが第1の端末デバイスを第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することを確認することを示すために使用される。ワイヤレス通信ユニット1110は、第1の端末デバイスを第2の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することによって第2の端末デバイスへの通信接続を確立するようにさらに構成される。
任意の実施形態において、図10の実施形態のワイヤレス通信インターフェースは、ワイヤレス通信ユニット1110を使用することによって実装される可能性があり、入力ユニット1030は、受信ユニット1120を使用することによって実装される可能性があり、プロセッサ1050は、決定ユニット1130を使用することによって実装される可能性があり、ディスプレイユニット1040は、ディスプレイユニット1140を使用することによって実装される可能性がある。
図11のユニットの処理手順に関しては、図9および図10に示された特定の実施形態を参照するものとし、詳細は本明細書において再び説明されない。
それに対応して、本発明の実施形態は、上述の実施形態において提供されるホットスポット接続方法を実施するための別の端末デバイスを提供する。図12に示されるように、端末デバイスは、ブルートゥース(登録商標)モジュール1210、メモリ1220、入力ユニット1230、ディスプレイユニット1240、プロセッサ1250、WLANモジュール1260、および電源1270などの構成要素を含む。当業者は、図12に示される端末デバイスの構造が端末デバイスに対する限定を定めず、端末デバイスが図に示された構成要素よりも多いもしくは少ない構成要素、またはいくつかの構成要素の組合せ、または異なって配列された構成要素を含む可能性があることを理解するであろう。
パーツの間の接続関係およびパーツの機能に関しては、図10を参照するものとし、詳細は本明細書において再び説明されない。
たとえば、ブルートゥース(登録商標)モジュール1210およびWLANモジュール1260は、集合的にワイヤレス通信インターフェースと呼ばれる可能性がある。
可能な実施形態において、この実施形態で提供される端末デバイスは、第1の端末デバイスと呼ばれる可能性がある。第1の端末デバイスのメモリ1220は、プログラム命令を記憶するように構成される。プロセッサ1250は、メモリ1220に記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第2の端末デバイスから要求メッセージを受信するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、要求メッセージが、第2の端末デバイスが第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用されることを要求するために使用される、命令することと、第2の端末デバイスに指示情報を送信するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、指示情報が、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスを第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することを確認することを示すために使用される、命令することと、第2の端末デバイスを第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することによって第2の端末デバイスへの通信接続を確立するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することとを実行するように構成される。
たとえば、プロセッサ1250は、メモリ1220に記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第2の端末デバイスからWLANホットスポット接続情報を受信するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することと、第2の端末デバイスを第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することによってWLANホットスポット接続情報に基づいて第2の端末デバイスへの通信接続を確立するようにワイヤレス通信インターフェースに命令することとを実行するようにさらに構成される。
たとえば、この実施形態において提供される端末デバイスは、ブルートゥース(登録商標)モジュール1210またはWLANモジュール1260を使用することによって第2の端末デバイスから要求メッセージを受信し、第2の端末デバイスに指示メッセージを送信する可能性がある。この実施形態において提供される端末デバイスは、WLANモジュール1260を使用することによって、第2の端末デバイスを第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することによって第2の端末デバイスへの通信接続を確立する可能性がある。
任意で、ブルートゥース(登録商標)モジュール1210を使用することによってBLEまたはクラシックブルートゥース(登録商標)接続を確立する方法で、第1の端末デバイスは、第2の端末デバイスから要求メッセージを受信し、第2の端末デバイスに指示メッセージを送信する可能性がある。代替的に、WLANモジュール1260を使用することによってWi-Fiのブロードキャストおよびスキャンを実行する方法で、またはブルートゥース(登録商標)モジュール1280を使用することによってBRもしくはBLEのブロードキャストおよびスキャンを実行する方法で、第1の端末デバイスは、第2の端末デバイスから要求メッセージを受信し、第2の端末デバイスに指示メッセージを送信する可能性がある。
たとえば、プロセッサ1250は、メモリ1220に記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第2の端末デバイスの要求メッセージを表示するようにディスプレイユニット1240に命令することと、ユーザの第1の動作命令を受け取るように入力ユニット1230に命令することであって、第1の動作命令が、第2の端末デバイスに指示情報を送信するようにワイヤレス通信インターフェースを制御するようにプロセッサ1250に命令するために使用される、命令することとを実行するようにさらに構成される。
たとえば、プロセッサ1250は、メモリ1220に記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第2の端末デバイスからの第1のブロードキャストフレームをスキャンするようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、第1のブロードキャストフレームが、端末デバイスが第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるとき、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用される、命令することと、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができると判定することと、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするようにワイヤレス通信インターフェースに命令することとを実行するようにさらに構成される。
たとえば、プロセッサ1250は、メモリ1220に記憶されたプログラム命令に従って以下の動作、すなわち、第2の端末デバイスからの第1のブロードキャストフレームをスキャンするようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、第1のブロードキャストフレームが、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするように、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスに命令するために使用され、第2のブロードキャストフレームが、第1のブロードキャストフレームを検出する端末デバイスが第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるかどうかを示す指示情報を運ぶ、命令することと、第2のブロードキャストフレームをブロードキャストするようにワイヤレス通信インターフェースに命令することであって、第2のブロードキャストフレームが、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスをWLANホットスポットとして使用することができるかどうかを示す指示情報を運ぶ、命令することとを実行するようにさらに構成される。
たとえば、プロセッサ1250は、メモリ1220に記憶されたプログラム命令に従って次の動作、すなわち、BRテクノロジーに基づいて第1のブロードキャストフレームをブロードキャストするか、またはBLEテクノロジーに基づいて第1のブロードキャストフレームをブロードキャストするようにワイヤレス通信インターフェースに命令することを実行するように特に構成される。BRテクノロジーまたはBLEテクノロジーは、ブルートゥース(登録商標)モジュール1210を使用することによって実装される可能性がある。
さらに、本発明のこの実施形態において提供される端末デバイスは、本発明の上述の実施形態におけるホットスポット接続を確立するための方法を実施するために以下の方法を使用する可能性もある。図13に示されるように、端末デバイスは、ワイヤレス通信ユニット1310、ディスプレイユニット1320、受信ユニット1330、および決定ユニット1340を含む。
可能な実施形態において、この実施形態で提供される端末デバイスのワイヤレス通信ユニット1310は、第2の端末デバイスから要求メッセージを受信するように構成される。要求メッセージは、第2の端末デバイスが第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用されることを要求するために使用される。ワイヤレス通信ユニット1310は、第2の端末デバイスに指示情報を送信するようにさらに構成される。指示情報は、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスを第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することを確認することを示すために使用される。ワイヤレス通信ユニット1310は、第2の端末デバイスを第1の端末デバイスのWLANホットスポットとして使用することによって第2の端末デバイスへの通信接続を確立するようにさらに構成される。
任意の実施形態において、図12の実施形態のワイヤレス通信インターフェースは、ワイヤレス通信ユニット1310を使用することによって実装される可能性があり、入力ユニット1230は、受信ユニット1330を使用することによって実装される可能性があり、プロセッサ1250は、決定ユニット1340を使用することによって実装される可能性があり、ディスプレイユニット1240は、ディスプレイユニット1320を使用することによって実装される可能性がある。
図13のユニットの処理手順に関しては、図9および図12に示された特定の実施形態を参照するものとし、詳細は本明細書において再び説明されない。
当業者は、さらに、本明細書において開示された実施形態に示された例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムのステップが、電子的なハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの組合せによって実装される可能性があることを知っているであろう。ハードウェアとソフトウェアとが交換可能であることを明瞭に示すために、上述の内容は、概して、各例の構成およびステップを機能に則して説明した。機能がハードウェアによって実行されるのかまたはソフトウェアによって実行されるのかは、特定の用途、および技術的なソリューションの設計の制約に応じて決まる。当業者は、説明された機能をそれぞれの特定の用途のために実装するために異なる方法を用いる可能性があるが、実装は、本出願の範囲外であると考えられるべきでない。
当業者は、実施形態の上述の方法の各々のステップのすべてまたは一部が、プロセッサに命令するプログラムによって実装される可能性があることを理解するであろう。上述のプログラムは、コンピュータ可読ストレージ媒体に記憶される可能性がある。ストレージ媒体は、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリ、フラッシュメモリ、ハードディスク、ソリッドステートドライブ、磁気テープ(magnetic tape)、フロッピー(登録商標)ディスク(floppy disk)、光ディスク(optical disc)、またはこれらの任意の組合せなどの非一時的(non-transitory)媒体である可能性がある。
以上の説明は、本出願の例示的な特定の実装であるに過ぎず、本出願の保護範囲を限定するように意図されていない。本出願で開示された技術的範囲内で当業者によって容易に想到されるすべての変更または置き換えは、本出願の保護範囲内に入る。したがって、本出願の保護範囲は、請求項の保護範囲に従う。