JP7290544B2 - 雌端子 - Google Patents
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Description
ところで、雌コネクタと雄コネクタとが車両に搭載された場合、車両の走行時等の振動によって、嵌合状態にある雌コネクタと雄コネクタに幅方向に相対的にズレ動こうとする力が加わり、それに起因して、雌端子と雄端子が相対的にズレ動こうとする。
このようにタブ状接続部の先端が弾性接触片に角度を付けて当接されると、弾性接触片が過大に変位されることによって塑性変形し、結果的に、電気的接続信頼性が低下してしまうという問題がある。
このような特許文献2に記載の雌端子金具(雌端子)10によれば、上記二つの問題を解消することができる。
また、本発明に係る雌端子は、一対のガタ・過大変位防止片が、前記箱部の前記一対の側壁に形成された前記貫通孔の孔内で孔内縁面に一部がオーバーラップするように設けられることによって、曲げ起し部分の前記底壁側の面が前記弾性接触片の過大変位を防ぐ位置で前記孔内縁面に当接される。
従って、本発明に係る雌端子は、雄端子のタブ状接続部と雌端子の弾性接触片とが相対的にズレ動くことによるガタつきを防ぐとともに、弾性接触片が過大に変位することを確実に防ぐことによって、電気的接続信頼性を向上することができる。
なお、図1に示した雌端子1は、電線接続部50が電線Wの端末に加締められる前の状態である。
また、説明便宜上、図1中に示した矢印方向を前後方向とし、図3中に示した2つの矢印方向をそれぞれ、上下方向および幅方向Dとする。
本発明の実施例に係る雌端子1は、互いに嵌合されて車両に搭載される雌コネクタ100および雄コネクタ200のうち、雌コネクタ100に収容されるものある。
この雄端子220は、雄コネクタ200の端子収容室210内に係止ランス211等によって端子収容室210から離脱されないように係止された状態で収容されている。
また、雌端子1は、箱部10に挿入されたタブ状接続部221に接触される部分となる弾性接触片20を有する。
この雌端子1は、雌コネクタ100の端子収容室110内に係止ランス111等によって端子収容室110から離脱されないように係止された状態で収容されている。
各貫通孔14は、前後方向を長手方向とする長方形状をなし、孔内縁面15のうち、上下方向で対向する二つの面の上側の孔内縁面15aが、弾性接触片20が弾性的に中立な状態で弾性接触片20の後述する一対のガタ・過大変位防止片40との間に隙間を形成するように孔寸法および形成位置が調整されている。
なお、過大変位形成面としての下側の孔内縁面15bは、弾性接触片20が弾性的に中立な状態で弾性接触片20のガタ・過大変位防止片40との間に隙間を形成するように設けられる(図3参照)とともに、雄雌コネクタ100、200が嵌合した状態においても、ガタ・過大変位防止片40との間に多少の隙間が形成されるようになっている。
すなわち、貫通孔14は、弾性接触片20がタブ状接続部221による外力を受けて弾性的に変位される範囲では、ガタ・過大変位防止片40が当接されないように孔寸法および形成位置が調整されている。
この接触本体部30は、タブ状接続部221と接触される側となる天井壁12側の面に接点31が膨出して形成されている。
この実施例では、一対のガタ・過大変位防止片40、40は、接触本体部30の自由端30aの端面に端面位置を揃えるように形成されている。
また、この実施例では、一対のガタ・過大変位防止片40、40は、接触本体部30に対して略直角に曲げ起されている。
より具体的には、一対のガタ・過大変位防止片40、40は、側壁13の内面側から貫通孔14内に一部が入り込み、かつ、側壁13の外面からはみ出すことなく貫通孔14内に収まるように設けられている。
このため、一対のガタ・過大変位防止片40、40は、曲げ起し部分の底壁11側の面40aが、弾性接触片20が下方に変位された場合に貫通孔14の下側の孔内縁面15bに当接される当接面40aとして機能されるようになっている。
より具体的には、図5および図6に示すように、一対のガタ・過大変位防止片40、40は、接触本体部30の両端で天井壁12に向けて起立された壁となって、タブ状接続部221の両側面側からタブ状接続部221が弾性接触片20に対して幅方向Dでズレ動こうとした場合に当接されてこれを阻止する壁として機能する。
より具体的には、雌コネクタ100と雄コネクタ200とを嵌合操作する過程で、雄端子220のタブ状接続部221が弾性接触片20に対して角度を付けて箱部10内に挿入された場合(図7参照)、タブ状接続部221に当接された弾性接触片20が下方に過大に変位される前に、一対のガタ・過大変位防止片40の当接面40aが貫通孔14の下側の孔内縁面15bに当接されることによって、弾性接触片20が過大に変位することが防止されるようになっている(図8参照)。
ここで、一対のガタ・過大変位防止片40、40の当接面40aは、片状に突出された部分を天井壁12に向けて曲げ起こして形成された曲げ起し部分の底壁11側の面であるため強度を有しているので、孔内縁面15bに当接されても変形されることなく確実に弾性接触片20の過大な変位を防ぐことができるようになっている。
また、本発明の実施例に係る雌端子1は、一対のガタ・過大変位防止片40、40が、箱部10の一対の側壁13、13に形成された貫通孔14の孔内で孔内縁面15に一部がオーバーラップするように設けられることによって、曲げ起し部分の底壁11側の面40aが弾性接触片20の過大変位を防ぐ位置で孔内縁面15bに当接される。
従って、本発明の実施例に係る雌端子1は、雄端子220のタブ状接続部221と雌端子1の弾性接触片20とが相対的にズレ動くことによるガタつきを防ぐとともに、弾性接触片20が過大に変位することを確実に防ぐことによって、電気的接続信頼性を向上することができる。
このように、一対のガタ・過大変位防止片40、40を接触本体部30に対して曲げ起す角度を調整することによって、幅方向Dでタブ状接続部221が当接される範囲を容易に調整できる。
10 箱部
10a 前端開口
11 底壁
12 天井壁
12a リブ
13 側壁
14 貫通孔
15、15a、15b 孔内縁面
20 弾性接触片
30 接触本体部
30a 自由端
31 接点
40 ガタ・過大変位防止片
40a 底壁側の面(当接面)
50 電線接続部
51 芯線加締め部
52 被覆加締め部
53 連結部
100 雌コネクタ
110 端子収容室
111 係止ランス
200 雄コネクタ
210 端子収容室
211 係止ランス
220 雄端子
221 タブ状接続部
222 電線接続部
W 電線
W1 芯線
W2 絶縁被覆材
Claims (2)
- 雄端子のタブ状接続部が接続のために挿入される部分であり、底壁と、該底壁に対向する天井壁と、前記底壁と前記天井壁の間で対向配置された一対の側壁とによって箱型に形成された箱部と、
前記底壁から延在され、前記タブ状接続部の挿入側となる前記箱部の前端開口から前記箱部内に折り返されることによって前記前端開口側を固定端とした片持ち梁状に形成された接触本体部を備えた弾性接触片と、
を有し、
前記箱部は、
前記一対の側壁が前記接触本体部の自由端の側方周辺領域に貫通孔を形成され、
前記弾性接触片は、
前記接触本体部の前記自由端の周辺領域に、該接触本体部の幅方向両端から片状に突出された部分を前記天井壁に向けて曲げ起こして形成されることによって前記タブ状接続部と前記弾性接触片とが前記幅方向で相対的にズレ動くことによるガタつきの発生を防ぎ、かつ、前記貫通孔の孔内で孔内縁面に一部がオーバーラップするように設けられることによって、曲げ起し部分の前記底壁側の面が前記弾性接触片の過大変位を防ぐ位置で前記孔内縁面に当接される一対のガタ・過大変位防止片を有する
ことを特徴とする雌端子。 - 前記一対のガタ・過大変位防止片は、
前記接触本体部に対して略直角に曲げ起されている
ことを特徴とする請求項1に記載の雌端子。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2019193957A JP7290544B2 (ja) | 2019-10-25 | 2019-10-25 | 雌端子 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019193957A JP7290544B2 (ja) | 2019-10-25 | 2019-10-25 | 雌端子 |
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JP2021068623A JP2021068623A (ja) | 2021-04-30 |
JP7290544B2 true JP7290544B2 (ja) | 2023-06-13 |
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ID=75638610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019193957A Active JP7290544B2 (ja) | 2019-10-25 | 2019-10-25 | 雌端子 |
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Citations (5)
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-
2019
- 2019-10-25 JP JP2019193957A patent/JP7290544B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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JP2014160544A (ja) | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 雌端子金具 |
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