JP7280050B2 - 電気接続箱の製造方法 - Google Patents
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Description
[1]
電子部品を内部に収容可能であり且つ前記電子部品に電気的に接続される電線を外部に向けて引出可能である電気接続箱を製造するための、電気接続箱の製造方法であって、
前記電気接続箱は、
前記電子部品を保持可能な本体部と、前記本体部に組み付けられるカバー部と、を有し、前記本体部及び前記カバー部の少なくとも一方は、前記本体部から延びる前記電線を内部から外部に挿通可能な開口箇所を有するように構成され、
当該製造方法は、
前記電気接続箱の内部から前記開口箇所を経て前記電気接続箱の外部に向かう所定の経路に沿うように前記電線の形状を整えながら、プレス装置を用いて前記電線を前記本体部に向けて押し付けることにより、前記経路に沿う形状を有するように前記電線に対して癖付けを施す、第1工程と、
前記癖付けが施された前記電線が前記本体部と前記カバー部との間に収容され且つ前記開口箇所を経て外部に向かうように、前記本体部に前記カバー部を組み付ける、第2工程と、を備える、
電気接続箱の製造方法であること。
[2]
上記[1]に記載の製造方法において、
前記第1工程にて、平坦な形状又は前記経路に対応して湾曲した形状の押圧板を、前記プレス装置を用いて前記電線に押し付けることにより、前記電線に対して前記癖付けを施す、
電気接続箱の製造方法であること。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載の製造方法において、
前記第2工程にて、前記プレス装置による前記電線への押し付けを解除した後、前記本体部に前記カバー部を組み付ける、
電気接続箱の製造方法であること。
[4]
上記[1]又は上記[2]に記載の製造方法において、
前記カバー部は、複数の部材から構成され、
前記第1工程にて、前記複数の前記部材のうちの一部の前記部材を、前記プレス装置を用いて前記本体部に向けて押し付けることにより、前記電線に対して前記癖付けを施し、
前記第2工程にて、前記一部の前記部材を前記本体部に向けて押し付けた状態を保ちながら、前記複数の前記部材のうちの残りの前記部材を、前記本体部に組み付ける、
電気接続箱の製造方法であること。
以下、図1~図5を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る電気接続箱1の製造方法について説明する。本例において、電気接続箱1は、リレー及びヒューズ等が取り付けられるリレーボックスである。電気接続箱1は、典型的には、車両に搭載され、種々の車載電装品と電気的に接続されて使用される。
次いで、図6~図7を参照しながら、本発明の第2実施形態に係る電気接続箱1の製造方法について説明する。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
[1]
電子部品(21,22)を内部に収容可能であり且つ前記電子部品(21,22)に電気的に接続される電線(w)を外部に向けて引出可能である電気接続箱(1)を製造するための、電気接続箱(1)の製造方法であって、
前記電気接続箱(1)は、
前記電子部品(21,22)を保持可能な本体部(11)と、前記本体部(11)に組み付けられるカバー部(12)と、を有し、前記本体部(11)及び前記カバー部(12)の少なくとも一方は、前記本体部(11)から延びる前記電線(w)を内部から外部に挿通可能な開口箇所(15)を有するように構成され、
当該製造方法は、
前記電気接続箱(1)の内部から前記開口箇所(15)を経て前記電気接続箱(1)の外部に向かう所定の経路に沿うように前記電線(w)の形状を整えながら、プレス装置(40)を用いて前記電線(w)を前記本体部(11)に向けて押し付けることにより、前記経路に沿う形状を有するように前記電線(w)に対して癖付けを施す、第1工程と、
前記癖付けが施された前記電線(w)が前記本体部(11)と前記カバー部(12)との間に収容され且つ前記開口箇所(15)を経て外部に向かうように、前記本体部(11)に前記カバー部(12)を組み付ける、第2工程と、を備える、
電気接続箱の製造方法。
[2]
上記[1]に記載の製造方法において、
前記第1工程にて、平坦な形状又は前記経路に対応して湾曲した形状の押圧板(30)を、前記プレス装置(40)を用いて前記電線(w)に押し付けることにより、前記電線(w)に対して前記癖付けを施す、
電気接続箱の製造方法。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載の製造方法において、
前記第2工程にて、前記プレス装置(40)による前記電線(w)への押し付けを解除した後、前記本体部(11)に前記カバー部(12)を組み付ける、
電気接続箱の製造方法。
[4]
上記[1]又は上記[2]に記載の製造方法において、
前記カバー部(12)は、複数の部材(12a,12b)から構成され、
前記第1工程にて、前記複数の前記部材のうちの一部の前記部材(12a)を、前記プレス装置(40)を用いて前記本体部(11)に向けて押し付けることにより、前記電線(w)に対して前記癖付けを施し、
前記第2工程にて、前記一部の前記部材(12a)を前記本体部(11)に向けて押し付けた状態を保ちながら、前記複数の前記部材のうちの残りの前記部材(12b)を、前記本体部(11)に組み付ける、
電気接続箱の製造方法。
[5]
電子部品(21,22)を内部に収容可能であり且つ前記電子部品(21,22)に電気的に接続される電線(w)を外部に向けて引出可能である電気接続箱(1)であって、
前記電子部品(21,22)を保持可能な本体部(11)と、
前記本体部(11)に組み付けられるカバー部(12)と、を備え、
前記本体部(11)及び前記カバー部(12)の少なくとも一方は、
前記本体部(11)から延びる前記電線(w)を内部から外部に挿通可能な開口箇所(15)を有するように構成され、
前記カバー部(12)は、
複数の部材(12a,12b)から構成されるとともに、前記複数の前記部材のうちの一部の前記部材(12a)を前記本体部(11)に向けて押し付けることにより、前記電気接続箱(1)の内部から前記開口箇所(15)を経て前記電気接続箱(1)の外部に向かう所定の経路に沿う形状を有するように前記電線(w)に対して癖付けを施し、且つ、前記一部の前記部材(12a)を前記本体部(11)に向けて押し付けた状態を保ちながら、前記複数の前記部材のうちの残りの前記部材(12b)を前記本体部(11)に組み付けることにより、前記癖付けが施された前記電線(w)を前記本体部(11)と前記カバー部(12)との間に収容し且つ前記開口箇所(15)を経て外部に挿通させる、ように構成される、
電気接続箱(1)。
11 本体部
12 下カバー部(カバー部)
12a 第1部分(一部の部材)
12b 第2部分(残りの部材)
15 引出口(開口箇所)
21 リレー(電子部品)
22 ヒューズ(電子部品)
30 押圧板
40 プレス装置
w 電線
Claims (4)
- 電子部品を内部に収容可能であり且つ前記電子部品に電気的に接続される電線を外部に向けて引出可能である電気接続箱を製造するための、電気接続箱の製造方法であって、
前記電気接続箱は、
前記電子部品を保持可能な本体部と、前記本体部に組み付けられるカバー部と、を有し、前記本体部及び前記カバー部の少なくとも一方は、前記本体部から延びる前記電線を内部から外部に挿通可能な開口箇所を有するように構成され、
当該製造方法は、
前記電気接続箱の内部から前記開口箇所を経て前記電気接続箱の外部に向かう所定の経路に沿うように前記電線の形状を整えながら、プレス装置を用いて前記電線を前記本体部に向けて押し付けることにより、前記経路に沿う形状を有するように前記電線に対して癖付けを施す、第1工程と、
前記癖付けが施された前記電線が前記本体部と前記カバー部との間に収容され且つ前記開口箇所を経て外部に向かうように、前記本体部に前記カバー部を組み付ける、第2工程と、を備える、
電気接続箱の製造方法。 - 請求項1に記載の製造方法において、
前記第1工程にて、平坦な形状又は前記経路に対応して湾曲した形状の押圧板を、前記プレス装置を用いて前記電線に押し付けることにより、前記電線に対して前記癖付けを施す、
電気接続箱の製造方法。 - 請求項1又は請求項2に記載の製造方法において、
前記第2工程にて、前記プレス装置による前記電線への押し付けを解除した後、前記本体部に前記カバー部を組み付ける、
電気接続箱の製造方法。 - 請求項1又は請求項2に記載の製造方法において、
前記カバー部は、複数の部材から構成され、
前記第1工程にて、前記複数の前記部材のうちの一部の前記部材を、前記プレス装置を用いて前記本体部に向けて押し付けることにより、前記電線に対して前記癖付けを施し、
前記第2工程にて、前記一部の前記部材を前記本体部に向けて押し付けた状態を保ちながら、前記複数の前記部材のうちの残りの前記部材を、前記本体部に組み付ける、
電気接続箱の製造方法。
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JP2019013278A JP7280050B2 (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | 電気接続箱の製造方法 |
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JP2019013278A JP7280050B2 (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | 電気接続箱の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2020124013A JP2020124013A (ja) | 2020-08-13 |
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JP2019013278A Active JP7280050B2 (ja) | 2019-01-29 | 2019-01-29 | 電気接続箱の製造方法 |
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JP2007288975A (ja) | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Yazaki Corp | 電気接続箱 |
JP2012174467A (ja) | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Yazaki Corp | ワイヤハーネスの製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03164017A (ja) * | 1989-11-20 | 1991-07-16 | Yazaki Corp | 分岐接続箱 |
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2019
- 2019-01-29 JP JP2019013278A patent/JP7280050B2/ja active Active
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JP2007288975A (ja) | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Yazaki Corp | 電気接続箱 |
JP2012174467A (ja) | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Yazaki Corp | ワイヤハーネスの製造方法 |
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