JP7274374B2 - Spark plug - Google Patents
Spark plug Download PDFInfo
- Publication number
- JP7274374B2 JP7274374B2 JP2019132572A JP2019132572A JP7274374B2 JP 7274374 B2 JP7274374 B2 JP 7274374B2 JP 2019132572 A JP2019132572 A JP 2019132572A JP 2019132572 A JP2019132572 A JP 2019132572A JP 7274374 B2 JP7274374 B2 JP 7274374B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plug
- insulator
- housing
- recessed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Spark Plugs (AREA)
Description
本発明は、スパークプラグに関する。 The present invention relates to spark plugs.
特許文献1には、絶縁碍子における燃焼室内に露出する脚長部を、プラグ軸方向の各位置における外径が同等となる円筒状に形成したスパークプラグが開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載のスパークプラグにおいて、ハウジングと脚長部との間に形成されるポケット内に混合気が滞留すると、滞留した混合気が高温化してプレイグニッションが発生することが懸念される。特許文献1に記載のスパークプラグにおいては、ポケット内の掃気性を向上させてプレイグニッションの発生を抑制する観点から改善の余地がある。
However, in the spark plug disclosed in
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、プレイグニッションの発生を抑制しやすいスパークプラグを提供しようとするものである。 SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of such problems, and an object of the present invention is to provide a spark plug that can easily suppress the occurrence of pre-ignition.
本発明の一態様は、筒状のハウジング(2)と、
前記ハウジングの内側に保持された絶縁碍子(3)と、を備え、
プラグ径方向における前記ハウジングと前記絶縁碍子との間には、先端側が開放されたポケット(P)が形成されており、
プラグ中心軸(C)を通るとともにプラグ中心軸に平行な少なくとも1つの平行断面において、前記絶縁碍子の外周面における前記ポケット内の空間に面する部位は、基端側に向かうほどプラグ中心軸からのプラグ径方向の長さが小さくなる碍子窪面部(30)を有し、
前記ハウジングの内周面における前記ポケット内の空間に面する部位は、プラグ周方向に隣接する部位よりも外周側に凹むとともにプラグ軸方向に延在するハウジング凹条部(24)を有する、スパークプラグ(1)にある。
One aspect of the present invention is a tubular housing (2),
an insulator (3) held inside the housing,
A pocket (P) with an open tip end is formed between the housing and the insulator in the radial direction of the plug,
In at least one parallel cross section passing through the plug center axis (C) and parallel to the plug center axis, the portion of the outer peripheral surface of the insulator facing the space in the pocket is shifted away from the plug center axis toward the base end side. has an insulator recessed surface portion (30) whose length in the radial direction of the plug is small,
a portion of the inner peripheral surface of the housing facing the space in the pocket has a recessed housing recessed portion (24) extending in the plug axial direction and recessed further to the outer peripheral side than a portion adjacent in the plug circumferential direction. at the plug (1).
前記態様のスパークプラグは、少なくとも1つの前記平行断面において、前記絶縁碍子の外周面における前記ポケット内の空間に面する部位は、基端側に向かうほどプラグ中心軸からのプラグ径方向の長さが小さくなる碍子窪面部を有する。それゆえ、ポケット内の特に碍子窪面部が形成された部位の周囲において、ポケットのプラグ径方向の長さを広く確保でき、ポケット内の掃気を促進することができる。その結果、ポケット内が高温化してプレイグニッションが発生することを抑制することができる。 In the spark plug of the above aspect, in at least one of the parallel cross sections, the portion of the outer peripheral surface of the insulator that faces the space in the pocket has a length in the radial direction of the plug from the central axis of the plug toward the base end side. has a recessed portion of the insulator that reduces the Therefore, it is possible to ensure a wide length of the pocket in the plug radial direction, particularly around the portion in the pocket where the insulator recessed surface portion is formed, and to promote scavenging in the pocket. As a result, it is possible to suppress the occurrence of pre-ignition due to an increase in temperature inside the pocket.
以上のごとく、前記態様によれば、プレイグニッションの発生を抑制しやすいスパークプラグを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
As described above, according to the aspect, it is possible to provide a spark plug that can easily suppress the occurrence of pre-ignition.
It should be noted that the symbols in parentheses described in the claims and the means for solving the problems indicate the corresponding relationship with the specific means described in the embodiments described later, and limit the technical scope of the present invention. not a thing
(参考形態1)
スパークプラグの実施形態につき、図1~図5を用いて説明する。
本形態のスパークプラグ1は、図1、図2に示すごとく、筒状のハウジング2と、ハウジング2の内側に保持された絶縁碍子3と、を備える。
( Reference form 1 )
An embodiment of a spark plug will be described with reference to FIGS. 1 to 5. FIG.
A
プラグ径方向におけるハウジング2と絶縁碍子3との間には、先端側が開放されたポケットPが形成されている。ここで、スパークプラグ1における、プラグ中心軸Cを通るとともにプラグ中心軸Cに平行な断面を平行断面という。例えば図2が平行断面である。このとき、図2に示すごとく、少なくとも1つの平行断面において、絶縁碍子3の外周面におけるポケットP内の空間に面する部位は、基端側に向かうほどプラグ中心軸Cからのプラグ径方向の長さが小さくなる碍子窪面部30を有する。
以後、本形態につき詳説する。
A pocket P with an open tip is formed between the
Hereinafter, this embodiment will be described in detail.
スパークプラグ1は、例えば、自動車、コージェネレーション等の内燃機関における着火手段として用いることができる。プラグ軸方向Zにおけるスパークプラグ1の一端は、図示しない点火コイルと接続され、プラグ軸方向Zにおけるスパークプラグ1の他端は、内燃機関の燃焼室内に配される。
The
なお、スパークプラグ1の中心軸をプラグ中心軸Cという。また、プラグ軸方向Zとは、プラグ中心軸Cが延在する方向であり、以後Z方向という。また、Z方向の一方側であり、スパークプラグ1における点火コイルと接続される側(すなわち、図1、図2の上側)を基端側といい、その反対側であり、スパークプラグ1における燃焼室内に配される側(すなわち、図1、図2の下側)を先端側という。また、スパークプラグ1の周方向をプラグ周方向といい、スパークプラグ1の径方向をプラグ径方向という。
The center axis of the
ハウジング2は、鉄、ニッケル、鉄ニッケル合金、ステンレス等の耐熱性金属材料を筒状に形成してなる。スパークプラグ1は、ハウジング2において内燃機関のプラグホールに取り付けられる。
The
図1、図5に示すごとく、ハウジング2の先端部の外周部には、取付ネジ部20が形成されている。図5に示すごとく、取付ネジ部20は、スパークプラグ1が取り付けられるエンジンヘッド11のプラグホールに形成された雌ネジ穴111に螺合できるよう構成されている。スパークプラグ1は、取付ネジ部20をプラグホールの雌ネジ穴111に螺合することにより、エンジンヘッド11に取り付けられる。スパークプラグ1がエンジンヘッド11に取り付けられた状態においては、スパークプラグ1の先端部が燃焼室内に曝される。
As shown in FIGS. 1 and 5, a mounting threaded
図2に示すごとく、ハウジング2の内周面は、先端筒面21とハウジング係止部22とを備える。先端筒面21は、プラグ中心軸Cを中心とした円筒状に形成されている。先端筒面21は、Z方向の各位置において、同等の内径を有する。
As shown in FIG. 2 , the inner peripheral surface of the
ハウジング係止部22は、先端筒面21の基端側に隣接する位置に形成されている。ハウジング係止部22は、ハウジング2の内周面の一部が先端筒面21よりも内周側に突出している。ハウジング係止部22は、取付ネジ部20の内周側の部位に形成されている。ハウジング係止部22は、ハウジング2の内周面の全周にわたって形成されており、全体として円環状を呈している。
The
ハウジング係止部22の基端側の面である座面221は、Z方向の先端側へ向かうほど、プラグ径方向の内周側へ向かうテーパ状に形成されている。座面221は、プラグ周方向の全周にわたって形成されている。座面221は、円環状に形成されている。座面221は、パッキン4を介して絶縁碍子3を係止している。
A
絶縁碍子3は、アルミナ等の絶縁材を筒状に形成してなる。絶縁碍子3は、先端側の部位と基端側の部位とをハウジング2から突出させつつ、碍子係止部31においてハウジング2に保持されている。
The
碍子係止部31は、外周面が、Z方向の先端側へ向かうほど、プラグ径方向の内周側へ向かうテーパ状に形成されている。碍子係止部31の外周面は、プラグ周方向の全周にわたって形成されており、円環状に形成されている。ハウジング係止部22は、円環状の碍子係止部31とのシール性を確保すべく円環状に形成されている。
The outer peripheral surface of the
座面221と碍子係止部31との間に挟まれたパッキン4は、円環状を呈しており、全周にわたって座面221と碍子係止部31との双方に密着している。つまり、座面221と碍子係止部31との間は、パッキン4により、全周にわたってシールされている。絶縁碍子3における、碍子係止部31から先端側の部位を、碍子脚部32という。
The packing 4 sandwiched between the
図1、図2に示すごとく、碍子脚部32は、その先端部に、ハウジング2よりも先端側に突出する碍子突出部321を有する。碍子脚部32の先端側の面である脚部先端面322は、Z方向に直交する平面上において、円環状に形成されている。脚部先端面322と碍子脚部32の外周面である脚部外周面323とをつなぐ脚部角324は、脚部先端面322と碍子脚部32とを滑らかにつなぐよう曲面状に形成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2 , the
脚部外周面323における脚部角324の基端側には、碍子窪面部30が隣接している。前述のごとく、碍子窪面部30は、例えば図2に示す平行断面において、基端側に向かうほどプラグ中心軸Cからのプラグ径方向の長さが小さくなる部位である。本形態において、図1~図3に示すごとく、碍子窪面部30は、プラグ周方向の全周にわたって形成されている。すなわち、碍子窪面部30は、全周において、基端側に向かうほど縮径するよう形成されている。本形態において、絶縁碍子3の全体は、プラグ中心軸Cを中心とした回転体形状を有する。また、絶縁碍子3全体の外周面は、プラグ中心軸Cを中心とした筒状に形成されている。
The insulator recessed
図2に示すごとく、Z方向において、碍子窪面部30は、脚部角324の基端縁から、碍子脚部32の中央よりも基端側の領域まで形成されている。また、図4に示すごとく、碍子窪面部30は、少なくとも、Z方向における、座面221の先端位置と絶縁碍子3の先端位置との中央位置Z1よりも基端側の位置に存在している。少なくとも、碍子窪面部30における、プラグ中心軸Cからの距離が最も小さくなる最小距離部30aは、前記中央位置Z1よりも基端側の位置に配されている。また、最小距離部30aは、Z方向におけるハウジング2の先端とハウジング係止部22の先端との中央よりも基端側に配されている。また、最小距離部30aは、ポケットPのZ方向の中央位置よりも基端側に配されている。
As shown in FIG. 2 , in the Z direction, the insulator recessed
碍子窪面部30とプラグ中心軸Cとの間のプラグ径方向の最短距離Daは、碍子突出部321の外周面とプラグ中心軸Cとの間のプラグ径方向の最長距離Dbよりも小さい。碍子窪面部30とプラグ中心軸Cとの間の最短距離Daは、最小距離部30aとプラグ中心軸Cとの間のプラグ径方向の長さである。碍子突出部321の外周面とプラグ中心軸Cとの間のプラグ径方向の最長距離Dbは、碍子突出部321の外周面における脚部角324と碍子窪面部30との境界部とプラグ中心軸Cとの間のプラグ径方向の距離である。
The shortest distance Da between the insulator recessed
図1、図2に示すごとく、脚部外周面323は、碍子窪面部30の基端側に碍子拡径面部323aと碍子対向面部323bとを備える。碍子拡径面部323aは、碍子窪面部30の基端側に隣接しており、基端側に向かうほど拡径するよう形成されている。碍子対向面部323bは、碍子拡径面部323aの基端から基端側に形成されており、Z方向に沿って形成されている。碍子対向面部323bは、ハウジング係止部22の内周面に沿うよう形成されており、ハウジング係止部22の内周面に対向している。碍子対向面部323bは、碍子係止部31に繋がっている。
As shown in FIGS. 1 and 2 , the leg outer
プラグ径方向のハウジング2と絶縁碍子3との間に、先端側が開放されたポケットPが形成されている。ポケットPは、ハウジング2と絶縁碍子3との間の空間のうちのパッキン4から先端側の領域である。
A pocket P with an open tip is formed between the
図2に示すごとく、ハウジング2の先端筒面21は、Z方向において一定の内径を有する一方、碍子脚部32における、Z方向の碍子窪面部30が形成された領域は、基端側に向かうほど縮径するよう形成されている。そのため、平行断面において、ポケットPの先端筒面21と碍子窪面部30との間の部位は、基端側に向かうほど、プラグ径方向の寸法が大きくなる。また、ポケットPの先端筒面21と碍子窪面部30との間の部位は、基端側に向かうほど、Z方向に直交する断面積が大きくなっている。図4に示すごとく、ポケットPは、Z方向におけるハウジング2の先端位置のプラグ径方向の寸法Dcよりも、Z方向における最小距離部30aの位置のプラグ径方向の寸法Ddの方が大きい。
As shown in FIG. 2, the tip
図1、図2に示すごとく、絶縁碍子3には、軸孔33が形成されている。軸孔33は、Z方向から見たときの絶縁碍子3の中央部をZ方向に貫通するよう形成されている。軸孔33におけるZ方向の碍子脚部32が形成された領域は、Z方向の各位置において同等の径を有するよう、Z方向にまっすぐ形成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図1、図2に示すごとく、絶縁碍子3の軸孔33には、中心電極5が配されている。中心電極5は、Ni基合金等の導電材料からなる円柱体であり、内部にCu等の熱伝導性に優れた金属材料が配されている。中心電極5は、絶縁碍子3の先端の領域に配されており、絶縁碍子3に保持されている。中心電極5は、先端部を絶縁碍子3から先端側に突出させている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
また、ハウジング2の先端面には、接地電極6が接続されている。接地電極6は、中心電極5との間に、放電ギャップGを形成している。
A
接地電極6は、ハウジング2の先端面から先端側に向かってZ方向に形成された立設部61と、立設部61から屈曲部を介して内周側に向かってプラグ径方向に延設された延設部62とを備える。延設部62の一部は、中心電極5の先端面とZ方向に対向しており、Z方向における中心電極5の先端面と接地電極6との間に放電ギャップGが形成されている。スパークプラグ1は、放電ギャップGにおいて火花放電を行うことにより、燃焼室内の混合気に着火する。
The
図5に示すごとく、内燃機関におけるスパークプラグ1の取付姿勢は、エンジン点火時期に、スパークプラグ1の先端部周囲を通る混合気の主流MSの下流側が、プラグ中心軸Cに対する立設部61側となる姿勢である。スパークプラグ1がこの姿勢で内燃機関に取り付けられた場合、混合気の主流MSが立設部61に衝突して主流がポケットP内に導かれやすいことが分かっている。また、これに伴い、スパークプラグ1がこの姿勢で内燃機関に取り付けられた場合、ポケットP内に混合気が滞留しやすく、プレイグニッションの発生や、不完全燃焼によるカーボンの付着、堆積を招きやすいことが分かっている。そこで、本形態は、最もプレイグニッションの発生やカーボンの付着、堆積が懸念される姿勢で内燃機関に取り付けられた場合であっても、絶縁碍子3に碍子窪面部30を設けることで、ポケットP内の掃気を促進している。
As shown in FIG. 5, the mounting position of the
なお、前記主流MSの向きは、例えばスパークプラグ1が取り付けられる内燃機関の吸気バルブと排気バルブとが並ぶ向きとすることができる。また、内燃機関に対する、スパークプラグ1のプラグ周方向の姿勢は、例えば、ハウジング2の取付ネジ部20のネジの切り方等により、調整することができる。その他にも、例えば、取付ネジ部20の基端側に、エンジンヘッド11とハウジング2とで挟持されるスペーサ又はガスケットを配し、エンジンヘッド11に対するスパークプラグ1の螺合の止まり位置を調整することで、スパークプラグ1のプラグ周方向の姿勢を調整してもよい。
The direction of the main stream MS can be, for example, the direction in which the intake valve and the exhaust valve of the internal combustion engine to which the
次に、本形態の作用効果につき説明する。
前記態様のスパークプラグ1は、少なくとも1つの平行断面において、絶縁碍子3の外周面における前記ポケットP内の空間に面する部位は、基端側に向かうほどプラグ中心軸Cからのプラグ径方向の長さが小さくなる碍子窪面部30を有する。それゆえ、ポケットP内の特に碍子窪面部30が形成された部位の周囲において、ポケットPのプラグ径方向の長さを広く確保でき、ポケットP内の掃気を促進することができる。その結果、ポケットP内が高温化してプレイグニッションが発生することを抑制することができる。
Next, the effects of this embodiment will be described.
In the
例えば、図6に示すごとく、碍子脚部32の全体が、先端側に向かうにつれて縮径する形状を有するスパークプラグ9を想定する。当該スパークプラグ9において、ポケットPは、基端側に向かうほどプラグ径方向の幅が狭まる。すなわち、ポケットPは、基端側に向かうほどZ方向に直交する断面積が小さくなる。
For example, as shown in FIG. 6, assume a
ここで、スパークプラグ9が内燃機関に取り付けられた状態において、スパークプラグ9の先端部周囲を通る混合気の主流MSは、スパークプラグ9の先端部を通過する際にスパークプラグ9の先端部に衝突してその方向が曲げられ、一部がポケットP内に進入する。
Here, in a state where the
前述のごとく、ポケットPはその奥側(すなわち基端側)に向かうほど、プラグ径方向の寸法が小さくなるため、ポケットP内に進入する混合気の気流は、ポケットPの奥側までは到達し難い。それゆえ、スパークプラグ9においては、ポケットPの開放部付近の領域以外では、気流の流速を確保しづらく、ポケットP内において気流が停滞しやすい。
As described above, the size of the pocket P in the radial direction of the plug becomes smaller as it goes deeper (that is, toward the proximal end). hard to do Therefore, in the
一方、図5に示すごとく、本形態のように、絶縁碍子3に碍子窪面部30を設けたスパークプラグ1においては、ポケットPにおける碍子窪面部30に対向する領域は、ポケットPの奥側に向かうほどプラグ径方向の寸法が大きくなる。それゆえ、本形態のスパークプラグ1においては、ポケットP内に進入する混合気の気流は、ポケットPの奥側まで到達しやすく、ポケットP内の広い領域において気流の流速を確保することができる。
On the other hand, as shown in FIG. 5, in the
また、本形態において、碍子窪面部30は、絶縁碍子3の全周に形成されている。すなわち、絶縁碍子3におけるZ方向の碍子窪面部30が形成された領域は、基端側に向かうほど全周が縮径する形状を有する。それゆえ、絶縁碍子3におけるポケットPに面する部位の表面積を小さくすることができる。これにより、ポケットP内の混合気における絶縁碍子3からの受熱量を低減しやすい。それゆえ、ポケットP内が高温化し、プレイグニッションの発生を招くことを抑制することができる。
Further, in this embodiment, the insulator recessed
また、碍子窪面部30は、Z方向における、ハウジング係止部22の座面221の先端位置と絶縁碍子3の先端位置との中央位置Z1よりも基端側の位置に形成されている。これにより、ポケットPにおけるより基端側まで、気流を導入しやすく、ポケットP内全体の掃気を促進しやすい。
Further, the insulator recessed
また、平行断面において、碍子窪面部30とプラグ中心軸Cとの最短距離Daは、碍子突出部321の外周面とプラグ中心軸Cとの間のプラグ径方向の最長距離Dbよりも小さい。それゆえ、碍子窪面部30を一層窪ませることができ、碍子窪面部30周囲のポケットPのプラグ径方向の長さを稼ぎやすい。これにより、ポケットP内全体の掃気を一層促進しやすい。
In a parallel cross section, the shortest distance Da between the insulator recessed
以上のごとく、前記形態によれば、プレイグニッションの発生を抑制しやすいスパークプラグを提供することができる。 As described above, according to the above aspect, it is possible to provide a spark plug that can easily suppress the occurrence of pre-ignition.
(実験例1)
本例は、碍子窪面部30を備える試料1と、碍子窪面部30を備えない比較試料1、2とにおいて、ポケットP内の気流の流速をシミュレーションにより確認した例である。なお、本例以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
(Experimental example 1)
In this example, the velocity of the airflow in the pocket P was confirmed by simulation in the
図7に示すごとく、試料1は、参考形態1で示したものと同様のスパークプラグ1である。
As shown in FIG. 7, the
図8に示すごとく、比較試料1は、試料1と基本的な構造を同様としつつ、碍子脚部32における碍子拡径面部323aよりも先端側の部位325の外周面を、Z方向に沿って形成された円筒状としたスパークプラグ91である。すなわち、比較試料1においては、碍子脚部32における碍子拡径面部323aよりも先端側の部位325の外径は、Z方向の各位置において同等である。
As shown in FIG. 8,
図9に示すごとく、比較試料2は、試料1と基本的な構造を同様としつつ、碍子脚部32における碍子対向面部323bよりも先端側の部位326の外周面を、先端側に向かうほど縮径するテーパ状に形成したスパークプラグ92である。
As shown in FIG. 9, the
試料1、比較試料1、比較試料2における、各部の寸法(D1、D2、d)を説明する。まず、D1[mm]は、試料1の碍子突出部321の最大径である。比較試料1、2において、D1は、Z方向における試料1の碍子突出部321の最大径の位置と同位置における碍子突出部321の外径である。D2[mm]は、絶縁碍子3の先端から基端側に9mm離れた位置における、絶縁碍子3の直径である。図7に示すごとく、試料1において、D2は、碍子窪面部30の最小距離部30aの直径である。d[mm]は、ハウジング2の先端筒面21の内径である。
The dimensions (D1, D2, d) of each portion in
試料1において、各部の寸法は以下の通りである。
D1=4.4[mm]
D2=4.0[mm]
d=7.3[mm]
In
D1=4.4 [mm]
D2=4.0 [mm]
d=7.3 [mm]
比較試料1において、各部の寸法は以下の通りである。
D1=4.4[mm]
D2=4.4[mm]
d=7.3[mm]
In
D1=4.4 [mm]
D2=4.4 [mm]
d=7.3 [mm]
比較試料2において、各部の寸法は以下の通りである。
D1=4.4[mm]
D2=5.1[mm]
d=7.3[mm]
In the
D1=4.4 [mm]
D2=5.1 [mm]
d=7.3 [mm]
本例においては、各試料の先端部周囲に、プラグ中心軸Cに対する立設部61側が下流側となる向きの気流を流した場合において、ポケットP内に生じる気流の流速を確認した。ここで、かかる姿勢でスパークプラグ1を内燃機関に取り付けた場合にポケットP内に生じる気流の概ねの流れにつき、図10、図11を用いて説明する。
In this example, the flow velocity of the airflow generated in the pocket P was confirmed when an airflow was flowed around the tip of each sample so that the
図10、図11に示すごとく、スパークプラグ1の先端部周囲を通る混合気の主流MSの下流側が、プラグ中心軸Cに対する立設部61側となる姿勢でスパークプラグ1が内燃機関に取り付けられた場合、放電ギャップG周辺を、プラグ中心軸Cと立設部61との並び方向に通過する気流F1は、接地電極6の立設部61に衝突し、Z方向に沿うよう曲げられ、ポケットPの開放部からポケットPに進入する。ポケットPに進入した気流F2は、ポケットPの奥側に向かってZ方向に進入する。
As shown in FIGS. 10 and 11, the
ポケットPは、その基端側が閉じられているため、ポケットP内をポケットPの奥側に向かって進入する気流は、ポケットPの奥側において、プラグ周方向に曲げられ、プラグ周方向の両側に流れるようになる。 Since the base end side of the pocket P is closed, the airflow that enters the pocket P toward the inner side of the pocket P is bent in the plug circumferential direction at the inner side of the pocket P, and flows on both sides in the plug circumferential direction. It will flow to
そして、プラグ周方向の両側に流れる気流F3は、ポケットPにおける、プラグ中心軸Cを挟んで立設部61と反対側の領域でぶつかり、次はポケットPの開放側に向かってZ方向に曲げられる。曲げられた気流F4は、ポケットPの開放部からポケットPの外部へ流出する。
Then, the airflow F3 flowing on both sides in the plug circumferential direction collides with the region of the pocket P on the side opposite to the standing
スパークプラグ1の先端部周囲を通る混合気の主流MSの下流側が、プラグ中心軸Cに対する立設部61側となる姿勢で取り付けられた場合のポケットP内での気流の流れは、以上のような流れとなる。
The flow of the airflow in the pocket P when the
上述のポケットP内での流れがうまく生じているかを確認すべく、各試料のポケットP内のプラグ周方向の2か所の測定点の流速を測定した。図7~図9に示すごとく、各試料の2か所の測定点は、プラグ周方向における立設部61が形成された位置に配された第一測定点Aと、プラグ周方向における立設部61から180°ずれた位置に配された第二測定点Bとである。各試料の2か所の測定点は、ハウジング係止部22の座面221の先端からZ方向に6mm離れたポケットP内の位置にある。
In order to confirm whether the flow in the pocket P described above is occurring well, the flow velocity was measured at two measurement points in the pocket P of each sample in the circumferential direction of the plug. As shown in FIGS. 7 to 9, the two measurement points for each sample are the first measurement point A located at the position where the standing
そして、クランク角度50°BTDCのときの、各試料の各測定点の流速を測定した。結果を図12に示す。なお、図12において、流速は、Z方向における基端側(すなわちポケットPの奥側)へ向かう気流の速度を正とし、その反対に向かう気流の速度を負とした。 Then, the flow velocity at each measurement point of each sample was measured at a crank angle of 50° BTDC. The results are shown in FIG. In FIG. 12, the velocity of the airflow in the Z direction toward the base end side (that is, the back side of the pocket P) is positive, and the velocity of the airflow in the opposite direction is negative.
図12から分かるように、本例においては、試料1の第一測定点Aの流速は、比較試料1、2のそれぞれの第一測定点Aの流速に比べて上昇していることが分かる。また、試料1の第二測定点Bの流速は、比較試料1、2のそれぞれの第二測定点Bの流速に比べて上昇していることが分かる。これにより、試料1のように碍子窪面部30を設けることにより、ポケットP内における上述の気流の流れがうまく形成され、ポケットP内の気流の流速を確保しやすく、ポケットP内の掃気が促進されやすいことが分かる。
As can be seen from FIG. 12 , in this example, the flow velocity at the first measurement point A of
(実験例2)
本例は、図13に示すごとく、実験例1の試料1、比較試料1、2のそれぞれにつき、第二測定点Bにおけるガスの温度をシミュレーションにより比較した実験例である。実験条件については、実験例1と同様である。また、本例において、クランク角度50°BTDCのときの、各試料の第二測定点Bのガス温度を測定した。結果を図13に示す。
(Experimental example 2)
In this example, as shown in FIG. 13, the temperature of the gas at the second measurement point B was compared by simulation for each of
図13から分かるように、試料1の第二測定点Bのガス温度は、比較試料1、2のそれぞれの第二測定点Bにおけるガス温度と比べて低くなっていることが分かる。これは、実験例1で示したように、試料1についてはポケットP内の掃気が促進されやすい結果、比較試料1、2と比べてガス温度が低下したものと考えられる。
As can be seen from FIG. 13, the gas temperature at the second measurement point B of the
(実験例3)
本例は、図14に示すごとく、実験例1の試料1、比較試料1、2のそれぞれにつき、プレイグニッションの発生頻度を評価した実験例である。
(Experimental example 3)
In this example, as shown in FIG. 14, the frequency of occurrence of preignition was evaluated for
本例においても、各試料の先端部周囲を通る混合気の主流MSの下流側が、プラグ中心軸Cに対する立設部61側となる姿勢で各試料を内燃機関に取り付けた場合を想定した。内燃機関を、回転数4400r/min、回転トルク400N・m、A/F12.7の条件で運転した。結果を図14に示す。
Also in this example, it is assumed that each sample is attached to the internal combustion engine in such a posture that the downstream side of the main stream MS of the air-fuel mixture passing around the tip portion of each sample is on the side of the standing
図14から、比較試料1におけるプレイグニッションの発生頻度は5%、比較形態2におけるプレイグニッションの発生頻度は30%であるのに対して、試料1におけるプレイグニッション発生率は0%となった。それゆえ、試料1のように碍子窪面部30を設けることにより、プレイグニッションを抑制できることが分かる。
From FIG. 14, the frequency of occurrence of preignition in
(参考形態2)
本形態は、図15に示すごとく、参考形態1に対して、碍子脚部32の脚部外周面323の形状を変更した実施形態である。
( Reference form 2 )
As shown in FIG. 15, this embodiment is an embodiment in which the shape of the leg portion outer
脚部外周面323は、平行面部323cと碍子窪面部30とを有する。平行面部323cは、碍子突出部321の脚部角324から基端側に向かってZ方向に平行に形成されている。平行面部323cは、プラグ中心軸Cを中心とした円筒状に形成されており、Z方向の各位置において同等の径を有する。平行面部323cにおける基端は、ハウジング2の先端よりも基端側に位置し、ポケットP内に配されている。なお、図2においては、平行面部323cをZ方向に延長した線を二点鎖線で表している。
The leg outer
碍子窪面部30は、平行面部323cから基端側に形成されている。
その他は、参考形態1と同様である。
The insulator recessed
Others are the same as those of the first embodiment .
本形態においても、参考形態1と同様の作用効果を有する。 This embodiment also has the same effect as the first reference embodiment .
(参考形態3)
本形態は、図16に示すごとく、基本構造を参考形態1と同様にしつつ、ハウジング2の内周面にハウジング窪面部23を形成した形態である。ハウジング窪面部23は、ハウジング2の先端筒面21に形成されている。ハウジング窪面部23は、少なくとも一つの平行断面において、基端側に向かうほどプラグ中心軸Cからのプラグ径方向の長さが大きくなる。なお、図16においては、ハウジング2の先端筒面21の先端を通るZ方向に平行な直線と、碍子突出部321の外周面における最大径の部分を通るZ方向に平行な直線とを、二点鎖線で表している。
( Reference form 3 )
As shown in FIG. 16, this embodiment has a basic structure similar to that of the
本形態において、ハウジング窪面部23は、プラグ周方向の全周にわたって形成されている。すなわち、ハウジング窪面部23は、全周において、基端側に向かうほど拡径するよう形成されている。
In this embodiment, the housing recessed
Z方向において、ハウジング窪面部23は、ハウジング2の先端から、ハウジング係止部22の先端部付近までにわたって形成されている。ハウジング窪面部23は、少なくとも、Z方向における、座面221の先端位置と絶縁碍子3の先端位置との中央位置よりも基端側の位置に存在している。少なくとも、ハウジング窪面部23における、プラグ中心軸Cからのプラグ径方向の距離が最も大きくなる最大距離部23aは、前記中央位置よりも基端側の位置に配されている。また、最大距離部23aは、Z方向におけるハウジング2の先端とハウジング係止部22の先端との中央よりも基端側に配されている。また、最大距離部23aは、ポケットPのZ方向の中央位置よりも基端側に配されている。
In the Z direction, the housing recessed
そして、ハウジング2の先端筒面21におけるハウジング窪面部23から基端側の部位は、ハウジング窪面部23とハウジング係止部22の先端側の面とを滑らかにつながっている。
その他は、参考形態1と同様である。
A portion of the distal
Others are the same as those of the first embodiment .
本形態において、ハウジング2の内周面におけるポケットP内の空間に面する部位は、基端側に向かうほどプラグ中心軸Cからのプラグ径方向の長さが大きくなるハウジング窪面部23を有する。すなわち、本形態においては、碍子窪面部30とハウジング窪面部23との双方を備えるため、Z方向における碍子窪面部30及びハウジング窪面部23が形成された領域において、ポケットPのプラグ径方向の長さを確保しやすく、ポケットP内の掃気を促進させやすい。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
In this embodiment, a portion of the inner peripheral surface of the
In addition, it has the same effects as those of the
(参考形態4)
本形態は、図17~図19に示すごとく、参考形態3に対して、碍子窪面部30の形状を変更した形態である。
( Reference form 4 )
As shown in FIGS. 17 to 19, this embodiment is a form in which the shape of the recessed
脚部外周面323において、碍子窪面部30は、プラグ周方向に部分的に形成されている。本形態において、碍子窪面部30は、プラグ周方向に30°置きに形成されており、Z方向に延在する溝状に形成されている。碍子窪面部30は、プラグ周方向に隣接する部位よりも内周側に凹むよう形成されている。
In the leg outer
図17に示すごとく、碍子窪面部30を通る平行断面において、碍子窪面部30は、基端側に向かうほどプラグ中心軸Cからのプラグ径方向の長さが小さくなっている。
As shown in FIG. 17, in a parallel cross section passing through the insulator recessed
ここで、図18、図19に示すごとく、Z方向の2か所における、碍子窪面部30を通るとともにZ方向に直交するスパークプラグ1の断面を比較する。この2つの断面のうちの基端側に位置する断面(図18)におけるプラグ中心軸Cと碍子窪面部30との最短距離Dαは、先端側に位置する断面(図19)におけるプラグ中心軸Cと碍子窪面部30との最短距離Dβよりも小さい。
Here, as shown in FIGS. 18 and 19, cross sections of the
図17に示すごとく、脚部外周面323におけるプラグ周方向の碍子窪面部30が形成されていない領域323eは、基端側に向かうほど拡径するテーパ状に形成されている。
その他は、参考形態3と同様である。
As shown in FIG. 17, a
Others are the same as those of the third embodiment .
本形態においても、参考形態3と同様の作用効果を有する。 This embodiment also has the same effects as those of the third embodiment .
(実施形態5)
本形態は、図20、図21に示すごとく、参考形態4に対して、ハウジング2の先端筒面21の形状を変更した形態である。
(Embodiment 5)
As shown in FIGS. 20 and 21, this embodiment is a form in which the shape of the distal end
ハウジング2の内周面におけるポケットP内の空間に面する部位は、プラグ周方向に隣接する部位よりも外周側に凹むとともにZ方向に延在するハウジング凹条部24を有する。ハウジング凹条部24は、プラグ周方向に30°置きに形成されており、Z方向に延在する溝状に形成されている。ハウジング凹条部24は、プラグ周方向における碍子窪面部30が形成された位置と同位置に形成されている。ハウジング凹条部24は、そのプラグ径方向の深さが、Z方向の各位置において同等である。
その他は、参考形態4と同様である。
A portion of the inner peripheral surface of the
Others are the same as those of the fourth embodiment .
本実施形態において、ハウジング2の内周面におけるポケットP内の空間に面する部位は、プラグ周方向に隣接する部位よりも外周側に凹むとともにZ方向に延在するハウジング凹条部24を有する。すなわち、本形態においては、碍子窪面部30とハウジング凹条部24との双方を備えるため、Z方向における碍子窪面部30及びハウジング凹条部24が形成された領域において、ポケットPのプラグ径方向の長さを確保しやすく、ポケットP内の掃気を促進させやすい。
その他、参考形態4と同様の作用効果を有する。
In this embodiment, the portion of the inner peripheral surface of the
In addition, it has the same effects as those of the
(実施形態6)
本実施形態は、図22に示すごとく、基本構造を実施形態5と同様としつつ、ハウジング2と絶縁碍子3との間のプラグ周方向の姿勢を変更した形態である。
(Embodiment 6)
As shown in FIG. 22, this embodiment is a form in which the basic structure is the same as that of the fifth embodiment, but the attitude in the circumferential direction of the plug between the
プラグ周方向において、ハウジング凹条部24と碍子窪面部30とは、互いに異なる位置に形成されている。ハウジング凹条部24と碍子窪面部30とは、プラグ周方向において交互に形成されている。隣り合う碍子窪面部30のプラグ周方向の中央位置に、ハウジング凹条部24が形成されている。同様に、隣り合うハウジング凹条部24のプラグ周方向の中央位置に、碍子窪面部30が形成されている。
その他は、実施形態5と同様である。
In the circumferential direction of the plug, the housing recessed
Others are the same as those of the fifth embodiment.
本形態においても、実施形態5と同様の作用効果を有する。 This embodiment also has the same effects as those of the fifth embodiment.
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。 The present invention is not limited to the embodiments described above, and can be applied to various embodiments without departing from the scope of the invention.
1 スパークプラグ
2 ハウジング
3 絶縁碍子
30 碍子窪面部
C プラグ中心軸
P ポケット
REFERENCE SIGNS
Claims (4)
前記ハウジングの内側に保持された絶縁碍子(3)と、を備え、
プラグ径方向における前記ハウジングと前記絶縁碍子との間には、先端側が開放されたポケット(P)が形成されており、
プラグ中心軸(C)を通るとともにプラグ中心軸に平行な少なくとも1つの平行断面において、前記絶縁碍子の外周面における前記ポケット内の空間に面する部位は、基端側に向かうほどプラグ中心軸からのプラグ径方向の長さが小さくなる碍子窪面部(30)を有し、
前記ハウジングの内周面における前記ポケット内の空間に面する部位は、プラグ周方向に隣接する部位よりも外周側に凹むとともにプラグ軸方向に延在するハウジング凹条部(24)を有する、スパークプラグ(1)。 a cylindrical housing (2);
an insulator (3) held inside the housing,
A pocket (P) with an open tip end is formed between the housing and the insulator in the radial direction of the plug,
In at least one parallel cross section passing through the plug center axis (C) and parallel to the plug center axis, the portion of the outer peripheral surface of the insulator facing the space in the pocket is shifted away from the plug center axis toward the base end side. has an insulator recessed surface portion (30) whose length in the radial direction of the plug is small,
a portion of the inner peripheral surface of the housing facing the space in the pocket has a recessed housing recessed portion (24) extending in the plug axial direction and recessed further to the outer peripheral side than a portion adjacent in the plug circumferential direction. plug (1).
前記絶縁碍子は、前記ハウジング係止部の基端側の座面(221)に係止される碍子係止部(31)を有し、
前記碍子窪面部は、プラグ軸方向(Z)における、前記座面の先端位置と前記絶縁碍子の先端位置との中央位置(Z1)よりも基端側の位置に形成されている、請求項1に記載のスパークプラグ。 The housing has a housing locking portion (22) partially protruding inward,
The insulator has an insulator locking portion (31) locked to a seat surface (221) on the base end side of the housing locking portion,
2. The recessed surface portion of the insulator is formed at a position closer to the base end than a central position (Z1) between a tip position of the seating surface and a tip position of the insulator in the axial direction (Z) of the plug. The spark plug described in .
前記平行断面において、前記碍子窪面部とプラグ中心軸との間のプラグ径方向の最短距離(Da)は、前記碍子突出部の外周面とプラグ中心軸との間のプラグ径方向の最長距離(Db)よりも小さい、請求項1又は2に記載のスパークプラグ。 The insulator has an insulator projecting portion (321) projecting from the housing toward the tip side,
In the parallel section, the shortest distance (Da) in the plug radial direction between the insulator recessed surface portion and the plug central axis is the longest distance (Da) in the plug radial direction between the outer peripheral surface of the insulator protruding portion and the plug central axis ( 3. A spark plug according to claim 1 or 2, which is smaller than Db).
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019132572A JP7274374B2 (en) | 2019-07-18 | 2019-07-18 | Spark plug |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019132572A JP7274374B2 (en) | 2019-07-18 | 2019-07-18 | Spark plug |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021018871A JP2021018871A (en) | 2021-02-15 |
JP7274374B2 true JP7274374B2 (en) | 2023-05-16 |
Family
ID=74563752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019132572A Active JP7274374B2 (en) | 2019-07-18 | 2019-07-18 | Spark plug |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7274374B2 (en) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014084783A (en) | 2012-10-23 | 2014-05-12 | Denso Corp | Exhaust gas treatment device of internal combustion engine |
JP2018041745A (en) | 2015-03-26 | 2018-03-15 | 日本特殊陶業株式会社 | Spark plug |
JP2019102409A (en) | 2017-12-08 | 2019-06-24 | 日本特殊陶業株式会社 | Spark plug |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5040940U (en) * | 1973-08-13 | 1975-04-25 | ||
JPS5341629Y2 (en) * | 1977-01-13 | 1978-10-06 |
-
2019
- 2019-07-18 JP JP2019132572A patent/JP7274374B2/en active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014084783A (en) | 2012-10-23 | 2014-05-12 | Denso Corp | Exhaust gas treatment device of internal combustion engine |
JP2018041745A (en) | 2015-03-26 | 2018-03-15 | 日本特殊陶業株式会社 | Spark plug |
JP2019102409A (en) | 2017-12-08 | 2019-06-24 | 日本特殊陶業株式会社 | Spark plug |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021018871A (en) | 2021-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20220077662A1 (en) | Internal combustion engine and spark plug | |
US8288931B2 (en) | Spark plug having a center electrode and a ground electrode provided with no noble metal member | |
JPWO2008102842A1 (en) | Spark plug and internal combustion engine provided with spark plug | |
JP2008108479A (en) | Spark plug for internal combustion engine | |
JP2008108478A (en) | Spark plug for internal combustion engine | |
JP6731230B2 (en) | Spark plug for internal combustion engine and ignition device equipped with the same | |
JP4960440B2 (en) | Spark plug | |
CN107154582B (en) | Spark plug | |
JP7274375B2 (en) | Spark plug | |
JP7274374B2 (en) | Spark plug | |
WO2015097508A1 (en) | Internal combustion engine | |
JP7330002B2 (en) | Spark plug | |
JP7398218B2 (en) | Spark plug | |
CN109314371B (en) | Spark plug | |
JP7274373B2 (en) | Spark plug | |
US10951012B2 (en) | Spark plug for internal combustion engines and internal combustion engine | |
JP7233329B2 (en) | Spark plug | |
JP7006233B2 (en) | Spark plug | |
JP6192582B2 (en) | Internal combustion engine and spark plug | |
JP2014038773A (en) | Spark plug | |
US10476238B2 (en) | Spark plug for internal combustion engine | |
JP5955668B2 (en) | Spark plug | |
JP7122860B2 (en) | Spark plug for internal combustion engine | |
JP2013143267A (en) | Spark plug | |
JP7584371B2 (en) | Spark plugs for internal combustion engines |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220519 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230309 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230404 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230501 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7274374 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |