JP7272105B2 - 自動変速機の摩擦締結装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
円筒状に形成されており、外周部にハブスプラインが形成された、ハブ部と、
円筒状に形成されて前記ハブ部に対してこの外周側に同心状に配置されており、内周部にドラムスプラインが形成された、ドラム部と、
環状に形成されており、内周部が前記ハブスプラインに係合している、複数のハブ摩擦板と、
環状に形成されており、外周部が前記ドラムスプラインに係合しており、前記複数のハブ摩擦板の間に配置された、複数のドラム摩擦板と
を備え、
前記ハブ部は、軸方向の先端部に、該軸方向に凹設されて該ハブ部の外周部と内周部とを径方向に連通する凹部を、有しており、
前記凹部は、該凹部内に他部材が位置しておらず、径方向への開口が維持されており、
前記複数のハブ摩擦板と前記複数のドラム摩擦板とが前記軸方向の他方側に押接された締結状態において、前記凹部は、前記軸方向において前記複数のドラム摩擦板のいずれか1つに対応する位置で終端している、自動変速機の摩擦締結装置を提供する。
前記締結状態において、
前記凹部は少なくとも、最も先端部側に位置するドラム摩擦板に対して前記軸方向に重複するように、深さが設定されている。
前記ハブ部は、周方向に間隔を開けて形成された、複数の前記凹部を有し、
前記締結状態において、
前記複数の凹部はそれぞれ、前記複数のドラム摩擦板それぞれに対して前記軸方向に重複するように、深さが設定されている。
前記複数の凹部は、前記軸方向に深いものほど形成数が少ない。
前記形成数が少ない凹部は、他の前記凹部に比して、前記ハブ部の周方向に幅広である。
前記ハブ部は、前記内周部に、この径方向に凹設されて前記軸方向に延びており、前記軸方向の他端部側から先端部側へ向かって前記内周部側から前記外周部側へ傾斜した、傾斜溝をさらに有し、
前記傾斜溝は、前記凹部に連通している。
前記傾斜溝は、前記ハブ部の前記内周部のうち、前記ハブスプラインの山部に径方向に対向した周方向位置に位置している。
前記傾斜溝は、前記ハブ部の前記内周部のうち、前記ハブスプラインの溝部に径方向に対向した周方向位置に位置している。
前記ハブ部は、前記傾斜溝と前記外周部とを径方向に連通する貫通孔をさらに有し、
前記貫通孔は、前記締結状態における、前記最も先端側に位置するドラム摩擦板を除いた前記複数のドラム側摩擦板の1つに対して前記軸方向に重複するように設定されている。
前記貫通孔は、前記軸方向の他端部側から前記先端部側へ向かって、前記傾斜溝から前記外周部へ傾斜している。
前記摩擦締結装置は、クラッチである。
請求項1~11のいずれか1つに記載の自動変速機の摩擦締結装置の製造方法であって、
前記ハブ部を鋳造により素材を形成する際に、前記凹部を鋳抜きにより形成する、自動変速機の摩擦締結装置の製造方法を提供する。
16 ハブ内径側動力伝達部材
20 クラッチハブ
22 ハブ部
30 クラッチドラム
31 ドラム部
40 摩擦板
41 ハブ摩擦板
42 ドラム摩擦板
50 ピストン部
51 ピストン
52 第1油圧室形成部材
53 第2油圧室形成部材
70 貫通部
71 凹部
72 第1貫通孔
73 第2貫通孔
75 溝部
Claims (12)
- 円筒状に形成されており、外周部にハブスプラインが形成された、ハブ部と、
円筒状に形成されて前記ハブ部に対してこの外周側に同心状に配置されており、内周部にドラムスプラインが形成された、ドラム部と、
環状に形成されており、内周部が前記ハブスプラインに係合している、複数のハブ摩擦板と、
環状に形成されており、外周部が前記ドラムスプラインに係合しており、前記複数のハブ摩擦板の間に配置された、複数のドラム摩擦板と
を備え、
前記ハブ部は、軸方向の先端部に、該軸方向に凹設されて該ハブ部の外周部と内周部とを径方向に連通する凹部を、有しており、
前記凹部は、該凹部内に他部材が位置しておらず、径方向への開口が維持されており、
前記複数のハブ摩擦板と前記複数のドラム摩擦板とが前記軸方向の他端部側に押接された締結状態において、前記凹部は、前記軸方向において前記複数のドラム摩擦板のいずれか1つに対応する位置で終端している、自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記締結状態において、
前記凹部は少なくとも、最も先端部側に位置するドラム摩擦板に対して前記軸方向に重複するように、深さが設定されている、
請求項1に記載の自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記ハブ部は、周方向に間隔を開けて形成された、複数の前記凹部を有し、
前記締結状態において、
前記複数の凹部はそれぞれ、前記複数のドラム摩擦板それぞれに対して前記軸方向に重複するように、深さが設定されている、
請求項2に記載の自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記複数の凹部は、前記軸方向に深いものほど形成数が少ない、
請求項3に記載の自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記形成数が少ない凹部は、他の前記凹部に比して、前記ハブ部の周方向に幅広である、
請求項4に記載の自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記ハブ部は、前記内周部に、この径方向に凹設されて前記軸方向に延びており、前記軸方向の他端部側から先端部側へ向かって前記内周部側から前記外周部側へ傾斜した、傾斜溝をさらに有し、
前記傾斜溝は、前記凹部に連通している、
請求項2~5のいずれか1つに記載の自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記傾斜溝は、前記ハブ部の前記内周部のうち、前記ハブスプラインの山部に径方向に対向した周方向位置に位置している、
請求項6に記載の自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記傾斜溝は、前記ハブ部の前記内周部のうち、前記ハブスプラインの溝部に径方向に対向した周方向位置に位置している、
請求項6に記載の自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記ハブ部は、前記傾斜溝と前記外周部とを径方向に連通する貫通孔をさらに有し、
前記貫通孔は、前記締結状態における、前記最も先端側に位置するドラム摩擦板を除いた前記複数のドラム側摩擦板の1つに対して前記軸方向に重複するように設定されている、
請求項6~8のいずれか1つに記載の自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記貫通孔は、前記軸方向の他端部側から前記先端部側へ向かって、前記傾斜溝から前記外周部へ傾斜している、
請求項9に記載の自動変速機の摩擦締結装置。 - 前記摩擦締結装置は、クラッチである、
請求項1~10のいずれか1つに記載の自動変速機の摩擦締結装置。 - 請求項1~11のいずれか1つに記載の自動変速機の摩擦締結装置の製造方法であって、
前記ハブ部を鋳造により素材を形成する際に、前記凹部を鋳抜きにより形成する、自動変速機の摩擦締結装置の製造方法。
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