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JP7259654B2 - 水素利用システム - Google Patents

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Description

本発明は、水素利用システムに関する。
従来の水素利用システムとしては、例えば特許文献1に記載されているようなコージェネレーションシステムが知られている。特許文献1に記載のコージェネレーションシステムは、アンモニアタンクと、このアンモニアタンクから供給されるアンモニアを気化する気化器と、この気化器からの燃料と空気とを混合して改質し、水素を含有した改質ガスを生成する改質器と、改質ガスによって駆動するエンジンとを備えている。
特開2013-238356号公報
ところで、上記従来技術においては、改質器からエンジン(水素利用装置)に改質ガスが供給されると、改質ガスの熱量(エネルギー量)が水素利用装置に供給されることになる。ここで、水素利用装置が要求する熱量が変化したとき、或いは改質器の性能が低下したときでも、水素利用装置に供給される熱量を要求値に維持する必要がある。しかし、上記従来技術では、改質器から水素利用装置に供給される改質ガスの熱量を調整していないため、水素利用装置に供給される熱量を要求値に維持することができない。
本発明の目的は、水素利用装置に供給される熱量を要求値に維持することができる水素利用システムを提供することである。
本発明の一態様に係る水素利用システムは、燃料ガスを燃焼させて発生した熱を利用して燃料ガスを改質することにより、水素を含有した改質ガスを生成する改質器と、燃料ガスを供給する燃料ガス供給源と、酸化性ガスを供給する酸化性ガス供給源と、燃料ガス供給源から改質器に向けて燃料ガスが流れる燃料ガス流路と、酸化性ガス供給源から改質器に向けて酸化性ガスが流れる酸化性ガス流路と、改質器により生成された改質ガスに含まれる水素を利用する水素利用装置と、改質器から水素利用装置に向けて改質ガスが流れる改質ガス流路と、改質器をバイパスするように燃料ガス供給源と水素利用装置との間に配置され、燃料ガス供給源から水素利用装置に向けて燃料ガスが流れるバイパス流路と、燃料ガス流路を流れる燃料ガスの流量を調整する第1流量調整部と、酸化性ガス流路を流れる酸化性ガスの流量を調整する第2流量調整部と、バイパス流路を流れる燃料ガスの流量を調整する第3流量調整部と、水素利用装置が要求する熱量に応じて、第1流量調整部、第2流量調整部及び第3流量調整部を制御する制御部とを備える。
このような水素利用システムにおいては、燃料ガス供給源と水素利用装置との間には、燃料ガス供給源から水素利用装置に向けて燃料ガスが流れるバイパス流路が改質器をバイパスするように配置されている。そして、水素利用装置が要求する熱量に応じて、改質器に供給される燃料ガスの流量を調整する第1流量調整部、改質器に供給される酸化性ガスの流量を調整する第2流量調整部及び水素利用装置に直接供給される燃料ガスの流量を調整する第3流量調整部が制御される。これにより、水素利用装置が要求する熱量が変化したとき、或いは改質器の性能が低下したときでも、水素利用装置に供給される熱量を要求値に維持することができる。
水素利用システムは、改質器の劣化を検知する劣化検知部を更に備え、制御部は、劣化検知部により改質器の劣化が検知されたときは、燃料ガス流路を流れる燃料ガスの流量が増加するように第1流量調整部を制御し、酸化性ガス流路を流れる酸化性ガスの流量が増加するように第2流量調整部を制御してもよい。改質器が劣化すると、改質器により生成される改質ガスに含まれる水素の流量が減少する。そこで、劣化検知部により改質器の劣化が検知されたときは、改質器に供給される燃料ガスの流量が増加するように第1流量調整部が制御され、改質器に供給される酸化性ガスの流量が増加するように第2流量調整部が制御される。このため、改質器により生成される改質ガスに含まれる水素の流量が増加する。これにより、改質器が劣化したときでも、必要な流量の水素が水素利用装置に供給される。
制御部は、バイパス流路を流れる燃料ガスの流量が減少するように第3流量調整部を制御してもよい。改質器に供給される燃料ガス及び酸化性ガスの流量が増加すると、改質器により燃料ガスが改質されることで生成される水素の流量が増加するだけでなく、改質器により改質されない燃料ガスの流量も増加する。そこで、バイパス流路を介して水素利用装置に直接供給される燃料ガスの流量が減少するように第3流量調整部を制御することにより、水素利用装置に供給される燃料ガスの合計流量を増加させなくて済む。従って、改質器が劣化しているが、水素利用装置が要求する熱量が変化していないときでも、水素利用装置に供給される熱量を要求値に維持することができる。
水素利用システムは、改質ガスの温度を検出する第1温度検出部を更に備え、劣化検知部は、第1温度検出部の検出値を用いて、改質器の劣化を検知してもよい。改質器が劣化すると、改質器により生成された改質ガスの温度が上昇しやすくなる。従って、改質ガスの温度を検出することにより、改質器の劣化を容易に検知することができる。
水素利用システムは、燃料ガス流路を流れる燃料ガスと酸化性ガス流路を流れる酸化性ガスとの混合ガスの温度を検出する第2温度検出部と、改質器の筐体の温度を検出する第3温度検出部とを更に備え、劣化検知部は、第1温度検出部、第2温度検出部及び第3温度検出部の検出値に基づいて、改質ガスに含まれる水素の実流量を求め、水素の実流量と予め決められた水素の目標流量との差分から改質器の劣化量を推定し、制御部は、改質器の劣化量に基づいて、改質器に対する燃料ガス及び酸化性ガスの供給流量を決定し、燃料ガスの供給流量に応じて第1流量調整部を制御し、酸化性ガスの供給流量に応じて第2流量調整部を制御してもよい。このような構成では、改質器により生成された改質ガスの温度と、改質器に供給される燃料ガス及び酸化性ガスの混合ガスの温度と、改質器の筐体の温度とを検出することにより、改質器の劣化量を容易に推定することができる。そして、改質器の劣化量に基づいて、改質器に供給される燃料ガス及び酸化性ガスの流量を決定し、その流量に応じて第1流量調整部及び第2流量調整部をそれぞれ制御することにより、改質器の劣化量に応じた適切な流量の水素を生成することができる。
燃料ガスがアンモニアガスであってもよい。アンモニアガスは燃焼しにくいが、水素は燃焼しやすい。このため、水素利用装置がアンモニアガスを燃焼する場合、改質器により生成された水素を水素利用装置に供給するのが効果的である。
本発明によれば、水素利用装置に供給される熱量を要求値に維持することができる。
本発明の第1実施形態に係る水素利用システムを示す概略構成図である。 図1に示された改質器コントローラにより実行される制御処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る水素利用システムを示す概略構成図である。 図3に示された改質器コントローラの機能ブロック図である。 図3に示された改質器コントローラにより実行される制御処理の手順を示すフローチャートである。 改質器に発生する熱量の関係を示す概念図である。 改質器に供給されるアンモニアガスの流量を変更するイメージを示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る水素利用システムを示す概略構成図である。図1において、本実施形態の水素利用システム1は、アンモニアガス供給源2と、空気供給源3と、改質器4と、水素利用装置5とを備えている。
アンモニアガス供給源2は、燃料ガスであるアンモニアガス(NHガス)を供給する燃料ガス供給源である。アンモニアガス供給源2は、特に図示はしないが、アンモニアを液体状態で貯蔵するアンモニアタンクと、液体状態のアンモニアを気化させてアンモニアガスを生成する気化器とを有している。
空気供給源3は、酸化性ガスである空気を供給する酸化性ガス供給源である。空気供給源3としては、例えば送風機等が用いられる。
改質器4は、アンモニアガス供給源2とアンモニアガス流路6を介して接続されている。アンモニアガス流路6は、アンモニアガス供給源2から改質器4に向けてアンモニアガスが流れる燃料ガス流路である。アンモニアガス流路6の一端は、アンモニアガス供給源2に接続されている。アンモニアガス流路6の他端は、改質器4の入口部4aに接続されている。
また、改質器4は、空気供給源3と空気流路7を介して接続されている。空気流路7は、空気供給源3から改質器4に向けて空気が流れる酸化性ガス流路である。空気流路7の一端は、空気供給源3に接続されている。空気流路7の他端は、アンモニアガス流路6に接続されている。従って、アンモニアガス流路6における空気流路7との接続点と改質器4との間の部分には、アンモニアガスと空気との混合ガスが流れることとなる。つまり、改質器4の入口部4aには、アンモニアガスと空気とが混合した状態で導入される。
アンモニアガス流路6には、流量調整弁8が配設されている。流量調整弁8は、アンモニアガス流路6を流れるアンモニアガスの流量を調整する第1流量調整部である。空気流路7には、流量調整弁9が配設されている。流量調整弁9は、空気流路7を流れる空気の流量を調整する第2流量調整部である。
改質器4は、アンモニアガスを燃焼させて発生した熱を利用してアンモニアガスを改質することにより、水素を含有した改質ガスを生成する。改質器4は、アンモニアを燃焼させる燃焼触媒10と、この燃焼触媒10よりも下流側に配置され、アンモニアを水素に分解する改質触媒11とを有している。
燃焼触媒10としては、例えばゼオライトにパラジウム及び銅が担持された触媒またはCuO/10Al・2B等が用いられる。燃焼触媒10は、例えば200℃~400℃の温度領域においてアンモニアを燃焼させる。改質触媒11としては、例えRu/CeO、Ru/ZrO、Ru/MgO、Ru/AlまたはRu/SiO等が用いられる。改質触媒11は、例えば250℃~500℃の温度領域においてアンモニアを水素に分解する。
水素利用装置5は、改質ガス流路12を介して改質器4と接続されている。改質ガス流路12は、改質器4により生成された改質ガスが流れる流路である。改質ガス流路12の一端は、改質器4の出口部4bに接続されている。改質ガス流路12の他端は、水素利用装置5に接続されている。
水素利用装置5は、改質ガスに含まれる水素を利用する装置である。水素利用装置5としては、例えばアンモニアを燃料としたアンモニアエンジンまたはアンモニアガスタービン等の燃焼装置、或いは水素と空気中の酸素とを化学反応させて発電を行う燃料電池等が挙げられる。なお、アンモニアガスは燃焼しにくいが、水素は燃焼しやすい。このため、改質器4により生成された水素が水素利用装置5に供給される。
また、水素利用システム1は、改質器4をバイパスするようにアンモニアガス供給源2と水素利用装置5との間に配置されたバイパス流路13を備えている。バイパス流路13は、アンモニアガス供給源2から水素利用装置5に向けてアンモニアガスが流れる流路である。バイパス流路13の一端は、アンモニアガス流路6に接続されている。バイパス流路13の他端は、改質ガス流路12に接続されている。
バイパス流路13には、流量調整弁14が配設されている。流量調整弁14は、バイパス流路13を流れるアンモニアガスの流量を調整する第3流量調整部である。
また、水素利用システム1は、メインコントローラ15と、改質器コントローラ16とを備えている。メインコントローラ15及び改質器コントローラ16は、CPU、RAM、ROM及び入出力インターフェース等により構成されている。
メインコントローラ15は、水素利用装置5を含む水素利用システム1の全体を制御すると共に、水素利用装置5の状態を監視する。メインコントローラ15は、水素利用装置5の状態に基づいて、水素利用装置5が要求する熱量(エネルギー量)を決定し、その熱量情報を改質器コントローラ16に出力する。
改質器コントローラ16は、水素利用装置5が要求する熱量に応じて、流量調整弁8,9,14を制御する制御部である。改質器コントローラ16は、メインコントローラ15からの熱量情報を取得し、その熱量情報に基づいて流量調整弁8,9,14を制御する。
図2は、改質器コントローラ16により実行される制御処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、水素利用システム1が起動されると、実行される。
図2において、改質器コントローラ16は、まずメインコントローラ15からの熱量情報を取得する(手順S101)。続いて、改質器コントローラ16は、メインコントローラ15からの熱量情報に基づいて、水素利用装置5が要求する熱量の変更があるかどうかを判断する(手順S102)。なお、熱量の変更には、水素利用システム1の起動による熱量の初期設定も含まれる。改質器コントローラ16は、水素利用装置5が要求する熱量の変更がないと判断したときは、手順S101を再度実行する。
改質器コントローラ16は、水素利用装置5が要求する熱量の変更があると判断したときは、水素利用装置5が要求する熱量に基づいて、改質器4に対するアンモニアガス及び空気の供給流量と水素利用装置5に対するアンモニアガスの供給流量とを決定する(手順S103)。つまり、改質器コントローラ16は、アンモニアガス流路6を流れるアンモニアガスの流量、空気流路7を流れる空気の流量及びバイパス流路13を流れるアンモニアガスの流量を決定する。
ここで、水素利用装置5にガスが供給されると、ガスの熱量(エネルギー量)が水素利用装置5に供給されることになる。水素利用装置5に供給されるガスの合計熱量は、水素利用装置5に供給される水素の熱量と水素利用装置5に供給されるアンモニアガスの熱量との合計である。なお、水素利用装置5において所望の熱量を得るためには、水素の熱量がある程度必要となる。
水素利用装置5に供給される熱量が規定値になるときに、改質器4に供給されるアンモニアガス及び空気の流量は、実験等により予め分かっている。そこで、改質器コントローラ16は、水素利用装置5に供給される熱量が規定値であるときのアンモニアガス及び空気の流量を基準として、水素利用装置5が要求する熱量に基づいて、改質器4に対するアンモニアガス及び空気の供給流量と水素利用装置5に対するアンモニアガスの供給流量とを決定する。
また、改質器コントローラ16は、水素利用装置5が要求する熱量と、改質器4に対するアンモニアガス及び空気の供給流量と水素利用装置5に対するアンモニアガスの供給流量との関係をマップデータとして予め用意しておき、そのマップデータを用いて、水素利用装置5が要求する熱量に基づいて、改質器4に対するアンモニアガス及び空気の供給流量と水素利用装置5に対するアンモニアガスの供給流量とを決定してもよい。
改質器コントローラ16は、水素利用装置5が要求する熱量が増加したときは、改質器4に供給されるアンモニアガス及び空気の流量を増加させる。このとき、水素利用装置5が要求する熱量の増加量に応じて、水素利用装置5に直接供給されるアンモニアガスの流量を変更する。一方、改質器コントローラ16は、水素利用装置5が要求する熱量が減少したときは、改質器4に供給されるアンモニアガス及び空気の流量を減少させる。このとき、水素利用装置5が要求する熱量の減少量に応じて、水素利用装置5に直接供給されるアンモニアガスの流量を変更する。
具体的には、例えば改質器4には最適な動作範囲があるため、改質器4に供給されるアンモニアガス及び空気の流量を制御するたけでは、水素利用装置5に供給される熱量の調整に制約がある。そこで、改質器コントローラ16は、改質器4の最適な動作範囲よりも高くなるような大きな熱量が要求された場合は、改質器4に供給されるアンモニアガスの流量を増加させるだけでなく、水素利用装置5に直接供給されるアンモニアガスの流量も増加させる。一方、改質器コントローラ16は、改質器4の最適な動作範囲よりも低くなるような小さな熱量が要求された場合は、改質器4に供給されるアンモニアガスの流量を減少させるだけでなく、水素利用装置5に直接供給されるアンモニアガスの流量も減少させる。
そして、改質器コントローラ16は、改質器4に対するアンモニアガスの供給流量に応じて流量調整弁8を制御し、改質器4に対する空気の供給流量に応じて流量調整弁9を制御し、水素利用装置5に対するアンモニアガスの供給流量に応じて流量調整弁14を制御する(手順S104)。そして、改質器コントローラ16は、手順S101を再度実行する。
以上のような水素利用システム1が起動されると、アンモニアガス供給源2から改質器4にアンモニアガスが供給されると共に、空気供給源3から改質器4に空気が供給される。
そして、ヒータ(図示せず)等により改質器4が加熱されることで改質器4が昇温し、改質器4の温度が燃焼可能温度に達すると、燃焼触媒10によりアンモニアガスが燃焼する。具体的には、下記式のように、一部のアンモニアと空気中の酸素とが化学反応(酸化反応)することで、アンモニアの燃焼反応が起こり、燃焼熱が発生する。なお、酸化反応は、発熱を伴う反応である。
NH+3/4O→1/2N+3/2HO+317kJ/mol …(A)
そして、アンモニアガスの燃焼熱によって改質器4が更に昇温し、改質器4の温度が改質可能温度に達すると、改質触媒11によりアンモニアガスが改質され、水素を含有した改質ガスが生成される。具体的には、下記式のように、アンモニアが水素と窒素とに分解される改質反応が起こり、水素、窒素及びアンモニアを含む改質ガスが生成される。なお、改質反応は、吸熱を伴う反応である。
NH→3/2H+1/2N-46kJ/mol …(B)
改質器4により生成された改質ガスは水素利用装置5に供給され、水素利用装置5において改質ガスに含まれる水素が利用される。このとき、改質器4から出力される改質ガスの温度は、上記(A)式の酸化反応と上記(B)式の改質反応とのバランスで決まる。
改質器4の運転中に、水素利用装置5が要求する熱量が変化すると、水素利用装置5が要求する熱量に応じて流量調整弁8,9,14が制御されることで、改質器4の運転条件が変更される。これにより、水素利用装置5に供給される熱量が適切に調整される。
以上のような本実施形態にあっては、アンモニアガス供給源2と水素利用装置5との間には、アンモニアガス供給源2から水素利用装置5に向けてアンモニアガスが流れるバイパス流路13が改質器4をバイパスするように配置されている。そして、水素利用装置5が要求する熱量に応じて、改質器4に供給されるアンモニアガスの流量を調整する流量調整弁8、改質器4に供給される空気の流量を調整する流量調整弁9及び水素利用装置5に直接供給されるアンモニアガスの流量を調整する流量調整弁14が制御される。これにより、水素利用装置5が要求する熱量が変化したときでも、水素利用装置5に供給される熱量を要求値に維持することができる。
図3は、本発明の第2実施形態に係る水素利用システムを示す概略構成図である。図3において、本実施形態の水素利用システム1Aは、上記の第1実施形態における構成に加え、温度センサ21~23を備えている。
温度センサ21は、改質ガス流路12に配設されている。温度センサ21は、改質ガスの温度を検出する第1温度検出部である。温度センサ22は、アンモニアガス流路6における空気流路7との接続点よりも下流側に配設されている。温度センサ22は、アンモニアガスと空気との混合ガスの温度を検出する第2温度検出部である。温度センサ23は、改質器4の筐体4cに配設されている。温度センサ23は、改質器4の筐体4cの温度を検出する第3温度検出部である。
また、水素利用システム1は、上記の第1実施形態における改質器コントローラ16に代えて、改質器コントローラ16Aを備えている。改質器コントローラ16Aは、図4に示されるように、熱量変更時バルブ制御部24と、劣化検知部25と、劣化時バルブ制御部26とを有している。
熱量変更時バルブ制御部24は、水素利用装置5が要求する熱量に応じて、流量調整弁8,9,14を制御する制御部である。熱量変更時バルブ制御部24は、上記の改質器コントローラ16と同じ機能を有している。
劣化検知部25は、温度センサ21~23の検出値を用いて、改質器4の劣化を検知する。このとき、劣化検知部25は、温度センサ21~23の検出値に基づいて、改質ガス流路12を流れる改質ガスに含まれる水素の実流量を求め、水素の実流量と予め決められた水素の目標流量との差分から改質器4の劣化量を推定する。
劣化時バルブ制御部26は、水素利用装置5が要求する熱量に応じて、流量調整弁8,9,14を制御する制御部である。また、劣化時バルブ制御部26は、劣化検知部25により改質器4の劣化が検知されたときは、アンモニアガス流路6を流れるアンモニアガスの流量が増加するように流量調整弁8を制御し、空気流路7を流れる空気の流量が増加するように流量調整弁9を制御し、バイパス流路13を流れるアンモニアガスの流量が減少するように流量調整弁14を制御する。
図5は、改質器コントローラ16Aにより実行される処理手順を示すフローチャートである。なお、本処理では、劣化検知部25及び劣化時バルブ制御部26により実行される処理を示し、熱量変更時バルブ制御部24により実行される処理を省略している。つまり、本処理では、水素利用装置5が要求する熱量が変更されないことが前提となっている。
図5において、改質器コントローラ16Aは、まず温度センサ21~23の検出値を取得する(手順S111)。続いて、改質器コントローラ16Aは、温度センサ21~23の検出値に基づいて、改質ガス流路12を流れる改質ガスの全流量を計算する(手順S112)。改質ガスの全流量の計算は、以下のように行う。
即ち、改質器4では、燃焼触媒10よりも改質触媒11のほうが劣化しやすい。改質触媒11が劣化すると、改質触媒11の吸熱量が減少するため、改質器4の出口部4bから出力される改質ガスの温度が上昇する。
図6に示されるように、改質器4の入口部4aから流入するアンモニアガスと空気との混合ガスの熱量をQ1とし、改質器4の出口部4bから放出される改質ガスの熱量をQ2とし、改質器4の筐体4cから放出される熱量をQ3とすると、次の関係式が成り立つ。
Q1=Q2+Q3
Q1=混合ガス流量(設定値)×混合ガス温度(計測値)
Q2=改質ガス全流量(不明値)×改質ガス温度(計測値)
Q3=自然対流熱伝達率(理論値)×筐体表面積(既知)×筐体温度(計測値)
混合ガスの温度は、温度センサ22の検出値から得られる。改質ガスの温度は、温度センサ21の検出値から得られる。筐体4cの温度は、温度センサ23の検出値から得られる。混合ガスの流量、自然対流熱伝達率及び筐体の表面積は、予め分かっている。従って、上記式によって、改質ガスの全流量が得られる。
続いて、改質器コントローラ16Aは、改質ガスに含まれる水素の実流量を計算する(手順S113)。水素の実流量は、実際の水素の流量である。改質ガス中における水素、窒素、アンモニア及び水分の比率は、予め分かっている。このため、改質ガスの全流量から水素の実流量が得られる。
続いて、改質器コントローラ16Aは、水素の目標流量と水素の実流量との差分を計算する(手順S114)。水素の目標流量は、予め決められている。改質器4に供給されるアンモニアガス及び空気の流量は、水素の目標流量によって決まる。
続いて、改質器コントローラ16Aは、水素の目標流量と水素の実流量との差分が規定値以上であるかどうかを判断する(手順S115)。規定値は、改質器4の特性、規格または運転状態等に応じて適宜決定される。改質器コントローラ16Aは、水素の目標流量と水素の実流量との差分が規定値よりも小さいと判断したときは、改質器4が劣化していないと判定し、手順S111を再度実行する。
改質器コントローラ16Aは、水素の目標流量と水素の実流量との差分が規定値以上であると判断したときは、改質器4が劣化していると判定し、当該差分から改質器4の劣化量を推定する(手順S116)。ここでは、水素の目標流量と水素の実流量との差分自体を改質器4の劣化量とする。
続いて、改質器コントローラ16Aは、改質器4の劣化量に基づいて、改質器4に対するアンモニアガス及び空気の供給流量と水素利用装置5に対するアンモニアガスの供給流量とを決定する(手順S117)。
このとき、改質器コントローラ16Aは、改質器4の劣化量に対応する分だけ、改質器4に対するアンモニアガス及び空気の供給流量を増加させる。また、改質器コントローラ16Aは、水素利用装置5に供給されるアンモニアガスの全流量が相殺されるように、改質器4に対するアンモニアガスの供給流量の増加量に対応する分だけ、水素利用装置5に対するアンモニアガスの供給流量を減少させる。
そして、改質器コントローラ16Aは、改質器4に対するアンモニアガスの供給流量に応じて流量調整弁8を制御し、改質器4に対する空気の供給流量に応じて流量調整弁9を制御し、水素利用装置5に対するアンモニアガスの供給流量に応じて流量調整弁14を制御する(手順S118)。そして、改質器コントローラ16Aは、手順S111を再度実行する。
以上において、手順S111~116は、劣化検知部25により実行される。手順S117,118は、劣化時バルブ制御部26により実行される。
例えば図7に示されるように、改質器4に供給されるアンモニアガスの流量を100としたときに、目標改質アンモニアガス流量(目標水素流量)が60であり、目標残存アンモニアガス流量が40であると想定する。この場合に、実改質アンモニアガス流量(実水素流量)が50となり、実残存アンモニアガス流量が50となるときは、目標水素流量と実水素流量との差分が10となる。
そこで、改質器4に供給されるアンモニアガスの流量を、目標水素流量と実水素流量との差分の2倍分だけ増加させる。つまり、改質器4に供給されるアンモニアガスの流量は、120となる。すると、実改質アンモニアガス流量(実水素流量)が60となり、目標改質アンモニアガス流量(目標水素流量)と等しくなる。
ただし、実残存アンモニアガス流量も60となり、目標残存アンモニアガス流量よりも20だけ多くなる。このため、水素利用装置5に直接供給されるアンモニアガスの流量を20だけ少なくする。従って、改質器4から水素利用装置5に供給される実残存アンモニアガス流量とアンモニアガス供給源2から水素利用装置5に直接供給されるアンモニアガスの流量との合計は、変わることはない。その結果、水素利用装置5が要求する熱量が得られる。
以上のような本実施形態においても、水素利用装置5が要求する熱量に応じて、改質器4に供給されるアンモニアガスの流量を調整する流量調整弁8、改質器4に供給される空気の流量を調整する流量調整弁9及び水素利用装置5に直接供給されるアンモニアガスの流量を調整する流量調整弁14が制御される。これにより、改質器4の性能が低下したときでも、水素利用装置5に供給される熱量を要求値に維持することができる。
また、本実施形態では、改質器4の劣化が検知されたときは、改質器4に供給されるアンモニアガスの流量が増加するように流量調整弁8が制御され、改質器4に供給される空気の流量が増加するように流量調整弁9が制御されるため、改質器4により生成される改質ガスに含まれる水素の流量が増加する。これにより、改質器4が劣化したときでも、必要な流量の水素が水素利用装置5に供給される。
また、本実施形態では、改質器4に供給されるアンモニアガス及び空気の流量が増加することで、改質器4に残存するアンモニアガスの流量も増加しても、バイパス流路13を介して水素利用装置5に直接供給されるアンモニアガスの流量が減少するように流量調整弁14が制御される。このため、水素利用装置5に供給されるアンモニアガスの合計流量を増加させなくて済む。従って、改質器4が劣化しているが、水素利用装置5が要求する熱量が変化していないときでも、水素利用装置5に供給される熱量を要求値に維持することができる。
また、本実施形態では、改質器4が劣化することで、改質器4により生成された改質ガスの温度が上昇しやすくなるが、改質ガスの温度を検出することにより、改質器4の劣化を容易に検知することができる。
また、本実施形態では、改質器4により生成された改質ガスの温度と、改質器4に供給されるアンモニアガス及び空気の混合ガスの温度と、改質器4の筐体4cの温度とを検出することにより、改質器4の劣化量を容易に推定することができる。そして、改質器4の劣化量に基づいて、改質器4に供給されるアンモニアガス及び空気の流量を決定し、その流量に応じて流量調整弁8,9を制御することにより、改質器4の劣化量に応じた適切な流量の水素を生成することができる。
なお、本実施形態では、改質器コントローラ16Aによって、水素利用装置5が要求する熱量が変化したときの制御処理と改質器4が劣化したときの制御処理とが別々のフローで実行されているが、特にその形態には限られず、水素利用装置5が要求する熱量が変化したときの制御処理と改質器4が劣化したときの制御処理とを1つのフローで実行してもよい。
例えば、水素利用装置5が要求する熱量が増加すると共に、改質器4が劣化したときは、改質器4に供給されるアンモニアガス及び空気の流量が増加する。このとき、水素利用装置5に直接供給されるアンモニアガスの流量については、変更してもよいし、変更しなくてもよく、水素利用装置5が要求する熱量の増加量に応じて決定される。
以上、本発明の実施形態について幾つか説明してきたが、本発明は上記実施形態には限定されない。例えば上記の第2実施形態では、温度センサ21~23に基づいて改質器4の劣化を改質器4自体で検知しているが、特にその形態には限られず、改質器4の累積作動時間によって改質器4の劣化を検知してもよいし、或いは水素利用装置5の状態の変化量に基づいて改質器4の劣化を検知してもよい。
また、上記の第2実施形態では、圧力の影響は考慮されていないが、改質器4の改質性能は、圧力によって変化することがある。従って、改質器4の劣化を検知する際には、改質器4の圧力も考慮してもよい。
また、上記実施形態では、アンモニアガス流路6、空気流路7及びバイパス流路13には、第1流量調整部~第3流量調整部である流量調整弁8,9,14がそれぞれ配設されているが、第1流量調整部~第3流量調整部としては、特にそのような流量調整弁には限られない。例えば、アンモニアガス流路6とバイパス流路13との合流点に、改質器4及び水素利用装置5へ流れるアンモニアガスの分配比率を調整する3方弁タイプの流量調整弁を配設してもよい。この場合には、3方弁タイプの流量調整弁は、第1流量調整部及び第3流量調整部を兼ねることになる。また、第1流量調整部~第3流量調整部は、圧縮機やポンプ等であってもよい。
また、上記実施形態では、改質器4は、アンモニアガスを燃焼させる燃焼触媒10と、アンモニアを水素に分解する改質触媒11とを有しているが、改質器4に使用される触媒としては、特にその形態には限られず、例えばアンモニアを燃焼させると共にアンモニアを水素に分解する燃焼改質触媒を使用してもよい。
また、上記実施形態では、改質器コントローラ16により流量調整弁8,9,14が制御されているが、特にその形態には限られず、例えばメインコントローラ15により流量調整弁8,9,14を直接制御してもよい。この場合には、コントローラの数が必要最小限で済むと共に、改質器コントローラ16への熱量情報の出力が不要となる。
また、上記実施形態では、燃料ガスとしてアンモニアガスを使用しているが、本発明は、燃料ガスとして炭化水素ガス等を使用した水素利用システムにも適用可能である。
また、上記実施形態では、酸化性ガスとして空気を使用しているが、本発明は、酸化性ガスとして酸素を使用した水素利用システムにも適用可能である。
1,1A…水素利用システム、2…アンモニアガス供給源(燃料ガス供給源)、3…空気供給源(酸化性ガス供給源)、4…改質器、4c…筐体、5…水素利用装置、6…アンモニアガス流路(燃料ガス流路)、7…空気流路(酸化性ガス流路)、8…流量調整弁(第1流量調整部)、9…流量調整弁(第2流量調整部)、12…改質ガス流路、13…バイパス流路、14…流量調整弁(第3流量調整部)、16…改質器コントローラ(制御部)、21…温度センサ(第1温度検出部)、22…温度センサ(第2温度検出部)、23…温度センサ(第3温度検出部)、24…熱量変更時バルブ制御部(制御部)、25…劣化検知部、26…劣化時バルブ制御部(制御部)。

Claims (5)

  1. 燃料ガスを燃焼させて発生した熱を利用して前記燃料ガスを改質することにより、水素を含有した改質ガスを生成する改質器と、
    前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給源と、
    酸化性ガスを供給する酸化性ガス供給源と、
    前記燃料ガス供給源から前記改質器に向けて前記燃料ガスが流れる燃料ガス流路と、
    前記酸化性ガス供給源から前記改質器に向けて前記酸化性ガスが流れる酸化性ガス流路と、
    前記改質器により生成された前記改質ガスに含まれる水素を利用する水素利用装置と、
    前記改質器から前記水素利用装置に向けて前記改質ガスが流れる改質ガス流路と、
    前記改質器をバイパスするように前記燃料ガス供給源と前記水素利用装置との間に配置され、前記燃料ガス供給源から前記水素利用装置に向けて前記燃料ガスが流れるバイパス流路と、
    前記燃料ガス流路を流れる前記燃料ガスの流量を調整する第1流量調整部と、
    前記酸化性ガス流路を流れる前記酸化性ガスの流量を調整する第2流量調整部と、
    前記バイパス流路を流れる前記燃料ガスの流量を調整する第3流量調整部と、
    前記水素利用装置が要求する熱量に応じて、前記第1流量調整部、前記第2流量調整部及び前記第3流量調整部を制御する制御部と
    前記改質器の劣化を検知する劣化検知部と、を備え、
    前記制御部は、前記劣化検知部により前記改質器の劣化が検知されたときは、前記燃料ガス流路を流れる前記燃料ガスの流量が増加するように前記第1流量調整部を制御し、前記酸化性ガス流路を流れる前記酸化性ガスの流量が増加するように前記第2流量調整部を制御する水素利用システム。
  2. 前記制御部は、前記バイパス流路を流れる前記燃料ガスの流量が減少するように前記第3流量調整部を制御する請求項記載の水素利用システム。
  3. 前記改質ガスの温度を検出する第1温度検出部を更に備え、
    前記劣化検知部は、前記第1温度検出部の検出値を用いて、前記改質器の劣化を検知する請求項1または2記載の水素利用システム。
  4. 前記燃料ガス流路を流れる前記燃料ガスと前記酸化性ガス流路を流れる前記酸化性ガスとの混合ガスの温度を検出する第2温度検出部と、
    前記改質器の筐体の温度を検出する第3温度検出部とを更に備え、
    前記劣化検知部は、前記第1温度検出部、前記第2温度検出部及び前記第3温度検出部の検出値に基づいて、前記改質ガスに含まれる水素の実流量を求め、前記水素の実流量と予め決められた水素の目標流量との差分から前記改質器の劣化量を推定し、
    前記制御部は、前記改質器の劣化量に基づいて、前記改質器に対する前記燃料ガス及び前記酸化性ガスの供給流量を決定し、前記燃料ガスの供給流量に応じて前記第1流量調整部を制御し、前記酸化性ガスの供給流量に応じて前記第2流量調整部を制御する請求項記載の水素利用システム。
  5. 前記燃料ガスがアンモニアガスである請求項1~の何れか一項記載の水素利用システム。
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