本明細書の利点と特徴、そしてそれらを達成する方法は添付の図と共に詳細に後述されている一例を参照すると明確になるだろう。しかし、本明細書は、以下で開示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現されるものであり、単に本明細書の例は、本明細書の開示を完全にし、本明細書の技術事項が属する技術分野で通常の知識を有する者に技術事項の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本明細書は、特許請求の範囲によって定義される。
本明細書の一例を説明するため、図に示した形状、大きさ、比率、角度、個数などは、例示的なものであって、本明細書が図に示した事項に限定されるものではない。明細書全体にわたって同一参照符号は同一の構成要素を指す。また、本明細書を説明するにおいて、関連する公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要に曖昧にすると判断された場合、その詳細な説明は省略する。
本明細書で言及した「含む」、「有する」、「からなる」などが使用されている場合、「~だけ」が使用されていない限り、他の部分を追加することができる。構成要素を単数で表現した場合に特に明示的な記載事項がない限り、複数を含む場合を含む。
構成要素を解釈するに当たり、別途の明示的な記載がなくても誤差の範囲を含むものと解釈する。
位置関係についての説明である場合、例えば、「~上に」、「~上部に」、「~下部に」、「~横に」などで2つの部分の位置関係が説明されている場合、「すぐに」または「直接」が使用されていない限り、二つの部分の間に一つ以上の他の部分が位置することもできる。
時間の関係についての説明である場合、例えば、「~後に」、「~に続いて」、「~次に」、「~前に」などで時間的前後関係が説明されている場合、「すぐに」または「直接」が使用されていない以上、連続的でない場合も含むことができる。
第1、第2などが多様な構成要素を記述するために使用されるが、このような構成要素はこのような用語によって制限されない。このような用語は、単に一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用されるものである。したがって、以下で言及される第1構成要素は、本発明の技術的思想内で第2構成要素であることもあり得る。
「少なくとも一つ」の用語は、一つ以上の関連項目から提示可能なすべての組み合わせを含むものと理解されなければならない。例えば、「第1項目、第2項目、および第3項目の中の少なくとも一つ」の意味は、第1項目、第2項目、または第3項目各々だけではなく、第1項目、第2項目、および第3項目の中から二つ以上で提示され得るすべての項目の組み合わせを含むとすることができる。
本明細書のいくつかの例のそれぞれの特徴が部分的または全体的に互いに結合または組み合わせ可能で、技術的に多様な連動および駆動が可能であり、各例を互いに対して独立的に実施することができ、関連の関係で一緒に実施することもできる。
以下では、本明細書の実施例に係るディスプレイ装置の例を添付した図を参照して詳細に説明する。各図の構成要素に参照符号を付加することにおいて、同一の構成要素に対しては、たとえ他の図上に表示されていても、可能な限り同一の符号を有することができる。そして、添付した図に示した構成要素のスケールは、説明の便宜上、実際と異なるスケールを有するので、図に示したスケールに限定されない。
図1は、本明細書に係る発光表示装置を概略的に示す図である。
図1を参照すると、本明細書の一例に係る発光表示装置は、表示パネル10、制御回路30、データ駆動回路50、およびゲート駆動回路70を含むことができる。
表示パネル10は、基板上に定義された表示領域(AA)(または活性領域)、および表示領域(AA)を囲む非表示領域(IA)(または非活性領域)を含むことができる。
表示領域(AA)は、m個のゲートライン(GL)とn個のデータライン(DL)によって定義される領域に配置された複数のサブピクセル12a、12b、12c、12dを含むことができる。
n個のゲートライン(GL)のそれぞれは、第1方向(X)に沿って長く延長され、第1方向(X)を横切る第2方向(Y)に沿って互いに離隔してもよい。例えば、n個のゲートライン(GL)のそれぞれは、第1および第2ゲートラインを含むことができる。
m個のデータライン(DL)のそれぞれは、第2方向(Y)に沿って長く延長され、第1方向(X)に沿って互いに離隔してもよい。
表示領域(AA)は、データライン(DL)と並んで配置された複数のピクセル駆動電圧ライン(PL)と複数のリファレンス電圧ライン(RL)をさらに含むことができる。n個のゲートライン(GL)のそれぞれは、m個のデータライン(DL)と、複数のピクセル駆動電圧ライン(PL)と複数のリファレンス電圧ライン(RL)のそれぞれを横切る交差部を含むことができる。n個のゲートライン(GL)のそれぞれの交差部は、他のラインとの重畳した面積を最小限にするための少なくとも一つのスリットまたは開口部を含むことができる。
複数のサブピクセル12a、12b、12c、12dのそれぞれは、隣接するゲートライン(GL)から供給されるゲート信号と隣接するデータライン(DL)から供給されるデータ電圧に対応するカラー映像を表示する。
一例による複数のサブピクセル12a、12b、12c、12dのそれぞれは、ゲートライン(GL)の長さ方向(X)に沿って互いに隣接して配置することができる。
一例による複数のサブピクセル12a、12b、12c、12dのそれぞれは、サブピクセル領域の回路領域(または非発光部)に配置されたピクセル回路、およびサブピクセル領域の開口領域(または発光部)に配置され、ピクセル回路に電気的に接続した発光素子層を含むことができる。
ピクセル回路は、少なくとも2つのトランジスタと少なくとも一つのコンデンサを含むことができる。
発光素子層は、ピクセル回路から提供されるデータ信号によって、自己発光して映像を表示する自発光素子を含むことができる。
複数のサブピクセル12a、12b、12c、12dのそれぞれは、実際の光が発光される最小単位の領域として定義することができる。ここで、互いに隣接する少なくとも4つのピクセルは、映像のカラー表示のための一つの単位ピクセル12を構成することができる。
一例に係る一つの単位ピクセル12は、ゲートライン(GL)の長さ方向に沿って互いに隣接して配列された第1~第4サブピクセル12a、12b、12c、12dを含むことができる。例えば、第1サブピクセル12aは、赤色サブピクセルまたは第1色のサブピクセル、第2サブピクセル12bは、白色サブピクセル又は第2色のサブピクセル、第3サブピクセル12cは、青色サブピクセルまたは第3色のサブピクセル、及び第4サブピクセル12dは、緑色サブピクセルまたは第4色のサブピクセルであることができる。
第1~第4サブピクセル12a、12b、12c、12dのそれぞれに配置された発光素子層は、異なる色の光を個別に放出し、若しくは白色光を共通に放出することができる。
一例によると、第1~第4サブピクセル12a、12b、12c、12dの発光素子層のそれぞれが白色光を共通に放出する場合、第1、第3、及び第4サブピクセル12a、12c、12dそれぞれは、白色光を異なる色の光に変換するそれぞれ異なるカラーフィルタ(または波長変換部材)を含むことができる。この場合、一例に係る第2サブピクセル12bは、カラーフィルタを備えていないことがある。他の例に係る第2サブピクセル12bの少なくとも一部の領域は、第1、第3、及び第4サブピクセル12a、12c、12dのいずれかと同じカラーフィルタを含むことができる。
制御回路30は、映像信号に基づいて、複数のサブピクセル12a、12b、12c、12dそれぞれに対応するピクセル別のデータ信号を生成することができる。一例による制御回路30は、映像信号、すなわち、各単位ピクセル12の赤色入力データと緑色入力データおよび青色入力データに基づいて白色ピクセルデータを抽出し、抽出した白色ピクセルデータに基づいたオフセットデータを赤色入力データと緑色入力データおよび青色入力データのそれぞれに反映して赤色ピクセルデータと緑色ピクセルデータおよび青色ピクセルデータをそれぞれ算出し、算出された赤色ピクセルデータ、緑色ピクセルデータ、青色ピクセルデータ、および白色ピクセルデータをピクセル配列構造に適合するように整列してデータ駆動回路50に供給することができる。例えば、制御回路30は、韓国公開特許公報第10-2013-0060476号又は第10-2013-0030598号に開示されたデータ変換方法に基づいて、赤色、緑色、および青色入力データを赤色、緑色、青色、および白色の4色データに変換することができる。
制御回路30は、ゲート駆動回路70と、データ駆動回路50を表示モードまたはセンシングモードで駆動させることができる。制御回路30は、タイミング同期信号に基づいて、ゲート駆動回路70と、データ駆動回路50それぞれを表示モードまたはセンシングモードで駆動させるためのデータ制御信号とゲート制御信号のそれぞれを生成し、データ制御信号をデータ駆動回路50に提供し、ゲート制御信号をゲート駆動回路70に提供することができる。例えば、センシングモード(または外部補償駆動)は、発光表示装置の製品出荷前の検査工程時、表示パネル10の最初の初期駆動時、発光表示装置の電源オン(power on)時、発光表示装置の電源オフ(power off)時、表示パネル10の長時間駆動、電源オフ(power off)時、リアルタイムまたは周期的に設定されたフレームのブランク期間に行なうことができる。
制御回路30は、センシングモードによって、データ駆動回路50から提供されるピクセル別のセンシングデータを格納回路に格納する。そして、制御回路30は、表示モード時、保存回路に保存されたセンシングデータに基づいて、各サブピクセル12a、12b、12c、12dに供給されるピクセルデータを補正して、データ駆動回路50に提供することができる。ここで、ピクセル別のセンシングデータは、駆動トランジスタと発光素子それぞれの経時的変化の情報を含むことができる。これにより、制御回路30は、センシングモードで、各サブピクセル12a、12b、12c、12dに配置された駆動トランジスタの特性値(例えば、しきい値電圧または移動度)をセンシングし、これを基に各サブピクセル12a、12b、12c、12dに供給されるピクセルデータを補正することにより、複数のサブピクセル内の駆動トランジスタの特性値の偏差に応じた画質の劣化を最小限に抑えるか、または防ぐことができる。このように、発光表示装置のセンシングモードは、本明細書の出願人によって既に公知された技術なので、これに対する詳細な説明は省略する。例えば、本明細書に係る発光表示装置は、韓国公開特許公報第10-2016-0093179号、第10-2017-0054654号、または第10-2018-0002099号に開示されたセンシングモードを介して、各サブピクセル12a、12b、12c、12dに配置された駆動トランジスタの特性値を検出することができる。データ駆動回路50は、表示パネル10に配置されたm個のデータライン(DL)それぞれと個別に接続することができる。データ駆動回路50は、制御回路30から提供されるピクセルごとのデータ信号とデータ制御信号を受信し、電源回路から提供される複数の基準ガンマ電圧を受信することができる。
データ駆動回路50は、表示モードで、データ制御信号と複数の基準ガンマ電圧を利用して、デジタル形式のピクセル別のデータ信号をアナログ形式のピクセルごとのデータ電圧に変換し、変換されたピクセル別のデータ電圧を該当するデータライン(DL)に供給し、データ電圧と同期するリファレンス電圧を生成して、複数のリファレンス電圧ライン(RL)に供給することができる。
データ駆動回路50は、センシングモードで、データ制御信号と複数の基準ガンマ電圧に基づいて、デジタル形式のセンシング用データ信号をセンシング用データ電圧に変換して、該当するデータライン(DL)を通じて該当するサブピクセル12a、12b、12c、12dに供給し、複数のリファレンス電圧ライン(RL)それぞれを介して、該当するサブピクセル12a、12b、12c、12dに配置された駆動トランジスタの特性値をセンシングし、センシングしたピクセル別のセンシングデータを制御回路30に提供することができる。たとえば、データ駆動回路50は、単位ピクセル12を構成する第1~第4サブピクセル12a、12b、12c、12dを順次にセンシングすることができる。
ゲート駆動回路70は、表示パネル10に設けられたn個のゲートライン(GL)それぞれと個別に接続することができる。ゲート駆動回路70は、制御回路30から供給されるゲート制御信号に基づいて定められた順序に従ってゲート信号を生成して、該当するゲートライン(GL)に供給することができる。
一例に係るゲート駆動回路70は、薄膜トランジスタの製造工程によって、基板の一側端および/または両側端に集積され、複数のゲートライン(GL)と一対一で接続することができる。他の例に係るゲート駆動回路70は、集積回路に構成して基板に実装し、若しくは軟性回路フィルムに実装して、複数のゲートライン(GL)と一対一で接続することができる。
一方、データ駆動回路50がセンシングモードなしで表示モードだけで駆動する場合、表示領域(AA)に配置された複数のリファレンス電圧ライン(RL)は省略され、データ駆動回路50は、データ電圧だけを該当するデータライン(DL)に供給することができる。
図2は、図1に示した一例による単位ピクセルの配置構造を示す図であり、図3は、図2に示した線I-I’の断面図である。
図2及び図3を参照すると、本明細書の一例に係る単位ピクセル12は、第1方向(X)と、第1方向(X)を横切る第2方向(Y)に沿って配置された複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)、及び第2方向(Y)に沿って長く延長して、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)に配置された複数の金属ライン(PL、DL、RL)を含むことができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)または複数のサブピクセル12a、12b、12c、12dのそれぞれは、複数の金属ライン(PL、DL、RL)のうち、第1方向(X)に沿って隣接した少なくとも一つの金属ラインの全体または一部と重畳するように配置し、若しくは隣接する金属ライン(PL、DL、RL)間に配置されるように配置することができる。複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)または複数のサブピクセル12a、12b、12c、12dは、各々異なる大きさを有することができる。以下の説明で、サブピクセル領域(SPA1~SPA4)または複数のサブピクセル12a、12b、12c、12dの大きさは、サブピクセル領域(SPA1~SPA4)または複数のサブピクセル12a、12b、12c、12dの面積で理解することができる。また、以下の説明で、サブピクセル領域(SPA1~SPA4)はサブピクセル12a、12b、12c、12dとして理解することができる。
単位ピクセル12に配置された複数の金属ライン(PL、DL、RL)のそれぞれは、ピクセル駆動電圧ライン(PL)、複数のデータライン(DL4i-3、DL4i-2、DL4i-1、DL4i)、およびリファレンス電圧ライン(RL)と一対一で対応することができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち、第1サブピクセル領域(SPA1)は、複数のデータラインのうち、第4i-3(iは自然数)のデータライン(DL4i-3)と、複数のピクセル駆動電圧ライン(PL)のうち、第2j-1(jは自然数)ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)の間に配置することができる。例えば、第4i-3データライン(DL4i-3)は、第1色データラインまたは赤色データラインであることができる。そして、第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)は、複数のピクセル駆動電圧ライン(PL)の奇数番目のピクセル駆動電圧ラインであることができる。例えば、第1サブピクセル領域(SPA1)を基準に、第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)は、第1金属ラインであることができ、第4i-3データライン(DL4i-3)は、第2金属ラインであることができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち、第2サブピクセル領域(SPA2)は、複数のデータラインのうち、第4i-3データライン(DL4i-3)または第4i-2データライン(DL4i-2)とリファレンス電圧ライン(RL)の間に配置することができる。例えば、第4i-2データライン(DL4i-2)は、第2色のデータラインまたは白色データラインであることができる。第4i-3データライン(DL4i-3)と第4i-2データライン(DL4i-2)は、互いに隣接しながら、互いに並んで配置することができる。例えば、第2サブピクセル領域(SPA2)を基準に、第4i-3データライン(DL4i-3)と第4i-2データライン(DL4i-2)は、第1金属ラインであることができ、リファレンス電圧ライン(RL)は、第2金属ラインであることができる。そして、第4i-3データライン(DL4i-3)は、第1金属ラインの第1金属信号ラインであることができ、第4i-2データライン(DL4i-2)は、第1金属ラインの第2金属信号ラインであることができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち、第3サブピクセル領域(SPA3)は、複数のデータラインのうち、第4i-1データライン(DL4i-1)とリファレンス電圧ライン(RL)の間に配置することができる。例えば、第4i-1データライン(DL4i-1)は、第3色データライン、青色データラインであることができる。例えば、第3サブピクセル領域(SPA3)を基準に、リファレンス電圧ライン(RL)は、第1金属ラインであることができ、第4i-1データライン(DL4i-3)は、第2金属ラインであることができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち、第4サブピクセル領域(SPA4)は、複数のデータラインのうち、第4iデータライン(DL4i)と、複数のピクセル駆動電圧ライン(PL)のうち、第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)の間に配置することができる。例えば、第4iデータライン(DL4i)は、第4色データライン、緑色データラインであることができる。そして、第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)は、複数のピクセル駆動電圧ライン(PL)の偶数番目のピクセル駆動電圧ラインであることができる。第4i-1データライン(DL4i-1)と第4iデータライン(DL4i)は、互いに隣接しながら、互いに並んで配置することができる。例えば、第4サブピクセル領域(SPA4)を基準に、第4i-1データライン(DL4i-1)と第4iデータライン(DL4i)は、第1金属ラインであることができ、第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)は、第2金属ラインであることができる。そして、第4i-1データライン(DL4i-1)は、第1金属ラインの第1金属信号ラインであることができ、第4iデータライン(DL4i)は、第1金属ラインの第2金属信号ラインであることができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれは、第2方向(Y)を基準に、第1領域(A1)と第2領域(A2)に区分することができる。
第1領域(A1)(または発光領域)は、第2方向(Y)を基準に、ゲートライン(GL)の上側部に配置され、ゲートライン(GL)と重畳しないことがある。複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれの第1領域(A1)は、各々異なる大きさを有することができる。
第2領域(A2)(または回路領域)は、第2方向(Y)を基準に、ゲートライン(GL)の下側部に配置され、ゲートライン(GL)と重畳することができる。複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれの第2領域(A2)は、実質的に同じ大きさを有することができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれは、第2領域(A2)に配置され、ゲートライン(GL)と重畳する回路領域に配置されたピクセル回路(PC)を含むことができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれのピクセル回路(PC)は、ゲートライン(GL)の第1および第2ゲートライン(GLa、GLb)、ピクセル駆動電圧ライン(PL)、4つのデータライン(DL4i-3、DL4i-2、DL4i-1、DL4i)、およびリファレンス電圧ライン(RL)に選択的に接続することができる。
第1ゲートライン(GLa)は、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)の第2領域(A2)のうち、第1領域(A1)に最も隣接した一側領域に配置することができる。第2ゲートライン(GLb)は、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)の第2領域(A2)のうち、第1ゲートライン(GLa)から離隔した他側領域に配置することができる。
一例に係るピクセル回路(PC)は、第1スイッチングトランジスタ(Tsw1)、第2スイッチングトランジスタ(Tsw2)、駆動トランジスタ(Tdr)、およびストレージキャパシタ(Cst)を含むことができる。ピクセル回路(PC)のトランジスタ(Tsw1、Tsw2、Tdr)それぞれは、薄膜トランジスタ(TFT)から成り得、このような薄膜トランジスタ(Tsw1、Tsw2、Tdr)のうちの少なくとも一つは、a-Si TFT、poly-Si TFT、Oxide TFT、またはOrganic TFTであり得る。例えば、ピクセル回路(PC)で、第1スイッチングトランジスタ(Tsw1)、第2スイッチングトランジスタ(Tsw2)、および駆動トランジスタ(Tdr)中の一部は、応答特性に優れたLTPS(low-temperature poly-Si)からなる半導体層(または活性層)を含む薄膜トランジスタであることができ、第1スイッチングトランジスタ(Tsw1)、第2スイッチングトランジスタ(Tsw2)、および駆動トランジスタ(Tdr)の一部を除いた残りの部分は、オフ電流(off current)特性に優れたオキシド(oxide)からなる半導体層(または活性層)を含む薄膜トランジスタであることができる。
第1スイッチングトランジスタ(Tsw1)は、第1ゲートライン(GLa)に接続したゲート電極(GE)、隣接するデータライン(DL)に接続した第1ソース/ドレイン電極(SDE1)、及び第1コンタクトホール(CH1)を介して駆動トランジスタ(Tdr)のゲート電極(GE)に接続した第2ソース/ドレイン電極(SDE2)を含むことができる。第1スイッチングトランジスタ(Tsw1)のゲート電極(GE)は、第1ゲートライン(GLa)の一側から突出した突出領域であることができる。このような第1スイッチングトランジスタ(Tsw1)は、第1ゲートライン(GLa)に供給される第1ゲート信号によってターンオンされ、隣接するデータライン(DL)から供給されるデータ電圧を駆動トランジスタ(Tdr)のゲート電極(GE)に供給することができる。
一例によると、第1サブピクセル領域(SPA1)に配置された第1スイッチングトランジスタ(Tsw1)の第1ソース/ドレイン電極(SDE1)は、第4i-3データライン(DL4i-3)の一側から突出した突出領域であることができ、第2サブピクセル領域(SPA2)に配置された第1スイッチングトランジスタ(Tsw1)の第1ソース/ドレイン電極(SDE1)は、第4i-2データライン(DL4i-2)の一側から突出した突出領域であることができ、第3サブピクセル領域(SPA3)に配置された第1スイッチングトランジスタ(Tsw1)の第1ソース/ドレイン電極(SDE1)は、第4i-1データライン(DL4i-1)の一側から突出した突出領域であることができ、第4サブピクセル領域(SPA4)に配置された第1スイッチングトランジスタ(Tsw1)の第1ソース/ドレイン電極(SDE1)は、第4iデータライン(DL4i)の一側から突出した突出領域であることができる。
第2スイッチングトランジスタ(Tsw2)は、第2ゲートライン(GLb)に接続したゲート電極(GE)、駆動トランジスタ(Tdr)のソース電極に接続した第1ソース/ドレイン電極(SDE1)、および隣接するリファレンス電圧ライン(RL)に接続した第2ソース/ドレイン電極(SDE2)を含む。このような第2スイッチングトランジスタ(Tsw2)は、表示モードで、第2ゲートライン(GLb)から供給される第2ゲート信号によって、隣接するリファレンス電圧ライン(RL)に供給されるリファレンス電圧を駆動トランジスタ(Tdr)のソース電極(SE)に供給することができる。そして、第2スイッチングトランジスタ(Tsw2)は、センシングモードで、第2ゲートライン(GLb)に供給される第2ゲート信号によってターンオンされて駆動トランジスタ(Tdr)から出力される電流を、隣接するリファレンス電圧ライン(RL)に供給し、若しくは駆動トランジスタ(Tdr)のソース電極(SE)を隣接したリファレンス電圧ライン(RL)に接続することができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれにおいて、第2スイッチングトランジスタ(Tsw2)のゲート電極(GE)は、第2ゲートライン(GLb)の一部の領域であるか、第2ゲートライン(GLb)の一側から突出した突出領域であることができる。第2スイッチングトランジスタ(Tsw2)の第1ソース/ドレイン電極(SDE1)はリファレンス電圧ライン(RL)から分岐したリファレンス接続ライン(RCL)と第2コンタクトホール(CH2)を介して電気的に接続することができる。リファレンス接続ライン(RCL)は、第2ゲートライン(GLb)と並びながらリファレンス電圧ライン(RL)を通るように配置して第2コンタクトホール(CH2)を介してリファレンス電圧ライン(RL)と電気的に接続することができる。
ストレージキャパシタ(Cst)は、駆動トランジスタ(Tdr)のゲート電極(GE)とソース電極(SE)の間に形成される。一例によるストレージキャパシタ(Cst)は、駆動トランジスタ(Tdr)のゲート電極(GE)からなる第1キャパシタ電極、駆動トランジスタ(Tdr)のソース電極からなる第2キャパシタ電極、及び第1コンデンサ電極と第2キャパシタ電極の重畳領域に形成された誘電体層を含むことができる。このようなストレージキャパシタ(Cst)は、駆動トランジスタ(Tdr)のゲート電極(GE)とソース電極(SE)の間の差電圧を充電した後、充電された電圧によって駆動トランジスタ(Tdr)をスイッチングさせることができる。
駆動トランジスタ(Tdr)は、第1スイッチングトランジスタ(Tsw1)の第2ソース/ドレイン電極(SDE2)に接続したゲート電極(GE)、第2スイッチングトランジスタ(Tsw2)の第1ソース/ドレイン電極(SDE1)に接続したソース電極(SE)、およびピクセル駆動電圧ライン(PL)に接続したドレイン電極(DE)を含むことができる。このような駆動トランジスタ(Tdr)は、ストレージキャパシタ(Cst)の電圧によってターンオンされることにより、ピクセル駆動電圧ライン(PL)から発光素子層に流れる電流量を制御する。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち、第1サブピクセル領域(SPA1)に配置された駆動トランジスタ(Tdr)のドレイン電極(DE)は、第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)から突出した突出領域に具現することができ、第4サブピクセル領域(SPA4)に配置された駆動トランジスタ(Tdr)のドレイン電極(DE)は、第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)から突出した突出領域に具現することができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち、第2サブピクセル領域(SPA2)に配置された駆動トランジスタ(Tdr)のドレイン電極(DE)は、第1内部電源供給ライン(IPL1)を介して、第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)に電気的に接続することができる。この場合、第1内部電源供給ライン(IPL1)は、第2ゲートライン(GLb)と同じ層に並んで配置され、少なくとも一つの第3コンタクトホール(CH3)を介して第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)に電気的に接続され、第4コンタクトホール(CH4)を介して第2サブピクセル領域(SPA2)に配置された駆動トランジスタ(Tdr)のドレイン電極(DE)に電気的に接続することができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち、第3サブピクセル領域(SPA3)に配置された駆動トランジスタ(Tdr)のドレイン電極(DE)は、第2内部電源供給ライン(IPL2)を介して、第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)に電気的に接続することができる。この場合、第2内部電源供給ライン(IPL2)は、第2ゲートライン(GLb)と同じ層に並んで配置され、少なくとも一つの第5コンタクトホール(CH5)を介して、第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)に電気的に接続され、第6コンタクトホール(CH6)を介して第3サブピクセル領域(SPA3)に配置された駆動トランジスタ(Tdr)のドレイン電極(DE)に電気的に接続することができる。
一例によると、ピクセル回路(PC)のトランジスタ(Tsw1、Tsw2、Tdr)それぞれは、半導体層は、基板100上に配置されているバッファ層110上に配置することができる。半導体層は、ソース領域とドレイン領域とチャネル領域を有し、半導体層のチャネル領域は、ゲート絶縁膜によって覆うことができる。ゲートライン(GL)とトランジスタ(Tsw1、Tsw2、Tdr)それぞれは、ゲート絶縁膜上に配置され、層間絶縁膜120によって覆うことができる。データライン(DL)、ピクセル駆動電圧ライン(PL)、リファレンス電圧ライン(RL)、およびトランジスタ(Tsw1、Tsw2、Tdr)のソース/ドレイン電極は、層間絶縁膜120上に配置され、パッシベーション層130によって覆うことができる。また、パッシベーション層130は、オーバーコート層140(または平坦化層)によって覆うことができる。
オーバーコート層140は、ピクセル回路(PC)を覆うように基板100の表示領域全体に配置することができる。一例によるオーバーコート層140は、フォトアクリル、ベンゾシクロブテン、ポリイミド、およびフッ素樹脂などの有機材料からなることができる。
一例によると、ピクセル回路(PC)のトランジスタ(Tsw1、Tsw2、Tdr)それぞれの半導体層は、基板100上に配置されている遮光層上に配置することができる。
遮光層は、トランジスタ(Tsw1、Tsw2、Tdr)それぞれの半導体層と基板100の間に配置され、基板100を介して半導体層の方に入射する光を遮断することにより、外部光によるトランジスタ(Tsw1、Tsw2、Tdr)のしきい値電圧の変化を最小化ないし防止する。このような遮光層は、バッファ層110によって覆われる。選択的に、遮光層は、トランジスタ(Tsw1、Tsw2、Tdr)のソース電極に電気的に接続して、該当トランジスタの下部ゲート電極の役割をすることもでき、この場合、光による特性変化だけでなく、バイアス電圧によるトランジスタ(Tsw1、Tsw2、Tdr)のしきい値電圧の変化を最小化ないし防止する。
一方、ピクセル回路(PC)がセンシングモードによるセンシング駆動なしに表示モードによる表示駆動のみで動作するとき、第2スイッチングトランジスタ(Tsw2)とリファレンス電圧ライン(RL)は省略され、ここで、図2に示したリファレンス電圧ライン(RL)は、ピクセル駆動電圧ライン(PL2j)に変更する。そして、ピクセル回路(PC)で第2スイッチングトランジスタ(Tsw2)が省略され、単位ピクセル12からリファレンス電圧ライン(RL)が省略されるとき、単位ピクセル12に配置されたピクセル駆動電圧ライン(PL)とデータライン(DL)の配置順序も変更可能である。たとえば、図2において、第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)は、第4i-3データライン(DL4i-3)に変更され、互いに隣接した第4i-3データライン(DL4i-3)と第4i-2データライン(DL4i-2)は、第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)に変更され、リファレンス電圧ライン(RL)は、互いに隣接した第4i-2データライン(DL4i-2)と第4i-1データライン(DL4i-1)に変更され、互いに隣接した第4i-1データライン(DL4i-1)と第4iデータライン(DL4i)は、第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)に変更され、第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)は、互いに隣接した第4iデータライン(DL4i)と第4i-3データライン(DL4i-3)を変更することができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれは、第1領域(A1)に配置された発光部(EP)、及び第1領域(A1)を囲んで第2領域(A2)に配置された非発光部を含むことができる。以下の説明では、発光部(EP)は、開口部として理解することができ、非発光部は非開口部として理解することができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれの発光部(EP)は、表示映像の輝度と色温度を向上させるために、各々異なる大きさを有することができる。例えば、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれの発光部(EP)は、発光表示装置または第2サブピクセル12bで具現しようとする6500K以上の色温度に基づいて、各々異なる大きさを有するように配置ことができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち、第1サブピクセル領域(SPA1)の発光部(EP)は、赤色光を放出する赤色発光部(EPr)または赤色の開口部であることができる。複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち、第2サブピクセル領域(SPA2)の発光部(EP)は、白色光を放出する白色発光部(EPw)または白色の開口部であることができる。複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち第3サブピクセル領域(SPA3)の発光部(EP)は、青色光を放出する青色発光部(EPb)または青色の開口部であることができる。複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち、第4サブピクセル領域(SPA4)の発光部(EP)は、緑色光を放出する緑色発光部(EPg)または緑色の開口部であることができる。一例によると、第1~第4サブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれの発光部(EP)は、白色発光部(EPw)、赤色発光部(EPr)、青色発光部(EPb)、および緑色発光部(EPg)の順で大きい大きさ(EPw>EPr>EPb>EPg)を有することができるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
一例による第1~第4サブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれの発光部(EP)のうち少なくとも一つは、第1方向(X)に沿って凹んだり突出した少なくとも一つのベント領域(bent area)(BA)を含むことができる。
例えば、赤色発光部(EPr)は、第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)の方に台形の形態で突出したベント領域(BA)を含むことができる。白色発光部(EPw)はリファレンス電圧ライン(RL)の方に台形の形態で突出したベント領域(BA)を含むことができる。青色発光部(EPb)は、第4i-1データライン(DL4i-1)の方に台形の形態で突出したベント領域(BA)を含むことができる。緑色発光部(EPg)は、隣接する青色発光部(EPb)と赤色発光部(EPr)それぞれのベント領域(BA)により台形の形態で凹んだベント領域(BA)を含むことができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれの第1領域(A1)に配置されたピクセル駆動電圧ライン(PL)、リファレンス電圧ライン(RL)、第4i-1データライン(DL4i-1)、及び第4iデータライン(DL4i)それぞれは、発光部(EP)のベント領域(BA)と対応するようにベント(bent)することができる。
一例による複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)中の一部のサブピクセル領域(SPA2、SPA4)に配置された発光部(EPw、EPg)は、複数の金属ライン(PL、DL、RL)のうち、第1方向(X)に沿って隣接した少なくとも一つの金属ライン(PL、DL、RL)と重畳することができる。
一例によると、複数の金属ライン(PL、DL、RL)のうち、第1金属ラインと第2金属ラインは、第1方向(X)に沿って互いに離隔するように、一部のサブピクセル領域(SPA2、SPA4)に配置され、一部のサブピクセル領域(SPA2、SPA4)に配置された発光部(EPw、EPg)は、第1金属ラインと第2金属ラインのうち少なくとも一つと重畳することができる。そして、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)の一部のサブピクセル領域(SPA2、SPA4)に配置された発光部(EPw、EPg)は、第1金属ラインと第2金属ラインの間に配置された第1発光部(EP1)、及び第1金属ラインと第2金属ラインのうち少なくとも一つと重畳した第2発光部(EP2)を含むことができる。例えば、第2発光部(EP2)は、第1方向(X)を基準に、第1金属ラインと第2金属ラインのうち少なくとも一つと半分以上重畳することができる。この場合、前記の一部のサブピクセル領域が第2サブピクセル領域(SPA2)のとき、第1金属ラインは、第4i-3データライン(DL4i-3)であることができ、第2金属ラインは、リファレンス電圧ライン(RL)であることができる。そして、前記一部のサブピクセル領域が第4サブピクセル領域(SPA4)のとき、第1金属ラインは、第4i-1データライン(DL4i-1)であることができ、第2金属ラインは、第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)であることができる。
そして、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)中の一部のサブピクセル領域(SPA2、SPA4)を除いた残りのサブピクセル領域(SPA1、SPA3)に配置された発光部(EPr、EPb)は、複数の金属ライン(PL、DL、RL)のうち、第1方向(X)に沿って隣接する2つの金属ライン(PL、DL、RL)と非重畳することができる。複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)中の一部のサブピクセル領域(SPA2、SPA4)を除いた残りのサブピクセル領域(SPA1、SPA3)は、第1方向(X)に沿って隣接する2つの金属ライン(PL、DL 、RL)間に配置された一つの発光部(EPr、EPb)だけを含むことができる。そして、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)中の赤色発光部(EPr)を含む第1サブピクセル領域(SPA1)は、隣接する2つの金属ライン(PL、DL、RL)のうちの少なくとも一つと重畳する第2発光部を含むこともあるが、この場合、赤色発光部(EPr)の第2発光部から発生する光は、白色輝度の色温度を低下させることができる。これにより、赤色発光部(EPr)は、隣接する2つの金属ライン(PL、DL、RL)中の少なくとも一つと重畳する第2発光部を含まないように具現される。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれの発光部(EP)は、第2方向(Y)と平行な第1辺と第2辺を含むことができる。
第1方向(X)を基準に、赤色発光部(EPr)の第1辺は、第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)の第1側面(または第2側面)から離隔して、赤色発光部(EPr)の第2辺は、第4i-3データライン(DL4i-3)の第1側面(または第2側面)から離隔することができる。
第1方向(X)を基準に、白色発光部(EPw)の第1辺は、赤色発光部(EPr)に隣接した第4i-3データライン(DL4i-3)の第1側面(または第2側面)に工程誤差の範囲内で整列され、白色発光部(EPw)の第2辺は、白色発光部(EPw)に隣接したリファレンスライン(RL)の第2側面(または第1側面)に工程誤差の範囲内で整列することができる。
第1方向(X)を基準に、青色発光部(EPb)の第1辺はリファレンスライン(RL)の第2側面(または第1側面)から離隔し、青色発光部(EPb)の第2辺は、第4i-1データライン(DL4i-1)の第1側面(または第2側面)から離隔することができる。
第1方向(X)を基準に、緑色発光部(EPg)の第1辺は青色発光部(EPb)に隣接した第4i-1データライン(DL4i-1)の第1側面(または第2面)に工程誤差の範囲内で整列され、緑色発光部(EPg)の第2辺は、赤色発光部(EPr)に隣接する第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)の第2側面(または第1側面)に工程誤差の範囲内で配置することができる。
一例に係る、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれの発光部(EP)は、凸凹パターン部150および発光素子層(EDL)を含むことができる。一例による複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)中の一部のサブピクセル領域(SPA2、SPA4)に配置された発光部(EPw、EPg)は、平坦部141をさらに含むことができる。つまり、一例による複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)中の一部のサブピクセル領域(SPA2、SPA4)に配置された発光部(EPw、EPg)は、凸凹パターン部150と平坦部141と発光素子層(EDL)を含むことができる。そして、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)中の一部のサブピクセル領域(SPA2、SPA4)を除いた残りのサブピクセル領域(SPA1、SPA3)に配置された発光部(EPr、EPb)は、平坦部141を含まず、凸凹パターン部150とおよび光素子層(EDL)を含むことができる。以下の説明では、平坦部141は、非パターン部と理解することができる。
一例によると、赤色発光部(EPr)、青色発光部(EPb)、白色発光部(EPw)の第1発光部(EP1)、および緑色発光部(EPg)の第1発光部(EP1)それぞれは、オーバーコート層140に配置された凸凹パターン部150を含み、白色発光部(EPw)の第2発光部(EP2)、および緑色発光部(EPg)の第2発光部(EP2)それぞれは、オーバーコート層140に配置された平坦部141を含むことができる。つまり、基板100上に配置されたオーバーコート層140は、赤色発光部(EPr)、青色発光部(EPb)、白色発光部(EPw)の第1発光部(EP1)、および緑色発光部(EPg)の第1発光部(EP1)それぞれに配置された凸凹パターン部150、および白色発光部(EPw)の第2発光部(EP2)と緑色発光部(EPg)の第2発光部(EP2)それぞれに配置された平坦部141を含むことができる。
凸凹パターン部150は、赤色発光部(EPr)、青色発光部(EPb)、白色発光部(EPw)の第1発光部(EP1)、および緑色発光部(EPg)の第1発光部(EP1)それぞれに重畳するオーバーコート層140に屈曲(または凸凹)形態を有するように配置することで発光素子層(EDL)で発光した光の進行経路を変更して、ピクセルの光取り出し効率を増加させる。これにより、凸凹パターン部150は、非平坦部、微細構造物、光路制御部、マイクロレンズ部、マイクロレンズアレイ部、または光散乱部とも理解することができる。
一例による凸凹パターン部150は、互いに離隔した複数の凸部151、および複数の凸部151の間に配置された複数の凹部153を含むことができる。
複数の凸部151のそれぞれは、発光素子層(EDL)の有効発光領域に基づいてピクセルで発生する光の外部抽出効率を最大化することができる形状を有するように、発光部(EP)と重畳するオーバーコート層140に設けることができる。このような複数の凸部151それぞれは、発光素子層(EDL)で発光した光の進行経路を基板100の方に変更して発光素子層(EDL)で発光した光の外部抽出効率を増加させる。
複数の凸部151それぞれは、すべての方向で互いに接続することができる。たとえば、複数の凸部151のそれぞれの底部(または裏面)は、すべての方向に隣接した凸部151の底部と連結することができる。これにより、発光部(EP)と重畳するオーバーコート層140は、複数の凸部151間に形成される複数の凹部153を含むことができる。一つの凹部153は、隣接した複数の凸部151によって囲まれ得る。一つの凹部153を囲む複数の凸部151は、平面的に六角形態(またはハニカム形態)に配置することができる。
複数の凹部153それぞれは、複数の凸部151の間に対応するオーバーコート層140の上面(または表面)から凹に配置することができる。複数の凹部153それぞれは、第1方向(X)に沿って互いに離隔しながら、互いに平行に配置して第2方向(Y)に沿ってジグザグ形態に配置することができる。つまり、複数の凹部153のそれぞれは、一定の間隔を有する格子の形態で配置され、第2方向(Y)に沿って隣接する凹部153は、互いに行違いに配置することができる。例えば、図4に示すように、隣接する3つの凹部153は、平面的に三角の形態で配置することができ、隣接する3つの凹部153それぞれの中心部間の線分は、平面的に三角形態(TS)を成すことができる。また、複数の凹部153それぞれは、周辺に配置された6つの凹部153によって囲まれ得る。この場合、1つの凹部153を囲むように周辺に配置された6つの凹部153は、平面的に6角形態(HS)に配置することができ、一つの凹部153を囲むように周辺に配置された6つの凹部153それぞれの中心部間の線分は、平面的に6角形態(HS)を成すことができる。たとえば、複数の凸部151と、複数の凹部153は、平面的にハニカム形態で配置することができる。
複数の凸部151と、複数の凹部153を含む凸凹パターン部150は、フォトレジストを用いたフォトリソグラフィ工程を経て、発光部(EP)上のオーバーコート層140上にマスクパターンを形成した後、マスクパターンを用いたオーバーコート層140のエッチング工程を介して具現することができる。例えば、フォトレジストは、生産性の向上のためにポジティブフォトレジストを用いることができる。
再び図2及び図3を参照すると、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)の一部のサブピクセル領域(SPA2、SPA4)の発光部(EPr、EPb)に配置された平坦部141は、前記一部のサブピクセル領域(SPA2、SPA4)に隣接した金属ライン上に配置することができる。その結果、オーバーコート層140は、複数の金属ライン上に配置された複数の平坦部141、および複数の平坦部141の間に配置された凸凹パターン部150を含むことができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれの発光部(EP)に配置された発光素子層(EDL)は、アノード電極(AE)、自発光素子(SED)、およびカソード電極(CE)を含むことができる。
アノード電極(AE)は、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれの発光部(EP)に対応する基板100上のオーバーコート層140上に個別に配置することができる。一例によると、第1領域(A1)でアノード電極(AE)は、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれの発光部(EP)と対応する大きさと形態を有することができる。一例によるアノード電極(AE)は、自発光素子(SED)から放出される光が基板の方に透過するようにTCO(Transparent Conductive Oxide)のような透明導電物質からなることができる。
一例に係るアノード電極(AE)は、オーバーコート層140の最上面と直接に接触することができる。例えば、アノード電極(AE)は、オーバーコート層140の凸凹パターン部150と平坦部141のそれぞれと直接に接触するため、凸凹パターン部150と平坦部141の表面形状(morphology)に沿った形状を含むことができる。
一例に係る複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれのアノード電極(AE)は、該当するピクセル回路(PC)の方に延長された延長部を含むことができる。アノード電極(AE)の延長部は、オーバーコート層140とパッシベーション層130に配置された電極コンタクトホール(ECH)を介して該当するピクセル回路(PC)の駆動トランジスタ(Tdr)のソース電極(SE)と電気的に接続することができる。これにより、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれのアノード電極(AE)は、該当するピクセル回路(PC)の駆動トランジスタ(Tdr)からデータ電流を個別に供給を受けることができる。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち、第1サブピクセル領域(SPA1)の第1アノード電極(AE1)は、凸凹パターン部150よりも小さい大きさを有することができる。すなわち、第1サブピクセル領域(SPA1)の第1領域(A1)において、赤色発光部(EPr)の大きさは、第1アノード電極(AE1)の大きさと対応することができ、これにより凸凹パターン部150の大きさは、赤色発光部(EPr)の大きさよりも大きいことがあり得る。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち、第2サブピクセル領域(SPA2)の白色発光部(EPw)に配置された第2アノード電極(AE2)は、凸凹パターン部150よりも大きいか広い大きさを有することができる。例えば、第2アノード電極(AE2)は、凸凹パターン部150と平坦部141上に配置することができる。すなわち、第2アノード電極(AE2)は、凸凹パターン部150上で平坦部141の方に延長(または拡張)された構造を有することができる。これにより、第2サブピクセル領域(SPA2)の第1領域(A1)において、白色発光部(EPw)の大きさは、第2アノード電極(AE2)の大きさと対応することができ、これにより凸凹パターン部150の大きさは、白色発光部(EPw)の大きさよりも小さいことがあり得る。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち、第3サブピクセル領域(SPA3)の第3アノード電極(AE3)は、凸凹パターン部150よりも小さい大きさを有することができる。すなわち、第3サブピクセル領域(SPA3)の第1領域(A1)において、青色発光部(EPb)の大きさは、第3アノード電極(AE3)の大きさと対応することができ、これにより凸凹パターン部150の大きさは、青色発光部(EPb)の大きさよりも大きいことがあり得る。
複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち、第4サブピクセル領域(SPA4)の緑色発光部(EPg)に配置された第4アノード電極(AE4)は、緑色発光部(EPg)に配置された凸凹パターン部150よりも大きいか広い大きさを有することができる。例えば、第4アノード電極(AE4)は、緑色発光部(EPg)に配置された凸凹パターン部150と平坦部141上に配置することができる。すなわち、第4アノード電極(AE4)は、凸凹パターン部150上で平坦部141の方に延長(または拡張)された構造を有することができる。これにより、第4サブピクセル領域(SPA4)の第1領域(A1)において、緑色発光部(EPg)の大きさは、第4アノード電極(AE4)の大きさと対応することができ、これにより凸凹パターン部150の大きさは、緑色発光部(EPg)の大きさよりも小さいことがあり得る。
発光素子層(EDL)の自発光素子(SED)は、第1~第4サブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれに配置されているアノード電極(AE)上に配置することができる。一例による自発光素子(SED)は、有機発光素子、量子ドット発光素子、無機発光素子、またはマイクロ発光ダイオード素子などであり得る。例えば、有機発光素子からなる自発光素子(SED)は、アノード電極上に配置された正孔の機能層、正孔層上に配置された有機発光層、有機発光層上に配置された電子機能層を含むことができる。
一例によると、第1~第4サブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれに配置された自発光素子(SED)は、各々異なる色の光を放出するように配置することができる。例えば、第1サブピクセル領域(SPA1)の自発光素子(SED)は、赤色有機発光層を含むことができ、第3サブピクセル領域(SPA3)の自発光素子(SED)は、青色有機発光層を含むことができ、第4サブピクセル領域(SPA4)の自発光素子(SED)は、緑色有機発光層を含むことができる。そして、第2サブピクセル領域(SPA2)の自発光素子は、白色光を放出するための複数の有機発光層を含むことができる
一例による第2サブピクセル領域(SPA2)の自発光素子は、第1有機発光層及び第2有機発光層が積層されたスタック構造を有することができる。一例による第1有機発光層は、第1光を放出するもので、青色有機発光セル、緑色有機発光セル、赤色有機発光セル、黄色有機発光セル、および黄緑色有機発光セルのいずれかを含むことができる。一例による第2有機発光層は、青色有機発光セル、緑色有機発光セル、赤色有機発光セル、黄色有機発光セル、および黄緑色有機発光セルのうち、第1有機発光層の有機発光セルを除いた残りのいずれかを含むことができる。さらに、第2サブピクセル領域(SPA2)の自発光素子は、青色有機発光セル、緑色有機発光セル、赤色有機発光セル、黄色有機発光セル、および黄緑色有機発光セルのうち、第1および第2有機発光層のそれぞれの有機発光セルを除いた残りのいずれかを含む第3有機発光層をさらに含むことができる。
他の例によると、第1~第4サブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれに配置された自発光素子(SED)は、白色光を放出する共通層として具現することができる。例えば、第1~第4サブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれに配置された自発光素子(SED)は、前記第1有機発光層と前記第2有機発光層を含むか、または前記第1有機発光層と前記第2有機発光層と前記第3有機発光層を含むことができる。この場合、自発光素子(SED)は、第1~第4サブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれに配置されているアノード電極(AE)と直接に接触し、オーバーコート層140に配置された平坦部141と直接に接触することができる。すなわち、本例はオーバーコート層140の平坦部141とアノード電極(AE)の端部に配置されたバンクまたはバンクパターンを除去し、アノード電極(AE)と自発光素子(SED)をオーバーコート層140の平坦部141上に延長または拡張することにより、オーバーコート層140の平坦部141上に第2発光部(EP2)を配置することができる。
さらに、第1~第4サブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれに配置された自発光素子(SED)は、量子ドット発光素子に変更し、若しくは色再現率を向上させるために量子ドット発光層をさらに含むことができる。
発光素子層(EDL)のカソード電極(CE)は、自発光素子(SED)と直接に接触するよう基板100の表示領域全体に配置することができる。一例によるカソード電極(CE)は、自発光素子(SED)から放出されて入射する光を基板100の方に反射させるために反射率の高い金属物質を含むことができる。
本明細書の一例による表示パネルは、封止層(160)をさらに含むことができる。
封止層160は、カソード電極(CE)を覆うように基板100の表示領域(AA)上に形成することができる。封止層160は、外部からの衝撃から薄膜トランジスタと自発光素子(SED)などを保護し、酸素および/または水分さらには異物が発光素子層(EDL)に浸透することを防止する役割を兼ねることができる。一例による封止層160は、少なくとも一つの無機膜を含むことができる。そして、封止層160は、少なくとも一つの有機膜をさらに含むことができる。例えば、封止層160は、第1無機封止層、有機封止層、及び第2無機封止層を含むことができる。
選択的に、封止層160は、ピクセル全体を囲む充填材に変更することができ、この場合、本出願に係る発光表示パネル10は、充填材を媒介にして基板100上に付着する封止基板170をさらに含む。封止基板170は、プラスチック材質、ガラス材質、または金属材質からなることができる。前記充填材は、酸素および/または水分などを吸収するゲッター物質を含むことができる。
さらに、本明細書に係る表示パネルは、カラーフィルタ層(CFL)をさらに含むことができる。カラーフィルタ層(CFL)は、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれで白色光が放出される場合に適用することができる。
カラーフィルタ層(CFL)は、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のうち、第1、第3、及び第4サブピクセル領域(SPA1、SPA3、SPA4)それぞれの発光部(EPr、EPb、EPg)と重畳するように配置することができる。カラーフィルタ層(CFL)は、基板100とオーバーコート層140の間に設けることができる。例えば、カラーフィルタ層(CFL)は、パッシベーション層130とオーバーコート層140の間に介在することができる。
カラーフィルタ層(CFL)は、第1サブピクセル領域(SPA1)の赤色発光部(EPr)と重畳する赤色カラーフィルタ(CFr)、第3サブピクセル領域(SPA3)の青色発光部(EPb)と重畳する青色カラーフィルタ(CFb)、及び第4サブピクセル領域(SPA4)の緑色発光部(EPg)と重畳する緑色カラーフィルタ(CFg)を含むことができる。
赤色カラーフィルタ(CFr)、青色カラーフィルタ(CFb)、および緑色カラーフィルタ(CFg)それぞれは、該当する発光部(EPr、EPb、EPg)よりも大きい大きさを有し、若しくは広い大きさを有することができる。例えば、赤色カラーフィルタ(CFr)、青色カラーフィルタ(CFb)、および緑色カラーフィルタ(CFg)それぞれは、隣接する他のサブピクセル領域から入射する光漏れ成分が基板100の方に抽出(または出光)する光漏れ現象を防止または最小化するために、該当する発光部(EPr、EPb、EPg)よりも大きい大きさを有し、若しくは広い大きさを有することができる。
赤色カラーフィルタ(CFr)、青色カラーフィルタ(CFb)、および緑色カラーフィルタ(CFg)それぞれの先端は、該当する発光部(EPr、EPb、EPg)を挟んで互いに隣接した第1および第2金属ライン(PL、DL、RL)それぞれと重畳することができる。一例によると、赤色カラーフィルタ(CFr)、青色カラーフィルタ(CFb)、および緑色カラーフィルタ(CFg)それぞれの先端は、隣接した金属ライン(PL、DL、RL)上に位置することができる。
一例に係る赤色カラーフィルタ(CFr)、青色カラーフィルタ(CFb)、および緑色カラーフィルタ(CFg)それぞれは、発光素子層(EDL)から基板100の方に放出される光にしたがって再発光してサブピクセルに設定された色相の光を放出する大きさを有する量子ドットを含むことができる。この場合、赤色カラーフィルタ(CFr)は、長波長領域の光に対する透過率(または出光率)が減少することができるように、赤色量子ドットを含有しないか、長波長光の少なくとも一部を吸収する長波長吸収物質(または染料)をさらに含むことができる。例えば、長波長吸収物質は、620nm~700nmの波長を吸収することにより、長波長領域の光の透過率(または出光率)を減少させて色温度を上昇させることができる。
さらに、本明細書に係る発光表示装置は、基板100の背面(または光抽出面)100aに付着した偏光フィルム180をさらに含むことができる。偏光フィルム180は、表示領域に配置されたトランジスタおよび/またはラインなどにより反射した外部光を円偏光状態に変更して、発光表示装置の視認性とコントラスト比を向上させる。例えば、偏光フィルム180は、円偏光フィルムで具現することができる。
図5は、本明細書の一例に係る第1サブピクセル領域を説明するための図3に示したB1部分の拡大図であり、図6は、図5に示したA部分の拡大図である。
図2~図6を参照すると、本明細書の一例に係る第1サブピクセル領域(SPA1)は、第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)と第4i-3データライン(DL4i-3)の間に対応する光放出領域(LOA)、凸凹パターン部150に対応するパターン形成領域(PFA)、および凸凹パターン部150上に配置された赤色発光部(EPr)を含むことができる。
光放出領域(LOA)は、第1サブピクセル領域(SPA1)の第1領域(A1)に配置された第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)と第4i-3データライン(DL4i-3)の間に配置することができる。
パターン形成領域(PFA)は、第1サブピクセル領域(SPA1)の第1領域(A1)中の凸凹パターン部150が配置される領域として定義することができる。このようなパターン形成領域(PFA)は、光放出領域(LOA)と実質的に同じ大きさを有することができる。
パターン形成領域(PFA)の先端とオーバーコート層140の平坦部141の間の境界部(BP)は、第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)と第4i-3のデータライン(DL4i-3)それぞれの第1側面(SS1)にそれぞれ位置するか、実質的に整列することができる。これにより、凸凹パターン部150の大きさは、光放出領域(LOA)の大きさと実質的に同一にすることができる。
赤色発光部(EPr)は、凸凹パターン部150よりも小さい大きさを有することができる。例えば、赤色発光部(EPr)は、第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)(または第1金属ライン)と第4i-3データライン(DL4i-3)(又は第2金属ライン)の間に配置することができる。
一例による赤色発光部(EPr)は、凸凹パターン部150上に配置された発光素子層(EDL)を含むことができる。
発光素子層(EDL)は、凸凹パターン部150上に配置することにより、凸凹パターン部150の表面形状に対応する凸凹形状の表面形状を有することができる。
一例に係る発光素子層(EDL)は、第1アノード電極(AE1)、自発光素子(SED)、およびカソード電極(CE)を含むことができる。
第1アノード電極(AE1)は、第1サブピクセル領域(SPA1)の第1領域(A1)に配置されている凸凹パターン部150上に配置することができる。このような第1アノード電極(AE1)は、パターン形成領域(PFA)よりも小さい大きさを有することができる。すなわち、第1サブピクセル領域(SPA1)の第1領域(A1)に配置された第1アノード電極(AE1)の大きさは、凸凹パターン部150よりも小さい大きさを有することができる。一例による第1アノード電極(AE1)の先端は、凸凹パターン部150に含まれた複数の凹部153のうち最外郭の凹部153oに位置することができる。例えば、第1アノード電極(AE1)の先端は、第1方向(X)に沿って隣接したサブピクセルの領域に配置されたアノード電極(AE2、AE4)と電気的に分離するために、複数の凹部153中の最外郭凹部153oの底面に位置することができるが、必ずしもこれに限定されず、アノード電極(AE2、AE4)と電気的に分離することができる範囲内で最外郭の凹部153oの傾斜面に位置することもできる。
第1方向(X)を基準に、第1アノード電極(AE1)の先端と隣接するサブピクセルの領域に配置されたアノード電極(AE2、AE4)間の領域は、非発光領域(NEP)と定義することができる。
第1アノード電極(AE1)は、凸凹パターン部150と直接に接触するため、凸凹パターン部150の表面形状(morphology)に従う形状を含むことができる。例えば、第1アノード電極(AE1)は、相対的薄い厚さを有するようにオーバーコート層140の凸凹パターン部150上に形成(または蒸着)されるので、凸凹パターン部150の表面形状をそのまま沿った表面形状を有することができる。これにより、第1アノード電極(AE1)は、透明導電性物質の蒸着工程により凸凹パターン部150の表面形状をそのまま沿う等角(conformal)形態で具現することができる。
自発光素子(SED)は、第1アノード電極(AE1)上に形成して、第1アノード電極(AE1)と直接に接触することができる。一例による自発光素子(SED)は、第1アノード電極(AE1)対比、相対的に厚い厚さを有するように形成(または蒸着)することによって、第1アノード電極(AE1)の表面形状とは異なる表面形状を有することができる。そして、自発光素子(SED)は、パターン形成領域(PFA)のうち、第1アノード電極(AE1)が配置されない領域でオーバーコート層140と直接に接触し、これにより、第1サブピクセル領域(SPA1)の第1領域(A1)で凸凹パターン部150の端部は、非発光領域(NEP)であり得る。
一例に係る自発光素子(SED)は、凸凹パターン部150の凸部151の頂部を含む上部領域(UA)で第1厚さ(t1)を有し、凹部153の底部を含む下部領域(DA)で第1厚さ(t1)よりも厚い第2厚さ(t2)を有することができる。これにより、自発光素子(SED)は、厚さ(t1、t2)にしたがって有効発光領域と非有効発光領域を有することができる。自発光素子(SED)の有効発光領域は、相対的に強い発光が発生する領域であり、凸部151の上部領域(UA)に設定することができ、自発光素子(SED)の非有効発光領域は、相対的弱い発光が発生し、若しくは発光が発生しない領域であって、凸部151の下部領域(DA)に設定することができる。したがって、凸部151の直径と高さは、消費電力と発光効率などに基づいて、凸部151の下部領域(DA)で発光が発生せず、凸部151の上部領域(UA)のみで発光が発生することができるように構成することができる。
カソード電極(CE)は、自発光素子(SED)上に形成して自発光素子(SED)と直接に接触することができる。一例によるカソード電極(CE)は、自発光素子(SED)に比べて相対的に薄い厚さを有するように自発光素子(SED)上に形成(または蒸着)することができる。これにより、カソード電極(CE)は、自発光素子(SED)の表面形状をそのまま沿う等角(conformal)形態で構成することができる。
このように、第1サブピクセル領域(SPA1)または第1サブピクセル12aは、凸凹パターン部150よりも小さい大きさの赤色発光部(EPr)を含むことにより、白色光の赤色光の寄与度を減らして白色光の色温度を増加させることができる。
図7は、本明細書の一例に係る第2サブピクセル領域を説明するための図3に示したB2部分の拡大図である。
図2、図3、及び図7を参照すると、本明細書の一例に係る第2サブピクセル領域(SPA2)は、第4i-2データライン(DL4i-2)とリファレンス電圧ライン(RL)間に対応する光放出領域(LOA)、凸凹パターン部150に対応するパターン形成領域(PFA)、第4i-2データライン(DL4i-2)とリファレンス電圧ライン(RL)のそれぞれの上に配置された平坦部141、および凸凹パターン部150と平坦部141上に配置された白色発光部(EPw)を含むことができる。
光放出領域(LOA)は、第2サブピクセル領域(SPA2)の第1領域(A1)に配置された第4i-2データライン(DL4i-2)とリファレンス電圧ライン(RL)の間に配置することができる。
パターン形成領域(PFA)は、第2サブピクセル領域(SPA2)の第1領域(A1)中の凸凹パターン部150が配置される領域として定義することができる。このようなパターン形成領域(PFA)は、光放出領域(LOA)と実質的に同じ大きさを有することができる。
パターン形成領域(PFA)の先端とオーバーコート層140の平坦部141の間の境界部(BP)は、第4i-2データライン(DL4i-2)とリファレンス電圧ライン(RL)のそれぞれの第1側(SS1)にそれぞれ位置するか、実質的に整列することができる。これにより、凸凹パターン部150の大きさは、光放出領域(LOA)の大きさと実質的に同一であり得る。
白色発光部(EPw)は、凸凹パターン部150よりも大きい大きさを有することができる。一例による白色発光部(EPw)は、第4i-3データライン(DL4i-3)(又は第1金属ライン)とリファレンス電圧ライン(RL)(または第2金属ライン)の間に配置することができる。例えば、白色発光部(EPw)は、第4i-3データライン(DL4i-3)と第4i-2データライン(DL4i-2)およびリファレンス電圧ライン(RL)それぞれを覆うオーバーコート層140に配置された平坦部141および凸凹パターン部150上に配置され、これにより、白色発光部(EPw)は、平坦部141の大きさだけ凸凹パターン部150よりも大きい大きさを有することができる。
第2サブピクセル領域(SPA2)に配置されたオーバーコート層140の平坦部141は、第4i-3データライン(DL4i-3)と第4i-2データライン(DL4i-2)上に配置された第1平坦部141a、およびリファレンス電圧ライン(RL)上に配置された第2平坦部141bを含むことができる。
一例による白色発光部(EPw)は、凸凹パターン部150上に配置された第1発光部(EP1)、および平坦部141上に配置された第2発光部(EP2)を含むことができる。
第1発光部(EP1)は、凸凹パターン部150上に配置することにより、凸凹パターン部150の表面形状に対応する表面形状を有することができる。第2発光部(EP2)は、平坦部141上に配置することにより、平坦部141の表面形状に対応する表面形状を有することができる。
一例による白色発光部(EPw)は、オーバーコート層140に配置された凸凹パターン部150と平坦部141上に配置された発光素子層(EDL)を含むことができる。
発光素子層(EDL)は、凸凹パターン部150と平坦部141上に配置することにより、凸凹パターン部150と平坦部141の表面形状に対応する凸凹形状と平坦面形態を含む表面形状を有することができる。
一例に係る発光素子層(EDL)は、第2アノード電極(AE2)、自発光素子(SED)、およびカソード電極(CE)を含むことができる。
第2アノード電極(AE2)は、第2サブピクセル領域(SPA2)の第1発光部(EP1)と第2発光部(EP2)に対応するオーバーコート層140上に配置することができる。第2アノード電極(AE2)は、第2サブピクセル領域(SPA2)の第1領域(A1)に配置されている凸凹パターン部150と平坦部141上に配置することができる。第2アノード電極(AE2)は、パターン形成領域(PFA)よりも大きい大きさを有することができる。すなわち、第2アノード電極(AE2)は、凸凹パターン部150と平坦部141全体を覆うように配置され、これにより、第2アノード電極(AE2)の大きさは、凸凹パターン部150よりも平坦部141の大きさだけ大きい大きさを有することができる。
一例による第2アノード電極(AE2)の先端は、第1方向(X)に隣接した第1および第3サブピクセル領域(SPA1、SPA3)それぞれの凸凹パターン部150に連結した平坦部141に位置することができる。
平坦部141の第1平坦部141a上に配置された第2アノード電極(AE2)の第1先端は、第4i-3データライン(DL4i-3)の第1側面(SS1)に位置するか、実質的に整列することができる。つまり、第2アノード電極(AE2)の第1先端は、第1方向(X)に隣接した第1サブピクセル領域(SPA1)の凸凹パターン部150に連結した第1平坦部141aの先端に配置することができる。これにより、第2アノード電極(AE2)は、第1サブピクセル領域(SPA1)に配置された第1アノード電極(AE1)と、電気的に分離することができる。
平坦部141の第2平坦部141b上に配置された第2アノード電極(AE2)の第2端は、第3サブピクセル領域(SPA3)に隣接するリファレンス電圧ライン(RL)の第2面(SS2)に位置するか、実質的に整列することができる。つまり、第2アノード電極(AE2)の第2先端は、第1方向(X)に隣接した第3サブピクセル領域(SPA3)の凸凹パターン部150に連結した第2平坦部141bの先端に配置することができる。これにより、第2アノード電極(AE2)は、第3サブピクセル領域(SPA3)に配置された第3アノード電極(AE3)と電気的に分離することができる。
図7では、第2アノード電極(AE2)の第1先端が第4i-3データライン(DL4i-3)の第1側面(SS1)に位置することを示して説明したが、必ずしもこれに限定されない。例えば、第2アノード電極(AE2)の第1先端は、第4i-2データライン(DL4i-2)上に位置することもできる。
第2アノード電極(AE2)は、凸凹パターン部150と平坦部141のそれぞれと直接に接触するため、凸凹パターン部150と平坦部141のそれぞれの表面形状に沿う形状を含むことができる。このような第2アノード電極(AE2)は、白色発光部(EPw)の凸凹パターン部150と平坦部141上に配置されることを除いては、第1アノード電極(AE1)と実質的に同じなので、これに対する重複説明は省略する。
自発光素子(SED)は、第2アノード電極(AE2)上に形成して第2アノード電極(AE2)と直接に接触することができる。一例による自発光素子(SED)は、第2アノード電極(AE2)対比、相対的に厚い厚さを有するように形成(または蒸着)することで、第2アノード電極(AE2)の表面形状とは異なる表面形状を有することができる。
カソード電極(CE)は、自発光素子(SED)上に形成して自発光素子(SED)と直接に接触することができる。一例によるカソード電極(CE)は、自発光素子(SED)に対比、相対的に薄い厚さを有するように自発光素子(SED)上に形成(または蒸着)することができる。これにより、カソード電極(CE)は、自発光素子(SED)の表面形状をそのまま沿う等角(conformal)形態で配置することができる。
このように、第2サブピクセル領域(SPA2)または第2サブピクセル12bは、オーバーコート層140の凸凹パターン部150上に配置された第1発光部(EP1)とオーバーコート層140の平坦部141上に配置された第2発光部(EP2)を含むことにより、第2発光部(EP2)から発生する光(L2)によって白色光の色温度が増加することができ、さらに発光表示装置の青色効率を増加させることができる。
例えば、第1発光部(EP1)の発光素子層(EDL)で発生する第1光(L1)は、凸凹パターン部150によって反射し、基板100の方に抽出(または出光)することができる。これと共に、第2発光部(EP2)の発光素子層(EDL)で発生する第2光(L2)は、データライン(DL4i-3、DL4i-2)および/またはリファレンス電圧ライン(RL)によって反射して凸凹パターン部150の方に進行した後、凸凹パターン部150によって再び反射して、基板100の方に抽出(または出光)することができる。ここで、第2発光部(EP2)の平坦構造で配置された発光素子層(EDL)は、青色ピーク波長が相対的に高い色温度を有する昼光色(cool white)の第2光(L2)を放出することができる。したがって、白色発光部(EPw)は、第1発光部(EP1)の発光スペクトルによる第1光(L1)と第2発光部(EP2)の発光スペクトルによる第2光(L2)が混合した白色光(L1+L2)を基板100の方に放出することができ、これにより白色光の光取り出し効率と色温度を増加することができる。
比較例によると、白色発光部(EPw)に配置された第1発光部(EP1)が凸凹構造を有さず、第2発光部(EP2)と同じ平坦構造を有するとき、第2発光部(EP2)で発生した光(L2)は、発光領域(LOA)の方に反射して進行する進行角度が大きく、繰り返し全反射して基板100の方に出光されず、内部に閉じ込めることができる。これにより、比較例は、基板100の方に出光されない第2光(L2)を発生する第2発光部(EP2)の発光により、電流の損失が発生し得る。一方、本例によると、第2発光部(EP2)で発生して全反射角度で進行する第2光(L2)が、第1発光部(EP1)に配置された凸凹パターン部150によって基板100の方に出光され得、これにより、電流の損失を防止し、若しくは最小化することができる。
図8は、本明細書の一例に係る第3サブピクセル領域を説明するための図3に示したB3部分の拡大図である。
図2、図3、図8を参照すると、本明細書の一例に係る第3サブピクセル領域(SPA3)は、リファレンス電圧ライン(RL)と第4i-1データライン(DL4i-1)の間に対応する光放出領域(LOA)、凸凹パターン部150に対応するパターン形成領域(PFA)、および凸凹パターン部150上に配置された青色発光部(EPb)を含むことができる。
光放出領域(LOA)は、第3サブピクセル領域(SPA3)の第1領域(A1)に配置されたリファレンス電圧ライン(RL)と第4i-1データライン(DL4i-1)の間に配置することができる。このような光放出領域(LOA)の大きさは、第2サブピクセル領域(SPA2)から放出される白色光の色温度の増加に基づいて設定することができる。
パターン形成領域(PFA)は、第3サブピクセル領域(SPA3)の第1領域(A1)中の凸凹パターン部150が配置される領域として定義することができる。このようなパターン形成領域(PFA)は、光放出領域(LOA)と実質的に同じ大きさを有することができる。
パターン形成領域(PFA)の先端とオーバーコート層140の平坦部141の間の境界部(BP)は、リファレンス電圧ライン(RL)の第2側面(SS2)と第4i-1データライン(DL4i-1)の第1側面(SS1)それぞれに位置するか、実質的に整列することができる。これにより、凸凹パターン部150の大きさは、光放出領域(LOA)の大きさと実質的に同一にすることができる。
青色発光部(EPb)は、凸凹パターン部150よりも小さい大きさを有することができる。例えば、青色発光部(EPb)は、リファレンス電圧ライン(RL)(または第1金属ライン)と第4i-1データライン(DL4i-1)(または第2金属ライン)の間に配置することができる。
一例に係る青色発光部(EPb)は、凸凹パターン部150上に配置された発光素子層(EDL)を含むことができる。
発光素子層(EDL)は、凸凹パターン部150上に配置することにより、凸凹パターン部150の表面形状に対応する凸凹形状の表面形状を有することができる。
一例に係る発光素子層(EDL)は、第3アノード電極(AE3)、自発光素子(SED)、およびカソード電極(CE)を含むことができる。
第3アノード電極(AE3)は、第3サブピクセル領域(SPA3)の第1領域(A1)に配置されている凸凹パターン部150上に配置することができる。このような第3アノード電極(AE3)は、パターン形成領域(PFA)よりも小さい大きさを有することができる。すなわち、第3サブピクセル領域(SPA3)の第1領域(A1)に配置された第3アノード電極(AE3)の大きさは、凸凹パターン部150よりも小さい大きさを有することができる。一例による第3アノード電極(AE3)の先端は、凸凹パターン部150に含まれた複数の凹部153のうち最外郭の凹部153oに位置することができる。例えば、第3アノード電極(AE3)の先端は、第1方向(X)に沿って隣接するサブピクセルの領域に配置されたアノード電極(AE2、AE4)と電気的に分離するために、複数の凹部153中の最外郭の凹部153oの底面に位置することができるが、必ずしもこれに限定されず、隣接するアノード電極(AE2、AE4)と電気的に分離することができる範囲内で最外郭の凹部153oの傾斜面に位置することもできる。
第1方向(X)を基準に、第3アノード電極(AE3)の先端と隣接するサブピクセルの領域に配置されたアノード電極(AE2、AE4)の間の領域は、非発光領域(NEP)で定義することができる。
第3アノード電極(AE3)は、凸凹パターン部150と直接に接触するため、凸凹パターン部150の表面形状に沿う形状を含むことができる。このような第3アノード電極(AE3)は、赤色発光部(EPr)の凸凹パターン部150上に配置されることを除いては、第1アノード電極(AE1)と実質的に同じなので、これに対する重複説明は省略する。
自発光素子(SED)は、第3アノード電極(AE3)上に形成され、第3アノード電極(AE3)と直接に接触することができる。カソード電極(CE)は、自発光素子(SED)上に形成され、自発光素子(SED)と直接に接触することができる。このような赤色発光部(EPr)に配置された自発光素子(SED)とカソード電極(CE)は、第1サブピクセル領域(SPA1)に配置された赤色発光部(EPr)の自発光素子(SED)とカソード電極(CE)それぞれと実質的に同じなので、これに対する重複説明は省略する。
このように、第3サブピクセル領域(SPA3)または第3サブピクセル12cは、第2サブピクセル領域(SPA2)から放出される白色光の色温度の増加に基づいて、凸凹パターン部150よりも小さい大きさの青色発光部(EPb)を含むことにより、寿命を延長することができる。
図9は、本明細書の一例に係る第4サブピクセル領域を説明するための図3に示したB4部分の拡大図である。
図2、図3、及び図9を参照すると、本明細書の一例に係る第4サブピクセル領域(SPA4)は、第4iデータライン(DL4i)と第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)の間に対応する光放出領域(LOA)、凸凹パターン部150に対応するパターン形成領域(PFA)、第4i-1データライン(DL4i-1)と第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)それぞれの上に配置された平坦部141、および凸凹パターン部150と平坦部141上に配置された緑色発光部(EPg)を含むことができる。
光放出領域(LOA)は、第4サブピクセル領域(SPA4)の第1領域(A1)に配置された第4iデータライン(DL4i)と第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)の間に配置することができる。
パターン形成領域(PFA)は、第4サブピクセル領域(SPA4)の第1領域(A1)中の凸凹パターン部150が配置される領域として定義することができる。このようなパターン形成領域(PFA)は、光放出領域(LOA)と実質的に同じ大きさを有することができる。
パターン形成領域(PFA)の先端とオーバーコート層140の平坦部141の間の境界部(BP)は、第4iデータライン(DL4i)の第1側面(SS1)と第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)の第2側面(SS2)にそれぞれ位置するか、実質的に整列することができる。これにより、凸凹パターン部150の大きさは、光放出領域(LOA)の大きさと実質的に同一にすることができる。
緑色発光部(EPg)は、凸凹パターン部150よりも大きい大きさを有することができる。一例による緑色発光部(EPg)は、第4i-1データライン(DL4i-1)(または第1金属ライン)と第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)(または第2金属ライン)の間に配置することができる。例えば、緑色発光部(EPg)は、第4i-1データライン(DL4i-1)と第4iデータライン(DL4i)及び第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)それぞれを覆うオーバーコート層140に配置された平坦部141と凸凹パターン部150上に配置され、これにより、緑色発光部(EPg)は、平坦部141の大きさだけ凸凹パターン部150よりも大きい大きさを有することができる。
第4サブピクセル領域(SPA4)に配置されたオーバーコート層140の平坦部141は、第4i-1データライン(DL4i-1)と第4iデータライン(DL4i)上に配置された第1平坦部141a、及び第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)上に配置された第2平坦部141bを含むことができる。
一例による緑色発光部(EPg)は、凸凹パターン部150上に配置された第1発光部(EP1)、および平坦部141上に配置された第2発光部(EP2)を含むことができる。
第1発光部(EP1)は、凸凹パターン部150上に配置することにより、凸凹パターン部150の表面形状に対応する表面形状を有することができる。第2発光部(EP2)は、平坦部141上に配置することにより、平坦部141の表面形状に対応する表面形状を有することができる。
一例による緑色発光部(EPg)は、オーバーコート層140に配置された凸凹パターン部150と平坦部141上に配置された発光素子層(EDL)を含むことができる。
発光素子層(EDL)は、凸凹パターン部150と平坦部141上に配置することにより、凸凹パターン部150と平坦部141の表面形状に対応する凸凹形状と平坦面形態を含む表面形状を有することができる。
一例に係る発光素子層(EDL)は、第4アノード電極(AE4)、自発光素子(SED)、およびカソード電極(CE)を含むことができる。
第4アノード電極(AE4)は、第4サブピクセル領域(SPA4)の第1発光部(EP1)と第2発光部(EP2)のオーバーコート層140上に配置することができる。第4アノード電極(AE4)は、第4サブピクセル領域(SPA4)の第1領域(A1)に配置されている凸凹パターン部150と平坦部141上に配置することができる。第4アノード電極(AE4)は、パターン形成領域(PFA)よりも大きい大きさを有することができる。すなわち、第4アノード電極(AE4)は、凸凹パターン部150と平坦部141全体を覆うように配置され、これにより、第4アノード電極(AE4)の大きさは、凸凹パターン部150よりも平坦部141の大きさだけ大きい大きさを有することができる。
一例に係る第4アノード電極(AE4)の先端は、第1方向(X)に隣接し、第3及び第1サブピクセル領域(SPA3、SPA1)それぞれの凸凹パターン部150に連結した平坦部141に位置することができる。
平坦部141の第1平坦部141a上に配置された第4アノード電極(AE4)の第1先端は、第4i-1データライン(DL4i-1)の第1側面(SS1)に位置するか、実質的に整列することができる。つまり、第4アノード電極(AE4)の第1先端は、第1方向(X)に隣接した第3サブピクセル領域(SPA3)の凸凹パターン部150に接続した第1平坦部141aの先端に整列することができる。これにより、第4アノード電極(AE4)は、第3サブピクセル領域(SPA3)に配置された第3アノード電極(AE3)と電気的に分離することができる。
平坦部141の第2平坦部141b上に配置された第4アノード電極(AE4)の第2先端は、隣接する第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)の第2側面(SS2)に位置するか、または実質的に整列することができる。つまり、第4アノード電極(AE4)の第2先端は、第1方向(X)に隣接した第1サブピクセル領域(SPA1)の凸凹パターン部150に接続した第2平坦部141bの先端に整列することができる。これにより、第4アノード電極(AE4)は、以下の単位ピクセルの第1サブピクセル領域(SPA1)に配置された第1アノード電極(AE1)と、電気的に分離することができる。
図9では、第4アノード電極(AE4)の第1先端が第4i-1データライン(DL4i-1)の第1側面(SS1)に位置することを示して説明したが、必ずしもこれに限定されない。例えば、第4アノード電極(AE4)の第1先端は、第4iデータライン(DL4i)上に位置することもできる。
第4アノード電極(AE4)は、凸凹パターン部150と平坦部141のそれぞれと直接に接触するため、凸凹パターン部150と平坦部141それぞれの表面形状に沿う形状を含むことができる。このような第4アノード電極(AE4)は、緑色発光部(EPg)の凸凹パターン部150と平坦部141上に配置されることを除いては、第1アノード電極(AE1)と実質的に同じなので、これに重複説明は省略する。
自発光素子(SED)は、第4アノード電極(AE4)上に形成して第4アノード電極(AE4)と直接に接触することができる。カソード電極(CE)は、自発光素子(SED)上に形成して自発光素子(SED)と直接に接触することができる。このような緑色発光部(EPg)に配置された自発光素子(SED)とカソード電極(CE)は、第2サブピクセル領域(SPA2)に配置された白色発光部(EPw)の自発光素子(SED)とカソード電極(CE)のそれぞれと実質的に同じなので、これに対する重複説明は省略する。
このように、第4サブピクセル領域(SPA4)または第4サブピクセル12dは、オーバーコート層140の凸凹パターン部150上に配置された第1発光部(EP1)とオーバーコート層140の平坦部141上に配置された第2発光部(EP2)を含むことにより、第2発光部(EP2)から発生する光(L4)によって緑色光の光取り出し効率が増加することができる。
例えば、第1発光部(EP1)の発光素子層(EDL)で発生する第3光(L3)は、凸凹パターン部150によって反射して、基板100に方に抽出(または出光)することができる。これと共に、第2発光部(EP2)の発光素子層(EDL)で発生する第4光(L4)は、データライン(DL4i-1、DL4i)および/または第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)によって反射して凸凹パターン部150の方に進行した後、凸凹パターン部150によって反射し、緑色カラーフィルタ(CFg)によってフィルタリングされて、基板100の方に抽出(または出光)することができる。したがって、緑色発光部(EPg)は、第1発光部(EP1)の発光スペクトルによる第3光(L3)と第2発光部(EP2)の発光スペクトルによる第4光(L4)が混合した緑色光を基板100の方に放出することができ、これにより緑色光の光取り出し効率が増加して単位ピクセル12の輝度が増加し得る。例えば、第4サブピクセル領域(SPA4)の緑色発光部(EPg)から放出される緑色光は、単位ピクセル12に具現される白色輝度を高めるのに寄与するため、本例は、第2発光部(EP2)を介して緑色発光部(EPg)の光取り出し効率を増加させ、これにより、単位ピクセル12に具現される白色輝度を高めることができる。
図10は、図1に示した他の例に係る単位ピクセルの発光部を示す図であり、図11は、図10に示した線II-II’の断面図で、これは図2~図9に示した単位ピクセルで第2および第3サブピクセル領域それぞれの発光部を変更して構成したものである。これにより、以下の説明では、第2および第3サブピクセル領域それぞれの発光部とこれに関連した構成に対してのみ説明することにして、残りの構成に対しては、図2~図9と同一の符号を付与し、それに対応する重複説明は省略または簡略にする。
図10及び図11を参照すると、本明細書の他の例に係る単位ピクセル12において、第2サブピクセル領域(SPA2)は、第4i-3データライン(DL4i-3)の第1側面(SS1)とリファレンス電圧ライン(RL)の第1側面(SS1)の間に配置された白色発光部(EPw)を含むことができる。
白色発光部(EPw)は、第2アノード電極(AE2)の第2先端(ES2)がリファレンス電圧ライン(RL)を覆うオーバーコート層140の平坦部141上に配置されないで凸凹パターン部150に配置されることを除いては、図2及び図7に示した白色発光部(EPw)と実質的に同じなので、第2アノード電極(AE2)を除いた残りの構成に対応する重複説明は省略、若しくは簡略にする。
第2アノード電極(AE2)の第2先端(ES2)は、白色発光部(EPw)に配置された凸凹パターン部150の最外郭凹部153oに位置することができる。例えば、第2アノード電極(AE2)の第2先端(ES2)は、第1方向(X)に沿って隣接した第3サブピクセル領域(SPA3)に配置された第3アノード電極(AE3)と電気的に分離するために、複数の凹部153のうち、最外郭の凹部153oの底面に位置することができるが、必ずしもこれに限定されず、第3アノード電極(AE3)と電気的に分離することができる範囲内で最外郭凹部153oの傾斜面に位置することもできる。
第3サブピクセル領域(SPA3)は、リファレンス電圧ライン(RL)の第1側面(SS1)と第4i-1データライン(DL4i-1)の第1側面(SS1)の間に配置された青色発光部(EPb)を含むことができる。
青色発光部(EPb)は、第3アノード電極(AE3)がリファレンス電圧ライン(RL)を覆うオーバーコート層140の平坦部141上に延長されたことを除いては、図2及び図8に示した青色発光部(EPb)と実質的に同じなので、第3アノード電極(AE3)を除いた残りの構成に対応する重複説明は省略または簡略にする。
青色発光部(EPb)の第3アノード電極(AE3)は、リファレンス電圧ライン(RL)と重畳し、第4i-1データライン(DL4i-1)の第1側面(SS1)から離隔することができる。
第3アノード電極(AE3)の第1先端(ES1)は、リファレンス電圧ライン(RL)を覆うオーバーコート層140の平坦部141上に位置することができる。例えば、第3アノード電極(AE3)の第1先端(ES1)は、リファレンス電圧ライン(RL)の第1側面(SS1)に位置するか、実質的に整列することができる。
第3アノード電極(AE3)の第2先端(ES2)は、青色発光部(EPb)に配置された凸凹パターン部150の最外郭凹部153oに位置することができる。例えば、第3アノード電極(AE3)の第2先端(ES2)は、第1方向(X)に沿って隣接する第4サブピクセル領域(SPA4)に配置された第4アノード電極(AE4)と電気的に分離するために、複数の凹部153のうち最外郭の凹部153oの底面に位置することができるが、必ずしもこれに限定されず、第4アノード電極(AE4)と電気的に分離することができる範囲内で最外郭凹部153oの傾斜面に位置することもできる。
第3アノード電極(AE3)がリファレンス電圧ライン(RL)と重畳して、第4i-1データライン(DL4i-1)の第1側面(SS1)から離隔するように配置することで、青色発光部(EPb)は、凸凹パターン部150上に配置された第1発光部(EP1)、およびリファレンス電圧ライン(RL)を覆うオーバーコート層140の平坦部141上に配置された第2発光部(EP2)を含むことができる。
青色発光部(EPb)の第1発光部(EP1)と第2発光部(EP2)それぞれは、白色発光部(EPw)の第1発光部(EP1)と第2発光部(EP2)それぞれと実質的に同じなので、これに対する重複説明は省略する。
このような、第4サブピクセル領域(SPA4)の青色発光部(EPb)は、オーバーコート層140の凸凹パターン部150上に配置された第1発光部(EP1)およびオーバーコート層140の平坦部141上に配置された第2発光部(EP2)を含むことにより、第2発光部(EP2)から発生する光(L6)によって青色光の光取り出し効率を増加することができる。
例えば、青色発光部(EPb)の第1発光部(EP1)に配置された発光素子層(EDL)で発生する第5光(L5)は、凸凹パターン部150によって反射して基板100の方に抽出(または出光)することができる。これと共に、青色発光部(EPb)の第2発光部(EP2)に配置された発光素子層(EDL)で発生する第6光(L6)は、リファレンス電圧ライン(RL)によって反射し、凸凹パターン部150の方に進行した後、凸凹パターン部150によって再び反射して、青色カラーフィルタ(CFb)によってフィルタリングされて、基板100の方に抽出(または出光)することができる。したがって、青色発光部(EPb)は、第1発光部(EP1)の発光スペクトルによる第5光(L5)と第2発光部(EP2)の発光スペクトルによる第6光(L6)が混合した青色光を基板100の方に放出することができ、これにより青色光の光取り出し効率が増加して白色映像の色温度を増加することができる。例えば、第3サブピクセル領域(SPA3)の青色発光部(EPg)から放出される青色光は、単位ピクセル12に具現される白色映像の色温度を高めることに寄与するため、本例は、第2発光部(EP2)を介して、青色発光部(EPb)の光取り出し効率を増加させ、これにより、単位ピクセル12に具現される白色映像の色温度を高めることができる。
このような、本明細書の他の例に係る単位ピクセル12を含む発光表示装置は、図2~図9に示した一例による単位ピクセル12を含む発光表示装置と比較して青色発光部(EPb)の光取り出し効率を増加することができ、これにより白色映像の色温度を増加することができる。
図12は、図1に示したまた別の例に係る単位ピクセルの発光部を示す図であり、図13は、図12に示した線III-III’の断面図で、これは図10及び図11に示した単位ピクセルで白色発光部と青色発光部および緑色発光部それぞれに配置されたアノード電極の先端の位置を変更して構成したものである。これにより、以下の説明では、白色発光部と青色発光部および緑色発光部それぞれのアノード電極とこれに関連する構成についてのみ説明することにして、残りの構成に対しては、図2~図11と同一の符号を付与して、それに対応する重複説明は省略または簡略にする。
図12及び図13を参照すると、本明細書のまた別の例に係る単位ピクセル12において、第2サブピクセル領域(SPA2)の白色発光部(EPw)は、第2アノード電極(AE2)の第2先端(ES2)がリファレンス電圧ライン(RL)上に位置するか、整列されることを除いては、図2及び図7に示した白色発光部(EPw)と実質的に同じなので、第2アノード電極(AE2)を除いた残りの構成に対応する重複説明は省略または簡略にする。
第2アノード電極(AE2)の第2先端(ES2)は、リファレンス電圧ライン(RL)を覆うオーバーコート層140の平坦部141上に配置することができる。例えば、リファレンス電圧ライン(RL)が第1側(SS1)と第2側(SS2)の間の中間部を有するとき、第2アノード電極(AE2)の第2先端(ES2)は、リファレンス電圧ライン(RL)の第1側面(SS1)と中間部の間に位置するか、整列することができる。
第3サブピクセル領域(SPA3)の青色発光部(EPr)は、第3アノード電極(AE3)がリファレンス電圧ライン(RL)の少なくとも一部と凸凹パターン部150及び第4i-1データライン(DL4i-1)を覆うようにオーバーコート層140の平坦部141と凸凹パターン部150上に配置することを除いては、図2及び図7に示した青色発光部(EPb)と実質的的に同じなので、第3アノード電極(AE3)を除いた残りの構成に対応する重複説明は省略または簡略にする。
第3アノード電極(AE3)の第1先端(ES1)は、リファレンス電圧ライン(RL)を覆うオーバーコート層140の平坦部141上に位置することができる。例えば、第3アノード電極(AE3)の第1先端(ES1)は、リファレンス電圧ライン(RL)の中間部と、第1側(SS1)の間に位置するか、整列することができる。
第3アノード電極(AE3)の第2先端(ES2)は、第4i-1データライン(DL4i-1)を覆うオーバーコート層140の平坦部141上に位置することができる。例えば、第3アノード電極(AE3)の第2先端(ES2)は、第4i-1データライン(DL4i-1)の第2側面(SS2)に位置するか、整列することができる。
第3アノード電極(AE3)がリファレンス電圧ライン(RL)の一部と重畳して、第4i-1データライン(DL4i-1)と重畳することで、青色発光部(EPb)は、凸凹パターン部150上に配置された第1発光部(EP1)、およびリファレンス電圧ライン(RL)の一部と第4i-1データライン(DL4i-1)のそれぞれを覆うオーバーコート層140の平坦部141上に配置された第2発光部(EP2)を含むことができる。
青色発光部(EPb)の第1発光部(EP1)と第2発光部(EP2)それぞれは、白色発光部(EPw)の第1発光部(EP1)と第2発光部(EP2)それぞれと実質的に同じなので、これに対応する重複説明は省略する。
青色発光部(EPb)は、凸凹パターン部150上に配置された第1発光部(EP1)、およびリファレンス電圧ライン(RL)の一部と第4i-1データライン(DL4i-1)のそれぞれを覆うオーバーコート層140の平坦部141上に配置された第2発光部(EP2)を含むことにより、図10及び図11に示した青色発光部(EPb)と比較して、第2発光部(EP2)で発生する光(L8)によって青色光の光取り出し効率をさらに増加することができる。
例えば、青色発光部(EPb)の第1発光部(EP1)に配置された発光素子層(EDL)で発生する第7光(L7)は、凸凹パターン部150によって反射して基板100の方に抽出(または出光)することができる。これと共に、青色発光部(EPb)の第2発光部(EP2)に配置された発光素子層(EDL)で発生する第8光(L8)は、リファレンス電圧ライン(RL)の一部によって反射して凸凹パターン部150の方に進行した後、凸凹パターン部150によって反射して、青色カラーフィルタ(CFb)によってフィルタリングされて、基板100の方に抽出(または出光)することができる。したがって、青色発光部(EPb)は、第1発光部(EP1)の発光スペクトルによる第7光(L7)と第2発光部(EP2)の発光スペクトルによる第8光(L8)が混合した青色光を基板100の方に放出することができ、これにより青色光の光取り出し効率をさらに増加して白色映像の色温度をさらに増加することができる。
第4サブピクセル領域(SPA4)の緑色発光部(EPg)は、第4アノード電極(AE4)の第1先端(ES1)が第4iデータライン(DL4i)上に位置するか、整列されることを除いては、図2及び図7に示した緑色発光部(EPg)と実質的に同じなので、第4アノード電極(AE4)を除いた残りの構成に対応する重複説明は省略または簡略にする。
第4アノード電極(AE4)の第1先端(ES1)は、第4iデータライン(DL4i)を覆うオーバーコート層140の平坦部141上に配置することができる。例えば、第4アノード電極(AE4)の第1先端(ES1)は、第4i-1データライン(DL4i-1)の第2側面(SS2)に隣接する第4iデータライン(DL4i)の第2側面(SS)に位置するか、整列することができる。
このように、本明細書のまた他の例に係る単位ピクセル12を含む発光表示装置は、図10及び図11に示した他の例に係る単位ピクセル12を含む発光表示装置と比較して、青色発光部(EPb)の光取り出し効率をさらに増加することができ、これにより白色映像の色温度をさらに増加することができる。
図14は、図2に示した線I-I’の他の断面図であって、これは、図2~図13に示したオーバーコート層の平坦部にグルーブパターンを追加で構成し、各サブピクセルのアノード電極の先端の位置を変更して構成したものである。これにより、以下の説明では、オーバーコート層のホーム部とこれに関連する構成についてのみ説明することにして、残りの構成には図2~図9と同一の符号を付与し、それに対応する重複説明は省略または簡略にする。
図2および図14を参照すると、本例に係る発光表示装置で、オーバーコート層140は、凸凹パターン部150、平坦部141、およびホーム部145を含むことができる。
凸凹パターン部150は、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)それぞれの発光部(EP)に配置するもので、これは、前述したのと実質的に同じなので、これに対応する重複説明は省略する。
平坦部141は、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)に配置された金属ライン(PL、DL、RL、GL)上に配置することができる。例えば、平坦部141は、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)のそれぞれに配置された凸凹パターン部150上に平面構造で具現することができる。
ホーム部145は、平坦部141から凹な形態で具現することができる。ホーム部145は、凸凹パターン部150と一緒に構成することができる。
一例によると、ホーム部145は、第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)を覆う平坦部141から第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)の方に凹に形成することができる。ホーム部145は、第4i-3データライン(DL4i-3)と第4i-2データライン(DL4i-2)を覆う平坦部141から第4i-3データライン(DL4i-3)と第4i-2データライン(DL4i-2)間に凹に形成することができる。ホーム部145は、リファレンス電圧ライン(RL)を覆う平坦部141からリファレンス電圧ライン(RL)の方に凹に形成することができる。ホーム部145は、第4i-1データライン(DL4i-1)と第4iデータライン(DL4i)を覆う平坦部141から第4i-1データライン(DL4i-1)と第4iデータライン(DL4i)の間に凹に形成することができる。
一例に係るホーム部145は、数百ナノメートルから数百マイクロメートルの幅を有することができ、オーバーコート層140の厚さと同じ深さを有したりオーバーコート層140の厚さよりも浅い深さを有することができる。基板100とホーム部145間の最短距離は、凸凹パターン部150の凹部153と基板100間の距離よりも近いことができる。ホーム部145の底面は、パッシベーション層130の上面と凹部153の底面の間に位置することができる。例えば、ホーム部145がオーバーコート層140の厚さと同じ深さを有するとき、ホーム部145の底面はパッシベーション層130の上面であることができる。
ホーム部145は、隣接するサブピクセル領域(SPA1~SPA4)の発光部(EP)の間に配置された傾斜面を含むことができる。ホーム部145の傾斜面は、隣接する発光部(EP)から入射する光を反射させることで、隣接するサブピクセル領域(SPA1~SPA4)間の混色を防止することができる。また、ホーム部145は、隣接するサブピクセル領域(SPA1~SPA4)に配置されたアノード電極が電気的に分離される領域であって、電極分離部として理解することができる。
ホーム部145上に配置された発光素子層(EDL)は、ホーム部145の形態に対応するホームを含むことができる。例えば、発光素子層(EDL)は傾斜面と底面、および傾斜面と底面に囲まれるU字形態のホームを含むことができる。
第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)上に配置された平坦部141は、ホーム部145を間に置いて互いに平行な第1平坦部141cと第2平坦部141dを含むことができる。この場合、第1平坦部141cは、第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)の一側と重畳してホーム部145の一側と以前単位ピクセル12に配置された第4サブピクセル領域(SPA4)の凸凹パターン部150の間に整列することができる。第2平坦部141dは、第2j-1ピクセル駆動電圧ライン(PL2j-1)の他側と重畳してホーム部145の他側と第2サブピクセル領域(SPA2)の凸凹パターン部150の間に配置することができる。
第4i-3データライン(DL4i-3)と第4i-2データライン(DL4i-2)上に配置された平坦部141は、ホーム部145を間に置いて互いに平行な第1平坦部141cと第2平坦部141dを含むことができる。この場合、第1平坦部141cは、第4i-3データライン(DL4i-3)と重畳し、ホーム部145の一側と第1サブピクセル領域(SPA1)の凸凹パターン部150の間に配置することができる。第2平坦部141dは、第4i-2データライン(DL4i-2)と重畳し、ホーム部145の他側と第2サブピクセル領域(SPA2)の凸凹パターン部150の間に配置することができる。
リファレンス電圧ライン(RL)上に配置された平坦部141は、ホーム部145を間に置いて互いに平行な第1平坦部141cと第2平坦部141dを含むことができる。この場合、第1平坦部141cは、リファレンス電圧ライン(RL)の一側と重畳してホーム部145の一側と第2サブピクセル領域(SPA2)の凸凹パターン部150の間に配置することができる。第2平坦部141dは、リファレンス電圧ライン(RL)の他側と重畳してホーム部145の他側と第3サブピクセル領域(SPA3)の凸凹パターン部150の間に配置することができる。
第4i-1データライン(DL4i-1)と第4iデータライン(DL4i)上に配置された平坦部141は、ホーム部145を間に置いて互いに平行な第1平坦部141cと第2平坦部141dを含むことができる。この場合、第1平坦部141cは、第4i-1データライン(DL4i-1)と重畳し、ホーム部145の一側と第3サブピクセル領域(SPA3)の凸凹パターン部150の間に配置することができる。第2平坦部141dは、第4iデータライン(DL4i)と重畳し、ホーム部145の他側と第4サブピクセル領域(SPA4)の凸凹パターン部150の間に配置することができる。
第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)上に配置された平坦部141は、ホーム部145を間に置いて互いに平行な第1平坦部141cと第2平坦部141dを含むことができる。この場合、第1平坦部141cは、第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)の一側と重畳してホーム部145の一側と第3サブピクセル領域(SPA3)の凸凹パターン部150の間に配置することができる。第2平坦部141dは、第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)の他側と重畳してホーム部145の他側と、次の単位ピクセル12に配置された第1サブピクセル領域(SPA1)の凸凹パターン部150と連結することができる。
一例によると、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)中の一部のサブピクセル領域(SPA2、SPA4)は、オーバーコート層140に具現された凸凹パターン部150上に配置された第1発光部(EP1)、およびオーバーコート層140に具現されたホーム部145の少なくとも一部と平坦部141上に配置された第2発光部(EP2)を含むことができる。そして、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)中の一部のサブピクセル領域(SPA2、SPA4)を除いた残りのサブピクセル領域(SPA1、SPA3)は、オーバーコート層140に具現された凸凹パターン部150上に配置された一つの発光部(EPr、EPb)だけを含むことができる。
一例によると、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)中の一部のサブピクセル領域(SPA2、SPA4)に配置された発光素子層(EDL)は、凸凹パターン部150と平坦部141およびホーム部145を含むオーバーコート層140の表面形状と対応する表面形状を有することができる。例えば、複数のサブピクセル領域(SPA1~SPA4)中の一部のサブピクセル領域(SPA2、SPA4)に配置された発光素子層(EDL)は、凸凹パターン部150上に配置された凸凹構造、平坦部141上に配置された平面構造、およびホーム部145の少なくとも一部に配置された曲面構造を含むことができる。
図15は、図14に示したB5部分の拡大図であり、図16は、図14に示したB6部分の拡大図であり、これは第2サブピクセル領域に配置された白色発光部を説明するための図である。
図14~図16を参照すると、一例に係る第2サブピクセル領域(SPA2)に配置された白色発光部(EPw)は、オーバーコート層140の凸凹パターン部150に配置された第1発光部(EP1)、およびオーバーコート層140に具現されたホーム部145の少なくとも一部と平坦部141上に配置された第2発光部(EP2)を含むことができる。このような白色発光部(EPw)は、第2アノード電極(AE2)の第1先端(ES1)及び第2先端(ES2)それぞれが、隣接したホーム部145の少なくとも一部に位置することを除いては、図2及び図7に示した白色発光部(EPw)と実質的に同じなので、第2アノード電極(AE2)を除いた残りの構成に対する重複説明は省略または簡略にする。
第2アノード電極(AE2)の第1先端(ES1)は、第4i-2データライン(DL4i-2)(または第1金属ラインまたは第2金属信号ライン)上に配置されたホーム部145の少なくとも一部に位置することができる。第2アノード電極(AE2)の第1先端(ES1)は、第4i-2データライン(DL4i-2)を覆う平坦部141の第2平坦部141dとホーム部145の底面の間に位置することができる。例えば、第2アノード電極(AE2)の第1先端(ES1)は、第4i-2データライン(DL4i-2)の第1側面(SS1)に整列されるように、第2平坦部141dに連結したホーム部145の傾斜面に位置するか、ホーム部145の底面に位置することができる。
第2アノード電極(AE2)の第2先端(ES2)は、リファレンス電圧ライン(RL)(または第2金属ライン)上に配置されたホーム部145の少なくとも一部に位置することができる。第2アノード電極(AE2)の第2先端(ES2)は、リファレンス電圧ライン(RL)を覆う平坦部141の第1平坦部141cとホーム部145の底面の間に位置することができる。例えば、第2アノード電極(AE2)の第2先端(ES2)は、第1平坦部141cに連結したホーム部145の傾斜面に位置するか、ホーム部145の底面に位置することができる。
第1サブピクセル領域(SPA1)に配置された第1アノード電極(AE1)の第2先端(ES2)と第2サブピクセル領域(SPA2)に配置された第2アノード電極(AE2)の第1先端(ES1)の間は、アノード電極(AE1、AE2)が配置されないため、非発光部(NEP)として定義することができる。
発光素子層(EDL)の自発光素子(SED)は、第2アノード電極(AE2)とオーバーコート層140の平坦部141の一部およびホーム部145の一部と直接に接触することにより第2アノード電極(AE2)とオーバーコート層140の平坦部141の一部およびホーム部145の一部に対応する表面形状を有するように具現することができる。自発光素子(SED)は、オーバーコート層140のホーム部145に対応する凹ホーム(EDLa)を含むことができる。
発光素子層(EDL)のカソード電極(CE)は、自発光素子(SED)の表面形状をそのまま沿う形状を有するように具現することができる。ここで、カソード電極(CE)は、オーバーコート層140のホーム部145に対応する凹ホーム(EDLa)を含むことができる。このようなカソード電極(CE)のホーム部(EDLa)は、第1サブピクセル領域(SPA1)と第2サブピクセル領域(SPA2)のそれぞれから入射する光漏れ成分を反射させて、該当するサブピクセル領域(SPA1、SPA2)の方に再び進行させることで、隣接するサブピクセルの領域から入射する光漏れ成分が基板100の方に抽出(または出光)する光漏れ現象を最小化または防止することができる。これにより、カソード電極(CE)のホーム部(EDLa)は、反射電極の役割を兼ねることができる。
一方、第2アノード電極(AE2)の第1先端(ES1)と第2先端(ES2)のそれぞれは、ホーム部145の一部の上に位置しない。すなわち、第2アノード電極(AE2)の第1先端(ES1)は、第4i-3データライン(DL4i-3)を覆うオーバーコート層140の第1平坦部141cとホーム部145の底面の間に位置しない。また、第2アノード電極(AE2)の第2先端(ES2)は、リファレンス電圧ライン(RL)を覆うオーバーコート層140の第2平坦部141dとホーム部145の底面の間に位置しない。
例えば、第2アノード電極(AE2)の第1先端(ES1)がホーム部145全体を覆うように配置されるとき、ホーム部145上に発光部を具現することができる。しかし、オーバーコート層140の第1平坦部141cとホーム部145の底面の間に具現された発光部で発生した光は、ホーム部145によって第2サブピクセル領域(SPA2)の方に進行できず第1サブピクセル領域(SPA1)の方に反射することにより、第2サブピクセル領域(SPA2)から第1サブピクセル領域(SPA1)に入射する光漏れ成分として作用し、第1サブピクセル12aの輝度と色再現率を低下させ得る。このような前記の光漏れ成分を防ぐために、第2アノード電極(AE2)の第1先端(ES1)は、オーバーコート層140の第1平坦部141cとホーム部145の底面の間に位置せずに、オーバーコート層140の第2平坦部141dとホーム部145の底面の間に位置する。
例えば、第2アノード電極(AE2)の第2先端(ES2)が、リファレンス電圧ライン(RL)上に配置されたホーム部145全体を覆うように配置されるとき、ホーム部145上に発光部を具現することができる。しかし、オーバーコート層140の第2平坦部141dとホーム部145の底面の間に具現された発光部で発生した光は、ホーム部145によって第2サブピクセル領域(SPA2)の方に進行できずに第3サブピクセル領域(SPA3)の方に反射することにより、第2サブピクセル領域(SPA2)から第3サブピクセル領域(SPA3)に入射する光漏れ成分として作用し、第3サブピクセル12cの輝度と色再現率を低下させ得る。このような前記の光漏れ成分を防ぐために、第2アノード電極(AE2)の第2先端(ES2)は、オーバーコート層140の第2平坦部141dとホーム部145の底面の間に位置せず、オーバーコート層140の第1平坦部141cとホーム部145の底面の間に位置する。
本例に係る第4サブピクセル領域(SPA4)に配置された緑色発光部(EPg)は、オーバーコート層140の凸凹パターン部150に配置された第1発光部(EP1)、およびオーバーコート層140に具現されたホーム部145の少なくとも一部と平坦部141上に配置された第2発光部(EP2)を含むことができる。このような緑色発光部(EPg)は、第3アノード電極(AE3)の第1先端が第4iデータライン(DL4i)と第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)上に配置されたホーム部145の少なくとも一部に位置して、第3アノード電極(AE3)の第2先端が第2jピクセル駆動電圧ライン(PL2j)上に配置されたホーム部145の少なくとも一部に位置することを除いては、前述した白色発光部(EPw)と実質的に同じなので、これに対する説明は省略する。
図17は、図14に示したB6部分の他の拡大図であって、これは、図14と図16に示した第3サブピクセル領域に配置された第3アノード電極の構造を変更したものである。これにより、以下では、第3アノード電極および、これらと関連した構成に対してのみ説明することにして、残りの構成に対応する重複説明は省略または簡略にする。
図12及び図17を参照すると、一例による第3サブピクセル領域(SPA3)に配置された青色発光部(EPb)の第3アノード電極(AE3)の第1先端(ES1)は、リファレンス電圧ライン(RL)上に配置されたホーム部145の少なくとも一部に位置することができる。第3アノード電極(AE3)の第1先端(ES1)は、リファレンス電圧ライン(RL)を覆う平坦部141の第2平坦部141dとホーム部145の底面の間に位置することができる。例えば、第3アノード電極(AE3)の第1先端(ES1)は、第2平坦部141dに連結したホーム部145の傾斜面に位置するか、ホーム部145の底面に位置することができる。これにより、第3サブピクセル領域(SPA3)に配置された青色発光部(EPb)は、凸凹パターン部150上に配置された第1発光部(EP1)、およびリファレンス電圧ライン(RL)を覆うオーバーコート層140に具現されたホーム部145の少なくとも一部と平坦部141上に配置された第2発光部(EP2)を含むことができる。このような青色発光部(EPb)は、第2発光部(EP2)の一部がホーム部145上に位置することを除いては、図12及び図13に示した青色発光部(EPb)と実質的に同じなので、これに対する重複説明は省略する。
リファレンス電圧ライン(RL)上に配置された第2アノード電極(AE2)の第2先端(ES2)と第3サブピクセル領域(SPA3)に配置された第3アノード電極(AE3)の第1先端(ES1)の間には、アノード電極(AE2、AE3)が配置されないため、非発光部(NEP)として定義することができる。
図18は、本明細書の一例に係る白色サブピクセルの第1発光部と第2発光部に対する波長別の強度を示すグラフである。図18において、点線は、第1発光部の波長別の強度(または強さ)を示し、実線は第2発光部の波長別の強度(または強さ)を示す。
図18で分かるように、本明細書の一例に係る白色サブピクセルの第2発光部から発生する光は、第1発光部と対比して青色波長の強度が大きく増加して黄緑色波長の強度が大きく低い発光スペクトルを有することが分かる。これにより、白色サブピクセルの第2発光部から発生する光は、黄緑色波長の強度対比青色波長の強度が上昇し、高い色温度を有する光が放出されることが分かる。たとえば、白色光を発生する自発光素子が第1青色有機発光層と黄緑色有機発光層および第2青色有機発光層に積層された構造を有するとき、第2発光部では、黄緑色共振ピークが青色ピーク波長に移動することにより、相対的に高い色温度を有する昼光色(cool white)の光が放出されることが分かる。
図19は、本明細書の一例による白色サブピクセルと比較例に係る白色サブピクセルに対する波長別の強度を示すグラフである。図19において、点線は比較例に係る白色サブピクセルの波長別の強度(または強さ)を示す。実線は、本明細書の一例に係る白色サブピクセルの波長別の強度(または強さ)を示す。比較例に係る白色サブピクセルは、凸凹パターン部上に配置された一つの発光部のみを含み、本明細書による白色サブピクセルは、凸凹パターン部上に配置された第1発光部と平坦部上に配置された第2発光部を含む。
図19から分かるように、本明細書による白色サブピクセルから放出される光は、比較例に係る白色サブピクセルと対比して、青色波長の強度が大幅に増加して黄緑色波長の強度が大きく低い発光スペクトルを有することが分かる。すなわち、本明細書による白色サブピクセルから放出される白色光は、図18に示した点線のような発光スペクトルを有するように、第1発光部から放出される第1光及び図19に示した実線のような発光スペクトルを有するように第2発光部から放出される第2光が混合することによって、比較例による白色サブピクセルと対比して、青色波長の強度が大幅に増加して黄緑色波長の強度が大きく低下し得る。これにより、本明細書による白色サブピクセルは、高い色温度、例えば昼光色(cool white)の白色光を放出することができる。その結果、本明細書に係る発光表示装置は、表示映像の輝度と色温度を改善することができる。
以上のような、本明細書に係る発光表示装置では、複数のサブピクセル中の一部のサブピクセルに配置された発光部が第1方向(X)に沿って隣接した金属ラインの少なくとも一部と重畳した第2発光部を含むこととして説明したが、必ずしもこれに限定されず、複数のサブピクセル中の一部のサブピクセルに配置された発光部は、第1方向(X)に沿って隣接する金属ラインだけでなく、第2方向(Y)に隣接した金属ラインの少なくとも一部と重畳した第3発光部をさらに含むことができる。例えば、複数のサブピクセル中の一部のサブピクセルに配置された発光部は、オーバーコート層の凸凹パターン部上に配置された第1発光部、第1方向(X)に沿って隣接する金属ラインを覆うオーバーコート層の平坦部またはホーム部上に配置された第2発光部、及び第2方向(Y)に隣接したゲートラインを覆うオーバーコート層の平坦部またはホーム部上に配置された第3発光部をさらに含むことができる。この場合、第3発光部から放出される光が第1及び第2発光部それぞれから放出される光と混合することができ、これにより表示映像の輝度と色温度をさらに向上させることができる。
本明細書に係る発光表示装置は、以下のように説明することができる。
本明細書のいくつかの例による発光表示装置は、基板、基板上に第1方向に沿って離隔して第1方向を横切る第2方向に沿って配置された第1金属ラインと第2金属ライン、および第1金属ラインと第2金属ラインのうち少なくとも1つに重畳するサブピクセルを含み、サブピクセルは、第1金属ラインと第2金属ラインの間の第1発光部、及び第1金属ラインと第2金属ラインのうちの少なくとも一つと重畳した第2発光部を含むことができる。
本明細書のいくつかの例によると、第1発光部は凸凹パターン部含み、第2発光部は平坦部を含むことができる。
本明細書のいくつかの例による発光表示装置は、第1発光部と第2発光部に配置され、第1金属ラインと第2金属ラインを覆うオーバーコート層をさらに含み、オーバーコート層は、第1発光部に配置された凸凹パターン部、及び第2発光部に配置された非パターン部を含むことができる。
本明細書のいくつかの例による発光表示装置は、第1発光部と第2発光部に配置され、第1金属ラインと第2金属ラインを覆うオーバーコート層をさらに含み、サブピクセルは、第1発光部と第2発光部のオーバーコート層上に配置されたアノード電極、アノード電極上に配置された自発光素子、および自発光素子上に配置されたカソード電極を含むことができる。
本明細書のいくつかの例によると、オーバーコート層は、第1発光部に配置された凸凹パターン部、及び第2発光部に配置された非パターン部含み、アノード電極は、凸凹パターン部と非パターン部の表面形状に沿う表面形状を含むことができる。
本明細書のいくつかの例に発光表示装置は、第1発光部と第2発光部に配置され、第1金属ラインと第2金属ラインを覆うオーバーコート層をさらに含み、オーバーコート層は、第1発光部に配置された凸凹パターン部、及び第2発光部に配置された平坦部と平坦部から凹なホーム部を含むことができる。
本明細書のいくつかの例によると、サブピクセルは、オーバーコート層の凸凹パターン部と平坦部およびホーム部上に配置されたアノード電極、アノード電極上に配置された自発光素子、および自発光素子上に配置されたカソード電極を含むことができる。
本明細書のいくつかの例によると、トップコート層の平坦部は、ホーム部の一側に連結した第1平坦部、およびホーム部の他側と凸凹パターン部の間の第2平坦部を含み、サブピクセルは、オーバーコート層の凸凹パターン部と第2平坦部およびホーム部の一部上に配置されたアノード電極、アノード電極上に配置された自発光素子、および自発光素子上に配置されたカソード電極を含むことができる。
本明細書のいくつかの例による発光表示装置は、第1発光部と第2発光部に配置され、第1金属ラインと第2金属ラインを覆うオーバーコート層をさらに含み、第1金属ラインは、第1金属信号ライン、及び第1金属信号ラインと第2金属ラインの間に配置された第2金属信号ラインを含み、第2発光部は、第1金属信号ラインと第2金属信号ラインおよび第2金属ラインのうち、少なくとも一つと重畳し、オーバーコート層は、第1発光部に配置された凸凹パターン部、第1金属信号ラインと第2金属信号ライン上の平坦部、および平坦部から第1金属信号ラインと第2金属信号ライン間に凹なホーム部を含むことができる。
本明細書のいくつかの例によると、サブピクセルは、オーバーコート層の凸凹パターン部と平坦部およびホーム部上に配置されたアノード電極、アノード電極上に配置された自発光素子、および自発光素子上に配置されたカソード電極を含むことができる。
本明細書のいくつかの例によると、トップコート層の平坦部の第1金属信号ライン上に配置された第1平坦部、及び第2金属信号ライン上に配置されて凸凹パターン部と連結した第2平坦部を含み、サブピクセルは、オーバーコート層の凸凹パターン部と第2平坦部およびホーム部の一部上に配置されたアノード電極、アノード電極上に配置された自発光素子、および自発光素子上に配置されたカソード電極を含むことことができる。
本明細書のいくつかの例による発光表示装置は、第1方向と第1方向を横切る第2方向に沿って配置された複数のサブピクセル領域を有する基板、第2方向に沿って長く延長されて、複数のサブピクセル領域に配置された複数の金属ライン、及び複数のサブピクセル領域のそれぞれに配置された発光部を含み、複数のサブピクセル領域中の一部のサブピクセル領域に配置された発光部は、複数の金属ラインのうち、第1方向に沿って隣接した少なくとも一つの金属ラインと重畳することができる。
本明細書のいくつかの例によると、複数のサブピクセル領域中の一部のサブピクセル領域を除いた残りのサブピクセル領域に配置された発光部は、複数の金属ラインのうち、第1方向に沿って隣接する2つの金属ラインと非重畳することができる。
本明細書のいくつかの例によると、複数の金属ラインのうち、第1金属ラインと第2金属ラインは、第1方向に沿って互いに離隔するように一部のサブピクセル領域に配置され、一部のサブピクセル領域に配置された発光部は、第1金属ラインと第2金属ラインのうち少なくとも一つと重畳することができる。
本明細書のいくつかの例によると、複数の金属ラインのうち、第1金属ラインと第2金属ラインは、第1方向に沿って互いに離隔するように一部のサブピクセル領域に配置され、一部のサブピクセル領域に配置された発光部は、第1金属ラインと第2金属ラインの間に配置された第1発光部、及び第1金属ラインと第2金属ラインのうち少なくとも一つと重畳した第2発光部を含むことができる。
本明細書のいくつかの例によると、複数のサブピクセル領域のうち、第1サブピクセル領域の発光部は赤色光を放出して、複数のサブピクセル領域のうち、第2サブピクセル領域の発光部は白色光を放出して、複数のサブピクセル領域のうち、第3サブピクセル領域は青色光を放出し、複数のサブピクセル領域のうち、第4サブピクセル領域は、緑色光を放出し、複数のサブピクセル領域のうちの一部のサブピクセル領域は、第2サブピクセル領域と第4サブピクセル領域であるか、第2~第4サブピクセル領域であることができる。
本明細書のいくつかの例によると、第1方向を基準として、第2発光部は、第1金属ラインと第2金属ラインのうち少なくとも一つと半分以上重畳することができる。
本明細書のいくつかの例によると、第1金属ラインと第2金属ラインのそれぞれは、第1発光部に隣接する第1側面、第1側面と反対の第2側面、及び第1側面と第2側面の間の中間部を含み、第1方向を基準として、第2発光部の先端は、第1金属ラインと第2金属ラインそれぞれの中間部と第2側面の間に位置することができる。
本明細書のいくつかの例によると、第1金属ラインは、第1金属信号ライン、及び第1金属信号ラインと第2金属ラインの間に配置された第2金属信号ラインを含み、第2発光部は、第1金属信号ラインと第2金属信号ラインおよび第2金属ラインのうち少なくとも一つと重畳することができる。
本明細書のいくつかの例によると、第1発光部は、凸凹パターン部を含み、第2発光部は、第1金属信号ラインと第2金属信号ライン上の平坦部、および平坦部から第1金属信号ラインと第2金属信号ライン間に凹なホーム部を含むことができる。
以上のような本明細書に係る発光表示装置を含むすべての電子機器に適用することができる。例えば、本明細書に係る発光表示装置は、モバイルデバイス、映像電話、スマートウォッチ(smart watch)、ウォッチフォン(watch phone)、ウェアラブル機器(wearable device)、フォルダブル機器(foldable device)、ローラーブル機器(rollable device)、ベンダブル機器(bendable device)、フレキシブルデバイス(flexible device)、カーブ・ド・機器(curved device)、電子手帳、電子ブック、PMP(portable multimedia player)、PDA(personal digital assistant)、MP3プレーヤー、モバイル医療機器、デスクトップPC(desktop PC)、ラップトップPC(laptop PC)、ネットブックコンピュータ(netbook computer)、ワークステーション、(workstation)、ナビゲーション、車両用ナビゲーション、車両用表示装置、テレビ、ウオールペーパー(wall paper)表示装置、サイネージ(signage)機器、ゲーム機器、ノートパソコン、モニター、カメラ、ビデオカメラ、および家電機器などに適用することができる。
上述した本明細書の様々な例で説明した特徴、構造、効果などは、本明細書の少なくとも一つの例に含まれており、必ずしも一つの例のみに限定されるものではない。さらに、本明細書の少なくとも一つの例で例示された特徴、構造、効果などは、本明細書の技術思想が属する分野の通常の知識を有する者によって他の例に対しても組み合わせ、または変形して実施可能である。したがって、このような組み合わせと変形に係る内容は、本明細書の技術範囲または権利範囲に含まれるものと解釈されなければならない。
以上で説明した本明細書は、前述した実施例及び添付した図に限定されるものではなく、本明細書の技術的思想を逸脱しない範囲内で、複数の置換、変形及び変更が可能であることが本明細書の属する技術分野で通常の知識を有する者にとって明らかであろう。したがって、本明細書の範囲は、後述する特許請求の範囲によって示され、請求範囲の意味及び範囲そしてその等価概念から導出されるすべての変更または変形された形態が本明細書の範囲に含まれるものと解釈されなければならない。