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JP7240108B2 - 医療器具管理装置用の使用料金算出装置および医療器具管理システム - Google Patents

医療器具管理装置用の使用料金算出装置および医療器具管理システム Download PDF

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JP7240108B2
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Description

本発明は、医療器具管理装置用の使用料金算出装置、および、医療器具管理装置と使用料金算出装置とを備えた医療器具管理システムに関する。
例えば、手術や診察などの医療行為で使用される医療器具に関連したシステムとして、特許文献1には、医療行為に対する予定および実施内容を管理する医療行為管理システムが開示されている。医療行為管理システムにおいて、医療行為者(例えば医師または看護師)は、予め定められた複数の術式の中から少なくとも1つの術式を選択することで、手術の予定(以下、予定情報という。)を入力する。また、医療行為管理システムには、医療行為に使用される医療器具の情報と術式とが対応付けられたデータが記憶されており、医療行為者によって選択された術式に応じて、医療器具の情報が選択される。
この医療器具には、識別番号が付与されている。医療行為者は、手術の実施内容を登録する際、手術に使用する医療器具の識別番号を、読取装置を使用して読み取る。そして、読み取られた識別番号は、医療行為管理システムにおいて、上記予定情報と関連付けられて管理される。このことで、手術の予定情報と、使用される医療器具などの実施内容とが関連付けられる。そのため、実施内容に含まれるデータのうち、予定情報に含まれるデータとして、上述の入力された予定情報のデータを使用することができるため、実施内容の管理を容易にすることができる。この医療行為管理システムの使用者は、提供者とライセンス契約を結び、提供者に対して所定の使用料金を支払う。
特許第4873384号
ところで、医療器具によっては、使用後に洗浄や滅菌の処理が行われることで、繰り返し使用されることがあり得る。このような繰り返し使用される医療器具では、医療器具に対して所定の複数の工程の作業が順に行われる。このような繰り返し使用される医療器具が多数存在する病院などの医療機関では、医療器具の管理が煩雑になるため、医療器具を管理するための医療器具管理装置を提供者から導入することがあり得る。このとき、使用者から提供者に所定の使用料金を支払うことで、使用者は上記医療器具管理装置を使用することができる。
ところで、使用者によっては、他の使用者と比べて所持している医療器具の数が異なり、医療器具管理装置の対象となる医療器具の数が異なる。そのため、使用者によっては、医療器具管理装置を使用する回数や時間などの使用量が異なる。例えば全ての使用者に対する使用料金が一定である場合、上記使用量が相対的に少ない使用者にとって、使用料金が割高に感じられる。また、提供者は、医療器具管理装置を複数の使用者に提供することがあり得る。提供者にとって、使用者に対する使用料金に関する作業時間は、短い方が好ましい。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、医療器具管理装置を使用する使用者にとって適切な使用料金を算出し、かつ、医療器具管理装置の提供者にとって使用料金に関する作業時間を短縮することが可能な医療器具管理装置用の使用料金算出装置および医療器具管理システムを提供することである。
本発明に係る医療器具管理装置用の使用料金算出装置は、受信部と、回数カウント部と、料金算出部とを備えている。前記受信部は、少なくとも1つ以上の読取装置に直接または間接的に接続された受信部であって、医療器具に設けられた識別標識が前記読取装置によって読み取られた際の読取情報、および、前記読取情報と関連付けられて記録され、前記読取装置を使用する使用者を特定する使用者情報を受信する。前記回数カウント部は、前記受信部によって受信された前記読取情報と前記使用者情報とに基づいて、前記受信部が受信した前記読取情報の数である使用回数を前記使用者ごとにカウントする。前記料金算出部は、前記回数カウント部によってカウントされた前記使用者ごとの前記使用回数と、予め定められた単価とに基づいて、前記使用者ごとに使用料金を算出する。
本発明に係る医療器具管理装置用の使用料金算出装置によれば、使用者が読取装置で医療器具の識別標識を読み取った際の読取情報と使用者情報とが受信部によって受信される。そのため、読取情報と使用者情報とに基づいて、使用者ごとに読取情報の数をカウントすることで、使用回数を求めることができる。そして、その使用回数と単価とに基づいて、使用者の使用回数に応じた使用料金を算出することができる。よって、使用回数が少ない使用者には、相対的に安い使用料金を請求することができると共に、使用回数が多い使用者には、相対的に高い使用料金を請求することができる。したがって、使用者の使用回数に応じた使用料金を使用者に請求することができるため、使用者にとって適切な使用料金を算出することができる。また本発明では、少なくとも1つ以上の読取装置が接続されている。そのため、例えば読取装置が遠隔地に設置されている場合であっても、読取情報および使用者情報を使用料金算出装置に集約することができる。よって、読取情報および使用者情報を受信した場所で、各使用者に対する使用料金を算出することができる。したがって、提供者が読取装置を設置している場所を訪問することなく、使用料金を算出することができるため、使用料金に関する作業時間を短縮することができる。
本発明によれば、医療器具管理装置を使用する使用者にとって適切な使用料金を算出し、かつ、医療器具管理装置の提供者にとって使用料金に関する作業時間を短縮することができる。
第1実施形態に係る医療器具管理システムと循環サイクルの関係を示す概念図である。 医療器具管理システムを示す概念図である。 医療器具管理装置および使用料金算出装置のブロック図である。 使用履歴テーブルの構成例を示す図である。 使用回数テーブルの構成例を示す図である。 使用料金テーブルの構成例を示す図である。 使用料金を算出する手順の一例を示したフローチャートである。 第2実施形態に係る作業支援システムのブロック図である。 マニュアル使用履歴テーブルの構成例を示す図である。 マニュアル使用回数テーブルの構成例を示す図である。 マニュアル使用料金テーブルの構成例を示す図である。 マニュアル使用料金を算出する手順の一例を示したフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る医療器具管理装置用の使用料金算出装置(以下、単に「使用料金算出装置」という。)を備えた医療器具管理システムについて説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る医療器具管理システム100と循環サイクル10との関係を示す概念図である。図2は、医療器具管理システム100を示す概念図である。図2に示すように、医療器具管理システム100は、使用者が使用する医療器具5を管理するシステムである。ここで、「使用者」には、人物のみならず、企業、団体および病院などの組織、各組織の部門や工程なども含まれるものとする。
医療器具5は、病院において行われる医療行為で使用される器具である。医療器具5は、例えばトラカール、鉗子、切開装置、洗浄吸引装置、剪刀、メス(例えばレーザーメスや電気メス)、超音波カッター、メスホルダー、カニューレ、鑷子、開創器、スケール、ゾンデ、エレバ、ラスパ、吸引管、開胸器、閉胸器、持針器、注射器、金属ボール、膿盆、コップ、ピン、ミラー、やすり、開口器、クレンメ、ハンドピース、エレパトリューム、ノミ、鋭匙、剥離子、鏡、縫合針、スタンツェ、受水器、針、圧子、ブジー、通気管、骨片打ち込み棒、リウエル、ラジオペンチ、ハンマー、角度計、温度計、穿孔器、スポイト、金属綿棒、浣腸器、シリンジおよび内視鏡などである。ただし、上記例は、医療器具5の一部を列挙したに過ぎず、医療器具5は上記例に限定されない。
医療器具5は、1つの部品によって構成されていてもよいし、複数の部品によって構成されていてもよい。複数の部品で構成された医療器具5として、例えば腹腔鏡外科手術で用いられるトラカール、鉗子、切開装置、洗浄吸引装置などが挙げられる。このような医療器具5は、複数の構成部品からなり、手術後に回収された後、複数の構成部品に分解される。ここでは、医療器具5を構成する部品のことを構成部品という。また、構成部品がさらに複数の構成部品からなる場合があるが、このような場合は全て構成部品と称する。
図1に示すように、医療器具5は、所定の循環サイクル10において繰り返し使用可能なものである。なお、医療器具5に対する循環サイクル10における繰り返し回数は特に限定されず、医療器具5および医療器具5を構成する構成部品の種類によって異なるものである。本実施形態では、循環サイクル10は、手術・診察工程11と、回収工程12と、洗浄工程13と、組立工程14と、滅菌工程15と、保管工程16とから構成されている。
手術・診察工程11は、医療器具5を用いて手術または診察を行う工程である。手術・診察工程11では、所定の場所に保管された医療器具5を所定の場所から取り出し、医療器具5を使用して手術または診察が行われる。回収工程12は、手術・診察工程11の後に行われる工程であり、手術または診察が行われた後、使用された医療器具5を回収する工程である。なお、医療器具5が複数の構成部品によって構成されている場合、回収工程12には、医療器具5を個々の構成部品に分解する作業が含まれていてもよい。洗浄工程13は、回収工程12の後に行われる工程であり、回収された医療器具5または医療器具5の個々の構成部品を洗浄する工程である。洗浄工程13では、例えば洗浄機(図示せず)を使用して、医療器具5に対する洗浄が行われる。
組立工程14は、洗浄工程13の後に行われる工程であり、洗浄された医療器具5の構成部品を組み立てて、1つの医療器具5を完成させる工程である。組立工程14は、複数の構成部品によって構成された医療器具5を組み立てる工程である。本実施形態では、組立工程14には、複数の医療器具5を1つのセットとして仕分けることが含まれる。ここで、1つのセットに仕分けるとは、例えば複数の医療器具5を任意のケースなどにまとめて収納することである。滅菌工程15は、組立工程14の後に行われる工程であり、医療器具5を滅菌処理する工程である。滅菌工程15では、例えば滅菌機(図示せず)を使用して、医療器具5に対する滅菌処理が行われる。以下、滅菌処理のことを単に滅菌ともいう。保管工程16は、滅菌工程15の後に行われる工程であり、滅菌された医療器具5を所定の場所に保管する工程である。なお、保管工程16の後には、手術・診察工程11が行われる。本実施形態では、工程11~16は、本発明の所定の工程の一例である。例えば、回収工程12が本発明の第1工程の一例であり、洗浄工程13が本発明の第2工程の一例である。
本実施形態では、図2に示すように、医療器具5に識別標識6が設けられている。この識別標識6は、医療器具5と他の医療器具5とを区別するためのものである。例えば、識別標識6には、器具ID6aが記録されている。器具ID6aは、数字やアルファベットなどによって構成された文字列であり、医療器具5ごとに異なるものである。例えば、器具ID6aは、医療器具5ごとに付されている。ただし、医療器具5が複数の構成部品によって構成され、回収工程12において複数の構成部品に分解された医療器具5の場合、構成部品ごとに識別標識6が設けられ、器具ID6aが付されている。なお、識別標識6の種類は特に限定されない。例えば、識別標識6は、一次元バーコードであってもよいし、二次元バーコートであってもよいし、ICタグであってもよい。本実施形態では、後述する読取装置30によって識別標識6を読み取ることで、医療器具5の器具ID6aを取得することができる。
本実施形態では、医療器具管理システム100は、各工程11~16における医療器具5を管理するシステムである。ここでは、医療器具管理システム100は、各工程11~16において、医療器具5に設けられた識別標識6から器具ID6aを読み取ることで、その医療器具5に対してどの工程11~16の作業が行われているのかの管理を行う。また、医療器具管理システム100は、医療器具5の在庫の管理を行うシステムであってもよい。
本実施形態では、図1に示すように、医療器具管理システム100は、少なくとも1つ以上の読取装置30と、少なくとも1つ以上の端末35と、医療器具管理装置40と、使用料金算出装置50とを備えている。
図2に示すように、読取装置30は、医療器具5に設けられた識別標識6の器具ID6aを読み取るものである。読取装置30は、識別標識6に記録された器具ID6aを読み取り、読み取った器具ID6aを医療器具管理装置40に送信する。なお、読取装置30の種類は特に限定されず、識別標識6の器具ID6aを読み取ることが可能なものであればよい。例えば、識別標識6が二次元コードの場合、読取装置30は、二次元コードを読み取ることが可能な二次元コードリーダであるとよい。例えば、識別標識6がICタグの場合、読取装置30は、ICタグリーダであるとよい。本実施形態では、読取装置30は、非接触式の装置である。しかしながら、読取装置30は、接触式の装置であってもよい。なお、図1に示すように、この読取装置30は、各工程11~16に設けられるものである。読取装置30の設置場所は、例えば各工程11~16の作業が行われる作業空間である。ただし、工程11~16のうち一部の工程に、読取装置30が設けられていなくてもよい。なお、読取装置30が設けられていない工程における医療器具5の管理は、医療器具管理システム100では行われない。作業者は、各工程11~16において、作業が行われる前に医療器具5に付された識別標識6を、読取装置30を使用して読み取る。
端末35は、各工程11~16に設けられたものである。例えば、端末35は、読取装置30と一対となって、各工程11~16に設けられている。端末35は、読取装置30が設置されている工程11~16に設けられている。端末35は、例えばタブレット端末であってもよいし、デスクトップ型やノート型のコンピュータであってもよい。図2に示すように、端末35は、例えば表示画面36と、キーボードやマウスなどの操作部37とを備えている。
医療器具管理装置40は、医療器具5の在庫などを管理する装置である。また、医療器具管理装置40は、医療器具5に対して工程11~16のうちどの工程の作業が行われているかを管理する装置である。ここで、医療器具5の管理には、上記の2つの管理が少なくとも含まれる。なお、医療器具管理装置40の具体的な構成などの説明は適宜省略する。本実施形態では、読取装置30によって識別標識6の器具ID6aが読み取られて、上記器具ID6aが医療器具管理装置40に送信された際の医療器具5が管理対象となる。例えば、医療器具管理装置40は、コンピュータであり、CPUと、CPUが実行するプログラムが格納されたROMと、RAMなどを備えている。ここでは、コンピュータ内に保存されたプログラムを使用して、医療器具5を管理する。
図3は、医療器具管理装置40および使用料金算出装置50のブロック図である。本実施形態では、図3に示すように、医療器具管理装置40は、データベースの所定のテーブルが記憶された記憶部41と、読取装置30から送信された器具ID6aを受信する受信部43と、受信部43によって受信された器具ID6aが付された医療器具5を管理する処理を行う処理部45とを備えている。この処理部45は、例えば記憶部41に記憶されたテーブルに器具ID6aと工程IDと受信日時とを少なくとも関連付けて記憶させる。このことで、器具ID6aに対応した医療器具5に対してどの工程11~16の作業が行われているかを管理することができる。また、処理部45は、器具ID6aに対応した医療器具5に対して、器具ID6aと関連付けられた工程においてどのような作業を行うかの作業指示の内容を、その工程の端末35の表示画面36(図2参照)に表示させてもよい。このことで、その工程の作業者は、端末35の表示画面36に表示された作業指示の内容に沿って作業を適切に行うことができる。
ところで、医療器具管理システム100が備えた医療器具管理装置40の提供者は、医療器具管理装置40を導入する使用者に対して、所定の使用料金を請求する。ここで、上述の医療器具管理装置40を導入している使用者とは、医療器具管理システム100のうちの少なくとも一部を導入している使用者が含まれる。例えば読取装置30のみを使用している使用者は、読取装置30を介して医療器具管理装置40にアクセスしているため、医療器具管理装置40を導入している使用者に含まれる。
使用者によっては、他の使用者と比べて所持している医療器具5の数が異なり、医療器具管理装置40の管理対象となる医療器具5の数が異なる。また、使用者によっては、工程11~16のうち、全ての工程に対して医療器具管理装置40に医療器具5の管理を行って欲しい使用者や、一部の工程に対して医療器具管理装置40に医療器具5の管理を行って欲しい使用者が存在する。そのため、使用者によって、医療器具管理装置40を使用する回数や時間などの使用量が異なる。例えば医療器具管理装置40を導入している全ての使用者に対して定額の使用料金を請求する場合、上記使用量が相対的に少ない使用者にとって使用料金が割高に感じられる。そのため、全ての使用者にとって適切な使用料金を請求することが好ましい。この課題を解決するため、本実施形態では、上記使用量に応じて、使用料金を使用者ごとに設定するという従量制の料金体系を採用する。
このような従量制の料金体系の場合、例えば使用者ごとに読取装置30によって医療器具5の識別標識6を読み取った回数(以下、使用回数という。)をカウントする作業が発生する。例えば、医療器具管理システム100がいわゆるスタンドアローン型のシステムを採用している場合、提供者が使用者の導入先へ訪問し、上記使用回数をカウントしなければならなかった。そのため、各使用者に対する使用料金に関する作業時間が相対的に増大するおそれがあった。この課題を解決するため、本実施形態では、医療器具管理システム100では、いわゆるクライアントサーバ型のシステムを採用する。
本実施形態に係る使用料金算出装置50は、上記2つの課題を解決した装置である。次に、使用料金算出装置50について説明する。使用料金算出装置50は、医療器具管理装置40を備えた医療器具管理システム100を使用する使用者に対して、医療器具管理システム100の使用回数に応じて使用料金を算出する装置である。ここでは、使用料金算出装置50は、使用者が読取装置30を使用して医療器具5の識別標識6を読み取った回数に応じて使用料金を設定する。本実施形態に係る医療器具管理システム100は、定額制の料金体系を採用しておらず、従量制の料金体系を採用している。
使用料金算出装置50は、コンピュータであり、CPUと、CPUが実行するプログラムが格納されたROMと、RAMなどを備えている。ここでは、コンピュータ内に保存されたプログラムを使用して、医療器具管理システム100の使用料金を使用者ごとに算出する。使用料金算出装置50は、専用のコンピュータで実現されるものであってもよいし、汎用のコンピュータで実現されるものであってもよい。
本実施形態では、使用料金算出装置50は、少なくとも1つ以上の医療器具管理装置40と電気的に接続されており、かつ、通信可能に接続されている。図3の例では、使用料金算出装置50は、説明の便宜上、1つの医療器具管理装置40と通信可能に接続されているが、複数の医療器具管理装置40と通信可能に接続されてもよい。使用料金算出装置50は、少なくとも1つ以上の医療器具管理装置40と有線で接続されていてもよいし、無線で接続されていてもよい。ここでは、医療器具管理システム100は、いわゆるクライアントサーバ型のシステムである。本実施形態に係る医療器具管理システム100では、例えば医療器具管理装置40および使用料金算出装置50がサーバに相当し、読取装置30および端末35がクライアントに相当する。ただし、医療器具管理システム100は、いわゆるクラウド型のシステムであってもよい。使用料金算出装置50は、医療器具管理装置40と一体的であり、医療器具管理装置40と共に、1つのコンピュータによって実現されていてもよいし、医療器具管理装置40と別体であり、医療器具管理装置40とは異なるコンピュータによって実現されてもよい。
本実施形態では、図3に示すように、使用料金算出装置50は、記憶部51と、受信部53と、回数カウント部55と、料金算出部57と、通知部59とを備えている。上記各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。また、上記各部は、1つ以上のプロセッサによって実現されるものであってもよいし、回路に組み込まれるものであってもよい。
図4は、使用履歴テーブルT11の構成例である。図5は、使用回数テーブルT12の構成例である。図6は、使用料金テーブルT13の構成例である。記憶部51には、使用履歴テーブルT11(図4参照)、使用回数テーブルT12(図5参照)および使用料金テーブルT13(図6参照)が予め記憶されている。ここでのテーブルとは、データベースを構成するテーブルのことである。
受信部53は、少なくとも1つ以上の読取装置30に医療器具管理装置40を介して間接的に接続されている。受信部53は、医療器具5に設けられた識別標識6が読取装置30によって読み取られた際の受信情報101(詳しくは、読取情報102および使用者情報103)を受信する。受信部53は、医療器具5に対して所定の作業が行われる所定の工程(各工程11~16)において、作業が行われる前に医療器具5に付された識別標識6が読み取られることで、受信情報101を受信する。ここで、受信情報101とは、読取装置30によって医療器具5の識別標識6が読み込まれたとき、使用料金算出装置50に送られる情報であり、使用料金を算出する際に使用される情報である。本実施形態では、図4に示すように、受信情報101は、読取情報102と使用者情報103とを有している。
読取情報102とは、使用者が読取装置30を使用して、医療器具5に設けられた識別標識6を読み取った際の情報のことである。読取情報102には、例えば読取装置30が識別標識6を読み取った日である読取日112と、読取装置30が設置されている作業空間で作業を行う工程に対応した工程ID113とが含まれる。ここでは、読取日112と工程ID113とが関連付けられている。なお、読取日112には、日にち以外に、医療器具5の識別標識6を読み取った時間が含まれていてもよい。なお、本実施形態では、工程ID113は、本発明の工程情報の一例である。
本実施形態では、読取装置30は、上述のように、各工程11~16の作業を行う空間に配置されている。すなわち、工程11~16には、その工程11~16の専用の読取装置30が設けられている。例えば、読取装置30には、どの工程11~16の読取装置であるかを示す工程ID113が割り振られていてもよい。そして、読取装置30によって医療器具5の器具ID6aが読み取られた際、読取装置30は、器具ID6aと共に、工程ID113を医療器具管理装置40に送信する。このとき、医療器具管理装置40は、器具ID6aを受信した際の受信日を取得し、その受信日を読取日112とする。そして、医療器具管理装置40は、使用料金算出装置50の受信部53に、読取日112と工程ID113とを送信する。読取日112および工程ID113を受信した受信部53は、受信した読取日112と工程ID113とを関連付けた状態で、記憶部51に記憶させる。
なお、工程ID113とは、工程11~16ごとに付されたユニークなIDであり、工程ID113からどの工程11~16かを特定することができる。図示は省略するが、例えば記憶部51には、工程ID113と工程名とが関連付けられた工程テーブルが記憶されており、この工程テーブルを参照することで、工程ID113から工程名を特定することができる。なお、読取情報102において、工程ID113は、工程名に置き換えられてもよい。
使用者情報103とは、医療器具5に設けられた識別標識6を読取装置30で読み取る際、読取装置30を使用した使用者を特定する情報のことである。使用者情報103は、読取情報102と関連付けられて記録された情報である。使用者情報103には、例えば使用者ID111が含まれる。使用者情報103には、使用者名や、使用者に関わる他の情報が含まれていてもよい。本実施形態では、読取装置30は、特定の使用者の専用の装置である。例えば、読取装置30には、どの使用者の読取装置であるかを示す使用者ID111が割り振られていてもよい。例えば、読取装置30自体にIDが割り振られている場合、そのIDと使用者ID111とが関連付けられている。この場合、使用者ID111は、読取装置30自体のIDに置き換えられてもよい。読取装置30によって医療器具5の器具ID6aが読み取られた際、読取装置30は、器具ID6aおよび工程ID113と共に、使用者ID111を医療器具管理装置40に送信する。そして、医療器具管理装置40は、使用料金算出装置50の受信部53に、読取日112および工程ID113と共に使用者ID111を送信する。受信部53は、使用者ID111と読取日112と工程ID113とを関連付けた状態で、記憶部51に記憶させる。
なお、使用者ID111とは、使用者ごとに付されたユニークなIDであり、使用者ID111からどの使用者かを特定することができる。図示は省略するが、例えば記憶部51には、使用者ID111と使用者名とが関連付けられた使用者テーブルが記憶されており、この使用者テーブルを参照することで、使用者ID111から使用者名を特定することができる。なお、使用者情報103において、使用者ID111は、使用者名に置き換えられてもよい。
本実施形態では、受信部53によって受信情報101を受信した際、受信情報101は、図4に示すような使用履歴テーブルT11に記憶される。使用履歴テーブルT11は、各工程11~16において、使用者が医療器具管理システム100を使用した履歴を記録するテーブルである。使用履歴テーブルT11は、記憶部51に予め記憶されているものである。本実施形態では、使用履歴テーブルT11は、使用者ID111と、読取日112と、工程ID113との各項目が関連付けられた状態で記憶されている。なお、使用履歴テーブルT11には、上記3つ以外の項目、例えば使用者名や器具ID6a(図2参照)が含まれていてもよい。
回数カウント部55は、受信部53によって受信された読取情報102と使用者情報103とに基づいて、受信部53が受信した読取情報102の数である使用回数を使用者ごとにカウントする。ここでは、回数カウント部55は、受信部53によって受信された受信情報101の読取情報102および使用者情報103に基づいて、受信情報101を受信部53が受信した回数である使用回数を使用者ごとにカウントする。本実施形態では、回数カウント部55は、記憶部51に記憶された使用履歴テーブルT11に基づいて、使用回数を使用者ごとにカウントする。具体的には、回数カウント部55は、使用履歴テーブルT11において、特定の使用者ID111が含まれる行をカウントする。そして、回数カウント部55は、カウントした数を、その特定の使用者ID111に対応した使用者の使用回数120(図5参照)とする。
なお、回数カウント部55は、受信部53が受信情報101を受信した期間である使用期間121(図5参照)を考慮して、使用回数120をカウントしてもよい。この場合、回数カウント部55は、使用履歴テーブルT11の使用者ID111および読取日112に基づいて、使用回数120をカウントすることが可能である。この場合、回数カウント部55は、まず所定の期間(使用期間121)内に該当する読取日112を特定し、特定された読取日112を含む行を抽出する。そして、回数カウント部55は、上記抽出した行において、特定の使用者ID111が含まれる行をカウントし、そのカウントした数を、その特定の使用者ID111に対応した使用者の使用回数120とする。
さらに、回数カウント部55は、使用者ごと、かつ、工程12~16ごとに使用回数をカウントしてもよい。この場合、回数カウント部55は、図4に示す使用履歴テーブルT11の使用者ID111および工程ID113に基づいて、使用回数を工程12~16ごとにカウントすることが可能である。この場合、回数カウント部55は、特定の使用者ID111を含む行を抽出する。なお、回数カウント部55は、受信部53が受信情報101を受信した期間を考慮してもよく、その場合、所定の使用期間121内に該当する読取日112を含んだ行に対して、さらに、特定の使用者ID111を含む行を抽出する。このようにして特定の使用期間121および特定の使用者ID111を含む行を抽出した後、工程ID113に基づいて、工程12~16ごとに使用回数をカウントする。
本実施形態では、図5に示すように、使用回数120は、回収使用回数122と、洗浄使用回数123と、組立使用回数124と、滅菌使用回数125と、保管使用回数126とを有している。ここで、回収使用回数122は回収工程12における使用回数である。洗浄使用回数123は洗浄工程13における使用回数である。また、組立使用回数124は組立工程14における使用回数であり、滅菌使用回数125は滅菌工程15における使用回数であり、保管使用回数126は保管工程16における使用回数である。
本実施形態では、回数カウント部55によってカウントされた使用者ごとの使用回数120は、使用回数テーブルT12(図5参照)に記憶される。図5では、使用者ごと、かつ、工程12~16ごとに使用回数がカウントされた場合における使用回数テーブルT12の構成例が示されている。使用回数テーブルT12は、記憶部51に予め記憶されているものである。本実施形態では、使用回数テーブルT12は、使用者ID111と、使用期間121と、回収使用回数122と、洗浄使用回数123と、組立使用回数124と、滅菌使用回数125と、保管使用回数126とが関連付けられて記憶されている。なお、使用回数テーブルT12には、上記項目以外の項目が含まれていてもよい。ここでは、回数カウント部55は、使用者ごと、かつ、工程12~16ごとに使用回数120をカウントする。その後、これら使用回数120は、使用回数テーブルT12の該当する項目に記憶される。このとき、使用者ID111および使用期間121も関連付けられて使用回数テーブルT12に記憶される。なお、使用回数120を工程12~16ごとにカウントしない場合には、図5の使用回数テーブルT12において、回収使用回数122と、洗浄使用回数123と、組立使用回数124と、滅菌使用回数125と、保管使用回数126とが削除され、使用者ごとの1つの使用回数(全ての工程12~16を含めた使用回数)の項目が含まれる。
料金算出部57は、回数カウント部55によってカウントされた使用者ごとの使用回数120と、予め定められた単価とに基づいて、使用者ごとに使用料金130(図6参照)を算出する。料金算出部57は、回数カウント部55によってカウントされた使用者ごとの使用回数120に、予め定められた所定の単価を掛け合わせて、使用者ごとの使用料金130(図6参照)を算出する。この所定の単価とは、記憶部51に予め記憶されたものである。例えば、回数カウント部55によって工程12~16ごとに使用回数がカウントされずに、全ての工程12~16を含めた使用回数120がカウントされた場合、上記の所定の単価として、1つの単価のみが設定される。
なお、この単価は、使用回数120に応じて段階的に設定されてもよい。例えば、使用回数120が第1の回数から、第1の回数よりも大きい第2の回数までの間のときには、第1の単価が使用され、第2の回数から、第2の回数よりも大きい第3の回数までの間のときには、第1の単価よりも低い第2の単価が使用されてもよい。
例えば、図5の使用回数テーブルT12のように、使用者ごと、かつ、工程12~16ごとの使用回数120がカウントされている場合、所定の単価には、回収用単価、洗浄用単価、組立用単価、滅菌用単価および保管用単価が含まれている。ここで、回収用単価とは、回収工程12において医療器具管理システム100を使用した際の1回の金額である。回収使用回数122と回収用単価とに基づいて、所定の計算式を使用することで回収使用料金132が算出される。ここでは、回収用単価には、回収使用回数122が掛け合わされる。洗浄用単価とは、洗浄工程13において医療器具管理システム100を使用した際の1回の金額である。洗浄使用回数123と洗浄用単価とに基づいて、所定の計算式を使用することで洗浄使用料金133が算出される。ここでは、洗浄用単価には、洗浄使用回数123が掛け合わされる。組立用単価とは、組立工程14において医療器具管理システム100を使用した際の1回の金額である。組立使用回数124と組立用単価とに基づいて、所定の計算式を使用することで組立使用料金134が算出される。ここでは、組立用単価には、組立使用回数124が掛け合わされる。滅菌用単価とは、滅菌工程15において医療器具管理システム100を使用した際の1回の金額である。滅菌使用回数125と滅菌用単価とに基づいて、所定の計算式を使用することで滅菌使用料金135が算出される。ここでは、滅菌用単価には、滅菌使用回数125が掛け合わされる。保管用単価とは、保管工程16において医療器具管理システム100を使用した際の1回の金額である。保管使用回数126と保管用単価とに基づいて、所定の計算式を使用することで保管使用料金136が算出される。ここでは、保管用単価には、保管使用回数126が掛け合わされる。
なお、回収用単価、洗浄用単価、組立用単価、滅菌用単価および保管用単価は、同じ金額であってもよいし、それぞれが異なる金額であってもよい。回収用単価、洗浄用単価、組立用単価、滅菌用単価および保管用単価は、一部の金額が同じであってもよい。上記の各単価は、各工程12~16の重要度などによって適宜設定されるものであってもよい。また、回収用単価、洗浄用単価、組立用単価、滅菌用単価および保管用単価は、使用者ごとに異なる金額が設定されてもよい。ここでは、回収用単価、洗浄用単価、組立用単価、滅菌用単価および保管用単価は、記憶部51に予め記憶されている。本実施形態では、例えば回収用単価は、本発明の第1の単価に対応し、洗浄用単価は、本発明の第2の単価に対応している。
本実施形態では、料金算出部57は、上述のように、使用者ごとに、使用回数テーブルT12の回収使用回数122に回収用単価を掛け合わせて、回収使用料金132を算出する。同様に、料金算出部57は、使用者ごとに、洗浄使用回数123に洗浄用単価を掛け合わせて、洗浄使用料金133を算出し、組立使用回数124に組立用単価を掛け合わせて、組立使用料金134を算出する。また、料金算出部57は、使用者ごとに、滅菌使用回数125に滅菌用単価を掛け合わせて、滅菌使用料金135を算出し、保管使用回数126に保管用単価を掛け合わせて、保管使用料金136を算出する。
ここでは、料金算出部57によって算出された使用者ごとの使用料金130に含まれる回収使用料金132、洗浄使用料金133、組立使用料金134、滅菌使用料金135および保管使用料金136は、使用料金テーブルT13(図6参照)に記憶される。図6では、使用者ごと、かつ、工程12~16ごとに使用回数120が算出された場合における使用料金テーブルT13の構成例が示されている。使用料金テーブルT13は、記憶部51に予め記憶されている。本実施形態では、使用料金テーブルT13は、使用者ID111と、使用期間121と、回収使用料金132と、洗浄使用料金133と、組立使用料金134と、滅菌使用料金135と、保管使用料金136とが関連付けられて記憶されている。なお、使用料金テーブルT13には、上記項目以外の項目が含まれていてもよい。例えば、使用料金テーブルT13には、使用料金132~136の5つの使用料金を足し合わせた使用者ごとの合計使用料金の項目が含まれていてもよい。ここでは、料金算出部57は、使用者ごと、かつ、工程12~16ごとに使用料金130を算出した後、これら使用料金130は、使用料金テーブルT13の該当する項目に記憶される。なお、使用料金を工程12~16ごとに算出しない場合には、図6の使用料金テーブルT13において、使用料金132~136の各項目が削除され、使用者ごとの1つの使用料金(全ての工程12~16を含めた使用料金)の項目が含まれる。
通知部59は、料金算出部57によって算出された使用料金130を使用者ごとに通知する。なお、通知部59によって使用者に使用料金130が通知される具体的な構成は特に限定されない。例えば、通知部59は、図6の使用料金テーブルT13に基づいて、各使用料金132~136、および、各使用料金132~136を合計した合計使用料金を所定のフォーマットに沿って記載し、使用者ごとに請求書を作成する。そして、通知部59は、使用料金算出装置50に通信可能に接続されたプリンタ(図示せず)に上記請求書を送信してもよい。この場合、紙媒体に請求書が印刷され、紙媒体の請求書を使用者に送ることで、使用者に使用料金130を通知することができる。また、通知部59は、請求書を所定のEメールアドレス宛てに送信することで、使用者に使用料金130を通知してもよい。また、例えば端末35の表示画面36に、請求通知ボタン(図示せず)が表示されていてもよい。この場合、使用者が操作部37を操作して上記請求通知ボタンを押すことで、通知部59は、使用料金130を表示画面36に表示させるように構成されていてもよい。また、通知部59は、所定の間隔ごとに使用料金130を使用者に通知するように構成されていてもよい。通知部59は、例えば使用料金130をリアルタイムで表示画面36に表示させるように構成されていてもよい。
以上、本実施形態に係る医療器具管理システム100の構成について説明した。次に、使用料金130を算出する手順について説明する。ここでは、一例として、工程12~16のうち回収工程12、組立工程14、滅菌工程15および保管工程16における作業が、使用者ID111が「p1」の使用者によって行われ、洗浄工程13が、使用者ID111が「p2」の使用者によって行われる場合において、各使用者p1、p2の使用料金130を算出する手順について図7のフローチャートに沿って説明する。以下の説明において、使用者p1とは、使用者ID111が「p1」の使用者のことであり、使用者p2とは、使用者ID111が「p2」の使用者のことである。
本実施形態では、使用料金130が算出される前において、各使用者によって読取装置30を使用して医療器具5に設けられた識別標識6が読み取られ、医療器具5の管理が医療器具管理装置40によって行われている。そのため、記憶部51に記憶された使用履歴テーブルT11には、図4に示すように、使用者ID111と、読取日112と、工程ID113とが関連付けられたデータが記憶されているものとする。なお、図4では、データの一部が記載されており、他のデータは省略されている。
本実施形態では、回数カウント部55は、ステップS101において、使用履歴テーブルT11に基づいて使用者p1の使用回数120をカウントし、ステップS102において、使用履歴テーブルT11に基づいて使用者p2の使用回数120をカウントする。ここでは、使用者p1、p2ごとに、所定の使用期間121に使用された使用回数120を工程12~16ごとに算出する。回数カウント部55は、使用履歴テーブルT11の全ての行のうち、読取日112が所定の期間の範囲以内の一例である「2018年6月(2018/6/1~2018/6/30)」の行を抽出する。
次に、回数カウント部55は、抽出した行の中で、使用者p1、かつ、工程ID113が回収工程12のIDである「s12」の行をカウントする。ここでは、回数カウント部55は、カウント数である「50」を使用者p1の回収使用回数122(図5参照)とする。同様に、回数カウント部55は、抽出した行の中で、使用者p1であって、工程ID113が組立工程14のIDである「s14」の行をカウントし、そのカウント数である「60」を使用者p1の組立使用回数124とする。抽出した行の中で、使用者p1、かつ、滅菌工程15の工程ID113である「s15」の行をカウントし、そのカウント数である「50」を使用者p1の滅菌使用回数125とする。抽出した行の中で、使用者p1、かつ、保管工程16の工程ID113である「s16」の行をカウントし、そのカウント数である「50」を使用者p1の保管使用回数126とする。また、回数カウント部55は、抽出した行の中で、使用者p2であって、洗浄工程13の工程IDである「s13」の行をカウントし、そのカウント数である「60」を使用者p2の洗浄使用回数123とする。これら使用回数とは、使用者がその工程において、読取装置30で医療器具5の識別標識6を読み取った回数である。使用者p1の回収使用回数122、組立使用回数124、滅菌使用回数125および保管使用回数126、ならびに、使用者p2の洗浄使用回数123は、使用者ID111および使用期間121と関連付けられた状態で、使用回数テーブルT12に記憶される。なお、使用者によって使用されていない工程に対応した使用回数(例えば使用者p1の洗浄使用回数123)の項目には、「0」が記載されていてもよいし、いわゆるヌル(NULL)文字が記載されていてもよい。
次に、料金算出部57は、ステップS103において、使用者p1における各工程12~16の使用料金130を算出し、ステップS104において、使用者p2における各工程12~16の使用料金130を算出する。ステップS103では、料金算出部57は、図5の使用回数テーブルT12に基づいて、使用者p1の回収使用回数122の「50」に、回収用単価である「100」が掛け合わされて、使用者p1の回収使用料金132(図6参照)を算出する。同様に、料金算出部57は、使用者p1の組立使用回数124の「60」に、組立用単価である「100」が掛け合わされて、使用者p1の組立使用料金134を算出する。料金算出部57は、使用者p1の滅菌使用回数125の「50」に、滅菌用単価である「150」が掛け合わされて、使用者p1の滅菌使用料金135を算出し、使用者p1の保管使用回数126の「50」に、保管用単価である「100」が掛け合わされて、使用者p1の保管使用料金136を算出する。ステップS104では、料金算出部57は、使用者p2の洗浄使用回数123の「60」に、洗浄用単価である「150」が掛け合わされて、使用者p2の洗浄使用料金133(図6参照)を算出する。これら算出した使用者p1の回収使用料金132、組立使用料金134、滅菌使用料金135および保管使用料金136、ならびに、使用者p2の洗浄使用料金133は、使用者ID111および使用期間121と関連付けられた状態で、使用料金テーブルT13に記憶される。なお、使用者によって使用されていない工程に対応した使用料金(例えば使用者p1の洗浄使用料金133)の項目には、「0」が記載されていてもよいし、いわゆるヌル(NULL)文字が記載されていてもよい。
次に、ステップS105では、通知部59は、使用者p1、p2ごとに請求書を発行することで使用料金130を通知する。ここでは、通知部59は、例えば所定のフォーマットに沿って、使用料金テーブルT13に基づいて、使用者p1の回収使用料金132、組立使用料金134、滅菌使用料金135および保管使用料金136、ならびに、合計使用料金が記載された使用者p1用の請求書を作成する。同様に、通知部59は、使用料金テーブルT13に基づいて、使用者p2の洗浄使用料金133(ここでは、合計使用料金)が記載された使用者p2用の請求書を作成する。そして、通知部59は、使用者p1用の請求書を使用者p1用の端末35(図1参照)に送信し、かつ、使用者p2用の請求書を使用者p2用の端末35に送信する。このことで、所定の使用期間における使用者p1、p2の使用料金130を通知することができる。なお、上述のように、使用者は、人物のみならず、企業、団体および病院などの組織や、組織の部門または工程であってもよい。例えば組織ごとに使用料金130が算出されている場合、通知部59は、企業、団体および病院などの組織ごとに、使用料金130を通知するように構成されている。例えば組織の部門または工程ごとに使用料金130が算出されている場合、通知部59は、部門または工程ごとに、使用料金130を通知するように構成されている。
以上、本実施形態では、使用者が読取装置30で医療器具5の識別標識6を読み取るごとに、受信部53が受信情報101を受信する。そのため、使用者ごとに受信情報101を受信した回数である使用回数120をカウントし、その使用回数120に所定の単価を掛け合わせることで、使用者の使用回数120に応じた使用料金130を算出することができる。よって、使用回数120が少ない使用者には、相対的に安い使用料金130を請求することができると共に、使用回数120が多い使用者には、相対的に高い使用料金130を請求することができる。したがって、使用者の使用回数120に応じた使用料金130を使用者に請求することができるため、使用者にとって適切な使用料金130を算出することができる。
例えば、小規模または中規模な病院にとって、高額な費用が請求される医療器具管理システムを導入し難いことが考えられ、医療器具管理システムの導入障壁が高いことがあり得る。しかしながら、小規模または中規模な病院は、大規模な病院と比較して、所持する医療器具5が少ない場合があり、この場合、医療器具管理システム100の使用回数120が相対的に少なくなる。よって、本実施形態のように、使用回数120に応じて使用料金130を設定することで、小規模または中規模な病院が医療器具管理システム100を従来に比べて導入し易くすることができると共に、医療器具管理システム100の導入障壁を低くすることができる。
また本実施形態では、複数の読取装置30が識別標識6を読み取った際に、受信情報101を受信する。ここでは、医療器具管理システム100は、クライアントサーバ型のシステムである。そのため、例えば読取装置30が遠隔地に設置されている場合であっても、受信情報101を1か所に集約することができる。よって、受信情報101を受信した場所で、各使用者に対する使用料金130を算出することができる。したがって、提供者が、読取装置30を設置している場所を訪問することなく、使用料金130を算出することができるため、医療器具管理装置40の提供者にとって使用料金130に関する作業時間を短縮することができる。
本実施形態では、図4に示すように、受信情報101の読取情報102には、読取日112が含まれている。回数カウント部55は、読取日112に基づいて、使用者ごとに、所定の期間(使用期間121(図6参照))の間に受信情報101を受信した回数を使用回数120とする。このことによって、指定した使用期間121の間の使用料金130を使用者ごとに算出することができる。よって、例えば月単位で使用者ごとの使用料金130を算出し易い。
本実施形態では、通知部59は、料金算出部57によって算出された使用料金130を使用者ごとに通知する。このことによって、使用者ごとに、その使用者に対する使用料金130を確実に通知することができる。
本実施形態では、受信部53は、医療器具5に対して所定の作業が行われる所定の工程12~16において、作業が行われる前に医療器具5に付された識別標識6が読み取られることで、受信情報101を受信する。このように、各工程12~16において、作業の前に受信情報101を受信することができるため、より正確に使用回数120を使用者ごとにカウントすることができる。
本実施形態では、工程12~16ごとに、使用回数120をカウントし、そのカウント数に、工程12~16ごとに設定された単価を掛け合わせることで、工程12~16に使用料金130を算出している。例えば、回収工程12において、読取装置30によって読み取られた際の受信情報101をカウントすることで、回収使用回数122をカウントし、回収使用回数122に、回収用単価を掛け合わせている。このように、工程12~16ごとに使用料金130を算出することで、工程12~16の重要度などによって、各工程12~16で使用される際の単価を、工程12~16ごとに設定することができる。
<第2実施形態>
以上、第1実施形態に係る医療器具管理システム100について説明した。次に、第2実施形態に係る医療器具管理システム200について説明する。上記第1実施形態では、各工程12~16において医療器具管理システム100を使用した使用回数120を算出し、算出した使用回数120に所定の単価を掛け合わせることで使用料金130を算出し、上記使用料金130を使用者に請求していた。しかしながら、第2実施形態に係る医療器具管理システム200では、上述した各工程12~16で使用された使用回数120に応じた使用料金130の他に、医療器具管理システム200の電子マニュアルを閲覧した回数に応じて、マニュアル使用料金を使用者に請求するように構成されている。
以下の説明において、既に説明した構成と同様の構成には同じ符号を使用し、その説明は適宜省略する。
図8は、第2実施形態に係る医療器具管理システム200のブロック図である。本実施形態では、図8に示すように、医療器具管理システム200は、第1実施形態と同様に、少なくとも1つ以上の読取装置30と、少なくとも1つ以上の端末35と、医療器具管理装置140と、使用料金算出装置150とを備えている。ここで、読取装置30は、第1実施形態と同じ構成のため、ここでの説明は省略する。
医療器具管理装置140は、記憶部141と、第1実施形態と同様の受信部43と処理部45とを備えている。記憶部141には、電子マニュアル143が記憶されている。この電子マニュアル143は、各医療器具5において、各工程12~16における作業手順が記載されたマニュアルである。例えば、電子マニュアル143は、1つの医療器具5に対して、回収工程12における医療器具5の分解手順、洗浄工程13における医療器具5の洗浄手順、組立工程14における医療器具5の組立手順などが記載されたマニュアルである。この電子マニュアル143は、全ての医療器具5に対して用意されていなくてもよく、例えば複数の構成部品によって構成された医療器具5であって、複雑な構造を有する医療器具5に対してのみ用意されていてもよい。例えば、医療器具5が鉗子の場合、鉗子は、複数の構成部品によって構成されておらず、かつ、簡単な構成であるため、鉗子に対する電子マニュアル143は用意されていなくてもよい。この電子マニュアル143は、例えばPortable Document Format(PDF)形式のものである。
本実施形態では、端末35は、医療器具管理装置140に通信可能に接続されている。端末35を操作することで、医療器具管理装置140内の電子マニュアル143にアクセスすることが可能である。また、電子マニュアル143を操作することで、端末35の表示画面36(図2参照)に電子マニュアル143を表示することが可能である。使用者は、端末35の表示画面36(図2参照)を介して、電子マニュアル143を閲覧することができる。
本実施形態では、使用料金算出装置150は、第1実施形態の使用料金算出装置50と同様に、記憶部51と、受信部53と、回数カウント部55と、料金算出部57と、通知部59とを備えている。本実施形態では、使用料金算出装置150は、さらに、マニュアル受信部63と、マニュアル回数カウント部65と、マニュアル料金算出部67とを備えている。マニュアル受信部63、マニュアル回数カウント部65およびマニュアル料金算出部67は、電子マニュアル143の使用に応じたマニュアル使用料金を算出するためのものである。上記各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。また、上記各部は、1つ以上のプロセッサによって実現されるものであってもよいし、回路に組み込まれるものであってもよい。
次に、電子マニュアル143の使用に応じたマニュアル使用料金を算出する手順の一例を説明する。具体的には、電子マニュアル143の使用者であるマニュアル使用者p1、p2のマニュアル使用料金を算出する手順の一例を図12のフローチャートに沿って説明する。以下、マニュアル使用者のことを使用者ともいう。
図9は、マニュアル使用履歴テーブルT21の構成例を示す図である。図10は、マニュアル使用回数テーブルT22の構成例を示す図である。図11は、マニュアル使用料金テーブルT23の構成例を示す図である。本実施形態では、記憶部51には、マニュアル使用履歴テーブルT21、マニュアル使用回数テーブルT22およびマニュアル使用料金テーブルT23が記憶されている。
ここでは、図12のフローチャートに沿って制御が行われる前において、マニュアル受信部63は、マニュアル受信情報201(図9参照)を受信する。ここで、マニュアル受信情報201は、電子マニュアル143がアクセスされた際に、マニュアル受信部63に送信される情報である。本実施形態では、マニュアル受信情報201には、アクセス情報203とマニュアル使用者情報202とが含まれている。例えば、本実施形態では、端末35の表示画面36には、電子マニュアル143を表示させる表示ボタン(図示せず)が表示されており、この表示ボタンは、電子マニュアル143に紐付けされている。アクセス情報203とは、例えば使用者が端末35を操作することで、電子マニュアル143にアクセスした際の情報のことである。ここで、「アクセス」とは、例えば電子マニュアル143に紐付けされた上記表示ボタンがマウスを通じてクリックされて、端末35の表示画面36(図2参照)に電子マニュアル143が表示された状態のことをいう。本実施形態では、アクセス情報203には、マニュアル使用日212が含まれる。マニュアル使用日212は、使用者が端末35などを介して電子マニュアル143にアクセスした日にちである。例えば、医療器具管理装置140は、電子マニュアル143にアクセスされた際、そのときの日にちを取得し、その日にちをマニュアル使用日212とする。なお、マニュアル使用日212には、日にちの他に、電子マニュアル143にアクセスした時間が含まれていてもよい。
マニュアル使用者情報202とは、電子マニュアル143にアクセスした使用者を特定する情報のことである。マニュアル使用者情報202は、アクセス情報203に関連付けられて記録されている。マニュアル使用者情報202には、例えば使用者ID211が含まれる。本実施形態では、端末35には、使用者ID211が予め記憶されている。端末35から医療器具管理装置140の電子マニュアル143にアクセスした際、端末35に予め記憶された使用者ID211が医療器具管理装置140に送信される。医療器具管理装置140は、受信した使用者ID211と共に、マニュアル使用日212をマニュアル受信部63に送信する。マニュアル受信部63は、使用者ID211とマニュアル使用日212とを関連付けた状態で、記憶部51に記憶させる。
本実施形態では、マニュアル受信部63によってマニュアル受信情報201を受信した際、マニュアル受信情報201は、図9のマニュアル使用履歴テーブルT21に記憶される。マニュアル使用履歴テーブルT21は、使用者が電子マニュアル143にアクセスした履歴を記録するテーブルである。マニュアル使用履歴テーブルT21は、記憶部51に予め記憶されている。本実施形態では、マニュアル使用履歴テーブルT21には、使用者ID211と、マニュアル使用日212との各項目が関連付けられた状態で記憶されている。なお、マニュアル使用履歴テーブルT21には、上記2つの項目以外の項目が含まれていてもよい。図示は省略するが、マニュアル使用履歴テーブルT21には、図4に示すような工程ID113が含まれていてもよい。このことによって、工程12~16ごとに、電子マニュアル143の使用履歴を管理することが可能となる。
本実施形態では、マニュアル使用料金が算出される前において、各使用者によって読取装置30を使用して医療器具5に設けられた識別標識6が読み取られ、医療器具5の管理が医療器具管理装置40によって行われている。そのため、記憶部51に記憶されたマニュアル使用履歴テーブルT21には、図9に示すように、使用者ID211と、マニュアル使用日212とが関連付けられたデータが記憶されているものとする。なお、図9では、データの一部が記載されており、他のデータは省略されている。
マニュアル回数カウント部65は、マニュアル受信情報201に基づいて、マニュアル受信部63が受信したアクセス情報203の数であるマニュアル使用回数222(図10参照)をマニュアル使用者ごとにカウントする。ここでは、マニュアル回数カウント部65は、図12のステップS201において、マニュアル使用者p1のマニュアル使用回数222(図10参照)をカウントし、図12のステップS202において、マニュアル使用者p2のマニュアル使用回数222をカウントする。本実施形態では、マニュアル回数カウント部65は、マニュアル受信部63によって受信されたマニュアル受信情報201に基づいて、マニュアル使用者p1、p2ごとにマニュアル使用回数222をカウントする。ここで、マニュアル使用回数222とは、マニュアル使用者p1、p2ごとにマニュアル受信情報201をマニュアル受信部63が受信した回数である。ここでは、マニュアル回数カウント部65は、マニュアル使用履歴テーブルT21に基づいて、マニュアル使用者p1、p2ごとに、マニュアル受信部63がマニュアル受信情報201を受信した回数であるマニュアル使用回数222をカウントする。マニュアル回数カウント部65は、図9のマニュアル使用履歴テーブルT21において、特定の使用者ID211が含まれる行をカウントする。そして、そのカウントした数を特定の使用者ID211に対応したマニュアル使用者のマニュアル使用回数222とする。
なお、マニュアル回数カウント部65は、マニュアル受信部63がマニュアル受信情報201を受信した期間を考慮して、マニュアル使用回数222をカウントしてもよい。この場合、マニュアル回数カウント部65は、マニュアル使用履歴テーブルT21の使用者ID211およびマニュアル使用日212に基づいて、マニュアル使用回数222をカウントすることが可能である。この場合、マニュアル回数カウント部65は、まず所定の期間(例えば使用期間221(図10参照))内に該当するマニュアル使用日212を特定し、特定されたマニュアル使用日212を含む行を抽出する。そして、マニュアル回数カウント部65は、抽出した行において、特定の使用者ID211が含まれる行をカウントし、カウントした数を、その特定の使用者ID211に対応したマニュアル使用者p1、p2のマニュアル使用回数222とする。
本実施形態では、マニュアル回数カウント部65によってカウントされたマニュアル使用者p1、p2ごとのマニュアル使用回数222は、マニュアル使用回数テーブルT22(図10参照)に記憶される。このマニュアル使用回数テーブルT22は、記憶部51に予め記憶されている。ここでは、マニュアル使用回数テーブルT22は、使用者ID211と、使用期間221と、マニュアル使用回数222とが関連付けられて記憶されている。なお、マニュアル使用回数テーブルT22には、上記項目以外の項目が含まれていてもよい。マニュアル使用回数テーブルT22は、例えば図5に示す使用回数テーブルT12と同じような構成であってもよい。すなわち、マニュアル使用回数222は、工程12~16ごとのマニュアル使用回数に分解されてもよい。この場合、マニュアル使用回数テーブルT22には、回収使用回数、洗浄使用回数、組立使用回数、滅菌使用回数、保管使用回数が含まれることになる。このことによって、工程12~16のごとに使用された電子マニュアル143の回数をカウントすることができる。マニュアル回数カウント部65は、マニュアル使用者p1、p2ごとにマニュアル使用回数222をカウントした後、マニュアル使用者p1、p2の使用者ID211と、使用期間221と、マニュアル使用回数222とを関連付けた状態で、マニュアル使用回数テーブルT22に記憶させる。
なお、図10の一例では、図12のステップS201において、マニュアル回数カウント部65は、マニュアル使用履歴テーブルT21(図9参照)の行のうち、マニュアル使用者p1であって、使用期間221が「2018年6月」に該当するマニュアル使用日212である行を抽出し、その抽出した行をカウントする。そして、マニュアル回数カウント部65は、そのカウント数をマニュアル使用者p1のマニュアル使用回数222とする。ここでは、マニュアル使用者p1のマニュアル使用回数222は、「4」である。図12のステップS202において、マニュアル回数カウント部65は、マニュアル使用履歴テーブルT21(図9参照)の行のうち、マニュアル使用者p2であって、使用期間221が「2018年6月」に該当するマニュアル使用日212である行を抽出し、その抽出した行をカウントする。そして、マニュアル回数カウント部65は、そのカウント数をマニュアル使用者p2のマニュアル使用回数222とする。ここでは、マニュアル使用者p1のマニュアル使用回数222は、「2」である。
次に、マニュアル料金算出部67は、マニュアル回数カウント部65によってカウントされたマニュアル使用者ごとのマニュアル使用回数222と、予め定められたマニュアル単価とに基づいて、マニュアル使用者ごとの使用料金を算出する。ここでは、ステップS203において、マニュアル料金算出部67は、使用者p1のマニュアル使用料金232(図11参照)を算出する。そして、ステップS204において、マニュアル料金算出部67は、使用者p2のマニュアル使用料金232を算出する。ここでは、マニュアル料金算出部67は、マニュアル回数カウント部65によってカウントされたマニュアル使用者p1、p2ごとのマニュアル使用回数222に、予め設定された所定のマニュアル単価を掛け合わせて、マニュアル使用者p1、p2ごとの使用料金232を算出する。このマニュアル単価は、記憶部51に予め記憶されたものである。このマニュアル単価は、複数のマニュアル使用者p1、p2に対して一定の単価であってもよいし、複数のマニュアル使用者p1、p2のそれぞれまたは一部に対して異なる値であってもよい。
マニュアル料金算出部67によって算出されたマニュアル使用者p1、p2ごとの使用料金232は、マニュアル使用料金テーブルT23(図11参照)に記憶される。マニュアル使用料金テーブルT23は、使用者ID211と、使用期間221と、マニュアル使用料金232とが関連付けられて記憶されている。なお、マニュアル使用料金テーブルT23には、上記項目以外の項目が含まれていてもよい。マニュアル使用料金テーブルT23は、例えば図6に示す使用料金テーブルT13と同じような構成であってもよい。すなわち、マニュアル使用料金232は、工程12~16ごとのマニュアル使用料金に分解されてもよい。この場合、マニュアル使用料金テーブルT23には、回収使用料金、洗浄使用料金、組立使用料金、滅菌使用料金、保管使用料金が含まれることになる。このことによって、工程12~16のごとに使用された電子マニュアル143の使用料金を算出することができる。なお、回収使用料金、洗浄使用料金、組立使用料金、滅菌使用料金および保管使用料金を算出する際に使用されるそれぞれのマニュアル単価は、同じ単価であってもよいし、一部が異なる単価であってもよい。回収使用料金、洗浄使用料金、組立使用料金、滅菌使用料金および保管使用料金を算出する際に使用される単価は、各工程12~16ごとに設定されてもよい。
なお、図11の一例では、図12のステップS203において、マニュアル料金算出部67は、使用者p1のマニュアル使用回数222である「4」に、マニュアル単価である「100」が掛け合わされることで、使用者p1のマニュアル使用料金232が算出される。図12のステップS204において、マニュアル料金算出部67は、使用者p2のマニュアル使用回数222である「2」に、マニュアル単価である「100」が掛け合わされることで、使用者p2のマニュアル使用料金232が算出される。
以上のようにして、マニュアル使用料金232が算出された後、ステップS205では、通知部59は、マニュアル使用料金232をマニュアル使用者p1、p2ごとに通知する。なお、通知部59による通知方法は、第1実施形態と同様に、所定のフォーマットに沿った請求書に、マニュアル使用料金232を記載する。そして、通知部59は、その請求書をプリンタによって印刷させてもよいし、マニュアル使用者p1、p2の端末35に請求書を送信してもよい。また、例えば使用者が、端滅35の表示画面36に表示された請求通知ボタン(図示せず)を、操作部37を操作して押すことで、通知部59は、マニュアル使用料金232を表示画面36に表示させるように構成されていてもよい。また、通知部59は、例えば使用料金130をリアルタイムで表示画面36に表示させるように構成されていてもよい。また、第1実施形態の使用者と、本実施形態のマニュアル使用者とが同一の場合、通知部59は、使用者に対して、工程12~16ごとの使用料金と併せて、マニュアル使用料金232を通知してもよい。
以上、本実施形態では、読取装置30によって医療器具5の識別標識6を読み取った回数に応じた使用料金の他に、電子マニュアル143にアクセスした回数に応じてマニュアル使用料金232が設定されている。ここでは、電子マニュアル143の使用料金232を従量制の使用料金232にすることができる。そのため、電子マニュアル143のアクセス回数に応じた使用料金232を請求することができる。したがって、使用者にとって適切なマニュアル使用料金232を算出することができる。
上記各実施形態では、使用料金算出装置50、150の受信部53は、医療器具管理装置40、140から受信情報101を受信していた。しかしながら、受信部53は、読取装置30が医療器具5の識別標識6を読み取る際、読取装置30から受信情報101を直接受信してもよい。この場合、受信情報101の読取日112は省略されてもよい。この場合、使用料金算出装置50、150は、受信部53が受信情報101を受信したときの日にちを取得するように構成されていてもよい。
上記各実施形態では、読取装置30によって医療器具5の識別標識6が読み取られたタイミングで、受信部53は受信情報101を受信していた。しかしながら、受信部53は、例えば所定の日にちに、所定の期間の間の受信情報101をまとめて受信してもよい。この場合の所定の日にちとは、例えば使用者ごとの使用料金120を算出する日にちである。
上記各実施形態では、読取装置30は、医療器具管理装置40、140に通信可能に接続され、医療器具管理装置40、140を介して、使用料金算出装置50、150に間接的に、かつ、通信可能に接続されていた。しかしながら、読取装置30は、端末35に通信可能に接続され、端末35および医療器具管理装置40、140を介して、使用料金算出装置50、150に間接的に接続されてもよい。また、読取装置30は、使用料金算出装置50、150に直接、通信可能に接続されてもよい。
5 医療器具
6 識別標識
30 読取装置
40、140 医療器具管理装置
50、150 使用料金算出装置
51 記憶部
53 受信部
55 回数カウント部
57 料金算出部
59 通知部
63 マニュアル受信部
65 マニュアル回数カウント部
67 マニュアル料金算出部
100、200 医療器具管理システム
101 受信情報
102 読取情報
103 使用者情報

Claims (12)

  1. 少なくとも1つ以上の読取装置に直接または間接的に接続された受信部であって、医療器具に設けられた識別標識が前記読取装置によって読み取られた際の読取情報、および、前記読取情報と関連付けられて記録され、前記読取装置を使用する使用者を特定する使用者情報を受信する前記受信部と、
    前記受信部によって受信された前記読取情報と前記使用者情報とに基づいて、前記受信部が受信した前記読取情報の数である使用回数を前記使用者ごとにカウントする回数カウント部と、
    前記回数カウント部によってカウントされた前記使用者ごとの前記使用回数と、予め定められた単価とに基づいて、前記使用者ごとに使用料金を算出する料金算出部と、
    を備え
    前記受信部は、前記医療器具に対して所定の作業が行われる所定の工程において、前記作業が行われる前に前記医療器具に付された前記識別標識が読み取られた際の前記読取情報および前記使用者情報を受信し、
    前記所定の工程は、第1工程と、第2工程とを有し、
    前記読取情報には、前記医療器具に付された前記識別標識が読み取られた際の前記所定の工程に対応した工程情報が含まれ、
    前記回数カウント部は、前記使用者ごと、かつ、前記所定の工程ごとに前記使用回数をカウントし、
    前記料金算出部は、前記第1工程の前記使用回数と予め定められた第1の単価に基づいて、前記第1工程用の前記使用料金を算出し、前記第2工程の前記使用回数と予め定められた第2の単価に基づいて、前記第2工程用の前記使用料金を算出する、医療器具管理装置用の使用料金算出装置。
  2. 少なくとも1つ以上の読取装置に直接または間接的に接続された受信部であって、医療器具に設けられた識別標識が前記読取装置によって読み取られた際の読取情報、および、前記読取情報と関連付けられて記録され、前記読取装置を使用する使用者を特定する使用者情報を受信する前記受信部と、
    前記受信部によって受信された前記読取情報と前記使用者情報とに基づいて、前記受信部が受信した前記読取情報の数である使用回数を前記使用者ごとにカウントする回数カウント部と、
    前記回数カウント部によってカウントされた前記使用者ごとの前記使用回数と、予め定められた単価とに基づいて、前記使用者ごとに使用料金を算出する料金算出部と、
    を備え、
    前記受信部は、前記医療器具に対して所定の作業が行われる所定の工程において、前記作業が行われる前に前記医療器具に付された前記識別標識が読み取られた際の前記読取情報および前記使用者情報を受信し、
    前記所定の工程は、前記医療器具に対する回収の作業に関する回収工程を有し、
    前記受信部は、前記回収工程が行われる前に、前記医療器具に付された前記識別標識が読み取られた際の前記読取情報および前記使用者情報を受信し、
    前記回数カウント部は、前記使用者ごとに、前記回収工程の前記使用回数をカウントし、
    前記料金算出部は、前記回収工程の前記使用回数と、予め定められた回収用単価に基づいて、前記回収工程における前記使用料金を算出する、医療器具管理装置用の使用料金算出装置。
  3. 少なくとも1つ以上の読取装置に直接または間接的に接続された受信部であって、医療器具に設けられた識別標識が前記読取装置によって読み取られた際の読取情報、および、前記読取情報と関連付けられて記録され、前記読取装置を使用する使用者を特定する使用者情報を受信する前記受信部と、
    前記受信部によって受信された前記読取情報と前記使用者情報とに基づいて、前記受信部が受信した前記読取情報の数である使用回数を前記使用者ごとにカウントする回数カウント部と、
    前記回数カウント部によってカウントされた前記使用者ごとの前記使用回数と、予め定められた単価とに基づいて、前記使用者ごとに使用料金を算出する料金算出部と、
    を備え、
    前記受信部は、前記医療器具に対して所定の作業が行われる所定の工程において、前記作業が行われる前に前記医療器具に付された前記識別標識が読み取られた際の前記読取情報および前記使用者情報を受信し、
    前記所定の工程は、前記医療器具に対する洗浄の作業に関する洗浄工程を有し、
    前記受信部は、前記洗浄工程が行われる前に、前記医療器具に付された前記識別標識が読み取られた際の前記読取情報および前記使用者情報を受信し、
    前記回数カウント部は、前記使用者ごとに、前記洗浄工程の前記使用回数をカウントし、
    前記料金算出部は、前記洗浄工程の前記使用回数と、予め定められた洗浄用単価に基づいて、前記洗浄工程における前記使用料金を算出する、医療器具管理装置用の使用料金算出装置。
  4. 少なくとも1つ以上の読取装置に直接または間接的に接続された受信部であって、医療器具に設けられた識別標識が前記読取装置によって読み取られた際の読取情報、および、前記読取情報と関連付けられて記録され、前記読取装置を使用する使用者を特定する使用者情報を受信する前記受信部と、
    前記受信部によって受信された前記読取情報と前記使用者情報とに基づいて、前記受信部が受信した前記読取情報の数である使用回数を前記使用者ごとにカウントする回数カウント部と、
    前記回数カウント部によってカウントされた前記使用者ごとの前記使用回数と、予め定められた単価とに基づいて、前記使用者ごとに使用料金を算出する料金算出部と、
    を備え、
    前記受信部は、前記医療器具に対して所定の作業が行われる所定の工程において、前記作業が行われる前に前記医療器具に付された前記識別標識が読み取られた際の前記読取情報および前記使用者情報を受信し、
    前記所定の工程は、前記医療器具に対する組み立ての作業に関する組立工程を有し、
    前記受信部は、前記組立工程が行われる前に、前記医療器具に付された前記識別標識が読み取られた際の前記読取情報および前記使用者情報を受信し、
    前記回数カウント部は、前記使用者ごとに、前記組立工程の前記使用回数をカウントし、
    前記料金算出部は、前記組立工程の前記使用回数と、予め定められた組立用単価に基づいて、前記組立工程における前記使用料金を算出する、医療器具管理装置用の使用料金算出装置。
  5. 少なくとも1つ以上の読取装置に直接または間接的に接続された受信部であって、医療器具に設けられた識別標識が前記読取装置によって読み取られた際の読取情報、および、前記読取情報と関連付けられて記録され、前記読取装置を使用する使用者を特定する使用者情報を受信する前記受信部と、
    前記受信部によって受信された前記読取情報と前記使用者情報とに基づいて、前記受信部が受信した前記読取情報の数である使用回数を前記使用者ごとにカウントする回数カウント部と、
    前記回数カウント部によってカウントされた前記使用者ごとの前記使用回数と、予め定められた単価とに基づいて、前記使用者ごとに使用料金を算出する料金算出部と、
    を備え、
    前記受信部は、前記医療器具に対して所定の作業が行われる所定の工程において、前記作業が行われる前に前記医療器具に付された前記識別標識が読み取られた際の前記読取情報および前記使用者情報を受信し、
    前記所定の工程は、前記医療器具に対する滅菌処理の作業に関する滅菌工程を有し、
    前記受信部は、前記滅菌工程が行われる前に、前記医療器具に付された前記識別標識が読み取られた際の前記読取情報および前記使用者情報を受信し、
    前記回数カウント部は、前記使用者ごとに、前記滅菌工程の前記使用回数をカウントし、
    前記料金算出部は、前記滅菌工程の前記使用回数と、予め定められた滅菌用単価に基づいて、前記滅菌工程における前記使用料金を算出する、医療器具管理装置用の使用料金算出装置。
  6. 少なくとも1つ以上の読取装置に直接または間接的に接続された受信部であって、医療器具に設けられた識別標識が前記読取装置によって読み取られた際の読取情報、および、前記読取情報と関連付けられて記録され、前記読取装置を使用する使用者を特定する使用者情報を受信する前記受信部と、
    前記受信部によって受信された前記読取情報と前記使用者情報とに基づいて、前記受信部が受信した前記読取情報の数である使用回数を前記使用者ごとにカウントする回数カウント部と、
    前記回数カウント部によってカウントされた前記使用者ごとの前記使用回数と、予め定められた単価とに基づいて、前記使用者ごとに使用料金を算出する料金算出部と、
    を備え、
    前記受信部は、前記医療器具に対して所定の作業が行われる所定の工程において、前記作業が行われる前に前記医療器具に付された前記識別標識が読み取られた際の前記読取情報および前記使用者情報を受信し、
    前記所定の工程は、前記医療器具に対する保管の作業に関する保管工程を有し、
    前記受信部は、前記保管工程が行われる前に、前記医療器具に付された前記識別標識が読み取られた際の前記読取情報および前記使用者情報を受信し、
    前記回数カウント部は、前記使用者ごとに、前記保管工程の前記使用回数をカウントし、
    前記料金算出部は、前記保管工程の前記使用回数と、予め定められた保管用単価に基づいて、前記保管工程における前記使用料金を算出する、医療器具管理装置用の使用料金算出装置。
  7. 少なくとも1つ以上の読取装置に直接または間接的に接続された受信部であって、医療器具に設けられた識別標識が前記読取装置によって読み取られた際の読取情報、および、前記読取情報と関連付けられて記録され、前記読取装置を使用する使用者を特定する使用者情報を受信する前記受信部と、
    前記受信部によって受信された前記読取情報と前記使用者情報とに基づいて、前記受信部が受信した前記読取情報の数である使用回数を前記使用者ごとにカウントする回数カウント部と、
    前記回数カウント部によってカウントされた前記使用者ごとの前記使用回数と、予め定められた単価とに基づいて、前記使用者ごとに使用料金を算出する料金算出部と、
    前記医療器具を管理する医療器具管理装置であって、電子マニュアルが記憶された記憶部を備えた前記医療器具管理装置において、前記電子マニュアルにアクセスされた際のアクセス情報と、前記電子マニュアルを使用するマニュアル使用者を特定するマニュアル使用者情報とが関連付けられたマニュアル受信情報を受信するマニュアル受信部と、
    前記マニュアル受信情報に基づいて、前記マニュアル受信部が受信した前記アクセス情報の数であるマニュアル使用回数を前記マニュアル使用者ごとにカウントするマニュアル回数カウント部と、
    前記マニュアル回数カウント部によってカウントされた前記マニュアル使用者ごとの前記マニュアル使用回数と、予め定められたマニュアル単価とに基づいて、前記マニュアル使用者ごとの使用料金を算出するマニュアル料金算出部と、
    を備えた、医療器具管理装置用の使用料金算出装置。
  8. 前記料金算出部は、前記回数カウント部によってカウントされた前記使用者ごとの前記使用回数に、前記単価を掛け合わせることで、前記使用料金を算出する、請求項1から7までの何れか1つに記載された医療器具管理装置用の使用料金算出装置。
  9. 前記読取情報には、前記医療器具に付された前記識別標識が前記読取装置によって読み取られた際の読取日が含まれている、請求項1から8までの何れか1つに記載された医療器具管理装置用の使用料金算出装置。
  10. 前記回数カウント部は、前記読取日に基づいて、所定の期間の間の前記使用回数を前記使用者ごとにカウントする、請求項に記載された医療器具管理装置用の使用料金算出装置。
  11. 前記料金算出部によって算出された前記使用料金を前記使用者ごとに通知する通知部を備えた、請求項1から10までの何れか1つに記載された医療器具管理装置用の使用料金算出装置。
  12. 請求項1から11までの何れか1つに記載された使用料金算出装置と、
    前記使用料金算出装置と通信可能に接続され、前記医療器具を管理する医療器具管理装置と、
    を備えた、医療器具管理システム。
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