[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP7137469B2 - 子豚用飼料 - Google Patents

子豚用飼料 Download PDF

Info

Publication number
JP7137469B2
JP7137469B2 JP2018523890A JP2018523890A JP7137469B2 JP 7137469 B2 JP7137469 B2 JP 7137469B2 JP 2018523890 A JP2018523890 A JP 2018523890A JP 2018523890 A JP2018523890 A JP 2018523890A JP 7137469 B2 JP7137469 B2 JP 7137469B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feed
piglets
water
calcium
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018523890A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017217361A1 (ja
Inventor
修 吉村
昌明 喜瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marubeni Nisshin Feed Co Ltd
Original Assignee
Marubeni Nisshin Feed Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marubeni Nisshin Feed Co Ltd filed Critical Marubeni Nisshin Feed Co Ltd
Publication of JPWO2017217361A1 publication Critical patent/JPWO2017217361A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7137469B2 publication Critical patent/JP7137469B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K20/00Accessory food factors for animal feeding-stuffs
    • A23K20/20Inorganic substances, e.g. oligoelements
    • A23K20/24Compounds of alkaline earth metals, e.g. magnesium
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K20/00Accessory food factors for animal feeding-stuffs
    • A23K20/10Organic substances
    • A23K20/158Fatty acids; Fats; Products containing oils or fats
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K50/00Feeding-stuffs specially adapted for particular animals
    • A23K50/30Feeding-stuffs specially adapted for particular animals for swines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K50/00Feeding-stuffs specially adapted for particular animals
    • A23K50/60Feeding-stuffs specially adapted for particular animals for weanlings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/87Re-use of by-products of food processing for fodder production

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Fodder In General (AREA)
  • Feed For Specific Animals (AREA)

Description

本発明は、子豚用飼料、ゲル状子豚用飼料及びその製造方法、並びに子豚の飼育方法に関する。
食用とするための肥育豚(肉豚)の飼養ステージは、子豚の新生から21日齢程度で離乳するまでの哺乳期、体重10~30kg位に達するまでの育成期、体重110kg程度に達し180日齢程で出荷するまでの肥育期の各期より構成される。
哺乳期においては、子豚は出生後間もなく母豚により哺乳を開始されることになるが、最終的な肥育成績を良好なものとするためには、母乳から固形の配合飼料にスムーズに移行させることが必要であり、そのためには離乳直後、好ましくは哺乳期間中から餌付け用の固形の配合飼料(人工乳ともいう)を与え、固形の配合飼料に慣れさせる飼養管理が重要となる。
子豚にとっては、摂取しやすい母乳から固形の配合飼料への転換はストレスを伴うものであり、このストレスをいかに軽減しスムーズに固形の配合飼料に移行させるかが、その後の育成期・肥育期の増体成績に影響を与えることになる。
従来、子豚の餌付け時のストレスを軽減し固形の配合飼料への移行をスムーズにするための技術として、例えば、適度な弾力性を有し、甘味剤、香料を添加することにより嗜好性を向上させ、子豚の餌付け期に使用できるゲル状に成形してある配合飼料(特許文献1)、ペレット状、クランブル状、顆粒状に成形することにより餌付けをスムーズに行うことのできる子豚用飼料(特許文献2)、デキストリン及び各種糖類を用いることで飼料の甘味度と粘着力を調整し、子豚の餌付率を向上することのできる粉末状の飼料(特許文献3)等が報告されている。特許文献1の技術は、飼料原料に水を加えて加熱溶解・冷却してゲル化、板状に固化させた後、その表面を乾燥させて小片状に裁断成形したものを幼畜に給与するものである。
特開2001-8640号公報 特開昭52-88178号公報 特開2004-135543号公報
しかしながら、特許文献1~3のような小片状、粉末状、ペレット状等の固形飼料への子豚の食い付き、増体成績は依然として満足のいくものではないのが実状であった。また、特許文献1のように配合飼料をゲル状に成形する際に加熱溶解・冷却によるゲル化工程が必要であると、作業の煩雑化が懸念された。
本発明は、上記の如き従来の問題と実状に鑑みてなされたものであり、子豚の食い付きが良く、固形の配合飼料にスムーズに順応させることができ、離乳後の増体成績を改善することができる子豚用飼料及び子豚の飼育方法を提供することを課題とする。
本発明者は、当該課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アルギン酸ナトリウムと水溶性カルシウムを含有する飼料を用いれば、冷水、温湯いずれの温度の水と混合しても固化(ゲル化)し、且つこの固化したゲル状態の飼料を哺乳中の子豚に給与すれば食い付きが良く、離乳時の増体重を促進できることを見出した。
すなわち、本発明は、次の〔1〕~〔7〕により上記課題を解決したものである。
〔1〕水と混合して使用される子豚用飼料であって、アルギン酸ナトリウム及び水溶性カルシウムを含有することを特徴とする子豚用飼料。
〔2〕水溶性カルシウムとして、リノール酸カルシウム、オレイン酸カルシウム、アスコルビン酸カルシウム、酢酸カルシウム、ギ酸カルシウム、乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、コハク酸カルシウム、クエン酸カルシウム、硝酸カルシウム、ヨウ素酸カルシウム、塩化カルシウム及び乳由来カルシウムから選ばれる1種又は2種以上、好ましくは乳由来カルシウム、より好ましくは全脂粉乳由来カルシウムを使用する、〔1〕記載の子豚用飼料。
〔3〕子豚用飼料と水とを混合した後の飼料中のアルギン酸ナトリウムの量が0.11~1質量%、好ましくは0.22~0.6質量%且つ、水溶性カルシウムの量が0.009~0.2質量%、好ましくは0.01~0.18質量%となるような量で、子豚用飼料中にアルギン酸ナトリウムと水溶性カルシウムを含む、〔1〕又は〔2〕記載の子豚用飼料。
〔4〕子豚用飼料と水との混合比率が子豚用飼料1質量部に対して水4~8質量部であり、子豚用飼料中にアルギン酸ナトリウムを1~5質量%、好ましくは2~3質量%及び水溶性カルシウムを0.08~1質量%、好ましくは0.09~0.9質量%含む、〔1〕~〔3〕のいずれか1に記載の子豚用飼料。
〔5〕〔1〕~〔4〕のいずれか1に記載の子豚用飼料と水からなるゲル状子豚用飼料。
〔6〕〔1〕~〔4〕のいずれか1に記載の子豚用飼料と水とを混合する工程を含む、ゲル状子豚用飼料の製造方法。
〔7〕〔5〕記載のゲル状子豚用飼料又は〔6〕記載の製造方法で製造されたゲル状子豚用飼料を哺乳期中から離乳時までの子豚に又は離乳直後の子豚に給与する、子豚の飼育方法。
本発明によれば、食い付きが良好なゲル状態の飼料を用いることにより、子豚の離乳時の増体重を促進できる。また、子豚を固形の配合飼料にスムーズに順応させることができ、離乳ストレスを軽減して離乳後の飼料の食下量、増体重を改善することができる。
アルギン酸は、褐藻類に分布するウロン酸(D-マンヌロン酸とL-グルロン酸)を主要構成糖とする高分子酸性多糖であり、1構成単位に1つのカルボキシル基を持つ。
本発明で用いられるアルギン酸ナトリウムは、アルギン酸のカルボキシル基がナトリウムイオンと結合した水溶性の塩で、公知の飼料添加物・ゲル化剤である。
アルギン酸ナトリウムは、市販品を入手して使用しても、公知の方法に基づき製造してもよい。
尚、本発明においては、アルギン酸ナトリウムに代えて、他のアルギン酸一価塩を用いてもよい。アルギン酸一価塩としては、例えば、アルギン酸カリウム等のアルギン酸アルカリ金属塩、アルギン酸アンモニウム等のアルギン酸アンモニウム塩が挙げられる。使用性の観点から、好ましくはアルギン酸ナトリウムである。
本発明で用いられる水溶性カルシウムは、水溶性のものでカルシウムイオンを遊離でき、飼料原料として使用できるものであればよい。水溶性カルシウムとしては、例えば、リノール酸カルシウム、オレイン酸カルシウム、アスコルビン酸カルシウム、酢酸カルシウム、ギ酸カルシウム、乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、コハク酸カルシウム、クエン酸カルシウム、硝酸カルシウム、ヨウ素酸カルシウム、塩化カルシウム等の水溶性カルシウム塩が挙げられる。また、全脂粉乳や脱脂粉乳、その他調整粉乳等の乳由来カルシウム、乳以外の飼料原料由来カルシウムでも構わない。これらは単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明においては、子豚へカルシウム分と栄養成分を同時に補う観点から、乳由来カルシウムを用いるのが好ましく、全脂粉乳由来カルシウムを用いるのがより好ましい。
本発明の子豚用飼料は、水と混合して使用される子豚用の飼料である。子豚用飼料中のアルギン酸ナトリウムと水溶性カルシウムが水に溶けるとイオン架橋反応により固化(ゲル化)し、流動性が抑制された、ゲル状態の飼料となる。これを子豚に給与する。ゲルの状態は水の量によって調整でき、一定の形状を有していても不定形な形状であってもよい。尚、水と混合する前の本発明の子豚用飼料の形態は、取扱性の観点から、粉末等の固体状が好ましい。
子豚用飼料と水との混合比率は、特に制限されないが、子豚の摂餌性、調製したゲル状子豚用飼料の取扱性の観点から、子豚用飼料1質量部に対して、水を4~10質量部、好ましくは4~8質量部とすることが好ましい。子豚用飼料1質量部に対して水を4~8質量部混合すると、ゲル状子豚用飼料中の水の含有量は、80~90質量%程度となる。
ゲル状子豚用飼料を製造するのに用いる水の温度に特に制限はなく、冷水を用いても温湯を用いてもよい。そのため、ゲル状子豚用飼料を製造する際の煩雑さが少ない。
水の硬度(mg/L)は、200未満が好ましい。
子豚用飼料におけるアルギン酸ナトリウムと水溶性カルシウムの含有量は、子豚用飼料と水とを混合した際に固化状態とすることができる量であればよい。
弾力性、子豚の嗜好性及び取扱いの容易性の観点からは、子豚用飼料と水とを混合した混合後のゲル状子豚用飼料中にアルギン酸ナトリウム量が0.11~1質量%、好ましくは0.22~0.6質量%となるような量で、子豚用飼料にアルギン酸ナトリウムを存在せしめるのが好ましい。
例えば、子豚用飼料1質量部に対して水を4~8質量部混合して使用する場合、子豚用飼料中のアルギン酸ナトリウムの含有量は、1~5質量%、好ましくは2~3質量%である。
また、同様の観点から、子豚用飼料と水とを混合した混合後のゲル状子豚用飼料中に水溶性カルシウム量が0.009~0.2質量% 、好ましくは0.01~0.18質量%となるような量で、子豚用飼料に水溶性カルシウムを存在せしめるのが好ましい。
例えば、子豚用飼料1質量部に対して水を4~8質量部混合して使用する場合、子豚用飼料中の水溶性カルシウムの含有量は、0.08~1質量%、好ましくは0.09~0.9質量%である。
アルギン酸ナトリウムと水溶性カルシウムの含有量は、前者は食品衛生検査指針食品添加物編2003に収載の方法(第6章 22 アルギン酸及びアルギン酸ナトリウム)、後者は、試料の水抽出分画について定法(原子吸光法等)にてカルシウムを測定することにより測定することができる。
子豚用飼料には、上記成分の他、飼料原料として例えば、とうもろこし、マイロ、玄米、大麦、小麦、ライ麦等の穀類;ふすま等の糟糠類;大豆油粕、菜種油粕等の植物性油粕類;魚粉、肉骨粉等の動物性飼料;全脂粉乳、脱脂粉乳等の粉乳類、ホエータンパク質濃縮物(WPC)、乾燥ホエー等の乳成分;食塩;子豚のエネルギー源確保および嗜好性向上の観点から、ブドウ糖、オリゴ糖類、乳糖等の糖類;ビタミン類;炭酸カルシウム、リン酸カルシウム等の水溶性カルシウム以外のカルシウムや、その他ミネラル類;メチオニン、リジン、グルタミン酸等のアミノ酸類、有機酸類等を配合することができる。
なかでも、カルシウム源となるだけでなく、子豚の栄養要求量に近づけられ、また子豚の嗜好性を向上させることができる観点から、乳成分、とりわけ全脂粉乳を用いるのが好ましい。
全脂粉乳を用いる場合、子豚用飼料と水とを混合した混合後のゲル状子豚用飼料中に0.56~3質量%、好ましくは0.89~2.4質量%となるような量で、子豚用飼料に全脂粉乳を存在せしめるのが好ましい。
例えば、子豚用飼料1質量部に対して水を4~8質量部混合して使用する場合、子豚用飼料中の全脂粉乳の含有量は、5~15質量%、好ましくは8~12質量%である。
ゲル状子豚用飼料は、単独で子豚に給与してもよく、他の固形の配合飼料と共に給与してもよい。母乳から固形の配合飼料への餌付けを促進する観点からは、他の固形の配合飼料と共に与えることが望ましい。この場合、他の固形の配合飼料の上に、ゲル状子豚用飼料を載せる(トップドレスする)態様で給与することが推奨される。他の固形の配合飼料は、例えば、育成期の肥育豚に給与する飼料である。
ゲル状子豚用飼料は、子豚の餌付けに適した飼料であり、子豚の哺乳期から離乳時まで給与するのが好ましい。離乳後間もない子豚、例えば離乳直後から離乳後5日齢までの子豚に給与してもよい。後記試験例に示すように、ゲル状子豚用飼料によれば子豚の離乳時の増体重を促進でき、また、離乳後間もない子豚の増体重も促進できる。
子豚の哺乳期から給与する場合、子豚の10日齢から給与するのが好ましい。
ゲル状子豚用飼料の1日の給与量は、適宜調整することができるが、好ましくは200g/頭以下、より好ましくは100g/頭~200g/頭である。
ゲル状子豚用飼料を給与する豚の種類は特に限定されず、例えばLWD種、WLD種、ハイブリッド種、バークシャー種等が挙げられる。
ゲル状子豚用飼料は、子豚以外の家畜、例えば子牛の餌付けにも適し、子牛用の飼料としても有用である。
以下、本発明について実施例をあげて具体的に説明するが、本発明はこれらによって何等限定されるものではない。
実施例1 子豚用飼料及びゲル状子豚用飼料の調製
表1に記載の配合組成で飼料原料を混合し、粉末状の子豚用飼料を得た。子豚用飼料中のアルギン酸ナトリウム量は2質量%、水溶性カルシウム量は0.09質量%であった。
この子豚用飼料に7質量倍の温湯を混合、溶解させ、撹拌後5分程度静置することにより、プリン状に固化したゲル状子豚用飼料を得た。
Figure 0007137469000001
試験例1 子豚離乳時の増体確認試験
LWD種の子豚(10日齢)を、供試腹数にして試験区10、対照区13用い、試験区には、実施例1で得た本発明のゲル状子豚用飼料を哺乳子豚1頭あたり200g/頭・日を、不断給与の基礎飼料の上に盛り上げて給与し、対照区では基礎飼料のみを不断給与した。給与期間は10日齢~21日齢の12日間とし、水の給与は不断給与とした。
本試験では、基礎飼料として、子豚用飼料(人工乳)のびのび前期MAX(製品名、日清丸紅飼料株式会社製)を使用した。
各供試子豚について、合計離乳時腹体重(kg/腹)および平均離乳時体重(kg)を求めた。その結果を表2に示す。
Figure 0007137469000002
表2に示す通り、試験区の子豚は、対照区に比べ合計離乳時腹体重および平均離乳時体重が優れていることが確認できた。Mann-WhitneyのU検定を行ったところ、平均離乳時体重で有意差が見られた(p=0.015)。
また、給与期間中に下痢・嘔吐等も見られなかった。
試験例2 子豚の餌付け試験
CWD種の子豚(10日齢)を、供試腹数にして試験区、対照区とも10ずつ用い、実施例1と同様の条件で飼料及び水を給与し、21日齢での離乳後1週間のそれぞれの食下量および日増体を計測したところ、対照区に比べ試験区の結果は、良好であった。
試験例3 子豚の餌付け試験
CWD種の子豚(14日齢)を、供試腹数にして試験区、対照区とも9ずつ用い、試験区には、不断給餌の基礎飼料に加え、実施例1で得たゲル状子豚用飼料を哺乳子豚1頭あたり100g/日給与し、対照区には不断給餌の基礎飼料のみ給与した。給与期間は14日齢~20日齢の6日間とし、水の給与は不断給与とした。
本試験では、基礎飼料として、試験例1と同じ子豚用飼料(人工乳)のびのび前期MAX(製品名、日清丸紅飼料株式会社製)を使用した。
各区について、試験開始時の哺乳子豚数および平均体重、試験終了時の離乳子豚数および平均体重、合計離乳時腹体重(kg/腹)および離乳率(%)を求めた。その結果を表3に示す。
Figure 0007137469000003
試験例4 離乳体重が小さい離乳子豚への給与試験
CWD種の離乳直後の子豚(21日齢)を用いて、離乳直後におけるゲル状子豚用飼料の給与効果確認試験を実施した。子豚の離乳体重は通常6~7kg程度であるが、本給与例においては、ゲル状子豚用飼料使用の優位性を確認する為、一般よりかなり小さい離乳体重の子豚を用いて試験を行った。
平均体重4.2kg前後の離乳子豚を、供試頭数にして試験区、対照区とも13ずつ用い、試験区には、不断給餌の基礎飼料に加え、実施例1で得たゲル状子豚用飼料を離乳子豚1頭あたり100g/日給与し、対照区には不断給餌の基礎飼料のみ給与した。給与期間は21日齢~25日齢の5日間とし、水の給与は不断給与とした。
本試験では、基礎飼料として、試験例1と同じ子豚用飼料(人工乳)のびのび前期MAX(製品名、日清丸紅飼料株式会社製)を使用した。
各区について、試験開始時の子豚体重(離乳体重)および終了時の子豚の平均体重(kg)、試験期間中の平均日増体量(g/日)を求めた。その結果を表4に示す。
Figure 0007137469000004
表4に示す通り、試験区の離乳子豚は、対照区に比べ平均日増体量が優れていることが確認できたことから、離乳体重が小さい子豚に対する本発明のゲル状子豚用飼料の給与効果が確認できた。

Claims (3)

  1. 水と混合して使用される固体状の子豚用飼料であって、子豚用飼料と水とを混合した後の飼料中のアルギン酸ナトリウムの量が0.11~0.6質量%、且つ、乳由来のカルシウムの量が0.009~0.18質量%となるような量でアルギン酸ナトリウム及び乳由来のカルシウムを含有することを特徴とする子豚用飼料。
  2. 子豚用飼料と水との混合比率が子豚用飼料1質量部に対して水4~8質量部であり、子豚用飼料中にアルギン酸ナトリウムを1~3質量%及び乳由来のカルシウムを0.08~0.9質量%含む、請求項1記載の子豚用飼料。
  3. 請求項1又は2記載の子豚用飼料と水とを混合する工程を含む、ゲル状子豚用飼料の製造方法。
JP2018523890A 2016-06-13 2017-06-12 子豚用飼料 Active JP7137469B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016116884 2016-06-13
JP2016116884 2016-06-13
PCT/JP2017/021626 WO2017217361A1 (ja) 2016-06-13 2017-06-12 子豚用飼料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017217361A1 JPWO2017217361A1 (ja) 2019-04-04
JP7137469B2 true JP7137469B2 (ja) 2022-09-14

Family

ID=60663200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018523890A Active JP7137469B2 (ja) 2016-06-13 2017-06-12 子豚用飼料

Country Status (6)

Country Link
JP (1) JP7137469B2 (ja)
KR (1) KR20190017788A (ja)
CN (1) CN109310114A (ja)
PH (1) PH12018502455A1 (ja)
TW (1) TW201803456A (ja)
WO (1) WO2017217361A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109619274A (zh) * 2019-01-02 2019-04-16 杨凌普瑞邦农牧集团有限公司 一种断奶乳猪用粉加粒教槽料
CN111357889A (zh) * 2020-03-20 2020-07-03 浙江省农业科学院 一种南方小花蝽的人工饲料及其制备方法和应用
CN113973776A (zh) * 2021-11-02 2022-01-28 重庆市畜牧技术推广总站 一种提高断奶仔猪存活率的方法及专用饲料

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001008640A (ja) 1999-06-29 2001-01-16 Kyodo Shiryo Kk ゲル状配合飼料及びその給与方法
JP2003503081A (ja) 1999-07-05 2003-01-28 ノルスク・ヒドロ・アーエスアー ゲル化した飼料製造物、該製造物を製造する手段および該製造物の製造方法
US20050238782A1 (en) 2002-04-19 2005-10-27 Isp Investments, Inc. Alginate or low-methoxy pectate gel
JP2009501023A (ja) 2005-07-14 2009-01-15 プリナ ミルズ, エルエルシー ゲルベースの家畜用飼料、製造方法および使用
CN102125091A (zh) 2010-12-02 2011-07-20 内蒙古蒙牛乳业(集团)股份有限公司 一种含有食用胶体颗粒的液态乳制品
JP2014530021A (ja) 2011-10-14 2014-11-17 ヒルズ・ペット・ニュートリシャン・インコーポレーテッド ペットフード組成物の調製方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5918025B2 (ja) 1976-01-19 1984-04-25 日清製粉株式会社 豚餌付用固型飼料
CN1178448A (zh) * 1995-03-15 1998-04-08 诺贝特公司 鱼饵
JPH10127232A (ja) * 1996-10-29 1998-05-19 Natl Fedelation Of Agricult Coop Assoc 幼畜用代用乳組成物及び幼畜の飼育方法
JP2004135543A (ja) 2002-10-16 2004-05-13 Kyodo Shiryo Kk 子豚の餌付け用飼料及びそれを用いて豚を餌付けする方法
TWI359639B (en) * 2005-07-27 2012-03-11 Purina Mills Llc Gel based livestock feed, method of manufacture an
CA2625147C (en) * 2005-10-19 2013-08-13 Hill's Pet Nutrition, Inc. Process for preparing a food composition

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001008640A (ja) 1999-06-29 2001-01-16 Kyodo Shiryo Kk ゲル状配合飼料及びその給与方法
JP2003503081A (ja) 1999-07-05 2003-01-28 ノルスク・ヒドロ・アーエスアー ゲル化した飼料製造物、該製造物を製造する手段および該製造物の製造方法
US20050238782A1 (en) 2002-04-19 2005-10-27 Isp Investments, Inc. Alginate or low-methoxy pectate gel
JP2009501023A (ja) 2005-07-14 2009-01-15 プリナ ミルズ, エルエルシー ゲルベースの家畜用飼料、製造方法および使用
CN102125091A (zh) 2010-12-02 2011-07-20 内蒙古蒙牛乳业(集团)股份有限公司 一种含有食用胶体颗粒的液态乳制品
JP2014530021A (ja) 2011-10-14 2014-11-17 ヒルズ・ペット・ニュートリシャン・インコーポレーテッド ペットフード組成物の調製方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN109310114A (zh) 2019-02-05
JPWO2017217361A1 (ja) 2019-04-04
TW201803456A (zh) 2018-02-01
KR20190017788A (ko) 2019-02-20
PH12018502455A1 (en) 2019-10-21
WO2017217361A1 (ja) 2017-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106998754A (zh) 动物饲料补充剂及方法
US10667545B2 (en) Methods of feeding high fat poured feed blocks
JP7137469B2 (ja) 子豚用飼料
JP2008526210A (ja) ネコの食餌用の食肉および炭水化物ベースの組成物を製造するための方法
ES2537076T3 (es) Producto alimentario de ganado a base de gel, método de elaboración y utilización
WO2015053091A1 (ja) ペットフード
JP7126971B2 (ja) バイパスペレット飼料の製造方法及びバイパスペレット飼料
JPH0246188B2 (ja)
JP5531050B2 (ja) 子豚を離乳させる方法
JP2008253190A (ja) 子豚の成長促進飼料
JP2000281575A (ja) 油脂被覆ビタミンc経口給与による、家畜の免疫力増強、並びにストレスの防除及び損耗を防止する方法
KR100222132B1 (ko) 가축용 사료 조성물 및 이의 제조방법
CN107494900A (zh) 断奶仔猪专用复合预混合饲料舔砖
US10085464B2 (en) Semi-solid animal feed blocks and method of making and using same
JP2670373B2 (ja) 哺乳期子豚用飼料
JP2993175B2 (ja) 子牛哺育用ミルク添加製剤
WO2016004337A1 (en) Gummy animal treat and method of preparation
JP2723962B2 (ja) 子畜用人工乳組成物
RU2577400C1 (ru) Премикс для телят-молочников
JP2008019236A (ja) 飼料添加剤
JP2544959B2 (ja) 重曹を含むブロック状混合飼料
JPH0453454A (ja) 反芻動物用蛋白質飼料
JP2001025367A (ja) 家畜飼料とその製造方法
JPS5814182B2 (ja) 配合飼料
JPS62220154A (ja) 動物舐食用ブロック飼料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211207

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220404

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220803

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220803

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220810

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7137469

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150