JP7132679B1 - プログラム、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、場所を選ばず、かつ、被認証者の資格の有効性と正当性を認証できる認証システムが開示されている。
特許文献2には、セキュリティ保護とユーザの利便性確保の両方を実現するセキュリティ機能付き装置が開示されている。
特許文献3には、取得した資格、免許、証明書等をデータベースで一元管理し、いつでも必要に応じて各種資格取得履歴が参照可能であると同時に、資格、経歴等の改ざん、詐称を防止することができる資格認証管理システムが開示されている。
一方、使用者は装置を使用する際には、承認機関が許可した日時、エリアの範囲内で装置を使用しなければならず、煩雑であった。また、使用者は承認機関が許可した日時、エリアを失念してしまい、承認期間が許可した範囲での使用に違反してしまう場合があった。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、使用するにあたり資格または許可が必要な装置において、使用者が適切に装置を使用することができる技術を提供するものである。
本開示における情報処理システム1は、ユーザに対して装置の使用を認証するサービスを提供する情報処理システムである。
情報処理システム1は、ネットワークNを介して接続された、サーバ10、機関サーバ20、ユーザ端末30、装置端末40の情報処理装置を備える。
図1は、情報処理システム1の機能構成を示すブロック図である。
図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
図3は、機関サーバ20の機能構成を示すブロック図である。
図4は、ユーザ端末30の機能構成を示すブロック図である。
図5は、装置端末40の機能構成を示すブロック図である。
サーバ10は、ユーザに対して装置の使用を認証するサービスを提供する情報処理装置である。
サーバ10は、記憶部101、制御部104を備える。
サーバ10の記憶部101は、アプリケーションプログラム1011、ユーザテーブル1012、グループテーブル1013、装置テーブル1014、認証テーブル1015、ログテーブル1016を備える。
アプリケーションプログラム1011は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
ユーザテーブル1012は、ユーザIDを主キーとして、ユーザID、ユーザ名、グループIDのカラムを有するテーブルである。
図6は、ユーザテーブル1012のデータ構造を示す図である。
ユーザ名は、ユーザの氏名を記憶する項目である。ユーザ名は、氏名ではなく、ニックネームなど任意の文字列を設定しても良い。
グループIDは、ユーザが所属するグループを識別するためのグループ識別情報を記憶する項目である。
グループテーブル1013は、グループIDを主キーとして、グループID、グループ名、管理者IDのカラムを有するテーブルである。
図7は、グループテーブル1013のデータ構造を示す図である。
グループ名は、グループの名称を記憶する項目である。グループ名は任意の文字列を設定することができる。
管理者IDは、グループに割り当てられた管理者のユーザ識別情報を記憶する項目である。
装置テーブル1014は、装置IDを主キーとして、装置ID、装置種別のカラムを有するテーブルである。
図8は、装置テーブル1014のデータ構造を示す図である。
装置種別は、装置識別情報により特定される装置の種類を示す情報(装置種別情報)を記憶する項目である。装置種別は、装置の種類を示す名称、装置の種類を示す装置種別コードなどを含む。
具体的に、装置種別は、ドア、金庫、空調機器、POSシステム(販売時点情報管理システム)、自動車、トラック、バス、列車、船舶、飛行機、ドローン、工場などに設置される昇降リフト、クレーン、工作機械、ベルトコンベア、シャッター、製品製造ライン、印鑑(実印)などの任意の装置、機器、デバイスを含む。
認証テーブル1015は、ユーザID、装置ID、許可期間、許可エリアのカラムを有するテーブルである。
図9は、認証テーブル1015のデータ構造を示す図である。
装置IDは、装置を識別するための装置識別情報を記憶する項目である。
許可期間は、ユーザが装置を使用できる期間を記憶する項目である。具体的に、許可期間は、ユーザIDで特定されるユーザが装置IDで特定される装置を使用可能な期間を規定する開始日時および終了日時を含む。
許可エリアは、ユーザが装置を使用できるエリア(エリア情報)を記憶する項目である。具体的に、許可エリアは、ユーザIDで特定されるユーザが装置IDで特定される装置を使用可能なエリアを規定する情報を含む。
エリア情報は、所定の緯度経度で区切られたメッシュ形状の地理領域ごとに付与された任意のエリア識別コード等を含んでも良い。エリア情報は、市区町村などの自治体などの行政区画ごとに付与された全国地方公共団体コードなどの任意のエリア識別コード等を含んでも良い。また、エリア情報はユーザが装置を使用することができる高度に関する情報を含んでも良い。
なお、本開示において、ユーザによる装置使用の使用条件として、許可期間、許可エリア、以外に、高度、天気、天候、気圧、気温などの他の環境条件などを記憶する構成としても構わない。使用条件は、許可期間、許可エリアに限定されず、ユーザは、使用条件の範囲内において装置を使用することができる。
ログテーブル1016は、ユーザID、装置ID、ログデータのカラムを有するテーブルである。
図10は、ログテーブル1016のデータ構造を示す図である。
装置IDは、装置を識別するための装置識別情報を記憶する項目である。
ログデータは、ユーザIDで特定されるユーザが装置IDで特定される装置を使用したログ情報を記憶する項目である。具体的に、ログ情報は、時刻ごとの装置端末40によるセンシングデータを含む。例えば、ログ情報は、時刻ごとの装置の緯度、経度などの位置情報を含む。ログ情報は、装置の温度、気圧、高度などの情報を含んでも良い。
サーバ10の制御部104は、ユーザ登録制御部1041、認証部1042を備える。制御部104は、記憶部101に記憶されたアプリケーションプログラム1011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
ユーザテーブル1012に記憶される情報は、ユーザが任意の情報処理端末からサービス提供者が運営するウェブページなどを開き、所定の入力フォームに情報を入力しサーバ10へ送信する。ユーザ登録制御部1041は、受信した情報をユーザテーブル1012の新しいレコードに記憶し、ユーザ登録が完了する。これにより、ユーザテーブル1012に記憶されたユーザはサービスを利用することができるようになる。
ユーザ登録制御部1041によるユーザ情報のユーザテーブル1012への登録に先立ち、サービス提供者は所定の審査を行いユーザによるサービス利用許否を制限しても良い。
ユーザIDは、ユーザを識別できる任意の文字列または数字で良く、ユーザが希望する任意の文字列または数字、もしくはユーザ登録制御部1041が自動的に任意の文字列または数字を設定しても良い。
機関サーバ20は、ユーザが保有する資格に関する情報、ユーザ、資格情報ごとに装置の使用に関する許可情報を記憶、管理するサービスを提供する情報処理装置である。機関サーバ20は、承認機関が運営し、管理する情報処理装置である。
本開示においては、機関サーバ20は、資格テーブル2012、届出テーブル2013、許可テーブル2014を記憶する構成としたが、資格テーブル2012、届出テーブル2013、許可テーブル2014はそれぞれ異なる複数のサーバにより実現されても構わない。具体的には、ユーザが保有する資格に関する情報を記憶、管理するサービスを提供する第1機関サーバ、および、ユーザ、資格情報ごとに装置の使用に関する認証情報を記憶、管理するサービスを提供する第2機関サーバなどの複数の機関サーバにより実現しても構わない。
機関サーバ20は、記憶部201、制御部204を備える。
機関サーバ20の記憶部201は、アプリケーションプログラム2011、資格テーブル2012、届出テーブル2013、許可テーブル2014を備える。
アプリケーションプログラム2011は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム2011は、機関サーバ20に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
資格テーブル2012は、ユーザID、資格コード、資格名のカラムを有するテーブルである。
図11は、資格テーブル2012のデータ構造を示す図である。
資格コードは、資格を識別するための資格識別情報を記憶する項目である。
資格名は、資格の名称を記憶する項目である。資格名は任意の文字列を設定することができる。
届出テーブル2013は、ユーザID、装置ID、届出データのカラムを有するテーブルである。
図12は、届出テーブル2013のデータ構造を示す図である。
装置IDは、ユーザが使用を希望する装置の装置識別情報を記憶する項目である。
届出データは、ユーザによる装置を使用するための届出情報を記憶する項目である。届出情報は、装置の使用開始日時および使用終了日時、使用エリアを特定するエリア識別情報などを含む。
許可テーブル2014は、ユーザID、装置ID、許可期間、許可エリアのカラムを有するテーブルである。
図13は、許可テーブル2014のデータ構造を示す図である。
装置IDは、承認機関が許可した装置の装置識別情報を記憶する項目である。
許可期間は、承認機関が許可した装置の使用可能な期間を記憶する項目である。認証テーブル1015の許可期間の項目と同様であるため説明を省略する。
許可エリアは、承認期間が許可した装置の使用可能なエリアを記憶する項目である。認証テーブル1015の許可エリアの項目と同様であるため説明を省略する。
なお、本開示において、承認期間が許可した装置の使用条件として、許可期間、許可エリア、以外に、高度、天気、天候、気圧、気温などの他の環境条件などを記憶する構成としても構わない。使用条件は、許可期間、許可エリアに限定されない。
機関サーバ20の制御部204は、届出部2041を備える。制御部204は、記憶部201に記憶されたアプリケーションプログラム2011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
ユーザ端末30は、サービスを管理する管理者が操作する情報処理装置である。ユーザ端末30は、例えば、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよいし、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
ユーザ端末30は、記憶部301、制御部304、入力装置306、出力装置308を備える。
ユーザ端末30の記憶部301は、ユーザID3011、アプリケーションプログラム3012を備える。
ユーザ端末30の制御部304は、入力制御部3041、出力制御部3042を備える。制御部304は、記憶部301に記憶されたアプリケーションプログラム3012を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
ユーザ端末30の入力装置306は、カメラ3061、マイク3062、位置情報センサ3063、モーションセンサ3064、タッチデバイス3065を備える。
ユーザ端末30の出力装置308は、ディスプレイ3081、スピーカ3082を備える。
装置端末40は、装置を制御するための情報処理装置である。装置端末40は、装置を制御するための専用の情報処理装置でも良い。例えば、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよいし、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
装置端末40は、装置と一体として構成されていても良いし別体として構成されていても良い。装置端末40は、入力装置からの入力情報をセンシングするとともに、出力装置であるアクチュエータ4083などを用いて装置を制御することができる。
装置端末40が制御する装置の種類は、装置テーブル1014の装置種別と同様であるため説明を省略する。
装置端末40は、記憶部401、制御部404、入力装置406、出力装置408を備える。
装置端末40の記憶部401は、装置ID4011、アプリケーションプログラム4012を備える。
装置ID4011は装置端末40または、装置端末40が制御対象となる装置の外装等に文字列、QRコード(登録商標)などの二次元コードとして貼付されていても良い。装置ID4011は、装置の製造番号などの数字または文字列でも良い。
装置端末40の制御部404は、入力制御部4041、出力制御部4042を備える。制御部404は、記憶部401に記憶されたアプリケーションプログラム4012を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
装置端末40の入力装置406は、カメラ4061、マイク4062、位置情報センサ4063、加速度センサ4064を備える。
装置端末40の出力装置408は、ディスプレイ4081、スピーカ4082、アクチュエータ4083を備える。
以下、情報処理システム1の各処理について説明する。
図14は、届出処理の動作を示すフローチャートである。
図15は、認証処理の動作を示すフローチャートである。
図16は、認証処理の動作を示す画面例である。
届出処理は、ユーザが、予め装置を使用する日時、エリアなどの使用条件を指定して承認機関へ届出を行う処理である。承認機関は、届出内容に基づき、ユーザによる装置使用の許否を判定し、許可する場合は使用条件を決定する処理である。
届出処理は、ユーザによる所定の装置に対する使用申請の届出、ユーザによる使用申請の届出に対する使用許否判定、所定の装置の使用条件の決定、ユーザに対して行われる届出結果通知の一連の処理である。
以下に、届出処理の詳細を説明する。
具体的に、ユーザは機関サーバ20が提供する装置の使用申請届出サービス(届出サービス)へログインする。具体的に、ユーザは、ユーザ端末30の入力装置306などを操作することにより、ブラウザアプリケーションなどを実行し、機関サーバ20が提供する届出サービスを提供するURL(Uniform Resource Locator)を入力することにより、届出サービスのウェブページ(予約ページ)を開く。届出ページには、ユーザID、パスワードなどの入力欄が設けられている。
ユーザは、ユーザ端末30の入力装置306などを操作することにより、届出ページに設けられたユーザID、装置ID、届出内容などの入力欄に自身のユーザID3011、使用を希望する装置の装置端末40の装置ID4011、届出内容として装置の使用期間、装置の使用エリアなどの使用条件に関する情報を入力し送信する。機関サーバ20の届出部2041は、受信したユーザID3011、装置ID4011、使用条件を、それぞれ、届出テーブル2013の新たなレコードのユーザID、装置ID、届出データの項目に記憶する。
具体的に、機関サーバ20の届出部2041は、受信したユーザIDに基づき資格テーブル2012のユーザIDの項目を検索し、資格コード、資格名の項目を取得する。機関サーバ20の届出部2041は、受信した資格コード、資格名と、届出情報に含まれる装置IDにより特定される装置を比較することにより、ユーザが装置を使用するための適切な資格または権限などを有しているか否かに基づき、ユーザによる装置の使用許否を判定する。例えば、機関サーバ20の届出部2041は、不図示の資格コードと装置IDまたは、装置テーブル1014を参照して装置IDにより特定される装置種別などとを関連づけたデータベースなどを参照することにより、使用許否を判定しても良い。
例えば、装置がドローンである場合に、ユーザがドローンを操縦するための資格を保有している場合に、ユーザによるドローンの使用が許可される。
具体的に、機関サーバ20の届出部2041は、ユーザからの使用申請を許可する場合には、ユーザから受信したユーザID3011、装置ID4011、および、ユーザによる装置使用を許可する期間、エリアの項目を、それぞれ、許可テーブル2014のユーザID、装置ID、許可期間、許可エリアの項目に記憶する。これにより、ユーザによる装置の使用申請が許可期間、許可エリアで規定される使用条件のもと許可された許可情報が機関サーバ20に記憶される。その後、ステップS104に進む。
具体的に、機関サーバ20の届出部2041は、許可テーブル2014に記憶された許可情報をユーザ端末30に送信する。ユーザ端末30のディスプレイ3081は、受信した許可情報に含まれる、装置ID、許可期間、許可エリアなどの使用条件に関する情報を表示し、ユーザに対して提示する。ユーザは、提示された装置ID、許可期間、許可エリアなどの使用条件に関する情報を確認し、当該許可期間、許可エリアにおいて装置を使用するための認証処理を実行する。
複数のユーザが届出処理を実行できる構成としても良い。また、ユーザが所属するグループ等の組織が届出処理を実行できる構成としても良い。この場合、機関サーバ20は、複数のユーザ、グループごとに届出処理を実行する。
具体的に、機関サーバ20の届出部2041は、複数のユーザを特定するユーザID、または、グループを特定するグループIDと、装置ID、届出データを、それぞれ、届出テーブル2013のユーザID、装置ID、届出データの項目に記憶する。同様に、機関サーバ20の届出部2041は、複数のユーザを特定するユーザID、または、グループを特定するグループIDと、装置ID、許可期間、許可エリアを、それぞれ、許可テーブル2014のユーザID、装置ID、許可期間、許可エリアの項目に記憶する。
これにより、複数のユーザ、グループに所属するユーザは、許可された使用条件において装置を使用できる構成としても良い。また、この場合、複数のユーザに対して優先順位を設定し、複数のユーザのうち最も優先順位の高い1のユーザのみが装置を使用できる構成としても良い。例えば、許可された使用条件において優先順位が高いユーザが不在である場合には、次に優先順位が高いユーザが装置を使用できるものとしても良い。
認証処理は、ユーザが、装置を使用する際に、使用時点においてユーザが装置を使用可能な資格を有していることを照会するとともに、承認機関からユーザが装置を使用する使用条件を取得し、ユーザに対して装置の使用許否を判定し、許可する場合はユーザが装置を使用可能とする処理である。
認証処理は、ユーザから所定の装置の使用に関するリクエストを受け付け、ユーザが所定の装置を使用する資格等を有していることを承認機関へ照会し、ユーザによる所定の装置の使用条件を承認機関から取得し、ユーザによる所定の装置の使用許否を判定し、許可する場合はユーザに対して所定の装置の使用を許可する一連の処理である。
以下に、認証処理の詳細を説明する。
具体的に、ユーザは、ユーザ端末30の入力装置306などを操作することにより、装置を使用するためのアプリケーションプログラム3012などを実行する。ユーザは、ユーザ端末30の入力装置306などを操作することにより、ユーザ端末30のディスプレイ3081に表示された装置IDの入力欄に、使用する装置の装置IDを入力する。ユーザは、ユーザ端末30のカメラ3061などを操作することにより、使用する装置の外装等に記載された文字列、QRコード(登録商標)などの二次元コードなどを撮影することにより入力しても良い。
ユーザは、ユーザ端末30の入力装置306などを操作することにより、ユーザID3011、装置IDを含むリクエストをサーバ10へ送信する。
具体的に、サーバ10の認証部1042は、装置テーブル1014を検索し、装置ID、装置種別を取得しユーザ端末30へ送信する。このとき、不図示のデータベースなどを参照して、提示対象となるユーザが選択可能な装置の装置ID、装置種別のみをユーザ端末30へ送信する構成としても良い。
また、サーバ10の認証部1042は、機関サーバ20の許可テーブル2014などを照会し、ユーザが使用を許可された装置IDを取得し、ユーザが使用可能な装置ID、装置種別のみをユーザ端末30へ送信する構成としても良い。特に、サーバ10の認証部1042は、装置IDが関連づけられた許可情報に含まれる許可期間と現在日時とを比較し、現在日時において使用が許可された装置ID、装置種別のみをユーザ端末30へ送信する構成としても良い。
ユーザ端末30のディスプレイ3081は、受信した装置ID、装置種別を一覧表示し、ユーザに対して提示する。
具体的に、ユーザは、ユーザ端末30の入力装置306などを操作することにより、一覧表示された装置から、使用を希望する装置を選択し、装置IDを含むリクエストをサーバ10へ送信する。リクエストには、ユーザID3011が含まれる。
資格取得ステップは、ユーザ情報を含むリクエストを外部の機関サーバに送信するステップと、機関サーバからリクエストに対するレスポンスを受信し、レスポンスに含まれる資格情報を取得するステップと、を含む。
サーバ10の認証部1042は、資格コード、資格名を取得し受け付ける。
条件取得ステップは、ユーザ情報および装置情報を含むリクエストを外部の機関サーバに送信するステップと、機関サーバからリクエストに対するレスポンスを受信し、レスポンスに含まれる使用条件情報を取得するステップと、を含む。
条件取得ステップは、使用条件情報として、ユーザによる装置の使用エリアに関するエリア情報を取得するステップを含む。条件取得ステップは、使用条件情報として、ユーザによる装置の使用期間に関する期間情報を取得するステップを含む。
サーバ10の認証部1042は、許可期間、許可エリアなどの使用条件を取得し受け付ける。本開示において、使用条件は許可期間、許可エリアの場合について説明したが、使用条件は高度、天気、天候、気圧、気温などの他の環境条件などを含んでも構わない。
具体的に、サーバ10の認証部1042は、受け付けた資格コード、資格名と、ステップS101において受け付けた装置IDにより特定される装置を比較することにより、ユーザが装置を使用するための適切な資格または権限などを有しているか否かに基づき、ユーザによる装置の使用許否を判定する。例えば、サーバ10の認証部1042は、不図示の資格コードと装置IDまたは、装置テーブル1014を参照して装置IDにより特定される装置種別などとを関連づけたデータベースなどを参照することにより、使用許否を判定しても良い。
例えば、装置がドローンである場合に、ユーザがドローンを操縦するための資格を保有している場合に、ユーザによるドローンの使用が許可される。本開示においては、届出処理の時点においてユーザは装置使用に関する適切な資格を有していたものの、その後、認証処理の間に資格を喪失した場合には、ユーザによる装置使用は許可されない。つまり、認証処理のおいて、ユーザが保有する最新の資格情報に基づき使用許否が判定される。
判定ステップは、条件取得ステップにおいて取得したエリア情報に基づき、ユーザによる装置の使用許否を判定するステップを含む。判定ステップは、装置の位置が、条件取得ステップにおいて取得したエリア情報に含まれる場合に、ユーザによる装置の使用許否を判定するステップを含む。
判定ステップは、条件取得ステップにおいて取得した期間情報に基づき、ユーザによる装置の使用許否を判定するステップを含む。
例えば、装置の現在位置が、ステップS303において受け付けた許可エリアに含まれる場合には、使用条件を満たしていると判定される。一方、装置の現在位置が、許可エリアに含まれない場合には、使用条件を満たしていないと判定される。
具体的に、ステップS104において、ユーザが装置を使用するための資格を有しており、かつ、装置の環境条件が許可情報に含まれる使用条件を満たしている場合は、サーバ10の認証部1042は、ステップS303において機関サーバ20から取得した許可情報を認証テーブル1015に認証情報として記憶する。具体的に、サーバ10の認証部1042は、取得したユーザID、装置ID、許可情報に含まれる許可期間、許可エリアを、それぞれ、認証テーブル1015の新たなレコードのユーザID、装置ID、許可期間、許可エリアの項目に記憶する。なお、認証テーブル1015は、許可期間、許可エリア以外の許可情報に含まれる使用条件情報を記憶する構成としても良い。
サーバ10の認証部1042は、定期受付ステップにおいて受け付けた装置の使用許否に関する問い合わせに対し、ユーザ情報および装置情報に基づき、記憶ステップにおいて記憶された認証情報を照会し、外部サーバへ問い合わせずに、ユーザによる装置の使用許否を判定する定期判定ステップを実行する。
例えば、認証処理において装置の使用が許可された後において、ユーザ端末30は定期的にサーバ10へ装置の使用許可が認証されているか問い合わせる処理を実行する。この場合、サーバ10の認証部1042は、機関サーバ20へ問い合わせることなしに認証テーブル1015に記憶された認証情報に基づきユーザによる装置使用許否を判定し、判定結果をユーザ端末30へ送信する。ユーザは、受信した判定結果により装置の使用を許可された場合は装置の使用を継続することができる。一方、受信した判定結果により装置の使用を許可されなかった場合は装置の使用を継続することができない。
このように、サーバ10が認証情報を保持することにより機関サーバ20への問い合わせを減らすことができ機関サーバ20の処理負荷を低減させることができるとともに、機関サーバ20との通信状況が悪い場合にもユーザに対して適切な認証サービスを提供することができる。
サーバ10の認証部1042は、ユーザまたはユーザに関連づけられた管理者に対し、条件取得ステップにおいて取得した、ユーザによる装置の使用期間に関する期間情報を提示する期間提示ステップを実行する。
具体的に、サーバ10の認証部1042は、取得したユーザID3011に基づきユーザテーブル1012のユーザIDの項目を検索し、グループIDの項目を取得する。サーバ10の認証部1042は、取得したグループIDに基づき、グループテーブルのグループIDの項目を検索し、管理者IDを取得する。サーバ10の認証部1042は、管理者IDに基づき管理者端末を特定し、取得した装置ID、許可期間、許可エリアを管理者端末へ送信する。
これにより、グループに関連づけられた管理者も、ユーザによる装置の使用実績を確認することができる。なお、管理者は、ログテーブル1016を参照することにより、ユーザによる装置の使用状況を確認できる構成としても良い。
具体的に、ユーザは、ユーザ端末30の入力装置306などを操作することにより、使用が許可された装置の装置IDにより特定される装置端末40に対して、装置を操作するためのリクエストを送信することができる。装置端末40は、受信したリクエストに応じてアクチュエータ4083などを駆動することにより、装置を駆動制御することができる。つまり、ユーザは、ユーザ端末30の入力装置306などを操作することにより、装置を使用することができる。
また、装置端末40は、受信したリクエストに応じてカメラ4061、マイク4062、位置情報センサ4063、加速度センサ4064などの検出値をユーザ端末30へ送信する。ユーザは、ユーザ端末30において受信した検出値を確認することができるとともに、サーバ10へ検出値、ユーザID3011、装置ID4011を送信する。
サーバ10の認証部1042は、ユーザID3011、装置ID4011、検出値を、それぞれ、ログテーブル1016の新たなレコードのユーザID、装置ID、ログデータの項目に記憶する。これにより、ユーザによる装置を使用に関するログ情報がサーバ10に記憶される。ログ情報には、装置端末40の入力装置406などの検出の他、出力装置408などを制御するための信号情報などを含めても良い。具体的に、ログ情報は、アクチュエータ4083を駆動するための駆動信号などの情報を含んでも良い。
ユーザ端末30のディスプレイ3081は、装置の位置情報が、許可エリアの外縁に近づくと、ユーザに対して許可エリアを越えないよう警告することを表示し提示しても良い。これにより、ユーザは許可エリアを越えないように装置を操作し使用することができる。
本開示の認証処理において、ユーザ端末30はサーバ10に問い合わせて、サーバ10が機関サーバ20へ問い合わせて資格照会、使用条件取得、使用許否判定、装置使用許可を実行する構成としたが、ユーザ端末30自体がサーバ10を介さずに直接機関サーバ20へ問い合わせて資格照会、使用条件取得、使用許否判定、装置使用許可を実行しても良い。つまり、ユーザ端末30が、サーバ10の認証部1042を有する構成としても良い。
具体的に、ユーザ端末30の制御部304は、機関サーバ20から資格照会、使用条件を取得し、使用許否判定を実行し、装置端末40に対する装置使用許可を実行する構成としても良い。
図17は、コンピュータ90の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ90は、プロセッサ901、主記憶装置902、補助記憶装置903、通信IF991(インタフェース、Interface)を少なくとも備える。これらは通信バス921により相互に電気的に接続される。
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばWi-Fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
コンピュータ90の基本ハードウェア構成(図17)により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
通常、各テーブル、各マスタにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ901に、記憶部に記憶された特定のテーブル、マスタにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
による装置使用を制限することができる。
これにより、ユーザおよび装置の使用条件に基づき、ユーザの装置の使用許否を判定することができる。例えば、ユーザによる使用条件を満たさない装置使用を制限することができる。
これにより、使用条件を管理する外部サーバにおける最新の使用条件に基づき、ユーザの装置の使用許否を判定することができる。例えば、ユーザによる使用条件を満たさない装置使用を制限することができる。
これにより、ユーザの資格情報に基づき、ユーザの装置の使用許否を判定することができる。例えば、資格を有さない不適切なユーザによる装置使用を制限することができる。
これにより、資格情報を管理する外部サーバにおけるユーザの最新の資格情報に基づき、ユーザの装置の使用許否を判定することができる。例えば、資格を有さない不適切なユーザ
これにより、ユーザおよび装置の使用エリアに基づき、ユーザの装置の使用許否を判定することができる。例えば、ユーザによる使用エリア外での装置使用を制限することができる。
これにより、ユーザおよび装置の使用エリアに基づき、ユーザの装置の使用許否を判定することができる。例えば、ユーザによる使用エリア外での装置使用を制限することができる。
これにより、ユーザまたは管理者は許可された使用エリアの情報を確認することにより、適切に装置を使用することができる。
これにより、ユーザおよび装置の使用期間に基づき、ユーザの装置の使用許否を判定することができる。例えば、ユーザによる使用期間外での装置使用を制限することができる。
これにより、ユーザまたは管理者は許可された使用期間の情報を確認することにより、適切に装置を使用することができる。
これにより、機関サーバ20との間の通信状態が不安定な場合において、装置を使用するユーザに対し適切に許可情報を提供することができる。
これにより、機関サーバ20への問い合わせを減らすことができ機関サーバ20の処理負荷を低減させることができるとともに、機関サーバ20との通信状況が悪い場合にもユーザに対して適切な認証サービスを提供することができる。
これにより、ユーザは提示された複数の使用可能な装置から使用する装置を選択することができる。
これにより、ユーザの資格情報に基づき、ドローンの装置の使用許否を判定することができる。例えば、資格を有さない不適切なユーザによる装置使用を制限することができる。
これにより、ユーザの資格情報に基づき、ユーザの装置の使用許否を判定することができる。例えば、資格を有さない不適切なユーザによる装置使用を制限することができる。
これにより、ユーザの資格情報に基づき、ユーザの装置の使用許否を判定することができる。例えば、資格を有さない不適切なユーザによる装置使用を制限することができる。
これにより、ユーザの資格情報に基づき、ユーザの装置の使用許否を判定することができる。例えば、資格を有さない不適切なユーザによる装置使用を制限することができる。
Claims (16)
- プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
ユーザに対して、前記ユーザが使用可能な複数の装置を提示する提示ステップと、
前記ユーザから、装置の使用に関するリクエストを受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けた前記ユーザを特定するユーザ情報および前記装置を特定する装置情報に基づき、前記ユーザによる前記装置の使用条件に関する使用条件情報を取得する条件取得ステップと、
前記条件取得ステップにおいて取得した前記使用条件情報に基づき、前記ユーザによる前記装置の使用許否を判定する判定ステップと、
を実行させ、
前記受付ステップは、前記ユーザから、前記提示ステップにおいて前記ユーザに対して提示した複数の装置のうち所定の装置の使用に関するリクエストを受け付けるステップである、
プログラム。 - プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
ユーザから、装置の使用に関するリクエストを受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けた前記ユーザを特定するユーザ情報および前記装置を特定する装置情報に基づき、前記ユーザによる前記装置の使用条件に関する使用条件情報を外部サーバから取得する条件取得ステップと、
前記条件取得ステップにおいて取得した前記使用条件情報に基づき、前記ユーザによる前記装置の使用許否を判定する判定ステップと、
前記条件取得ステップにおいて、前記外部サーバから取得した前記使用条件情報を、認証情報として記憶する記憶ステップと、
前記判定ステップにおいて前記装置の使用を許可されたユーザから、前記装置の使用許否に関する問い合わせを受け付ける問合受付ステップと、
前記問合受付ステップにおいて受け付けた前記装置の使用許否に関する問い合わせに対し、前記ユーザ情報および前記装置情報に基づき、前記記憶ステップにおいて記憶された前記認証情報を照会し、前記外部サーバへ問い合わせずに、前記ユーザによる前記装置の使用許否を判定する定期判定ステップと、
を実行させるプログラム。 - 前記問合受付ステップは、前記判定ステップにおいて前記装置の使用を許可されたユーザから、定期的に前記装置の使用許否に関する問い合わせを受け付けるステップである、
請求項2記載のプログラム。 - 前記条件取得ステップは、
前記ユーザ情報および前記装置情報を含むリクエストを外部サーバに送信するステップと、
前記外部サーバから前記リクエストに対するレスポンスを受信し、前記レスポンスに含まれる前記使用条件情報を取得するステップと、を含む、
請求項1記載のプログラム。 - 前記プログラムは、前記プロセッサに、
前記受付ステップにおいて受け付けた前記ユーザを特定するユーザ情報に基づき、前記ユーザに関連づけられた資格情報を取得する資格取得ステップと、
を実行させ、
前記判定ステップは、前記資格取得ステップにおいて取得した前記資格情報および前記ユーザ情報に基づき、前記ユーザによる前記装置の使用許否を判定するステップである、
請求項1記載のプログラム。 - 前記資格取得ステップは、
前記ユーザ情報を含むリクエストを外部サーバに送信するステップと、
前記外部サーバから前記リクエストに対するレスポンスを受信し、前記レスポンスに含まれる資格情報を取得するステップと、
を含む、
請求項5記載のプログラム。 - 前記条件取得ステップは、前記使用条件情報として、前記ユーザによる前記装置の使用エリアに関するエリア情報を取得するステップを含み、
前記判定ステップは、前記条件取得ステップにおいて取得した前記エリア情報に基づき、前記ユーザによる前記装置の使用許否を判定するステップを含む、
請求項6記載のプログラム。 - 前記判定ステップは、前記装置の位置が、前記条件取得ステップにおいて取得した前記エリア情報に含まれる場合に、前記ユーザによる前記装置の使用許否を判定するステップを含む、
請求項7記載のプログラム。 - 前記プログラムは、前記プロセッサに、
前記ユーザまたは前記ユーザに関連づけられた管理者に対し、前記条件取得ステップにおいて取得した、前記ユーザによる前記装置の使用エリアに関する前記エリア情報を提示するエリア提示ステップと、
を実行させる請求項7記載のプログラム。 - 前記条件取得ステップは、前記使用条件情報として、前記ユーザによる前記装置の使用期間に関する期間情報を取得するステップを含み、
前記判定ステップは、前記条件取得ステップにおいて取得した前記期間情報に基づき、前記ユーザによる前記装置の使用許否を判定するステップを含む、
請求項6記載のプログラム。 - 前記プログラムは、前記プロセッサに、
前記ユーザまたは前記ユーザに関連づけられた管理者に対し、前記条件取得ステップにおいて取得した、前記ユーザによる前記装置の使用期間に関する前記期間情報を提示する期間提示ステップと、
を実行させる請求項10記載のプログラム。 - 前記記憶ステップは、前記受付ステップにおいて前記ユーザから受け付ける前記装置の使用許否に関する問い合わせよりも少ない頻度で、前記外部サーバから前記使用条件情報を取得し、前記認証情報として記憶するステップである、
請求項3記載のプログラム。 - 前記装置は、ドローンである、
請求項1記載のプログラム。 - プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、
前記プロセッサに、請求項1から13のいずれか記載のプログラムを実行させる、
情報処理装置。 - プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置を含む情報処理システムであって、
前記プロセッサに、請求項1から13のいずれか記載のプログラムを実行させる、
情報処理システム。 - プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
前記プロセッサに、請求項1から13のいずれか記載のプログラムを実行させる、
情報処理方法。
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