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JP7129219B2 - 撮像装置 - Google Patents

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JP7129219B2 JP2018101749A JP2018101749A JP7129219B2 JP 7129219 B2 JP7129219 B2 JP 7129219B2 JP 2018101749 A JP2018101749 A JP 2018101749A JP 2018101749 A JP2018101749 A JP 2018101749A JP 7129219 B2 JP7129219 B2 JP 7129219B2
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Description

本発明の実施形態は、撮像装置に関わるものである。
映像出力規格であるHDMI(登録商標)(high-definition multimedia interface)規格では、規格対応のため、ハイビジョン以外の映像フォーマット、例えば480pをサポートする必要がある。つまり、1080pの映像を撮像するカメラでも、HDMI規格に準拠するためには480pに変換する回路を実装しなければならない。
1080pの映像フォーマットを480pに変換する方式としては、例えば、1080pから480pの720×480の解像度をそのまま抽出する方式がある。しかし、1080pに対して画角が小さくなり、その分多くのラインメモリが必要となる。
一方、1080pから垂直画素数を最大とした画角、すなわち、1620×1080のような解像度を切り出してリサイズする方式もある。しかし、専用のリサイズ回路が必要となり、さらにリサイズ回路用のメモリも必要となるため、回路規模が大きくなるという問題がある。
特開平10-322571号公報
本実施形態の目的は、規格対応を低コストかつ小規模に実現することにある。
本実施形態に係る撮像装置は、イメージセンサと、処理部とを含む。イメージセンサは、行列状に配置された画素群を含む。処理部は、前記イメージセンサから第1の映像規格に適合する画素群に対応する映像信号群を読み出し、前記画素群に含まれる切り出し領域の画素に対応する、前記映像信号群の一部を、前記第1の映像規格とは異なる第2の映像規格に適合するように間引きながらメモリに書き込む。
図1は、撮像装置を示すブロック図である。 図2は、変換処理の概念を示す図である。 図3は、変換処理を実現するハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、読み出しの同期処理を示す概念図である。 図5は、間引き書き込みをライトアドレス信号を用いて制御する一例を示すシーケンスである。 図6は、間引き書き込みをライトイネーブル信号を用いて制御する一例を示すシーケンスである。 図7は、2160p(4K)から480pに変換する場合の概念を示す図である。 図8は、4320p(8K)から480pに変換する場合の概念を示す図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わる撮像装置について説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。
本実施形態に係る撮像装置は、例えば産業用の検査カメラ、計測カメラ、監視カメラまたは顕微鏡用のカメラに搭載されることを想定するが、家庭用のカメラや医療用のカメラに搭載されてもよい。また、本実施形態に係る撮像装置は、動画を撮影することを想定するが、静止画を撮影してもよい。
本実施形態に係る撮像装置について図1のブロック図を参照して説明する。
本実施形態に係る撮像装置1は、イメージセンサ11と、プロセッサ13と、メモリ15とを含む。
イメージセンサ11は、一例としてCCD(Charge-Coupled Device)センサ、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサなどの撮像素子である。イメージセンサ11は、行列状に配置され、入力光を受けることにより電気信号を発生する複数の画素を含む。イメージセンサ11は、画素毎に、画素に対応する電気信号を増幅した映像信号を生成する。映像信号は、ここでは、輝度(Y)信号および色差(Pb、Pr)信号を含む信号を想定するが、RGB信号でもよい。
プロセッサ13は、イメージセンサ11から映像信号を受け取り、メモリ15への映像信号の書き込み及び映像信号の読み出しの少なくとも一方を制御し、第1の映像規格の映像信号から第2の映像規格に適合する映像信号に変換する変換処理を実行する。また、変換された映像信号は、外部のディスプレイなどに出力され、映像が表示される。
なお、プロセッサ13は、映像信号に対して、ゲイン調整、アナログデジタル変換、カラーバランス調整、ガンマ補正、フィルタ処理などの一般的な信号処理を行ってもよい。
第1の映像規格は、例えば、1080pのプログレッシブ映像信号を示す。1080pは、有効画素数が1920×1080画素であり、画素クロック周波数が148.5MHzであり、水平周波数は67.433kHzである。
第2の映像規格は、第1の映像規格と異なる規格であり、ここでは第1の映像規格の画素数よりも画素数が少ない480pのプログレッシブ映像信号を示す。480pは、有効画素数が720×480画素であり、画素クロック周波数が27MHzであり、水平周波数が31.369kHzである。
以下、本実施形態では第1の映像規格を1080pとし、第2の映像規格を480pとした時の映像信号の変換処理を例に説明する。なお、これに限らず、第1の映像規格の画素数が第2の映像規格の画素数よりも多ければ、720p、576p、288pといった他の映像規格にも本実施形態の変換処理を適用可能である。
メモリ15は、例えば、同時に読み書き可能なデュアルポートRAM(Random Access Memory)であり、プロセッサ13から映像信号を受け取って格納する。
なお、イメージセンサ11とプロセッサ13とメモリ15とは、一体としてカメラに搭載されてもよいし、別体でもよい。イメージセンサ11とプロセッサ13とメモリ15とがカメラに一体として搭載される場合は、例えば当該カメラ単体で、撮像から第2の映像規格に準拠した画像信号の出力までを行う。
一方、イメージセンサ11と、プロセッサ13及びメモリ15とが別体として構成される場合は、例えばイメージセンサ11を含むカメラから、当該カメラに搭載される通信インタフェースを介して、プロセッサ13及びメモリ15に映像信号を有線または無線で送信すればよい。
次に、本実施形態に係るプロセッサ13の詳細について説明する。
プロセッサ13は、書き込み制御機能131と、読み出し制御機能133と、発生機能135とを含む。
上述したプロセッサ13における変換処理は、メモリ15に対し、映像信号の書き込み制御、映像信号の読み出し制御、または、映像信号の書き込み制御及び読み出し制御の両方を実行することで実現できる。
変換処理が書き込み制御で実施される場合、書き込み制御機能131は、第1の映像規格(1080p)に適合する画素群に対応する映像信号群から、当該画素群に対して設定される切り出し領域の画素に対応する映像信号群の一部を、第2の映像規格(480p)に適合するように間引きながらメモリ15に書き込む。第2の映像規格に適合するように間引くことを間引き処理とも呼ぶ。
変換処理が読み出し制御で実施される場合、書き込み制御機能131は、第1の映像規格(1080p)に適合する画素群に対応する映像信号群をメモリ15に書き込む。
変換処理が書き込み制御で実施される場合、読み出し制御機能133は、間引き処理されてメモリ15に書き込まれた映像信号群の一部を、第2の映像規格(480p)に適合するように読み出す。
変換処理が読み出し制御で実施される場合、読み出し制御機能133は、メモリ15から、切り出し領域の画素に対応する映像信号群の一部を、第2の映像規格(480p)に適合するように間引きながら読み出す。
発生機能135は、映像信号をメモリ15に書き込む際のアドレスを示す書き込みアドレス信号(ライトアドレス信号)及び書き込みを制御するライトイネーブル信号と、メモリ15から映像信号を読み出す際のアドレスを示す読み出しアドレス信号(リードアドレス信号)及び読み出しを制御するリードイネーブル信号とを発生する。
次に、本実施形態に係る変換処理の概念について図2を参照して説明する。
図2左図は、1080pの画素を示す。図の便宜上、1080pの横方向の画素数(映像の水平方向画素数)を15画素とし、縦方向の画素数(映像の垂直方向ライン数)を9ラインとして説明する。なお実際には、水平方向画素数が1920画素、垂直方向ライン数が1080ライン、つまり1920×1080画素に対して処理されるものとする。
プロセッサ13は、1080pの画素領域の一部を切り出し領域201として設定する。切り出し領域201のサイズは、第2の映像規格(480p)の水平方向画素数及び垂直方向ライン数の整数倍に設定される。本実施形態では、切り出し領域201として、480pの縦横それぞれ2倍である1440×960画素の画素領域が設定される。また、切り出し領域201は、図2の例では1080pの画素領域の中心部分に設定されることを想定するが、1080pの画素領域のうちのどの領域に設定されてもよい。
続いて、プロセッサ13は、切り出し領域201について当該整数倍の画素毎かつ当該整数倍のライン毎の画素に対応する映像信号を抽出することで間引き処理を実行する。図2では、切り出し領域201は、480pのサイズ720×480画素の縦横2倍に設定したので、2画素毎かつ2ライン毎に画素が抽出される。つまり、プロセッサ13は、2画素を一単位として、当該2画素の中から1画素を抽出し、2ラインを一単位として、当該2ラインの中から1ラインを抽出し、抽出された画素に対応する映像信号をメモリ15に書き込めばよい。ここでは、奇数番目の画素かつ奇数番目のライン(以下、奇数画素かつ奇数ラインと呼ぶ)が抽出される間引き処理が実行される。つまり、水平方向の1ラインに属する1920個の画素のうち、第1番目の画素,第3番目の画素,・・・,第1919番目の画素といったように奇数画素が抽出され、かつ、垂直方向に第1番目のライン,第3番目のライン,・・・,第1079番目のラインといったように奇数ラインが抽出されることで、間引き処理が実行される。結果として、図2左図に示すように、奇数ラインにおいて、白塗りで示す奇数画素が抽出され、斜線で示す偶数画素は抽出されない。
図2右図は、1080pから480pに変換した後の概念図である。切り出し領域201に含まれる画素のうち、抽出された画素は奇数画素かつ奇数ラインである。つまり、1440×960画素のうちの水平方向1画素おきかつ垂直方向1ラインおきに画素が抽出されるため、480pの有効画素数である720×480画素を出力領域202として生成することができる。切り出し領域201の画角は1440×960画素の領域であるため、出力領域202の画角は、単純に480pの映像規格の720×480画素を切り出すよりも大きくすることができる。
なお、先に切り出し領域201を設定してから間引き処理を実行してもよい。また、2画素毎かつ2ライン毎の間引き処理として、奇数画素かつ奇数ラインを読み出す場合について説明したが、偶数番目の画素かつ偶数番目のラインを読み出してもよいし、画素とラインとで奇偶が異なっていてもよい。さらに、1ラインにおいて、1番目の2画素単位では、奇数画素を抽出し、2番目の2画素単位では、偶数画素を抽出するような間引き処理でもよい。偶数の場合も奇数の場合と同様の処理で間引き処理を実現できる。
次に、具体的な変換処理を実現するハードウェア構成の一例について図3のブロック図を参照して説明する。
図3は、変換処理に関するメモリ15に対する主な信号の入出力を示したハードウェア構成の一例である。
図3に示す撮像装置1は、メモリ15と、第1のアドレス発生回路301と、第2のアドレス発生回路303と、同期信号生成回路305とを含む。第1のアドレス発生回路301は、書き込み制御機能131を実現する。第2のアドレス発生回路303は、読み出し制御機能133を実現する。第1のアドレス発生回路301と、第2のアドレス発生回路303と、同期信号生成回路305とはプロセッサ13の発生機能135を実現する。
第1のアドレス発生回路301は、ライトアドレス信号(w_add)及びライトイネーブル信号(w_en)を発生する。
第2のアドレス発生回路303は、リードアドレス信号(r_add)及びリードイネーブル信号(r_en)を発生する。
同期信号生成回路305は、480pの同期信号を受け取り、1080pのアドレスと480pのアドレスとを水平方向及び垂直方向に同期させるための同期信号を生成する。具体的には、1080pの画素に関するアドレスの水平同期信号H1及び垂直同期信号V1と、480pの画素に関するアドレスの水平同期信号H2及び垂直同期信号V2を生成する。ここで、少なくともV1とV2とが同期しているものとする。
間引き処理は、読み出し制御で実施してもよいし、書き込み制御で実施してもよいし、または、書き込み制御及び読み出し制御の両方で実施してもよい。
(第1の実施例)
まず、間引き処理を読み出し制御で実施する場合の一例について説明する。
1080pの映像信号のメモリ15への書き込み処理時は、メモリ15に対し、イメージセンサ11からの1080pの映像信号と、1080pに関する第1の画素クロック信号(CLK1)と、第1のアドレス発生回路301からのライトアドレス信号(w_add)及びライトイネーブル信号(w_en)とが入力される。
第1のアドレス発生回路301には、第1の画素クロック信号と、同期信号生成回路305から同期信号として1080pの画素に関するアドレス(H1,V1)の信号とが入力される。第1のアドレス発生回路301は、同期信号に基づき、第1の画素クロック信号に従いアドレスをカウント(インクリメント)しながら、ライトアドレス信号とライトイネーブル信号とを発生する。ライトアドレス信号は、1080pの画素それぞれについて、水平方向Hと垂直方向Vとの値で規定される固有のアドレスを示す信号である。ライトイネーブル信号は、映像信号のメモリ15へ書き込み処理を制御する信号である。例えば、ライトイネーブル信号が「High」の状態(ON状態)の場合、書き込み処理が行われる。また、以降では、「ライトイネーブル信号がON状態」であることを、「ライトイネーブル信号が有効」であると読み替えてもよい。
ここでは、1080pの全画素がメモリ15に書き込まれるため、ライトイネーブル信号が有効である間、ライトアドレス信号で指定される1920×1080の各画素に対応する映像信号が書き込まれる。
一方、メモリ15からの映像信号の読み出し処理時は、メモリ15に対し、480pの第2の画素クロック信号(CLK2)と、第2のアドレス発生回路303からリードアドレス信号(r_add)及びリードイネーブル信号(r_en)とが入力される。
第2のアドレス発生回路303には、第2の画素クロック信号と、同期信号生成回路305から同期信号として、480pの画素に関するアドレス(H2,V2)及び切り出し領域201の画素領域(1440×960画素)を指定する信号とが入力される。リードアドレス信号は、480pの画素それぞれについて、水平方向H2と垂直方向V2との値で規定される固有のアドレスを示す信号である。リードイネーブル信号は、映像信号のメモリ15からの読み出しを制御する信号である。例えば、リードイネーブル信号が「High」の状態(ON状態)の場合、読み出し処理が行われる。言い換えれば、リードイネーブル信号が有効である場合にメモリ15からの読み出し処理が行われる。ここでは、リードイネーブル信号は、リードアドレス信号によって切り出し領域201に含まれる奇数画素かつ奇数ラインのアドレスが指定される際に有効となる。
すなわち、リードイネーブル信号が有効である間、リードアドレス信号によって指定される切り出し領域201内の奇数画素かつ奇数ラインのアドレスに対応する映像信号が、480pに関するクロック周波数に従って読み出される。言い換えれば、切り出し領域201内の2画素毎かつ2ライン毎に画素がメモリ15から読み出され(間引き読み出しともいう)、結果として1440×960画素の4分の1の画素数で、480pの画素サイズである720×480画素が読み出される。
次に、読み出しの同期処理について、図4の概念図を用いて説明する。
図4は、水平同期信号H1及び垂直同期信号V1と、水平同期信号H2及び垂直同期信号V2とに関するタイミングチャートである。
読み出した映像信号のディスプレイ等への出力について、映像信号の出力は、1080pと480pとで同じフレームレートを想定している。よって、書き込み処理と読み出し処理との間で、いわゆる「追い越し現象」が発生しないように、アドレスを同期させる。
図4に示すように、水平方向は、1080p規格の水平同期信号H1により映像信号がメモリ15に書き込まれる一方、480p規格の水平同期信号H2により映像信号がメモリ15から読み出される。垂直方向は、1フレームの切り替わりを同期させるように、1080p規格の垂直同期信号V1と480p規格の垂直同期信号V2とが同期する。
これにより、読み出された映像信号が480pの描画タイミングに応じて出力される。
(第2の実施例)
次に、間引き処理を書き込み制御で実施する場合について説明する。
メモリ15への1080pの映像信号の書き込み処理時は、メモリ15に対し、イメージセンサ11からの1080pの映像信号と、1080pに関する第1の画素クロック信号と、第1のアドレス発生回路301からのライトアドレス信号及びライトイネーブル信号とが入力される。
第1のアドレス発生回路301には、第1の画素クロック信号と、同期信号生成回路305からの同期信号とが入力される。ここで、同期信号には、切り出し領域201に含まれる奇数画素かつ奇数ラインのアドレスを指定する信号が含まれる。よって、第1のアドレス発生回路301は、1080pの奇数画素かつ奇数ラインに対応する映像信号のみメモリ15に書き込むように、つまり間引き書き込みを実行するように、ライトアドレス信号とライトイネーブル信号とを発生する。
結果として、1080pの奇数画素かつ奇数ラインに対応する960×540画素の映像信号がメモリ15に書き込まれる。
一方、メモリ15からの映像信号の読み出し処理時は、メモリ15に対し、480pの第2の画素クロック信号と、第2のアドレス発生回路303からリードアドレス信号及びリードイネーブル信号とが入力される。
ここで、映像信号は、書き込み処理側ですでに間引き処理されていることから、読み出し処理側で間引き読み出しを実行する必要がない。よって、第2のアドレス発生回路303は、480pの720×480画素を読み出すような、リードアドレス信号及びリードイネーブル信号を発生する。なお、間引き書き込みされた映像信号から480pの画素サイズの映像信号を抽出することは、切り出し領域201の画素領域から480pの画素サイズを間引き読み出ししたことと同義となる。よって、画角はどちらも同じである。
結果として、間引き書き込みを実行する場合も、間引き読み出しを実行する場合と同様に、切り出し領域の画角を維持したまま1080pから480pへ変換できる。
次に、間引き書き込みの制御例について図5および図6を参照して説明する。
間引き書き込みを、ライトアドレス信号を用いて制御する場合について、図5のシーケンスを参照して説明する。図5の例では、上から順に、1080pのクロック信号(CLK1)、ライトイネーブル信号(w_en)、映像信号、ライトアドレス信号(w_add)及び書き込み映像信号の時系列シーケンスを示す。
プロセッサ13は、ライトイネーブル信号が有効である場合(ここでは、「H」となった場合)、イメージセンサ11から取得した映像信号を、クロック信号「CLK1」に従ってライトアドレス信号で指定されるアドレスと対応付けて書き込む。
ここでは、奇数ラインについて書き込み処理する場合を想定するので、先頭の1番目のアドレスでは、ライトアドレス信号のアドレス「A1」と映像信号「S1」とが書き込み映像信号としてメモリ15に書き込まれる。
次に、間引かれる画素に対応する2番目の映像信号「S2」と次の書き込み対象である3番目の映像信号「S3」とのアドレスを、同じアドレス「A2」とする。つまり、先頭のアドレス以外は、2クロックごとに1つ、アドレスがインクリメントされる。
これにより、映像信号「S2」が次の映像信号「S3」で上書きされ、アドレス「A2」は映像信号「S3」が書き込み映像信号として対応付けられ、メモリ15に書き込まれる。同様に、映像信号「S4」と「S5」とのアドレスを同じ「A3」にすることで、映像信号「S4」が次の映像信号「S5」で上書きされ、アドレス「A3」では映像信号「S5」が書き込み映像信号として対応付けられ、メモリ15に書き込まれる。
なお、間引かれる偶数番目のラインでは、当該ラインの全画素について書き込み処理が行われないため、ライトイネーブル信号が無効となるように(図5では、信号値を「L」とする)設定されればよい。
結果として、書き込み映像信号は「S1」「S3」「S5」となり、上述の処理が奇数ラインで行われることで、間引き書き込みが実行される。
次に、間引き書き込みをライトイネーブル信号を用いて制御する一例を、図6のシーケンスを参照して説明する。
図6に示す各信号の種類については、図5と同様である。図6では、ライトイネーブル信号が、クロック信号「CLK1」にあわせて奇数ラインかつ奇数番目の画素のタイミングで有効とするように設定される。なお、ライトアドレス信号は、先頭から2クロックごとに1つ、アドレスをインクリメントするように設定される。
具体的には、クロック信号「CLK1」の1つ置きのタイミングで、ライトイネーブル信号を有効とする。これにより、映像信号「S1」「S3」「S5」がそれぞれアドレス「A1」「A2」「A3」となるように決定される。
上述の間引き書き込みでは、イメージセンサ11側では特段の処理を行わず、イメージセンサ11から全画素領域に関する映像信号がメモリ15に流れ込み、プロセッサ13において間引き書き込みを制御する。
なお、これに限らず、メモリ15に映像信号を書き込む際にイメージセンサ11から部分読み出し処理を行ってもよい。例えば、プロセッサ13が、イメージセンサ11からの部分読み出しを奇数画素及び奇数ラインに設定し、当該奇数画素及び奇数ラインに対応する映像信号に部分読み出し処理を行えばよい。例えば、奇数画素及び奇数ラインの画素位置情報に対応する画素からの電気信号のみを出力する部分読み出し処理を行う。なお、イメージセンサ115における部分読み出し処理は一般的な手法を用いればよく、ここでの説明は省略する。
メモリ15に書き込まれた映像信号について切り出し領域201の画素に対応する映像信号をそのまま読み出すことで間引き読み出しを実現でき、映像信号を1080pから480pに変換できる。
次に、書き込み制御及び読み出し制御の両方で実施する場合について説明する。
例えば、書き込み制御では、書き込み制御機能131を実行することでプロセッサ13が、1080pの全ラインのうちの奇数ラインのみメモリ15に書き込むような間引き書き込みを行う。一方、読み出し制御では、読み出し制御機能133を実行することでプロセッサ13が、メモリ15に書き込まれたライン、すなわち、奇数ラインについて奇数画素のみを読み出すことで、映像信号を1080pから480pに変換できる。このように、間引き処理を分担してもよい。
また、反対に、書き込み制御では、書き込み制御機能131を実行することでプロセッサ13が、1080pの奇数画素のみメモリ15に書き込む。読み出し制御では、読み出し制御機能133を実行することでプロセッサ13が、メモリ15に書き込まれた画素について奇数ラインのみを読み出すように、間引き処理を分担してもよい。
次に、いわゆる4K(2160p)及び8K(4320p)といった超高解像度の場合でも同様に、2160pまたは4320pから480pに変換できる。
4K解像度から480pに変換する場合の概念について図7に示す。
図7に示すように、水平方向画素数3840及び垂直方向ライン数2160画素から、切り出し領域201として、480pの水平方向画素数及び垂直方向ライン数の整数倍となる、縦横それぞれ4倍の2880×1920画素が設定される。
プロセッサ13は、切り出し領域201の画素領域内の画素を、4画素毎かつ4ライン毎に間引き処理を行い、切り出し領域に対応する映像信号群の一部をメモリ15に書き込む。つまり、プロセッサ13は、4画素を一単位として、当該4画素の中から1画素を抽出し、4ラインを一単位として、当該4ラインの中から1ラインを抽出し、抽出された画素に対応する映像信号をメモリ15に書き込めばよい。
次に、8Kから480pに変換する場合の概念について図8に示す。
図8に示すように、水平方向画素数7680及び垂直方向ライン数4320画素から、切り出し領域201として、480pの水平方向画素数及び垂直方向ライン数の整数倍となる、縦横それぞれ8倍の5760×3840画素が設定される。
よって、プロセッサ13は、切り出し領域201の画素領域内の画素を、8画素毎かつ8ライン毎に間引き処理を行い、切り出し領域に対応する映像信号群の一部をメモリ15に書き込めばよい。つまり、プロセッサ13は、8画素を一単位として、当該8画素の中から1画素を抽出し、8ラインを一単位として、当該8ラインの中から1ラインを抽出し、抽出された画素に対応する映像信号をメモリ15に書き込めばよい。
本実施形態では、第1の映像規格及び第2の映像規格の映像信号は、プログレッシブ信号である場合について説明したが、インタレース信号の場合も同様に変換処理を実現できる。つまり、本実施形態に係る撮像装置1は、1080iの映像信号から480iの映像信号に変換できる。また、プロセッサ13は、映像を空間的に滑らかにするため、間引き前の映像信号にフィルタ処理等を施してもよい。フィルタ処理を施すことにより、折り返しノイズの発生を防止し、変換後の画像品位を向上させることができる。
以上に示した本実施形態によれば、第1の映像規格の画素領域から第2の映像規格の画素領域の整数倍に対応する画素領域を切り出し領域として切り出し、切り出した領域について当該整数倍の画素毎かつ当該整数倍のライン毎の画素に対応する映像信号を抽出する。
これによって、第1の映像規格から第2の映像規格に映像信号の変換処理を実行する場合に、第2の映像規格の画素領域をそのまま切り出す場合と同様の回路規模で、かつ画角を大きくすることができる。すなわち、規格対応を低コストかつ小規模に実現できる。また、小規模のロジック回路に変換処理を実装することができるので、消費電力を少なくすることも可能である。
上述した各回路は、これら専用のハードウェア回路を組み込んだ特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Logic Device:FPGA)、他の複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、又は単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)により実現されてもよい。
また、各回路に関する処理をCPUに統合し、CPUが各処理を実行してよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 撮像装置
11 イメージセンサ
13 プロセッサ
15 メモリ
131 書き込み制御機能
133 読み出し制御機能
135 発生機能
201 切り出し領域
202 出力領域
301 第1のアドレス発生回路
303 第2のアドレス発生回路
305 同期信号生成回路

Claims (9)

  1. 行列状に配置された画素群を含むイメージセンサと、
    前記イメージセンサから第1の映像規格に適合する画素群に対応する映像信号群を読み出し、前記画素群に含まれる切り出し領域の画素に対応する、前記映像信号群の一部を、前記第1の映像規格とは異なる第2の映像規格に適合するように間引きながらメモリに書き込む処理部と、
    を備えた撮像装置。
  2. 行列状に配置された画素群を含むイメージセンサと、
    前記イメージセンサから第1の映像規格に適合する画素群に対応する映像信号群を読み出し、前記映像信号群をメモリに書き込み、前記メモリから、前記画素群に含まれる切り出し領域の画素に対応する、前記映像信号群の一部を、前記第1の映像規格とは異なる第2の映像規格に適合するように間引きながら読み出す処理部と、
    を備えた撮像装置。
  3. 前記処理部は、前記切り出し領域の水平方向画素数及び垂直方向ライン数は、前記第2の映像規格の水平方向画素数及び垂直方向ライン数の整数倍である、請求項1又は請求項に記載の撮像装置。
  4. 前記処理部は、前記第2の映像規格の水平方向画素数及び垂直方向ライン数の整数倍毎の画素に対応する映像信号を抽出する、請求項1又は請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の映像規格は、1920画素×1080画素であり、
    前記第2の映像規格は、720画素×480画素であり、
    前記メモリに書き込む領域は、960画素×540画素である、請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記第1の映像規格は、1920画素×1080画素であり、
    前記第2の映像規格は、720画素×480画素であり、
    前記切り出し領域は、1440画素×960画素に対応し、
    前記処理部は、2画素毎かつ2ライン毎に、前記映像信号群の一部を間引く、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記第1の映像規格は、3840画素×2160画素であり、
    前記第2の映像規格は、720画素×480画素であり、
    前記切り出し領域は、2880画素×1920画素に対応し、
    前記処理部は、4画素毎かつ4ライン毎に、前記映像信号群の一部を間引く、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記第1の映像規格は、7680画素×4320画素であり、
    前記第2の映像規格は、720画素×480画素であり、
    前記切り出し領域は、5760画素×3840画素に対応し、
    前記処理部は、8画素毎かつ8ライン毎に、前記映像信号群の一部を間引く、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記映像信号群は、プログレッシブ信号である請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の撮像装置。
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