JP7125671B2 - Portable image forming apparatus and main body of portable image forming apparatus - Google Patents
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Description
本発明は、携帯型画像形成装置及び携帯型画像形成装置本体に関するものである。 The present invention relates to a portable image forming apparatus and a portable image forming apparatus main body.
従来、記録材に画像を記録する記録部と、記録材の表面を非接触で検出する記録材検出手段とを備える携帯型画像形成装置が知られている。
例えば、特許文献1には、記録材検出手段として、検出位置での記録材の有無を検出する印画対象物検出センサを備える携帯型画像形成装置(手動走査式インクジェットプリンタ)が記載されている。
2. Description of the Related Art Conventionally, a portable image forming apparatus is known that includes a recording unit that records an image on a recording material and recording material detection means that detects the surface of the recording material in a non-contact manner.
For example,
この種の携帯型画像形成装置では、記録材に浮き上がった変形箇所がある場合など、記録材検出手段が記録材の表面を適切に検出することができない場合があった。 In this type of portable image forming apparatus, the recording material detecting means may not be able to properly detect the surface of the recording material, such as when the recording material has a deformed portion that is raised.
上述した課題を解決するために、本発明は、記録材に画像を記録する記録部と、前記記録材の表面を非接触で検出する記録材検出手段とを備える携帯型画像形成装置において、前記記録材と対向する対向面の少なくとも一部を形成し、前記記録材検出手段の検出部を露出する検出開口部が形成された対向面形成部材を備え、前記対向面形成部材における前記検出開口部の周囲に、前記対向面の法線方向に突き出した突起部を有し、前記対向面形成部材は、前記記録部と、前記記録材検出手段とを保持し、前記対向面形成部材の前記対向面を形成する部分は、前記記録部を露出する記録開口部が形成された記録用開口形成面と、前記検出開口部が形成された検出開口形成面とを有し、前記検出開口形成面は、前記記録用開口形成面よりも前記対向面の法線方向に突き出し、前記突起部は、前記検出開口形成面よりもさらに前記対向面の法線方向に突き出していることを特徴とするものである。 In order to solve the above-described problems, the present invention provides a portable image forming apparatus comprising a recording unit for recording an image on a recording material and recording material detecting means for detecting the surface of the recording material in a non-contact manner. A facing surface forming member forming at least a part of a facing surface facing the recording material and having a detection opening exposing a detection portion of the recording material detecting means is provided, wherein the detection opening in the facing surface forming member , the facing surface forming member holds the recording unit and the recording material detecting means, and the facing surface forming member The portion forming the surface has a recording opening forming surface in which a recording opening exposing the recording portion is formed, and a detection opening forming surface in which the detecting opening is formed. and projecting in the normal direction of the opposing surface from the recording aperture forming surface, and further projecting in the normal direction of the opposing surface from the detection aperture forming surface . be.
本発明によれば、記録材検出手段が記録材の表面を検出する検出精度を向上できる、という優れた効果がある。 According to the present invention, there is an excellent effect that the detection accuracy of detecting the surface of the recording material by the recording material detecting means can be improved.
〔実施形態1〕
以下、本発明を、携帯型画像形成装置であるハンディモバイル型インクジェットプリンタ(以下、「HMP」という)に適用した一つ目の実施形態(以下、「実施形態1」と呼ぶ)について説明する。まず、実施形態1に係るHMPの基本的な構成について説明する。
[Embodiment 1]
A first embodiment (hereinafter referred to as "
図2は、実施形態1に係るHMP1を左背面側下方から見た外観斜視図、図3は、HMP1を左背面側上方から見た外観斜視図、図4は、HMP1を右背面側上方から見た外観斜視図である。図1は、図2よりもさらに下方側からHMP1を見た外観斜視図である。図5は、HMP1の下面図である。
図1乃至図4に示すように、HMP1は、上部ユニット2と下部ユニット3とから主に構成されている。HMP1は、全体的に略直方体形状をなしており、その走査方向(=印字方向:図中X軸方向)の長さは、使用者が掌で掴める程度である。
2 is an external perspective view of the
As shown in FIGS. 1 to 4, the
図1乃至図4に示すように、HMP1の本体の左右方向(短手方向)をX軸方向とし、それに直交する本体長手方向をY軸方向とする。HMP1を用いたプリント動作では、文字や絵柄等を直線的に印字する場合はX軸方向(走査方向)にHMP1を移動させる。そして、Y軸方向にHMP1を移動させることで改行させる。
ただし、HMP1を用いたプリント動作は上述した動作に限定されるものではない。文字や絵柄等をデザイン的に配置する場合など、X軸方向以外の斜め方向や曲線的にHMP1を移動させてプリントを行うことも可能である。また、Y軸方向以外の方向にHMP1を移動させて改行することも可能である。
As shown in FIGS. 1 to 4, the horizontal direction (transverse direction) of the main body of the
However, the print operation using HMP1 is not limited to the operation described above. It is also possible to print by moving the
図6は、HMP1を左側方から見た概略断面図である。
図6に示すように、上部ユニット2は、Y軸方向に延在する水平延在部2aとZ軸方向に延在する垂直延在部2bとを備えるL字形状になっている。上部ユニット2の垂直延在部2bには、HMP1の各機器に電源供給するためのバッテリー15が配置されている。水平延在部2aには制御基板14が配置されており、制御基板14には、プリントボタン5a及び電源ボタン5bが接続されている。電源ボタン5bは、HMP1の電源の入切(ON/OFF)を切り替えるためのボタンであり、プリントボタン5aはインクの吐出タイミングを操作するボタンである。
FIG. 6 is a schematic cross-sectional view of the
As shown in FIG. 6, the
下部ユニット3は、上部ユニット2を回転可能に支持する上部ユニット回転軸3a、位置座標検出用の光センサである位置検出センサ18、FPC接点部13、上部ユニットロック爪11及びこれらを保持するハウジング80等を備える。また、下部ユニット3のハウジング80の内部には、記録部41(画像形成部)とインクタンクとを一体で備えるインクタンク一体型のインクジェットヘッド40(インクカートリッジ)がハウジング80に対して着脱可能に配置されている。インクジェットヘッド40は、記録部41からインクの液滴を吐出して画像形成を行うものであり、HMP1を使用するときには、インクの液滴を吐出する記録部41が鉛直方向下方に向けられる。
The
図7は、下部ユニット3に対して上部ユニット2を図6中の矢印「B」方向に回転させた状態のHMP1の斜視図である。図7に示すように、上部ユニット2を回転させることで、下部ユニット3のハウジング80の上方の開口部が露出し、ハウジング80の内部に配置されたインクジェットヘッド40を取り外すことが可能となる。
7 is a perspective view of the
上部ユニット2の内面には、下部ユニット3内に装着されたインクジェットヘッド40を押さえて係止するためのヘッド押さえ付勢部材21が固定されている。
実施形態1のHMP1では、バッテリー15を、下部ユニット3の正面側を覆うように位置する上部ユニット2の垂直延在部2bに配置し、バッテリー15をインクジェットヘッド40の正面35側に位置させている。このため、重量が大きいバッテリー15をインクジェットヘッド40の上方に位置させる構成に比べてHMP1の高さを低くしている。これにより、HMP1の重心位置を低くすることができ、移動操作時におけるHMP1の転倒を抑制できる。
A head pressing and urging
In the
HMP1の走査方向(X軸方向)の大きさ(装置幅)は、インクジェットヘッド40よりも僅かに幅広になっている程度である。装置幅をできるだけ小さくすることで、記録紙Pの表面上においてHMP1を走査方向に移動操作できる範囲を広くし、記録紙Pの表面上における記録可能範囲をできるだけ広くすることができる。
The size (apparatus width) of the
HMP1は、インクジェットヘッド40の記録部41を用紙等の記録材に対面させる対向面である記録面30、これの反対面である上面31、HMP1の走査方向と直交する方向である走査直交方向(図中Y軸方向)に延在する左側面32などを有している。また、走査直交方向(図中Y軸方向)に延在する右側面33、走査方向(図中X軸方向)に延在する背面34、走査方向に延在する正面35なども有している。HMP1は、記録面30を鉛直方向下方に向けつつ、上面31を鉛直方向上方に向ける姿勢で使用される。
The
上面31の外縁内(枠内)には、プリントボタン5aと、電源ボタン5bとが設けられている。また、上部ユニット2の左側面32には、USB接続口9が設けられている。USB接続口9はUSBケーブルを接続するためのものである。HMP1の中に装着された充電式のバッテリー15に対し、USB接続口9に接続したUSBケーブルを介して外部の電源から電力を供給することで、バッテリー15を充電することができる。
A
図1乃至図4に示すように、L字形状の上部ユニット2が、下部ユニット3の上面31側と正面35側とを覆うように配置されており、上部ユニット2は、下部ユニット3よりも幅(X軸方向の長さ)の広い形状となっている。
図8は、使用者がHMP1を操作する際の使用者の手Hと、HMP1との位置関係を示す説明図である。
As shown in FIGS. 1 to 4, the L-shaped
FIG. 8 is an explanatory diagram showing the positional relationship between the user's hand H and the
図8に示すように、使用者は、画像形成のためにHMP1を記録紙Pの表面上で走査方向(図中X軸方向)に移動させるときには、上部ユニット2を持ってHMP1を移動操作する。上部ユニット2を下部ユニット3よりも幅広とすることで、使用者が手で持ち易い形状となり、さらに、垂直延在部2bをバッテリー15の収容とすることが可能となる。また、図1乃至図4に示すように、下部ユニット3の左側面32及び右側面33には、くぼみ状の把持凹部39が形成されている。把持凹部39は、使用者がHMP1を把持して使用する際に、上部ユニット2を持った手Hの指を当てる位置(通常は、親指と、中指または薬指とをそれぞれ当てる位置)に形成されている。使用者が左側面32と右側面33とのそれぞれの把持凹部39に指をおき、HMP1を挟むように把持することで、使用者はHMP1を安定して把持することができる。
As shown in FIG. 8, when the user moves the
HMP1は、使用者が電源ボタン5bを長押しすることによって電源の入切(ON/OFF)を切り替えることができる。電源を入れた状態では、スマートフォンなどとのBluetooth(登録商標)等を用いた無線通信により、HMP1の上部ユニット2内に設けられた制御基板14に対して画像情報を取得させることができる。
The
図9は、HMP1で記録紙P上に画像形成する様子を示す説明図である。
画像情報を取得させた後、記録面30を記録紙Pの表面に対面させる姿勢でHMP1を記録紙Pの表面上に置く。その後、プリントボタン5aを一度押してから、図9に示すように、HMP1を走査方向(X軸方向)に沿って移動させることで、記録紙Pの表面に画像を形成することができる。図9に示すように、HMP1による画像形成では、印字した印字部W1と、これから印字を行う印字予定部W2とを確認しながら印字することができる。
FIG. 9 is an explanatory diagram showing how an image is formed on the recording paper P by the HMP1.
After obtaining the image information, the
HMP1は、使用者の移動操作(手動走査)によって走査方向(図中X軸方向)の一方(図9中の右方向)に往移動させるときと、他方(図9中の左方向)に復移動させるときとのそれぞれで、記録紙Pの表面に画像を形成できる。インクジェットヘッド40からのインクの吐出は、使用者がプリントボタン5aを一度押して離した後に連続しておこなってもよいし、使用者がプリントボタン5aを押している間だけおこなってもよい。
記録材としては、記録紙Pなどの紙類に限定されるものではなく、OHP、布、段ボール、包装容器、ガラス、基板などが含まれる。
When the
The recording material is not limited to paper such as recording paper P, but includes OHP, cloth, cardboard, packaging container, glass, substrate, and the like.
図1及び図5に示すように、HMP1の記録面30には、下部ユニット3内に装着された(図7参照)インクジェットヘッド40の記録部41を外部に露出させるための吐出開口部30aが設けられている。インクジェットヘッド40の記録部41は、複数の吐出孔41aを有しており、圧電素子の駆動によってそれぞれの吐出孔41aからインクの液滴を個別に吐出することが可能である。
記録部41の画像の記録領域の幅(走査方向に直交する方向(Y軸方向)の画像の長さ)は、複数の吐出孔41aのY軸方向両端に位置する吐出孔41a間の距離に相当する。
記録部41から吐出されたインクは、吐出開口部30aを通過して記録紙P上に至り、画像形成が行われる。
As shown in FIGS. 1 and 5, the
The width of the image recording area of the recording unit 41 (the length of the image in the direction perpendicular to the scanning direction (Y-axis direction)) is equal to the distance between the
The ink ejected from the
インクジェットヘッド40は、インクを吐出するための駆動源として、積層型圧電素子や薄膜型圧電素子等を用いた電気機械変換素子(圧電アクチュエータ等)を用いることができる。また、駆動源の他の構成としては、発熱抵抗体などの電気熱変換素子、振動板と対向電極とからなる静電アクチュエータなどを用いることができる。
The
インクジェットヘッド40からインク等の液体・液滴を吐出して記録を行う、いわゆるインクジェット機構は周知の構成を適用できる。また、インクジェット機構としては、HMP1に搭載可能であれば、適宜採用可能である。実施形態1のHMP1では、インクジェット機構が記録紙Pに画像を記録する記録部41に相当し、この記録部41は下部ユニット3のハウジング80内に格納されている。
A well-known configuration can be applied to a so-called inkjet mechanism that performs recording by ejecting liquid or droplets such as ink from the
記録部41の吐出孔41aから吐出されるインク(液体)は、吐出孔41aから吐出可能な粘度や表面張力を有する液体であればよく、特に限定されない。しかし、常温常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30[mPa・s]以下になるものであることが好ましい。詳しくは、インク(液体)は、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、等を含む溶液、懸濁液、乳濁液等である。これらは例えばインクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、三次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
The ink (liquid) ejected from the ejection holes 41a of the
記録面30の外縁内には、記録紙P上におけるHMP1の位置を非接触で検出する位置検出手段としての位置検出センサ18が設けられている。ロータリーエンコーダ等を用いた接触型のセンサでは、印字面にセンサを接触させる必要があり、接触状態による検出誤差が生じやすい。具体的には、接触型のセンサの検出部が印字面に対して離れたり、滑ったりすると、実際の移動距離と、検出結果に基づいて算出される移動距離とが相違し、検出誤差となる。これに対して、位置検出センサ18として光学式センサを用いて非接触で印字面を検出することで高精度に検出することができる。
A
また、記録面30の外縁内には、ハウジング80に対して回転可能に取り付けられた左側第一ローラ37a、左側第二ローラ37b、右側第一ローラ38a及び右側第二ローラ38bなどが設けられている。左側第一ローラ37a及び左側第二ローラ37bは左側回転軸37cに固定され、左側回転軸37cがハウジング80に対して回転可能に保持されている。同様に、右側第一ローラ38a及び右側第二ローラ38bは右側回転軸38cに固定され、右側回転軸38cがハウジング80に対して回転可能に保持されている。
Further, a left
使用者によってHMP1が走査方向に移動操作されると、記録紙Pの表面上に接触している四つのローラ(37a、37b、38a及び38b)がタイヤのように回転する。このようなローラが設けられていることで、使用者はHMP1を走査方向に沿って直進させることができる。また、HMP1を走査方向に直進させるとき、記録紙Pの表面や記録紙Pを乗せた台の表面に接触するのは、HMP1に設けられる四つのローラ(37a、37b、38a及び38b)だけであり、記録面30を記録紙Pの表面に接触させていない。このため、使用者は、インクジェットヘッド40の記録部41と記録紙Pの表面との距離を一定に保ちながらHMP1を走査方向に沿って直進させることができ、所望の高画質の画像を形成することができる。すなわち、四つのローラは、HMP1の走査方向への移動をガイドし、走査方向への直進移動を補助する移動補助手段である。
When the user moves the
位置検出センサ18は、記録紙Pの表面までの距離や表面状態(例えば凹凸)を検出したり、HMP1の移動距離を検出したりするセンサであり、例えばパソコンの光学式マウス(ポインティングデバイス)などで使用されているものと同様のものを利用できる。位置検出センサ18は、置かれている場所(記録紙P)に光を照射し、その部分の状態を「模様」として読み取る。そして、位置検出センサ18の動きに対してその「模様」がどのように移動するのかを連続して捉えることで、移動量を算出する。位置検出センサ18としては、記録紙Pに対する位置の変化を非接触で検出することができればよく、超音波センサ等、光学式センサ以外のセンサも用いることができる。
The
図1乃至図4に示すように、下部ユニット3の両側面(32、33)には、記録部41による記録領域の幅(図中のY軸方向の長さ)を示す標示部材としての印字ガイド部材7が設けられている。印字ガイド部材7は、プリント時に改行動作を行う際に使用するガイド部材である。
印字ガイド部材7は、下部ユニット3のハウジング80の両側面に対して回動可能に取り付けられており、図1乃至図5に示す状態では、二つの印字ガイド部材7は閉じており、ハウジング80の両側面にそれぞれ収容されている。
As shown in FIGS. 1 to 4, both side surfaces (32, 33) of the
The
図10は、印字ガイド部材7を開いた状態のHMP1を左背面側上方から見た外観斜視図であり、図11は、印字ガイド部材7を開いた状態のHMP1の下面図である。
印字ガイド部材7は、HMP1のハウジング80の両側面の下端部の近くにヒンジを介して装着され、ハウジング80に対して開閉可能に設けられている。印字ガイド部材7を使用するときは図10及び図11に示すように、印字ガイド部材7を開き、使用しないときは、印字ガイド部材7をハウジング80の側面に格納しておくことができる構造になっている。
10 is an external perspective view of the
The
使用者は、ハウジング80に収容された印字ガイド部材7の上部を持って図10中の矢印「R」で示すように回動させることにより、印字ガイド部材7を開くことができる。図3及び図4に示すように、ハウジング80と格納された印字ガイド部材7との間には隙間Sを有する。すなわち、ハウジング80には、収容された印字ガイド部材7の上縁部よりも上方の位置に切欠き80cが形成されている。切欠き80cの隙間Sは、使用者が指を入れることのできる程度の長さを有する。これにより使用者はハウジング80に収容された印字ガイド部材7を容易に回動させることができる。
The user can open the
印字ガイド部材7は透明な樹脂材料により形成され、透けていることで印字ガイド部材7の奥にあるものを見ることができ、プリント時には、印字ガイド部材7の下にある記録紙Pの表面を見ることができる構成になっている。
図11に示すように、印字ガイド部材7は、記録部41に対してY軸方向の延長線上に位置する。また、印字ガイド部材7の幅(走査方向に直交方向(図中Y軸方向の長さ))「L」は、インクジェットヘッド40の記録部41の印字幅(上述した記録部41の画像の記録領域の幅)と同一である。
使用者は、印字ガイド部材7と記録紙Pの表面との位置を見比べながらHMP1を操作することで、記録紙P表面の所望の位置に容易に印字をおこなうことができる。
The
As shown in FIG. 11 , the
The user can easily print at a desired position on the surface of the recording paper P by operating the
幅「L」は、記録部41の印字幅と異なっていてもよいが、インクジェットヘッド40の記録部41の印字幅以上であることが好ましい。印字ガイド部材7の幅「L」をインクジェットヘッド40の記録部41の幅以上とすることで、たとえば使用者が隣接して文字を二行分印字する際に、文字同士が重なることを回避できる。印字ガイド部材7の幅「L」は、印字位置を正確に把握するためには記録部41の印字幅の+10[%]以内とすることが好ましく、+5[%]以内とすることがより好ましい。
The width “L” may be different from the printing width of the
標示部材としての印字ガイド部材7は、記録部41よりも走査方向上流側または下流側で記録紙Pの表面に対向する対向位置(図10及び図11)と、対向位置よりも退避した退避位置(図3乃至図5)と、の間で移動可能である。また、印字ガイド部材7は、HMP1のハウジング80に格納される格納位置(図3乃至図5)と、格納位置よりも走査方向上流側または下流側へ向かってHMP1のハウジング80から突き出す突出位置(図10及び図11)と、の間で移動可能である。さらに、印字ガイド部材7は、HMP1のハウジング80に格納された格納位置(図3乃至図5)と、記録部41の記録領域を示す標示位置(図10及び図11)との間で移動可能である。これにより、印字範囲・記録範囲が明確になり、使用者は記録部41の記録領域の位置を容易に把握して記録紙P上の所望の位置に印字を行うことができる。さらに、印字ガイド部材7を格納位置に移動させることで、HMP1を使用しない保管時などに、印字ガイド部材7が邪魔にならず、大きなスペースを取らずに保管ができる。
The
印字ガイド部材7をハウジング80に対して回動可能に構成することに代えて、印字ガイド部材7をハウジング80からX軸方向に進退可能に構成してもよい。また、印字ガイド部材7をハウジング80に対してY軸方向と平行な回転軸(ヒンジ)を中心に回動可能に構成することに代えて、印字ガイド部材7をHMP1の高さ方向(すなわち記録紙Pの表面と垂直な方向)と平行な回転軸を中心に回動可能に構成してもよい。
Instead of configuring the
図12は、HMP1によるプリント時の改行操作について説明する模式図である。
ここでは、通常のプリンタ(携帯型ではない用紙搬送機構を備えたプリンタ)と同様な複数行の印字を行う場合の改行操作について説明する。
図12(a)は、印字領域の中央部を印字している様子を示している。使用者は、手動にてHMP1を左から右方向(図中X軸正方向)に移動させてフリーハンド操作しながら印字している。
FIG. 12 is a schematic diagram for explaining a line feed operation during printing by the HMP1.
Here, a line feed operation for printing a plurality of lines in the same manner as in a normal printer (a printer having a non-portable paper transport mechanism) will be described.
FIG. 12(a) shows how the central portion of the print area is printed. The user manually moves the
図12(b)は、印字領域の右端まで印字し終わったときの様子を示している。図12(b)の状態となると、HMP1本体を一旦、記録紙Pから浮かせて改行動作が必要になる。その際、次に印字される領域は、記録領域を印字ガイド部材7が示しているので、次の印字範囲が印字ガイド部材7により明確となる。このため、改行の際には、図12(c)に示すように、印字ガイド部材7の上辺を印字された印字部W1の最下部に合わせる。これにより、改行前の印字部W1と重なったり、隙間が空いたり(隙間が必要以上に大きくなったり)、隙間が狭すぎたりすることなく、適切な改行動作を簡単に行うことができる。
FIG. 12(b) shows the state when printing is completed up to the right end of the print area. In the state shown in FIG. 12(b), it is necessary to lift the main body of the
また、実施形態1のHMP1は、X軸方向の正負のどちらに移動させても印字が可能である。図13は、HMP1をX軸正方向とX軸負方向との両方に動かす印字動作について説明する模式図である。
図13では、説明の都合上、二つの印字ガイド部材7のうち、右側のものを右側印字ガイド部材7Rとし、左側のものを左側印字ガイド部材7Lとして説明する。
Further, the
In FIG. 13, for convenience of explanation, of the two
図13(a)は、印字領域の中央部を印字している様子を示している。使用者は、手動にてHMP1を左から右方向に移動させてフリーハンド操作しながら印字している。図13(b)は、印字領域の右端まで印字し終わった時の様子を示している。図13(b)の状態となると、X軸方向(図13の左右方向)の位置はそのままで、HMP1をY軸正方向(図13の下方向)に移動させて改行を行う。その際、図13(c)に示すように、左側印字ガイド部材7Lの上辺を印字された印字部W1の最下部に合わせる。これにより、改行前の印字部W1と重なったり、隙間が空いたり(隙間が必要以上に大きくなったり)、隙間が狭すぎたりすることなく、適切な改行動作を簡単に行うことができる。
FIG. 13(a) shows how the central portion of the print area is printed. The user manually moves the
図13(d)では、図13(a)とは逆方向、すなわち図13中の右から左方向に移動させて印字を行う様子を示している。
図13に示す構成では、図12の場合のように、改行時にHMP1を印字領域の右端(X軸方向の一方側の端部)から左端(X軸方向の他方側の端部)まで移動させる必要が無く、ジグザグに移動させて印字を行うことができる。このため、移動の手間を省き、より簡単な操作で改行を伴うプリント動作を行うことができる。
FIG. 13(d) shows a state in which printing is performed by moving in a direction opposite to that in FIG. 13(a), that is, from right to left in FIG.
In the configuration shown in FIG. 13, as in the case of FIG. 12, HMP1 is moved from the right end (one end in the X-axis direction) of the print area to the left end (the other end in the X-axis direction) at the time of line feed. Printing can be done by moving in a zigzag pattern. Therefore, it is possible to save the trouble of moving and to perform the print operation with the line feed with a simpler operation.
図14は、HMP1の電気回路の一部を示すブロック図である。
制御基板14は、各種の演算処理やプログラム実行を行うCPU55、Bluetooth(登録商標)を用いる近距離無線通信用のBt基板52、データを一時記憶するRAM53、ROM54、記録制御部56などを有している。この制御基板14は、上部ユニット2の中空内において、USB接続口9の内側の位置に固定されている。
FIG. 14 is a block diagram showing part of the electrical circuitry of HMP1.
The
Bt基板52は、スマートフォンやタブレット端末等の外部機器との近距離無線通信によってデータ通信を行うものである。また、ROM54は、HMP1のハードウェア制御を行うファームウェアや、インクジェットヘッド40の駆動波形データ等を格納するものである。また、記録制御部56は、インクジェットヘッド40を駆動させるためのデータ処理を実行したり、駆動波形を生成したりするものである。
The
制御基板14には、ジャイロセンサ58、位置検出センサ18、LEDランプ59、インクジェットヘッド40、プリントボタン5a、電源ボタン5b、バッテリー15などが電気的に接続されている。ジャイロセンサ58は、周知の技術により、HMP1の傾きや回転角度を検出して、その結果を制御基板14に送信するものである。LEDランプ59は、プリントボタン5aにおける光透過性の材料からなる外装カバーの内部に設けられ、プリントボタン5aを発光させるものである。
The
電源ボタン5bを押してHMP1の電源を入れると、各モジュールに電力が供給され、CPU55はROM54に格納されているプログラムに基づいて起動動作を開始し、プログラムや各データをRAM53に展開する。画像形成を行う画像の画像データを外部機器から近距離無線通信によって受信すると、記録制御部56は、受信した画像データに応じた駆動波形を生成する。そして、位置検出センサ18によって検出された記録紙Pの表面上の位置に応じた画像を形成するようにインクジェットヘッド40からのインクの吐出を制御する。
When the
また、制御基板14は、外部機器との近距離無線通信によって画像データを取得すると、LEDランプ59を点滅させることで、光透過性のあるプリントボタン5aを発光点滅させる。これを見た使用者は、HMP1が画像データの取得を終えたことを知り、HMP1を記録紙P上に置いてプリントボタン5aを押す。
Further, when the
一方、制御基板14は、LEDランプ59の点滅制御を開始すると、プリントボタン5aが押されるのを待機する。そして、プリントボタン5aが押されると、LEDランプ59を連続点灯させることで、プリントボタン5aを連続発光させる。これを見た使用者は、HMP1の走査方向への移動操作(手動走査)を開始する。
On the other hand, after starting blink control of the
HMP1の移動操作(手動走査)を終えた使用者は、プリントボタン5aをもう一度押す。これにより、制御基板14は、LEDランプ59を消灯させて、プリントボタン5aの発光を停止させる。また、プリントボタン5aを押さずにHMP1を記録紙Pから取り上げて、卓上などにそのまま置いたり、記録面30を覆うカバー部材に装着して置いたりする場合がある。これらの場合、位置検出センサ18は、HMP1が記録紙P上から取り上げられたときに、位置の検出ができなくなる。制御基板14は、位置検出センサ18が位置を検出しなくなったタイミングで、LEDランプ59を消灯させて、プリントボタン5aの発光を停止させる。これを見た使用者は、HMP1のプリント用の処理が終了したことを把握することができる。
After completing the movement operation (manual scanning) of the
なお、移動操作(手動走査)中にプリントボタン5aを押し続ける必要はない。移動操作に先立ってプリントボタン5aを押して離せば、所定のタイミングまでプリント用の処理が継続される。所定のタイミングとしては、位置検出センサ18による検出結果に基づく画像形成処理が、画像形成が終了するタイミング、プリントボタン5aがもう一度押されるタイミング、あるいは、位置検出センサ18による位置検出不能のタイミングを挙げることができる。
It is not necessary to keep pressing the
図15は、図5中のA‐A断面におけるHMP1の断面図である。
図1及び図15に示すように、HMP1の記録面30は、下部ユニット3内に装着されたインクジェットヘッド40の記録部41を外部に露出させるための吐出開口部30aが形成された吐出開口平面部301を有する。さらに、記録面30は、記録紙P上におけるHMP1の位置を検出する検出手段としての位置検出センサ18の検出部を露出させるための検出開口部302が形成された検出開口平面部303を有する。
FIG. 15 is a cross-sectional view of the
As shown in FIGS. 1 and 15, the
検出開口平面部303は、吐出開口平面部301に対して印字面方向(インクの吐出方向)に突き出した凸状となっている。また、検出開口平面部303の検出開口部302の周囲には、検出開口平面部303に対して印字面方向(インクの吐出方向)にさらに突き出した凸状の検出開口縁突起部304が設けられている。
吐出開口平面部301、検出開口平面部303及び検出開口縁突起部304は、下部ユニット3のハウジング80の下面の一部である。
The detection
The discharge
図15に、検出開口縁突起部304の先端の印字面方向(インクの吐出方向)における位置(以下、「突起部先端位置F3」という)を一点鎖線で示す。図15に示すように、突起部先端位置F3は、ガイドコロであるローラ(37a、37b、38a、38b)が印字面と接触する仮想平面(図15中の実線で示す平面)である印字仮想面F1よりも印字面方向(インクの吐出方向)について手前側に位置する。
In FIG. 15, the position of the tip of the detection opening
位置検出センサ18は、検出対象表面(印字面)が検出部に近づき過ぎると、位置検出センサ18が正しく動作せず、位置を誤検出してしまうおそれがある。そのため、位置検出センサ18の検出部と、検出対象表面とは適切な距離を保つことが必要である。図15では、位置検出センサ18が誤検出しない最近接距離となる仮想平面を破線で示し、誤検出防止仮想平面F2とする。位置検出センサ18の検出部から誤検出防止仮想平面F2までの距離は、センサの仕様によって定められており、実施形態1で用いた位置検出センサ18では、1.5[mm]である。そして、図15に示すように、突起部先端位置F3は、誤検出防止仮想平面F2よりも印字面方向(インクの吐出方向)に突き出た側に位置する。
If the surface to be detected (printed surface) is too close to the detection section, the
図15に示すように、突起部先端位置F3は、印字仮想面F1と誤検出防止仮想平面F2との間の位置となる。
ハウジング80には、走査する際に記録紙Pと接触する部分となるローラが複数設けられている。図15に示すように、突起部先端位置F3は、印字仮想面F1よりも記録紙Pから離れる位置であるため、検出開口縁突起部304の先端は、ローラの周面で記録紙Pと接触する部分(記録材接触部)よりも記録紙Pの表面から離れた位置となる。
As shown in FIG. 15, the protrusion tip position F3 is positioned between the imaginary print plane F1 and the erroneous detection prevention imaginary plane F2.
The
インクジェットヘッド40のノズル面(記録部41の表面)と印字面(記録紙Pの表面)は離れすぎると印字がぼやけてしまう。検出開口縁突起部304の先端が、ローラの周面で記録紙Pと接触する部分よりも記録紙Pの表面から離れた位置であることで、ローラよりも先に検出開口縁突起部304が記録紙Pに接触することを防止する。これにより、インクジェットヘッド40のノズル面(記録部41の表面)と印字面(記録紙Pの表面)とを適切な距離に保つことができ、印字がぼやけることを防止できる。
If the nozzle surface (the surface of the recording section 41) of the
図16は、変形した記録紙Pの上を走行するHMP1の説明図であり、図15中のC-C断面における説明図である。図16中の矢印「D」はHMP1の印字方向を示しており、図16(a)は、記録紙Pの変形箇所を通過する直前の状態の説明図であり、図16(b)は、記録紙Pの変形箇所を通過中の状態の説明図である。
FIG. 16 is an explanatory diagram of the
位置検出センサ18と検出対象である記録紙Pの表面との距離は、ガイドコロの下端の位置と、位置検出センサ18の検知部の位置とによって決まる。しかし、記録紙Pが変形している場合など、記録紙Pが平面ではなく、記録紙Pを載置した台の表面に対して法線方向に突き出した部分があると、位置検出センサ18と記録紙Pの表面との距離が近づいてしまう。
The distance between the
図16に示す記録紙Pのように、上方(Z軸方向)に浮き上がった変形箇所のある記録紙Pの上をHMP1が走行した場合、走行方向下流側のコロ(図16中では「38b」)が変形箇所を通過する際には変形箇所は押さえ付けられる。しかし、走行方向下流側のコロが変形箇所を通過した後、走行方向上流側のコロ(図16中では「37b」)が記録紙Pの変形箇所を押さえ付けるまでの間に、記録紙Pの変形箇所が浮き上がるおそれがある。この浮き上がった変形箇所の表面は、コロの下端部よりも上方に位置し、誤検出防止仮想平面F2よりも位置検出センサ18の検出部に近づいてしまい、誤検出となるおそれがある。
When the
これに対して、実施形態1のHMP1は、検出開口縁突起部304を備える。上述したように、突起部先端位置F3は、誤検出防止仮想平面F2よりも印字面方向(インクの吐出方向)に突き出た側に位置する。このため、検出開口縁突起部304の先端に記録紙Pが接触した状態で、記録紙Pの表面と位置検出センサ18の検出部との距離を、位置検出センサ18が誤検出を起こさない距離に保つことができる。これにより、例えば印字対象の記録紙Pの表面が変形していた場合でも、図16(b)に示すように、検出開口縁突起部304によって記録紙Pの浮き上がった部分を、位置検出センサ18が誤検出を起こさな距離となるように押さえ付けることができる。よって、位置検出センサ18によってHMP1の移動距離を正確に検出することができ、位置検出精度の向上を図ることができる。
On the other hand, the
位置検出センサ18と印字対象である記録紙Pとの距離を誤検出が生じない距離以上に保つ構成として、記録面30の表面全体を、誤検出防止仮想平面F2よりも位置検出センサ18から離れる方向に配置することが考えられる。しかし、記録面30全体を突き出すと、突き出し量の位置精度を出すのが難しく、精度誤差によって、記録面30の一部がガイドコロよりも突き出して、走行時に記録紙Pの表面に接触するおそれがある。
実施形態1のHMP1では、検出開口部302の縁という比較的狭い範囲を突き出して検出開口縁突起部304を形成しており、突き出し量の精度を出し易い。これにより、位置検出センサ18と記録紙Pとの距離を保つための突起部(検出開口縁突起部304)が走行時に記録紙Pに接触することを防止できる。
As a configuration for maintaining the distance between the
In the
実施形態1のHMP1では、検出開口縁突起部304を検出開口部302の周囲の全周にわたって配置しているが、これに限るものではない。例えば、検出開口部302に対してHMP1の印字の際の移動方向の延長線上にのみ配置してもよい。検出開口部302に対して走査方向(図中のX軸正方向)の下流側だけに検出開口縁突起部304を配置してもよいし、検出開口部302に対して走査方向の上流側及び下流側の両方に配置してもよい。
In the
HMP1の走査方法として、絵などの面での走査が必要な場合があり、その場合、使用者は任意の方向に走査するため、検出開口部302の全周に検出開口縁突起部304があることが望ましい。また、メインとなる使用方法が文字やバーコード等を印字する場合で、この場合は、一方向に走査することになる。このため、少なくともメインの使用方法となる文字やバーコードを印字する際の、検出開口部302に対して走査方向(X軸方向)の延長上に検出開口縁突起部304が設けられていることが望ましい。文字やバーコードを印字する際は、画像形成動作時の主な移動方向がX軸方向となる。このため、検出開口部302に対してX軸方向の延長上に検出開口縁突起部304を設けることで、検出開口部302と対向する位置の記録紙Pの表面が検出開口縁突起部304の先端よりも位置検出センサ18の検出部に近づくことを防止できる。
As the scanning method of the
記録紙P等の記録材が、波打っていたり、折れ曲がっていたりして、きれいな平面状態でない場合、記録材と位置検出センサ18の検出部との間の距離が変動することがある。この場合、使用者の操作によるHMP1の実際の移動距離と、位置検出センサ18の検出結果に基づいて算出された移動距離とに誤差が生じ、算出された移動距離に基づいて印字すると正しい印字が行われない問題が生じるおそれがある。これに対して、実施形態1のHMP1は、突起部先端位置F3が印字仮想面F1と誤検出防止仮想平面F2との間の位置となる検出開口縁突起部304を設けている。これにより、位置検出センサ18の検出部と対向する記録材の表面が位置し得る範囲を印字仮想面F1と突起部先端位置F3との間に設定することができ、記録材と位置検出センサ18の検出部との間の距離が変動することを抑制できる。よって、実施形態1では、印字移動方向へ手動走査することで記録材に画像を記録するハンディモバイル型の画像記録装置(携帯型画像形成装置)であるHMP1において、手動走査時の位置検出センサ18の検知精度を高めることできる。
If the recording material such as the recording paper P is wavy or bent and is not flat, the distance between the recording material and the detecting portion of the
位置検出センサ18は、検出対象を正しく検出するための距離(検出対象の表面から検出部までの距離)が仕様で定められている。そして、検出対象の表面(印字面)が位置検出センサ18の検出部に近づき過ぎると、位置検出センサ18が正しく動作せず、誤検出を起こしてしまう。そのため、位置検出センサ18の検出部と検出対象の表面(印字面)とは適切な距離を保つことが必要である。実施形態1のHMP1は、検出開口縁突起部304の先端の位置を、位置検出センサ18が誤検出を起こさない距離を保てる位置に設定されている。これにより、印字する記録紙Pが検出部に対して近づく方向に変形したとしても、記録紙Pの表面の位置が検出開口縁突起部304の先端よりも検出部から離れた位置となり、検出部と記録紙Pとの距離が適切に保つことができる。よって、記録紙Pが検出部に近づき過ぎることに起因する誤検出の発生を防止できる。
The
実施形態1のHMP1は、記録部41からインクを吐出して印字する構成であるが、吐出されたインク滴から発生したインクミストが位置検出センサ18の検知部に付着すると、位置検出の精度が低下し、異常画像の原因となる。これに対して、実施形態1のHMP1は、検出開口部302が検出開口縁突起部304に囲まれており、インクミストを含む気流が検出開口部302に侵入し難い構成となっている。これにより、インクジェットヘッド40の記録部41から発生するインクミストが位置検出センサ18に付着することを防止できる。
The
実施形態1では、記録材の表面を非接触で検出する記録材検出手段である位置検出センサ18が、記録紙Pの表面を検出することで、記録紙Pに対する移動量を検出して記録紙Pに対する位置を検出する位置座標検出用の光センサである。本発明の突起部を備える携帯型画像形成装置に用いる記録材検出手段としては、位置検出を行うセンサに限らず、検知部が対向する位置での記録材の有無を非接触で検知するセンサであってもよい。
In the first embodiment, the
図17は、HMP1の進行方向の説明図であり、図17中の矢印は、HMP1の進行方向を示している。図17(a)は、文字を印字するときの説明図であり、図17(b)は画像Iを印字するときの説明図である。図17は上面図であるが、HMP1の下面に配置された四つのローラや、記録部41を便宜的に実線で示している。
FIG. 17 is an explanatory diagram of the traveling direction of the
上述したように、ガイドコロである四つのローラは、HMP1の走査方向への移動をガイドする。
図17(a)のような文字やバーコードなど走査方向に沿って直進させて印字するときは、進行方向と四つのローラ部によるガイド方向とが一致し、四つのローラ部のガイドが有効である。しかし、図17(b)ような記録部41の幅よりも広い画像Iなどを印字するときは、進行方向に対してローラのガイドが邪魔し、不要な抵抗が発生し操作力が必要になる。
As described above, the four guide rollers guide the movement of the
When characters or bar codes are printed in a straight line along the scanning direction as shown in FIG. be. However, when printing an image I wider than the width of the
図18は、HMP1の記録面30に装着可能なスペーサー60の斜視図であり、図19は、HMP1とスペーサー60とを斜め下方から見た斜視図である。図20は、スペーサー60を装着した状態のHMP1の下面図である。
FIG. 18 is a perspective view of a
HMP1の記録面30にスペーサー60を装着すると、図20に示すように、四つのローラ(37a、37b、38a及び38b)は露出しつつも、スペーサー60の下面に設けられた三つの接触凸部63の方が突き出した状態となる。これにより、HMP1を記録紙Pの表面に載せたときに接触凸部63が接触し、ローラが接触しない状態となって、ローラによるガイドを無効にする事ができる。よって、図17(b)に示すような記録部41の幅よりも広い画像Iを印字する時に不要な抵抗が発生することを解消できる。
When the
図18に示すように、スペーサー60は、その上面に二つの磁石61を備え、HMP1の記録面30に配置された二つの鉄製部材62(図1及び図19参照)に、磁力によって磁石61が引っ付くことで、スペーサー60をHMP1に装着することができる。
スペーサー60は、吐出開口部30aと対向する位置にスペーサー吐出開口部60aを備え、記録部41を外部に露出させる。また、スペーサー60は、検出開口平面部303と対向する位置に、スペーサー検出開口部60bを備える。これら二つの開口部を備えることで、スペーサー60を装着した状態で、位置検出センサ18による位置検出と、インクジェットヘッド40による画像形成とを行うことができる。
As shown in FIG. 18, the
The
スペーサー60を装着した状態では、スペーサー60によって記録紙Pの浮き上がりを抑えることができるので、記録紙Pが位置検出センサ18の検出部に近づき過ぎることに起因する誤検出を抑制できる。しかし、検出開口部302を囲むように検出開口縁突起部304を設けることで、スペーサー60で抑えきれなかった記録紙Pの浮き上がりに起因する誤検出を防止できる。さらに、インクジェットヘッド40の記録部41から発生するインクミストが位置検出センサ18に付着することも防止できる。
When the
〔実施形態2〕
以下、本発明をHMP1に適用した二つ目の実施形態(以下、「実施形態2」と呼ぶ)について説明する。
図21は、実施形態2に係るHMP1を右背面側下方から見た外観斜視図である。図22は、実施形態2に係るHMP1の図21中のG-G断面における断面図である。図21及び図22中の矢印「D」はHMP1の印字方向を示しており、図21中の矢印「E」は印字方向の端まで走査したHMP1の位置をY軸方向にずらす、改行方向を示している。
[Embodiment 2]
A second embodiment (hereinafter referred to as "second embodiment") in which the present invention is applied to the
FIG. 21 is an external perspective view of the
実施形態2のHMP1は、上述した実施形態1の検出開口縁突起部304の代わりに、シート部材100を対向面形成部材であるハウジング80の検出開口平面部303に貼り付けた構成である。検出開口縁突起部304の代わりに、シート部材100を備える点以外は、上述した実施形態1のHMP1と共通するため、共通する構成についての説明は適宜省略し、相違点について説明する。
The
図21及び図22に示すように、実施形態2のHMP1は、検出開口部302の周囲のうちの印字方向の両側に、シート部材100を配置している。シート部材100の表面は、検出開口平面部303に対して印字面方向(インクの吐出方向)にさらに突き出した位置となっている。また、図22に示すように、シート部材100の記録紙P側の表面は、HMP1における記録紙Pの表面に接触するローラ(37a、37b、38a、38b)以外の部材の中では、最も記録紙Pの側に突き出した突起部である。
As shown in FIGS. 21 and 22, in the
図21及び図22に示すように、位置検出センサ18を露出させる検出開口部302の印字方向の上流側及び下流側の両方にシート部材100を配置することで、印字方向での記録紙Pのばたつきを抑えることができる。
As shown in FIGS. 21 and 22, by arranging the
実施形態1のHMP1では、ハウジング80の下面の一部を突き出して検出開口縁突起部304を形成しているため、に記録紙Pが検出開口縁突起部304に接触したときの摺動負荷はハウジング80の材質に依存する。ハウジング80は、下部ユニット3を構成する各部材を支持するため、ハウジング80の材料としては剛性が高い材料であることが求められ、同じ材料で摺動性を高くすることは困難である。
このため、実施形態1のHMP1では、記録紙Pが検出開口縁突起部304に接触したときの摺動抵抗が大きくなり、印字方向への操作に必要な操作力が大きくなって、操作性が悪化する恐れがある。
また、摺動性があまり高くない検出開口縁突起部304に記録紙Pが接触した状態でHMP1を走査すると、検出開口縁突起部304と記録紙Pとの摺擦音が発生し、操作する使用者に対して不快感を与えるおそれがある。
In the
Therefore, in the
Further, when the
一方、実施形態2のHMP1では、シート部材100の材料をハウジング80の材料よりも摺動性の高い材料を用いることで、シート部材100に記録紙Pが接触したときの印字方向への操作時に必要な操作力が低減し、操作性が向上する。
また、摺動性が高いシート部材100を用いることで、記録紙Pが接触したときの摺擦音を抑制し、操作する使用者に対して不快感を与えることを抑制でき、使用者の操作感が向上する。
On the other hand, in the
In addition, by using the
実施形態2のHMP1は、印字方向に直進させるように移動方向をガイドするローラ(37a、37b、38a、38b)を備える構成のため、印字方向の上流側と下流側とにシート部材100を配置している。改行方向(図21中の矢印「E」方向)に操作しながら操作する構成では、位置検出センサ18の改行方向の上流側及び下流側にシート部材100を配置することで、実施形態2と同様の効果を得ることができる。
Since the
実施形態2のHMP1は、記録紙Pが波打って、ローラと接触する部分よりも上方に記録紙Pの一部が突き出した場合に、記録紙Pの突き出した部分とシート部材100とが接触して、摺動する位置関係となっている。
シート部材100は、両面テープや接着剤によってたハウジング80の下面に接着されているが、図21及び図22に示すように、ハウジング80の下面のシート部材100の貼り付け位置の周囲を囲むように、シート保護段差部310が設けられている。図22に示すように、シート保護段差部310は、ハウジング80におけるシート部材100の貼り付け面よりも下方向に突き出し、且つ、貼り付け面に張り付けられたシート部材100の表面よりも上方に位置する形状である。
In the
The
シート部材100の周りを囲うようにシート保護段差部310を設けることで、操作時等に、シート部材100の接着面とハウジング80との間に異物が入り込むことを防止できる。これにより、異物が入り込むことに起因して、シート部材100の接着力が弱まり、ハウジング80から剥がれることを防止できる。
By providing the sheet protection stepped
HMP1を記録紙Pの表面に押し付けながら、印字方向に操作する際、ローラ(37a、37b、38a及び38b)が記録紙P上をスリップしてしまうと、HMP1を真っすぐに操作できず、HMP1の移動方向が曲がってしまう可能性がある。このため、ローラ(37a、37b、38a及び38b)としては、記録紙Pとのグリップ力を向上させるためゴム材質のものを用いることが考えられる。
しかしながら、ローラ(37a、37b、38a及び38b)がゴム材質であると、HMP1を記録紙Pに押し付けながら操作すると、ゴム材質がつぶれることで、HMP1の本体の下面と記録紙Pとが摺擦してしまうおそれがある。HMP1の本体の下面と記録紙Pとが摺摺擦すると、記録紙Pを傷つけたり、摺擦音が発生したり等の問題が起きるおそれがある。
If the rollers (37a, 37b, 38a and 38b) slip on the recording paper P when the
However, if the rollers (37a, 37b, 38a, and 38b) are made of rubber material, the rubber material is crushed when the
図23は、実施形態2のHMP1のローラ(37a、37b、38a及び38b)としてゴム材質のものを用いた構成で、HMP1を記録紙Pの表面に押し付けた状態の断面説明図である。図23に示すように、ローラ(37a、37b、38a及び38b)がつぶれた際に記録紙Pとシート部材100とが接して摺擦する位置関係の構成となっていることで、ゴム材質がつぶれることに起因する上述した問題を解決することができる。
FIG. 23 is a cross-sectional explanatory view showing a state in which the
また、実施形態2の位置検出センサ18は、実施形態1のものと同様のレーザー光を用いた光学式センサである。位置検出センサ18は、検出対象表面(印字面)が検出部に近づき過ぎると、位置検出センサ18が正しく動作せず、位置を誤検出してしまい、印字画像が正しく印字できないという不具合が発生するおそれがある。そのため、位置検出センサ18の検出部と、検出対象表面とは適切な距離を保つことが必要である。図23では、位置検出センサ18が誤検出しない最近接距離Jを保つ構成となっている。これにより、位置検出センサ18の検出部が記録紙Pの表面に近づき過ぎることに起因する誤検出を防止し、誤検出に起因する印字不良の発生を防止できる。
Also, the
また、ローラ(37a、37b、38a及び38b)の硬度が高く、潰れ難い材質で構成された場合であっても、記録紙Pが波打った状態である場合、HMP1の本体の下面(ハウジング80の下面)と記録紙Pとが摺擦してしまうおそれがある。HMP1の本体の下面と記録紙Pとが摺摺擦すると、記録紙Pを傷つけたり、摺擦音が発生したり等の問題や、位置検出センサ18の検出部が記録紙Pの表面に近づき過ぎることに起因する誤検出の問題が生じるおそれがある。
ローラ(37a、37b、38a及び38b)の硬度が高いHMP1で、記録紙Pが波打っている場合の状態を図24に示す。
Further, even if the rollers (37a, 37b, 38a and 38b) are made of a material that is hard to be crushed, the lower surface of the main body of the HMP 1 (housing 80 ) and the recording paper P may rub against each other. When the lower surface of the main body of the
FIG. 24 shows a state in which the recording paper P is wavy in HMP1 in which the hardness of the rollers (37a, 37b, 38a and 38b) is high.
図24に示すように、記録紙Pが波打った状態である場合に、記録紙Pとシート部材100とが接して摺擦する位置関係の構成となっていることで、波打った記録紙Pがハウジング80を摺擦することに起因する上述した問題を解決することができる。すなわち、摺擦することに起因する摺擦音の発生や操作性の悪化を抑制でき、さらに、位置検出センサ18の検出部が記録紙Pの表面に近づき過ぎることに起因する誤検出の発生を防止できる。
As shown in FIG. 24, when the recording paper P is in a wavy state, the recording paper P and the
実施形態2では、対向面形成部材であるハウジング80の下面にシート部材100を貼り付けて、ハウジング80の下面から突き出した突起部全体がハウジング80よりも摺動性の高いシート部材100である。摺動性の高い材料を突き出す構成としては、ハウジング80と同じ材料またハウジング80の一部として突起部を設け、この突起部の先端に摺動性の高い材料を貼り付ける構成としてもよい。
In the second embodiment, the
実施形態1及び実施形態2のハウジング80の材料としては、PC(ポリカーボネート)とABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)との混合材料を用いている。これにより、各部材を支持するために必要な剛性を備えるハウジング80を実現できる。また、実施形態2のシート部材100としては、株式会社旭ポリスライダー製のポリスライダーテープを用いているが、これに限るものではない。シート部材100の材料としては、POM(ポリアセタール)を用いることで、ハウジング80よりも摺動性が高いシート部材100を備える構成を実現できる。
A mixed material of PC (polycarbonate) and ABS (acrylonitrile-butadiene-styrene) is used as the material of the
実施形態1及び実施形態2では、インクジェット方式のHMP1に本発明を適用した例について説明したが、本発明の構成は他の画像形成方法による装置にも適用できる。例えば、感熱方式、または熱転写方式など適宜な方式の記録装置に適用できる。
In
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。 What has been described above is only an example, and each of the following aspects has a unique effect.
(態様1)
記録紙P等の記録材に画像を記録する記録部41等の記録部と、記録材の表面を非接触で検出する位置検出センサ18等の記録材検出手段とを備えるHMP1等の携帯型画像形成装置において、記録材と対向する記録面30等の対向面の少なくとも一部を形成し、記録材検出手段の検出部を露出する検出開口部302等の検出開口部が形成されたハウジング80等の対向面形成部材を備え、対向面形成部材における検出開口部の周囲に、対向面の法線方向(インクの吐出方向等)に突き出した検出開口縁突起部304等の突起部を有することを特徴とするものである。
本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、非接触型の記録材検出手段では、記録材の浮き上がった変形箇所が、記録材検出手段の検出部に近づき過ぎることで記録材の表面を適切に検出できない場合があることがわかった。態様1では、記録材に浮き上がった変形箇所がある場合でも、浮き上がった変形箇所が突起部の先端に突き当たり、記録材の表面が突起部の先端の位置よりも検出部に近づくことを防止できる。このため、記録材の表面が検出部に近づき過ぎることを防止し、記録材検出手段が記録材の表面を適切に検出することができ、記録材の表面の検出精度を向上できる。
(Aspect 1)
A portable image such as an
As a result of intensive studies by the inventors of the present invention, it has been found that in the non-contact type recording material detection means, the surface of the recording material is properly controlled by causing the deformed portion of the recording material that has floated up to come too close to the detection portion of the recording material detection means. It turned out that it could not be detected. In
(態様2)
態様1において、検出部から突起部の先端までの距離は、記録材検出手段が誤検出を起こさない検出部から検出対象までの距離以上であることを特徴とするものである。
これによれば、突起部の先端に記録材が接触した状態で、記録材の表面と検出部との距離を、記録材検出手段が誤検出を起こさない距離に保つことができ、記録材検出手段による記録材の表面の検出精度を向上できる。
(Aspect 2)
According to this, the distance between the surface of the recording material and the detection unit can be kept at a distance that does not cause erroneous detection by the recording material detecting means in a state where the recording material is in contact with the tip of the protrusion, and the recording material is detected. It is possible to improve the detection accuracy of the surface of the recording material by means.
(態様3)
態様1または2において、対向面形成部材は、記録材の表面に接触するローラ(37a、37b、38a、38b)等の記録材接触部を備え、突起部の先端は、記録材接触部よりも記録材の表面から離れた位置にあることを特徴とするものである。
これによれば、記録材が平面状であれば、携帯型画像形成装置を記録材に近づけたときに記録材接触部が記録材の表面に接触し、突起部が先に記録材の表面に接触しない構成を実現できる。これにより、記録材の表面と記録部との距離を、記録材接触部によって規定することができ、記録材の表面と記録部との距離を適切な距離に保つことができる。よって、突起部が突き出し過ぎることに起因して記録材の表面と記録部との距離が離れ過ぎることを防止し、記録材の表面と記録部との距離が離れ過ぎることに起因する印字がぼやける等の不良画像の発生を防止できる。
(Aspect 3)
In
According to this, if the recording material is planar, the recording material contact portion comes into contact with the surface of the recording material when the portable image forming apparatus is brought close to the recording material, and the projection first contacts the surface of the recording material. A non-contact configuration can be realized. Accordingly, the distance between the surface of the recording material and the recording portion can be defined by the recording material contact portion, and the distance between the surface of the recording material and the recording portion can be maintained at an appropriate distance. Therefore, it is possible to prevent the surface of the recording material and the recording portion from being too far apart due to the excessive protrusion of the protrusions, and the printing becomes blurred due to the distance between the surface of the recording material and the recording portion being too far. It is possible to prevent the occurrence of defective images such as
(態様4)
態様1乃至3の何れかの態様において、突起部を、検出開口部の全周にわたって設けたことを特徴とするものである。
これによれば、使用者が携帯型画像形成装置を任意の方向に走査しても、検出開口部と対向する位置の記録材が突起部の先端よりも検出部に近づくことを防止できる。
(Aspect 4)
According to this, even if the user scans the portable image forming apparatus in any direction, it is possible to prevent the recording material at the position facing the detection opening from coming closer to the detection section than the tip of the protrusion.
(態様5)
態様1乃至3の何れかの態様において、突起部を、検出開口部に対して、画像形成動作時の移動方向の延長線上に設けたことを特徴とするものである。
これによれば、使用者が携帯型画像形成装置をX軸方向等の所定の移動方向に走査したときに、検出開口部と対向する位置の記録材の表面が突起部の先端よりも検出部に近づくことを防止できる。
(Aspect 5)
According to this, when the user scans the portable image forming apparatus in a predetermined movement direction such as the X-axis direction, the surface of the recording material at the position facing the detection opening is positioned closer to the detection portion than the tip of the protrusion. can be prevented from approaching
(態様6)
態様1乃至5の何れかの態様において、シート部材100等の突起部の先端は、対向面形成部材よりも摺動性の高い材質からなることを特徴とするものである。
これによれば、突起部の先端に記録材が接触して摺動する際の摺動負荷の低減を図ることができ、摺擦音の発生や摺動負荷による操作性の悪化を抑制できる。
(Aspect 6)
In any one of
According to this, it is possible to reduce the sliding load when the recording material contacts and slides on the tip of the protrusion, and it is possible to suppress the occurrence of rubbing noise and the deterioration of operability due to the sliding load.
(態様7)
態様6において、突起部は、対向面形成部材に貼り付けられた摺動性の高いシート部材100等の摺動部材であり、対向面形成部材における摺動部材を貼り付ける貼り付け面の周囲に、貼り付け面よりも法線方向に突き出し、且つ、貼り付け面に張り付けられた摺動部材の表面よりも法線方向に突き出さない形状のシート保護段差部310等の段差部を有することを特徴とするものである。
これによれば、摺動部材と対向面形成部材との間に異物が入り込むことに起因して、接着力が弱まり、対向面形成部材から摺動部材が剥がれることを防止できる。
(Aspect 7)
In aspect 6, the protrusion is a sliding member, such as a
According to this, it is possible to prevent the sliding member from being peeled off from the facing surface forming member due to weakening of the adhesive strength due to foreign matter entering between the sliding member and the facing surface forming member.
(態様8)
態様1乃至7の何れかの態様において、記録材検出手段は、記録材の表面を検出して、記録材に対する移動距離を検出する位置検出手段であることを特徴とするものである。
これによれば、記録材の表面の検出精度を向上できるため、記録材に対する移動距離を精度よく検出でき、記録材に対する位置の検出精度を向上できる。
(Aspect 8)
In any one of
According to this, since the detection accuracy of the surface of the recording material can be improved, the moving distance with respect to the recording material can be detected with high accuracy, and the detection accuracy of the position with respect to the recording material can be improved.
(態様9)
態様1乃至8の何れかの態様において、記録材検出手段は、光学式センサであることを特徴とするものである。
これによれば、記録材の表面が光学式センサの検出部に近づき過ぎることを防止でき、光学式センサによる記録材の表面の検出精度を向上できる。
(Aspect 9)
In any one of
According to this, it is possible to prevent the surface of the recording material from coming too close to the detection unit of the optical sensor, and it is possible to improve the detection accuracy of the surface of the recording material by the optical sensor.
(態様10)
態様1乃至8の何れかの態様において、対向面形成部材は、記録部と、記録材検出手段とを保持し、対向面形成部材の対向面を形成する部分は、記録部を露出する吐出開口部30a等の記録開口部が形成された吐出開口平面部301等の記録用開口形成面と、検出開口部が形成された検出開口平面部303等の検出開口形成面とを有し、検出開口形成面は、記録用開口形成面よりも対向面の法線方向に突き出し、突起部は、検出開口形成面よりもさらに対向面の法線方向に突き出していることを特徴とするものである。
これによれば、対向面形成部材の対向面を形成する部分では、突起部が最も突き出した状態となる。対向面全体が突き出している形状よりも、検出部と記録材表面との距離を保つために突き出した部分の突き出し量の精度が出し易くなる。
(Mode 10)
In any one of
According to this, in the portion forming the facing surface of the facing surface forming member, the protruding portion protrudes the most. In order to keep the distance between the detection section and the surface of the recording material, it is easier to achieve accuracy in the amount of protrusion of the portion that protrudes rather than the shape in which the entire facing surface protrudes.
(態様11)
記録紙P等の記録材の表面を非接触で検出する位置検出センサ18等の記録材検出手段を備え、記録材に画像を記録する記録部41等の記録部が着脱されるHMP1等の携帯型画像形成装置本体において、記録材と対向する記録面30等の対向面の少なくとも一部を形成し、記録材検出手段の検出部を露出する検出開口部302等の検出開口部が形成されたハウジング80等の対向面形成部材を備え、対向面形成部材における検出開口部の周囲に、対向面の法線方向(インクの吐出方向等)に突き出した検出開口縁突起部304等の突起部を有することを特徴とするものである。
これによれば、上記態様1と同様に、記録材の表面が検出部に近づき過ぎることを防止し、記録材検出手段が記録材の表面を適切に検出することができ、記録材の表面の検出精度を向上できる。
(Aspect 11)
A mobile phone such as an
According to this, as in
1 HMP
2 上部ユニット
2a 水平延在部
2b 垂直延在部
3 下部ユニット
3a 上部ユニット回転軸
5a プリントボタン
5b 電源ボタン
7 印字ガイド部材
7R 右側印字ガイド部材
7L 左側印字ガイド部材
9 USB接続口
11 上部ユニットロック爪
13 FPC接点部
14 制御基板
15 バッテリー
18 位置検出センサ
21 付勢部材
30 記録面
30a 吐出開口部
31 上面
32 左側面
33 右側面
34 背面
35 正面
37a 左側第一ローラ
37b 左側第二ローラ
38a 右側第一ローラ
38b 右側第二ローラ
39 把持凹部
40 インクジェットヘッド
41 記録部
41a 吐出孔
52 Bt基板
53 RAM
54 ROM
55 CPU
56 記録制御部
58 ジャイロセンサ
59 LEDランプ
60 スペーサー
60a スペーサー吐出開口部
60b スペーサー検出開口部
61 磁石
62 鉄製部材
63 接触凸部
80 ハウジング
100 シート部材
301 吐出開口平面部
302 検出開口部
303 検出開口平面部
304 検出開口縁突起部
310 シート保護段差部
F1 印字仮想面
F2 誤検出防止仮想平面
F3 突起部先端位置
H 手
I 画像
P 記録紙
S 隙間
W1 印字部
W2 印字予定部
1 HMP
2
54 ROMs
55 CPUs
56
Claims (11)
前記記録材の表面を非接触で検出する記録材検出手段とを備える携帯型画像形成装置において、
前記記録材と対向する対向面の少なくとも一部を形成し、前記記録材検出手段の検出部を露出する検出開口部が形成された対向面形成部材を備え、
前記対向面形成部材における前記検出開口部の周囲に、前記対向面の法線方向に突き出した突起部を有し、
前記対向面形成部材は、前記記録部と、前記記録材検出手段とを保持し、
前記対向面形成部材の前記対向面を形成する部分は、前記記録部を露出する記録開口部が形成された記録用開口形成面と、前記検出開口部が形成された検出開口形成面とを有し、
前記検出開口形成面は、前記記録用開口形成面よりも前記対向面の法線方向に突き出し、
前記突起部は、前記検出開口形成面よりもさらに前記対向面の法線方向に突き出していることを特徴とする携帯型画像形成装置。 a recording unit that records an image on a recording material;
A portable image forming apparatus comprising recording material detection means for detecting the surface of the recording material in a non-contact manner,
a facing surface forming member forming at least a part of the facing surface facing the recording material and having a detection opening for exposing a detecting portion of the recording material detecting means;
around the detection opening in the facing surface forming member, a projecting portion protruding in a direction normal to the facing surface ;
The facing surface forming member holds the recording unit and the recording material detection means,
A portion of the facing surface forming member forming the facing surface has a recording opening forming surface in which a recording opening exposing the recording portion is formed, and a detection opening forming surface in which the detecting opening is formed. death,
the detection aperture forming surface protrudes in a direction normal to the opposing surface from the recording aperture forming surface;
The portable image forming apparatus according to claim 1, wherein the protrusion protrudes further in a direction normal to the facing surface than the detection aperture forming surface .
前記検出部から前記突起部の先端までの距離は、前記記録材検出手段が誤検出を起こさない前記検出部から検出対象までの距離以上であることを特徴とする携帯型画像形成装置。 The portable image forming apparatus of claim 1,
A portable image forming apparatus according to claim 1, wherein the distance from the detection section to the tip of the protrusion is greater than or equal to the distance from the detection section to the detection target at which the recording material detection means does not cause an erroneous detection.
前記対向面形成部材は、前記記録材の表面に接触する記録材接触部を備え、
前記突起部の先端は、前記記録材接触部よりも前記記録材の表面から離れた位置にあることを特徴とする携帯型画像形成装置。 The portable image forming apparatus according to claim 1 or 2,
the opposing surface forming member includes a recording material contact portion that contacts the surface of the recording material;
A portable image forming apparatus according to claim 1, wherein the tip of the protrusion is positioned farther from the surface of the recording material than the recording material contact portion.
前記突起部を、前記検出開口部の全周にわたって設けたことを特徴とする携帯型画像形成装置。 The portable image forming apparatus according to any one of claims 1 to 3,
A portable image forming apparatus, wherein the protrusion is provided along the entire circumference of the detection opening.
前記突起部を、前記検出開口部に対して、画像形成動作時の移動方向の延長線上に設けたことを特徴とする携帯型画像形成装置。 The portable image forming apparatus according to any one of claims 1 to 3,
A portable image forming apparatus according to claim 1, wherein the protrusion is provided on an extension line of the detection opening in a moving direction during image forming operation.
前記突起部の先端は、前記対向面形成部材よりも摺動性の高い材質からなることを特徴とする携帯型画像形成装置。 The portable image forming apparatus according to any one of claims 1 to 5,
A portable image forming apparatus according to claim 1, wherein the tips of the projections are made of a material having higher slidability than the facing surface forming member.
前記記録材の表面を非接触で検出する記録材検出手段とを備える携帯型画像形成装置において、 A portable image forming apparatus comprising recording material detection means for detecting the surface of the recording material in a non-contact manner,
前記記録材と対向する対向面の少なくとも一部を形成し、前記記録材検出手段の検出部を露出する検出開口部が形成された対向面形成部材を備え、 a facing surface forming member forming at least a part of the facing surface facing the recording material and having a detection opening for exposing a detecting portion of the recording material detecting means;
前記対向面形成部材における前記検出開口部の周囲に、前記対向面の法線方向に突き出した突起部を有し、 around the detection opening in the facing surface forming member, a projecting portion protruding in a direction normal to the facing surface;
前記突起部の先端は、前記対向面形成部材よりも摺動性の高い材質からなることを特徴とする携帯型画像形成装置。 A portable image forming apparatus according to claim 1, wherein the tips of the projections are made of a material having higher slidability than the facing surface forming member.
前記突起部は、前記対向面形成部材に貼り付けられた摺動性の高い摺動部材であり、
前記対向面形成部材における前記摺動部材を貼り付ける貼り付け面の周囲に、前記貼り付け面よりも前記法線方向に突き出し、且つ、前記貼り付け面に張り付けられた前記摺動部材の表面よりも前記法線方向に突き出さない形状の段差部を有することを特徴とする携帯型画像形成装置。 The portable image forming apparatus according to claim 6 or 7 ,
The protrusion is a highly slidable sliding member attached to the opposing surface forming member,
Around the attachment surface of the facing surface forming member to which the sliding member is attached, it protrudes in the normal direction from the attachment surface and is above the surface of the sliding member attached to the attachment surface. A portable image forming apparatus, further comprising a stepped portion having a shape that does not protrude in the normal direction.
前記記録材検出手段は、前記記録材の表面を検出して、前記記録材に対する移動距離を検出する位置検出手段であることを特徴とする携帯型画像形成装置。 The portable image forming apparatus according to any one of claims 1 to 8 ,
The portable image forming apparatus, wherein the recording material detection means is position detection means for detecting the surface of the recording material and detecting a moving distance with respect to the recording material.
前記記録材検出手段は、光学式センサであることを特徴とする携帯型画像形成装置。 The portable image forming apparatus according to any one of claims 1 to 9 ,
A portable image forming apparatus, wherein the recording material detecting means is an optical sensor .
前記記録材に画像を記録する記録部が着脱される携帯型画像形成装置本体において、
前記記録材と対向する対向面の少なくとも一部を形成し、前記記録材検出手段の検出部を露出する検出開口部が形成された対向面形成部材を備え、
前記対向面形成部材における前記検出開口部の周囲に、前記対向面の法線方向に突き出した突起部を有し、
前記対向面形成部材は、前記記録材検出手段を保持し、
前記対向面形成部材の前記対向面を形成する部分は、前記記録部を露出する記録開口部が形成された記録用開口形成面と、前記検出開口部が形成された検出開口形成面とを有し、
前記検出開口形成面は、前記記録用開口形成面よりも前記対向面の法線方向に突き出し、
前記突起部は、前記検出開口形成面よりもさらに前記対向面の法線方向に突き出していることを特徴とする携帯型画像形成装置本体。 recording material detecting means for detecting the surface of the recording material in a non-contact manner;
In a portable image forming apparatus main body in which a recording unit for recording an image on the recording material is detachable,
a facing surface forming member forming at least a part of the facing surface facing the recording material and having a detection opening for exposing a detecting portion of the recording material detecting means;
around the detection opening in the facing surface forming member, a projecting portion protruding in a direction normal to the facing surface ;
The opposing surface forming member holds the recording material detection means,
A portion of the facing surface forming member forming the facing surface has a recording opening forming surface in which a recording opening exposing the recording portion is formed, and a detection opening forming surface in which the detecting opening is formed. death,
the detection aperture forming surface protrudes in a direction normal to the opposing surface from the recording aperture forming surface;
The main body of the portable image forming apparatus , wherein the protrusion protrudes further in a direction normal to the facing surface than the detection aperture forming surface .
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