JP7124252B2 - 下半身用衣類 - Google Patents
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Description
現在市販されているほとんどのタイツおよびストッキングは、ナイロン糸、または、ナイロン糸とポリウレタン糸とで編まれている。使用している糸により、「交編」および「ゾッキ」の2種類に大別される。
ゾッキ(ゾッキ編み)は、一般的にはサポート糸(ポリウレタン糸にナイロン糸を巻き付けたカバリング糸)だけで編成されているものが多い。良好なフィット性を求めるときに好適である。また、いわゆる伝線(使用中に編み組織の一部に引掛傷ができ糸が切れると生成される編み組織が解編されたはしご状の線)が発生しにくいという特徴を備えたゾッキ編みのストッキングが、最近では増えてきている。
このストッキングは、地糸としてポリウレタン糸を芯糸にしたカバリング糸を使用してゾッキ編みにより編成されてなることを特徴とする。この特徴を有するストッキングは、合着ポリウレタン糸を芯糸にしたカバリング糸を地糸として使用してゾッキ編みによりストッキングを編成することにより、交編編みのストッキングとは異なって、一部の網目が切れたときでも、合着ポリウレタン糸を使用した地糸どうしがその接触部において互いに食い込んで離れ難いという機能性が発揮され、地糸どうしが密着する構造が生まれて、簡単にランするようなことがなく、生地面が美しくて編地が柔らかい風合いを有する。
すなわち、本発明に係る下半身用衣類は、第1の編糸および第2の編糸を含んで編成した下半身用衣類であって、前記第1の編糸で編んだゾッキ編み組織に対して、前記第2の編糸によるループが肌側に反対の外側よりも多く存在するように、かつ、前記第2の編糸自体が編目を構成することなく編成し、前記第1の編糸がカバリング糸であって前記第2の編糸がウーリーナイロン糸であることを特徴とする。
図1に、本実施の形態に係るタイツ1の概略正面図を示す。このタイツ1は、腹部および臀部を被覆するパンティ部3と、脚を被覆するレッグ部2とを備えるものである。このタイツ1は、筒状に編成された1対の編地を用い、パンティ部3に相当する部分に切れ目を入れて裁断縁どうしをつき合わせて股部4を縫着して一体化することにより製造される。また、足部の爪先部は周知の手段により、袋状に縫着することにより製造される。
このタイツ1においては、肌側がフリース調で脚を通した瞬間から暖かさを感じることができ(速攻防寒性に優れ)、それでいて外観はゾッキ調の美しい編地で(外観が美しく)、同じデニール使いのタイツに比較してハイゲージで編目が細かいために風を通しにくい(防風性に優れた)ことが、その技術的特徴である。
ここで、これらの第1の編糸10と第2の編糸20としては特に限定されるものではないが、タイツ1に(脚を通した瞬間からの)暖かさを実現することに加えてタイツに好ましい伸縮性およびタイツに好ましい着心地を発現させるために、第1の編糸10としてシングルカバリング糸(SCY:Single Covered Yarn)を採用して(平編み(プレーン編み)等で)、ゾッキタイプでタイツ1を編成することが好ましい。そして、このゾッキ編みの地編み組織に対して第2の編糸20によるループが肌側に反対の外側よりも多く存在するように、かつ、第2の編糸20自体が編目を構成することなく、このタイツ1を編成することが好ましい。そして、第1の編糸10の一例が上述したようにSCYであってと第2の編糸20の一例がウーリーナイロンであるように構成することが好ましい。なお、SCYに代えてダブルカバリング糸(DCY:Double Covered Yarn)であっても構わない。
さらに詳しくは、編糸の具体的な一例は以下の通りである。
・第1の編糸(SCY)
芯糸:ポリウレタン弾性糸(22デシテックス/2フィラメント)
捲糸:ナイロン糸(44デシテックス/36フィラメント)
・第2の編糸(ウーリーナイロン)
44デシテックス/36フィラメント
本実施の形態に係るタイツ1の作用効果について図2を参照して以下に詳しく説明する。
このタイツ1においては、第1の編糸10により編成されたゾッキ編みの地編みのプレーン組織に対して第2の編糸20によるループが肌側に反対の外側よりも多く存在するように、かつ、第2の編糸20自体が編目を構成することなく編成されている。すなわち、図2(A)および図2(B)に示すように、第2の編糸20は、それ自体で編目を構成することなく、かつ、第1の編糸10により編成された地編み組織に対して第2の編糸20を挿入する位置により、第2の編糸20による肌側ループ22が外側ループ21よりも長くなっており、第2の編糸20によるループは肌側(肌側ループ22)に反対の外側(外側ループ21)よりも多く存在する。
このように、このタイツ1は、肌側(内側)に第2の編糸20であるウーリーナイロン糸を(外側よりも多く)浮かす特殊な編成を採用したために、このタイツ1を着用すると、この肌側ループ22がフリース調で肌側に接触するために、脚を通した瞬間から暖かさを感じることができる。
以上のようにして、本実施の形態に係るタイツによると、肌側がフリース調で脚を通した瞬間から暖かさを感じることができ(速攻防寒性に優れ)、それでいて外観はゾッキ調の美しい編地で、同じデニール使いのタイツに比較してハイゲージで編目が細かいために
風を通しにくい(防風性に優れた)ために、防寒性に非常に優れるタイツであって外観が美しいタイツを実現することができる。
2 レッグ部
3 パンティ部
4 股部
10 第1の編糸
20 第2の編糸
21 外側ループ
22 肌側ループ
Claims (1)
- 第1の編糸および第2の編糸を含んで編成した下半身用衣類であって、
前記第1の編糸で編んだゾッキ編み組織に対して、前記第2の編糸によるループが肌側にも反肌側にも存在するとともに、前記第2の編糸によるループが肌反対側よりも肌側に多くまたは、長く存在するように、かつ、前記第2の編糸自体が編目を構成することなく編成し、
前記第1の編糸がカバリング糸であって前記第2の編糸がウーリーナイロン糸であることを特徴とする、下半身用衣類。
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- 2018-03-01 JP JP2018036533A patent/JP7124252B2/ja active Active
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