JP7116013B2 - 車両構造 - Google Patents
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Description
同文献に記載の車両構造は、バッテリを車室内に搭載するための構造であり、バッテリの前部を取付けるためのブラケットが、車室のフロア部上に設けられている。ただし、前記ブラケットが設けられる箇所は、フロア下メンバ(同文献では、フロアアンダリインフォース)の上側にオーバラップする位置とされている。前記フロア下メンバは、車室のフロア部の下面側に位置して車両前後方向に延びる部材である。
このような構成によれば、ブラケットの建付け剛性を高めることが可能である。
第1に、前記フロア下メンバとフロアクロスメンバとが交差する交差部は、剛性が高い部位であるが、バッテリなどの車室内搭載物用のブラケットは、そのような剛性が高い交差部の上側に重なり、または隣接した配置とされた上で、フロア下メンバおよびフロアクロスメンバの双方に接合されているため、前記ブラケットの建付け剛性を効果的に高めることが可能である。ブラケットをフロア下メンバの上側に単に重なるように設けていただけの従来技術よりも、ブラケットの建付け剛性を高めることが可能である。このことにより、車室内搭載物の固定状態のさらなる安定化や、信頼性の向上を的確に図ることができる。
第2に、フロア下メンバおよびフロアクロスメンバは、多くの車両に元々具備されている部材であり、本発明においては、そのような部材の交差部を利用してブラケットの建付け剛性を高める構成である。このため、ブラケットの取付け箇所を補強するための専用の部材を、別途用いる必要をなくすことも可能である。したがって、構成が簡易であって、製造コストを廉価に抑えることができる。重量の増加も抑制することができる。
本実施形態の構造Aが適用される車両は、たとえばハイブリッド車、または電気自動車であり、バッテリ6は、リチウムイオン二次電池、あるいはニッケル水素二次電池などである。
は、たとえば図3に示すように、断面ハット状部材を用いて構成されており、下側の左右一対のフランジ部10,20がフロア部3の上面部に対面接触した状態で溶接されている。第1および第2のフロアクロスメンバ1,2上には、たとえば不図示のフロントシート(座席)が跨がった状態で設置され、このフロントシートの下方スペースにバッテリ6が配設される。
第1のフロアクロスメンバ1は、後述するように、ブラケット7の建付け剛性を高めるのに直接的に利用されており、本発明でいう「フロアクロスメンバ」の一例に相当している。本実施形態における第2のフロアクロスメンバ2は、本発明でいう「フロアクロスメンバ」には該当しない。
本実施形態の車両構造Aにおいては、インナメンバ5と第1のフロアクロスメンバ1とが平面視において交差し、かつフロア部3を介して互いに接合(溶接)されている交差部C(Ca,Cb)が形成されている。
より具体的には、一対のブラケット7A,7Bは、これらの起立壁部71が、第1のフロアクロスメンバ1の後側の側壁部11に対面接触して溶接部Wを介して接合されているとともに、ベース部70の前部は、第1のフロアクロスメンバ1の後側のフランジ部10の上側に重ねられて溶接部Wを介して接合され、ベース部70の前記前部よりも後方側部分は、フロア部3に溶接部Wを介して接合されている。
んだ状態で溶接部Wによって間接的に接合されている。ブラケット7Aの取付け箇所においては、ベース部70の前部、第1のフロアクロスメンバ1のフランジ部10、フロア部3、およびインナメンバ5Aのフランジ部50の四者が重なった部分が形成されており、これら四者は、フロア部3を挟んだ状態で溶接部Waによって間接的に接合されている。
なお、ブラケット7Aは、インナメンバ5Aに対して車幅方向に位置ずれした配置であるのに対し、ブラケット7Bは、インナメンバ5Bに対して車幅方向に位置ずれしていない配置とされているが、これはバッテリ6の配置などの様々な仕様・バッテリ6の設置条件を考慮したものである。本実施形態とは異なり、ブラケット7A,7Bの双方をインナメンバ5に対して車幅方向に位置ずれさせた構成、あるいは位置ずれさせていない構成とすることも可能である。
このようなことから、ブラケット7を利用したバッテリ6の取付け固定状態を頑強なものとし、バッテリ6の取付けの信頼性を高いものとすることが可能である。
ブラケット7の取付け箇所の近傍には、サイドメンバ4も存在するため、ブラケット7の建付け剛性をより高めることが可能である。
本発明でいう「フロアクロスメンバ」は、第1のフロアクロスメンバ1に限定されず、たとえば第2のフロアクロスメンバとすることも可能である。
フロア下メンバおよびフロアクロスメンバとしては、断面ハット状とは異なる断面形状のものを用いることもできる。
本発明でいう「車室内搭載物」は、バッテリに限定されず、様々な物(部材・部品・機器・装置などの種別を問わない)を対象とすることが可能であり、たとえばバッテリ以外の充電装置(キャパシタを含む)、あるいは車両用シートなどとすることができる。
本発明でいう「車室内搭載物用のブラケット」の具体的な形状、サイズ、材質なども限定されない。上述の実施形態においては、ブラケット7にボルト72が具備されているが、これに限定されない。ボルト72に代えて、または加えて、たとえばナットなどの他のネジ部材、あるいはネジ孔が具備された構成とすることもできる。
車室内搭載物用のブラケットを複数設ける場合、これらのうちの少なくとも1つのブラケットの取付け構造が本発明の意図する構成であれば、本発明の技術的範囲に包摂される。
C(Ca,Cb) 交差部
1 第1のフロアクロスメンバ(フロアクロスメンバ)
3 フロア部
4 サイドメンバ
5(5A,5B) インナメンバ(フロア下メンバ)
6 バッテリ(車室内搭載物)
7(7A,7B) 車室内搭載物用のブラケット
8 ロッカ
Claims (1)
- 車室のフロア部の下面側に位置して車両前後方向に延びるフロア下メンバと、
このフロア下メンバの上側に少なくとも一部分が重なるように前記フロア部の上面側に設けられた車室内搭載物用のブラケットと、
を備えている、車両構造であって、
前記フロア部の車幅方向両端側に位置して車両前後方向に延びる左右一対のロッカの相互間に橋渡し接続され、かつ平面視において、前記フロア下メンバと交差する交差部が形成されるように前記フロア部の上面側に設けられて車幅方向に延びるフロアクロスメンバを、さらに備えており、
前記ブラケットは、前記交差部の上側に重なり、または前記交差部に隣接した配置とされた状態で前記フロアクロスメンバに接合されているとともに、
前記ブラケットおよび前記フロア下メンバは、前記フロア部に対面接触している部分どうしが前記フロア部を挟んで上下に重なった状態で接合された積層接合部を構成していることを特徴とする、車両構造。
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