JP7110003B2 - 処理装置、処理方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
図1は、処理システム1の構成を示す図である。処理装置20を含む処理システム1は、レーダ装置10と、処理装置20と、表示情報生成装置50とを備える。レーダ装置10と、処理装置20とは、専用線などを介して通信する。処理装置20と、表示情報生成装置50とは、LAN(Local Area Network)等のネットワークNW1を介して通信する。また、表示情報生成装置50は、WAN(Wide Area Network)等のネットワークNW2を介して端末装置60と通信する。なお、処理装置20と、表示情報生成装置50とは一体に形成されていてもよい。
図4は、処理装置20により実行される処理の流れを示すフローチャートである。まず、取得部22が、レーダ装置10の情報蓄積部18に蓄積された1周期分の観測情報Dを取得したか否かを判定する(ステップS100)。
図6は、選択部26により実行される処理の流れを示すフローチャートである。メッシュブロックMBごとに行われる処理である。まず、選択部26が、検査対象のメッシュブロックMBの品質情報およびメッシュMに関する情報を取得する(ステップS200)。メッシュに関する情報は、メッシュMの位置に関する情報や、メッシュの観測情報Dである。本処理では、メッシュブロックMBの最下層のメッシュが選択され、このメッシュから順に処理が開始される。以下、処理対象のメッシュMを「対象メッシュ」と称する。
図8は、導出部28により実行される処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートの処理において決定された地上降水強度の算出手法の具体例については後述する。
(降雨域1)
降雨域1では、例えば以下の式(1)によって地上降水強度Rrが算出される。
「Z」は反射強度、「B」は第1のパラメータ、「β」は第2のパラメータである。
Z=B×Rrβ・・・(1)
降雨域2では、例えば以下の式(2)によって地上降水強度Rが算出される。
「α」は第3のパラメータであり、「b」は第4のパラメータであり、「f」はレーダ装置10の電波の送信周波数である。「KDP」は偏波間位相差変化率である。
R=α×(KDP/f)b・・・(2)
降雪域では、例えば以下の式(3)によって地上降水強度Rsが算出される。「Bs」は第5のパラメータであり、「βs」は第6のパラメータである。
Z=Bs×Rsβs・・・(3)
融解層域では、融解層の上端の直下および融解層の下端の直上(2次元平面状で見ると、下端の直前、上端の直後)の地上メッシュで算出された値を用いて地上降水強度が求められる。求め方は、例えば以下に示すような重み付け平均法を用いた式(4)でもよいし、線形的な内挿手法などを用いた手法であってもよい。ここで、「m」は算出対象の地上メッシュにおける融解層上端からの距離であり、「n」は算出対象の地上メッシュにおける融解層下端からの距離を示している。
Rm=(m/m+n)*Rr+(n/m+n)*Rs・・・(4)
本実施形態の処理装置20によれば、二重偏波フェーズドアレイ気象レーダから得られる高頻度で隙間無く観測された情報を用いることで、およそ30秒周期で、時空間的に連続した観測情報から地上降水強度の分布や時間変化を高頻度かつ高確度に解析し、ユーザに対して高頻度で雨量情報を提供することが可能となる。さらに、観測情報としての局地的な地上降水強度と、土地情報や路線情報、交通情報を組み合わせて雨量情報を生成することで、人的および経済的な大雪によるリスクを、高精度かつ迅速にユーザに的確な形で通知、提供することが出来るようになる。具体的には、一般向けのアプリケーションソフトやSNSなどを通して情報を提供することで、一般市民への注意喚起、避難喚起の一助となることが期待される。また、地方公共団体、道路管理者、鉄道運行管理者、バス運行管理者等の突発的な豪雨発生時の対応迅速化に対して有効に寄与することが期待される。
ここで、気象レーダによって観測された情報から、地上降水強度の2次元分布を求める場合、複数のレーダ装置によって観測された情報を用いて、それらを組み合わせることで最適な地上降水強度分布を求めている場合がある。しかしながら、地理的な理由(複数のレーダ装置を設置することができない地理的な環境)、経済的な理由(複数のレーダ装置をネットワーク配置することが困難な状況)においては、地上降水強度を単一のレーダ装置で精度良く解析することが必要であるが、いまだこれを実現する方式が確立されているとは言いがたい。
Claims (11)
- 所定の領域が方位方向、距離方向、および鉛直方向に分割された複数の分割領域ごとの大気の状態を示す観測情報と、前記分割領域ごとの前記観測情報の品質を示す品質情報とを取得する取得部と、
前記取得部により取得された情報に基づいて、前記方位方向および前記距離方向の位置が共通する分割領域群に含まれる分割領域の中から対象分割領域を選択する選択部と、
選択部により選択された対象分割領域の観測情報に基づいて前記分割領域群の雨量情報を導出する導出部と、
を備える処理装置。 - 前記選択部は、前記品質情報の示す数値と閾値との比較に基づいて、前記対象分割領域を選択する、
請求項1記載の処理装置。 - 前記品質情報は、反射強度の品質を示す指標と、反射因子差の品質を示す指標と、偏波間相関係数の品質を示す指標と、偏波間位相差変化率の品質を示す指標とのうち、一以上の指標を含む、
請求項1または2記載の処理装置。 - 前記品質情報は、更に、前記観測情報を取得したレーダ装置が受信した受信電力と前記受信電力に含まれるノイズとに基づく指標と、前記観測情報からクラッターを示す信号を除外する処理前と処理後との受信電力に基づいて導出された指標と、のうち一方または双方を含む、
請求項3に記載の処理装置。 - 前記取得部は、更に、前記観測情報に基づいて導出された前記分割領域ごとの粒子判別の結果を取得し、
前記選択部は、更に、前記粒子判別の結果に基づいて前記対象分割領域を選択する、
請求項1から4のうちいずれか1項記載の処理装置。 - 前記取得部は、更に、前記観測情報を取得したレーダ装置のレーダ受信強度を取得し、
前記選択部は、前記取得部により取得されたレーダ受信強度に基づいて前記対象分割領域を選択する、
請求項1から5のうちいずれか1項記載の処理装置。 - 前記導出部は、融解層の分布と前記選択部により選択された対象分割領域の高度方向の位置との比較に基づいて、前記分割領域群の雨量情報を導出する、
請求項1から6のうちいずれか1項に記載の処理装置。 - 前記観測情報は、二重偏波を送受信するレーダ装置により取得された情報である、
請求項3に記載の処理装置。 - 前記選択部は、観測対象の観測領域に含まれる複数の前記分割領域群のそれぞれから、前記対象分割領域を選択し、
前記導出部は、前記選択された対象分割領域の観測情報に基づいて前記分割領域群の雨量情報を導出する、
請求項1から8のうちいずれか1項に記載の処理装置。 - コンピュータが、
所定の領域が方位方向、距離方向、および鉛直方向に分割された複数の分割領域ごとの大気の状態を示す観測情報と、前記分割領域ごとの前記観測情報の品質を示す品質情報とを取得し、
前記取得した情報に基づいて、前記方位方向および前記距離方向の位置が共通する分割領域群に含まれる分割領域の中から対象分割領域を選択し、
前記選択された対象分割領域の観測情報に基づいて前記分割領域群の雨量情報を導出する、
処理方法。 - コンピュータに、
所定の領域が方位方向、距離方向、および鉛直方向に分割された複数の分割領域ごとの大気の状態を示す観測情報と、前記分割領域ごとの前記観測情報の品質を示す品質情報とを取得させ、
前記取得した情報に基づいて、前記方位方向および前記距離方向の位置が共通する分割領域群に含まれる分割領域の中から対象分割領域を選択させ、
前記選択された対象分割領域の観測情報に基づいて前記分割領域群の雨量情報を導出させる、
プログラム。
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JP2018115299A JP7110003B2 (ja) | 2018-06-18 | 2018-06-18 | 処理装置、処理方法、およびプログラム |
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WO2017122408A1 (ja) | 2016-01-12 | 2017-07-20 | 株式会社東芝 | 気象予測装置、気象予測方法、および気象予測プログラム |
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