JP7101350B2 - 画像処理装置および移動支援装置 - Google Patents
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Description
図1(a)および(b)に示すように、移動支援装置1は、固定部2と、撮像部3と、伝達部4と、演算装置5と、バッテリ6と、を備える。撮像部3は、使用者の進行方向の画像を撮像できるように、固定部2により使用者に固定されている。撮像部3および演算装置5は、画像処理装置10を構成する。
図2に示すように、移動支援装置1は、撮像部3、A/D変換部31、位置選択部32、位置演算部33、平面方程式算出部36を備える。また、移動支援装置1は、撮像部3の傾きを補正するための撮像部角度演算部40、および座標変換部41を備える。さらに、移動支援装置1は、平坦路判定部50、記録部60、伝達部4を備える。
撮像部3は、光軸が水平よりやや下方を向いて固定されている。言い換えれば、図4に示すように、撮像部3により撮像されるステレオ画像における水平を、使用者座標系における水平と同一と解釈してしまうと、路面は、斜めに立ち上がっているように見える。
AX+BY+CZ+D=0 (1)
X、Y、Zは変数であり、A、B、C、Dは定数である。
xn=Xn×cos(-π/2+角度A100)-Zn×sin(-π/2+角度A100) (3)
zn=Zn×sin(-π/2+角度A100)+Zn×cos(-π/2+角度A100) (4)
yn=Yn (5)
角度A100の単位はラジアンである。式(3)乃至(5)により、点P0乃至点P5の、使用者座標系における3次元空間座標が求められる。
ax+by+cz+d=0 (6)
x、y、zは変数であり、a、b、c、dは定数である。
図2に示すように、平坦路判定部50は、平面高さ算出部52、平面角度算出部53、判定部70を有する。
A10=π/2-acos(a20) (6)
ベクトルV10の左右方向に対する倒れ角度B10は、式(7)により求められる。
B10=π/2-acos(b20) (7)
ここまで説明してきた移動支援装置1の動作を説明する。図5に示すように、まず、移動支援装置1は、撮像部3により使用者100の前方空間を撮像し、ステレオ画像を得る(ステップS1)。そして、移動支援装置1は、撮像される画像をA/D変換部31によりA/D変換する(ステップS2)。
図6(a)に示すように、使用者100の足元よりやや前方に壁200が存在する場合、第2計測点群の点P3および点P5は床面上にあり、点P4が壁200上に乗りかかる。したがって、平面P11は右上から左下に向かって傾いて計測される。
図7(a)に示すように、使用者100の左側前方に壁がある場合において、使用者100が壁近傍で左方向に回転した場合、第2計測点群のうち、点P5は床面上にあり、点P3および点P4が壁201上に乗りかかる。また、使用者100が回転するにつれて第1計測点群の点P2も壁201上に乗りかかる。
図8(a)に示すように、使用者100が障害物202に向かって歩行した場合、点P4および点P5がほぼ同時に障害物202に乗りかかる。
図9(a)に示すように、使用者100が下り階段の手前に差し掛かると、平面P11が下り階段の段上に配置される。図9(b)に示すように、フレーム-13から平面P11の倒れ角度A11がプラス方向に増加している。平面P10の倒れ角度A10は、ほぼ一定に推移している。また、平面P11の平面高さZ11は、平面P10の平面高さZ10よりも下に位置するように変化する。これらのことから、判定部70は、使用者100の進行方向正面に下り階段又は下り斜面が出現したと判定する。なお、平面P11の進行方向への倒れ角度A11は、平面P11が階段に差し掛かっているとき約20°である。図10に示すように、この値は階段の斜度に対応していることから、画像処理装置10が下り階段の様子を分析できていることがわかる。
図11(a)に示すように、使用者100が上り階段の手前に差し掛かると、平面P11が上り階段の段上に配置される。図11(b)に示すように、フレーム-10近辺から平面P11倒れ角度A11が-側へ増加している。また、平面P11の平面高さは平面P10より上に位置するような変化が始まっている。これらのことから、判定部70は、使用者100の進行方向正面に上り階段又は上り斜面が出現したと判定する。なお、平面P11の進行方向への倒れ角度A11は、平面P11が階段に差し掛かっているとき約-20°である。図12に示すように、この値は階段の斜度に対応していることから、画像処理装置10が上り階段の様子を分析できていることがわかる。
図13に示すように、例えば玄関の床面と土間との間の段差がある場合、倒れ角度A10、A11、B10、B11は小さいが、高さZ10およびZ11が互いに異なる。したがって、判定部70は、平面高さZ10およびZ11を比較して前方に段差があるか否かを判定する。これは、上りの段差および下りの段差において同様である。
3 撮像部
10 画像処理装置
32 位置選択部
36 平面方程式算出部
70 判定部
Claims (10)
- 移動体の進行方向 前方の空間のステレオ画像を撮像する撮像部と、
前記ステレオ画像から複数の計測点を選択する位置選択部と、
前記複数の計測点の3次元空間座標に基づいて、複数の平面方程式を算出する平面方程式算出部と、
前記複数の平面方程式に基づいて、前記進行方向前方の空間における障害物の有無を判定する判定部と、
を備え、
前記複数の計測点は、第1点と、前記第1点に対して進行方向右斜め前方の第2点と、前記第1点に対して左斜め前方である第3点と、前記第1点よりもあらかじめ定められた所定の距離だけ進行方向前方の第4点と、前記第4点に対して右斜め前方の第5点と、前記第4点に対して左斜め前方の第6点と、を少なくとも含み、
前記平面方程式算出部は、前記第1点、前記第2点および前記第3点を第1計測点群として、前記第1計測点群の3次元空間座標に基づいて第1平面方程式を算出するとともに、前記第4点、前記第5点および前記第6点を第2計測点群として、前記第2計測点群の3次元空間座標に基づいて第2平面方程式を算出し、
前記判定部は、前記第1平面方程式および前記第2平面方程式に基づいて、前記進行方向前方の空間における障害物の有無を判定する、
ことを特徴とする、画像処理装置。 - 前記判定部は、前記複数の平面方程式から前記複数の平面方程式が表す平面の傾きをそれぞれ算出し、前記それぞれの平面の傾きに基づいて前記前方の空間における障害物の有無を判定する、請求項1記載の画像処理装置。
- 前記判定部は、前記複数の平面方程式から、前後方向および前記前後方向に直交する左右方向における、前記複数の平面方程式が表す平面の傾きをそれぞれ算出し、前記前後方向における平面の傾きおよび前記左右方向における平面の傾きに基づいて前記前方の空間における障害物の種類を判定する、請求項1又は2記載の画像処理装置。
- 前方空間のステレオ画像を撮像する撮像部と、
前記ステレオ画像から複数の計測点を選択する位置選択部と、
前記複数の計測点の3次元空間座標に基づいて、複数の平面方程式を算出する平面方程式算出部と、
前記複数の平面方程式に基づいて、前記前方空間における障害物の有無を判定する判定部と、
を備え、
前記判定部は、前記複数の平面方程式から、前後方向および前記前後方向に直交する左右方向における、前記複数の平面方程式が表す平面の傾きをそれぞれ算出し、前記前後方向における平面の傾きおよび前記左右方向における平面の傾きに基づいて前記前方空間における障害物の種類を判定する、
ことを特徴とする、画像処理装置。 - 前記複数の平面方程式は、第1平面方程式および第2平面方程式からなり、前記複数の計測点は、複数の計測点からなる第1計測点群、および前記第1計測点群とは異なる複数計測点からなる第2計測点群からなり、前記平面方程式算出部は、前記第1計測点群を通る平面を表す前記第1平面方程式を算出し、前記第2計測点群を通る平面を表す前記第2平面方程式を算出する、請求項4記載の画像処理装置。
- 前記第2計測点群のうち前記撮像部から最も離れている計測点は、前記第1計測点群のいずれの計測点よりも前記撮像部から前方に離れた位置にある、請求項5記載の画像処理装置。
- 前記判定部は、前記第1計測点群および前記第2計測点群の平均高さをそれぞれ算出し、前記平均高さに基づいて前記前方の空間における障害物の有無を判定する、請求項1、2、3、5および6のいずれかに記載の画像処理装置。
- 過去に算出された平面の傾きを記録する記録部をさらに備え、前記判定部は、前記過去に算出された平面の傾き、および現在算出される平面の傾きに基づいて、前記前方の空間における障害物の有無を判定する、請求項1乃至7のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記平面方程式に基づいて、前記撮像部の前記平面方程式が表す平面に対する角度を撮像部角度として算出する撮像部角度演算部と、前記撮像部角度に基づいて前記ステレオ画像の傾きを補正する座標変換部と、をさらに備える、請求項1乃至8のいずれかに記載の画像処理装置。
- 移動体に固定可能に構成され、前記移動体の前方空間のステレオ画像を撮像する撮像部を有する画像処理装置と、
前記画像処理装置の処理結果を前記移動体に伝達する伝達部と、
を備える移動支援装置であって、
前記画像処理装置は、請求項1乃至9のいずれかに記載の画像処理装置である、移動支援装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019053367A JP2019053367A (ja) | 2019-04-04 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002065721A (ja) | 2000-08-29 | 2002-03-05 | Komatsu Ltd | 視覚障害者用環境認識支援装置及びその方法 |
JP2007041657A (ja) | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Sony Corp | 移動体制御方法および移動体 |
JP2008197884A (ja) | 2007-02-13 | 2008-08-28 | Toyota Motor Corp | 環境地図の生成方法及び移動ロボット |
JP2013034490A (ja) | 2011-08-03 | 2013-02-21 | Alpha Media:Kk | 視覚障害者歩行支援装置 |
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2017
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