JP7199107B2 - トレーラハウス - Google Patents
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Description
(1A)前記許容幅及び許容長さ以内の寸法を有する床部材及び屋根部材、並びに、前記許容幅及び許容高さ以内の寸法を有する前壁部材及び後壁部材を、お互いに直角となる様に接続し、少なくとも左右一方の側面を開放面とした箱枠構造の箱枠状構造体を備えていること。
(1B)前記箱枠状構造体を構成する床部材には、少なくともバストイレユニット及びキッチンユニットが、前記箱枠状構造体によって上方を覆われ、当該箱枠状構造体の前壁部材、後壁部材、屋根部材及び開放面との間に隙間を形成すると共に、当該箱枠状構造体の前端部又は後端部から外部の配管及び電源線を接続可能とする様に、予め設置されていること。
(1C)展開部分を構成する床部材、屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材は、展開前の状態において、前記箱枠状構造体の開放面を塞ぎ、前記バストイレユニット及びキッチンユニットに対して干渉しない様に当該箱枠状構造体内に収納されていて水平方向へのスライド又は水平軸廻りの回動によって展開可能な状態で装備されていること。
(1D)前記展開部分を構成する床部材は前記箱枠状構造体の床部材の開放面側端部を回動中心とする上向きに立ち上がった状態で前記開放面を塞ぐ様に収納され、残りの屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材は、側面及び底面開放の箱枠状に接合され、前記開放面からスライドによって出し入れ可能な寸法の底なし構造体として一体化された状態で、前記隙間に収まると共に、前記バストイレユニット及びキッチンユニットの上方を覆った状態となる様に、前記箱枠状構造体内に収納されていること。
(1E)前記底なし構造体の収納方向奥側の端部には外向きに突出する展開側係止部材が設けられ、前記箱枠状構造体の開放面の縁には、前記展開側係止部材に対して係止する様に内向きに突出する本体側係止部材が設けられていること。
(1F)前記展開部分を構成する床部材を下側から支える水平保持フレームが、前記箱枠状構造体の下側に収納されていること。
(1G)前記水平保持フレームの下面には、高さ調整機能を有する横向き車輪が起立位置へと回動可能に収納されていること。
(1H)前記束部材はジャッキを内蔵し、前記展開部分を構成する床部材を水平状態に調整可能に構成されると共に、前記底なし構造体には戸車が備えられ、前記展開部分を構成する床部材に備えられたガイドレールに沿って当該底なし構造体を真っ直ぐに移動可能に構成されていること。
(2)前記箱枠状構造体は左右両方の側面を開放面とし、当該左右それぞれの開放面から外に向かって展開可能であって、収納状態においては一方が他方の内側に収まる様に構成された2組の底なし構造体が収納されると共に、前記水平保持フレーム及び床部材も、前記箱枠状構造体の左右それぞれの外側に向かって展開可能な状態で装備され、前記バストイレユニット及びキッチンユニットは、2組の底なし構造体の出し入れが可能な隙間をあけて箱枠状構造体の床部材に予め設置され、前記2組の底なし構造体のいずれもが前記隙間に収まると共に、前記バストイレユニット及びキッチンユニットの上方を覆った状態となる様に、前記箱枠状構造体内に収納されていること。
(3A)前記許容幅及び許容長さ以内の寸法を有する床部材及び屋根部材、並びに、前記許容幅及び許容高さ以内の寸法を有する前壁部材及び後壁部材を、お互いに直角となる様に接続し、少なくとも左右一方の側面を開放面とした箱枠構造の箱枠状構造体を備えていること。
(3B)前記箱枠状構造体を構成する床部材には、少なくともバストイレユニット及びキッチンユニットが、前記箱枠状構造体によって上方を覆われると共に、当該箱枠状構造体の前端部又は後端部から外部の配管及び電源線を接続可能とする様に、予め設置されていること。
(3C)展開部分を構成する床部材、屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材は、展開前の状態において、前記箱枠状構造体の開放面を床部材にて塞ぎ、かつ、屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材を前記バストイレユニット及びキッチンユニットに対して干渉しない様に当該箱枠状構造体内に収納されていて水平方向へのスライド又は水平軸廻りの回動によって展開可能な状態で装備されていること。
(3D)前記箱枠状構造体を構成する屋根部材は前記開放面側の縁に形成された棟木部材を備え、前記棟木部材は下面開放のボックス状溝を備え、前記棟木部材を含む全体としての幅が、前記箱枠状構造体を構成する床部材の幅と同一となっていること。
(3E)前記箱枠状構造体を構成する屋根部材の前記開放面側には、前記展開部分を構成する屋根部材が回動可能に接続され、牽引時には、当該展開部分を構成する屋根部材が先端を下向きに倒した状態で前記箱枠状構造体を構成する床部材の上面に固定され、前記箱枠状構造体の開放面を塞いでいること。
(3F)前記展開部分を構成する屋根部材は、元側端に外向きの突条部材を備え、前記突条部材を、前記棟木部材の前記ボックス状溝に嵌まり込ませることにより、垂直方向や水平方向に貫通する隙間を発生させることなく屋根の接続部分を形成する様に構成されていること。
(3G)前記展開部分を構成する屋根部材の外側には、前記展開部分を構成する床部材が前記箱枠状構造体を構成する床部材と前記突条部材との間に挟み込まれる様に収納され、当該展開部分を構成する床部材は下端を回動中心として外側に倒すことができる様に前記箱枠状構造体を構成する床部材の端部に連結されていること。
(3H)前記展開部分を構成する屋根部材の内側には前記展開部分を構成する側壁部材が収納され、当該展開部分を構成する側壁部材の内側には前記展開部分を構成する前壁部材及び後壁部材が二つ折りに折り畳んだ状態で収納されていること。
(3I)前記展開部分を構成する屋根部材、床部材、及び、側壁部材は、いずれも前記箱枠状構造体を構成する前壁部材と後壁部材との間隔に対応する長さを有し、前記展開部分を構成する前壁部材及び後壁部材は、まっすぐに伸ばしたときの幅が同一であって、前記展開部分を構成する床部材の内側に収まる様に構成されていること。
(3J)前記展開部分を構成する前壁部材及び後壁部材は、前記展開部分を構成する側壁部材の両端にヒンジ結合されていて、当該展開部分を構成する側壁部材の左右方向への移動に伴って、屏風が開いたり閉じたりする様に、自然に開いたり閉じたりすることができる様に構成されていること。
(3K)前記束部材はジャッキを内蔵し、前記展開部分を構成する床部材には、当該展開部分を構成する側壁部材の移動をスムーズにするためのレールが備えられ、当該展開部分を構成する側壁部材を開き終えた状態において、当該展開部分を構成する前壁部材及び後壁部材によって構成される壁面の端部が、前記箱枠状構造体を構成する前壁部材及び後壁部材の内側に位置し、前壁及び後壁のつなぎ目において重なった状態となる様に構成されていること。
このトレーラハウスは、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(4)前記箱枠状構造体は左右両方の側面を開放面とし、前記展開部分を左右それぞれの開放面を塞いだ状態からそれぞれ別個に外側に向かって展開可能となる様に備えていること。
(5A)前記許容幅及び許容長さ以内の寸法を有する床部材及び屋根部材、並びに、前記許容幅及び許容高さ以内の寸法を有する前壁部材及び後壁部材を、お互いに直角となる様に接続し、少なくとも左右一方の側面を開放面とした箱枠構造の第1の箱枠状構造体を備えていること。
(5B)前記展開部分を構成する床部材、屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材は、お互いに直角となる様に接続され、前記箱枠状構造体の開放面側を開放面としたパネル構造の第2の箱枠状構造体であって、展開前の状態において前記第1の箱枠状構造体の上方及び前後を覆った状態となり、水平方向へのスライドによって展開可能となる様に構成されていること。
(5C)前記第2の箱枠状構造体の開放面は、前記第1の箱枠状構造体を内側に収容可能に構成され、当該第2の箱枠状構造体の床部材と前記第1の箱枠状構造体の床部材は、前記第2の箱枠状構造体の床部材を下に滑り込ませ得る関係に構成され、当該第2の箱枠状構造体の床部材の底面には、昇降可能な横向き車輪が備えられていること。
(5D)前記第1の箱枠状構造体の開放面側の端部には、少なくとも前面、上面及び後面から外に向かって突出する外向き突条枠が備えられ、前記第2の箱枠状構造体の開放面側の端部には、少なくとも前面、上面及び後面から内に向かって突出する内向き突条枠が備えられ、展開時には、前記外向き突条枠と内向き突条枠とが互いに当接し合う関係とされていること。
(5E)前記第1の箱枠状構造体を構成する床部材には、少なくともバストイレユニット及びキッチンユニットが、前記第1の箱枠状構造体によって上方を覆われると共に、当該第1の箱枠状構造体の前端部又は後端部から外部の配管及び電源線を接続可能とする様に、予め設置されていること。
この物語の登場人物は、都内のベンチャー系IT企業勤務の夫(27歳)と、都内の外資系企業勤務の妻(26歳)である。二人は、3年前に結婚し都内の賃貸マンション(1LDK、家賃172,000円、共益費3,000円)で暮らしている。今は共働きなので何とかやっていけるがマイホームの夢はほど遠く、子どもが出来たら厳しいと感じている。良い環境で子育てしたいし、夫婦共にアウトドアが好きだし、郊外で一戸建てを購入したいと考えている。そんな中、夫は、最近の台風や水害の様な災害時に逃げることができるトレーラハウスも選択肢となり得ると考え、妻は、リモートワークの浸透によって必ずしも出社しなくてよい勤務体制を考えると、いっそのこと空気のきれいな田舎町で仕事するのも良いな、と考えている。
そんな二人は、東京郊外の鎌倉の土地と、本実施例のトレーラハウス100を取得し、車両VL4にてトレーラハウス100を牽引し、公道を走行して一路マイホーム建設へと向かうこととなった(図14(A))。取得した土地は、公道6.4mに面した敷地面積21.99坪の三角形の狭小地である(図14(B))。現地に到着した二人は、トレーラハウス100を所定位置に入れて車両VL4から切り離し、車両VL4は敷地北側部分に確保したパーキングスペースに駐車した。パーキングスペースの奥の狭小三角形の土地には、リモートワーク用の7.4帖のオフィスを別途建設する予定である。なお、トレーラハウス100は、南側にウッドデッキを設備することや東西に植栽を施すこと等を考慮しつつ、展開部分を拡げることができる配置となる様に敷地内に位置決めする。ということで、現地に到着し、トレーラハウス100のセッティングが完了した(図15(A)。早速、展開作業に着手する(図15(B))。
まず最初に、片側の水平保持フレーム121aを台車DS4に固定している蝶ボルトBBT(合計4本)を外して水平保持フレーム121aを引き出した状態とし、先ほど外した蝶ボルトBBTで水平保持フレーム121aを台車DS4に対して固定する(図16(A))。続いて、水平保持フレーム121aの下面に収納していた横向き車輪122aを出し、高さ調整を行って、水平保持フレーム121aがおおよそ水平になる様にセッティングする。
次に、水平保持フレーム121aの上面に、床を載せるゴムパッキンRP1を止める。続いて、床部材114aを止めている蝶ボルトBBTを外す。その後、床部材114aを静かに倒して水平保持フレーム121aに載せ、床部材114aをゴムパッキンRP1に止める(図16(B))。その後、レーザー水準器で床の正確な水平を計測し、車輪122aや束123aを調整してトレーラハウスの床レベルを水平にする。
次に、底なし構造体113Aを押し出し、壁及び屋根を展開する(図17)。底なし構造体113Aにはステンレス製戸車WHLが備えられ、床部材114aに備えたステンレス製ガイドレールGRLに沿って真っ直ぐに側方へ移動できる様になっている。底なし構造体113Aは、展開側係止部材113a1,116a1,117a1と本体側係止部材111e1,111e2,111e3とを係止させた状態となったところで停止する。こうして壁及び屋根を展開したら、レーザー水準器で最終水平を確認する。また、車輪122aや束123aを再度調整し、最終水平を確認する。その後、箱枠状構造体111と床部材114aとの隙間を嵌め込み部材124aを用いて埋める。また、床部材114aと底なし構造体113Aとの隙間をゴム止水パッキンRP2,RP3で埋める。
片側の展開が完了したら、反対側についても同様に、3.~5.の作業を実行する。こうして左右両側への展開作業が完了したら、用意したパネル類をセッティングし、金具で固定し、個室の設営を完了する。本例においては、左側展開部分に2つの個室を確保するため、A,B,Cの三種類のパネルを用意している。Aのパネルは主寝室の壁とドア、Bのパネルはプライベート室の壁とドア、Cのパネルは下足入れの壁とドアになり、それぞれ、折り畳んで収納されているので、床と天井に空いている穴にパネルの上下のスライド金具SLKが合う様にセッティングし、金具をそれぞれの穴に合わせ、金具のバーをスライドさせて固定する(図18)。
トイレの配管は、予め工事されている浄化槽又は下水などの配管と接続する。雑排水などの配管も同様とする。ガスを使用する場合は、プロパンガス又は都市ガスの配管との接続を実行する。
こうして、図19,図20に示す様に、箱枠構造体111を中央に、左右に底なし構造体113A,113Bが展開された住居HS4の躯体が完成する。完成した住居HS4は、図20(A)に示す様に、水平保持フレーム121a,121bと床部材114a,114bとの間のゴムパッキンによるラバーマウントA,A,…、台車DS4及び水平保持フレーム121a,121bのタイヤB,B,…、アンカーC,C、アンカー基礎基礎D,Dによって支えられる。ゴムパッキンA,A,…は地面の揺れが上部の居住部分にダイレクトに伝わらない様にして軽減する。タイヤB,B,…は空気圧を上げておくことで、ラバーマウント式免震構造として機能する。アンカー基礎D,Dを予め施工しておき、アンカーC,Cを加えて結合することにより、地震時の転がり防止、台風時の耐風圧性能を発揮させることができる。なお、アンカーC,Cは、普段は免震機能優先で緩く締め、強風時には強く締めて風圧強度を高めるといった使用が可能である。外構は、図21(B)に示す様に、いつでも移動出来る様に移動式の花壇KDNを設備する。
一般的なトレーラハウスは、展開機能を有していないことから、幅2500mm×長さ5700mm~幅3200mm×長さ11000mmといったコンテナサイズの床面積しか確保できない。本実施例のコンテナハウス100は、特に、牽引長さを過大にすることなく、建設地においては幅方向に十分な広さを確保でき、快適な居住空間を提供することができる。
次に、実施例4のトレーラハウス100の構造、動作等について模型による検証結果を説明する。図22(A1)~(A3)に展開部分を収納した状態のトレーラハウス100の側面図、背面図、斜視図を示す。この状態から、まず、水平保持フレーム121a,121bを引き出して水平を出した状態を図22(B1),(B2)に示す。上述の物語では片側ずつとしていたが、住居全体の水平をとる上で、左右の水平保持フレーム121a,121bを共に引き出しておくとよい。次に、左右展開部分の床部材114a,114bを設営した状態を図22(C1),(C2)に示す。この状態にて再度、水平を出す。このときの模型内部の様子を図22(C3)に示す。図示の様に、左右の底なし構造体113A,113Bは、キッチンユニットKU4等に干渉しない様に収まっている。そして、これら左右の底なし構造体113A,113Bを展開し、住居HS4の設営を完了した状態を図22(D1)~(D3)に示す。図示の様に、左右の底なし構造体113A,113Bの壁面は、サッシ類を装備した状態としている。これらサッシ類は、図22(A1)~(A3)に示す様に、公道走行時には箱枠状構造体111、床部材114a,114bによって隠れるから、最初から装備させておくことができる。以上、実施例4のトレーラハウス100について、その構造等が実用的なものであることを模型によって検証することができた。
VL1・・・車両、DS1・・・台車、HS1・・・住居、10・・・トレーラハウス、11・・・箱枠状構造体、11a・・・中央床部材、11b・・・中央前壁部材、11c・・・中央後壁部材、11d・・・中央屋根部材、11d1・・・中央屋根面、12a,12b・・・棟木部材、12a1,12b1・・・ボックス状溝、13a・・・左屋根部材、13b・・・右屋根部材、13a1,13b1・・・突条部材、14a・・・左床部材、14b・・・右床部材、15a・・・左側壁部材、15b・・・右側壁部材、16a1,16a2・・・左前壁部材、16b1,16b2・・・右前壁部材、17a1,17a2・・・左後壁部材、17b1,17b2・・・右後壁部材、18・・・束部材、19・・・レール、21,22・・・ドア付き寝室壁、BTU1・・・バストイレユニット、KU1・・・キッチンユニット、TU1・・・テーブルユニット。
[実施例2]
VL2・・・車両、DS2・・・台車、HS2・・・住居、50・・・トレーラハウス、51・・・第1の箱枠状構造体、51a・・・左床部材、51b・・・左前壁部材、51c・・・左後壁部材、51d・・・左屋根部材、51e・・・左側壁部材、52・・・第2の箱枠状構造体、52a・・・右床部材、52b・・・右前壁部材、52c・・・右後壁部材、52d・・・右屋根部材、52e・・・右側壁部材、53・・・外向き突条枠、54・・・内向き突条枠、55・・・横向き車輪、56・・・ローラ、BTU2・・・バストイレユニット、KU2・・・キッチンユニット、TU2・・・テーブルユニット、LM2・・・ランドリーマシン。
[実施例3]
DS3・・・台車、80・・・トレーラハウス、81・・・第1の箱枠状構造体、81a・・・中央床部材、81b・・・中央前壁部材、81c・・・中央後壁部材、82・・・第2の箱枠状構造体、83a・・・左床部材、83b1,83b2・・・左前壁部材、83c1,83c2・・・左後壁部材、83d・・・左屋根部材、83e・・・左側壁部材、BTU3・・・バストイレユニット、KU3・・・キッチンユニット、TU3・・・テーブルユニット。
[実施例4]
VL4・・・車両、DS4・・・台車、HS4・・・住居、100・・・トレーラハウス、111・・・箱枠状構造体、111a・・・床部材、111b・・・前壁部材、111c・・・後壁部材、111d・・・屋根部材、111e1,111e2,111e3,111f1,111f2,111f3・・・本体側係止部材、113A・・・左側底なし構造体、113B・・・右側底なし構造体、113a,113b・・・屋根部材、114a,114b・・・床部材、115a,115b・・・側壁部材、116a,116b・・・後壁部材、117a,117b・・・前壁部材、113a1,116a1,117a1,113b1,116b1,117b1・・・展開側係止部材、121a,121b・・・水平保持フレーム、122a,122b・・・車輪、123a,123b・・・束、124a・・・嵌め込み部材、BUT4・・・バストイレユニット、CLS4a,CLS4b・・・クローゼット、KU4・・・キッチンユニット、LM4・・・ランドリーマシン、RF4・・・冷蔵庫、SB4・・・サイドボード、SS4a,SS4b・・・収納スペース、TU4・・・テーブルユニット。
Claims (5)
- 牽引による公道走行時の台車積載物としての許容幅、許容長さ及び許容高さ以内に収まり、居住地に到着した後、牽引車両と切り離し、展開して床面積を拡げ、展開した床面を水平とする様に束部材で支持すると共に外構を施すことにより、台車に積載したままで住居として用いることができるものであって、以下の構成を備えていることを特徴とするトレーラハウス。
(1A)前記許容幅及び許容長さ以内の寸法を有する床部材及び屋根部材、並びに、前記許容幅及び許容高さ以内の寸法を有する前壁部材及び後壁部材を、お互いに直角となる様に接続し、少なくとも左右一方の側面を開放面とした箱枠構造の箱枠状構造体を備えていること。
(1B)前記箱枠状構造体を構成する床部材には、少なくともバストイレユニット及びキッチンユニットが、前記箱枠状構造体によって上方を覆われ、当該箱枠状構造体の前壁部材、後壁部材、屋根部材及び開放面との間に隙間を形成すると共に、当該箱枠状構造体の前端部又は後端部から外部の配管及び電源線を接続可能とする様に、予め設置されていること。
(1C)展開部分を構成する床部材、屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材は、展開前の状態において、前記箱枠状構造体の開放面を塞ぎ、前記バストイレユニット及びキッチンユニットに対して干渉しない様に当該箱枠状構造体内に収納されていて水平方向へのスライド又は水平軸廻りの回動によって展開可能な状態で装備されていること。
(1D)前記展開部分を構成する床部材は前記箱枠状構造体の床部材の開放面側端部を回動中心とする上向きに立ち上がった状態で前記開放面を塞ぐ様に収納され、残りの屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材は、側面及び底面開放の箱枠状に接合され、前記開放面からスライドによって出し入れ可能な寸法の底なし構造体として一体化された状態で、前記隙間に収まると共に、前記バストイレユニット及びキッチンユニットの上方を覆った状態となる様に、前記箱枠状構造体内に収納されていること。
(1E)前記底なし構造体の収納方向奥側の端部には外向きに突出する展開側係止部材が設けられ、前記箱枠状構造体の開放面の縁には、前記展開側係止部材に対して係止する様に内向きに突出する本体側係止部材が設けられていること。
(1F)前記展開部分を構成する床部材を下側から支える水平保持フレームが、前記箱枠状構造体の下側に収納されていること。
(1G)前記水平保持フレームの下面には、高さ調整機能を有する横向き車輪が起立位置へと回動可能に収納されていること。
(1H)前記束部材はジャッキを内蔵し、前記展開部分を構成する床部材を水平状態に調整可能に構成されると共に、前記底なし構造体には戸車が備えられ、前記展開部分を構成する床部材に備えられたガイドレールに沿って当該底なし構造体を真っ直ぐに移動可能に構成されていること。 - さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1に記載のトレーラハウス。
(2)前記箱枠状構造体は左右両方の側面を開放面とし、当該左右それぞれの開放面から外に向かって展開可能であって、収納状態においては一方が他方の内側に収まる様に構成された2組の底なし構造体が収納されると共に、前記水平保持フレーム及び床部材も、前記箱枠状構造体の左右それぞれの外側に向かって展開可能な状態で装備され、前記バストイレユニット及びキッチンユニットは、2組の底なし構造体の出し入れが可能な隙間をあけて箱枠状構造体の床部材に予め設置され、前記2組の底なし構造体のいずれもが前記隙間に収まると共に、前記バストイレユニット及びキッチンユニットの上方を覆った状態となる様に、前記箱枠状構造体内に収納されていること。 - 牽引による公道走行時の台車積載物としての許容幅、許容長さ及び許容高さ以内に収まり、居住地に到着した後、牽引車両と切り離し、展開して床面積を拡げ、展開した床面を水平とする様に束部材で支持すると共に外構を施すことにより、台車に積載したままで住居として用いることができるものであって、以下の構成を備えていることを特徴とするトレーラハウス。
(3A)前記許容幅及び許容長さ以内の寸法を有する床部材及び屋根部材、並びに、前記許容幅及び許容高さ以内の寸法を有する前壁部材及び後壁部材を、お互いに直角となる様に接続し、少なくとも左右一方の側面を開放面とした箱枠構造の箱枠状構造体を備えていること。
(3B)前記箱枠状構造体を構成する床部材には、少なくともバストイレユニット及びキッチンユニットが、前記箱枠状構造体によって上方を覆われると共に、当該箱枠状構造体の前端部又は後端部から外部の配管及び電源線を接続可能とする様に、予め設置されていること。
(3C)展開部分を構成する床部材、屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材は、展開前の状態において、前記箱枠状構造体の開放面を床部材にて塞ぎ、かつ、屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材を前記バストイレユニット及びキッチンユニットに対して干渉しない様に当該箱枠状構造体内に収納されていて水平方向へのスライド又は水平軸廻りの回動によって展開可能な状態で装備されていること。
(3D)前記箱枠状構造体を構成する屋根部材は前記開放面側の縁に形成された棟木部材を備え、前記棟木部材は下面開放のボックス状溝を備え、前記棟木部材を含む全体としての幅が、前記箱枠状構造体を構成する床部材の幅と同一となっていること。
(3E)前記箱枠状構造体を構成する屋根部材の前記開放面側には、前記展開部分を構成する屋根部材が回動可能に接続され、牽引時には、当該展開部分を構成する屋根部材が先端を下向きに倒した状態で前記箱枠状構造体を構成する床部材の上面に固定され、前記箱枠状構造体の開放面を塞いでいること。
(3F)前記展開部分を構成する屋根部材は、元側端に外向きの突条部材を備え、前記突条部材を、前記棟木部材の前記ボックス状溝に嵌まり込ませることにより、垂直方向や水平方向に貫通する隙間を発生させることなく屋根の接続部分を形成する様に構成されていること。
(3G)前記展開部分を構成する屋根部材の外側には、前記展開部分を構成する床部材が前記箱枠状構造体を構成する床部材と前記突条部材との間に挟み込まれる様に収納され、当該展開部分を構成する床部材は下端を回動中心として外側に倒すことができる様に前記箱枠状構造体を構成する床部材の端部に連結されていること。
(3H)前記展開部分を構成する屋根部材の内側には前記展開部分を構成する側壁部材が収納され、当該展開部分を構成する側壁部材の内側には前記展開部分を構成する前壁部材及び後壁部材が二つ折りに折り畳んだ状態で収納されていること。
(3I)前記展開部分を構成する屋根部材、床部材、及び、側壁部材は、いずれも前記箱枠状構造体を構成する前壁部材と後壁部材との間隔に対応する長さを有し、前記展開部分を構成する前壁部材及び後壁部材は、まっすぐに伸ばしたときの幅が同一であって、前記展開部分を構成する床部材の内側に収まる様に構成されていること。
(3J)前記展開部分を構成する前壁部材及び後壁部材は、前記展開部分を構成する側壁部材の両端にヒンジ結合されていて、当該展開部分を構成する側壁部材の左右方向への移動に伴って、屏風が開いたり閉じたりする様に、自然に開いたり閉じたりすることができる様に構成されていること。
(3K)前記束部材はジャッキを内蔵し、前記展開部分を構成する床部材には、当該展開部分を構成する側壁部材の移動をスムーズにするためのレールが備えられ、当該展開部分を構成する側壁部材を開き終えた状態において、当該展開部分を構成する前壁部材及び後壁部材によって構成される壁面の端部が、前記箱枠状構造体を構成する前壁部材及び後壁部材の内側に位置し、前壁及び後壁のつなぎ目において重なった状態となる様に構成されていること。 - さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項3に記載のトレーラハウス。
(4)前記箱枠状構造体は左右両方の側面を開放面とし、前記展開部分を左右それぞれの開放面を塞いだ状態からそれぞれ別個に外側に向かって展開可能となる様に備えていること。 - 牽引による公道走行時の台車積載物としての許容幅、許容長さ及び許容高さ以内に収まり、居住地に到着した後、牽引車両と切り離し、展開して床面積を拡げ、外構を施すことにより、台車に積載したままで住居として用いることができるものであって、以下の構成を備えていることを特徴とするトレーラハウス。
(5A)前記許容幅及び許容長さ以内の寸法を有する床部材及び屋根部材、並びに、前記許容幅及び許容高さ以内の寸法を有する前壁部材及び後壁部材を、お互いに直角となる様に接続し、少なくとも左右一方の側面を開放面とした箱枠構造の第1の箱枠状構造体を備えていること。
(5B)前記展開部分を構成する床部材、屋根部材、側壁部材、前壁部材及び後壁部材は、お互いに直角となる様に接続され、前記箱枠状構造体の開放面側を開放面としたパネル構造の第2の箱枠状構造体であって、展開前の状態において前記第1の箱枠状構造体の上方及び前後を覆った状態となり、水平方向へのスライドによって展開可能となる様に構成されていること。
(5C)前記第2の箱枠状構造体の開放面は、前記第1の箱枠状構造体を内側に収容可能に構成され、当該第2の箱枠状構造体の床部材と前記第1の箱枠状構造体の床部材は、前記第2の箱枠状構造体の床部材を下に滑り込ませ得る関係に構成され、当該第2の箱枠状構造体の床部材の底面には、昇降可能な横向き車輪が備えられていること。
(5D)前記第1の箱枠状構造体の開放面側の端部には、少なくとも前面、上面及び後面から外に向かって突出する外向き突条枠が備えられ、前記第2の箱枠状構造体の開放面側の端部には、少なくとも前面、上面及び後面から内に向かって突出する内向き突条枠が備えられ、展開時には、前記外向き突条枠と内向き突条枠とが互いに当接し合う関係とされていること。
(5E)前記第1の箱枠状構造体を構成する床部材には、少なくともバストイレユニット及びキッチンユニットが、前記第1の箱枠状構造体によって上方を覆われると共に、当該第1の箱枠状構造体の前端部又は後端部から外部の配管及び電源線を接続可能とする様に、予め設置されていること。
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