JP7192409B2 - インプリントモールド用基板及びインプリントモールド、並びにそれらの製造方法 - Google Patents
インプリントモールド用基板及びインプリントモールド、並びにそれらの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7192409B2 JP7192409B2 JP2018208653A JP2018208653A JP7192409B2 JP 7192409 B2 JP7192409 B2 JP 7192409B2 JP 2018208653 A JP2018208653 A JP 2018208653A JP 2018208653 A JP2018208653 A JP 2018208653A JP 7192409 B2 JP7192409 B2 JP 7192409B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- imprint mold
- substrate
- pattern
- imprint
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Description
当該図面においては、理解を容易にするために、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から変更したり、誇張したりして示している場合がある。本明細書等において「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値のそれぞれを下限値及び上限値として含む範囲であることを意味する。本明細書等において、「フィルム」、「シート」、「板」等の用語は、呼称の相違に基づいて相互に区別されない。例えば、「板」は、「シート」、「フィルム」と一般に呼ばれ得るような部材をも含む概念である。
図1は、本実施形態に係るインプリントモールド用基板の第1態様の概略構成を示す切断端面図であり、図2は、図1に示すインプリントモールド用基板の凸構造部近傍の概略構成を示す部分拡大切断端面図であり、図3は、本実施形態に係るインプリントモールド用基板の第2態様の概略構成を示す切断端面図であり、図4は、図3に示すインプリントモールド用基板の凸構造部近傍の概略構成を示す部分拡大切断端面図であり、図5は、本実施形態に係るインプリントモールド用基板の第3態様の概略構成を示す切断端面図であり、図6は、図5に示すインプリントモールド用基板の凸構造部近傍の概略構成を示す部分拡大切断端面図である。
図9は、本実施形態におけるインプリントモールドの概略構成を示す切断端面図であり、図10は、本実施形態におけるインプリントモールドの凸構造部近傍の概略構成を示す部分拡大切断端面図である。
本実施形態におけるインプリントモールド10は、上記インプリントモールド用基板1の凸構造部3の上面部31に形成されてなる凹凸パターン11を有する。
上述した構成を有するインプリントモールド用基板1の製造方法の一例について説明する。図11(A)~(E)は、本実施形態に係るインプリントモールド用基板の製造方法の各工程を示す工程フロー図である。
まず、第1面21’及びそれに対向する第2面22’を有する基材2’を準備し、基材2’の第1面21’にハードマスク層70及びレジスト層80をこの順に積層する(図11(A)参照)。
上記レジスト層80に対して所定の開口を有するフォトマスク(図示省略)を介した露光処理及び現像処理を施すことで、凸構造部3に対応するレジストパターン81を形成する(図11(B)参照)。
上記のようにして形成されたレジストパターン81をエッチングマスクとし、開口部から露出するハードマスク層70を、例えば、塩素系(Cl2+O2)のエッチングガスを用いてドライエッチングすることで、基材2’の第1面21’上にマスクパターン71を形成する(図11(C)参照)。
上記のようにして形成されたマスクパターン71をマスクとして基材2’にウェットエッチング処理を施し、残存するマスクパターン71を除去する。ウェットエッチング処理におけるエッチング液としては、例えばフッ酸等が好適に用いられる。これにより凸構造部3が形成される(図11(D)参照)。
続いて、基材2’の第2面22’に研削加工を施して凹部(窪み部4に相当する凹部)を形成した後、第1研磨処理及び第2研磨処理を含む平滑化処理(スムージング処理)を当該凹部の底面に施すことで、窪み部4を形成する(図11(E)参照)。
上記のようにして作製されたインプリントモールド用基板1の凸構造部3の上面部31(パターン領域)に、凹凸パターン11に対応するハードマスクパターンを形成し、ハードマスクパターンをマスクとしてインプリントモールド用基板1にドライエッチング処理を施し、凸構造部3の上面に凹凸パターン11を形成することで、インプリントモールド10(図9及び図10参照)を製造することができる。インプリントモールド用基板1のドライエッチングは、当該インプリントモールド用基板1の構成材料の種類に応じて適宜エッチングガスを選択して行なわれ得る。エッチングガスとしては、例えば、フッ素系ガス等を用いることができる。
図1及び図2に示す、窪み部4の底面41に実質的に変曲点が存在しないインプリントモールド用基板1を準備し、当該インプリントモールド用基板1の凸構造部3の上面部31に、ハーフピッチ26nmのラインアンドスペース状の凹凸パターン11を形成することでインプリントモールド10を作製した。当該インプリントモールド10を用い、被転写基板としての石英基板上に供給されたインプリント樹脂に凹凸パターン11を転写して転写パターンを形成した。当該転写パターンを光学顕微鏡にて観察したところ、転写パターン(凸状パターン)の欠損、倒壊、変形等のパターン欠陥は発生していなかった。
図3及び図4に示す、窪み部4の底面41(凸構造部3の上面部31を底面41側に投影した投影領域内)に実質的に変曲点が存在しないインプリントモールド用基板1を準備し、当該インプリントモールド用基板1の凸構造部3の上面部31に、ハーフピッチ26nmのラインアンドスペース状の凹凸パターン11を形成することでインプリントモールド10を作製した。当該インプリントモールド10を用い、被転写基板としての石英基板上に供給されたインプリント樹脂に凹凸パターン11を転写して転写パターンを形成した。当該転写パターンを光学顕微鏡にて観察したところ、転写パターン(凸状パターン)の欠損、倒壊、変形等のパターン欠陥は発生していなかった。
図7及び図8に示す、窪み部400の底面410(凸構造部300の上面部310を底面410側に投影した投影領域内)に変曲点411が存在するインプリントモールド用基板100を準備し、当該インプリントモールド用基板100の凸構造部300の上面部310に、ハーフピッチ26nmのラインアンドスペース状の凹凸パターンを形成することでインプリントモールドを作製した。当該インプリントモールドを用い、被転写基板としての石英基板上に供給されたインプリント樹脂に凹凸パターンを転写して転写パターンを形成した。当該転写パターンを光学顕微鏡にて観察したところ、転写パターン内における5箇所の独立した領域(φ1μm以上の領域)においてパターン欠陥が発生していた。
2…基材
21…第1面
22…第2面
3…凸構造部
31…上面部
4…窪み部
41…底面
42…周壁面
10…インプリントモールド
11…凹凸パターン
Claims (7)
- 第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基材と、
前記基材の前記第1面に設定されてなる、凹凸パターンが形成され得るパターン領域と、
前記基材の前記第2面に形成されてなる窪み部と
を備え、
前記窪み部は、底面と、前記底面の外周縁から前記第2面側に向かって立設する周壁面とにより構成され、
前記パターン領域を前記窪み部の前記底面側に投影した投影領域内における前記窪み部の前記底面の曲率半径が、前記投影領域外における前記底面の曲率半径よりも大きい
インプリントモールド用基板。 - 前記投影領域の中心における前記窪み部の前記底面の曲率半径が、前記投影領域内において最大値を示す
請求項1に記載のインプリントモールド用基板。 - 前記基材の前記第1面から突出してなる、上面部を有する凸構造部をさらに備え、
前記パターン領域は、前記凸構造部の前記上面部に設定されてなる
請求項1又は2に記載のインプリントモールド用基板。 - 前記基材が石英ガラスにより構成される
請求項1~3のいずれかに記載のインプリントモールド用基板。 - 請求項1~4のいずれかに記載のインプリントモールド用基板の前記パターン領域に形成されてなる凹凸パターンを有するインプリントモールド。
- 請求項1~4のいずれかに記載のインプリントモールド用基板を製造する方法であって、
一方面及び当該一方面に対向する対向面を有する基板を準備する工程と、
前記基板の前記対向面に研削加工を施すことで凹部を形成する工程と、
前記凹部の底面を平滑化することで前記窪み部を形成する工程と
を有し、
前記基板の前記一方面には、前記インプリントモールド用基板の前記パターン領域が設定され、
少なくとも、前記パターン領域を前記凹部の前記底面側に投影した投影領域内における前記窪み部の前記底面の曲率半径が、前記投影領域外における前記底面の曲率半径よりも大きくなるように前記凹部の前記底面を平滑化する
インプリントモールド用基板の製造方法。 - 請求項6に記載の製造方法により製造されたインプリントモールド用基板の前記パターン領域に凹凸パターンを形成する工程を有する
インプリントモールドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018208653A JP7192409B2 (ja) | 2018-11-06 | 2018-11-06 | インプリントモールド用基板及びインプリントモールド、並びにそれらの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018208653A JP7192409B2 (ja) | 2018-11-06 | 2018-11-06 | インプリントモールド用基板及びインプリントモールド、並びにそれらの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020077690A JP2020077690A (ja) | 2020-05-21 |
JP7192409B2 true JP7192409B2 (ja) | 2022-12-20 |
Family
ID=70724344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018208653A Active JP7192409B2 (ja) | 2018-11-06 | 2018-11-06 | インプリントモールド用基板及びインプリントモールド、並びにそれらの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7192409B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011245816A (ja) | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Hoya Corp | マスクブランク用基板の製造方法、インプリントモールド用マスクブランクの製造方法、及びインプリントモールドの製造方法 |
JP2013088793A (ja) | 2011-10-24 | 2013-05-13 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 半導体用ガラス基板及びその製造方法 |
JP2016046326A (ja) | 2014-08-20 | 2016-04-04 | 旭硝子株式会社 | モールド製造用構造体の製造方法、およびモールドの製造方法 |
JP2017195260A (ja) | 2016-04-19 | 2017-10-26 | 旭硝子株式会社 | ガラス加工基板の製造方法、ガラス加工基板、マスクブランクスおよびインプリントモールド |
JP2018101782A (ja) | 2016-12-21 | 2018-06-28 | キヤノン株式会社 | リセッションを含むインプリントリソグラフィのためのテンプレート、そのテンプレートを使用する装置及び物品を製造する方法 |
-
2018
- 2018-11-06 JP JP2018208653A patent/JP7192409B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011245816A (ja) | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Hoya Corp | マスクブランク用基板の製造方法、インプリントモールド用マスクブランクの製造方法、及びインプリントモールドの製造方法 |
JP2013088793A (ja) | 2011-10-24 | 2013-05-13 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 半導体用ガラス基板及びその製造方法 |
JP2016046326A (ja) | 2014-08-20 | 2016-04-04 | 旭硝子株式会社 | モールド製造用構造体の製造方法、およびモールドの製造方法 |
JP2017195260A (ja) | 2016-04-19 | 2017-10-26 | 旭硝子株式会社 | ガラス加工基板の製造方法、ガラス加工基板、マスクブランクスおよびインプリントモールド |
JP2018101782A (ja) | 2016-12-21 | 2018-06-28 | キヤノン株式会社 | リセッションを含むインプリントリソグラフィのためのテンプレート、そのテンプレートを使用する装置及び物品を製造する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020077690A (ja) | 2020-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5587672B2 (ja) | マスクブランク用基板の製造方法、インプリントモールド用マスクブランクの製造方法、及びインプリントモールドの製造方法 | |
JP6232731B2 (ja) | インプリントモールドの製造方法 | |
JP6398284B2 (ja) | インプリントモールド、インプリントモールド用ブランクス、並びにインプリントモールド用基板の製造方法及びインプリントモールドの製造方法 | |
JP7060836B2 (ja) | インプリントモールドの製造方法 | |
JP7192409B2 (ja) | インプリントモールド用基板及びインプリントモールド、並びにそれらの製造方法 | |
JP6954436B2 (ja) | レプリカモールドの製造方法及びインプリント装置 | |
JP2019087678A (ja) | 機能性基板及びその製造方法、並びにインプリントモールド | |
JP2015214449A (ja) | ガラス基板の製造方法及びガラス基板 | |
JP7139751B2 (ja) | インプリントモールドの製造方法 | |
JP2017152650A (ja) | インプリントモールド用ガラス板、インプリントモールド用積層板、およびインプリントモールド | |
JP6593504B2 (ja) | インプリントモールド、インプリントモールド用ブランクス、並びにインプリントモールド用基板の製造方法及びインプリントモールドの製造方法 | |
JP6972581B2 (ja) | インプリントモールド及びインプリントモールドの製造方法 | |
JP2016002665A (ja) | モールド製造用構造体の製造方法、およびモールドの製造方法 | |
JP6123304B2 (ja) | テンプレート用積層基板、テンプレートブランク、ナノインプリント用テンプレート、および、テンプレート基板の再生方法、並びに、テンプレート用積層基板の製造方法 | |
JP7124585B2 (ja) | レプリカモールドの製造方法 | |
JP6950224B2 (ja) | インプリントモールド及びインプリントモールドの製造方法 | |
JP7338308B2 (ja) | インプリントモールド用基板及びインプリントモールド、並びにそれらの製造方法 | |
JP7302347B2 (ja) | インプリントモールド用基板及びインプリントモールド、並びにそれらの製造方法 | |
JP7205325B2 (ja) | 被加工基板、インプリントモールド用基板及びインプリントモールド | |
JP7215174B2 (ja) | インプリントモールド用基板及びインプリントモールド、並びにそれらの製造方法 | |
JP6394112B2 (ja) | テンプレートの製造方法およびテンプレート | |
JP2016002664A (ja) | モールド製造用構造体、モールド、モールド製造用構造体の製造方法、およびモールドの製造方法 | |
JP6757241B2 (ja) | パターン形成方法及びレプリカモールドの製造方法 | |
JP6607293B2 (ja) | テンプレート | |
JP6957917B2 (ja) | インプリントモールド用マスクブランク及びその製造方法、インプリントモールド及びその製造方法、並びにインプリント方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210928 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220628 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220713 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221121 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7192409 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |