(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るテレビジョン装置10が設置された家Hの一例を示す図である。本実施形態においては、一般家庭の家Hにおいてテレビジョン装置10が使用される場合を例として説明する。なお、家Hは、一戸建てに限定されるものではなく、集合住宅の中の1つの住居であっても良い。
図1に示すように、家Hには、例えば、テレビジョン装置10と、洗濯機20aと、冷蔵庫20bと、エアコンディショナー(エアコン)20cと、無線LAN(Local Area Network)ルータ30とが設置されている。
洗濯機20aと、冷蔵庫20bと、エアコンディショナー20cとは、無線通信機能を備えるスマート家電である。以下、洗濯機20aと、冷蔵庫20bと、エアコンディショナー20cとを総称する場合は、単に家電機器20という。家電機器20は、本実施形態に係る電子機器の一例である。なお、無線LANルータ30を電子機器に含めても良い。
無線LANルータ30は、テレビジョン装置10および家電機器20と無線接続可能であり、テレビジョン装置10および家電機器20とネットワークNとの通信接続を中継する。無線LANルータ30は、本実施形態における通信中継機器の一例である。なお、無線LANの規格は特に限定されるものではないが、例えばWi-Fi(登録商標)の規格に準拠するものとする。
なお、無線LANルータ30は、有線LANルータとしての機能も有しても良い。また、無線LANルータ30は、モデムまたは光回線終端装置を兼ねても良いし、無線LANルータ30とは別個にモデムまたは光回線終端装置が設置されても良い。
ネットワークNは、例えばインターネットである。
家電機器20は、無線LANルータ30と無線LANによって接続することにより、無線LANルータ30を介してネットワークNに接続する。
また、家電機器20は、無線LANルータ30と無線接続されていない状態では、無線LANのアクセスポイントとして機能する。より詳細には、家電機器20は、無線LANルータ30と無線接続されていない状態では、家電機器20のSSID(Service Set Identifier)を含む信号を無線通信によって発信する。例えば、図1に示すように、洗濯機20aは、洗濯機20aのSSID“yyyzzz_bb_xxxx”を発信する。SSIDは、本実施形態における家電機器20の識別情報の一例である。
また、家電機器20は、無線LANルータ30と無線接続された状態では、無線LANのクライアントとして動作するため、周囲に対するSSIDの発信は行わない。
テレビジョン装置10は、例えば、放送波またはインターネットを介して配信された各種の映像コンテンツを表示する。テレビジョン装置10は、本実施形態における接続管理装置の一例である。
また、本実施形態における接続管理システムS1は、テレビジョン装置10と、無線LANルータ30とを含む。また、接続管理システムS1は、さらに家電機器20を含むものとしても良い。
なお、家Hに設置される無線LANルータ30および家電機器20の台数、および家電機器20の種類は、図1に示す例に限定されるものではない。
図2は、第1の実施形態に係るテレビジョン装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、テレビジョン装置10は、例えば、アンテナ101と、入力端子102aと、チューナ103と、デモジュレータ104と、デマルチプレクサ105と、入力端子102bおよび102cと、A/D(アナログ/デジタル)変換器106と、セレクタ107と、信号処理部108と、スピーカ109と、表示パネル110と、操作部111と、受光部112と、無線通信装置113と、CPU(Central Processing Unit)114と、メモリ115と、ストレージ116とを備える。
アンテナ101は、デジタル放送の放送信号を受信し、受信した放送信号を、入力端子102aを介してチューナ103に供給する。チューナ103は、アンテナ101から供給された放送信号から所望のチャンネルの放送信号を選局し、選局した放送信号をデモジュレータ104に供給する。放送信号は、放送波ともいう。
デモジュレータ104は、チューナ103から供給された放送信号を復調し、復調した放送信号をデマルチプレクサ105に供給する。デマルチプレクサ105は、デモジュレータ104から供給された放送信号を分離して映像信号および音声信号を生成し、生成した映像信号および音声信号をセレクタ107に供給する。
セレクタ107は、デマルチプレクサ105、A/D変換器106、および入力端子102cから供給される複数の信号から1つを選択し、選択した1つの信号を信号処理部108に供給するように構成されている。
信号処理部108は、セレクタ107から供給される映像信号に所定の信号処理を施し、処理後の映像信号を表示パネル110に供給するように構成されている。また、信号処理部108は、セレクタ107から供給される音声信号に所定の信号処理を施し、処理後の音声信号をスピーカ109に供給するように構成されている。
スピーカ109は、信号処理部108から供給される音声信号に基づいて音声、または各種の音を出力するように構成されている。また、スピーカ109は、CPU114による制御に基づいて、出力する音声または各種の音の音量を変更する。
表示パネル110は、信号処理部108から供給される映像信号またはCPU114による制御に基づいて、静止画や動画などの映像を表示するように構成されている。表示パネル110は、表示部の一例である。
入力端子102bは、外部から入力されるアナログ信号(映像信号および音声信号)を受け付ける。また、入力端子102cは、外部から入力されるデジタル信号(映像信号および音声信号)を受け付ける。A/D変換器106は、入力端子102bから供給されるアナログ信号にA/D変換を施すことにより生成したデジタル信号をセレクタ107に供給する。
操作部111は、ユーザ(操作者)の操作入力を受け付ける。また、受光部112は、リモートコントローラ119からの赤外線を受光する。
無線通信装置113は、無線LANルータ30と無線通信する。無線通信装置113は、例えば、無線LANモジュールである。
また、無線通信装置113は、周囲の無線LANのアクセスポイントから発せられたSSIDを含む信号を検出する。例えば、無線通信装置113は、テレビジョン装置10の周囲の家電機器20から発せられた信号を検出する。無線通信装置113は、検出した信号に含まれる家電機器20のSSIDを、CPU114に送出する。無線通信装置113は、本実施形態における検出部の一例である。
なお、テレビジョン装置10は、有線接続用のネットワークインタフェースを有しても良い。また、無線LANルータ30が有線LANルータとしての機能も有する場合、テレビジョン装置10は、無線LANルータ30と有線接続しても良い。また、本実施形態においては、テレビジョン装置10は、無線LANルータ30以外のルータ、モデム、または光回線終端装置と接続しても良い。
CPU114は、テレビジョン装置10全体を制御する制御部である。
メモリ115は、CPU114が実行する各種コンピュータプログラムを格納するROM(Read Only Memory)、またはCPU114に作業エリアを提供するRAM(Random Access Memory)等である。
また、ストレージ116は、HDD(Hard Disk Drive)、またはSSD(Solid State Drive)等である。ストレージ116は、例えば、セレクタ107により選択された信号を録画データとして記録する。また、メモリ115およびストレージ116は、CPU114が処理の実行に使用する各種の情報を記憶する。
図2に示すテレビジョン装置10のハードウェア構成は一例であり、これに限定されるものではない。
図3は、第1の実施形態に係るテレビジョン装置10の機能の一例を示す機能ブロック図である。図3に示すように、テレビジョン装置10は、取得部11と、特定部12と、表示制御部13と、受付部14と、記憶部15とを備える。
記憶部15は、種別情報151と、表示対象情報152とを記憶する。記憶部15は、例えば、ストレージ116またはメモリ115等である。
図4は、第1の実施形態に係る種別情報151の一例を示す図である。種別情報151は、家電機器20のSSIDと、家電機器20の種別と、家電機器20をネットワークに接続させる手段を表すアクセス情報とが対応付けられている。
より詳細には、本実施形態の種別情報151においては、図4に示すように、家電機器20の種別と、当該家電機器20の種別に対応付けられる家電機器20のSSIDを特定可能な情報と、2次元バーコードとが対応付けられて登録されている。
家電機器20の種別は、例えば、“冷蔵庫”、“洗濯機”、“エアコンディショナー”等である。また、家電機器20の種別は、当該家電機器20が提供するサービス、または当該家電機器20が提供する機能を表す情報でも良い。
例えば、1つの家電機器20が複数の機能を有する場合、複数の機能を表す情報が登録されていても良い。また、家電機器20の種別、家電機器20が提供するサービス、または家電機器20が提供する機能を表す情報の態様は、“冷蔵庫”等の文字列に限定されるものではない。例えば、家電機器20の種別、家電機器20が提供するサービス、または家電機器20が提供する機能を表す情報は、“冷蔵庫”や“エアコンディショナー”などを示すアイコンまたは画像情報であっても良い。なお、文字列と、アイコンまたは画像情報の両方が種別情報151に登録されても良い。また、アイコンまたは画像情報は、種別情報151とは別個に、記憶部15に登録されても良い。
図4に示す例では、SSIDの左から8-9桁目が“bb”である家電機器20の種別は、“冷蔵庫”となる。図1で説明した洗濯機20aのSSID“yyyzzz_bb_xxxx”は、当該条件に該当する。
なお、図4に示すSSIDの条件は一例であり、各家電機器20の種別に対応するSSIDを定義する手法はこれに限定されるものではない。また、個々の家電機器20のSSID(例えば“yyyzzz_bb_xxxx”)が種別情報151に直接登録されても良い。また、種別情報151は、家電機器20のSSIDと家電機器20の種別とが対応付けられた情報とし、アクセス情報は、別途家電機器20のSSIDと対応付けられて記憶されても良い。
2次元バーコードは、例えば、家電機器20のネットワーク接続設定が可能なアプリケーションをダウンロード可能なURL(Uniform Resource Locator)を表す。2次元バーコードは、本実施形態における家電機器20をネットワークに接続させる手順を表すアクセス情報の一例である。また、2次元バーコードは、ネットワークNに接続可能な端末装置で読み取り可能な形式の一例である。
本実施形態において、家電機器20のネットワーク接続設定が可能なアプリケーションとは、例えばスマートフォンで実行可能なアプリケーションである。
2次元バーコードの形式は特に限定されるものではないが、本実施形態においてはQRコード(登録商標)であるものとする。また、種別情報151には、2次元バーコードではなく、URLの文字列が登録されても良い。なお、アクセス情報はURLに限定されるものではなく、ユーザに対して家電機器20をネットワークに接続させる手順を提示するものであれば、他の形式を採用しても良い。
また、種別情報151に含まれる情報は図4に示す例に限定されるものではない。例えば、種別情報151は、家電機器20の識別情報または種別のいずれか一方が、アクセス情報に対応付けられていれば良いものとする。また、種別情報151には、家電機器20のメーカー等の情報がさらに登録されていても良い。
なお、図4では種別情報151を1つのテーブル形式のデータベースとして図示したが、種別情報151のデータ構造はこれに限定されるものではない。例えば、家電機器20の識別情報と種別とが対応付けられたデータベースと、家電機器20の種別とアクセス情報が対応付けられたデータベースとが、別個に記憶部15に記憶されていても良い。
また、本実施形態においては、種別情報151は、テレビジョン装置10の出荷前に予め記憶部15に保存されても良いし、テレビジョン装置10の使用開始後に、ネットワークNまたは記憶媒体等を介して外部から登録または更新されても良い。あるいは、家電機器20から、テレビジョン装置10にアクセス情報が送信されても良い。
表示対象情報152は、後述の表示制御部13によって表示パネル110に2次元バーコードが表示される対象となる家電機器20のSSIDの一覧である。表示対象情報152の詳細については、後述する。
図3に戻り、取得部11は、無線接続可能な家電機器20から発せられた信号に含まれる家電機器20のSSIDを取得する。本実施形態においては、取得部11は、無線通信装置113から、無線通信装置113が検出した信号に含まれるSSIDを取得する。なお、無線通信装置113は、家電機器20に限らず、周囲の機器から発せられた信号に含まれるSSIDを検出するため、取得部11が無線通信装置113から取得したSSIDには、家電機器20以外のSSIDも含まれる場合がある。
取得部11は、取得したSSIDを、特定部12に送出する。
図3に戻り、特定部12は、種別情報151に基づいて、取得部11によって取得されたSSIDに対応する家電機器20の種別およびアクセス情報を特定する。
図5は、第1の実施形態に係る取得されたSSIDの一例を示す図である。図5では、説明のために、検出されたSSIDに、家電機器20およびルータを含む電子機器の種別を対応付けて表示している。
図5に示す例では、取得部11によって、複数の無線LANルータおよび複数の家電機器20のSSIDが取得されている。
図6は、第1の実施形態に係る家電機器20の種別およびアクセス情報を特定する手法の一例を示す図である。特定部12は、取得部11によって無線通信装置113から取得された検出結果に含まれるSSIDのうち、種別情報151に登録されたSSIDと一致するものを特定する。図6に示す例では、特定部12は、取得部11によって取得されたSSIDのうち、種別情報151において、種別“冷蔵庫”、“洗濯機”、“エアコンディショナー”に対応付けられたSSIDを特定する。また、特定部12は、これらのSSIDに対応付けられた2次元バーコードを特定する。
特定部12は、特定結果を表示制御部13に送出する。また、特定部12は、特定した家電機器20のSSIDを、表示対象情報152に登録する。
図3に戻り、表示制御部13は、特定部12によって特定された家電機器20の種別および2次元バーコードを表示パネル110に表示させる。
より詳細には、表示制御部13は、取得部11が家電機器20のSSIDを取得した場合、ネットワークNに接続可能な家電機器20が存在することを表す機器検出情報を表示パネル110に表示する。表示制御部13は、ユーザによって機器検出情報の詳細の表示を要求する操作が入力された場合に、2次元バーコードを、表示パネル110に表示する。
図7は、第1の実施形態に係る機器検出情報90の表示態様の一例を示す図である。本実施形態において、機器検出情報90は、例えば図7に示すように“スマートホームサービスへ接続できる冷蔵庫があります”等のメッセージである。
図7に示すように、例えば、表示制御部13は、機器検出情報90を、表示パネル110の全画面ではなく、一部に表示する。例えば、機器検出情報90の表示範囲は、表示パネル110に表示された動画コンテンツ等の視聴を妨げない程度の大きさとする。なお、機器検出情報90の表示の態様は、図7に示す例に限定されるものではない。例えば、家電機器20の種別、家電機器20が提供するサービス、または家電機器20が提供する機能を表す情報が、アイコンや画像情報である場合は、表示制御部13は、機器検出情報90として、検出された家電機器20の種別等に対応するアイコンや画像情報を表示パネル110に表示させても良い。また、表示制御部13は、機器検出情報90だけではなく、他の画面表示においても、文字列による家電機器20の種別等の代わりに、アイコンまたは画像情報を表示させても良い。また、表示制御部13は、文字列と、アイコンまたは画像情報の両方を表示しても良い。
なお、スマートホームサービスとは、IoT技術やスマート家電等の活用により、住環境を管理するサービス等を指す。当該メッセージの内容は一例であり、機器検出情報90の表示態様および内容はこれに限定されるものではない。
ネットワークNに接続可能な家電機器20が存在することを表す通知は、本実施形態における機器検出情報の一例である。
また、表示制御部13は、例えば、図7に示すように、機器検出情報90の詳細の表示を要求する操作を受け付ける決定ボタン91を、表示パネル110に表示する。ユーザによって、決定ボタン91が押下された場合、表示制御部13は、後述の受付部14から当該操作が実行されたことの通知を受ける。この場合、表示制御部13は、2次元バーコードを、表示パネル110に表示する。
図8は、第1の実施形態に係る2次元バーコード92a~92cの表示態様の一例を示す図である。
表示制御部13は、各2次元バーコード92a~92cの近傍に、各2次元バーコード92a~92cが表すURLからダウンロード可能なアプリケーションを説明するメッセージ93a~93cを表示しても良い。以下、2次元バーコード92a~92cを特に区別しない場合、単に2次元バーコード92という。また、メッセージ93a~93cを特に区別しない場合、単にメッセージ93という。
例えば、ユーザ1は、表示パネル110に表示された2次元バーコード92をスマートフォン40に搭載されたカメラで読み取ることにより、家電機器20のネットワーク接続設定が可能なアプリケーションのダウンロード画面を、スマートフォン40で開くことができる。換言すれば、表示制御部13は、2次元バーコード92を表示することにより、ユーザ1を、アプリケーションのダウンロード画面に導くことができる。
スマートフォン40は、本実施形態におけるネットワークNに接続可能な端末装置の一例である。ネットワークNに接続可能な端末装置は、スマートフォン40に限定されるものではなく、タブレット端末等であっても良い。
なお、図8では、2次元バーコード92が表示パネル110の全画面に表示されているが、2次元バーコード92は表示パネル110の一部に表示されても良い。
また、表示制御部13は、検出された個々の家電機器20について、当該家電機器20のアクセス情報を表す2次元バーコード92を一度表示するまでは、図7に示した機器検出情報90を継続して表示する。
例えば、表示制御部13は、2次元バーコード92を表示パネル110に表示した場合、記憶部15に記憶された表示対象情報152に、当該2次元バーコード92が表示済みであることを登録する。
図9は、第1の実施形態に係る表示対象情報152の一例を示す図である。表示対象情報152は、一例として、家電機器20のSSIDと、表示済みフラグとが対応付けられている。表示済みフラグは、当該家電機器20のアクセス情報を表す2次元バーコード92が表示パネル110に表示されたことがあることを表す情報である。
表示制御部13は、ユーザ1の操作によって2次元バーコード92を表示パネル110に表示した後、表示対象情報152において、当該2次元バーコード92に対応付けられたSSIDに表示済みフラグを設定する。
2次元バーコード92が表示パネル110に表示された後も、当該家電機器20が無線LANルータ30に接続されない場合、当該家電機器20は、SSIDを含む信号の発信を継続する。この場合、再び当該家電機器20のSSIDが検出されても、表示対象情報152に表示済みフラグが既に設定されているため、表示制御部13は、当該家電機器20を検出したことを表す機器検出情報90を、表示パネル110に表示しない。
なお、ユーザ1によって表示済みの家電機器20の2次元バーコード92を再度表示する操作が入力された場合には、表示制御部13は、過去に表示済みの2次元バーコード92を再び表示パネル110に表示しても良い。
図3に戻り、受付部14は、ユーザ1による各種の操作を受け付ける。例えば、受付部14は、受光部112または操作部111から、ユーザ1によって入力された操作の内容を受け付ける。受付部14は、受け付けた操作を、表示制御部13に送出する。
次に、以上のように構成されたテレビジョン装置10で実行される家電機器20の接続管理処理の流れについて説明する。
図10は、第1の実施形態に係る家電機器20の接続管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、テレビジョン装置10の電源がオン状態のときに、繰り返し実行されるものとする。
まず、取得部11は、無線通信装置113から、1以上の家電機器20が発信した信号に含まれる家電機器20の1以上のSSIDを取得する(S101)。取得部11は、取得したSSIDを、特定部12に送出する。
そして、特定部12は、記憶部15に記憶された種別情報151に基づいて、取得部11によって取得された1以上のSSIDに対応する家電機器20の種別および2次元バーコード92を特定する(S102)。また、特定部12は、特定した家電機器20の1以上のSSIDを、記憶部15に記憶された表示対象情報152に登録する。特定部12は、取得された1以上のSSIDに対応する家電機器20の種別および2次元バーコード92を、SSIDに対応付けて、特定結果として表示制御部13に送出する。
次に、表示制御部13は、記憶部15に記憶された表示対象情報152を参照して、特定部12によって特定された1以上のSSIDの各々に対応付けられた2次元バーコード92のうち、過去に表示されていない2次元バーコード92が存在するか否かを判定する(S103)。
例えば、表示制御部13は、表示対象情報152において、表示済みフラグが設定されているSSIDについては、当該SSIDに対応付けられた2次元バーコード92が過去に表示済みであると判定する。表示制御部13は、特定部12によって特定された1以上のSSIDの全てに表示対象情報152において表示済みフラグが設定済みである場合、特定部12によって特定された1以上のSSIDの各々に対応付けられた2次元バーコード92のうち、過去に表示されていない2次元バーコード92が存在しないと判定する(S103“No”)。この場合、このフローチャートの処置は終了する。
また、表示制御部13は、特定部12によって特定された1以上のSSIDのうち、表示対象情報152において表示済みフラグが設定されていないSSIDがある場合、特定部12によって特定された1以上のSSIDの各々に対応付けられた2次元バーコード92のうち、過去に表示されていない2次元バーコード92が存在すると判定する(S103“Yes”)。
この場合、表示制御部13は、機器検出情報90および決定ボタン91を、表示パネル110に表示させる(S104)。
次に、受付部14は、ユーザ1によって決定ボタン91が押下されたか否かを判定する(S105)。受付部14は、ユーザ1によって決定ボタン91が押下されたことを受け付けていない場合(S105“No”)、S105の処理を繰り返す。
受付部14は、ユーザ1によって決定ボタン91が押下されたことを受け付けた場合(S105“Yes”)、表示制御部13に、決定ボタン91が押下されたことを通知する。
そして、表示制御部13は、特定部12によって特定された家電機器20の2次元バーコード92のうち、過去に表示されていないものを、表示パネル110に表示させる(S106)。また、表示制御部13は、2次元バーコード92の近傍に、図8に示したように、家電機器20の種別等を説明するメッセージ93を表示しても良い。ここで、このフローチャートの処理は終了する。
従来、ユーザによっては、購入した家電機器がスマート家電あることに気が付いていない場合があった。また、ユーザによっては、購入した家電機器がスマート家電であることが認識していても、スマート家電をどのようにネットワークに接続する操作がわからない場合があった。このような場合、ユーザは、スマート家電としての家電機器の機能を活用することが困難であった。
これに対して、本実施形態のテレビジョン装置10では、無線接続可能な家電機器20から発せられた信号に含まれるSSIDを取得し、当該SSIDに対応付けられた家電機器20の種別および家電機器20をネットワークNに接続させる手段を表す2次元バーコード92を表示パネル110に表示することにより、ユーザ1が家電機器20をネットワークNに接続させることを支援することができる。
例えば、ユーザ1が、家電機器20がスマート家電であることに気づいていない場合であっても、テレビジョン装置10に2次元バーコード92等が表示されることにより、家電機器20がスマート家電であること、および家電機器20のネットワークNへの接続方法を容易に把握することができる。
また、例えば、ユーザ1が、インターネット等から家電機器20をネットワークNに接続させる方法を調べることが困難な場合や、スマートフォン40の複雑な操作をすることに負荷を感じる場合であっても、テレビジョン装置10に家電機器20に対応する2次元バーコード92が表示されることにより、家電機器20をネットワークNに接続する操作を容易に行うことができる。
また、本実施形態においては、テレビジョン装置10が内蔵する無線通信装置113で家電機器20から発信されたSSIDを含む信号を検出する。このため、本実施形態におけるテレビジョン装置10によれば、無線LANルータ30に接続していないスマート家電を、容易に検出することができる。
また、本実施形態においては、家電機器20のネットワーク接続設定が可能なアプリケーションをダウンロード可能なURLを、スマートフォン40で読み取り可能な形式で、表示パネル110に表示する。このため、本実施形態のテレビジョン装置10によれば、表示パネル110にスマートフォン40で読み取り可能な形式で表示されたURLをユーザ1がスマートフォン40で読み取ることにより、容易にネットワーク接続設定が可能なアプリケーションをダウンロードすることができる。このように、本実施形態のテレビジョン装置10によれば、ユーザ1がスマートフォン40の操作に精通していない場合であっても、ユーザ1が家電機器20をネットワークNに接続させることを支援することができる。
また、本実施形態においては、家電機器20のSSIDを取得した場合、ネットワークNに接続可能な家電機器20が存在することを表す機器検出情報90を表示パネル110に表示し、ユーザ1によって機器検出情報90の詳細の表示を要求する操作が入力された場合に、2次元バーコード92を表示パネル110に表示する。このため、本実施形態のテレビジョン装置10によれば、ユーザ1が所望のタイミングで、2次元バーコード92を表示パネル110に表示させることができる。例えば、ユーザ1が動画コンテンツ等を視聴中に機器検出情報90が表示された場合、ユーザ1は、当該動画コンテンツ等の視聴の終了後に、2次元バーコード92を表示させても良い。
なお、本実施形態においては、無線通信装置113を検出部の一例としたが、検出部はソフトウェアによって実現されるものとしても良い。例えば、テレビジョン装置10の取得部11が、特許請求の範囲における検出部および取得部に相当するものとしても良い。
(変形例1)
上述の第1の実施形態においては、テレビジョン装置10は、検出された全ての家電機器20のアクセス情報(2次元バーコード92)を表示していたが、テレビジョン装置10は、表示するアクセス情報を限定しても良い。
例えば、テレビジョン装置10の無線通信装置113が検出したSSIDが、家Hの中に設置された家電機器20から発信されたものであるとは限らない。特に、家Hが集合住宅である場合、テレビジョン装置10は、上下左右に位置する他の住居に設置されたスマート家電のSSIDを検出する場合がある。
本変形例では、テレビジョン装置10の無線通信装置113がSSIDを検出した家電機器20のうち、家Hの中に設置された家電機器20のネットワーク接続設定に関する2次元バーコード92のみを表示する。
例えば、本変形例の表示制御部13は、家電機器20のPINコードを入力可能な入力画面を表示パネル110に表示し、家電機器20のPINコードが入力された場合に、当該家電機器20の2次元バーコード92を、表示パネル110に表示する。以下、図11を用いて具体的に説明する。
図11は、変形例1に係る2次元バーコード92の表示の流れの一例を示す図である。図11に示すように、本変形例の表示制御部13は、取得部11によって複数の家電機器20のSSIDが取得された場合、SSIDを含む信号の電波強度が強いものから順に、家電機器20の種別およびSSIDを表示パネル110に表示する。当該画面を、選択画面1101という。選択画面1101の表示タイミングは、例えば、機器検出情報90の詳細の表示を要求する操作を受け付ける決定ボタン91がユーザ1によって押下された跡である。
信号の電波強度が強い場合、当該信号を発信した家電機器20が家H内に設置されている可能が高く、信号の電波強度が強い場合、当該信号を発信した家電機器20が家H内に設置されている可能が低い。
例えば、仮に、家H内に洗濯機20aが一台しか設置されていない場合に、図11に示すように種別“洗濯機”のSSIDが複数検出されているとする。このような場合、電波強度が強い方の洗濯機が、家H内に設置されている洗濯機20aの可能性が高い。図11に示す例では、電波強度の強い方の洗濯機が、ユーザ1によって選択されている。
また、本変形例の表示制御部13は、複数の家電機器20の種別およびSSIDのうちのいずれかがユーザ1によって選択された場合、選択された当該家電機器20のPIN(Personal Identification Number)コードを入力可能な入力画面1102を、表示パネル110に表示する。
家電機器20のPINコードは、本変形例における認証情報の一例である。一般に、家電機器20がスマート家電である場合、家電機器20の本体には、家電機器20のPINコードが記載されている。ユーザ1は、家電機器20の本体に記載されたPINコードを確認し、リモートコントローラ119または操作部111等を用いて、PINコードを入力画面1102に入力する。なお、認証情報は、PINコードに限定されるものではなく、家電機器20を個別に識別可能な情報であれば良い。
また、例えば取得部11は、家電機器20のPINコードを、無線通信装置113を介して家電機器20から取得するものとする。取得部11は、取得したPINコードを表示制御部13に通知する。
表示制御部13は、ユーザ1が入力したPINコードが、家電機器20のPINコードと一致した場合、当該家電機器20に対応付けられた2次元バーコード92を、表示パネル110に表示させる。また、表示制御部13は、図8で説明した例と同様に、2次元バーコード92が表すURLからダウンロード可能なアプリケーションを説明するメッセージ93を、表示パネル110に表示させる。
なお、取得部11が取得した1つの家電機器20のSSIDのみを取得した場合は、表示制御部13は、選択画面1101を表示しなくとも良い。この場合、表示制御部13は、例えば、決定ボタン91がユーザ1によって押下された後に、入力画面1102を表示する。
また、ユーザ1が入力したPINコードが家電機器20のPINコードと一致しなかった場合、表示制御部13は、以降は、当該家電機器20のSSIDおよび種別を選択画面1101に初期表示しない。また、表示制御部13は、以降は、当該家電機器20に関する機器検出情報90および入力画面1102を初期表示しない。
表示対象外となった家電機器20の入力画面1102を再度表示することをユーザ1が所望する場合、ユーザ1は、選択画面1101において“すべて表示”という選択肢を選択する操作を行う。この場合、表示制御部13は、PINコードが不一致となった家電機器20のSSIDを含む、取得部11が取得した全ての家電機器20のSSIDを、選択画面1101に表示する。なお、PINコードが不一致となった家電機器20を選択画面1101または入力画面1102に再表示させる手法は、これに限定されるものではない。
また、初期表示の対象外となる家電機器20は、PINコードが不一致となった家電機器20に限定されるものではない。例えば、表示制御部13は、既に無線LANルータ30に接続されている家電機器20と同じ種別の他の家電機器20のSSIDが取得部11によって取得された場合、当該他の家電機器20のSSIDを、選択画面1101の初期表示対象から除いても良い。例えば、家Hにおいて、無線LANルータ30に接続されている洗濯機20aが既に存在する場合において、他の洗濯機のSSIDが取得された場合、当該他の洗濯機は、他の住居に設置された洗濯機である可能性が高いためである。
また、家電機器20の種別によっては、複数台が1つの家Hに設置されるのが一般的な場合もある。このため、表示制御部13は、既に無線LANルータ30に接続されている家電機器20と同じ種別の他の家電機器20のSSIDが取得部11によって取得された場合、当該家電機器20の種別に応じて、表示対象から除外するか否かを判定しても良い。例えば、一般に、洗濯機は1つの家Hに1台設置されるが、エアコンディショナーは、1つの家に複数台設置される場合がある。
本変形例においては、例えば、1つの家Hに1台設置されることが一般的な種別の家電機器20については、無線LANルータ30に接続済みの家電機器20と同じ種別の他の家電機器20のSSIDが取得された場合に、当該他の家電機器20のSSIDを初期表示の対象外とする。また、1つの家Hに複数台設置されることが一般的な種別の家電機器20については、無線LANルータ30に接続済みの家電機器20と同じ種別の他の家電機器20のSSIDが取得された場合には、当該他の家電機器20のSSIDを選択画面1101に初期表示する。例えば、各家電機器20が1つの家Hに複数台設置されることが一般的であるか否か、つまり、無線LANルータ30に接続済みの家電機器20と同じ種別の他の家電機器20のSSIDが取得された場合に表示対象外とするか否かについて種別ごとに規定した情報が、記憶部15に予め記憶されていても良い。
また、表示制御部13は、無線LANルータ30に接続されていた家電機器20と無線LANルータ30との接続が終了した場合、表示制御部13は、1つの家Hに1台設置されることが一般的な種別の家電機器20について、新たに検出されたSSIDの初期表示を再開する。また、例えば、無線LANルータ30に接続済みの家電機器20のSSIDが記憶部15に登録されている場合には、無線LANルータ30に接続されていた家電機器20のSSIDAが記憶部15から削除された場合に、表示制御部13は、新たに検出されたSSIDの初期表示を再開する。また、表示制御部13は、無線通信装置113がSSIDの再サーチを実行した場合にも、新たに検出されたSSIDの初期表示を再開しても良い。また、上述のように、ユーザ1によって選択画面1101において“すべて表示”という選択肢を選択する操作が行われた場合は、表示制御部13は、初期表示対象外であっても、取得部11が取得した全ての家電機器20のSSIDを、選択画面1101に表示する。
このように、本変形例のテレビジョン装置10は、家電機器20のPINコードを入力可能な入力画面1102を表示パネル110に表示し、家電機器20のPINコードが入力された場合に、当該家電機器20の2次元バーコード92を、表示パネル110に表示する。このため、本変形例のテレビジョン装置10によれば、他人の住居等に設置された家電機器20の2次元バーコード92が表示パネル110に表示されることを回避することにより、ユーザ1が誤ったアプリケーションをダウンロードすることや、家Hに設置された家電機器20の2次元バーコード92が判別できないという事態を低減する。このため、本変形例のテレビジョン装置10は、第1の実施形態の効果を備えた上で、利便性を向上させることができる。
また、本変形例のテレビジョン装置10は、複数の家電機器20のSSIDを取得した場合、SSIDを含む信号の電波強度が強いものから順に、家電機器20の種別およびSSIDを表示パネル110に表示する。また、本変形例のテレビジョン装置10は、複数の家電機器20の種別およびSSIDのうちのいずれかがユーザ1によって選択された場合、選択された当該家電機器20のPINコードを入力可能な入力画面1102を、表示パネル110に表示する。このため、本変形例のテレビジョン装置10は、ユーザ1が家Hに設置された家電機器20を判別することを支援することができる。
(第2の実施形態)
上述の第1の実施形態においては、テレビジョン装置10は、ネットワークNに接続可能な家電機器20を検出した場合に、家電機器20の種別、および家電機器20をネットワークNに接続させる手段を表す2次元バーコード92を表示していた。この第2の実施形態においては、テレビジョン装置10は、ネットワークNに接続可能な家電機器20を検出した場合に、当該家電機器20を無線LANルータ30に接続させる。
本実施形態においても、図1で説明したように、家Hには、例えば、テレビジョン装置10と、洗濯機20a、冷蔵庫20b、またはエアコンディショナー20c等の家電機器20と、無線LANルータ30とが設置されているものとする。
本実施形態においては、家電機器20は、テレビジョン装置10から、無線LANルータ30との接続に関する接続情報およびテレビジョン装置10のデバイスIDを受信し、当該接続情報に基づいて無線LANルータ30との接続設定を行う。テレビジョン装置10のデバイスIDは、本実施形態におけるテレビジョン装置10の識別情報の一例である。
また、家電機器20は、接続情報の送信元であるテレビジョン装置10のデバイスIDを、無線LANルータ30に送信する。例えば、家電機器20は、家電機器20に関する情報を、接続情報の送信元であるテレビジョン装置10のデバイスIDと対応付けて無線LANルータ30に送信する。これらの処理は、例えば、家電機器20のCPU等のプロセッサが実行するものとする。
家電機器20に関する情報は、例えば、家電機器20の状態を表す情報である。一例としては、家電機器20が洗濯機20aである場合、家電機器20に関する情報は、洗濯機20aの洗濯が完了したという通知等である。
本実施形態の無線LANルータ30は、第1の実施形態と同様の機能に加えて、無線LANルータ30に接続している家電機器20に関する情報を、無線通信によって周囲にブロードキャスト(配信)する。また、家電機器20に関する情報は、家電機器20から無線LANルータ30に送信されるものとする。
より詳細には、無線LANルータ30は、家電機器20に関する情報と、家電機器20のSSID等の識別情報と、家電機器20に無線LANルータ30との接続に関する接続情報を送信したテレビジョン装置10の識別情報と、を対応付けてブロードキャストする。これらの処理は、例えば、無線LANルータ30のCPU等のプロセッサが実行するものとする。
接続情報の内容、および、家電機器20に無線LANルータ30との接続に関する接続情報を送信するテレビジョン装置10の機能については、後述する。
図12は、第2の実施形態に係るテレビジョン装置10の機能の一例を示す機能ブロック図である。図12に示すように、テレビジョン装置10は、取得部11と、特定部1012と、表示制御部1013と、受付部14と、記憶部1015と、送信部16と、受信部17とを備える。
取得部11および受付部14は、第1の実施形態と同様の機能を備える。
記憶部1015は、種別情報1151と、接続情報153とを記憶する。
本実施形態の種別情報1151は、家電機器20のSSIDと、家電機器20の種別とが対応付けられた情報である。具体的には、本実施形態の種別情報1151は、図4で説明した第1の実施形態における種別情報151から、アクセス情報(2次元バーコード92)を除いた情報に相当する。
また、接続情報153は、無線LANルータ30との接続設定に関する情報である。例えば、接続情報153は、無線LANルータ30のSSIDと、無線LANルータ30のパスコードとが対応付けられている。
本実施形態においては、テレビジョン装置10は、無線LANルータ30と接続済みであり、接続情報153は、例えば、テレビジョン装置10と無線LANルータ30との接続の際にテレビジョン装置10に入力された情報である。接続情報153は、一例として受付部14が、ユーザ1による無線LANルータ30との接続設定の操作を受け付けた場合に、受付部14によって記憶部1015に保存される。
また、送信部16は、取得部11によって家電機器20のSSIDが取得された場合に、当該SSIDを含む信号の発信元である家電機器20に、接続情報153を送信する。
より詳細には、送信部16は、後述の表示制御部1013によって表示パネル110に表示された入力画面1102に、ユーザ1によって家電機器20のPINコードが入力された場合に、家電機器20に、接続情報153を送信する。また、送信部16は、家電機器20に、接続情報153を送信する際に、接続情報153にテレビジョン装置10のデバイスIDを対応付けて送信する。テレビジョン装置10のデバイスIDは、例えば、記憶部1015に記憶される。
受信部17は、無線LANルータ30から家電機器20に関する情報を含む通知を受信する。当該通知がテレビジョン装置10に向けられた通知である場合には、当該通知には、家電機器20に関する情報とテレビジョン装置10のデバイスIDとが含まれる。また、当該通知がテレビジョン装置10に向けられた通知ではない場合には、当該通知にはテレビジョン装置10のデバイスIDが含まれない。
本実施形態の表示制御部1013は、受信部17が受信した通知が、テレビジョン装置10のデバイスIDを含む場合、当該通知に含まれる家電機器20に関する情報を表示パネル110に表示する。例えば、表示制御部1013は、受信部17が受信した通知に含まれるデバイスIDと、記憶部1015に記憶されたデバイスIDとが一致する場合、受信部17が受信した通知が、テレビジョン装置10のデバイスIDを含むと判定する。また、表示制御部1013は、受信部17が受信した通知が、テレビジョン装置10のデバイスIDを含まない場合、当該通知に含まれる家電機器20に関する情報を表示パネル110に表示しない。このような構成により、例えば、家Hに複数のテレビジョン装置10が設置されている場合において、ユーザ1が家電機器20の無線接続の設定に使用したテレビジョン装置10の表示制御部1013は当該家電機器20に関する通知を表示し、その他のテレビジョン装置10の表示制御部1013は当該通知を表示しない。このような表示対象の選別により、テレビジョン装置10に不要な通知が表示されることを低減することができる。
特定部1012は、種別情報1151に基づいて、取得部11によって取得されたSSIDに対応する家電機器20の種別を特定する。特定部1012は、特定結果を表示制御部13に送出する。
また、表示制御部1013は、上述の第1の実施形態と同様に、取得部11が家電機器20のSSIDを取得した場合、ネットワークNに接続可能な家電機器20が存在することを表す機器検出情報90を表示パネル110に表示する。この際、表示制御部1013は、例えば、特定部1012によって特定された家電機器20の種別を、機器検出情報90に含めて表示する。
また、表示制御部1013は、上述の変形例1と同様に、取得部11によって複数の家電機器20のSSIDが取得された場合、SSIDを含む信号の電波強度が強いものから順に家電機器20の種別およびSSIDを図示した選択画面1101を、表示パネル110に表示する。
また、表示制御部1013は、変形例1と同様に、家電機器20のPINコードを入力可能な入力画面1102を表示パネル110に表示する。表示制御部1013は、ユーザ1によって家電機器20の正しいPINコードが入力された場合に、送信部16に、ユーザ1によって家電機器20の正しいPINコードが入力されたことを通知する。また、表示制御部1013は、さらに、第1の実施形態と同様の機能を備えても良い。
次に、以上のように構成されたこの第2の実施形態のテレビジョン装置10で実行される家電機器20の接続管理処理の流れの詳細を、図13、および図14を用いて説明する。
図13は、第2の実施形態に係る家電機器20の接続管理処理の流れの一例を示すシーケンス図である。また、図14は、第2の実施形態に係る家電機器20の接続管理処理の流れのイメージの一例を示す図である。
図14に示すように、本実施形態における接続管理システムS2は、第1の実施形態と同様に、テレビジョン装置10と、無線LANルータ30とを含む。また、接続管理システムS2は、さらに家電機器20を含むものとしても良い。
まず、洗濯機20aは、洗濯機20aのSSIDを含む信号を発信する(S201)。
そして、テレビジョン装置10aの無線通信装置113は、当該信号を検出する。また、テレビジョン装置10aの取得部11は、無線通信装置113から、洗濯機20aのSSIDを取得する。
次に、テレビジョン装置10aの特定部1012は、取得部11が取得したSSIDに対応付けられた家電機器20の種別を特定する(S202)。図13、14に示す例では、特定部1012は、種別情報1151に基づいて、取得部11によって取得されたSSIDに対応付けられた家電機器20の種別は“洗濯機”であると特定する。
そして、テレビジョン装置10aの表示制御部1013は、種別“洗濯機”の家電機器20を検出したことを表す機器検出情報90および決定ボタン91を、表示パネル110に表示させる(S203)。そして、テレビジョン装置10aの受付部14は、ユーザ1によって決定ボタン91が押下されたことを受け付けた場合、表示制御部1013に、決定ボタン91が押下されたことを通知する。
そして、テレビジョン装置10aの表示制御部1013は、選択画面1101を、表示パネル110に表示する(S204)。
この際、テレビジョン装置10aの表示制御部1013は、過去にユーザ1が入力したPINコードが家電機器20のPINコードと一致しなかった家電機器20については、選択画面1101上に初期表示しない。また、変形例1と同様に、選択画面1101において“すべて表示”という選択肢がユーザ1によって選択された場合は、表示制御部1013は、取得部11が取得した全ての家電機器20のSSIDを、選択画面1101に表示する。また、取得部11が取得したSSIDが1台の家電機器20のものであれば、表示制御部1013は、選択画面1101を表示しなくとも良い。
図13に示す例では、選択画面1101において、ユーザ1が、洗濯機20aを選択したとする。この場合、テレビジョン装置10aの表示制御部1013は、洗濯機20aのPINコードの入力を受け付ける入力画面1102を表示パネル110に表示する(S205)。
表示制御部1013は、入力画面1102に入力されたPINコードが、洗濯機20aのPINコードと一致した場合、送信部16に、ユーザ1によって家電機器20の正しいPINコードが入力されたことを通知する。この場合、送信部16は、SSIDを含む信号の発信元である洗濯機20aに、接続情報153と、テレビジョン装置10aのデバイスIDとを対応付けて送信する(S206)。
洗濯機20aは、テレビジョン装置10から受信した接続情報153に基づいて無線LANルータ30との接続設定(無線接続設定)を行う(S207)。図13に示す例では、洗濯機20aは、テレビジョン装置10から受信した接続情報153に定義されたSSIDの発信元である無線LANルータ30に対して、接続情報153に定義されたパスコードを送信する(S208)。
無線LANルータ30は、洗濯機20aから送信されたパスコードが、無線LANルータ30のパスコードと一致する場合、洗濯機20aとの無線接続を認証する(S209)。これにより、洗濯機20aと無線LANルータ30との間の無線通信接続が確立する。
また、洗濯機20aは、無線LANルータ30に、洗濯機20aに関する情報と、テレビジョン装置10aのデバイスIDとを対応付けて送信する(S210)。
無線LANルータ30は、洗濯機20aから受信した洗濯機20aに関する情報と、テレビジョン装置10aのデバイスIDとを対応付けた通知を、ブロードキャストする(S211)。
テレビジョン装置10aおよびテレビジョン装置10bの受信部17は、無線LANルータ30からブロードキャストされた洗濯機20aに関する情報を含む通知を受信する。図13、14に示す例では、当該通知には、テレビジョン装置10aのデバイスIDが含まれており、かつ、テレビジョン装置10bのデバイスIDは含まれていない。
この場合、テレビジョン装置10aの表示制御部1013は、受信部17が受信した通知に含まれる洗濯機20aに関する情報を表示パネル110に表示する(S212)。
また、テレビジョン装置10bの表示制御部1013は、受信部17が受信した通知に含まれる洗濯機20aに関する情報を表示パネル110に表示しない(S213)。ここで、このシーケンス図に係る処理は終了する。
このように、本実施形態のテレビジョン装置10は、無線接続可能な家電機器20から発せられた信号に含まれるSSIDを取得し、当該信号の送信元である家電機器20に、無線LANルータ30の接続情報153を送信する。テレビジョン装置10が接続情報153を家電機器20に送信することにより、家電機器20は自動的にネットワークNに接続可能な状態になる。このため、本実施形態のテレビジョン装置10によれば、第1の実施形態と同様の効果に加えて、家電機器20がネットワークNに接続することを支援することができる。
また、本実施形態のテレビジョン装置10は、テレビジョン装置10のデバイスIDを家電機器20に送信し、無線LANルータ30から受信した通知がテレビジョン装置10のデバイスIDを含む場合、当該通知に含まれる家電機器20に関する情報を表示パネル110に表示する。このため、本実施形態によれば、家電機器20の無線LAN接続設定を行ったテレビジョン装置10に家電機器20に関する通知が表示されるので、他のテレビジョン装置に不要な通知が表示されることを低減することができる。
例えば、家Hのリビングにテレビジョン装置10aが設置され、子供部屋にテレビジョン装置10bが設置されているとする。この場合、ユーザ1がリビングに設置されたテレビジョン装置10aを操作して家電機器20の無線LAN接続設定を行った場合、ユーザ1は、当該家電機器20に関する通知はリビングに設置されたテレビジョン装置10aで確認し、子供部屋に設置されたテレビジョン装置10bでは確認しない場合がある。このような場合、本実施形態によれば、ユーザ1が確認に使用するテレビジョン装置10aに通知が表示されるため、ユーザ1が家電機器20の状態を容易に把握することができる。
また、本実施形態においては、第1の実施形態と同様に、テレビジョン装置10が内蔵する無線通信装置113で家電機器20から発信されたSSIDを含む信号を検出する。このため、本実施形態におけるテレビジョン装置10によれば、無線LANルータ30に接続していないスマート家電を、容易に検出することができる。
また、本実施形態のテレビジョン装置10は、変形例1と同様に、家電機器20のPINコードを入力可能な入力画面1102を表示パネル110に表示する。また、本実施形態のテレビジョン装置10は、家電機器20のPINコードが入力された場合に、当該家電機器20に、接続情報153を送信する。このため、本変形例のテレビジョン装置10によれば、他人の住居等に設置された家電機器20に対して接続情報153を送信することを低減することができる。
また、本実施形態のテレビジョン装置10は、変形例1と同様に、複数の家電機器20のSSIDを取得した場合、SSIDを含む信号の電波強度が強いものから順に、家電機器20の種別およびSSIDを表示パネル110に表示する。また、本実施形態のテレビジョン装置10は、複数の家電機器20の種別およびSSIDのうちのいずれかがユーザ1によって選択された場合、選択された当該家電機器20のPINコードを入力可能な入力画面1102を、表示パネル110に表示する。このため、本実施形態のテレビジョン装置10は、ユーザ1が家Hに設置された家電機器20を判別することを支援することができる。
なお、図13および図14では、家Hにテレビジョン装置10が2台設置されている例を説明するが、家Hに設置されたテレビジョン装置10は1台でも良いし、3台以上でも良い。家Hに設置されたテレビジョン装置10aとテレビジョン装置10bとは、同様の機能を備えるものとする。また、図13および図14では、洗濯機20aを例として挙げているが、他の種別の家電機器20であっても、同様の処理が実行される。
また、本実施形態においては、テレビジョン装置10は、家電機器20に接続情報153を送信する際に、テレビジョン装置10のデバイスIDを送信するものとしたが、デバイスIDの送信タイミングはこれに限定されるものではない。例えば、家電機器20に関する通知に含まれるデバイスIDは、後から変更可能であっても良いし、複数のデバイスIDを追加可能であっても良い。例えば、テレビジョン装置10の表示制御部1013は、無線LANルータ30に、デバイスIDを送信する操作をユーザ1が実行可能な操作画面を、表示パネル110に表示しても良い。
なお、本実施形態では、無線LANルータ30が家電機器20のSSIDを一括して収集する構成を採用したが、第3の実施形態と同様に、テレビジョン装置10の無線通信装置113と無線LANルータ30の両方が家電機器20のSSIDを検出する構成を採用しても良い。
なお、本実施形態では、テレビジョン装置10の表示制御部1013は、無線LANルータ30から受信した通知がテレビジョン装置10のデバイスIDを含まない場合、当該通知に含まれる家電機器20に関する情報を表示パネル110に表示しないものとしたが、無線LANルータ30から受信した通知がテレビジョン装置10のデバイスIDを含まない場合の処理は、これに限定されるものではない。例えば、表示制御部1013は、無線LANルータ30から受信した通知がテレビジョン装置10のデバイスIDを含まない場合、当該家電機器20に関する情報や、含まない当該電子機器が存在することを示す情報を表示パネル110の一部等に表示させても良い。当該家電機器20に関する情報は、例えば、当該家電機器20の種別等である。例えば、表示制御部1013は、表示パネル110上に、当該家電機器20の種別を示す文字列、あるいは当該文字列の一部を表示させても良い。
(第3の実施形態)
上述の第1、第2の実施形態においては、テレビジョン装置10が、家電機器20のSSIDを検出していた。この第3の実施形態では、無線LANルータ30が、家電機器20のSSIDを検出し、検出結果をテレビジョン装置10に提供する。
図15は、第3の実施形態に係るテレビジョン装置10が設置された家の一例を示す図である。本実施形態においては、第1、第2の実施形態と同様に、家Hには、例えば、テレビジョン装置10と、洗濯機20a、冷蔵庫20b、またはエアコンディショナー20c等の家電機器20と、無線LANルータ30とが設置されているものとする。
本実施形態の接続管理システムS3は、第1、第2の実施形態と同様に、テレビジョン装置10と、無線LANルータ30とを含む。また、接続管理システムS3は、さらに家電機器20を含むものとしても良い。
本実施形態の家電機器20は、第1、第2の実施形態と同様に、無線LANルータ30と無線接続されていない状態では、家電機器20のSSIDを含む信号を無線通信によって発信する。また、家電機器20は、無線LANルータ30と無線接続すると、SSIDを含む信号の発信を停止する。
また、本実施形態の無線LANルータ30は、家電機器20のSSIDを含む信号を検出し、検出した信号に含まれる家電機器20のSSIDを、テレビジョン装置10に送信する。
図16は、第3の実施形態に係るテレビジョン装置10の機能の一例を示す機能ブロック図である。図16に示すように、テレビジョン装置10は、取得部1011と、特定部12と、表示制御部2013と、受付部14と、記憶部15とを備える。
記憶部15は、第1の実施形態と同様に、種別情報151と、表示対象情報152とを記憶する。また、特定部12および受付部14は、第1の実施形態と同様の機能を備える。
取得部1011は、無線LANルータ30から送信された家電機器20のSSIDを、無線通信装置113を介して、取得する。また、取得部1011は、第1の実施形態と同様に、無線通信装置113が検出した家電機器20のSSIDを、無線通信装置113を介して、取得する。
また、取得部1011は、無線LANルータ30から送信された家電機器20のSSIDと、無線通信装置113が検出した家電機器20のSSIDに、同一のSSIDが含まれる場合、電波強度が強い方を選択する。例えば、無線通信装置113が家電機器20から検出した信号の方が、無線通信装置113が無線LANルータ30から送信された信号よりも電波強度が強い場合、取得部1011は、無線通信装置113が検出した家電機器20のSSIDを選択する。
また、取得部1011は、無線LANルータ30または無線通信装置113から、家電機器20のPINコードを取得する。
より詳細には、取得部1011は、無線通信装置113が家電機器20から検出したSSIDを含む信号の方が、無線通信装置113が無線LANルータ30から送信された当該家電機器20のSSIDを通知する信号よりも電波強度が強い場合、当該家電機器20については、家電機器20のPINコードを、無線通信装置113を介して家電機器20から取得する。
また、取得部1011は、無線通信装置113が家電機器20から検出したSSIDを含む信号の方が、無線通信装置113が無線LANルータ30から送信された当該家電機器20のSSIDを通知する信号よりも電波強度が弱い場合、当該家電機器20については、家電機器20のPINコードを、無線通信装置113を介して無線LANルータ30から取得する。
表示制御部2013は、第1の実施形態と同様に、取得部11が家電機器20のSSIDを取得した場合、ネットワークNに接続可能な家電機器20が存在することを表す機器検出情報90を表示パネル110に表示する。
また、表示制御部1013は、上述の変形例1と同様に、取得部11によって複数の家電機器20のSSIDが取得された場合、SSIDを含む信号の電波強度が強いものから順に家電機器20の種別およびSSIDを図示した選択画面1101を、表示パネル110に表示する。
また、表示制御部1013は、変形例1と同様に、家電機器20のPINコードを入力可能な入力画面1102を表示パネル110に表示する。表示制御部1013は、ユーザ1が入力したPINコードが、家電機器20のPINコードと一致した場合、当該家電機器20に対応付けられた2次元バーコード92を、表示パネル110に表示させる。
次に、以上のように構成された本実施形態のテレビジョン装置10で実行される家電機器20の接続管理処理の流れについて説明する。
図17は、第3の実施形態に係る家電機器20の接続管理処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図17では、家電機器20の一例として、エアコンディショナー20cと、洗濯機20aとを挙げる。家Hにおいて、テレビジョン装置10とエアコンディショナー20cとの間の距離は、テレビジョン装置10と無線LANルータ30との間の距離よりも短いものとする。また、テレビジョン装置10と洗濯機20aとの間の距離は、テレビジョン装置10と無線LANルータ30との間の距離よりも長いものとする。
まず、洗濯機20aは、洗濯機20aのSSIDを発信する(S301)。無線LANルータ30は、洗濯機20aのSSIDを検出する。
次に、無線LANルータ30は、検出した洗濯機20aのSSIDを、テレビジョン装置10に送信する(S302)。テレビジョン装置10の無線通信装置113は、当該信号を受信する。また、テレビジョン装置10の取得部1011は、無線通信装置113から、洗濯機20aのSSIDを取得する。
また、エアコンディショナー20cは、エアコンディショナー20cのSSIDを発信する(S303)。そして、テレビジョン装置10の無線通信装置113は、当該信号を検出する。また、テレビジョン装置10の取得部1011は、無線通信装置113から、エアコンディショナー20cのSSIDを取得する。
次に、テレビジョン装置10aの特定部12は、取得部1011が取得したSSIDに対応付けられた家電機器20の種別を特定する(S304)。
そして、テレビジョン装置10の表示制御部2013は、家電機器20を検出したことを表す機器検出情報90および決定ボタン91を、表示パネル110に表示させる(S305)。そして、テレビジョン装置10の受付部14は、ユーザ1によって決定ボタン91が押下されたことを受け付けた場合、表示制御部2013に、決定ボタン91が押下されたことを通知する。
そして、テレビジョン装置10の表示制御部2013は、選択画面1101を、表示パネル110に表示する(S306)。なお、表示制御部2013は、変形例1および第2の実施形態と同様に、過去にユーザ1が入力したPINコードが家電機器20のPINコードと一致しなかった家電機器20を選択画面1101の初期表示の対象外とする。また、初期表示の対象外となった家電機器20の再表示の処理についても、変形例1および第2の実施形態と同様である。
そして、選択画面1101において、ユーザ1が、いずれかの家電機器20を選択したとする。この場合、テレビジョン装置10の表示制御部2013は、選択された家電機器20のPINコードの入力を受け付ける入力画面1102を、表示パネル110に表示する(S307)。
そして、テレビジョン装置10の表示制御部2013は、入力画面1102に入力されたPINコードが、選択された家電機器20のPINコードと一致した場合、当該家電機器20に対応付けられた2次元バーコード92を、表示パネル110に表示させる(S308)。ここで、このシーケンス図に係る処理は終了する。
このように、本実施形態のテレビジョン装置10は、無線LANルータ30から、無線LANルータ30が検出した信号に含まれる家電機器20のSSIDを取得する。このため、本実施形態のテレビジョン装置10によれば、第1の実施形態の効果に加えて、テレビジョン装置10から遠い位置に設置された家電機器20についても、無線LANルータ30を介してSSIDを取得することが可能となり、より広範囲の家電機器20を検出することができる。
なお、本実施形態では、テレビジョン装置10が1台の無線LANルータ30から家電機器20のSSIDを取得する例を説明したが、テレビジョン装置10は、複数の無線LANルータ30から家電機器20のSSIDを取得しても良い。
また、本実施形態では、テレビジョン装置10の無線通信装置113と無線LANルータ30の両方が家電機器20のSSIDを検出するものとしたが、無線LANルータ30が家電機器20のSSIDを一括して収集する構成を採用しても良い。
また、本実施形態では、テレビジョン装置10が家電機器20の種別を特定するものとしたが、無線LANルータ30が家電機器20の種別を特定し、特定結果をテレビジョン装置10に送信するものとしても良い。
また、本実施形態では、テレビジョン装置10は、2次元バーコード92を表示する前に選択画面1101および入力画面1102を表示するものとしたが、選択画面1101および入力画面1102を表示しない構成を採用しても良い。
(第4の実施形態)
この第4の実施形態では、上述の第2の実施形態に、上述の第3の実施形態と同様に無線LANルータ30が家電機器20のSSIDの検出結果をテレビジョン装置10に提供する構成を適用する。
本実施形態の無線LANルータ30は、第3の実施形態と同様の機能を備える。また、本実施形態の家電機器20は、第2の実施形態と同様の機能を備える。
図18は、第4の実施形態に係るテレビジョン装置10の機能の一例を示す機能ブロック図である。図18に示すように、テレビジョン装置10は、取得部1011と、特定部1012と、表示制御部1013と、受付部14と、記憶部1015と、送信部16と、受信部17とを備える。
記憶部1015は、第2の実施形態と同様に、種別情報1151と、接続情報153とを記憶する。
特定部1012と、表示制御部1013と、受付部14と、送信部16と、受信部17とは、第2の実施形態と同様の機能を備える。
取得部1011は、第3の実施形態と同様の機能を備える。
図19は、第4の実施形態に係る家電機器20の接続管理処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
S401の洗濯機20aのSSIDの発信処理から、S407の入力画面1102を表示する処理までは、図17で示した第3の実施形態のS301~S307の処理と同様である。
また、S408の接続情報153およびテレビジョン装置10のデバイスIDの送信処理から、S415の洗濯機20aに関する情報を表示しないという判定処理までは、図13で示した第2の実施形態のS206~S213の処理と同様である。
このように、本実施形態のテレビジョン装置10によれば、無線LANルータ30から、無線LANルータ30が検出した信号に含まれる家電機器20のSSIDを取得するため、第2の実施形態の効果に加えて、テレビジョン装置10から遠い位置に設置された家電機器20についても、無線LANルータ30を介してSSIDを取得することが可能となり、より広範囲の家電機器20を検出することができる。
(第5の実施形態)
この第5の実施形態では、接続管理システムは、さらに、クラウド環境上のサーバ装置を備える。
図20は、第5の実施形態に係るテレビジョン装置10が設置された家の一例を示す図である。図20に示すように、家Hには、例えば、テレビジョン装置10と、洗濯機20a、冷蔵庫20b、またはエアコンディショナー20c等の家電機器20と、無線LANルータ30とが設置されているものとする。また、無線LANルータ30は、ネットワークNを介してクラウド環境上のサーバ装置50と通信接続する。
本実施形態の接続管理システムS5は、テレビジョン装置10と、サーバ装置50とを備える。また、接続管理システムS5は、無線LANルータ30を含むものとしても良いし、さらに家電機器20を含むものとしても良い。
本実施形態においては、無線LANルータ30は、家電機器20のSSIDを含む信号を検出し、検出した信号に含まれる家電機器20のSSIDを、サーバ装置50に送信する。
サーバ装置50は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。また、サーバ装置50は、複数のコンピュータによって構成されても良い。サーバ装置50は、本実施形態における外部の情報処理装置の一例である。
図21は、第5の実施形態に係るサーバ装置50の機能の一例を示す機能ブロック図である。図21に示すように、サーバ装置50は、受信部51と、送信部52と、記憶部55とを備える。
記憶部55は、種別情報151を記憶する。記憶部55に保存された種別情報151は、新たな家電機器20が発売された場合や、家電機器20のSSIDのコード体系に変化があった場合、家電機器20のネットワーク接続設定が可能なアプリケーションをダウンロード可能なURLに変更があった場合に、管理者等によって変更される。なお、記憶部55は、テレビジョン装置10のデバイスIDごとに、異なる種別情報151を記憶しても良い。
受信部51は、無線LANルータ30から、無線LANルータ30が検出した家電機器20のSSIDから発せられた信号に含まれる家電機器20のSSIDを受信する。
送信部52は、受信部51が受信した家電機器20のSSIDを、テレビジョン装置10に送信する。
また、送信部52は、記憶部55に記憶された種別情報151を、テレビジョン装置10に送信する。
図22は、第5の実施形態に係るテレビジョン装置10の機能の一例を示す機能ブロック図である。図22に示すように、本実施形態のテレビジョン装置10は、取得部1011と、特定部12と、表示制御部2013と、受付部14と、送信部1016と、記憶部15とを備える。
記憶部15は、第3の実施形態と同様に、種別情報151と、表示対象情報152とを記憶する。また、特定部12と、表示制御部2013と、受付部14とは、第3の実施形態と同様の機能を備える。
本実施形態の取得部1011は、サーバ装置50から送信された家電機器20のSSIDを、無線LANルータ30および無線通信装置113を介して取得する。
また、本実施形態の取得部1011は、第3の実施形態と同様の機能を備えた上で、サーバ装置50から送信された種別情報151を、無線LANルータ30および無線通信装置113を介して取得する。
取得部1011は、取得した種別情報151を、記憶部15に保存する。例えば、既に記憶部15に種別情報151が保存されている場合に、サーバ装置50から新たに種別情報151が送信された場合には、取得部1011は、保存済みの種別情報151を、新たな種別情報151を記憶部15に置き換える。
送信部1016は、無線LANルータ30に、テレビジョン装置10のデバイスIDを送信する。
次に、以上のように構成された本実施形態の接続管理システムS5で実行される家電機器20の接続管理処理の流れについて説明する。
図23は、第5の実施形態に係る家電機器20の接続管理処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、このシーケンス図に係る処理の開始前に、テレビジョン装置10と無線LANルータ30との接続設定が完了しているものとする。
まず、テレビジョン装置10の送信部1016は、無線LANルータ30に、テレビジョン装置10のデバイスIDを送信する(S501)。
そして、無線LANルータ30は、テレビジョン装置10のデバイスIDを、サーバ装置50に送信する(S502)。
次に、サーバ装置50の送信部52は、記憶部55に記憶された種別情報151を、テレビジョン装置10に送信する(S503)。また、サーバ装置50の記憶部55がテレビジョン装置10のデバイスIDごとに異なる種別情報151を記憶している場合は、サーバ装置50の送信部52は、送信先のテレビジョン装置10のデバイスIDに対応付けられた種別情報151を送信する。
テレビジョン装置10の取得部1011は、サーバ装置50から取得した種別情報151を、記憶部15に保存する。
また、洗濯機20aは、洗濯機20aのSSIDを発信する(S504)。無線LANルータ30は、洗濯機20aのSSIDを検出する。
また、エアコンディショナー20cは、エアコンディショナー20cのSSIDを発信する(S505)。無線LANルータ30は、エアコンディショナー20cのSSIDを検出する。
そして、無線LANルータ30は、テレビジョン装置10のデバイスIDと、洗濯機20aのSSIDと、エアコンディショナー20cのSSIDとを対応付けてサーバ装置50に送信する(S506)。サーバ装置50の受信部51は、無線LANルータ30から、洗濯機20aのSSIDと、エアコンディショナー20cのSSIDとを受信する。
次に、サーバ装置50の送信部52は、受信部51が受信した洗濯機20aのSSIDと、エアコンディショナー20cのSSIDとを、テレビジョン装置10に送信する(S507)。
S508の取得したSSIDに対応付けられた家電機器20の種別を特定する処理から、S512の2次元バーコード92の表示の処理までは、図17に示した第3の実施形態のS304~S308の処理と同様である。
このように、本実施形態のテレビジョン装置10は、第3の実施形態と同様の効果に加えて、サーバ装置50から種別情報151を取得するため、最新の種別情報151に基づいて、家電機器20の種別およびアクセス情報を特定することができる。
また、本実施形態の接続管理システムS5は、テレビジョン装置10と、サーバ装置50とを備えることにより、検出された家電機器20のSSIDを、サーバ装置50側で一括管理することができる。
また、本実施形態では、テレビジョン装置10が家電機器20の種別を特定するものとしたが、サーバ装置50が家電機器20の種別を特定し、特定結果をテレビジョン装置10に送信するものとしても良い。当該構成を採用する場合、サーバ装置50が、特定部12を備えるものとする。
また、種別情報151や表示対象情報152をテレビジョン装置10の記憶部15が記憶するのではなく、サーバ装置50の記憶部55が記憶する構成を採用しても良い。
また、サーバ装置50の記憶部55は、テレビジョン装置10のユーザ1の家電機器20の購入履歴を記憶するものとしても良い。当該構成を採用する場合、例えば、サーバ装置50の送信部52は、購入された家電機器20をネットワークNに接続させるためのアクセス情報(例えば2次元バーコード92)を、テレビジョン装置10に送信しても良い。当該情報の送信のタイミングは、ユーザ1が家電機器20を購入した後であれば、購入された家電機器20のSSIDが無線LANルータ30によって検出される前であっても良い。
あるいは、サーバ装置50の送信部52は、ユーザ1が購入した家電機器20のうち、ネットワークNに接続可能な機能を有しているにも関わらず無線LANルータ30と未接続の家電機器20がある場合に、当該家電機器20をネットワークNに接続させるためのアクセス情報を、テレビジョン装置10に送信しても良い。
(第6の実施形態)
この第6の実施形態では、上述の第4の実施形態に、上述の第5の実施形態のように、クラウド環境上のサーバ装置50を追加した構成を採用する。
本実施形態の接続管理システムS5は、図20で説明した第5の実施形態と同様に、テレビジョン装置10と、サーバ装置50とを備える。また、接続管理システムS5は、無線LANルータ30を含むものとしても良いし、さらに家電機器20を含むものとしても良い。
また、本実施形態のサーバ装置50は、第5の実施形態と同様に、受信部51と、送信部52と、記憶部55とを備える。
本実施形態の受信部51は、第5の実施形態と同様の機能を備えた上で、無線LANルータ30から家電機器20に関する情報と、テレビジョン装置10のデバイスIDとを受信する。
また、本実施形態の送信部52は、第5の実施形態と同様の機能を備えた上で、受信部51が受信した家電機器に関する情報と、テレビジョン装置10のデバイスIDとを、テレビジョン装置10に送信する。
また、本実施形態の記憶部55は、種別情報1151を記憶する。種別情報1151の内容は、第2、第4の実施形態と同様である。また、記憶部55は、テレビジョン装置10のデバイスIDごとに、異なる種別情報1151を記憶しても良い。
また、テレビジョン装置10は、第4の実施形態と同様に、取得部1011と、特定部1012と、表示制御部1013と、受付部14と、記憶部1015と、送信部16と、受信部17とを備える。
また、本実施形態の取得部1011は、第4の実施形態と同様の機能を備えた上で、サーバ装置50から送信された種別情報151を、無線LANルータ30および無線通信装置113を介して取得する。取得部1011は、取得した種別情報151を、記憶部15に保存する。
なお、本実施形態においては、無線LANルータ30が、テレビジョン装置10とサーバ装置50とのネットワークNを介した通信を単に仲介する場合、テレビジョン装置10とサーバ装置50との間の情報の送受信として記載する。
本実施形態の送信部16は、第4の実施形態と同様の機能を備えた上で、無線LANルータ30に、テレビジョン装置10のデバイスIDを送信する。
次に、以上のように構成された本実施形態の接続管理システムS5で実行される家電機器20の接続管理処理の流れについて説明する。
図24は、第6の実施形態に係る家電機器20の接続管理処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、このシーケンス図に係る処理の開始前に、テレビジョン装置10と無線LANルータ30との接続設定が完了しているものとする。
S601のテレビジョン装置10のデバイスIDの送信の処理から、S607のテレビジョン装置10のデバイスIDと、洗濯機20aのSSIDと、エアコンディショナー20cのSSIDとを送信する処理までは、図23で示した第5の実施形態のS501~S507の処理と同様である。
また、S608の取得したSSIDに対応付けられた家電機器20の種別を特定する処理から、S616の洗濯機20aに関する情報およびテレビジョン装置10のデバイスIDの送信の処理までは、図19で示した第4の実施形態のS404~S412の処理と同様である。
また、無線LANルータ30は、洗濯機20aに関する情報と、テレビジョン装置10のデバイスIDとを、サーバ装置50に送信する(S617)。サーバ装置50の受信部51は、無線LANルータ30から洗濯機20aに関する情報と、テレビジョン装置10のデバイスIDとを受信する。
また、サーバ装置50の送信部52は、受信部51が受信した洗濯機20aに関する情報と、テレビジョン装置10のデバイスIDとを、テレビジョン装置10に送信する(S618)。
そして、テレビジョン装置10の表示制御部1013は、洗濯機20aに関する情報を表示パネル110に表示する(S619)。
このように、本実施形態のテレビジョン装置10は、第4の実施形態と同様の効果に加えて、サーバ装置50から種別情報1151を取得するため、最新の種別情報1151に基づいて、家電機器20の種別およびアクセス情報を特定することができる。
また、本実施形態では、テレビジョン装置10が家電機器20の種別を特定するものとしたが、サーバ装置50が家電機器20の種別を特定し、特定結果をテレビジョン装置10に送信するものとしても良い。当該構成を採用する場合、サーバ装置50が、特定部12を備えるものとする。
なお、本実施形態においては、サーバ装置50が、無線LANルータ30から受信した家電機器20に関する情報と、テレビジョン装置10のデバイスIDとをテレビジョン装置10に送信するものとしたが、第2、第4の実施形態と同様に、無線LANルータ30が家電機器20に関する情報と、テレビジョン装置10のデバイスIDとをブロードキャストする構成を採用しても良い。
(変形例2)
なお、上述の第1から第6の実施形態および変形例においては、テレビジョン装置10を、接続管理装置の一例としたが、接続管理装置はテレビジョン装置10に限定されるものではない。例えば、接続管理装置は、ホテルや公共施設等において複数の部屋を集中管理するモニタ装置等であっても良い。
また、接続管理装置は、セットアップボックス、またはテレビジョン機能付きのPC(Personal Computer)等でも良いし、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)レコーダまたはDVDレコーダ等の録画再生装置であっても良い。
(変形例3)
なお、上述の第1から第6の実施形態および変形例においては、家電機器20のSSIDに基づいて、家電機器20の種別、または家電機器20が提供するサービスを特定する手法を説明したが、家電機器20の種別を特定する手法はこれに限定されるものではない。
例えば、家電機器20が、家電機器20の種別または家電機器20が提供するサービスを表す情報を含むビーコンを発信する構成を採用しても良い。この場合、当該ビーコンは暗号化されているものとする。当該構成を採用する場合、テレビジョン装置10の特定部12は、ビーコンを復号化することにより、家電機器20の種別または家電機器20が提供するサービスを特定する。
また、家電機器20のSSID中の特定の位置のビットに、家電機器20の種別または家電機器20が提供するサービスを表す情報が定義されていても良い。当該構成を採用する場合、テレビジョン装置10の記憶部15は、SSID中の特定の位置のビットの値と、家電機器20の種別または家電機器20が提供するサービスとを対応付けた情報を記憶する。また、特定部12は、家電機器20のSSID中の特定の位置のビットと、記憶部15に記憶された情報に基づいて、家電機器20の種別または家電機器20が提供するサービスを特定する。
また、家電機器20は、家電機器20の種別または家電機器20が提供するサービスに応じて、SSIDを含む信号の発信間隔を変更しても良い。当該構成を採用する場合、テレビジョン装置10の特定部12は、家電機器20から発信された信号の受信間隔に基づいて、家電機器20の種別または家電機器20が提供するサービスを特定する。
なお、上述の第1から第6の実施形態および変形例のテレビジョン装置10で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
上述の第1から第6の実施形態および変形例のテレビジョン装置10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。
さらに、上述の第1から第6の実施形態および変形例のテレビジョン装置10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上述の第1から第6の実施形態および変形例のテレビジョン装置10で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
上述の第1から第6の実施形態および変形例のテレビジョン装置10で実行されるプログラムは、上述した各部(取得部、特定部、表示制御部、受付部、送信部、受信部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、取得部、特定部、表示制御部、受付部、送信部、受信部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
また、上述の第5、第6の実施形態および変形例のサーバ装置50で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
上述の第5、第6の実施形態および変形例のサーバ装置50で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。
さらに、上述の第5、第6の実施形態および変形例のサーバ装置50で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上述の第5、第6の実施形態および変形例のサーバ装置50で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
上述の第5、第6の実施形態および変形例のサーバ装置50で実行されるプログラムは、上述した各部(受信部、送信部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、受信部、送信部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上説明したとおり、第1から第6の実施形態によれば、ユーザ1がスマート家電をネットワークNに接続することを支援することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。