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JP7186062B2 - 無線システム及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線システムに関する。
複数の機器をインターネットに結合し、該機器の状態を示す情報を収集し、収集した情報に基づいて該機器を制御する信号をインターネットを用いて送信し、該機器の稼動効率を向上するInternet of Things(IoT)と称するコンセプトが注目されている。IoTを実現するためには、機器の状態に関する情報を監視するセンサ及び機器の動作を制御するアクチュエータをネットワークに結合する必要があり、機器に設置された複数のセンサ及びアクチュエータとネットワークとの結合が必要となる。システムを構成する複数の機器に数十から数千のセンサ及びアクチュエータを設置する必要があり、物理的な結合手段であるケーブルを必要としない無線通信による結合が望ましい。無線通信による結合をすれば、機器の稼動状態に対する制約を解消し、該結合に関するハードウェアの設置コストを低減できる。
無線通信においては、送信機及び受信機の少なくとも一つを有する無線機を機器の表面及び近傍に設置するために、無線機が送受信する電磁波が該機器で散乱される。一般に、送信機と受信機との間に電磁波に対する障害物があれば、見通し通信ができず、主に反射波を用いる通信が行われる。そのような無線環境では、通信を行う送信機及び受信機を多くの機器が取り囲んでいるので、一回及び複数の反射によって形成される無線伝播路が複数形成される。複数の伝播路は異なる機器による電磁波の反射により形成されるので、見通し通信の場合とは異なり、性質の異なる複数の伝播路を用いることとなる。従って、送信機と受信機との間に機器の反射によって形成される複数の伝播路の数だけ、同時に送信される情報が異なる可能性がある。
電磁波は横波であり進行方向に対して直角の電界ベクトル及び磁界ベクトルを有する。一つの送信点から放射された電磁波は、円筒状に広がりながら空間を伝送するので、原理的には距離の二乗で強度が減衰し、周波数の二乗で強度が減衰する。IoTを適用するシステムにおいて必要とされる通信距離は、民生システムで数十メートルから数百メートル程度、社会インフラシステムで数百メートルから数キロメートル程度である。そのような通信距離で十分な信号強度を得るためには、無線通信で用いる電磁波の周波数は強度減衰の観点から高くすることができず、実際、民生システムでは2GHZ帯以下、社会インフラシステムでは900MHz帯以下が使用されている。電磁波を送受する無線機は機器の表面又は近傍に設置されるので、複数のアンテナを独立して動作させるために、使用波長の半分程度離して配置することは、無線機が設置される機器や無線機の大きさの制限から困難である。
本技術分野の背景技術として、以下の先行技術がある。特許文献1(特開平5-48511号公報)には、誤り訂正符号器とアンテナ切り替え器を制御することにより送信器入力信号の任意の単一ビットの情報を複数の異なるアンテナから送信することにより、伝搬路によって発生する誤りをランダム化し、当該信号の受信器が行う誤り訂正復号の能力を向上させ、伝送信号の誤り率の低減を実現する技術が開示されている。
特開平5-48511号公報
前述した先行技術では、空間的に直交する二つの近接したアンテナを有する送信機を用いて直交する偏波の電磁波を用いて、異なる符合による拡散で生成される二つの異なる信号を送信し、空間的に直交する二つの近接したアンテナを有する受信機で該二つの異なる信号を再現する。これによって、送信機と受信機との間に形成される二つの伝播路を用いて同時に情報を伝送して、通信容量の倍増を実現している。該先行技術では、送信機及び受信機が多数の機器に囲まれており、多数の機器の反射によって送信機と受信機との間に形成される性質が異なる複数の伝播路の二つを用いることになり、更に多数の伝播路を用いて通信容量の更なる増大を実現できない問題がある。
かかる状況において、送信機及び受信機が偏波を制御して送信機と受信機との間に形成される複数の反射伝播路を用いて、電磁波を散乱する多数の機器に囲まれた送信機と受信機との間の無線伝送容量を増大させる手段の提供が課題となっている。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、無線システムであって、情報データを送信する送信機と、前記送信機から送信された情報データを受信する受信機とを備え、前記送信機及び前記受信機の各々は、互いに偏波面が平行関係にない複数のアンテナを有し、前記送信機は、1系列のシリアル情報データを2系列のパラレルデータに変換し、前記変換されたパラレルデータを直交変調し、互いに回転方向が異なる回転偏波を用いて、前記直交変調された2系列のパラレルデータを前記複数のアンテナから同時に送信することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、無線伝送容量を増大できる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
実施例1の無線システムの構成例を示す図である。 実施例2の無線システムの構成例を示す図である。 実施例3の無線システムの送信機の構成例を示す図である。 実施例3の無線システムの受信機の構成例を示す図である。 実施例4の無線システムの送信機の構成例を示す図である。 実施例5の無線システムの送信機の構成例を示す図である。 実施例6の無線システムの送信機の構成例を示す図である。 実施例7の無線システムの送信機の構成例を示す図である。 実施例8の無線システムの無線機の構成例を示す図である。 実施例9の無線システムの無線機の構成例を示す図である。 実施例10の無線システムの無線機の構成例を示す図である。 実施例11の無線システムの無線機の構成例を示す図である。 実施例12の昇降機監視・制御システムの構成例を示す図である。 実施例13の昇降機監視・制御システムの構成例を示す図である。 本発明の実施例の無線システムの動作原理を示す図である。
以下、図面を参照して実施例を説明する。
[実施例1]
本実施例では、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムの動作を図1及び図15を用いて説明する。
図1は、本実施例の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムの構成例を示す図である。
本実施例の無線システムは、送信機101及び受信機201を有する。
送信機101は、情報デジタル信号生成回路1及びパイロットデジタル信号生成回路2を有する。情報デジタル信号生成回路1の出力は、第一のシリアル・パラレル2系統変換器3によりシリアル2ビットが2系統の出力に変換される。パイロットデジタル信号生成回路2の出力は、第二のシリアル・パラレル2系統変換器4によりシリアル2ビットが2系統の出力に変換される。
第一のシリアル・パラレル2系統変換器3の第一系統の出力は2分岐され、一方は、第一の回転偏波周波数90度移相器13を介した回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第一の乗算器11で乗じられて、第二の合成器28に入力される。他方は、回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第三の乗算器16で直接乗じられて、第一の合成器18に入力される。
第一のシリアル・パラレル2系統変換器3の第二系統の出力は2分岐され、一方は、第一の回転偏波周波数270度移相器14を介した回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第二の乗算器12で乗じられて、第二の合成器28に入力される。他方は、回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第四の乗算器17で直接乗じられて、第一の合成器18に入力される。
第二のシリアル・パラレル2系統変換器4の第一系統の出力は2分岐され、一方は、第二の回転偏波周波数90度移相器23を介した回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第五の乗算器21で乗じられて、第二の合成器28に入力される。他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第七の乗算器26で乗じられて、第一の合成器18に入力される。
第二のシリアル・パラレル2系統変換器4の第二系統の出力は2分岐され、一方は、第二の回転偏波周波数270度移相器24を介した回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第六の乗算器22で乗じられて、第二の合成器28に入力される。他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第八の乗算器27で乗じられて、第一の合成器18に入力される。
第一の合成器18の出力は、送信搬送波周波数発生回路35の出力信号を用いて第一の送信ミキサ34でアップコンバートされ、第一の送信アンテナ31より空間に放射される。第二の合成器28の出力は、送信搬送波周波数発生回路35の出力信号を用いて第二の送信ミキサ36でアップコンバートされ、第二の送信アンテナ32より空間に放射される。第一の送信アンテナ31と第二の送信アンテナ32とは、空間的に互いに直交するように配置されている。
受信機201は、空間的に互いに直交する第一の受信アンテナ41及び第二の受信アンテナ42を有する。
第一の受信アンテナ41の出力は、受信搬送波周波数発生回路45の出力信号を用いて第一の受信ミキサ44でダウンコンバートされる。第一の受信ミキサ44の出力は二分岐され、一方は、回転偏波周波数余弦波発生回路51の出力信号が第一の乗算回路52で乗じられ、他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路55の出力信号が第三の乗算回路56で乗じられる。第一の乗算回路52の出力と第三の乗算回路56の出力とは第一の加算回路61で加算され、受信信号処理回路49に入力される。また、第一の減算回路63で、第三の乗算回路56の出力から第一の乗算回路52の出力信号が減算され、受信信号処理回路49に入力される。
第二の受信アンテナ42の出力は、受信搬送波周波数発生回路45の出力信号を用いて第二の受信ミキサ46でダウンコンバートされる。第二の受信ミキサ46の出力は二分岐され、一方は、回転偏波周波数余弦波発生回路51の出力信号が第二の乗算回路53で乗じられ、他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路55の出力信号が第四の乗算回路57で乗じられる。第二の乗算回路53の出力と第四の乗算回路57の出力とは第二の加算回路62で加算され、受信信号処理回路49に入力される。また、第二の減算回路64で、第四の乗算回路57の出力から第二の乗算回路53の出力信号が減算され、受信信号処理回路49に入力される。
情報デジタル信号生成回路1から出力される0又は1のデジタルシリアルデータは第一のシリアル・パラレル2系統変換器3により奇数ビットと偶数ビットとに分離され、両ビットの信号は同時にアンテナから送信される。すなわち、両ビットの一方は、回転偏波周波数の正符号の正弦波と正符号の余弦波により変調されて搬送波周波数でアップコンバートされた後、空間的に直交する二つのアンテナより左回転の回転偏波として空間に放射される。両ビットの信号の他方は、回転偏波周波数の負符号の正弦波と正符号の余弦波により変調されて搬送波周波数でアップコンバートされた後、空間的に互いに直交する二つのアンテナより右回転の回転偏波として空間に放射される。偏波回転の周波数と同一周波数の正弦波と余弦波を用いて直交変調することによって、安定的に動作できる。
また、パイロットデジタル信号生成回路2から出力される0又は1のデジタルシリアルデータは、第二のシリアル・パラレル2系統変換器4により奇数ビットと偶数ビットとに分離され、両ビットの信号は同時にアンテナから送信される。すなわち、両ビットの一方は、回転偏波周波数の正符号の余弦波と正符号の正弦波により変調されて搬送波周波数でアップコンバートされた後、空間的に互いに直交する二つのアンテナより左回転の回転偏波として空間に放射される。両ビットの信号の他方は、回転偏波周波数の負符号の余弦波と正符号の正弦波により変調されて搬送波周波数でアップコンバートされた後、空間的に直交する二つのアンテナより右回転の回転偏波として空間に放射される。パイロットデジタル信号生成回路2の出力の内容は、送信機と受信機とで予め共有している。
回転偏波の電磁波は、搬送波周波数帯と偏波回転周波数帯と情報の周波数帯という異なる三つの周波数帯を有するが、偏波回転周波数帯では情報デジタル信号生成回路1の出力とパイロットデジタル信号生成回路2の出力は互いに90度の位相差を有する三角関数波(正弦波と余弦波)で変調されているので、受信機は空間的に互いに直交する二つのアンテナからの受信信号を、受信搬送波周波数発生回路45の出力(ローカル信号)を用いて受信ミキサ44、46で偏波回転周波数帯の信号に変換する。その後、回転偏波周波数余弦波発生回路51の出力と回転偏波周波数正弦波発生回路55の出力とを用いて加算回路61、62及び減算回路63、64で偏波回転周波数帯の正弦波と余弦波の和と差に関する四つの信号の組合せを得る。そして、四つの信号の組合せから情報デジタル信号生成回路1の出力とパイロットデジタル信号生成回路2の出力を受信信号処理回路49で分離できる。
回転偏波の電磁波は一回の反射につき偏波の回転方向が反転するので、図15に示すように、送受信機が電磁波の多数の散乱体に囲まれており、送信機と受信機との間で直接波による見通し通信ができず、該散乱体による反射波を用いて通信する環境では、奇数回の反射によって偏波回転の方向が異なる伝播路群と偶数回の反射によって偏波回転の方向が維持される伝播路群とを、偏波の回転方向によって分離できる。
情報デジタル信号生成回路1から出力されるシリアルデジタルデータとパイロットデジタル信号生成回路2から出力されるシリアルデジタルデータとは2ビットずつ、すなわち、奇数ビットと偶数ビットとが左回転の回転偏波と右回転の回転偏波とで、同時に送信されるので、図15に示すように、左回転の回転偏波で送信されるデータが奇数回反射の伝播路を経由し、右回転の回転偏波で送信されるデータが偶数回反射の伝播路を経由して受信機に到達して受信されることがある。受信機201は、送信された情報デジタル信号の内容と伝播路の性質(反射回数)を知ることができないので、受信信号から情報デジタル信号を再現できない。一方、受信機201は、パイロット信号の内容を予め知っているので、パイロット信号の内容を用いて受信信号から伝播路の性質(反射回数)を知ることができる。伝播路の性質、すなわち、奇数回反射か遇数回反射かが分かれば、受信信号から情報デジタル信号を再現できる。ここで、前述したように、情報デジタル信号生成回路1から出力されるシリアルデジタルデータとパイロットデジタル信号生成回路2から出力されるシリアルデジタルデータとは偏波回転周波数帯で互いに直交しているので、これらが同時に送信機から送信された場合、受信機201はこれらを偏波回転周波数帯で分離できる。
このため、本実施例では、回転偏波では伝播周波数と偏波の回転周波数とが異なるため、回転偏波の周波数領域において、互いに直交する正弦波と余弦波を信号中に実現できる。このため、送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いることによって、情報デジタル信号を2ビットずつ同時に伝送できる、無線通信の伝送容量を増大できる。また、環境変動に強く、ロバストな無線システムを構築できる。
[実施例2]
本実施例では、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる他の無線システムの動作を図2を用いて説明する。
図2は、本実施例の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムの構成の他の例を示す図である。
本実施例の無線システムは、送信機102及び受信機202を有する。
送信機102は、情報デジタル信号生成回路1及びパイロットデジタル信号生成回路2を有する。情報デジタル信号生成回路1の出力は、第一のシリアル・パラレル3系統変換器283によりシリアル3ビットが3系統の出力に変換される。パイロットデジタル信号生成回路2の出力は、第二のシリアル・パラレル3系統変換器284によりシリアル3ビットが3系統の出力に変換される。
第一のシリアル・パラレル3系統変換器283の第一系統の出力は2分岐され、一方は、第一の回転偏波周波数90度移相器13を介した回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第一の乗算器11で乗じられて、第二の加算器72に入力される。他方は、回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第三の乗算器16で乗じられ、第一の加算器71に入力される。
第一のシリアル・パラレル3系統変換器283の第二系統の出力は2分岐され、一方は、第一の回転偏波周波数90度移相器13を介した回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第十三の乗算器111で乗じられて、第三の加算器73に入力される。他方は、回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第十四の乗算器116で乗じられて、第二の加算器72に入力される。
第一のシリアル・パラレル3系統変換器283の第三系統の出力は2分岐され、一方は、第一の回転偏波周波数90度移相器13を介した回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第十五の乗算器211で乗じられて、第一の加算器71に入力される。他方は、回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第十六の乗算器216で乗じられて、第三の加算器73に入力される。
第二のシリアル・パラレル3系統変換器284の第一系統の出力は2分岐され、一方は、第二の回転偏波周波数90度移相器23を介した回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第五の乗算器21で乗じられて、第五の加算器82に入力される。他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第七の乗算器26で乗じられて、第四の加算器81に入力される。
第二のシリアル・パラレル3系統変換器284の第二系統の出力は2分岐され、一方は、第二の回転偏波周波数90度移相器23を介した回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第十七の乗算器121で乗じられて、第六の加算器83に入力される。他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第十八の乗算器126で乗じられて、第五の加算器82に入力される。
第二のシリアル・パラレル3系統変換器284の第三系統の出力は2分岐され、一方は、第二の回転偏波周波数90度移相器23を介した回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第十九の乗算器221で乗じられて、第四の加算器81に入力される。他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第二十の乗算器226で乗じられて、第六の加算器83に入力される。
第一の加算器71の出力と第四の加算器81の出力とは第七の加算器91に入力され、第二の加算器72の出力と第五の加算器82の出力とは第八の加算器92に入力され、第三の加算器73の出力と第六の加算器83の出力とは第九の加算器93に入力される。
第七の加算器91の出力は、送信搬送波周波数発生回路35の出力信号を用いて第一の送信ミキサ34でアップコンバートされ、第一の送信アンテナ31より空間に放射される。第八の加算器92の出力は、送信搬送波周波数発生回路35の出力信号を用いて第二の送信ミキサ36でアップコンバートされ、第二の送信アンテナ32より空間に放射される。第九の加算器93の出力は、送信搬送波周波数発生回路35の出力信号を用いて第三の送信ミキサ37でアップコンバートされ、第三の送信アンテナ33より空間に放射される。第一の送信アンテナ31と第二の送信アンテナ32と第三の送信アンテナ33とは、空間的に互いに直交するように配置されている。
受信機202は、空間的に互いに直交する第一の受信アンテナ41、第二の受信アンテナ42及び第三の受信アンテナ43を有する。
第一の受信アンテナ41の出力は、受信搬送波周波数発生回路45の出力信号を用いて第一の受信ミキサ44でダウンコンバートされる。第一の受信ミキサ44の出力は二分岐され、一方は、回転偏波周波数余弦波発生回路51の出力信号が第一の乗算回路52で乗じられ、他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路55の出力信号が第三の乗算回路56で乗じられる。
第二の受信アンテナ42の出力は、受信搬送波周波数発生回路45の出力信号を用いて第二の受信ミキサ46でダウンコンバートされる。第二の受信ミキサ46の出力は二分岐され、一方は、回転偏波周波数余弦波発生回路51の出力信号が第二の乗算回路53で乗じられ、他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路55の出力信号が第四の乗算回路57で乗じられる。
第三の受信アンテナ43の出力は、受信搬送波周波数発生回路45の出力信号を用いて第三の受信ミキサ47でダウンコンバートされる。第三の受信ミキサ47の出力は二分岐され、一方は、回転偏波周波数余弦波発生回路51の出力信号が第五の乗算回路54で乗じられ、他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路55の出力信号が第六の乗算回路58で乗じられる。
第一の乗算回路52の出力と第四の乗算回路57の出力とは、第一の加算器161で合成され、受信信号処理回路49に入力される。第二の乗算回路53の出力と第六の乗算回路58の出力とは、第二の加算器162で合成され、受信信号処理回路49に入力される。第五の乗算回路54の出力と第三の乗算回路56の出力とは、第三の加算器163で合成され、受信信号処理回路49に入力される。
送信機102は、情報デジタル信号生成回路1の出力である0又は1のデジタルシリアルデータを、第一のシリアル・パラレル3系統変換器283で、3を法とする0-ビットと1-ビットと2-ビットとに分離し、三つのビットの信号の夫々を、互いに空間的に直交する三方向に伝播する同一回転方向の回転偏波として同時に空間に放射する。また、送信機102は、予め送信機102と受信機202とでその内容を共有しているパイロットデジタル信号生成回路2の出力である0又は1のデジタルシリアルデータを、第二のシリアル・パラレル3系統変換器284で、3を法とする0-ビットと1-ビットと2-ビットとに分離し、三つのビットの信号の夫々を、互いに空間的に直交する三方向に伝播する同一回転方向の回転偏波として同時に空間に放射する。
回転偏波の電磁波は、搬送波周波数帯と偏波回転周波数帯と情報の周波数帯という異なる三つの周波数帯を有するが、偏波回転周波数帯では情報デジタル信号生成回路1の出力とパイロットデジタル信号生成回路2の出力は互いに90度の位相差を有する三角関数波(正弦波と余弦波)で変調されているので、受信機は空間的に互いに直交する三つのアンテナからの受信信号を、受信搬送波周波数発生回路45の出力(ローカル信号)を用いて受信ミキサ44、46、47で偏波回転周波数帯の信号に変換する。その後、回転偏波周波数余弦波発生回路51の出力と回転偏波周波数正弦波発生回路55の出力とを用いて加算器161、162及び163を用いて得られる直交する3方向から到来する独立な信号を搬送波周波数でダウンコンバートして得られる三つの独立した偏波回転周波数帯の信号の組合せを得る。そして、三つの信号の組合せから情報デジタル信号生成回路1の出力とパイロットデジタル信号生成回路2の出力を受信信号処理回路49で分離できる。
送信機102が送信した伝播方向が直交する独立な三つの回転偏波の信号は、送信機と受信機との間に存在する電磁波散乱体によって反射され三つの信号の一次結合で表される合成信号として、受信機202で受信される。受信機202は、送信された情報デジタル信号の内容と、三つの送信信号の伝播路の情報を知ることができないので、受信信号から情報デジタル信号を再現できない。一方、受信機202は、パイロット信号の内容を予め知っているので、パイロット信号の内容を用いて受信信号から三つの送信信号の伝播路の情報を知ることができる。三つの送信信号の伝播路の情報、すなわち、どのような伝播路を伝搬した三つの送信信号が一次結合したかが分かれば、受信信号から情報デジタル信号を再現できる。ここで、前述したように、情報デジタル信号生成回路1から出力されるシリアルデジタルデータとパイロットデジタル信号生成回路2から出力されるシリアルデジタルデータとは偏波回転周波数帯で互いに直交しているので、これらが同時に送信機102から送信された場合、受信機はこれらを偏波回転周波数帯で分離できる。
本実施例では、情報デジタル信号を3ビットずつ同時に伝送できるので、無線通信の伝送容量を増大できる。通信の途絶が減少し、また、本実施例では、三つの伝搬路で通信品質が異なるので、3系列に動的に重み付けをすることによって、通信品質を向上できる。
[実施例3]
本実施例では、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる他の無線システムの動作を図3及び図4を用いて説明する。
図3及び図4は、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムの構成の他の例を示す図である。
本実施例の無線システムは、図3に示す送信機102及び図4に示す受信機202を有する。
送信機103は、情報デジタル信号生成回路1及びパイロットデジタル信号生成回路2を有する。情報デジタル信号生成回路1の出力は、第一のシリアル・パラレル6系統変換器293によりシリアル6ビットが6系統の出力に変換される。パイロットデジタル信号生成回路2の出力は、第二のシリアル・パラレル6系統変換器294によりシリアル6ビットを6系統の出力に変換される。
第一のシリアル・パラレル6系統変換器293の第一系統の出力は2分岐され、一方は、第一の回転偏波周波数90度移相器13を介した回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第一の乗算器11で乗じられて、第二の加算器72に入力される。他方は、回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第三の乗算器16で乗じられて、第一の加算器71に入力される。
第一のシリアル・パラレル6系統変換器293の第二系統の出力は2分岐され、一方は、第一の回転偏波周波数90度移相器13を介した回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第十三の乗算器111で乗じられて、第三の加算器73に入力される。他方は、回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第十四の乗算器116で乗じられて、第二の加算器72に入力される。
第一のシリアル・パラレル6系統変換器293の第三系統の出力は2分岐され、一方は、第一の回転偏波周波数90度移相器13を介した回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第十五の乗算器211で乗じられて、第一の加算器71に入力される。他方は、回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第十六の乗算器216で乗じられて、第三の加算器73に入力される。
第一のシリアル・パラレル6系統変換器293の第四系統の出力は2分岐され、一方は、第一の回転偏波周波数270度移相器318を介した回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第二十一の乗算器311で乗じられて、第八の加算器172に入力される。他方は、回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第二十二の乗算器316で乗じられて、第七の加算器171に入力される。
第一のシリアル・パラレル6系統変換器293の第五系統の出力は2分岐され、一方は、第一の回転偏波周波数270度移相器318を介した回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第二十三の乗算器411で乗じられて、第九の加算器173に入力される。他方は、回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第二十四の乗算器416で乗じられて、第八の加算器172に入力される。
第一のシリアル・パラレル6系統変換器293の第六系統の出力は2分岐され、一方は、第一の回転偏波周波数270度移相器318を介した回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第二十五の乗算器511で乗じられて、第七の加算器171に入力される。一方は、回転偏波周波数余弦波発生回路15の出力信号が第二十六の乗算器516で乗じられて、第九の加算器173に入力される。
第二のシリアル・パラレル6系統変換器294の第一系統の出力は2分岐され、一方は、第二の回転偏波周波数90度移相器23を介した回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第五の乗算器21で乗じられて、第五の加算器82に入力される。他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第七の乗算器26で乗じられて、第四の加算器81に入力される。
第二のシリアル・パラレル6系統変換器294の第二系統の出力は2分岐され、一方は、第二の回転偏波周波数90度移相器23を介した回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第十七の乗算器121で乗じられて、第六の加算器83に入力される。他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第十八の乗算器126で乗じられて、第五の加算器82に入力される。
第二のシリアル・パラレル6系統変換器294の第三系統の出力は2分岐され、一方は、第二の回転偏波周波数90度移相器23を介した回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第十九の乗算器221で乗じられて、第四の加算器81に入力される。他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第二十の乗算器226で乗じられて、第六の加算器83に入力される。
第二のシリアル・パラレル6系統変換器294の第四系統の出力は2分岐され、一方は、第二の回転偏波周波数270度移相器328を介した回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第二十七の乗算器321で乗じられて、第十一の加算器182に入力される。他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第二十八の乗算器326で乗じられて、第十の加算器181に入力される。
第二のシリアル・パラレル6系統変換器294の第五系統の出力は2分岐され、一方は、第二の回転偏波周波数270度移相器328を介した回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第二十九の乗算器421で乗じられて、各々第十二の加算器183に入力される。他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第三十の乗算器426で乗じられて、第十一の加算器182に入力される。
第二のシリアル・パラレル6系統変換器294の第六系統の出力は2分岐され、一方は、第二の回転偏波周波数270度移相器328を介した回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第三十一の乗算器521で乗じられて、第十の加算器181に入力される。他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路25の出力信号が第三十二の乗算器526で乗じられて、第十二の加算器183に入力される。
第一の加算器71の出力と第四の加算器81の出力と第七の加算器171の出力と第十の加算器181の出力とは、第一の合成器191に入力される。第二の加算器72及び第五の加算器82の出力と第八の加算器172の出力と第十一の加算器182の出力とは、第二の合成器192に入力される。第三の加算器73の出力と第六の加算器83の出力と第九の加算器173の出力と第十二の加算器183の出力とは、第三の合成器193に入力される。
第一の合成器191の出力は、送信搬送波周波数発生回路35の出力信号を用いて第一の送信ミキサ34でアップコンバートされ、第一の送信アンテナ31より空間に放射される。第二の合成器192の出力は、送信搬送波周波数発生回路35の出力信号を用いて第二の送信ミキサ36でアップコンバートされ、第二の送信アンテナ32より空間に放射される。第三の合成器193の出力は、送信搬送波周波数発生回路35の出力信号を用いて第三の送信ミキサ37でアップコンバートされ、第三の送信アンテナ33より空間に放射される。第一の送信アンテナ31と第二の送信アンテナ32と第三の送信アンテナ33とは、空間的に互いに直交するように配置されている。
図4に示す受信機203は、空間的に互いに直交する第一の受信アンテナ41、第二の受信アンテナ42及び第三の受信アンテナ43を有する。
第一の受信アンテナ41の出力は、受信搬送波周波数発生回路45の出力信号を用いて第一の受信ミキサ44でダウンコンバートされる。第一の受信ミキサ44の出力は二分岐され、一方は、回転偏波周波数余弦波発生回路51の出力信号が第一の乗算回路52で乗じられ、他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路55の出力信号が第三の乗算回路56で乗じられる。第一の乗算回路52の出力は二分岐され、一方は、第一の加算器261に入力され、他方は、第六の加算器266に入力される。第三の乗算回路56の出力は二分岐され、一方は、第三の加算器263に入力され、他方は、第四の加算器264に入力される。
第二の受信アンテナ42の出力は、受信搬送波周波数発生回路45の出力信号を用いて第二の受信ミキサ46でダウンコンバートされる。第二の受信ミキサ46の出力は二分岐され、一方は、回転偏波周波数余弦波発生回路51の出力信号が第二の乗算回路53で乗じられ、他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路55の出力信号が第四の乗算回路57で乗じられる。第二の乗算回路53の出力は二分岐され、一方は、第二の加算器262に入力され、他方は、第四の加算器264に入力される。第四の乗算回路57の出力は二分岐され、一方は、第一の加算器261に入力され、他方は、第五の加算器265に入力される。
第三の受信アンテナ43の出力は、受信搬送波周波数発生回路45の出力信号を用いて第三の受信ミキサ47でダウンコンバートされる。第三の受信ミキサ47の出力は二分岐され、一方は、回転偏波周波数余弦波発生回路51の出力信号が第五の乗算回路54で乗じられ、他方は、回転偏波周波数正弦波発生回路55の出力信号が第六の乗算回路58で乗じられる。第五の乗算回路54の出力は二分岐され、一方は、第三の加算器263に入力され、他方は、第五の加算器265に入力される。第六の乗算回路58の出力は二分岐され、一方は、第二の加算器262に入力され、他方は、第六の加算器266に入力される。
第一の加算器261の出力と第二の加算器262の出力と第三の加算器263の出力と第四の加算器264の出力と第五の加算器265の出力と第六の加算器266の出力とは、受信信号処理回路49に入力される。
送信機103は、情報デジタル信号生成回路1の出力である0又は1のデジタルシリアルデータを、第一のシリアル・パラレル6系統変換器293で、6を法とする0-ビットと1-ビットと2-ビットと3-ビットと4-ビットと5-ビットとに分離し、六つのビットの信号の夫々を、互いに空間的に直交する三方向に伝播する左回転の回転偏波及び右回転の回転偏波として同時に空間に放射する。また、送信機103は、予め送信機103と受信機203とでその内容を共有しているパイロットデジタル信号生成回路2の出力である0又は1のデジタルシリアルデータを、第二のシリアル・パラレル6系統変換器294で、6を法とする0-ビットと1-ビットと2-ビットと3-ビットと4-ビットと5-ビットとに分離し、六つのビットの信号の夫々を、互いに空間的に直交する三方向に伝播する左回転の回転偏波及び右回転の回転偏波として同時に空間に放射する。
回転偏波は、伝播方向に対して直交して伝播周波数とは異なる周波数で偏波が回転する電磁波である。一般に三次元空間では電波の進行方向は直交する3成分を持つために、3つの直交する同一回転方向の回転偏波が空間中に存在できる。また、異なる回転方向の回転偏波は互いに独立であるから、合計6つの独立な回転偏波が空間中に存在できる。回転偏波は一回の反射で回転方向が反転するから、送信機と受信機との間の複数の機器での反射によって生成される伝播路を奇数回反射の伝播路群と偶数回反射の伝播路群に分離し、識別できる。従って、送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を奇数回反射の伝播路群と偶数回反射の伝播路群に対して、各々最大三つの独立する伝播路の合成として表現できるので、送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を計6つの互いに独立な伝播路の集合体して用いることができる。
更に、回転偏波では伝播周波数と偏波の回転周波数が異なるため、信号に回転偏波の周波数領域において互いに直交する正弦波と余弦波を実現することかできる。結果として、送信機と受信機との間に形成される多数の伝播路のうち六つの伝播路を用いることによって、無線伝送容量を増大できる。さらに、周波数領域で通信容量を最大二倍に増加できるので、見通し通信が期待できない機器の反射により形成される伝播路を用いる無線通信容量の最大一桁以上増大できる。
回転偏波の電磁波は、搬送波周波数帯と偏波回転周波数帯と情報の周波数帯という異なる三つの周波数帯を有するが、偏波回転周波数帯では情報デジタル信号生成回路1の出力とパイロットデジタル信号生成回路2の出力は互いに90度の位相差を有する三角関数波(正弦波と余弦波)で変調されているので、受信機は空間的に互いに直交する三つのアンテナからの受信信号を、受信搬送波周波数発生回路45の出力(ローカル信号)を用いて受信ミキサ44、46、47で偏波回転周波数帯の信号に変換する。その後、回転偏波周波数余弦波発生回路51の出力と回転偏波周波数正弦波発生回路55の出力とを用いて、加算器261、262、263、264、265及び266を用いて得られる直交する3方向から到来する独立な左回転の回転偏波と右回転の回転偏波の信号を搬送波周波数でダウンコンバートして得られる六つの独立した偏波回転周波数帯の信号の組合せを得る。そして、六つの信号の組合せから情報デジタル信号生成回路1の出力とパイロットデジタル信号生成回路2の出力を受信信号処理回路49で分離できる。
送信機103が送信した伝播方向が直交する独立な三つの回転偏波の信号は、送信機と受信機との間に存在する電磁波散乱体によって反射され三つの信号の一次結合で表される合成信号として、受信機203で受信される。受信機203は、送信された情報デジタル信号の内容と、三つの送信信号の伝播路の情報を知ることができないので、受信信号から情報デジタル信号を再現できない。一方、受信機203は、パイロット信号の内容を予め知っているので、パイロット信号の内容を用いて受信信号から三つの送信信号の伝搬路の情報を知ることができる。三つの送信信号の伝播路の情報、すなわち、どのような伝播路を伝搬した三つの送信信号が一次結合したかが分かれば、受信信号から情報デジタル信号を再現できる。ここで、前述したように、情報デジタル信号生成回路1から出力されるシリアルデジタルデータとパイロットデジタル信号生成回路2から出力されるシリアルデジタルデータとは偏波回転周波数帯で互いに直交しているので、これらが同時に送信機103から送信された場合、受信機203はこれらを偏波回転周波数帯で分離できる。
また、左回転の回転偏波で送信されるデータが奇数回反射の伝播路を経由し、右回転の回転偏波で送信されるデータが偶数回反射の伝播路を経由して受信機に到達して受信されることがある。受信機203は、送信された情報デジタル信号の内容と伝搬路の性質(反射回数)を知ることができないので、受信信号から情報デジタル信号を再現できない。一方、受信機203は、パイロット信号の内容を予め知っているので、パイロット信号の内容を用いて受信信号から伝搬路の性質(反射回数)を知ることができる。伝播路の性質、すなわち、奇数回反射か遇数回反射かが分かれば、受信信号から情報デジタル信号を再現できる。
本実施例では、情報デジタル信号を6ビットずつ同時に伝送できるので、無線通信の伝送容量を増大できる。
[実施例4]
本実施例では、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる他の送信機の動作を図5を用いて説明する。
図5は、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる他の無線システムに用いられる送信機の他の構成例を示す図である。
本実施例の送信機104は、図1に示す送信機101と異なり、パイロットデジタル信号生成回路2及び第二のシリアル・パラレル2系統変換器4に代えて、第一の固定パイロット信号発生器5及び第二の固定パイロット信号発生器6を有する。第一の固定パイロット信号発生器5の出力は、第五の乗算器21及び第七の乗算器26に入力される。第二の固定パイロット信号発生器6の出力は、第六の乗算器22及び第八の乗算器27に入力される。
本実施例では、図1の実施例と比べて、送信機と受信機との間で共有するパイロット信号に関するデータを削減でき、無線機を小型化でき、消費電力を低減できる。
[実施例5]
本実施例では、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる他の送信機の動作を図6を用いて説明する。
図6は、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる送信機の他の構成例を示す図である。
本実施例の送信機105は、図1に示す送信機101と異なり、パイロットデジタル信号生成回路2と第二のシリアル・パラレル2系統変換器4に代えて、第一の固定パイロット信号発生器アレイ605及び第二の固定パイロット信号発生器アレイ606を有する。各信号発生器アレイ605、606には複数の固定パイロット信号データが格納され、第一のパイロット信号データ切替器601及び第二のパイロット信号データ切替器602でパイロット信号データを切り替える。送信ベースバンド回路9は、各パイロット信号データの切り替えを制御する。
本実施例では、複数のパイロット信号を用いるので、複数の通信先無線機を選択できる。例えば、親の無線機が通信先候補とする子の無線機と特定のパイロット信号データを共有する。子の無線機は該特定のパイロット信号データのみを知っている。この場合、親の無線機は、特定のパイロット信号データを用いてデータを送信することによって、該パイロット信号データを共有していない他の無線機では送信データを再現できない状態となり、特定の無線機と通信できる。その結果、複数の無線機に対して通信を行う無線システムにおける通信セキュリティを向上できる。
[実施例6]
本実施例では、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる他の送信機の動作を図7を用いて説明する。
図7は、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる他の送信機の構成例を示す図である。
本実施例の送信機106は、図1に示す送信機101と異なり、データシーケンス切替器603を有する。データシーケンス切替器603は、送信ベースバンド回路9に制御されて、情報デジタル信号生成回路1が発生する一連のデータ列及びパイロットデジタル信号生成回路2が発生するデータ列を、第一のシリアル・パラレル2系統変換器3及び第二のシリアル・パラレル2系統変換器4へと切り替えて供給する。
回転偏波を生成するために、情報デジタル信号生成回路1が発生するデータ列及びパイロットデジタル信号生成回路2が発生するデータ列には、偏波回転の周波数の正弦波又は余弦波が一定のシーケンスに従って重畳される。このため、該データ列に性質によっては電磁波を用いて伝送すべき信号が直流成分を有する可能性がある。該電磁波を受信する受信機の高周波回路(アンプ及びミキサ)が有限のダイナミックレンジを有するために、もし信号を重畳して伝送する電磁波が直流成分を有すると、受信信号が歪む可能性あり、通信品質低下の原因となる。
本本実施例では、適当なシーケンス(例えば、ランダムなタイミング)で、情報デジタル信号生成回路1が発生するデータ列及びパイロットデジタル信号生成回路2が発生するデータ列に回転偏波を形成するための偏波回転周波数の正弦波及び余弦波を切り替えるので、該データ列の特性によらず、電磁波を用いて伝送すべき信号の直流成分を除去でき、高周波受信回路による受信信号歪みを抑制でき、通信品質向上を向上できる。
[実施例7]
本実施例では、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる他の送信機の動作を図8を用いて説明する。
図8は、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる送信機の他の構成例を示す図である。
本実施例の送信機107は、図1に示す送信機101と異なり、同期信号発生回路8及び送信ベースバンド回路9が制御する第一の切替スイッチ607及び第二の切替スイッチ608を有する。第一の切替スイッチ607は、情報デジタル信号生成回路1と同期信号発生回路8とを切り替える、第二の切替スイッチ608は、パイロットデジタル信号生成回路2と同期信号発生回路8とを切り替える。同期信号発生回路8が生成するデジタル信号のデータ列は一般に自己相関性が高いデータ列を使用する。
なお、同期信号発生回路8が発生する同期信号は、情報デジタル信号とパイロット信号の二つのデータ列の同じ場所にあればよいので、同期信号とデータ列を切り替えなくても、予め情報デジタル信号生成回路1が発生するデータ列及びパイロットデジタル信号生成回路2が発生するデータ列の同じ場所に挿入してもよい。
これにより、送信機と受信機とは、共有する自己相関性の強いデータ列を用いて、お互いの同期を容易に取ることができる。回転偏波を用いる通信においては、回転偏波の位相を精密に制御することで、左回転の回転偏波と右回転の回転偏波の直交性の精度を高めることかでき、左回転の回転偏波と右回転の回転偏波とで独立性を向上できる。これによって、同時に多重送信する情報デジタル信号生成回路1が発生するデータの受信信号からの分離精度を向上でき、無線システムの通信品質向上を向上できる。
[実施例8]
本実施例では、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる他の無線機の動作を図9を用いて説明する。
図9は、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる無線機の構成例を示す図である。
本実施例の無線機301は、図1に示す送信機101及び受信機201における第一の送信アンテナ31と第二の送信アンテナ32と第一の受信アンテナ41と第二の受信アンテナ42とを、第一のサーキュレータ701及び第二のサーキュレータ702を用いて、第一の送受共用アンテナ131と第二の送受共用アンテナ132とに統合した。また、第一の送信ミキサ34と第二の送信ミキサ36と第一の受信ミキサ44と第二の受信ミキサ46とを、第一の高周波ミキサ134と第二の高周波ミキサ136とに統合した。さらに、送信搬送波周波数発生回路35と受信搬送波周波数発生回路45とを、搬送波周波数発生回路135に統合した。
第一のサーキュレータ701の第一端子には第一の高周波ミキサ134が結合され、第二のサーキュレータ702の第一端子には第二の高周波ミキサ136が結合される。第一の高周波ミキサ134及び第二の高周波ミキサ136には搬送波周波数発生回路135によって搬送波周波数のローカル信号が供給される。第一のサーキュレータ701の第二端子には第一の合成器18の出力が結合され、第二のサーキュレータ702の第二端子には第二の合成器28の出力が結合される。第一のサーキュレータ701の第三端子には第一の乗算回路52及び第三の乗算回路56が並列に接続され、第二のサーキュレータ702の第三端子には第二の乗算回路53と第四の乗算回路57が並列に接続される。サーキュレータは、端子1→端子2→端子3の順に信号を伝送する。
本実施例では、アンテナとアナログフロントエンド部(ミキサ、搬送波発生回路)とを送信機と受信機とで共有して、図1に示す送信機101及び受信機201の機能を実現できるので、無線機を小型化でき、消費電力を低減できる。
[実施例9]
本実施例では、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる他の無線機の動作を図10を用いて説明する。
図10は、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる無線機の他の構成例を示す図である。
本実施例の無線機302は、図8に示す無線機301と異なり、第一のサーキュレータ701及び第二のサーキュレータ702に代えて、ベースバンド回路79によって制御される第一の高周波スイッチ703及び第二の高周波スイッチ704を有する。
本実施例では、図8の実施例とは異なり、無線機は送信と受信とを同時に行うことはできないが、磁気回路を構成要素とする大型で重くかつ高価なサーキュレータを用いることなく、小型で軽量でかつ安価な半導体デバイスによる高周波スイッチで送受信の時分割動作が可能となる。よって、無線機を小型化かつ軽量化でき、コストを低減できる。
[実施例10]
本実施例では、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる他の無線機の動作を図11を用いて説明する。
図11は、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる無線機の他の構成例を示す図である。
本実施例の無線機303は、図10に示す無線機302と異なり、受信信号処理回路49が受信信号から得られるデータ列を、データバス76を介して受信特性デジタル信号出力回路78に供給し、デジタル信号切替スイッチ77でパイロットデジタル信号生成回路2の出力と受信特性デジタル信号出力回路78の出力とを切り替える。
本実施例において、送信側の無線機303は、まずデジタル信号切替スイッチ77をパイロットデジタル信号生成回路2側に切り替えて、パイロットデジタル信号生成回路2から出力されるパイロット信号を回転偏波を用いて送信する。受信側の無線機303も同様な動作を行う。
送信側及び受信側の無線機303は、受信信号からパイロットデジタル信号を復元する際に、両無線機303間に形成されている伝播路の情報を得ることができる。この伝搬路の情報は、両無線機303で共通しており、異なる位置関係の他の無線機303には未知である。
続いて、送信側及び受信側の無線機303では、受信信号処理回路49が、得られた伝播路に関する情報から無線機間で共有している予め定められた手順に従って、新たなデジタル信号を生成する。生成されたデジタル信号は、データバス76を介して受信特性デジタル信号出力回路78に蓄積される。
続いて、デジタル信号切替スイッチ77を受信特性デジタル信号出力回路78側に切り替えて、パイロットデジタル信号生成回路2から出力されるパイロット信号の代わりに、受信特性デジタル信号出力回路78の出力を回転偏波を用いて送信する。このデジタル信号は、通信中の両無線機303のみが知ることができ、両無線機303は高い通信セキュリティで情報デジタル信号生成回路1の情報を相手方に伝送できる。
本実施例では、情報信号伝送時のセキュリティを向上でき、無線システムの無線情報伝送の解析を困難にできる。
[実施例11]
本実施例では、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる他の無線機の動作を図12を用いて説明する。
図12は、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる無線機の他の構成例を示す図である。
本実施例の無線機304は、図11に示す無線機303と異なり、デジタル信号切替スイッチ75が、情報デジタル信号生成回路1の出力とパイロットデジタル信号生成回路2の出力とを切り替えて、第一のシリアル・パラレル2系統変換器3に供給し、受信特性デジタル信号出力回路78の出力が常に第二のシリアル・パラレル2系統変換器4に供給されている。
本実施例では、通信中の両無線機304でパイロットデジタル信号生成回路2の出力信号と受信特性デジタル信号出力回路78の出力信号とを同時に送信できるので、この二つの受信結果を比較することによって、両無線機304を取り囲む無線環境の変動を計測できる。すなわち、パイロットデジタル信号生成回路2の出力と受信特性デジタル信号出力回路78の出力を同時に受信して、パイロットデジタル信号生成回路2の出力と受信特性デジタル信号出力回路78の出力の受信信号からの復元結果が異なる場合は、両無線機304を取り囲む無線環境の変動が生じていることを示し、この変動が大きい場合は、受信特性デジタル信号出力回路78の出力を用いた情報デジタル信号生成回路1の出力の復元精度が低下する可能性がある。このような場合に、情報信号の無線伝送を一時的に中止し、無線通信の復元性を維持できる。一般に、無線機を取り囲む無線環境が大きく変動する場合は、自然的又は人為的な非定常的現象の発生が想定され、このような非定常現象の発生中の重要なデータの伝送は潜在的にリスクが大きいと考えられる。
本実施例では、データ伝送時の周囲環境を確認しながら無線通信を行うことが可能となり、情報信号伝送時のセキュリティを向上できる。
[実施例12]
本実施例では、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる無線機の適用例を図13を用いて説明する。
図13は、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムを適用した昇降機監視・制御システムの構成例を示す図である。
本実施例の昇降機監視・制御システム1100では、昇降機が設置される建物1101の内部を複数の昇降カゴ1111が昇降する。建物1101の内部の床部及び天井部には回転偏波による送信機能を有する2直交偏波一体アンテナ1102が設置され、該アンテナ1102は基地局回転偏波無線機1103と結合している。昇降カゴ1111の外部上面及び外部下面には2直交偏波一体アンテナ1112が設置され、高周波ケーブル1114を用いて無線端末機1113と結合している。基地局回転偏波無線機1103と無線端末機1113との通信は建物1101の内部を伝搬するので、電磁波は建物1101の内壁及び昇降カゴ1111の外壁で多重的に反射され、複数の無線端末機1113が送信する電磁波が基地局回転偏波無線機1103に到達する際の偏波は異なる。また、昇降カゴ1111は位置が変わるので、エレベータが停止する都度、無線端末機1113から基地局回転偏波無線機1103に到達する電磁波の偏波は変化する。
本実施例では、基地局回転偏波無線機1103と無線端末機1113との相対的位置が固定される時間内に、無線チャネル測定モードの処理及びデータ伝送モードの処理を実行することで、位置の予測が困難である昇降機システムにおいて、基地局回転偏波無線機1103と無線端末機1113との間で高い信頼性で無線通信を行うことができる。よって、有線接続手段を用いなくても、建物1101より遠隔で昇降カゴ1111の制御及び監視を行える。このため、ケーブル等の有線接続手段を必要とせず、より小さい建物体積で同一の輸送能力を実現でき、又は同一の建物体積で昇降機寸法を増大でき、輸送能力を向上できる。
[実施例13]
本実施例では、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムに用いられる無線機の適用例を図14を用いて説明する。
図14は、本発明の回転偏波で送信機と受信機との間に形成される複数の伝播路を用いて通信容量を増大させる無線システムを適用した変電設備監視・制御システムの構成例を示す図である。
本実施例の変電設備監視・制御システム1200は、複数の変電機1201を有し、各変電機1201には、無線端末機1203及び2直交偏波一体アンテナ1202が結合して設置されている。複数の変電機1201の近傍には、無線基地局1211が設置され、無線基地局1211には、本発明の回転偏波送受信を行う回転偏波無線機1213及び2直交偏波一体アンテナ1212が結合して設置されている。
変電機1201は数mの大きさであり、無線機が使用する数百MHzから数GHzの周波数の電磁波の波長に比べて大きいため、電磁波は複数の変電機1201により多重的に反射され、多重波干渉環境が形成されている。各変電機1201に設置される無線端末機1203からの送信波は、異なる偏波で無線基地局1211の回転偏波無線機1213に到達する。
本実施例では、回転偏波無線機1213と複数の無線端末機1203との間で高い信頼性で無線通信を行うことができ、有線接続手段を用いなくても、本発明の無線機による無線接続手段を用いて、遠隔で変電機1201の制御及び監視を行える。よって、ケーブル等の有線接続手段を用いる場合の高圧誘導電力の問題を解決でき、ケーブルの敷設コストを削除できる。このため、変電機1201の制御・監視システムの安全性を向上でき、コストを低減できる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に結合されていると考えてよい。
1…情報デジタル信号生成回路
2…パイロットデジタル信号生成回路
3…第一のシリアル・パラレル2系統変換器
4…第二のシリアル・パラレル2系統変換器
5…第一の固定パイロット信号発生器
6…第二の固定パイロット信号発生器
8…同期信号発生回路
9…送信ベースバンド回路
11…第一の乗算器
12…第二の乗算器
13…第一の回転偏波周波数90度移相器
14…第一の回転偏波周波数270度移相器
15…回転偏波周波数余弦波発生回路
16…第三の乗算器
17…第四の乗算器
18…第一の合成器
21…第五の乗算器
22…第六の乗算器
23…第二の回転偏波周波数90度移相器
24…第二の回転偏波周波数270度移相器
25…回転偏波周波数正弦波発生回路
26…第七の乗算器
27…第八の乗算器
28…第二の合成器
31…第一の送信アンテナ
32…第二の送信アンテナ
33…第三の送信アンテナ
34…第一の送信ミキサ
35…送信搬送波周波数発生回路
36…第二の送信ミキサ
37…第三の送信ミキサ
41…第一の受信アンテナ
42…第二の受信アンテナ
43…第三の受信アンテナ
44…第一の受信ミキサ
45…受信搬送波周波数発生回路
46…第二の受信ミキサ
47…第三の受信ミキサ
49…受信信号処理回路
51…回転偏波周波数余弦波発生回路
52…第一の乗算回路
53…第二の乗算回路
54…第五の乗算回路
55…回転偏波周波数正弦波発生回路
56…第三の乗算回路
57…第四の乗算回路
58…第六の乗算回路
61…第一の加算回路
62…第二の加算回路
63…第一の減算回路
64…第二の減算回路
71…第一の加算器
72…第二の加算器
73…第三の加算器
75…デジタル信号切替スイッチ
76…データバス
77…デジタル信号切替スイッチ
78…受信特性デジタル信号出力回路
79…ベースバンド回路
81…第四の加算器
82…第五の加算器
83…第六の加算器
91…第七の加算器
92…第八の加算器
93…第九の加算器
101、102、103、104、105、106、107…送信機
111…第十三の乗算器
116…第十四の乗算器
121…第十七の乗算器
126…第十八の乗算器
131…第一の送受共用アンテナ
132…第二の送受共用アンテナ
134…第一の高周波ミキサ
135…搬送波周波数発生回路
136…第二の高周波ミキサ
161…第一の加算器
162…第二の加算器
163…第三の加算器
171…第七の加算器
172…第八の加算器
173…第九の加算器
181…第十の加算器
182…第十一の加算器
183…第十二の加算器
191…第一の合成器
192…第二の合成器
193…第三の合成器
201、202、203…受信機
211…第十五の乗算器
216…第十六の乗算器
221…第十九の乗算器
226…第二十の乗算器
261…第一の加算器
262…第二の加算器
263…第三の加算器
264…第四の加算器
265…第五の加算器
266…第六の加算器
283…第一のシリアル・パラレル3系統変換器
284…第二のシリアル・パラレル3系統変換器
293…第一のシリアル・パラレル6系統変換器
294…第二のシリアル・パラレル6系統変換器
301、302、303、304…無線機
311…第二十一の乗算器
316…第二十二の乗算器
318…第一の回転偏波周波数270度移相器
321…第二十七の乗算器
326…第二十八の乗算器
411…第二十三の乗算器
416…第二十四の乗算器
421…第二十九の乗算器
426…第三十の乗算器
511…第二十五の乗算器
516…第二十六の乗算器
521…第三十一の乗算器
526…第三十二の乗算器
601…第一のパイロット信号データ切替器
602…第二のパイロット信号データ切替器
603…データシーケンス切替器
605…第一の固定パイロット信号発生器アレイ
606…第二の固定パイロット信号発生器アレイ
607…第一の切替スイッチ
608…第二の切替スイッチ
701…第一のサーキュレータ
702…第二のサーキュレータ
703…第一の高周波スイッチ
704…第二の高周波スイッチ
1100…昇降機監視・制御システム
1101…建物
1102…2直交偏波一体アンテナ
1103…基地局回転偏波無線機
1111…昇降カゴ
1112…2直交偏波一体アンテナ
1113…無線端末機
1114…高周波ケーブル
1200…変電設備監視・制御システム
1201…変電機
1202…2直交偏波一体アンテナ
1203…無線端末機
1211…無線基地局
1212…2直交偏波一体アンテナ
1213…回転偏波無線機

Claims (13)

  1. 無線システムであって、
    情報データを送信する送信機と、前記送信機から送信された情報データを受信する受信機とを備え、
    前記送信機及び前記受信機の各々は、互いに偏波面が平行関係にない複数のアンテナを有し、
    前記送信機は、
    1系列のシリアル情報データを系列のパラレルデータに変換し、
    前記変換されたパラレルデータを直交変調し、
    互いに回転方向が異なる回転偏波を用いて、前記直交変調された2系列のパラレルデータを前記複数のアンテナから同時に送信することを特徴とする無線システム。
  2. 無線システムであって、
    情報データを送信する送信機と、前記送信機から送信された情報データを受信する受信機とを備え、
    前記送信機及び前記受信機の各々は、互いに偏波面が平行関係にない複数のアンテナを有し、
    前記送信機は、
    1系列のシリアル情報データを3系列のパラレルデータに変換し、
    前記変換されたパラレルデータを直交変調し、
    互いに伝播方向が平行の関係にない三つの回転偏波を用いて、前記直交変調された3系列のパラレルデータを前記複数のアンテナから同時に送信することを特徴とする無線システム。
  3. 無線システムであって、
    情報データを送信する送信機と、前記送信機から送信された情報データを受信する受信機とを備え、
    前記送信機及び前記受信機の各々は、互いに偏波面が平行関係にない複数のアンテナを有し、
    前記送信機は、
    1系列のシリアル情報データを6系列のパラレルデータに変換し、
    前記変換されたパラレルデータを直交変調し、
    互いに伝播方向が平行の関係にない三つの左回転の回転偏波と互いに伝播方向が平行の関係にない三つの右回転の回転偏波とを用いて、前記直交変調された6系列のパラレルデータを前記複数のアンテナから同時に送信することを特徴とする無線システム。
  4. 無線システムであって、
    情報データを送信する送信機と、前記送信機から送信された情報データを受信する受信機とを備え、
    前記送信機及び前記受信機の各々は、互いに偏波面が平行関係にない複数のアンテナを有し、
    前記送信機は、
    1系列のシリアル情報データを複数系列のパラレルデータに変換し、
    偏波回転の周波数と同一の周波数の余弦波及び正弦波を用いて、前記変換されたパラレルデータを直交変調し、
    伝播方向が平行の関係にない又は回転方向が異なる2以上の回転偏波を用いて、前記直交変調された複数系列のパラレルデータを前記複数のアンテナから同時に送信することを特徴とする無線システム。
  5. 無線システムであって、
    情報データを送信する送信機と、前記送信機から送信された情報データを受信する受信機とを備え、
    前記送信機及び前記受信機の各々は、互いに偏波面が平行関係にない複数のアンテナを有し、
    前記送信機及び前記受信機は、パイロットデータの内容を予め共有しており、
    前記送信機は、
    1系列のシリアル情報データを複数系列のパラレルデータに変換し、
    前記変換されたパラレルデータと前記パイロットデータを直交変調し、
    伝播方向が平行の関係にない又は回転方向が異なる2以上の回転偏波を用いて、前記直交変調された複数系列のパラレルデータと前記パイロットデータとを前記複数のアンテナから同時に送信し、
    前記受信機は、
    受信した信号を直交復調して、パラレルデータとパイロットデータを分離及び復元し、
    前記復元されたパイロットデータの情報を用いて、前記複数系列のパラレルデータを各系列のデータに分離し、
    前記1系列のシリアル情報データを復元することを特徴とする無線システム。
  6. 無線システムであって、
    情報データを送信する送信機と、前記送信機から送信された情報データを受信する受信機とを備え、
    前記送信機及び前記受信機の各々は、互いに偏波面が平行関係にない複数のアンテナを有し、
    前記送信機及び前記受信機は、パイロットデータの内容を予め共有しており、
    前記送信機は、
    1系列のシリアル情報データを複数系列のパラレルデータに変換し、
    前記変換されたパラレルデータと前記パイロットデータを直交変調し、
    互いに伝播方向が平行の関係にない三つの左回転の回転偏波と互いに伝播方向が平行の関係にない三つの右回転の回転偏波とを用いて、前記直交変調された6系列のパラレルデータと前記パイロットデータとを前記複数のアンテナから同時に送信し、
    前記受信機は、
    受信した直交する三つの伝播方向の左回転の回転偏波及び三つの伝播方向の右回転の回転偏波の信号を直交復調して、パラレルデータとパイロットデータを分離及び復元し、
    前記復元されたパイロットデータの情報を用いて、前記複数系列のパラレルデータを各系列のデータに分離し、
    前記1系列のシリアル情報データを復元することを特徴とする無線システム。
  7. 請求項5に記載の無線システムであって、
    前記送信機は、前記受信機の機能を有する送受信機であることを特徴とする無線システム。
  8. 無線システムであって、
    情報データを送信する送信機と、前記送信機から送信された情報データを受信する受信機とを備え、
    前記送信機及び前記受信機の各々は、互いに偏波面が平行関係にない複数のアンテナを有し、
    前記送信機は、前記受信機の機能を有する送受信機であり、
    前記送信機及び前記受信機がパイロットデータの内容を予め共有しており、
    前記送信機は、
    1系列のシリアル情報データを複数系列のパラレルデータに変換し、
    前記変換されたパラレルデータと前記パイロットデータを直交変調し、
    伝播方向が平行の関係にない又は回転方向が異なる2以上の回転偏波を用いて、前記直交変調された複数系列のパラレルデータを前記複数のアンテナから同時に送信し、
    対向する送信機から受信した信号を用いて前記パイロットデータを作成することを特徴とする無線システム。
  9. 無線システムであって、
    情報データを送信する送信機と、前記送信機から送信された情報データを受信する受信機とを備え、
    前記送信機及び前記受信機の各々は、互いに偏波面が平行関係にない複数のアンテナを有し、
    前記送信機は、
    1系列のシリアル情報データを複数系列のパラレルデータに変換し、
    前記変換されたパラレルデータとパイロットデータを直交変調し、
    伝播方向が平行の関係にない又は回転方向が異なる2以上の回転偏波を用いて、前記直交変調された複数系列のパラレルデータを前記複数のアンテナから同時に送信し、
    自己相関性が強いシリアル情報データを含む同期信号データを、前記パラレルデータ及びパイロットデータと切り替えて送信する機能を有することを特徴とする無線システム。
  10. 請求項1から9のいずれか一つに記載の無線システムを用いる昇降機監視・制御システム。
  11. 請求項1から9のいずれか一つに記載の無線システムを用いる変電設備監視・制御システム。
  12. 送信機と受信機との間で情報データ伝送する無線通信方法であって、
    前記送信機及び前記受信機の各々は、互いに偏波面が平行関係にない複数のアンテナを有し、
    前記送信機及び前記受信機は、パイロットデータの内容を予め共有しており、
    前記無線通信方法は、
    前記送信機が、1系列のシリアル情報データを複数系列のパラレルデータに変換し、
    前記送信機が、前記変換されたパラレルデータと前記パイロットデータを直交変調し、
    前記送信機が、伝播方向が平行の関係にない又は回転方向が異なる2以上の回転偏波を用いて、前記直交変調された複数系列のパラレルデータと前記パイロットデータとを前記複数のアンテナから同時に送信し、
    前記受信機が、受信した信号を直交復調して、パラレルデータとパイロットデータを分離及び復元し、前記復元されたパイロットデータの情報を用いて、前記複数系列のパラレルデータを各系列のデータに分離し、前記1系列のシリアル情報データを復元することを特徴とする無線通信方法。
  13. 送信機と受信機との間で情報データ伝送する無線通信方法であって、
    前記送信機及び前記受信機の各々は、互いに偏波面が平行関係にない複数のアンテナを有し、
    前記無線通信方法は、
    前記送信機が、1系列のシリアル情報データを複数系列のパラレルデータに変換し、
    前記送信機が、前記変換されたパラレルデータとパイロットデータを直交変調し、
    前記送信機が、伝播方向が平行の関係にない又は回転方向が異なる2以上の回転偏波を用いて、前記直交変調された複数系列のパラレルデータと前記パイロットデータとを前記複数のアンテナから同時に送信し、
    前記送信機が、自己相関性が強いシリアル情報データからなる同期信号データを、前記パラレルデータ及びパイロットデータと切り替えて送信することを特徴とする無線通信方法。
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