JP7173682B2 - 表面検査装置 - Google Patents
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Description
ただし、このような検査員による検査作業は、作業効率が悪いばかりか、欠陥の判断結果にバラツキを生じ易いといった不具合がある。
この表面検査装置においては、本願の図7に示すように、照明装置3Eから検査対象面90への光照射領域が、撮像カメラ8により撮像される。検査対象面90の凸部91および凹部92には、影93a,93bが形成されるが、この影93a,93bの長さLnを測定することにより、凸部91の高さ、ならびに凹部92の深さ(いずれもLn・tanα)を求めている。ところが、凸部91および凹部92は、実際には、検査対象面90において一定の面積を占める平面視2次元形状であるのが通例である。したがって、前記した処理によって、凸部91および凹部92のそれぞれの一部の高さを求めるだけでは、それら凸部91および凹部92の全体のサイズを適切に評価することは難しい。評価を信頼性の高いものとするには、図7に示した方向とは交差する方向においても、同様な検査を行なうことが望まれる。ただし、これでは照明装置3Eや撮像カメラ8の向きを大きく変更する必要がある他、全体のデータ処理量は膨大となって、所要時間が長期化し、効率のよい検査は困難である。
すなわち、検査対象面の撮像画像において、照明映り込み部の輪郭の膨出部または窪み部が検出された場合には、これらの2次元形状の特徴を示す数値として前記広がり角φ1,φ2が求められ、かつこの値に基づいて欠陥の程度が評価されるために、たとえば膨出部の膨出高さのみ、または窪み部の深さのみを測定し、膨出部または窪み部の原因となっている欠陥を評価する手段と比較すると、欠陥の評価の適正化を図ることが可能である。また、検査対象面の同一箇所を、異なる角度から照明して撮像するような煩わしさもなくすことが可能である。したがって、装置構成を簡易なものとして、低コスト化を図り、またデータ処理制御を容易なものとしつつ、信頼性の高い表面検査結果を得ることが可能である。
すなわち、膨出部および窪み部の前記した所定の広がり角φ1,φ2の大きさと、検査対象面に存在する欠陥の大きさとは、かなり正確に対応した関係にあり、このことは本発明者の試験により確認されている。したがって、前記した広がり角φ1,φ2を用いることにより、検査の精度をより高めることが可能である。また、前記した広がり角φ1,φ2は、比較的簡易な画像データ処理により、適切かつ迅速に求めることができる。したがって、プログラムソフトなどのコストを低減する上でも好ましく、また処理の所要時間も一層短いものとすることが可能である。
についての後述する凹凸検査処理も実行可能である。この情報管理端末2は、図2(b)に示すように、データ処理部20、通信回路21、記憶部22、表示部23、操作部24、およびスピーカ25を具備している。記憶部22には、表面検査実行用のプログラムデータDaがインストールされており、情報管理端末2は、後述するようなデータ処理を実行可能な構成とされている。
具体的には、膨出部50が検出された場合には、図4(c)に示すように、膨出部50に外接するようにして、この膨出部50を囲む第1の矩形枠6Aを仮想設定する(S4:YES,S5)。その後は、第1の矩形枠6Aの2つの横辺のそれぞれの中点Pa,Pbから縦辺の中点Pcに向かう2つの直線Laの夾角としての広がり角φ1を求める(S6)。第1の矩形枠6Aの横辺の長さをa、縦辺の長さをhとすると、広がり角φ1は、次の式で求められる。
広がり角φ1=2・tan-1(h/a)
広がり角φ2=2・tan-1(h/a)
広がり角φ2を求める式は、広がり角φ1を求める式と同じである。
ただし、これとは異なり、複数の撮像端末1のそれぞれにおいて、表面検査の処理が個別に行なわれた上で、その検査結果が情報管理端末2に送信され、情報管理端末2においてそれらの内容が一括して画面表示されるといった構成とすることもできる。
さらに、撮像端末1は、それ単独で表面検査を行なうことが可能な機能を有している。このため、この撮像端末1を、たとえばオフライン上での自動車単品の表面検査に用いる
といったことも可能であり、利便性に優れる。
検査対象面は、自動車の外面に限らず、自動車以外の様々な面をその検査対象とすることが可能である。塗装面に限らず、これ以外のたとえばプレス面なども、検査対象とすることができることは勿論である。照明装置は、照明映り込み部を発生させ得るように、検査対象面を照明可能であればよい。
φ1,φ2 広がり角
1 撮像端末(撮像手段)
2 情報管理端末(データ処理手段)
3 照明装置
5 照明映り込み部
50 膨出部
51 窪み部
6A,6B 第1および第2の矩形枠
Claims (1)
- 上下高さ方向または水平方向に延びる複数のライン状光源が間隔を隔てて平行に並んで設けられ、かつ前記複数のライン状光源からの照明が検査対象面において縞模様をなす複数の帯状の照明映り込み部として表れるように前記検査対象面を照明するための照明装置と、
前記検査対象面における前記複数の帯状の照明映り込み部を撮像可能に前記検査対象面に対向する撮像手段と、
この撮像手段により撮像された撮像画像における前記複数の帯状の照明映り込み部の輪郭として、前記検査対象面の凹状の欠陥に対応し、かつ前記照明映り込み部の帯の両側に位置する一対の膨出部、または凸状の欠陥に対応し、かつ前記照明映り込み部の帯の両側に位置する一対の窪み部を検出する処理を実行可能なデータ処理手段と、
を備えている、表面検査装置であって、
前記データ処理手段は、前記撮像画像における前記一対の膨出部または前記一対の窪み部を検出した場合には、この検出された一対の膨出部または一対の窪み部に対応する欠陥の程度を評価する評価処理を実行可能であり、
この評価処理においては、
前記一対の膨出部については、前記一対の膨出部に外接する第1の矩形枠が仮想設定され、かつこの第1の矩形枠の2つの横辺のそれぞれの中点から縦辺の中点に向かう2つの直線の夾角としての広がり角φ1が求められ、
前記一対の窪み部については、2本の対角線が前記一対の窪み部の輪郭に近似的に沿うようにして前記一対の窪み部を囲む第2の矩形枠が仮想設定され、かつ前記2本の対角線の交差角としての広がり角φ2が求められ、
前記広がり角φ1,φ2は、前記一対の膨出部または前記一対の窪み部に対応する欠陥の程度を評価するためのパラメータとして用いられるように構成されていることを特徴とする、表面検査装置。
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