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JP7169108B2 - リアクトル - Google Patents

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JP7169108B2 JP2018139832A JP2018139832A JP7169108B2 JP 7169108 B2 JP7169108 B2 JP 7169108B2 JP 2018139832 A JP2018139832 A JP 2018139832A JP 2018139832 A JP2018139832 A JP 2018139832A JP 7169108 B2 JP7169108 B2 JP 7169108B2
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Description

本発明は、リアクトルに関する。
リアクトルは、ハイブリッド自動車、電気自動車や燃料電池車の駆動システム等をはじめ、種々の用途で使用されている。例えば、車載用の昇圧回路に用いられるリアクトルとして、環状コアの周囲を樹脂によるモールド成型等によって被覆し、その外周にコイルを巻回したものが知られている。
この種のリアクトルは、磁性体からなるコア及びコアに巻回されたコイルを有するリアクトル本体を、アルミニウムなどの金属製のケースに収容し、リアクトル本体とケースの間に充填材を注入し、充填材を固化させることで、充填材がリアクトル本体とケースの隙間を埋めている。つまり、リアクトル本体は、充填材に覆われている。リアクトル本体は、コイルに電流が流れると発熱する。このリアクトル本体に発生する熱は、充填材を介してケースへ伝搬させることで、放熱させている。
特開2016-157858号公報
リアクトル本体の熱を効率良くケースに伝搬させるためには、ケースとリアクトル本体との隙間を万遍なく充填材で埋める必要がある。換言すれば、充填材を注入して固化するまでの間に、充填材をケースとリアクトル本体との隙間に万遍なく行き渡らせる必要がある。一方で、リアクトル本体とケースの距離は短い方が放熱性が向上するため、リアクトル本体とケースの隙間は狭い。充填材は粘性を有するので、隙間が狭い部分を通過するのに時間がかかり、充填材の充填に時間がかかっていた。また、例えば、所望の時間内に、コイルの巻線の間などのリアクトル本体の細部まで、充填材が充填されず、リアクトルの放熱を妨げる要因となっていた。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、充填材の流動性を向上させることで充填時間を短縮するとともに、放熱性の向上を図ることができるリアクトルを提供することにある。
本発明のリアクトルは、コアと、前記コアを巻回しているコイルと、を有するリアクトル本体と、底面と、前記底面の縁から立ち上がる側壁と、を有し、前記リアクトル本体を収容する金属製のケースと、前記リアクトル本体と前記ケースとの隙間に形成され、充填材が固化してなる充填成形部と、を備え、前記側壁は、前記充填材が注入される注入口を有し、前記注入口は、前記側壁の端部から前記側壁が前記底面から立ち上がる基端部分に沿って形成され、前記コイルから離れる方向に前記側壁から膨出し、前記側壁と前記底面の繋ぎ目が湾曲形状となっていること、を特徴とする。
前記注入口は、前記側壁の端部における前記コイルと前記側壁との隙間が、前記側壁が前記底面から立ち上がる基端部分における前記コイルと前記側壁との隙間よりも広くてもよい。前記注入口は、前記側壁の端部における前記コイルと前記側壁との隙間が最も広く、前記底面に向かうにつれて隙間が連続的に狭くてもよい。
前記注入口は、前記側壁の端部から前記底面に向かって段差のない一続きの湾曲形状としてもよい。また、前記注入口は、前記コイルの巻軸方向と平行に配置された前記側壁に設けていてもよい。さらに、前記注入口は、1つのみ設けてもよい。
前記底面は、複数の辺を有し、前記側壁は、前記辺毎にそれぞれ前記底面から立ち上がって構成され、1つの辺から立ち上がった前記側壁は、当該側壁の一部分に前記注入口が設けられ、前記注入口が設けられていない当該側壁の他の部分は、前記注入口が設けられている一部分より前記コイルとの隙間が狭くてもよい。
本発明によれば、充填材の流動性を向上させることで充填時間を短縮するとともに、放熱性の向上を図るリアクトルを得ることができる。
第1の実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す斜視図である。 第1の実施形態に係るリアクトルの分解斜視図である。 図1のA―A断面図である。 変形例1に係るリアクトルのケースの斜視図である。 変形例2に係るリアクトルの側壁とコイルを拡大した拡大平面図である。
[第1の実施形態]
[概略構成]
本実施形態に係るリアクトルについて図面を参照しつつ説明する。図1は、第1の実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す斜視図である。図2は、第1の実施形態に係るリアクトルの分解斜視図である。
リアクトル1は、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積及び放出する電磁気部品であり、電圧の昇降圧等に使用される。本実施形態のリアクトル1は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車の駆動システム等で使用される大容量のリアクトルである。リアクトルは、これら自動車に搭載される昇圧回路の主要部品である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のリアクトル1は、リアクトル本体2、ケース7及び充填成形部8を有する。リアクトル本体2は、コア3と樹脂部材4とコイル5と温度センサ6を有する。コア3は環状形状を有し、コア3の外周の一部にコイル5が巻回されている。樹脂部材4は、コア3とコイル5とを絶縁する。温度センサ6は、リアクトル1内部の温度を検出する。
ケース7は、リアクトル本体2より若干大きく、隙間を空けてリアクトル本体2を収容する。ケース7は、概略矩形状の底面71と底面71の縁の各辺から立ち上がる側壁72a、72b、72c、72dを有し、上面は開口している。この開口からリアクトル本体2が挿入される。充填成形部8は、リアクトル本体2とケース7の隙間に充填された充填材が固化してなる部材である。ケース7の側壁72b、72dは、注入口73を有する。注入口73は、コイル5から離れる方向に膨出し、側壁72b、72dの端部から底面71に向かって段差のない一続きの湾曲形状となっている。この注入口73から充填材が注入され、固化することにより充填成形部8が形成される。
[詳細構成]
本実施形態のリアクトル1の各構成部材について詳細に説明する。なお、本明細書において、コイル5の巻軸方向が「Y軸方向」である。Y軸方向と直交し、2つのコイル51a、51bが隣接する方向と平行な方向を「X軸方向」という。X軸方向及びY軸方向と直交する方向を「Z軸方向」といい、このZ軸方向がリアクトルの高さ方向である。図1のZ軸方向の矢印が示す方向を「上」側、その逆方向を「下」側とする。「下」は「底」とも称する。これらの方向は、リアクトルの各構成の位置関係を示すための表現であり、リアクトルが設置対象に設置された際の位置関係及び方向を限定するものではない。
[コア]
コア3は、一対の平行な直線部分と、この一対の直線部分を繋ぐ略U字型の連結部分を有する環状形状となっている。つまり、コア3は、一対の部分円の凸側を相反する方向に離間して対向させ、各部分円の両端をそれぞれ平行な直線で結んだ形状である概略角丸長方形の環状形状を有する。
コイル5が巻回される直線部分は、磁束が発生する脚部である。コイル5が巻回されていない連結部分は、脚部で発生した磁束を通過させるヨーク部である。このように、脚部で発生した磁束がヨーク部を通過することで、コア3には環状の閉じた磁気回路が形成される。
コア3は、脚部を構成する複数のI字型コア33と、ヨーク部を構成する2つのU字型コア31、32と、複数のスペーサ34と、を有する。スペーサ34は、I字型コア33の間、及びU字型コア31、32とI字型コア33の間に配置される。U字型コア31、32及びI字型コア33は、スペーサ34を介して接着剤で接合されることにより、コア3は環状形状となる。U字型コア31、32及びI字型コア33は、圧粉磁心、フェライトコア、又は積層鋼板などの磁性体からなる。本実施形態では、圧粉磁心を用いている。
スペーサ34は、板状のギャップスペーサである。スペーサ34は、コア間の所定幅の磁気的なギャップを与え、リアクトルのインダクタンス低下を防止する。スペーサ34としては、非磁性体、セラミック、非金属、樹脂、炭素繊維、若しくはこれら二種以上の合成材又はギャップ紙を用いることができる。なお、スペーサ34は必ずしも設ける必要はなく、U字型コア31、32及びI字型コア33を直接接着剤で接続してもよいし、エアギャップを設けてもよい。
[樹脂部材]
樹脂部材4は、コア3とコイル5を絶縁する。樹脂部材4を構成する樹脂の種類としては、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン樹脂、BMC(Bulk Molding Compound)、PPS(Polyphenylene Sulfide)、PBT(Polybutylene Terephthalate)等が挙げられる。
樹脂部材4は、2分割で構成されており、樹脂体41と樹脂体42とを有する。即ち、樹脂部材4は、樹脂体41と、樹脂体42を別々に成形する。そして、樹脂体41と樹脂体42の互いの端部を向かい合わせ、接合することで樹脂部材4が形成される。樹脂部材4が2分割に構成されているのは、互いの端部を向かい合わせる前にコア3の脚部を構成するI字型コア33を樹脂体41の内部に収容するため、及び、コイル5を樹脂体41の外部に装着するためである。
樹脂体41は、一対の直線部41a、41bと、これら直線部41a、41bを繋ぐ連結部41cと、を有する。この直線部41a、41bは、コイル5が装着される部分であり、ボビンとも称される。
連結部41cの内部には、U字型コア31がモールド成形法によって埋め込まれている。換言すれば、連結部41cは、U字型コア31の被覆部であり、連結部41cに覆われたU字型コア31の外周部分が、連結部41cの内周部分と密着している。
連結部41cには、切欠き部41dと、係合部41eが設けられている。切欠き部41dは、直線部41aと連結部41cとの境に設けられている。切欠き部41dは、温度センサ6のリード線62を保持する。係合部41eは、連結部41cのZ軸方向の上側端面に設けられている。係合部41eは、温度センサ6のコネクタ63と係合する。
樹脂体42は、連結部42aと、温度センサ6の温度検出部61を保持する保持部42bとを有する。連結部42aの内部には、連結部41cの場合と同様に、U字型コア32がモールド成形法によって埋め込まれている。つまり、連結部42aは、U字型コア32の被覆部となる。連結部42aに覆われたU字型コア32の外周部分では、連結部42aの内周部分と密着している。また、連結部42aの内部には、端子9がモールド成型により端子9の両端部が露出するように埋め込まれている。
保持部42bは、温度検出部61を保持する。保持部42bは、巻軸方向が平行になるよう配置されたコイル51a、51bの間に設けられている。温度検出部61が保持部42bに挿入されることで、保持部42bは、温度検出部61を保持する。
樹脂部材4は、リアクトル本体2をケース7に固定する固定部43を有する。固定部43には、ネジ挿入穴が設けられ、このネジ挿入穴に金属製の円筒状のカラー(不図示)が埋め込まれている。ネジ挿入穴にネジが挿入され、ネジ締結されることでリアクトル本体2とケース7が固定される。
固定部43の数はこれに限定されないが、本実施形態では、合計3つ設けられている。具体的には、連結部42aの上面の両端部にそれぞれ1つずつ、連結部41cの直線部41a、41bと繋がっている端面の反対側の端面の中央部分に1つ設けられている。即ち、固定部43は、3つの固定部43を結ぶと、二等辺三角形が描かれるように設けられている。
[コイル]
コイル5は、エナメルなどで絶縁被覆した1本の導電性部材により構成される。本実施形態では、銅線によって構成された平角線のエッジワイズコイルである。もっとも、コイル5の線材や巻き方はこれに限らず、他の形態のものであってもよい。
コイル5は、一対のコイル51a、51bを有し、この一対のコイル51a、51bは、巻軸方向が平行になるように配置される。コイル51a、51bの端部は、コイル51a、51bと同じ素材でなる連結線51cによって連結されている。
コイル51a、51bは、樹脂体42側に延びる引出線52a、52bをそれぞれ有している。この引出線52a、52bは、樹脂体42の連結部42aとモールド成型によって一体となった端子9と溶接等により接合される。つまり、コイル51a、51bは、端子9を介して外部機器と電気的に接続される。外部機器から電力供給されると、コイル51a、51bに電流が流れ、磁束が発生し、コア3内に閉じた磁気回路が形成される。
[温度センサ]
温度センサ6は、リアクトル1の温度を検出する。温度センサ6としては、例えば、温度変化に対して電気抵抗が変化するサーミスタを用いることができるが、これに限定されない。温度センサ6は、温度検出部61と、リード線62と、コネクタ63とを有する。
温度検出部61は、リアクトル1の温度を検出する。温度検出部61には、コネクタ63を介して検出した情報を外部に伝送するための伝送用のリード線62が接続される。
リード線62は、温度検出部61が検出した温度情報をリアクトル外部に伝達する。つまり、リード線62は、温度検出部61と、他の部材を電気的に繋ぐ配線である。リード線62は、金属線とそれを被覆する被覆部とからなる。金属線としては、例えば、銅、ニッケル、アルミ、銀、金など又はこれらを2種以上を含むことができる。金属線は、1本のみの単線、または複数本をより合わせたより線を使用する。被覆部は、ビニール、シリコンゴム、フッ素ゴムなどの絶縁性部材で金属線を被覆する。
コネクタ63は樹脂製の部材からなり、連結部41cの係合部41eと係合する。コネクタ63は、対になる他のコネクタと接続する。コネクタ63が、対になる他のコネクタと接続することで、温度検出部61と、リアクトル1の外部に設置された装置とが電気的に接続される。よって、温度検出器61が検出したリアクトル1の温度情報を外部機器に伝送することができる。
[ケース]
ケース7は、リアクトル本体2を収容する。ケース7は、上面が開口している箱型形状を有する。つまり、ケース7は、4つの辺を有する概略矩形状の底面71と、底面71の4辺の縁から高さ方向に立ち上がった側壁72a、72b、72c、72dを有し、上面が開口している。この開口からリアクトル本体2がケース7の収容スペースに挿入される。つまり、収容スペースは、底面71と側壁72a、72b、72c、72dによって囲われたスペースである。
ケース7の収容スペースは、リアクトル本体2より若干大きい。換言すれば、ケース7の側壁72a、72b、72c、72dは、リアクトル本体2の周囲を覆うように、リアクトル本体2より一回り大きい。そのため、ケース7の側壁72a、72b、72c、72dとリアクトル本体2との間には隙間が形成される。側壁72a、72b、72c、72dのZ軸方向の高さは、リアクトル本体2のZ軸方向の高さより低い。なお、側壁72a、72b、72c、72dのZ軸方向の高さはリアクトル本体2の高さと同じ高さでもよいし、高くしてもよい。
ケース7は、固定部43と同数のネジ挿入穴74を有する。ネジ挿入穴74は、固定部43の配置に合わせて側壁72の上面に設けられる。本実施形態では、ネジ挿入穴74は、側壁72cと側壁72b及び72dとの境界部分であるそれぞれの角と、側壁72aの中央部分と、に設けられている。このネジ挿入穴74と固定部43を重ね合わせ、ネジで締結することで、リアクトル本体2はケース7に支持される。リアクトル本体2は、ケース7に支持され、ケース7の底面71とリアクトル本体2との間には隙間がある。
側壁72b、72dは、充填材を注入する注入口73を有する。つまり、注入口73は、コイル51a、51bの巻軸方向と平行な側壁72b、72dに設けられている。換言すれば、注入口73は、コイル51a、51bの巻線間と直交する側壁72b、72dに設けられている。注入口73は、側壁72b、72dの端部から側壁72b、72dが底面71から立ち上がる基端部分に沿って形成されている。この注入口73から、充填材が注入され、固化することで充填成形部8が形成される。
図3は、図1のA-A断面図である。具体的には、図3は、図1のA-Aで示す破線を高さ方向と平行に切断し、巻軸方向(矢視方向)から見た断面図である。図3に示すように、注入口73は、コイル51a、51bから離れる方向に膨出している。注入口73は、側壁72b、72dの高さ方向上側の端部から底面71に向かって段差のない一続きの湾曲形状となっている。この湾曲形状は、注入口73の高さ方向端部の曲率が小さく、底面71に向かうにつれて曲率が大きくなっている。換言すると、注入口73の開口付近は、底面71に向かって傾斜が急で、底面71に近づくほど傾斜は緩やかになっていく。
したがって、注入口73は、側壁72b、72dの高さ方向の上側端部が、コイル51a、51bから最も離れている。注入口73は、この端部が湾曲形状の起点となり、底面71に向かって徐々にコイル51a、51bに近づいている。即ち、注入口73は、底面71と繋がっている部分が注入口73の中で最もコイル51a、51bに近づいている。注入口73のX軸方向の厚みは、端部が最も薄く、内表面の湾曲形状に倣って徐々に厚みが増え、底面71と繋がっている部分が最も厚みを有している。
注入口73は、側壁72b、72dの一部分に設けられている。即ち、側壁72b、72dは、注入口73が設けられている部分のみ湾曲形状となっており、注入口73が設けられていない部分の側壁72b、72dは高さ方向と平行に延びている。この注入口73が設けられていない部分の側壁72b、72dは、注入口73が設けられている側壁72b、72dよりもコイル5との隙間が狭い。
また、側壁72aにもコイル5から離れる方向に膨出している部分があり、ここからも充填材が注入される注入口73である。この注入口73は、側壁72aの端部から底面71に向けて湾曲形状を有し、途中で高さ方向と平行に延び、底面71との繋ぎ目部分が再び湾曲形状となっている。つまり、側壁72aの注入口73は、側壁72b、72dの注入口73とは形状が異なる。
このように、注入口73の形状は異なるものにしてもよい。即ち、注入口73の形状は、コイル5から離れる方向に側壁72から膨出し、側壁72と底面71の繋ぎ目が湾曲形状となっていればよい。また、1つのリアクトル1に設けられる複数の注入口73は、全て同一形状のものでもよいし、異なる形状のものを組み合わせて設けてもよい。さらに、注入口73の数は、複数である必要はなく、少なくとも1つ設ければよい。
[充填成形部]
充填成形部8は、リアクトル本体2とケース7の隙間に充填材が充填され、固化してなる部材である。つまり、充填成形部8は、リアクトル本体2とケース7の隙間に形成される。充填成形部8は、リアクトル本体2をケース7に固定する。
充填材としては、リアクトル1の放熱性能の確保及びリアクトル本体2からケース7への振動伝搬の軽減のため、比較的柔らかく熱伝導性の高い樹脂が適している。具体的には、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂などが挙げられる。特に、充填材の熱伝導率を高くするため、フィラー(酸化アルミニウムや窒化アルミニウム等)を充填材に混ぜた場合、充填材の粘性が強くなり、流動性が悪くなるおそれがある。本実施形態では、このような粘性が強く流動性が悪い充填材であっても、ケース7とリアクトル本体2の細部に亘る隙間まで充填材を充填させることができる。
[組立作業]
本実施形態のリアクトル1の組立作業について説明する。上記のとおり、樹脂によるモールド成型によって、U字型コア31が埋め込まれた樹脂部材41及びU字型コア32と端子9が埋め込まれた樹脂部材42が形成されている。
樹脂部材41の直線部41a、41bの内部にI字型コア33及びスペーサ34を挿入し、U字型コア31、32、I字型コア33及びスペーサ34を接着剤等で接合する。直線部41a、41bの外部にはコイル51a、51bを装着する。また、係合部41eに温度センサ6のコネクタ63を嵌め込み、リード線62を切欠き部41dに挟み込み、温度検出器61を保持部42bに挿入する。そして、2分割されていた樹脂部材41、42の端部を向き合わせて接合することでリアクトル本体2が構成される。
その後、リアクトル本体2をケース7に収容する。この時、樹脂部材41、42の固定部43とケースのネジ挿入穴74が重なり合うように収容する。収容後、不図示のネジによって締結することで、リアクトル本体2をケース7に固定する。固定した後、注入口73から充填材を注入する。注入された充填材は固化し、充填成形部8が形成され、リアクトル1を得る。
[作用]
従来のリアクトルのケースの側壁は、本実施形態の注入口73のように、コイルから離れる方向に膨出して、端部から底面に向かって湾曲形状となっていない。つまり、側壁は、底面から高さ方向に垂直に立ち上がっている。そのため、コイルとケースの側壁との隙間が狭い。充填材は粘性を有するため、狭い隙間では流動しにくい。そのため、充填材はコイルとケース間をスムーズに通り抜けず、側壁の上側端部まで溜まり、最終的に溢れ出るおそれがあった。このように、隙間の狭い従来構造の場合、充填材が側壁から溢れ出るおそれがある度に充填材の注入を中断し、少し時間を置いてから再度注入を開始する必要があった。
また、充填材がケースとコイル間を通り抜けるのに時間がかかるため、充填材が、例えば、コイルの巻線の間などリアクトル本体の細部まで万遍なく行き渡る前に固化してしまうおそれがあった。即ち、充填材が、リアクトル本体の細部に亘るまで充填されていないおそれがあった。
一方、本実施形態は、側壁72b、72dは、コイル51a、51bから離れる方向に膨出した注入口73を有し、注入口73は、側壁72b、72dの高さ方向の上側端部から底面71に向かって段差のない一続きの湾曲形状を有している。充填材は、注入口73から注入されるので、注入口73の形状に沿って流動する。つまり、注入口73の湾曲形状に沿って流動するので、注入された充填材の射出圧は低減されにくく、充填材の流動性が向上する。
具体的には、例えば、注入口が湾曲形状ではなく、従来のように、ケースの底面から垂直に延び、底面との繋ぎ目が直角となっている場合、注入口から注入された充填材は、底面に向かって垂直に落ち、底面とぶつかる。つまり、充填材には、Z軸方向下側に働く運動エネルギーしかなく、底面とぶつかったときにその運動エネルギーは低減されてしまう。そして、底面とぶつかった充填材は、後から注入された充填材の射出圧により押し出されるように、ケースの底面とコイルの間に進入する。即ち、ケースの底面とコイルの間に進入する充填材は、X軸方向に働く運動エネルギーが小さい。
一方、本実施形態では、注入口73から注入された直後の充填材は、Z軸方向下側に働く運動エネルギーを有する。ここで、本実施形態の注入口73は、底面71に向かってコイル51a、51bに近づく段差のない一続きの湾曲形状となっている。つまり、注入された充填材は、注入口73の内表面と接すると、注入口73の湾曲形状に沿って底面71に向かう。即ち、充填材は、注入口73の内表面と接し、内表面の湾曲形状に沿って流動することにより、コイル51a、51bに向かうX軸方向の運動エネルギーも伴うようになる。よって、底面71とコイル51a、51bの間に入り込む充填材は、底面71とコイル51a、51bの間に入り込む方向に働く運動エネルギーを伴っているため、スムーズに入り込むことができ、流動性が良い。
さらに、底面71とコイル51a、51bに入り込む充填材は、後から注入されたコイル51a、51bと注入口73の間を流動している充填材の自重によるエネルギーにより先に注入された充填材を押し出す。つまり、後から注入された充填材の自重によるエネルギーは、先に注入された充填材を底面71とコイル51a、51bに入り込む方向に押し出す。そして、コイル51a、51bと注入口73の間を流動している後から注入された充填材の自重によるエネルギーが大きいほど、充填材を底面71とコイル51a、51bに入り込む方向に押し出す力は強くなる。
本実施形態では、注入口73は、側壁72の端部におけるコイル5と側壁72との隙間が、側壁72が底面71から立ち上がる基端部分におけるコイル5と側壁72との隙間よりも広い。即ち、注入口73は、側壁72の端部とコイル51a、51bとの隙間が広いので、より多くの充填材を注入することができる。より多くの充填材を注入することができるので、より大きい自重によるエネルギーを充填材に作用させることができる。つまり、底面71とコイル51a、51bの間に入り込もうとする充填材に、より大きい圧力を加えることができる。よって、底面71とコイル51a、51bに入り込む方向に充填材をより強い力で押し出す。したがって、充填材の流動性を向上させ、ケース7とリアクトル本体2との隙間の細部に亘るまで万遍なく充填材を充填させることができる。
特に、充填材をリアクトル本体の細部に亘るまで万遍なく充填できず、底面とコイルの間に空気が入り込んでいると、空気は熱伝導性が悪いため放熱性が悪化し、リアクトル1の熱は、底面71側にこもってしまう。本実施形態では、ケース7とリアクトル本体2との隙間の細部に至るまで万遍なく充填材が充填できるので、底面71側からも充填材を介してケース7に熱を伝導でき、底面71側に熱がこもることなく、高い放熱性を有する。
また、上記のとおり、コイル51a、51bと注入口73の間は広い隙間を有している。つまり、コイル51a、51bと注入口73の間は、広い隙間を有しているので、より多くの充填材を注入することが可能となる。よって、充填材が側壁72から溢れ出すおそれを低減できるので、充填材の注入の中断を抑制でき、リアクトル1の生産性を向上させることができる。
さらに、注入口73は、コイル51a、51bの巻軸方向と平行な側壁72b、72dに設けられている。つまり、コイル51a、51bの巻線の隙間とは直交する方向の側壁72b、72dに設けられている。このため、充填材に働くX軸方向の運動エネルギーと、コイル51a、51bの巻線の隙間とは平行となる。即ち、充填材は、巻線の隙間と平行に流動するため、巻線の隙間に入り込みやすい。よって、充填時間を短縮するとともに、コイル51a、51bの巻線の隙間などリアクトル本体2の細部まで万遍なく充填材を充填させることができる。
それに加えて、注入口73は、対向する側壁72b、72dそれぞれに有している。つまり、充填材は、対向する側壁72b、72dの注入口73からそれぞれ注入できるので、リアクトル本体2の細部に充填材を行き渡らせる時間を更に短縮することができるので、充填材の充填時間を短縮することができ、生産性が向上する。
(効果)
本実施形態のリアクトル1は、コア3と、コア3を巻回しているコイル5と、を有するリアクトル本体2と、底面71と、底面71の縁から立ち上がる側壁72a、72b、72c、72dと、を有し、リアクトル本体2を収容するケース7と、リアクトル本体2とケース7との隙間に形成され、充填材が固化してなり、ケース7にリアクトル本体2を固定する充填成形部8と、を備え、側壁72b、72dは、充填材が注入される注入口73を有し、注入口73は、コイル5から離れる方向に側壁72b、72dから膨出し、側壁72と底面71の繋ぎ目が湾曲形状となっている。
これにより、注入口73から注入される充填材の流動性は向上し、ケースの底面から垂直に延び、底面との繋ぎ目が直角となっている従来のものと比べて、充填時間を半分以下に短縮できるためリアクトル1の生産性が向上するとともに、リアクトル本体2の細部にまで充填材を充填でき、リアクトル1の放熱性も向上する。
注入口73は、側壁72の端部から底面71に向かって段差のない一続きの湾曲形状となっている。これにより、充填材は、より大きいX軸方向の運動エネルギーを伴う。よって、充填材は、よりスムーズに底面71とコイル5の隙間に入り込むことができるため、流動性が向上し、より短時間で充填材をリアクトル本体2の細部に万遍なく行き渡らせることができる。
注入口73は、側壁72の端部におけるコイル5と側壁72との隙間が、側壁72が底面71から立ち上がる基端部分におけるコイル5と側壁72との隙間よりも広い。即ち、コイル5と注入口73の間は広い隙間を有しているので、より多くの充填材を注入しても、充填材が側壁72から溢れ出すことを低減でき、リアクトル1の生産性を向上させることができる。また、より多くの充填材を注入することで、後から注入した充填材の自重による圧力をより大きくすることができるので、充填材は底面71とコイル51a、51bの間にスムーズに入り込むことができる。
また、注入口73は、底面71に向かうにつれてコイル51a、51bに近づく湾曲形状となっており、底面71に向かうにつれて、注入口73とコイル51a、51bとの隙間は狭くなる。つまり、底面71に向かうにつれて、コイル51a、51bからケース7への放熱経路が短くなる。よって、コイル51a、51bの熱を充填材を介して効率よくケース7に伝導できるので、リアクトル1の放熱性を向上させることができる。
さらに、底面71は、複数の辺を有し、側壁72a、72b、72c、72dは、前記辺毎にそれぞれ底面71から立ち上がって構成され、1つの辺から立ち上がった側壁72b、72dは、当該側壁72b、72dの一部分に注入口73が設けられ、注入口73が設けられていない当該側壁72b、72dの他の部分は、注入口73が設けられている一部分よりコイル5との隙間が狭い。即ち、コイル5とケース7の側壁72b、72dの距離が長くなる部分を少なくすることで、リアクトル本体2の熱を効率良くケース7に伝達できるので、リアクトル1の放熱性をさらに向上させることができる。
注入口73は、コイル51a、51bの巻軸方向と平行に配置された側壁72b、72dに設けられている。これにより、充填材が流動する方向は、コイル51a、51bの巻線間と平行になるため、充填材がコイル51a、51bの巻線の隙間に入り込みやすい。よって、リアクトル本体2の細部に亘って万遍なく充填材が充填されるまでの時間をより短縮することが可能となり、リアクトル1の生産性をより向上させることができる。
注入口73は対向するコイル51a、51bの巻軸方向と平行に配置された側壁72b、72dにそれぞれ設けられている。これにより、対向する注入口73から充填材を注入することが可能となり、充填材をリアクトル本体2の細部まで充填させる時間を更に短縮することができる。よって、リアクトル1の生産性を更に向上させることができる。
(変形例1)
変形例1に係るリアクトルについて説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成及び同一の機能については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。図4は、変形例1に係るリアクトルのケースの斜視図である。第1の実施形態は、注入口73を2つ備えていたが、変形例1に係るリアクトルは、図4に示すように、注入口73を1つのみ備えている。
具体的には、変形例1のリアクトル1のケース7は、コイル5から離れる方向に突き出た注入口73を側壁72bのみに有している。換言すれば、第1の実施形態では注入口73を有していた側壁72dは、コイル51aと離れる方向に突き出た注入口73を有しておらず、コイル51aと側壁72dの隙間は狭い。
充填材は、湾曲形状の注入口73を1つ設けていれば、リアクトル本体2の細部に亘って万遍なく充填することができる。一方、コイル5と側壁72dの距離は短く、コイル51aから発生する熱は充填材を介して効率よくケース7に伝導させることができる。つまり、リアクトル本体2の細部に亘って万遍なく充填材を充填することによる放熱効果を確保しつつ、コイル51aとケース7の距離を短くすることでケース7へ伝導させる熱をより多くし、放熱性を更に向上させることができる。
また、側壁72a、72b、72c、72dのうち、注入口73を有する側壁72bを1つにした。即ち、コイル5から離れる方向に膨出する注入口73を有する1つの側壁72bのみである。換言すれば、他の側壁72a、72c、72dは、コイル5と側壁72の隙間は狭い。よって、放熱性の向上を確保しつつ、リアクトル1の小型化を図ることができる。
(変形例2)
変形例2に係るリアクトルについて説明する。図5は、変形例2に係るリアクトルの側壁とコイルを拡大した拡大平面図である。図5に示すように、変形例2の側壁72は、突出部75を有する。この突出部75は、コイル5に向かって突出し、コイル5に近接している。換言すれば、突出部75を有していない側壁72が、コイル5から離れる方向に膨出している。つまり、突出部75を有していない側壁72が、注入口73を有する。
突出部75は、各側壁72にそれぞれ設けてもよいし、1つの側壁72のみに設けてもよい。また、各側壁に設ける突出部75の数は、1つでもよいし、複数でもよい。また、突出部75を有していない側壁72が複数ある場合、そのうちの1つの側壁が注入口73を有していればよい。即ち、側壁のどこか1か所に注入口73を有していれば、その他の側壁の形状は特に限定されず、また突出部75の数や形状も限定されない。
このように、変形例2では、側壁72は注入口73を有しつつ、コイル5に向かって突出している突出部75を有している。これにより、突出部75におけるコイル5とケース7の距離が短くなり、コイル5からケース7への放熱経路が短くなる。したがって、リアクトル本体2の細部に亘って充填材を充填できるとともに、コイル5の熱を充填材を介して効率良くケース7に伝達できるので、リアクトル1の放熱性が更に向上する。
(他の実施形態)
本明細書においては、本発明に係る実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。上記のような実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
本実施形態では、コアは、U字型コア及びI字型コアにより環状形状を構成したが、コアの形状はこれに限定するものではなく、環状形状を構成するものであれば、E字型コア、T字型コア、J字型コア、円柱コアなど種々のものを用いてもよい。
本実施形態では、コアは、一対の脚部により概略角丸長方形の環状形状を有していたが、2つのE字型コアを接合させて3つの脚部を有するコアにより、θ形状の環状形状を構成してもよい。
1 リアクトル
2 リアクトル本体
3 コア
31、32 U字型コア
33 I字型コア
34 スペーサ
4 樹脂部材
41 樹脂体
41a、41b 直線部
41c 連結部
41d 切欠き部
41e 係合部
42 樹脂体
42a 連結部
42b 保持部
43 固定部
5 コイル
51a、51b コイル
51c 連結線
52a、52b 引出線
6 温度センサ
61 温度検出部
62 リード線
63 コネクタ
7 ケース
71 底面
72、72a、72b、73c、74d 側壁
73 注入口
74 ネジ挿入穴
75 突出部
8 充填成形部
9 端子

Claims (7)

  1. コアと、前記コアを巻回しているコイルと、を有するリアクトル本体と、
    底面と、前記底面の縁から立ち上がる側壁と、を有し、前記リアクトル本体を収容する金属製のケースと、
    前記リアクトル本体と前記ケースとの隙間に形成され、充填材が固化してなる充填成形部と、
    を備え、
    前記側壁は、前記充填材が注入される注入口を有し、
    前記注入口は、前記側壁の端部から前記側壁が前記底面から立ち上がる基端部分に沿って形成され、前記コイルから離れる方向に前記側壁から膨出し、前記側壁と前記底面の繋ぎ目が湾曲形状となっていること、
    を特徴とするリアクトル。
  2. 前記注入口は、前記側壁の端部における前記コイルと前記側壁との隙間が、前記側壁が前記底面から立ち上がる基端部分における前記コイルと前記側壁との隙間よりも広いこと、
    を特徴とする請求項1に記載のリアクトル。
  3. 前記注入口は、前記側壁の端部における前記コイルと前記側壁との隙間が最も広く、前記底面に向かうにつれて隙間が連続的に狭くなっていること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載のリアクトル。
  4. 前記注入口は、前記側壁の端部から前記底面に向かって段差のない一続きの湾曲形状となっていること、
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のリアクトル。
  5. 前記注入口は、前記コイルの巻軸方向と平行に配置された前記側壁に設けられていること、
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のリアクトル。
  6. 前記注入口は、1つのみ設けられていること、
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のリアクトル。
  7. 前記底面は、複数の辺を有し、
    前記側壁は、前記辺毎にそれぞれ前記底面から立ち上がって構成され、
    1つの辺から立ち上がった前記側壁は、当該側壁の一部分に前記注入口が設けられ、前記注入口が設けられていない当該側壁の他の部分は、前記注入口が設けられている一部分より前記コイルとの隙間が狭いこと、
    を特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のリアクトル。
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