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JP7167549B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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Description

本開示は、車両制御装置に関する。
電動発電機を駆動源とする車両(以下、「電気自動車とも呼ぶ」)において、電動発電機を制御する電動発電機制御装置に対して車両制御装置が目標トルクの方向と大きさを指示することにより、前進または後退の適切な方向に適切な大きさのトルクを出力させる構成が採用される場合がある。内燃機関を駆動源とする車両と同様に、電気自動車においても、運転席の近傍にシフトレバーが備えられ、シフトレバーにより前進(D)や後退(R)等のいずれかのシフトレンジが指定される(特許文献1参照)。目標トルクの方向は、指定されたシフトレンジに基づき決定される。シフトレバーにより指定されたシフトレンジは、レンジセンサにより検出される。
特開2017-52423号公報
目標トルクの方向の誤決定を避けるため、レンジセンサを二重化する構成においては、両方のレンジセンサの検出結果が互いに一致しない場合にレンジセンサの故障と判断され、電動発電機を停止させるなどのフェールセーフ動作が行われる場合がある。この場合であっても、両方のレンジセンサのうち、一方のレンジセンサのみが故障して他方が正常である場合がある。しかし、このように正常なレンジセンサが存在するにも関わらず、電動発電機が停止されてしまうため、退避走行すらできなくなるという問題があった。このため、二重化されたレンジセンサにおいて故障が発生しても電動発電機が停止される事態を抑制可能な技術が望まれている。
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
[形態1] 電動発電機(40)を駆動源とする車両(500)を制御する車両制御装置(100)であって、前記車両が備えるシフトレバー(50)により複数のシフトレンジのうちから指定されたシフトレンジを検出する第1レンジセンサ(61)および第2レンジセンサ(62)による検出結果を利用して、前記電動発電機の目標トルクの方向を決定する目標トルク方向決定部(21)を備え、前記目標トルク方向決定部は、前記第1レンジセンサの検出結果を示す第1検出信号の電圧が、前記複数のシフトレンジを指定した場合の電圧範囲として予め定められた正常電圧範囲内か否かを判定し、また、前記第2レンジセンサの検出結果を示す第2検出信号の電圧が、前記正常電圧範囲内であるか否かを判定し、前記第1検出信号の電圧と、前記第2検出信号の電圧と、のうちの一方のみが前記正常電圧範囲内でない場合に、前記第1検出信号と前記第2検出信号とのうちの前記正常電圧範囲内である検出信号の電圧に基づき、前記指定された指定シフトレンジを検出し、該検出されたシフトレンジを利用して前記目標トルクの方向を決定し、前記目標トルク方向決定部は、前記第1レンジセンサと前記第2レンジセンサとのうち、いずれか一方の検出結果が後進を示すRレンジであり、他方の検出結果が前記Rレンジ以外のレンジであり、前記車両に搭載されている車速センサの検出結果が予め定められた第2閾値車速よりも大きい場合に、前記Rレンジ以外のレンジの検出結果を利用して、前記目標トルクの方向を決定する、車両制御装置。
本開示の一形態によれば、電動発電機(40)を駆動源とする車両(500)を制御する車両制御装置(100)が提供される。この車両制御装置は、前記車両が備えるシフトレバー(50)により複数のシフトレンジのうちから指定されたシフトレンジを検出する第1レンジセンサ(61)および第2レンジセンサ(62)による検出結果を利用して、前記電動発電機の目標トルクの方向を決定する目標トルク方向決定部(21)を備える。前記目標トルク方向決定部は、前記第1レンジセンサの検出結果を示す第1検出信号の電圧が、前記複数のシフトレンジを指定した場合の電圧範囲として予め定められた正常電圧範囲内か否かを判定し、また、前記第2レンジセンサの検出結果を示す第2検出信号の電圧が、前記正常電圧範囲内であるか否かを判定し、前記第1検出信号の電圧と、前記第2検出信号の電圧と、のうちの一方のみが前記正常電圧範囲内でない場合に、前記第1検出信号と前記第2検出信号とのうちの前記正常電圧範囲内である検出信号の電圧に基づき、前記指定された指定シフトレンジを検出し、該検出されたシフトレンジを利用して前記目標トルクの方向を決定する。
この形態の車両制御装置によれば、第1検出信号の電圧と、第2検出信号の電圧と、のうちの一方のみが正常電圧範囲内でない場合に、第1検出信号と第2検出信号とのうちの正常電圧範囲内である検出信号の電圧に基づき、指定シフトレンジを検出し、該検出されたシフトレンジを利用して目標トルクの方向を決定するので、第1レンジセンサおよび第2レンジセンサから成る二重化されたレンジセンサにおいて故障が発生しても電動発電機が停止される事態を抑制できる。
本開示は、車両制御装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、車両制御装置と電動発電機制御装置とを有する制御装置、車両制御装置を備える車両、車両の制御方法、かかる方法を実現するためのコンピュータプログラム、かかるコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体等の形態で実現することができる。
本開示の一実施形態としての車両制御装置を搭載した車両の概略構成を示す説明図である。 車両制御装置の機能的構成を示す第1のブロック図である。 車両制御装置の機能的構成を示す第2のブロック図である。 レンジ角度とレンジセンサ出力との関係を示す説明図である。 目標トルクマップの設定内容の一例を示す説明図である。 目標トルクの方向決定処理の手順を示すフローチャートである。 車速に応じた正常センサ判別処理の内容を示す説明図である。
A.実施形態:
A1.装置構成:
図1に示すように、本実施形態の車両制御装置100は、車両500に搭載されて用いられる。車両制御装置100は、車両500の制御を実行する。車両500には、車両制御装置100に加えて、電動発電機40、電動発電機制御装置41、シフトレバー50、第1レンジセンサ61、第2レンジセンサ62、アクセル開度センサ63、車速センサ64を備える。
電動発電機40は、交流三相モータであり、電動機または発電機として機能し得る。なお、本実施形態は、少なくとも駆動源の全部または一部として少なくとも電動機を備える車両に適用可能である。したがって、本実施形態は、電動発電機を備える電気自動車のみならず、駆動源として内燃機関と電動発電機とを備えるハイブリッド自動車やプラグインハイブリッド自動車、電動発電機40に代えて電動機を備える電気自動車に適用され得る。
電動発電機制御装置41は、電動発電機40にM/G制御信号Smgを入力することに、電動発電機40の出力トルクを制御する。
シフトレバー50は、車両500における運転席の近傍に配置され、複数のシフトレンジのうちからいずれかのシフトレンジを指定するために、運転者より操作される。本実施形態において、上述の複数のシフトレンジは、駐車(P)、後退(R)、ニュートラル(N)、前進(D)の4つのシフトレンジからなる。なお、これら4つのシフトレンジのうちのいずれかに代えて、または、4つのシフトレンジに加えて、ブレーキ(B)や、マニュアル(M)などの他の任意の種類のシフトレンジが含まれてもよい。
第1レンジセンサ61は、シフトレバー50により指定されたシフトレンジ(以下、「指定シフトレンジ」とも呼ぶ)を検出し、かかる指定シフトレンジを特定可能な信号(以下、「第1検出信号」と呼ぶ)を出力する。本実施形態において、第1レンジセンサ61は、接点式センサとして構成されている。具体的には、第1レンジセンサ61は、シフトレバー50の動きに連動して一端を軸として回転する棒状の可動部材と、可動部材の軸とは反対側の端部に設けられたブラシ等の接点部材と、可動部材の可動領域内において各シフトレンジに応じて設けられた4つの抵抗体(導電体)とを備えている。4つの抵抗体は、可能部材の可動範囲内において、P、R、N、Dの順序で円弧状に並んで配置されている。各抵抗体には、それぞれ異なる大きさの電圧を印加する電源に接続されている。シフトレバー50の操作に併せて可動部材が回転動作を行い、指定されたレンジに応じた抵抗体と接触することにより、各レンジに応じた大きさの電圧の第1検出信号が出力される。
図4において、横軸は、可動部材の基準位置からの回転角度(以下、「レンジ角度」と呼ぶ)を示す。また、縦軸は、第1レンジセンサ61の出力、すなわち、第1検出信号におけるオン電圧を示す。なお、図4では、正常状態における第1レンジセンサ61の出力を示す。正常時とは、断線や短絡が生じていない状態を意味する。例えば、図4に示すように、レンジ角度が0度以上θ1度未満の範囲内に位置する場合、電圧値がV1である第1検出信号が出力される。また、レンジ角度がθ1以上θ2未満の範囲内に位置する場合には電圧値がV2である第1検出信号が、レンジ角度がθ2以上θ3未満の範囲内に位置する場合には電圧値がV3である第1検出信号が、レンジ角度がθ3以上θ4未満の範囲内に位置する場合には電圧値がV4である第1検出信号が、それぞれ出力される。電圧値V0は、例えば、0Vとしてもよい。また、電圧値V4は、例えば、+5Vとしてもよい。
第2レンジセンサ62は、第1レンジセンサ61と同様に、指定シフトレンジを検出し、かかるシフトレンジを特定可能な信号(以下、「第2検出信号」と呼ぶ)を出力する。第2レンジセンサ62は、シフトレンジの検出および検出信号の送信の冗長性を確保するために、第1レンジセンサ61とは独立して設けられている。本実施形態において、第2レンジセンサ62は、第1レンジセンサ61と同じ構造を有する接点センサとして構成されている。したがって、レンジ角度と第2レンジセンサ62の出力との関係は、図4に示す関係と同様である。
図1および図3に示すアクセル開度センサ63は、車両500が備える図示しないアクセルペダルの踏み込み量を、開度、すなわち回転角度として検出するセンサである。アクセル開度センサ63により検出されたアクセル開度Accは、アクセル開度信号として出力され、車両制御装置100に入力される。アクセルオフは、アクセル開度=0度を意味し、アクセルオンはアクセル開度>0度を意味する。なお、本実施形態において、アクセル開度センサ63は、冗長化されているが、図示の便宜上、単一のセンサとして表されている。アクセル開度信号は、冗長化信号である。冗長化信号とは、冗長化されているセンサから走行制御部10に入力される信号、または、センサから冗長化された信号線により走行制御部10に入力される信号を意味する。
図1および図3に示す車速センサ64は、車輪51の回転速度を検出するセンサであり、各車輪51に備えられ得る。車速センサ64から出力される車速Vを示す車速信号は、車輪速度に比例する電圧値または車輪速度に応じた間隔を示すパルス波であり、車両制御装置100に入力される。車両制御装置100は、車速センサ64から出力される検出信号を用いることによって、車両速度、車両の走行距離等の情報を得ることができる。なお、本実施形態において、車速信号は、冗長化信号である。
図2および図3に示すように、車両制御装置100は、走行制御部10と、走行制御監視部20とを備える。走行制御部10は、電動発電機40が出力するトルクの目標(以下、「目標トルク」と呼ぶ)Ttの大きさを算出し、かかる目標トルクTtの大きさを、電動発電機制御装置41と走行制御監視部20とにそれぞれ送信する。図2に示すように、走行制御部10は、アクセル開度Accを示すアクセル開度信号と、車速Vを示す車速信号と、第1レンジセンサ61から出力される第1検出信号Sr1と、を入力し、これらの信号の値を利用して、目標トルクTtの大きさを算出する。このとき、走行制御部10は、図5に示す目標トルクマップを参照して目標トルクTtの大きさを算出する。目標トルクマップは、アクセル開度と目標トルクとを対応付けたマップであり、車速毎に設けられている。図5において、横軸はアクセル開度を示し、縦軸は目標トルクを示す。目標トルクにおいて、プラス「+」とは、目標トルクの方向が前進方向であることを意味し、マイナス「-」とは、目標トルクの方向が後退方向であることを意味する。図5に示すように、目標トルクの大きさ(絶対値)は、アクセル開度が増加するにしたがって増加する値に設定されている。なお、図5では、車速Vがv1、v2、v3の場合のマップのみを表しているが、他の速度についても適宜マップが用意されている。走行制御部10は、第1レンジセンサ61から出力される第1検出信号Sr1の示すシフトレンジから目標トルクTtの方向を算出する。具体的には、第1レンジセンサ61から出力される第1検出信号Sr1の示すシフトレンジがRの場合、目標トルクTtの方向として、後退する方向(マイナス方向)を算出する。また、指定シフトレンジがDの場合には、目標Ttの方向として、前進する方向(プラス方向)を算出する。次に、走行制御部10は、車速Vから参照すべきマップを特定し、かかるマップにおいて、アクセル開度Accおよび目標トルクの方向(プラス方向またはマイナス方向)に対応する目標トルクの大きさを算出する。なお、走行制御部10により算出される目標トルクの方向は、あくまでも目標トルクTtの大きさを算出するために用いられ、電動発電機制御装置41に通知される目標トルクの方向は、後述するように走行制御監視部20(目標トルク方向決定部21)により算出される。
走行制御監視部20は、目標トルクの方向決定処理と、走行制御部10の監視とを実行する。目標トルクの方向決定処理とは、目標トルクの方向を決定するための処理であり、走行制御監視部20が有する目標トルク方向決定部21により実行される。決定された目標トルクの方向は、電動発電機制御装置41に送信される。目標トルクの方向決定処理の詳細については、後述する。
走行制御部10の監視とは、すなわち、走行制御部10の故障の有無を監視することを意味する。具体的には、走行制御監視部20は、走行制御部10と同様に、アクセル開度Accを示すアクセル開度信号と、車速Vを示す車速信号と、第1レンジセンサ61から出力される第1検出信号Sr1とを入力し、これらの信号の値を利用して目標トルクの大きさを算出する。このとき、走行制御部10と同様に、図5に示す目標トルクマップが参照される。本実施形態では、走行制御監視部20が算出した目標トルクを「目標トルクTtw」と呼ぶ。上述のように、走行制御監視部20には、走行制御部10により算出された目標トルクTtの大きさが走行制御部10から送信される。走行制御監視部20は、自身により算出された目標トルクTtwの大きさと、走行制御部10から受信した目標トルクTtの大きさとを比較して、両者に予め定められた範囲を超える差異がある場合に、故障を示す信号(以下、「故障信号」と呼ぶ)Sfsを、電動発電機制御装置41に送信する。本実施形態において、電動発電機制御装置41は、故障信号Sfsを受信すると、フェールセーフ動作を実行する。本実施形態において、フェールセーフ動作には、電動発電機40の停止が含まれる。
図3に示すように、車両制御装置100は、CPU11と、メモリ12と、入出力インターフェイス13と、内部バス14とを備えるコンピュータとして構成されている。CPU11と、メモリ12と、入出力インターフェイス13とは、内部バス14を介して互いに通信可能に構成されている。メモリ12は、制御プログラムを不揮発的且つ読み出し専用に格納する記憶装置、例えばROMと、CPU11による読み書きが可能な記憶装置、例えばRAMとを含んでいる。CPU11は、メモリ12に記憶されている上述の制御プログラムを読み書き可能な記憶装置に読み出して実行することにより、上述の走行制御部10、走行制御監視部20、および目標トルク方向決定部21として機能する。入出力インターフェイス13には、電動発電機制御装置41、第1レンジセンサ61、第2レンジセンサ62、アクセル開度センサ63、および車速センサ64がそれぞれ信号線を介して電気的に接続されている。
上述の構成を有する本実施形態の車両500では、目標トルクの方向決定処理が実行されることにより、電動発電機制御装置41に対して適切な目標トルクの方向を通知できると共に、2つのレンジセンサ61、62のいずれかに故障が発生しても電動発電機40が停止される事態を抑制できる。
A2.目標トルクの方向決定処理:
車両500の始動ボタンが押下されて車両500が始動すると、車両制御装置100において、図6に示す目標トルクの方向決定処理が実行される。
目標トルク方向決定部21は、第1レンジセンサ61の出力、すなわち、第1検出信号Sr1が正常電圧範囲内であるか否かを判定する(ステップS105)。正常電圧範囲とは、第1レンジセンサ61が故障の無い正常状態において、4つのシフトレンジのうちのいずれかが指定された場合に出力される第1検出信号Sr1の電圧値の範囲を意味する。具体的には、図4に示す電圧V0以上V4以下を意味する。第1レンジセンサ61において断線または短絡が生じている場合、第1レンジセンサ61からの出力信号の電圧は、V0未満の値やV4よりも大きな値となる。
第1検出信号Sr1が正常電圧範囲内でないと判定された場合(ステップS105:NO)、目標トルク方向決定部21は、第2レンジセンサ62の出力、すなわち、第2検出信号Sr2が正常電圧範囲内であるか否かを判定する(ステップS125)。かかる判定は、ステップS105と同様である。第2検出信号Sr2が正常電圧範囲内でないと判定された場合(ステップS125:NO)、目標トルク方向決定部21は、電動発電機制御装置41に、故障信号Sfsを送信する(ステップS135)。ステップS125において、第2検出信号Sr2が正常電圧範囲内でないと判定された場合とは、すなわち、2つのレンジセンサ61、62の両方において断線または故障が発生している場合を意味する。したがって、この場合、故障信号Sfsを電動発電機制御装置41に送信することにより、フェールセーフ動作を行わせるようにしている。
上述のステップS125において、第2検出信号Sr2が正常電圧範囲内であると判定された場合(ステップS125:YES)、目標トルク方向決定部21は、第2レンジセンサ62の検出結果に基づき目標トルクの方向を決定する(ステップS130)。ステップS130において第2検出信号Sr2が正常電圧範囲内であると判定された場合、少なくとも第2レンジセンサ62には断線および短絡が生じていないと認められる。そこで、この場合、第2レンジセンサ62の検出結果に基づき目標トルクの方向を決定するようにしている。例えば、第2レンジセンサ62の示すシフトレンジがDである場合、前進方向(プラス方向)が、目標トルクの方向として決定される。
上述のステップS105において、第1検出信号Sr1が正常電圧範囲内であると判定された場合(ステップS105:YES)、目標トルク方向決定部21は、第2レンジセンサ62の出力、すなわち、第2検出信号Sr2が正常電圧範囲内であるか否かを判定する(ステップS110)。かかる判定は、ステップS125と同じである。第2検出信号Sr2が正常電圧範囲内でないと判定された場合(ステップS110:NO)、目標トルク方向決定部21は、第1レンジセンサ61の検出結果に基づき目標トルクの方向を決定する(ステップS120)。ステップS110において第2検出信号Sr2が正常電圧範囲内でないと判定された場合、少なくとも第1レンジセンサ61には断線および短絡が生じていないと認められる。そこで、この場合、第1レンジセンサ61の検出結果に基づき目標トルクの方向を決定するようにしている。例えば、第1レンジセンサ61の示すシフトレンジがRである場合、後退方向(マイナス方向)が、目標トルクの方向として決定される。
上述のステップS110において、第2検出信号Sr2が正常電圧範囲内であると判定された場合(ステップS110:YES)、つまり、第1レンジセンサ61および第2レンジセンサ62のいずれにおいても、断線および短絡が生じていないと判定された場合、目標トルク方向決定部21は、両方のレンジセンサ61、62の検出結果が一致するか否かを判定する(ステップS115)。両方のレンジセンサ61、62の検出結果が一致すると判定された場合(ステップS115:YES)、上述のステップS120が実行され、第1レンジセンサ61の検出結果に基づき目標トルクの方向が決定される。なお、ステップS120に代えて、第2レンジセンサ62の検出結果に基づき目標トルクの方向が決定されてもよい。
これに対して、両方のレンジセンサ61、62の検出結果は一致しないと判定された場合(ステップS115:NO)、目標トルク方向決定部21は、車速Vに応じた正常センサ判別処理を実行する(ステップS140)。かかる処理は、第1レンジセンサ61と第2レンジセンサ62とのうち、正常である可能性がより高いレンジセンサを特定し、かかるセンサと、車両500の車速Vとに応じて、目標トルクの方向を決定する、或いは、故障信号Sfsを出力する処理である。かかる処理について、図7を用いて具体的に説明する。
図7において、横列(行)は、第1検出信号Sr1の示すシフトレンジ、つまり、第1レンジセンサ61が検出したシフトレンジを示す。また、縦列(列)は、第2検出信号Sr2の示すシフトレンジ、つまり、第2レンジセンサ62が検出したシフトレンジを示す。図7では、2つのレンジセンサ61、62の検出結果(指定シフトレンジ)の組み合わせ毎に、目標トルクの方向がどのように決定されるかがマップ状に表されている。目標トルク方向決定部21は、2つのレンジセンサ61、62の検出結果と、車速Vとに基づき、図7に示すように、目標トルクの方向を決定する。なお、ステップS140が実行される場合、第1レンジセンサ61が検出したシフトレンジと、第2レンジセンサ62が検出したシフトレンジとは互いに異なる。そこで、図7では、ステップS140が実行されない場合、すなわち、第1レンジセンサ61が検出したシフトレンジと、第2レンジセンサ62が検出したシフトレンジとが一致する場合について、便宜上、「正常」と表されている。「正常」とは、第1レンジセンサ61の検出結果(第1検出信号Sr1)に基づき目標トルクの方向が決定されること(上述のステップS120)を意味する。
第1レンジセンサ61の検出結果がPであり、第2レンジセンサ62の検出結果がR、N、およびDのいずれかであり、車速Vが時速10km(キロメートル)よりも高い場合、第2レンジセンサ62の検出結果に基づき、目標トルクの方向が決定される。実際のシフトレンジがPである場合、パーキングロックが実行される、すなわち、駆動用ギアはメカ的に動かないように固定される。このため、車速Vが時速10kmよりも高くなることは生じ得ない。そこで、この場合、第1レンジセンサ61の検出結果(P)が誤りである可能性が高く、かかる誤りのために、2つのレンジセンサの検出結果が互い一致せず、第2レンジセンサ62の検出結果は正しい状況が想定される。したがって、この場合、第2レンジセンサ62の検出結果に基づき、目標トルクの方向を決定するようにしている。なお、第1レンジセンサ61の検出結果に誤りが生じる理由としては、例えば、第1レンジセンサ61の可動部材と抵抗体との接触不良や、電源故障などが想定される。なお、上述の時速10kmは、適宜変更可能である。パーキングロックが実行された場合には、車両500は、前進または後退を行うことができない。したがって、車両500が移動していることを検出可能な任意の車速に変更してもよい。例えば、時速0kmよりも高く時速20km未満の範囲の任意の車速としてもよい。また、例えば、時速0kmよりも高く時速10km以下の範囲の任意の車速としてもよい。
同様な理由で、第2レンジセンサ62の検出結果がPであり、第1レンジセンサ61の検出結果がR、N、およびDのいずれかである場合、且つ、車速Vが時速10kmよりも高い場合、第1レンジセンサ61の検出結果に基づき、目標トルクの方向が決定される。
第1レンジセンサ61の検出結果がRであり、第2レンジセンサ62の検出結果がDであり、車速Vが時速50kmよりも高い場合、第2レンジセンサ62の検出結果に基づき、目標トルクの方向が決定される。実際のシフトレンジがRである場合、車速Vが時速50kmよりも高い値となることは起こり得ない。そこで、この場合、第1レンジセンサ61の検出結果が誤りである可能性が高く、かかる誤りのために、2つのレンジセンサの検出結果が互い一致せず、第2レンジセンサ62の検出結果は正しい状況が想定される。したがって、この場合、第2レンジセンサ62の検出結果に基づき、目標トルクの方向を決定するようにしている。なお、上述の時速50kmは、適宜変更可能である。具体的には、実際のシフトレンジがRである場合に達成不可能な任意の車速に変更してもよい。例えば、時速30km以上時速80km以下の範囲の任意の車速としてもよい。また、例えば、時速40km以上時速60km以下の範囲の任意の車速としてもよい。
同様な理由で、第1レンジセンサ61の検出結果がDであり、第2レンジセンサ62の検出結果がRであり、車速Vが時速50kmよりも高い場合、第1レンジセンサ61の検出結果に基づき、目標トルクの方向が決定される。
第1レンジセンサ61の検出結果がNであり、第2レンジセンサ62の検出結果がRである場合と、第1レンジセンサ61の検出結果がRであり、第2レンジセンサ62の検出結果がNである場合と、第1レンジセンサ61の検出結果がDであり、第2レンジセンサ62の検出結果がNである場合と、第1レンジセンサ61の検出結果がNであり、第2レンジセンサ62の検出結果がDである場合とには、第1レンジセンサ61と第2レンジセンサ62とのうちのいずれが正常であるかを判別することは不可能である。そこで、この場合、目標トルク方向決定部21は、故障信号Sfsを電動発電機制御装置41に送信する。故障信号Sfsを受信した電動発電機制御装置41は、上述のように、フェールセーフ動作を実行する。上述のステップS120、S130、S135、S140の実行後、ステップS105に戻る。
なお、図7において図示は省略されているが、第1レンジセンサ61と第2レンジセンサ62とのうちの一方の検出結果がPであり、他方の検出結果が、R、N、Dのうちのいずれかであり、かつ、車速Vが時速10km未満である場合には、判別不能であるものとして、目標トルク方向決定部21は、故障信号Sfsを電動発電機制御装置41に送信する。同様に、第1レンジセンサ61と第2レンジセンサ62とのうちの一方の検出結果がRであり、他方の検出結果がDであり、かつ、車速Vが時速50km未満である場合には、判別不能であるものとして、目標トルク方向決定部21は、故障信号Sfsを電動発電機制御装置41に送信する。
以上説明した本実施形態の車両制御装置100によれば、第1検出信号Sr1の電圧と、第2検出信号Sr2の電圧とのうちの一方のみが正常電圧範囲内でない場合に、第1検出信号Sr1と第2検出信号Sr2とのうちの正常電圧範囲内である検出信号の電圧に基づき、指定シフトレンジを検出し、該検出された指定シフトレンジを利用して目標トルクの方向を決定するので、第1レンジセンサ61および第2レンジセンサ62から成る二重化されたレンジセンサにおいて故障が発生しても電動発電機40が停止される事態を抑制できる。
また、第1検出信号Sr1の電圧と、第2検出信号Sr2の電圧と、のいずれも正常電圧範囲内であり、かつ、第1レンジセンサ61の検出結果と第2レンジセンサ62の検出結果とが一致しない場合に、車両500に搭載されている車速センサ64の検出結果と、第1レンジセンサ61の検出結果と、第2レンジセンサ62の検出結果とを利用して、目標トルクの方向を決定するので、第1レンジセンサ61および第2レンジセンサ62のいずれかにおいて、断線または短絡とは異なる理由で検出結果が異常になった場合でも、目標トルクの方向として、正しい方向を決定できる。
また、第1レンジセンサ61と第2レンジセンサ62とのうち、いずれか一方の検出結果が駐車を示すPレンジであり、他方の検出結果がPレンジ以外のレンジ(R、N、D)であり、車速センサ64の検出結果が時速10kmよりも大きい場合に、Pレンジ以外のレンジの検出結果を利用して、目標トルクの方向を決定するので、第1レンジセンサ61と第2レンジセンサ62とのうち、検出結果が異常でない可能性が高いレンジセンサの検出結果を利用して目標トルクの方向を決定でき、目標トルクの方向として、正しい方向を決定できる。
また、第1レンジセンサ61と第2レンジセンサ62とのうち、いずれか一方の検出結果が後進を示すRレンジであり、他方の検出結果が前記Rレンジ以外のレンジ(P、N、D)であり、車速センサ64の検出結果が時速50kmよりも大きい場合に、Rレンジ以外のレンジの検出結果を利用して、目標トルクの方向を決定するので、第1レンジセンサ61と第2レンジセンサ62とのうち、検出結果が異常でない可能性が高いレンジセンサの検出結果を利用して目標トルクの方向を決定でき、目標トルクの方向として、正しい方向を決定できる。
また、第1検出信号Sr1の電圧と、第2検出信号Sr2の電圧と、のいずれも正常電圧範囲内でない場合、故障信号Sfsを、電動発電機制御装置41に送信し、また、電動発電機制御装置41は、故障信号を受信すると、電動発電機40の停止を含むフェールセーフ動作を実行するので、誤った目標トルクの方向に基づき電動発電機40が駆動されることを抑制できる。
B.その他の実施形態:
(1)上記実施形態における目標トルクの方向決定処理のステップS115において、両方のレンジセンサ61、62の検出結果が一致しないと判定された場合(ステップS115:NO)、車速に応じた正常センサ判別処理(ステップS140)に代えて、目標トルク方向決定部21は、故障信号Sfsを電動発電機制御装置41に送信してもよい。かかる構成においても、ステップS120およびS130が実行される状況においては、断線および短絡が生じていないレンジセンサの検出結果を利用して目標トルクの方向が決定されるので、本実施形態の車両制御装置100と同様な効果を奏する。
(2)上記実施形態における車速に応じた正常センサ判別処理(ステップS140)において、第1レンジセンサ61の検出結果がPであり、第2レンジセンサ62の検出結果がR、N、およびDのいずれかであり、車速Vが時速10kmよりも高い場合、第2レンジセンサ62の検出結果に基づき、目標トルクの方向が決定されていたが、本開示はこれに限定されない。かかる場合には、故障信号Sfsを電動発電機制御装置41に送信するようにしてもよい。同様に、第2レンジセンサ62の検出結果がPであり、第1レンジセンサ61の検出結果がR、N、およびDのいずれかである場合、且つ、車速Vが時速10kmよりも高い場合には、故障信号Sfsを電動発電機制御装置41に送信するようにしてもよい。
(3)上記実施形態における車速に応じた正常センサ判別処理(ステップS140)において、第1レンジセンサ61の検出結果がRであり、第2レンジセンサ62の検出結果がDであり、車速Vが時速50kmよりも高い場合、第2レンジセンサ62の検出結果に基づき、目標トルクの方向が決定されていたが、本開示はこれに限定されない。かかる場合には、故障信号Sfsを電動発電機制御装置41に送信するようにしてもよい。同様に、第1レンジセンサ61の検出結果がDであり、第2レンジセンサ62の検出結果がRであり、車速Vが時速50kmよりも高い場合には、故障信号Sfsを電動発電機制御装置41に送信するようにしてもよい。
(4)上記実施形態において、第1検出信号Sr1が正常電圧範囲内でなく、且つ、第2検出信号Sr2が正常電圧範囲内でない場合(ステップS125:NO)、目標トルク方向決定部21は、故障信号Sfsを電動発電機制御装置41に送信していたが、本開示はこれに限定されない。例えば、現在のシフトレンジを維持するようにしてもよい。かかる構成においても、一時的な接触不良である場合、しばらく経った後に正常な接触状態に戻り、第1検出信号Sr1および第2検出信号Sr2のうちの少なくとも一方が正常電圧範囲内になる場合も起こり得る。
(5)上記実施形態では、フェールセーフ動作には、電動発電機40の停止が含まれていたが、本開示はこれに限定されない。電動発電機40の停止に代えて、他の任意の処理を実行してもよい。例えば、車両500に搭載された図示しない記憶装置に故障発生をログとして記録してもよい。
(6)上記実施形態において、第1レンジセンサ61および第2レンジセンサ62は、いずれも接点式レンジセンサとして構成されていたが、これらのうちの少なくとも一方は、無接点式レンジセンサにより構成されてもよい。無接点式レンジセンサとしては、例えば、ホール素子を用いた磁気センサを利用したレンジセンサを用いてもよい。かかる構成においても、ホール素子の故障が生じた場合に、電動発電機40が停止される事態を抑制できる。
(7)上記実施形態において、目標トルク方向決定部21は、走行制御監視部20とは独立した機能部として構成されてもよい。
(8)上記実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、走行制御部10、走行制御監視部20、および目標トルク方向決定部21のうちの少なくとも1つの機能部を、集積回路、ディスクリート回路、またはそれらの回路を組み合わせたモジュールにより実現してもよい。また、本開示の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータプログラム)は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD-ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでいる。すなわち、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、データパケットを一時的ではなく固定可能な任意の記録媒体を含む広い意味を有している。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
21 目標トルク方向決定部、40 電動発電機、50 シフトレバー、61 第1レンジセンサ、62 第2レンジセンサ、100 車両制御装置、500 車両

Claims (5)

  1. 電動発電機(40)を駆動源とする車両(500)を制御する車両制御装置(100)であって、
    前記車両が備えるシフトレバー(50)により複数のシフトレンジのうちから指定されたシフトレンジを検出する第1レンジセンサ(61)および第2レンジセンサ(62)による検出結果を利用して、前記電動発電機の目標トルクの方向を決定する目標トルク方向決定部(21)を備え、
    前記目標トルク方向決定部は、
    前記第1レンジセンサの検出結果を示す第1検出信号の電圧が、前記複数のシフトレンジを指定した場合の電圧範囲として予め定められた正常電圧範囲内か否かを判定し、また、前記第2レンジセンサの検出結果を示す第2検出信号の電圧が、前記正常電圧範囲内であるか否かを判定し、
    前記第1検出信号の電圧と、前記第2検出信号の電圧と、のうちの一方のみが前記正常電圧範囲内でない場合に、前記第1検出信号と前記第2検出信号とのうちの前記正常電圧範囲内である検出信号の電圧に基づき、前記指定された指定シフトレンジを検出し、該検出されたシフトレンジを利用して前記目標トルクの方向を決定し、
    前記目標トルク方向決定部は、前記第1レンジセンサと前記第2レンジセンサとのうち、いずれか一方の検出結果が後進を示すRレンジであり、他方の検出結果が前記Rレンジ以外のレンジであり、前記車両に搭載されている車速センサの検出結果が予め定められた第2閾値車速よりも大きい場合に、前記Rレンジ以外のレンジの検出結果を利用して、前記目標トルクの方向を決定する、
    車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置において、
    前記目標トルク方向決定部は、前記第1検出信号の電圧と、前記第2検出信号の電圧と、のいずれも前記正常電圧範囲内であり、かつ、前記第1レンジセンサの検出結果と前記第2レンジセンサの検出結果とが一致しない場合に、前記車両に搭載されている車速センサ(64)の検出結果と、前記第1レンジセンサの検出結果と、前記第2レンジセンサの検出結果と、を利用して、前記目標トルクの方向を決定する、車両制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両制御装置において、
    前記目標トルク方向決定部は、前記第1レンジセンサと前記第2レンジセンサとのうち、いずれか一方の検出結果が駐車を示すPレンジであり、他方の検出結果が前記Pレンジ以外のレンジであり、前記車速センサの検出結果が予め定められた第1閾値車速よりも大きい場合に、前記Pレンジ以外のレンジの検出結果を利用して、前記目標トルクの方向を決定する、
    車両制御装置。
  4. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の車両制御装置において、
    前記目標トルク方向決定部は、前記第1検出信号の電圧と、前記第2検出信号の電圧と、のいずれも前記正常電圧範囲内でない場合、故障を示す故障信号(Sfs)を、前記電動発電機を制御する電動発電機制御装置(41)に送信する、車両制御装置。
  5. 請求項に記載の車両制御装置において、
    前記電動発電機制御装置は、前記故障信号を受信すると、前記電動発電機の停止を含むフェールセーフ動作を実行する、車両制御装置。
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