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JP7158032B2 - 電子メール管理システム、電子メール管理方法及び電子メール管理プログラム - Google Patents

電子メール管理システム、電子メール管理方法及び電子メール管理プログラム Download PDF

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Description

特定の目的に際して新規に生成されるメールアドレスを介した電子メールの送受信を管理する電子メール管理システム、電子メール管理方法及び電子メール管理プログラムに関する。
従来、特定のウェブサイトやキャンペーンに登録する際に、ユーザIDやメールアドレスなどのアカウント情報を入力することが要求されていた。ユーザは、ユーザIDやメールアドレスを手入力する際に、入力間違えやユーザIDの忘失などに注意しなければならず、ユーザにとって大きな手間となる場合が生じていた。このような実状に鑑みて、特許文献1のように、ユーザがメールの送信によってメールアドレスをユーザIDとして登録し、キャンペーンに応募できる技術が知られている。
また、従来、貴重品に取り付けられた紛失防止タグが、貴重品の所有者が携帯する携帯端末と無線通信し、貴重品の紛失に際して所有者の携帯端末に報知する技術が知られている。特許文献2では、携帯端末が、紛失防止タグと無線通信できなくなった際、その旨をSNS(Social Networking Service)に投稿することにより、所有者の家族や友人などに紛失発生を通知する技術が知られている。
特開2007-272912号公報 特開2017-194826号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明においては、メールの送信によるメールアドレスの登録方法について記載はあるものの、ユーザとサービスの運営側がメールのやり取りを行う場合、ユーザの個人情報であるメールアドレスが運営側に知られてしまうリスクが生じていた。また、登録したメールアドレスを用いて、例えばキャンペーンや問い合わせ対応などのサービスを提供する運営側とメールのやり取りを行う方法について開示はない。更に、メール本文に登録したメールアドレスと紐づける情報を記載する場合、記載可能な長さが制限されることや本文の内容が改変或いは脱落するといった問題が生じていた。
また、特許文献2に記載の発明においては、SNSに登録していない第三者が紛失物を発見した場合、第三者が紛失物の所有者に連絡する方法は開示されていない。また、所有物にSNSアカウントやメールアドレスを含む個人情報を記載又は記録しておき、紛失時に第三者から連絡を受け付ける方法は安全上好ましくない。また、SNSを介した紛失物の連絡方法は、意図しない相手に個人情報等が流出するリスクが生じていた。
本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたものであり、特定の目的に際して新規に生成されるメールアドレスを介した電子メールの送受信を管理する電子メール管理システムを提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する為に、本発明は、特定の目的に際して新規に生成されるメールアドレスを介した電子メールの送受信を管理する電子メール管理システムであって、ユーザ端末が取得した固有の識別情報を少なくとも含むケース開始要求を前記ユーザ端末より受信する受信手段と、前記ケース開始要求に基づいて、前記ケース開始要求に一意に対応するケースIDを生成し、記憶部に格納するケース生成手段と、前記ケースIDに基づいて生成されるローカル部を有するケースメールアドレスを前記ユーザ端末に送信する送信手段と、前記ケースメールアドレスを送信先として送信された登録用メールを受信するとともに、前記登録用メールの送信元メールアドレスを取得し、ユーザメールアドレスとして前記ケースIDに対応付けて記憶部に格納する登録手段と、前記登録手段によりケースIDに対応付けられたユーザメールアドレスと、前記固有の識別情報に対応付けて予め登録されている管理者メールアドレスとの間において、前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールを少なくとも他方に送信する送信管理手段と、を備える。
このような構成とすることにより、管理者は、予め電子メール管理システムにメールアドレスを登録し、固有の識別情報を取得したユーザ端末から電子メールによる連絡を受け取ることができる。また、管理者とユーザは、個人のメールアドレスを相互に知られることなく、ケースメールアドレスを介した電子メールによるやり取りを行うことができる。また、ユーザは、ケースメールアドレスに返信することによりユーザメールアドレスを登録することができる為、入力間違えを防止することができる。
本発明の好ましい形態では、前記電子メール管理システムは、タグIDを含むURIを前記固有の識別情報として記憶するタグと、前記管理者メールアドレスの管理者である管理者が操作する管理者端末と、を備え、前記電子メール管理システムは、タグIDと認証コードの組み合わせを認証情報として記憶する記憶手段と、前記管理者端末より送信されたタグID及び認証コードを受信し、前記タグID及び前記認証コードの組み合わせが、前記記憶手段に記憶された認証情報に一致するか否かを認証する認証手段と、を備え、前記受信手段は、前記管理者端末が取得したタグIDと認証コードを前記管理者端末より受信し、前記送信手段は、前記認証手段により認証された場合、前記タグID及び前記認証コードの送信元である管理者端末に対して、登録返信用メールアドレスを送信し、前記登録手段は、前記登録返信用メールアドレスを送信先として送信される登録用メールを受信するとともに、前記登録用メールの送信元メールアドレスを取得し、前記管理者メールアドレスとして前記タグIDに対応付けて記憶部に格納する。
このような構成とすることにより、タグIDの不正な読み取りによる管理者メールアドレスの登録を防止し、管理者は管理者メールアドレスを登録することができる。
本発明の好ましい形態では、前記登録手段は、前記管理者端末を介して、1又は複数の管理者メールアドレスの入力を受け付け、前記タグID又は前記タグの管理者である管理者の管理者IDに対応付けて記憶部に格納し、前記送信管理手段は、前記登録手段によりケースIDに対応付けられたユーザメールアドレスと、前記登録手段により前記タグID又は前記管理者IDに対応付けて登録された前記1又は複数の管理者メールアドレスとの間における、前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールを少なくとも他方に送信する。
このような構成とすることにより、タグの管理者は、複数のタグに対して複数の管理者メールアドレスを一度に登録し、ユーザと電子メールをやり取りすることができる。
本発明の好ましい形態では、前記送信手段は、前記受信手段により所定期間内において同一の固有の識別情報を含むケース開始要求を1又は複数のユーザ端末より受信した場合、同一のケースIDに基づいて生成されるローカル部を有するケースメールアドレスを前記1又は複数のユーザ端末に送信し、前記登録手段は、前記同一のケースIDに対応するケースメールアドレスを送信先として送信される1又は複数の登録用メールを受信するとともに、前記1又は複数の登録用メールの送信元メールアドレスを取得し、1又は複数のユーザメールアドレスとして前記同一のケースIDに対応付けて記憶部に格納する。
このような構成とすることにより、複数のユーザメールアドレスをケースIDに対応付けて登録し、複数のユーザメールアドレスのそれぞれの所有者が、電子メールのやり取りに参加することができる。
本発明の好ましい形態では、前記送信管理手段は、前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールのヘッダ又は本文において、前記ユーザメールアドレス又は前記管理者メールアドレスが含まれる場合、前記ユーザメールアドレス又は前記管理者メールアドレスを削除又はマスクしたうえで前記電子メールを送信する。
このような構成とすることにより、管理者メールアドレスとユーザメールアドレスが他方に漏洩することが防止できる。
本発明の好ましい形態では、所定期間において前記送信管理手段が任意のケースIDに対応するケースメールアドレスを送信先とした電子メールの送信を実行しない場合、前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールの送信を無効にするケース無効手段を備える。
このような構成とすることにより、所定期間の経過により不要とみなされたケースメールアドレスを自動的に無効にすることができる。
本発明の好ましい形態では、前記ケース無効手段は、ユーザ端末又は管理者端末から任意のケースID又はケースメールアドレスについて無効指示を受信した場合、前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールの送信を無効にする。
このような構成とすることにより、管理者又はユーザの任意により不要とみなされたケースメールアドレスを無効にすることができる。
本発明の好ましい形態では、前記受信手段は、問い合わせを特定する問い合わせ識別情報を固有の識別情報として少なくとも含むケース開始要求を前記ユーザ端末より受信する。
このような構成とすることにより、ユーザは問い合わせすることで、ケースメールアドレスに用いた電子メールのやり取りを行うことができる。
本発明の好ましい形態では、前記電子メール管理システムは、前記管理者メールアドレスの管理者である管理者が操作する管理者端末を備え、前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールを一覧に表示処理し、表示処理結果を前記管理者端末に送信する一覧表示手段を備える。
このような構成とすることにより、ユーザは、管理者端末において、電子メールのやり取りの一連の流れを容易に確認することができる。
本発明の好ましい形態では、前記送信管理手段は、問い合わせに関する入力情報又は問い合わせ識別情報の少なくとも何れか一方に基づいて、前記ユーザメールアドレスを送信元とする電子メールの送信先となる前記管理者メールアドレスを決定する。
このような構成とすることにより、問い合わせ内容や問い合わせの送信元に応じて、電子メールの送信先を自動的に決定することができる。
本発明は、特定の目的に際して新規に生成されるメールアドレスを介した電子メールの送受信を管理する電子メール管理方法であって、ユーザ端末が取得した固有の識別情報を少なくとも含むケース開始要求を前記ユーザ端末より受信するステップと、前記ケース開始要求に基づいて、前記ケース開始要求に一意に対応するケースIDを生成し、記憶部に格納するステップと、前記ケースIDに基づいて生成されるローカル部を有するケースメールアドレスを前記ユーザ端末に送信するステップと、前記ケースメールアドレスを送信先として送信された登録用メールを受信するとともに、前記登録用メールの送信元メールアドレスを取得し、ユーザメールアドレスとして前記ケースIDに対応付けて記憶部に格納するステップと、前記登録手段によりケースIDに対応付けられたユーザメールアドレスと、前記固有の識別情報に対応付けて予め登録されている管理者メールアドレスとの間において、前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールを少なくとも他方に送信するステップと、をコンピュータが実行する。
本発明は、特定の目的に際して新規に生成されるメールアドレスを介した電子メールの送受信を管理する電子メール管理プログラムであって、コンピュータを、ユーザ端末が取得した固有の識別情報を少なくとも含むケース開始要求を前記ユーザ端末より受信する受信手段と、前記ケース開始要求に基づいて、前記ケース開始要求に一意に対応するケースIDを生成し、記憶部に格納するケース生成手段と、前記ケースIDに基づいて生成されるローカル部を有するケースメールアドレスを前記ユーザ端末に送信する送信手段と、前記ケースメールアドレスを送信先として送信された登録用メールを受信するとともに、前記登録用メールの送信元メールアドレスを取得し、ユーザメールアドレスとして前記ケースIDに対応付けて記憶部に格納する登録手段と、前記登録手段によりケースIDに対応付けられたユーザメールアドレスと、前記固有の識別情報に対応付けて予め登録されている管理者メールアドレスとの間において、前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールを少なくとも他方に送信する送信管理手段と、として機能させる。
本発明によれば、特定の目的に際して新規に生成されるメールアドレスを介した電子メールの送受信を管理する電子メール管理システムを提供することができる。
本発明の実施形態1に係る電子メール管理システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る管理者端末、ユーザ端末及び、管理装置のハードウェア構成図である。 本発明の実施形態1に係る管理者の登録する処理に関するフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る登録画面の画面表示例を示す。 本発明の実施形態1に係る登録情報のデータ構造と、登録情報の管理画面の画面表示例を示す。 本発明の実施形態1に係るケースを生成する処理に関するフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る通報画面の画面表示例である。 本発明の実施形態2に係る電子メール管理システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係るケースを生成する処理に関するフローチャートである。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に関する電子メール管理システムについて説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではなく、様々な構成を採用することもできる。
本実施形態では、ユーザ端末、管理装置及び、タグを含む電子メール管理システムの構成、動作等について説明するが、同様の構成の方法、コンピュータプログラム、記録媒体等も、同様の作用効果を奏することができる。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータに当該プログラムをインストールすることができる。ここで、当該プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD-ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
<実施形態1>
以下、図1~図7を参照しながら本発明の実施形態1について説明を加える。図1は、実施形態1における電子メール管理システムの構成を示す。図1において、電子メール管理システムは、電子メール管理システム1として具体化されている。実施形態1では、タグ5は被保護者Uに携帯させる迷子札として用いられる例について説明するが、タグ5は、貴重品等に取り付ける遺失防止タグ等として用いられることを排除しない。
図1において、電子メール管理システム1は、被保護者Uの保護者が所持する管理者端末2、管理者端末2とユーザ端末4における電子メールの送受信を管理する管理装置3、迷子など行方不明になった被保護者Uの発見者又は通報者が所持するユーザ端末4、タグ5及び、通信ネットワークNWを備える。管理装置3は、管理者端末2及びユーザ端末4と通信ネットワークNWを介して接続される。通信ネットワークNWは、インターネットなどのIP(Internet Protocol)網や専用回線などとから構成される。なお、以下の説明では、不明確にならない限り通信ネットワークNWの介在を省略する。また、図1において、タグ5は1つのみ示すが、複数存在してもよい。
実施形態1において、管理者端末2及びユーザ端末4は、1又は複数のタグ5と無線通信又は近距離無線通信を行う。実施形態1において、タグ5は、パッシブ型のRFID(Radio Frequency Identification)を搭載する。タグ5は、管理者端末2又はユーザ端末4からの電磁波を受け、動作電力を得ることにより記録された情報を信号として発信する。管理者端末2又はユーザ端末4は、信号を受信することにより、タグ5に記録された情報を読み取る。なお、近距離無線通信規格として、FeliCa(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、zigbee(登録商標)や、独自のプロトコル等、任意の無線通信規格が採用されてよい。なお、タグ5は、RFIDの代わりにQRコード(登録商標)のような二次元コードを搭載してもよい。
図2(a)に例示するように、管理者端末2及びユーザ端末4は、データ通信機能を有し、ハードウェア及び、機能の構成要素を含んでいる。すなわち、管理者端末2及びユーザ端末4は、ハードウェア構成要素として、演算装置(CPU(Central Processing Unit))21と、作業用メモリとしての主記憶装置(RAM(Random Access Memory))22とを備える。また、管理者端末2及びユーザ端末4は、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム、及び各種情報(データを含む)を書換え可能に格納するHDDやSSD、フラッシュメモリ等の補助記憶装置25と、通信制御部23と、NIC(Network Interface Card)などの通信インタフェース(IF)部24と、表示制御部26と、表示部27と、情報入力・指定部28などとを、更に備える。また、タグ5を最初に読み取る管理者端末2及びユーザ端末4は、更にNFC(Near Field Communication)部を備える。管理者端末2及びユーザ端末4は、データ通信機能を有する構成であれば、コンピュータ端末(パーソナルコンピュータ、タブレット端末及びスマートフォン端末を含む)の少なくとも1つを含む単独構成または複合構成をそれぞれ採り得る。
管理者端末2及びユーザ端末4において、後述する機能構成要素を論理的に実現するには、補助記憶装置25にメーラープログラムや、ブラウザ制御プログラムなどをアプリケーションプログラムとしてインストールしておく。そして、管理者端末2及びユーザ端末4においては、電源投入または端末管理者による指示を契機に、演算装置(CPU)21がこの処理プログラムを主記憶装置(RAM)22に展開して実行する。
図2(b)に示すように、管理装置3は、データ通信機能を有し、ハードウェア及び機能の構成要素を含んでいる。すなわち、管理装置3は、ハードウェア構成要素として、演算装置(CPU)31と、主記憶装置(RAM)32と、通信制御部33と、通信IF部34と、補助記憶装置35などを、備える。管理装置3は、後に詳述する機能構成要素として、記憶手段301、受信手段302、認証手段303、送信手段304、登録手段305、ケース生成手段306、送信管理手段307、ケース無効手段308、一覧表示手段309及び、データベースDBを備える。
管理装置3において上記の機能構成要素(301-309)を論理的に実現するには、補助記憶装置35に電子メール管理プログラムや、端末制御プログラムなどをアプリケーションプログラムとしてインストールしておく。そして、管理装置3においては、電源投入またはサーバ管理者による指示を契機に、演算装置(CPU)31がこの処理プログラムを主記憶装置(RAM)32に展開して実行する。
図3は、実施形態1において、保護者が管理者端末2を用いて管理者メールアドレスを管理装置3に登録する流れを説明するフローチャートである。
実施形態1において、管理装置3の記憶手段301は、一つのタグ5において固有の識別情報であるタグIDを含むURI(Uniform Resource Identifier)及び、タグIDに対して一意に発行される認証コードを認証情報として予めデータベースDBに記憶する。電子メール管理システム1は、タグIDに加えて認証コードを用いた認証を行うことにより、タグIDの不正な読み取りによるメールアドレスの登録を防止する。
実施形態1において、タグ5が搭載するRFIDは、固有の識別情報であるタグIDを含むURL(Uniform Resource Locator)を、各タグ5に記憶する。S101において、タグ5のRFIDは、管理者端末2のNFC部より発せられる電磁波を受信すると、記憶されているタグIDを含むURLを信号として発信する。管理者端末2のNFC部は、信号を受信し、信号に含まれるURLを表示部27に表示させる。管理者端末2は、ブラウザ制御アプリケーションを用いて信号に含まれるURLに対してアクセス要求を送信する。
S102において、管理者端末2は、アクセス要求に対する応答を受信し、表示部27に図4(a)に例示する登録画面W1を表示させる。登録画面W1は、ログイン選択部W11、登録内容入力部W12、登録申込ボタンW13を備える。ログイン選択部W11は、新規のメールアドレスの登録か、既に登録されているアカウントにメールアドレスを追加で登録するかの選択を受け付ける。なお、以降の説明では特段の記述がない限り新規メールアドレスの登録を例に説明する。登録内容入力部W12は、認証コード、保護者メモ(あなたのメモ)、被保護者メモ、タグ識別メモ、利用言語等の登録情報をテキスト入力により受け付ける。S103において、管理者端末2は、登録申込ボタンW13の押下に応じて、登録内容入力部W12において保護者により入力された登録情報を管理装置3に対して送信する。このとき、管理者端末2は、登録情報に加えて、少なくともタグIDを管理装置3に対して同時に送信する。なお、管理者端末2は、上記の登録情報及びタグIDに加えて更に、管理者端末2の内部データを付帯情報として管理装置3に送信してもよい。内部データは、例えばチャットのログ情報やアプリケーションバージョン情報などの管理者端末2が保持する1又は複数の固有情報である。
S104において、管理装置3の受信手段302は、管理者端末2より送信されたタグID及び、認証コードを含む登録情報を受信する。更に、続くS105において、認証手段303は、受信手段302によって受信したタグID及び認証コードの組み合わせが、記憶手段301によってデータベースDBに格納された認証情報に一致するか否かを認証する。認証手段303は、S105において認証できた場合、登録手段305は、受信手段302により受信した登録情報をタグIDに対応付けてデータベースDBに格納する。認証手段303は、S105において、認証できなかった場合、認証コードの再入力の通知を管理者端末2に送信し、例えばS102の処理からやり直す。
S105において、認証手段303がタグID及び認証コードの組み合わせを認証できた場合、続くS106において、管理装置3は、少なくともタグIDに基づいて、管理者端末2が管理装置3に送信する登録用メールの送信先メールアドレスである登録返信用メールアドレスのローカル部を生成する。また、管理装置3は、管理装置3のホスト名に基づいて登録返信用メールアドレスのドメインを生成する。このとき、管理装置3は、タグIDをキーとして設定し、タグID、登録情報、内部データを用いてハッシュ値(mail_hash)を算出することにより、ローカル部を生成する。なお、ハッシュ値は、メールアドレスとして扱える方式に変換(例えば、Base32Encode等)したうえで、ローカル部に組み込まれる。S107において、管理装置3の送信手段304は、生成されたローカル部を備えた登録返信用メールアドレス(mail_hash@example.com)をタグID及び登録情報の送信元である管理者端末2に対して送信する。
S108において、管理者端末2は、登録返信用メールアドレスを受信する。続くS109において、管理者端末2は、登録返信用メールアドレスを送信先として、登録用メールを管理装置3に送信する。
S110において、管理装置3は、登録用メールを管理者端末2より受信する。また、管理装置3は、受信した登録用メールに含まれる管理者端末2の内部データを取得し、S104において受信した管理者端末2の内部データと照合することにより、同一の管理者端末2のユーザからのアクセスであることを認証してもよい。S111において、管理装置3の登録手段305は、登録用メールの送信元メールアドレス、即ち、管理者端末2を所有する保護者のメールアドレスを取得し、管理者メールアドレスとしてS104において受信したタグID又は保護者IDに対応付けてデータベースDBに格納する。
図5(a)は、実施形態1における登録手段305によって登録情報としてデータベースDBに登録されたタグ登録情報、被保護者情報、保護マップ、保護者情報、アドレス情報のデータ構造の対応関係を示す。登録手段305は、タグ登録情報、被保護者情報、保護マップ、保護者情報、アドレス情報を、それぞれ登録画面W1において入力された登録情報に基づいてデータベースDBに格納する。保護者メモ、被保護者メモ、タグ識別メモは、それぞれ保護者ID、被保護者ID、タグ識別IDに対応し、保護者メモと被保護者メモは、それぞれのメモの登録に応じて新たにIDが付与される。タグIDは、被保護者ID、保護者ID、管理者メールアドレスの順で対応付けられた対応関係を参照することにより、登録手段305によって登録された管理者メールアドレスを特定することができる。
図5(b)~図5(d)は、S111において、登録手段305が管理者メールアドレスをタグID又は保護者IDに対応付けて登録後、管理者端末2が再び同一のタグ5の読み取り、URLにアクセスした際に表示部27に表示される管理画面の画面表示例を示す。管理画面は、URLにアクセス後、管理者端末2において登録済みの管理者メールアドレスやタグIDに対応する認証コードの入力を受け付け、認証することによって表示されてもよい。
タグ登録情報管理画面W2は、タグ登録情報表示部W21、保護者メモ表示部W22を備える。タグ登録情報表示部W21は、タグ登録情報に基づいて、タグ識別メモ(タグID)、被保護者メモ(被保護者ID)及び、タグ5の読み取り可能回数等の任意の利用回数及び有効期限を表示する。また、登録手段305は、タグ登録情報表示部W21を介してタグ識別メモや被保護者メモの入力を受け付け、タグ登録情報としてデータベースDBに格納してもよい。保護者メモ表示部W22は、被保護者ID又はタグIDと対応関係にある保護者IDに応じた保護者メモを表示する。
被保護者情報管理画面W3は、被保護者情報表示部W31、タグ識別情報表示部W32、保護者情報表示部W33を備える。被保護者情報表示部W31は、被保護者情報に基づいて被保護者メモ、被保護者の利用言語及びメールアドレスなどを表示する。また、登録手段305は、被保護者情報表示部W31を介して被保護者情報の入力を受け付け、データベースDBに格納してもよい。タグ識別情報表示部W32は、被保護者IDと対応する1又は複数のタグ登録情報のタグ識別メモを表示する。保護者情報表示部W33は、被保護者IDと対応する1又は複数の保護者情報に基づいて保護者メモ、保護者メールアドレス(管理者メールアドレス)を表示する。また、登録手段305は、保護者情報表示部W33を介して、S111において登録された管理者メールアドレスに加えて、更に1又は複数のメールアドレスの入力を受け付け、タグID又は保護者IDに対応付けてアドレス情報の管理者メールアドレスとしてデータベースDBに格納する。また、登録手段305は、追加で登録された管理者メールアドレスと対応する保護者メモを保護者情報としてデータベースDBに格納する。
保護者情報管理画面W4は、保護者情報表示部W41、保護マップ表示部W42を備える。保護者情報表示部W41は、保護者情報に基づいて、保護者メモ、保護者の利用言語及びメールアドレスなどを表示する。また、登録手段305は、保護者情報表示部W41を介して被保護者情報の入力を受け付けてもよい。保護マップ表示部W42は、保護マップに基づいて、保護者メモ(保護者ID)と被保護者メモ(被保護者ID)の対応関係を表示する。
また、S102においてログイン選択部W11が、メールアドレスの追加登録の選択を受け付けた場合、管理装置3は、管理者端末2を介して登録済みの管理者メールアドレスやタグIDに対応する認証コードの入力を受け付け、登録済みの保護者IDを特定する。その後、登録手段305は、登録内容入力部W12に入力された保護者メモ、被保護者メモ、タグ識別メモを含む登録情報に基づいて、登録済みの保護者ID(保護者メモ)に対して更に1又は複数の被保護者ID又はタグIDを対応付けて登録を受け付ける。更に、登録手段305は、登録済みの被保護者ID(被保護者メモ)に対して1又は複数のタグIDを対応付けて登録を受け付け可能である。これにより、送信管理手段307は、複数のタグに係る電子メールのやり取りを任意の1又は複数の管理者メールアドレスに対して行うことができる。
図6は、実施形態1において、タグ5を所持する被保護者Uの発見者又は通報者の操作するユーザ端末4と、被保護者Uの保護者の操作する管理者端末2の間で電子メールの送受信を行う際の管理装置3における処理に関するフローチャートを示す。
はじめに、S201において、ユーザ端末4は、登録手段305により予め管理者メールアドレスと対応付けられたタグIDを有するタグ5をS101と同様の処理により読み取る。ユーザ端末4のNFC部は、タグIDを含むURLを取得し、ユーザ端末4は、取得したURLに対してアクセス要求を送信する。
S202において、ユーザ端末4は、アクセス要求に対する返信を受信し、表示部27に図7に例示する通報画面W5を表示させる。通報画面W5は、情報表示部W51、位置情報表示部W52、タイムスタンプ表示部W53、通報ボタンW54を備える。情報表示部W51は、登録手段305が管理者端末2を介して入力を受け付け、保護者によって表示の許可を受け付けた情報を表示する。保護者によって表示の許可を受け付けた情報は、例えば、利用言語、メールアドレス、電話番号、最寄りの交番名などが含まれてもよい。位置情報表示部W52は、ユーザ端末4が取得したURLにアクセス要求を送信すると同時に、ユーザ端末4が備えるGPS通信部により取得したユーザ端末4の位置情報を緯度と経度により表示する。タイムスタンプ表示部W53は、ユーザ端末4が取得したURLにアクセス要求を送信した日時情報を日付及び時刻により表示する。S203において、ユーザ端末4は、通報ボタンW54の押下により、上記の保護者によって表示の許可を受け付けた情報、位置情報、日時情報及び、URLより取得したタグIDを固有の識別情報として含む情報をケース開始要求として管理装置3に送信する。
S204において、受信手段302は、ユーザ端末4より送信されたタグIDを固有の識別情報として含むケース開始要求を受信する。また、送信管理手段307は、受信したケース開始要求に含まれる少なくとも位置情報、日時情報、タグID又はタグに紐づけられるメモ(タグ識別メモ、被保護者メモ)に基づいて発見第一報メールを作成し、S111においてタグIDに対応付けて登録された管理者メールアドレスに対して自動送信する。S205において、管理装置3は、受信手段302により所定期間内において同一のタグIDを含むケース開始要求を1又は複数のユーザ端末4より受信していないか判定する。所定期間内において同一のタグIDを受信していないと判定した場合(S205においてNO)、ケース生成手段306は、ケース開始要求に含まれる少なくともタグIDに基づいて、ケース開始要求に一意に対応する新規のケースIDを生成し、データベースDBに格納する(S206)。実施形態1において、ケースIDはハッシュ値であり、例えばケース生成手段306はケース開始要求に含まれるタグIDをキーとして定め、ケース開始要求に含まれる情報(位置情報など)にハッシュ関数を用いることによりハッシュ値を算出し、新規のケースIDを生成する。新規に生成されたケースIDは、活性状態のステータスを付与される。ケース生成手段306は、ケースIDに一意に対応するメールアドレスであるケースメールアドレスのローカル部としてケースIDを組み込み、管理装置3のホスト名に基づいてケースメールアドレスのドメインを生成する。なお、ケース生成手段306は、データベースDBに予め格納されたドメインを用いてケースメールアドレスのドメインを生成してもよい。S207において、送信手段304は、ケースIDに基づいて生成されるローカル部を有するケースメールアドレス(case_hash@example.com)をユーザ端末4に送信する。
管理装置3が所定期間内において同一のタグIDを1又は複数のユーザ端末4より受信したと判定した場合(S205においてYES)、S207において、送信手段304は、同一のタグIDに基づいて生成されたケースIDをローカル部としたケースメールアドレスを1又は複数のユーザ端末4に送信する。上記のS205における判定は、ケースIDの活性状態又は非活性状態のステータスに応じて行われる。管理装置3は、新規に生成されたケースIDに活性状態のステータスを付与し、ケースの生成から予め設定された所定期間を経過すると、非活性状態のステータスを自動的に付与する。なお、管理装置3は、活性状態のタグIDと、そのタグIDが活性状態となった日時を対応付けて活性タグIDテーブルを作成してもよい。管理装置3は、所定期間の経過によって、活性タグIDテーブルから活性状態のタグIDに係るデータを削除し、活性タグIDテーブルから削除されたタグIDを非活性状態として判定する。
S208において、ユーザ端末4は、管理装置3より送信されたケースメールアドレスを受信する。続くS209において、ユーザ端末4は、ケースメールアドレスを送信先として、ユーザ登録用メールを管理装置3に送信する。
S210において、受信手段302は、ユーザ登録用メールをユーザ端末4より受信する。S211において、登録手段305は、ケースメールアドレスを送信先として送信されたユーザ登録用メールの送信元メールアドレス、即ち、ユーザ端末4を所有する通報者のメールアドレスを取得し、ユーザメールアドレスとしてS206において生成したケースIDに対応付けてデータベースDBに格納する。なお、登録手段305は、ケースIDが活性状態の場合、当該ケースIDに対応するケースメールアドレスを送信先として送信された複数のユーザ登録用メールの送信元メールアドレスを取得し、それらすべてをユーザメールアドレスとして当該ケースIDに対応付けてデータベースDBに格納する。
S212において、送信管理手段307は、登録手段305によりケースIDに対応付けられたユーザメールアドレスと、S111において登録手段305によりタグID又は保護者IDに対応付けて予め登録されている管理者メールアドレスとの間において、管理者メールアドレス又はユーザメールアドレスを送信元とし、ケースメールアドレスを送信先とした電子メールを少なくとも他方に送信する。つまり、送信管理手段307は、管理者メールアドレスを送信元として送信された電子メールをユーザメールアドレスに対して転送し、ユーザメールアドレスを送信元として送信された電子メールを管理者メールアドレスに対して転送する。これによって、送信管理手段307は、保護者と通報者のメールアドレスをお互いに知られることなく電子メールを送受信できる。なお、送信管理手段307は、管理者メールアドレスが複数登録されており、管理者メールアドレスを送信元として送信された電子メールを送信元となった管理者メールアドレス以外の管理者メールアドレスに対して転送してもよい。
送信管理手段307は、ケースメールアドレスを送信先とした電子メールのヘッダ又は本文において、ユーザメールアドレス又は管理者メールアドレスが含まれる場合、ユーザメールアドレス又は管理者メールアドレスを削除又はマスクしたうえで電子メールを管理者メールアドレス又はユーザメールアドレスに対して送信する。削除又はマスクされるメールアドレスは、ケースIDに対応付けてデータベースDBに格納されるユーザメールアドレス及び、タグID又は保護者IDに対応付けてデータベースDBに格納される管理者メールアドレスによって判定される。
ケース無効手段308は、予め設定された所定期間において送信管理手段307が任意のケースIDに対応するケースメールアドレスを送信先とした電子メールの送信を実行しない場合、その任意のケースメールアドレスを送信先とした電子メールの他方への送信を無効にする。実施形態1では、ケース無効手段308は、所定期間(例えば、3か月間)において使用されないケースメールアドレスを判定し、ケースメールアドレス、ケースID及び、ケースIDに対応付けられたユーザメールアドレスをデータベースDBから消去することにより、送信管理手段307による電子メールの送信を無効にする。
また、ケース無効手段308は、ユーザ端末4又は管理者端末2から任意のケースID又はケースメールアドレスについて無効指示を受信した場合、その無効指示の対象となったケースメールアドレスを送信先とした電子メールの他方への送信を無効にする。実施形態1における一例を示すと、管理者端末2は、タグ5の読み取りにより取得されるURLにアクセスし、図示しない管理画面を表示部27に表示させる。管理者端末2は、管理画面を介して、保護者が不要と判断したケースメールアドレスの入力を受け付け、そのケースメールアドレスを管理装置3に送信する。管理装置3は、そのケースメールアドレスを受信し、ケース無効手段308は、ケースメールアドレス及び、対応するケースID、並びにケースIDに対応付けられたユーザメールアドレス等をデータベースDBより消去する。
<実施形態2>
次いで、本発明の実施形態2に係る電子メール管理システムについて、図8及び図9を参照しながら説明を加える。実施形態2では、ユーザ端末4を所持する問い合わせ者が、電子メール管理システム1を利用して、管理者端末2を所持する運営者に問い合わせを行う例について説明する。なお、同実施形態において、先の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。
図8は、実施形態2における電子メール管理システム1の構成を示す。実施形態2において、電子メール管理システム1は、問い合わせの受け入れ先である運営者が所持する管理者端末2、管理者端末2とユーザ端末4における電子メールの送受信を管理する管理装置3、問い合わせ者が所持するユーザ端末4、最初に問い合わせを受け入れる運営者サーバ6及び、通信ネットワークNWを備える。管理装置3は、管理者端末2、ユーザ端末4及び、運営者サーバ6と通信ネットワークNWを介して接続される。なお、図8において、運営者サーバ6は一つのみ記載しているが、複数存在してよい。
図9は、実施形態2に係る電子メール管理システムの処理フローチャートを示す。運営者サーバ6は、企業等のホームページやサービス運営に関する問い合わせ用ホームページなどを表示させるためのウェブサーバであって、ユーザ端末4からのアクセス要求に応じてホームページをユーザ端末4に表示させる。実施形態2において、運営者サーバ6が提供するホームページは、当該ホームページを特定することのできる固有の識別情報を備える。固有の識別情報は、URLやページID等のページに一意の情報である。登録手段305は、予め1又は複数の管理者メールアドレスを上記の固有の識別情報に対応付けてデータベースDBに格納しておく。ユーザ端末4は、固有の識別情報を備えるホームページに設けられた問い合わせ用リンクにアクセスする(S301)。このとき、S302において、ユーザ端末4は、固有の識別情報及びウェブセッション情報を少なくとも取得し、更にS303において、それらの情報を含むケース開始要求を管理装置3に送信する。ウェブセッション情報は、ユーザ端末4がアクセスしたウェブページの遷移履歴などを記録するCookieやセッションID等の情報であり、固有の識別情報と同様に問い合わせを特定する識別情報(問い合わせ識別情報)であれば特に制限はない。問い合わせ識別情報は、運営者サーバ6やウェブサーバにおいて記録され、ユーザ端末4からの指示に応じて、運営者サーバ6やウェブサーバを介して管理装置3に送信されてもよい。ケース開始要求には、送信時刻を示すタイムスタンプが付与されてもよい。なお、運営者サーバ6は、ユーザ端末4にアプリケーションの機能を提供する構成であって、ユーザ端末4は、当該アプリケーションにおいて行った問い合わせアクション(問い合わせボタンの押下、端末のシェイク動作など)に応じて、問い合わせ用リンクにアクセスし(S301)、アプリの内部情報を取得し(S302)、アプリの内部情報を問い合わせ識別情報として含むケース開始要求を管理装置3に送信(S303)してもよい。また、ユーザ端末4は、S302において、問い合わせ内容の入力を受け付け、S303において、その入力情報をケース開始要求に付与して送信してもよい。
S304において、受信手段302は、ユーザ端末4より問い合わせ識別情報を含むケース開始要求をユーザ端末4より受信する。S305において、ケース生成手段306は、ケース開始要求に含まれる少なくとも問い合わせ識別情報に基づいて、ケース開始要求に一意に対応する新規のケースIDを生成し、データベースDBに格納する。実施形態2において、ケース生成手段306は、ケース開始要求に含まれる問い合わせ識別情報とウェブセッション情報等を用いてケースIDとなるハッシュ値を算出し、メールアドレスのローカル部に組み込み、また管理装置3のホスト名に基づいてドメインを生成する。S306において、送信手段304は、ケースIDに基づいて生成されるローカル部を有するケースメールアドレスをユーザ端末4に送信する。なお、S304~S306の処理は、管理装置3と協働させた運営者サーバ6により実行させる構成であってもよく、運営者サーバ6が、S305において管理装置3のホスト名に基づいて上記メールアドレスのドメインを生成し、ケースメールアドレスとすることにより、ケースメールアドレスを送信先として送信される電子メールを管理装置3において受信させることができる。
S307において、ユーザ端末4は、管理装置3より送信されたケースメールアドレスを受信する。続くS308において、ユーザ端末4は、ケースメールアドレスを送信先として、問い合わせに関する内容を本文に含むユーザ登録用メールを管理装置3に送信する。
S309において、受信手段302は、ユーザ登録用メールをユーザ端末4より受信する。S310において、登録手段305は、ユーザ登録用メールの送信元メールアドレスである問い合わせ者のメールアドレスを取得し、ユーザメールアドレスとしてS305において生成したケースIDに対応付けてデータベースDBに格納する。
S311において、送信管理手段307は、電子メールの本文に含まれる問い合わせに関する内容又は、S304において受信手段302において受信したケース開始要求に含まれる問い合わせ識別情報又は、ウェブセッション情報の少なくとも何れか一つに基づいて、ユーザメールアドレスを送信元とする電子メールの送信先となる管理者メールアドレスを決定する。送信管理手段307は、複数の管理者メールアドレスが登録されている場合、問い合わせに関する内容に含まれる特定のキーワードに応じて、送信先となる管理者メールアドレスを決定する。特定のキーワードは、例えば記憶手段301又は登録手段305によって、予めデータベースDBに記憶させておく。これによって、問い合わせの担当部署毎に自動的に電子メールが振り分けられる。
S312において、送信管理手段307は、登録手段305によりケースIDに対応付けられたユーザメールアドレスと、登録手段305により問い合わせ識別情報に対応付けて予め登録されている管理者メールアドレスとの間において、管理者メールアドレス又はユーザメールアドレスを送信元とし、ケースメールアドレスを送信先とした電子メールを少なくとも他方に送信する。
一覧表示手段309は、同一のケースメールアドレスを送信先とした電子メールの少なくとも本文を時系列順に一覧に表示処理し、表示処理結果をケースメールアドレスに対応付けて登録された管理者端末2に対して送信する。管理者端末2は、受信した表示処理結果に基づいて、同一のケースメールアドレスに係る電子メールの内容を表示部27に一覧に表示させる。ケースメールアドレスは一問い合わせに一意に生成されるため、運営者は問い合わせ毎にその内容を管理することができる。
1 電子メール管理システム
2 管理者端末
21 演算装置(CPU)
22 主記憶装置(RAM)
23 通信制御部
24 通信IF部
25 補助記憶装置
26 表示制御部
27 表示部
28 情報入力・指定部
3 管理装置
31 演算装置(CPU)
32 主記憶装置(RAM)
33 通信制御部
34 通信IF部
35 補助記憶装置
301 記憶手段
302 受信手段
303 認証手段
304 送信手段
305 登録手段
306 ケース生成手段
307 送信管理手段
308 ケース無効手段
309 一覧表示手段
DB データベース
4 ユーザ端末
5 タグ
6 運営者サーバ
NW 通信ネットワーク

Claims (12)

  1. 特定の目的に際して新規に生成されるメールアドレスを介した電子メールの送受信を管理する電子メール管理システムであって、
    ユーザ端末が取得した固有の識別情報を少なくとも含むケース開始要求を前記ユーザ端末より受信する受信手段と、
    前記ケース開始要求に基づいて、前記ケース開始要求に一意に対応するケースIDを生成し、記憶部に格納するケース生成手段と、
    前記ケースIDに基づいて生成されるローカル部を有するケースメールアドレスを前記ユーザ端末に送信する送信手段と、
    前記ケースメールアドレスを送信先として送信された登録用メールを受信するとともに、前記登録用メールの送信元メールアドレスを取得し、ユーザメールアドレスとして前記ケースIDに対応付けて記憶部に格納する登録手段と、
    前記登録手段によりケースIDに対応付けられたユーザメールアドレスと、前記固有の識別情報に対応付けて予め登録されている管理者メールアドレスとの間において、前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールを少なくとも他方に送信する送信管理手段と、を備える電子メール管理システム。
  2. 前記電子メール管理システムは、タグIDを含むURIを前記固有の識別情報として記憶するタグと、前記管理者メールアドレスの管理者である管理者が操作する管理者端末と、を備え、
    前記電子メール管理システムは、タグIDと認証コードの組み合わせを認証情報として記憶する記憶手段と、
    前記管理者端末より送信されたタグID及び認証コードを受信し、前記タグID及び前記認証コードの組み合わせが、前記記憶手段に記憶された認証情報に一致するか否かを認証する認証手段と、を備え、
    前記受信手段は、前記管理者端末が取得したタグIDと認証コードを前記管理者端末より受信し、
    前記送信手段は、前記認証手段により認証された場合、前記タグID及び前記認証コードの送信元である管理者端末に対して、登録返信用メールアドレスを送信し、
    前記登録手段は、前記登録返信用メールアドレスを送信先として送信される登録用メールを受信するとともに、前記登録用メールの送信元メールアドレスを取得し、前記管理者メールアドレスとして前記タグIDに対応付けて記憶部に格納する請求項1に記載の電子メール管理システム。
  3. 前記登録手段は、前記管理者端末を介して、1又は複数の管理者メールアドレスの入力を受け付け、前記タグID又は前記タグの管理者である管理者の管理者IDに対応付けて記憶部に格納し、
    前記送信管理手段は、前記登録手段によりケースIDに対応付けられたユーザメールアドレスと、前記登録手段により前記タグID又は前記管理者IDに対応付けて登録された前記1又は複数の管理者メールアドレスとの間における、前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールを少なくとも他方に送信する請求項2に記載の電子メール管理システム。
  4. 前記送信手段は、前記受信手段により所定期間内において同一の固有の識別情報を含むケース開始要求を1又は複数のユーザ端末より受信した場合、同一のケースIDに基づいて生成されるローカル部を有するケースメールアドレスを前記1又は複数のユーザ端末に送信し、
    前記登録手段は、前記同一のケースIDに対応するケースメールアドレスを送信先として送信される1又は複数の登録用メールを受信するとともに、前記1又は複数の登録用メールの送信元メールアドレスを取得し、1又は複数のユーザメールアドレスとして前記同一のケースIDに対応付けて記憶部に格納する請求項1~請求項3の何れかに記載の電子メール管理システム。
  5. 前記送信管理手段は、前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールのヘッダ又は本文において、前記ユーザメールアドレス又は前記管理者メールアドレスが含まれる場合、前記ユーザメールアドレス又は前記管理者メールアドレスを削除又はマスクしたうえで前記電子メールを送信する請求項1~請求項4の何れかに記載の電子メール管理システム。
  6. 所定期間において前記送信管理手段が任意のケースIDに対応するケースメールアドレスを送信先とした電子メールの送信を実行しない場合、前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールの送信を無効にするケース無効手段を備える請求項1~請求項5の何れかに記載の電子メール管理システム。
  7. 前記ケース無効手段は、ユーザ端末又は管理者端末から任意のケースID又はケースメールアドレスについて無効指示を受信した場合、前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールの送信を無効にする請求項6に記載の電子メール管理システム。
  8. 前記受信手段は、問い合わせを特定する問い合わせ識別情報を固有の識別情報として少なくとも含むケース開始要求を前記ユーザ端末より受信する請求項1に記載の電子メール管理システム。
  9. 前記電子メール管理システムは、前記管理者メールアドレスの管理者である管理者が操作する管理者端末を備え、
    前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールを一覧に表示処理し、表示処理結果を前記管理者端末に送信する一覧表示手段を備える請求項8に記載の電子メール管理システム。
  10. 前記送信管理手段は、問い合わせに関する入力情報又は問い合わせ識別情報の少なくとも何れか一方に基づいて、前記ユーザメールアドレスを送信元とする電子メールの送信先となる前記管理者メールアドレスを決定する請求項8又は請求項9に記載の電子メール管理システム。
  11. 特定の目的に際して新規に生成されるメールアドレスを介した電子メールの送受信を管理する電子メール管理方法であって、
    ユーザ端末が取得した固有の識別情報を少なくとも含むケース開始要求を前記ユーザ端末より受信するステップと、
    前記ケース開始要求に基づいて、前記ケース開始要求に一意に対応するケースIDを生成し、記憶部に格納するステップと、
    前記ケースIDに基づいて生成されるローカル部を有するケースメールアドレスを前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記ケースメールアドレスを送信先として送信された登録用メールを受信するとともに、前記登録用メールの送信元メールアドレスを取得し、ユーザメールアドレスとして前記ケースIDに対応付けて記憶部に格納する登録ステップと、
    前記登録ステップによりケースIDに対応付けられたユーザメールアドレスと、前記固有の識別情報に対応付けて予め登録されている管理者メールアドレスとの間において、前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールを少なくとも他方に送信するステップと、をコンピュータが実行する電子メール管理方法。
  12. 特定の目的に際して新規に生成されるメールアドレスを介した電子メールの送受信を管理する電子メール管理プログラムであって、
    コンピュータを、ユーザ端末が取得した固有の識別情報を少なくとも含むケース開始要求を前記ユーザ端末より受信する受信手段と、
    前記ケース開始要求に基づいて、前記ケース開始要求に一意に対応するケースIDを生成し、記憶部に格納するケース生成手段と、
    前記ケースIDに基づいて生成されるローカル部を有するケースメールアドレスを前記ユーザ端末に送信する送信手段と、
    前記ケースメールアドレスを送信先として送信された登録用メールを受信するとともに、前記登録用メールの送信元メールアドレスを取得し、ユーザメールアドレスとして前記ケースIDに対応付けて記憶部に格納する登録手段と、
    前記登録手段によりケースIDに対応付けられたユーザメールアドレスと、前記固有の識別情報に対応付けて予め登録されている管理者メールアドレスとの間において、前記ケースメールアドレスを送信先とした電子メールを少なくとも他方に送信する送信管理手段と、として機能させる電子メール管理プログラム。

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