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JP7145485B2 - 刺繍機の刺繍枠駆動装置 - Google Patents

刺繍機の刺繍枠駆動装置 Download PDF

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JP7145485B2 JP2018133157A JP2018133157A JP7145485B2 JP 7145485 B2 JP7145485 B2 JP 7145485B2 JP 2018133157 A JP2018133157 A JP 2018133157A JP 2018133157 A JP2018133157 A JP 2018133157A JP 7145485 B2 JP7145485 B2 JP 7145485B2
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Description

本発明は、刺繍機の刺繍枠駆動装置に関する。
刺繍機またはミシンにおいて、被縫製物を支持する縫製枠または刺繍枠を前後左右方向に駆動するために様々な刺繍枠駆動装置が開発されており、こうした刺繍枠駆動装置には、コグドベルトを用いたもの(特許文献1)や、ラックギアと、該ラックギアと係合するピニオンギヤとを用いたもの(特許文献2)や、ボールねじを用いたもの(特許文献3)や、リニアモータを用いたもの(特許文献4)がある。
特開2001-000768号公報 特開2008-173440号公報 特開2005-065960号公報 特開2004-024877号公報
コグドベルトを用いた駆動装置は、高速駆動が可能であるが、コグドベルト自体が弾性体の為に、負荷や熱によりベルトが伸縮し位置ずれが発生する問題がある。また、コグドベルトと歯付きプーリーは、すべり接触により歯が係合するので、摩耗によるバックラッシが発生し位置ずれの原因となる問題がある。
ラックギアとピニオンギアとを用いた駆動装置では、ラックギア、ピニオンギアともに実質的に剛体であるので、負荷や熱による伸縮が小さく位置ずれを起こしにくいが、バックラッシの発生が不可避であり、位置ずれを生じたり騒音も大きくなる問題がある。
ボールねじを用いた駆動装置は、ボールナット、ねじ軸ともに実質的に剛体であるので、負荷や熱による伸縮が小さく位置ずれを起こしにくく、また真円球による転がり接触によるかみ合わせの為、バックラッシの問題を生じないが、ネジ軸を回転させて駆動させるため、ネジ軸の慣性が問題となり、高速で駆動するために出力の大きなサーボモータが必要となる問題がある。
更に、リニアモータによる駆動装置では、刺繍枠をリニアモータで直接駆動させることで、高速かつ高精度に駆動できるが、非常に高価である問題がある。また磁界、塵埃、油など周囲環境の外的影響を受けやすく、制御が難しくなる模台がある。更に、減速機構を組み込めないので、大きな推力を得るためには駆動装置が大型化する問題がある。
本発明は、こうした従来技術の問題を解決することを技術課題としており、バックラッシがなく、一層高精度な位置決めと高速かつ軽快な駆動が可能な刺繍機の刺繍枠駆動装置を提供することを目的としている。
上述の目的を達成ために、本発明によれば、刺繍機の静止部に対して該刺繍機の前後左右方向に刺繍枠を駆動する刺繍枠駆動装置において、トロコイド歯形を有し刺繍機の左右方向に延びる第1のカムラックと、第1のカムラックに係合する回転自在な複数のローラを備えた第1のローラピニオンと、第1のローラピニオンを回転駆動する第1のモータと、トロコイド歯形を有し刺繍機の前後方向に延びる第2のカムラックと、第2のカムラックに係合する回転自在な複数のローラを備えた第2のローラピニオンと、第2のローラピニオンを駆動する第2のモータと、第2のカムラックに沿って刺繍機の前後方向に移動可能に設けられたスライダとを具備し、
第1のカムラックがスライダに対して左右方向に移動可能にスライダに取り付けられ、第1のカムラックに被縫製物を支持する刺繍枠を取り付けられている刺繍枠駆動装置が提供される。
本発明によれば、刺繍枠を前後左右方向に駆動する刺繍枠駆動装置にトロコイド歯形を有した第1と第2のカムラックと、第1と第2のカムラックに係合する第1と第2のローラピニオンを用いたので、ノンバックラッシで高精度な位置決めと高速かつ軽快な駆動性能が可能となる。
本発明の好ましい実施形態による刺繍枠駆動装置の斜視図である。 図1の刺繍枠駆動装置のX軸駆動部の斜視図である。 ローラピニオンの斜視図である。 ローラピニオンで用いるローラの側面図である。 ローラの別の例を示す側面図である。 図4のローラとカムラックの歯との相対的な位置関係を示す略図である。 図5のローラとカムラックの歯との相対的な位置関係を示す略図である。 ローラピニオンの位置決め機構の一例を示す斜視図である。 図8の位置決め機構の作用を説明するための略図である。 図8の位置決め機構の作用を説明するための略図である。 図8の位置決め機構における位置決め方法を説明するためYスライダと共に示す斜視図である。 図11とは反対側から見た斜視図である。 ローラピニオンの位置決め機構の別の例を示す斜視図である。 Yスライダと共に示す図13の位置決め機構の斜視図である。 ローラピニオンとカムラックとの間のバックラッシを除去するためのバックラッシ除去機構の一例を示す斜視図である。 バックラッシ除去機構の他の例を示す斜視図である。 ローラピニオンのローラとカムラックの歯との間に形成されるバックラッシを説明するための略図である。 バックラッシ除去機構の作用を説明するための略図である。 刺繍枠駆動装置の別の例を示す斜視図である。 刺繍枠駆動装置の更に他の例を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1、2を参照すると、本発明の好ましい実施形態による刺繍枠駆動装置100は、刺繍機(図示せず)の静止した本体部分(図示せず)に固定されるフレーム102と、X軸駆動部200と、Y軸駆動部300とを具備している。
X軸駆動部200は、刺繍機の左右方向またはX軸方向に延設されたYスライダ202を有している。Yスライダ202は、鉛直に配置される立壁202aと、該立壁202aの下端部から水平方向に突出する底壁202bとを有して、X軸に垂直な断面(Y-Z平面)で見たときに概ねL形を呈する部材である。立壁202aには、第1のモータとして、出力軸206a(図9、10参照)を有したX軸サーボモータ206が取り付けられている。X軸サーボモータ206は、その出力軸206aが、Y軸方向に水平に配向され、かつ、立壁202aを貫通して反対側の側面から突出するように立壁202aの背面に取り付けられる。出力軸206aの先端には、第1のローラピニオンとして、ローラピニオン210が取り付けられている。X軸サーボモータ206は、また、NC装置のような刺繍機の制御装置(図示せず)に接続されており、プログラムによって制御されることは言うまでもない。
底壁202bには、X軸方向に延びるX軸ガイド201が固定されている。底壁202bには、刺繍枠(図示せず)を取り付ける枠連結板10が、X軸ガイド201に沿って往復動可能に取り付けられている。より詳細には、枠連結板10の底面にX軸ガイド201に沿って摺動するガイドシュー(図示せず)が取り付けられており、これによって、枠連結板10がX軸方向に往復動可能に底壁202bに取り付けられる。
枠連結板10には、第1のカムラックとしてX軸方向に延びるカムラック204が固定されている。カムラック204は、ローラピニオン210に係合するトロコイド歯形を有している。ローラピニオン210は、平行に配置された一対の支持板212、214と、該支持板212、214の間に中心軸線Opに平行に延設された複数のローラ218と、支持板212、214の一方から中心軸線Opに沿って外側に延びる連結部216とを有している。
ローラ218は、支持板212、214の間で、中心軸線Opを中心とする円周上に等間隔に配置される。ローラ218は、各々の両端部において支持板212、214に回転可能に取り付けられている。X軸サーボモータ206の出力軸206aの先端部が連結部216に結合される。ローラピニオン210をX軸サーボモータ206に取り付けると、ローラピニオン210の中心軸線OpがX軸サーボモータ206の中心軸線Omに一致する。
Y軸駆動部300は、第2のモータとして、X軸駆動部200をY軸方向に往復駆動するY軸サーボモータ304を有している。Y軸サーボモータ304は、Yスライダ202の立壁202aの背面に固定されたブラケット302に取り付けられる。Y軸サーボモータ304をブラケット302に取り付けると、その出力軸(図示せず)がZ軸方向に配向される。第2のローラピニオンとして、Y軸サーボモータ304の出力軸の先端にローラピニオン306が取り付けられている。ローラピニオン306は、X軸駆動部200のローラピニオン210と実質的に同様に構成されている。Y軸サーボモータ304は、また、NC装置のような刺繍機の制御装置(図示せず)に接続されており、プログラムによって制御されることは言うまでもない。
フレーム102には、また、第2のカムラックとしてY軸方向に延びるカムラック308が固定されている。カムラック308は、ローラピニオン306に係合するトロコイド歯形を有している。フレーム102には、更に、Y軸方向に延びる一対のY軸ガイド318、320が固定されている。Yスライダ202の両端部には、ブラケット310、312が取り付けられており、該ブラケット310、312に、Y軸ガイド318、320を摺動するガイドシュー314、316が取り付けられている。こうして、Yスライダ202が、フレーム102に対してY軸方向に往復動可能に取り付けられる。
こうして、Y軸サーボモータ304を駆動することによって、その出力軸の回転方向に従い、Yスライダ202が、フレーム102に対してY軸方向または前後左右方向に駆動される。同様に、X軸サーボモータ206を駆動することによって、その出力軸206aの回転方向に従い、枠連結板10がYスライダ202に対してX軸方向または左右方向に駆動される。これによって、枠連結板10に取り付けられた刺繍枠が、フレーム102に対して前後左右方向に駆動される。
本実施形態では、枠連結板10をX軸、Y軸方向に駆動する刺繍枠駆動装置100の駆動力伝達機構にトロコイド歯形を有したカムラック204、308とローラピニオン210、306を用いたので、ノンバックラッシで高精度な位置決めと高速かつ軽快な駆動性能が可能となる。但し、こうした効果を得るためには、カムラック204、308とローラピニオン210、306、特にそのローラ218との間の相対的な位置決めが重要になる。
図3~7を参照すると、ローラピニオン210のローラ218は、通常は図4に示すような円柱形状に形成される。この場合、図6に示すように、ローラ218の中心軸線Orがカムラック204の軸線Oc(カムラック204のトロコイド歯形の表面に平行な方向)に対して傾斜していると、図6に示すように、ローラ218とカムラック204の歯形との接触点Pcはローラ218の両端部の近傍に配置される。そのため、騒音が発生したり、カムラック204のX軸方向の位置決め誤差が大きくなったり、或いは、カムラック204とローラピニオン210との間の円滑な動作を妨げられたりする。
そこで、例えば、図5に示すように、ローラの中心軸線Or沿いにローラの中央部分がが半径方向外方へ漸次的に膨出した回転体形状のローラ218aを用いることができる。このように、ローラ218aは、少なくとも部分に例えば楕円、二次曲線、双曲線、その他中心軸線Or沿いにローラの中央部分で半径が大きくなる曲線を中心軸線Orを中心として回転させた側面を有するように形成することができる。これにより取付誤差により中心軸線Orと軸線Ocとの間に角度ずれが発生しても、ローラ218とカムラック204の歯形との接触点Pcはローラ218の中央部の近傍に配置される。上述の問題が低減または防止される。
なお、上述の説明では、ローラピニオン210およびカムラック204について説明したが、ローラピニオン306とカムラック308についても同様である。
また、カムラック204に対するローラピニオン210の位置決めに際しては、特に、Z軸方向のローラピニオン210の位置決めが問題となることがある。ローラピニオン210がカムラック204に対してZ軸方向に十分に接近していないと、図17において参照符号Gで示すような間隙またはバックラッシが形成されてしまう。反対にローラピニオン210をカムラック204に対して強い力で付勢または押圧してしまうと、ローラピニオン210とカムラック204とが円滑に動作しなくなってしまう。これを防止するために、後述するローラピニオン210の位置決め機構を備えることができる。
図8~図11を参照すると、ローラピニオン210の位置決め機構の一例が示されている。本例では、X軸サーボモータ206は取付板208を介してYスライダ202の立壁202aに取り付けられる。取付板208の4つの隅部にはスロット208aが形成されている。取付板208は、スロット208aに固定ねじ220を挿通して、該固定ねじ220を立壁202aに形成したねじ穴(図示せず)に螺合する、或いは、立壁202aに形成した貫通穴(図示せず)に更に挿通し、反対側からナット(図示せず)に螺合することによって、立壁202aに固定することができる。
4つのスロット208aは、取付板208の中心Osを中心とする円周上に配置され、かつ、該円周に沿って湾曲するように形成されている。これにより、取付板208は、スロット208aと固定ねじ220とにより案内され、中心Os周りに回転することができる(図9、10参照)。取付板208を回転することによって、X軸サーボモータ206の出力軸206aはZ軸方向に距離δだけ移動する。
Yスライダ202の立壁202aへのX軸サーボモータ206の取り付けに際して、例えば、図11、12に示すように、圧縮ばねに作用するを備えた測定器222を用いて、中心Os周りの取付板208の回転位置を決定するようにできる。測定器222は、内部に圧縮ばねが配置されており、測定端子222aに軸方向に作用する力Fを測定することでき、その測定値によって、ローラピニオン210とカムラック204との間に作用する押圧力が一定となるように、取付板208の適切な回転位置を決定するようにできる。
なお、上述の説明では、ローラピニオン210およびカムラック204について説明したが、ローラピニオン306とカムラック308についても同様である。
次に、図13、14を参照すると、ローラピニオン210の位置決め機構の他の例が示されている。本例では、ローラピニオン210をX軸サーボモータ206と共にZ軸方向に直線的に移動させて、位置決めするようになっている。図13、14において、X軸サーボモータ206は、取付ねじ238によって取付板232に取り付けられる。取付板232は、取付板232をZ軸方向にのみ移動可能に保持するガイドブロック234を介してYスライダ202の立壁202aに取り付けられる。ガイドブロック234は、取付ねじ236によってYスライダ202の立壁202aに取り付けられる。
ガイドブロック234の頂部にはボールプランジャ240が配設されている。ボールプランジャ240は、周知のように、ガイドブロック234に形成された内ねじ(図示せず)と係合する外ねじ(図示せず)が形成された中空の本体と、該本体内に配設された押圧ばね(図示せず)と、該押圧ばねによってボールプランジャ240の軸方向に押圧され、一部がボールプランジャ240の本体の先端部から突出するボールまたはピンを備えている。ボールプランジャ240の外ねじをガイドブロック234の内ねじに螺合させ、ボールプランジャ240のぼーるまたはピンを取付板232の頂部に当接させることによって、取付板232をZ軸方向に付勢することができる。これにより、ローラピニオン210をカムラック204に対して一定の押圧力で付勢または予圧することができる。これにより、ローラピニオン210は、カムラックの歯面が摩耗しても、ボールプランジャ240のバネ力でカムラック204の歯面に常時付勢され、バックラッシが除去される。
なお、上述の説明では、ローラピニオン210およびカムラック204について説明したが、ローラピニオン306とカムラック308についても同様である。
更に、図15、16を参照すると、ローラピニオン210とカムラック204との間のバックラッシ除去機構が図示されている。図15において、カムラック204は、固定カムラック226と、可動カムラック224とを備えている。固定カムラック226は、固定ねじ232によって枠連結板10に対して移動しないように固定される。可動カムラック224は、固定カムラック226に対して移動可能に取り付けられる。可動カムラック224は、X軸方向に延びるスロット224aを有しており、該スロット224aに取付ねじ228bが挿通される。取付ねじ228bは、固定カムラック226に形成された内ねじ(図示せず)に螺合する。これによって、可動カムラック224は、固定カムラック226に沿ってX軸方向に移動可能に固定カムラック226に取り付けられる。
また、カムラック204はコイルばね232を有している。可動カムラック224は、図18に示すように、コイルばね232によりX軸方向に付勢され、バックラッシが除去される。或いは、図16に示すように、バックラッシが除去される位置で、可動カムラック224を固定ねじ230によって固定してもよい。
なお、上述の説明では、ローラピニオン210およびカムラック204について説明したが、ローラピニオン306とカムラック308についても同様である。
既述の実施形態では、Y軸駆動部300は、1つのY軸サーボモータ304によって、X軸駆動部200を片側で駆動するようになっているが、図19に示すように、同様の駆動装置330をX軸方向の反対側に更に配設して、Yスライダ202の両側で、X軸駆動部200をY軸方向に駆動するようにしてもよい。
駆動装置330は、X軸駆動部200をY軸方向に往復駆動する第2のY軸サーボモータ304aを有している。第2のY軸サーボモータ304aは、Yスライダ202の立壁202aの背面に固定されたブラケット302aに取り付けられる。第2のY軸サーボモータ304aをブラケット302aに取り付けると、その出力軸(図示せず)がZ軸方向に配向される。第2のY軸サーボモータ304aの出力軸の先端にローラピニオン306aが取り付けられている。ローラピニオン306aは、X軸駆動部200のローラピニオン210と実質的に同様に構成されている。第2のY軸サーボモータ304aは、また、NC装置のような刺繍機の制御装置(図示せず)に接続されており、プログラムによってY軸サーボモータ304と同期して制御されることは言うまでもない。フレーム102には、また、Y軸方向に延びるカムラック308aが固定されている。カムラック308aは、ローラピニオン306aに係合するトロコイド歯形を有している。
更に、図20に示すように、1つのY軸サーボモータ304によって、Yスライダ202の両側でX軸駆動部200をY軸方向に駆動するようにしてもよい。図20のY軸駆動部350では、Y軸サーボモータ304の出力軸(図示せず)はギアボックス352の入力部(図示せず)に結合されている。ギアボックス352は、X軸方向に延設された出力軸354を有しており、該出力軸354の両端部にローラピニオン356、368が取り付けられている。ローラピニオン356、358は、カムラック360、362に夫々係合する。カムラック360、362は、Z軸方向に上側にトロコイド歯形が形成されている。
10 枠連結板
100 刺繍枠駆動装置
102 フレーム
200 X軸駆動部
201 軸ガイド
202 スライダ
202a 立壁
202b 底壁
204 カムラック
206 X軸サーボモータ
206a 出力軸
208 取付板
208a スロット
210 ローラピニオン
212 支持板
214 支持板
216 連結部
218 ローラ
218a ローラ
222 測定器
222a 測定端子
224 可動カムラック
224a スロット
226 固定カムラック
232 取付板
234 ガイドブロック
240 ボールプランジャ
300 Y軸駆動部
302 ブラケット
302a ブラケット
304 Y軸サーボモータ
304a 第2のY軸サーボモータ
306 ローラピニオン
306a ローラピニオン
308 カムラック
308a カムラック
310 ブラケット
312 ブラケット
314 ガイドシュー
316 ガイドシュー
318 Y軸ガイド
320 Y軸ガイド
330 駆動装置
350 軸駆動部
352 ギアボックス
354 出力軸
356 ローラピニオン
358 ローラピニオン
360 カムラック
362 カムラック
368 ローラピニオン

Claims (4)

  1. 刺繍機の静止部に対して該刺繍機の前後左右方向に刺繍枠を駆動する刺繍枠駆動装置において、
    トロコイド歯形を有し刺繍機の左右方向に延びる第1のカムラックと、
    第1のカムラックに係合する回転自在な複数のローラを備えた第1のローラピニオンと、
    第1のローラピニオンを回転駆動する第1のモータと、
    トロコイド歯形を有し刺繍機の前後方向に延びる第2のカムラックと、
    第2のカムラックに係合する回転自在な複数のローラを備えた第2のローラピニオンと、
    第2のローラピニオンを駆動する第2のモータと、
    第2のカムラックに沿って刺繍機の前後方向に移動可能に設けられたスライダとを具備し、
    第1のカムラックがスライダに対して左右方向に移動可能にスライダに取り付けられ、第1のカムラックに被縫製物を支持する刺繍枠取り付けられており、
    第1と第2のカムラックに対して第1と第2のローラピニオンを左右方向および前後方向の双方に垂直な方向に直線的に移動させることによって、第1と第2のカムラックに対する第1と第2のローラピニオンの各々の相対位置を変化させる位置決め装置を更に具備する刺繍枠駆動装置。
  2. 第1と第2のローラピニオンは、中央部が半径方向外方へ膨出した回転体よりなるローラを備えている請求項1に記載の刺繍枠駆動装置。
  3. 第1と第2のカムラックは、固定カムラックと、固定カムラックに沿って移動可能に設けられた可動カムラックとを備える請求項1または2に記載の刺繍枠駆動装置。
  4. スライダの両端部で該スライダを前後方向に駆動するようにした請求項1または2に記載の刺繍枠駆動装置。
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