JP7035906B2 - ルーフリインフォースメント及び樹脂中空骨格部材の製造方法 - Google Patents
ルーフリインフォースメント及び樹脂中空骨格部材の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7035906B2 JP7035906B2 JP2018160425A JP2018160425A JP7035906B2 JP 7035906 B2 JP7035906 B2 JP 7035906B2 JP 2018160425 A JP2018160425 A JP 2018160425A JP 2018160425 A JP2018160425 A JP 2018160425A JP 7035906 B2 JP7035906 B2 JP 7035906B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- vehicle
- hollow
- continuous fiber
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
請求項2に記載の本発明に係るルーフリインフォースメントの製造方法は、請求項1に記載のルーフリインフォースメントの製造方法において、前記第2工程では、前記複数の中空部材の下側に配置される前記連続繊維シート材の厚さは、当該複数の中空部材の上側に配置される前記連続繊維シート材よりも厚い連続繊維シート材が用いられている。
請求項3に記載の本発明に係る樹脂中空骨格部材の製造方法は、一方の型と他方の型とを含んで構成された金型で形成されたキャビティ部内に、繊維材がランダムに配向されたランダム繊維材を含んで形成されると共に中空部が設けられた樹脂製の複数の中空部材を配置する第1工程と、前記キャビティ部内に配置された前記複数の中空部材の外側において、当該複数の中空部材を跨ぐように、当該複数の中空部材の長手方向に沿って連続して繊維材が配向された連続繊維材がシート状に形成された連続繊維シート材を配置する第2工程と、前記金型が閉じた状態で前記複数の中空部材の各中空部内へ流体を送給することで、前記複数の中空部材及び前記連続繊維シート材を前記キャビティ部の形状に沿って変形させ、かつ一体化させて樹脂中空骨格部材を形成する第3工程と、を有している。
まず、車両の構成について説明する。
以下、本実施の形態に係るルーフR/F60の構成について説明する。
まず、本実施の形態に係るルーフR/F60の製造方法について説明する。なお、説明の便宜上、フランジ部84、86の図示は省略する。
以上の本実施形態では、樹脂で形成され中空部を有する樹脂中空骨格部材として、ルーフR/F60を例に挙げて説明したが、樹脂中空骨格部材は、ルーフR/F60に限るものではない。例えば、図1に示すフロントサイドメンバ16、リヤサイドメンバ52、フロアクロスメンバ30、フロントピラー40、ルーフサイドレール34、ロッカ28及びバンパR/F20等に適用可能とされる。
図4(B)に示されるように、ルーフR/F60では、車両幅方向(長手方向)に沿って高さ方向(幅方向)の寸法が略一定となっているが、これに限るものではない。本実施形態では、図6(B)、図7(B)に示されるように、内圧成形により、パイプ材118、120、122の中空部118A、120A、122A内を外側へ向かって押し広げ、当該パイプ材118、120、122を金型114のキャビティ部116の形状に沿って変形させる。このため、外形において特に限定されるものではなく、樹脂中空骨格部材において、長手方向に沿って幅方向の寸法が変わるように設定されてもよい。
図9(A)には、フロントサイドメンバ16を車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面図が示されている。この図に示されるように、フロントサイドメンバ16は、車両幅方向の外側に位置する外壁部132と、車両幅方向の外側に位置する内壁部134と、車両上方側に位置する上壁部136と、車両下方側に位置する下壁部138と、を含んで構成されている。
図9(B)には、ロッカ28を車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面図が示されている。この図に示されるように、ロッカ28は、ランダム繊維部材61を含んで形成されており、図9(A)に示すフロントサイドメンバ16と同様に、外壁部154と、内壁部156と、上壁部158と、下壁部160と、を含んで構成されている。
図10(A)には、フロアクロスメンバ30を車両上下方向かつ車両前後方向に沿って切断したときの断面図が示されている。この図に示されるように、フロアクロスメンバ30は、ランダム繊維部材61を含んで形成されており、車両前方側に位置する前壁部172と、車両後方側に位置する後壁部174と、車両上方側に位置する上壁部176と、車両下方側に位置する下壁部178と、を含んで構成されている。
図10(B)には、フロントピラー40を車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面図が示されている。この図に示されるように、フロントピラー40は、ランダム繊維部材61を含んで形成されており、車両幅方向の外側に位置する外壁部190と、車両幅方向の外側に位置する内壁部192と、車両上方側に位置する上壁部194と、車両下方側に位置する下壁部196と、を含んで構成されている。
図1に示すバンパR/F20は、左右一対のフロントサイドメンバ16間では、車両幅方向に沿って延在されており、当該フロントサイドメンバ16の車両幅方向の外側では、車両幅方向の外側へ向かうにつれて後方側へ向かって傾斜している。
16 フロントサイドメンバ(樹脂中空骨格部材)
20 バンパリインフォースメント(樹脂中空骨格部材)
28 ロッカ(樹脂中空骨格部材)
30 フロアクロスメンバ(樹脂中空骨格部材)
34 ルーフサイドレール(樹脂中空骨格部材)
40 フロントピラー(樹脂中空骨格部材)
52 リヤサイドメンバ(樹脂中空骨格部材)
60 ルーフリインフォースメント(ルーフR/F、樹脂中空骨格部材)
61 ランダム繊維部材
106 連続繊維シート材
108 連続繊維シート材
110 上型(一方の型)
112 下型(他方の型)
114 金型
116 キャビティ部
118 パイプ材(中空部材)
118A 中空部
120 パイプ材(中空部材)
120A 中空部
122 パイプ材(中空部材)
122A 中空部
124 ルーフR/F本体(樹脂中空骨格部材)
126 樹脂中空骨格部材
146 連続繊維シート材
148 連続繊維シート材
150 連続繊維シート材
152 連続繊維シート材
168 連続繊維シート材
170 連続繊維シート材
186 連続繊維シート材
188 連続繊維シート材
202 連続繊維シート材
204 連続繊維シート材
Claims (3)
- 一方の型と他方の型とを含んで構成された金型で形成されたキャビティ部内に、繊維材がランダムに配向されたランダム繊維材を含んで形成されると共に中空部が設けられた樹脂製の複数の中空部材を配置する第1工程と、
前記キャビティ部内に配置される前記複数の中空部材の外側に、当該複数の中空部材の長手方向に沿って連続して繊維材が配向された連続繊維材がシート状に形成された連続繊維シート材を配置する第2工程と、
前記金型が閉じた状態で前記複数の中空部材の各中空部内へ流体を送給することで、前記複数の中空部材及び前記連続繊維シート材を前記キャビティ部の形状に沿って変形させ、かつ一体化させてルーフリインフォースメントを形成する第3工程と、
を有するルーフリインフォースメントの製造方法。 - 前記第2工程において、前記複数の中空部材の下側に配置される前記連続繊維シート材の厚さは、当該複数の中空部材の上側に配置される前記連続繊維シート材よりも厚い連続繊維シート材が用いられている請求項1に記載のルーフリインフォースメントの製造方法。
- 一方の型と他方の型とを含んで構成された金型で形成されたキャビティ部内に、繊維材がランダムに配向されたランダム繊維材を含んで形成されると共に中空部が設けられた樹脂製の複数の中空部材を配置する第1工程と、
前記キャビティ部内に配置された前記複数の中空部材の外側において、当該複数の中空部材を跨ぐように、当該複数の中空部材の長手方向に沿って連続して繊維材が配向された連続繊維材がシート状に形成された連続繊維シート材を配置する第2工程と、
前記金型が閉じた状態で前記複数の中空部材の各中空部内へ流体を送給することで、前記複数の中空部材及び前記連続繊維シート材を前記キャビティ部の形状に沿って変形させ、かつ一体化させて樹脂中空骨格部材を形成する第3工程と、
を有する樹脂中空骨格部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018160425A JP7035906B2 (ja) | 2018-08-29 | 2018-08-29 | ルーフリインフォースメント及び樹脂中空骨格部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018160425A JP7035906B2 (ja) | 2018-08-29 | 2018-08-29 | ルーフリインフォースメント及び樹脂中空骨格部材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020032601A JP2020032601A (ja) | 2020-03-05 |
JP7035906B2 true JP7035906B2 (ja) | 2022-03-15 |
Family
ID=69666609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018160425A Active JP7035906B2 (ja) | 2018-08-29 | 2018-08-29 | ルーフリインフォースメント及び樹脂中空骨格部材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7035906B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7363704B2 (ja) | 2020-07-28 | 2023-10-18 | トヨタ自動車株式会社 | 車両における骨格部材の補強構造 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000000880A (ja) | 1998-04-17 | 2000-01-07 | Nok Corp | ブロ―成形装置およびその成形方法 |
JP2008246675A (ja) | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Toho Tenax Co Ltd | Frp中空成形品の内圧成形法 |
JP2015193341A (ja) | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 東レ株式会社 | 車体構造 |
JP2016519623A (ja) | 2013-03-29 | 2016-07-07 | プラスチック・オムニウム・アドヴァンスド・イノベーション・アンド・リサーチ | 燃料タンク又は注入管を製造する方法、及びハイブリッド車におけるそれらの使用 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51150577A (en) * | 1975-06-19 | 1976-12-24 | Showa Yuka Kk | Method of producing hollow molded article |
JPH0365322A (ja) * | 1989-08-03 | 1991-03-20 | Mazda Motor Corp | フレーム部材のブロー成形方法 |
JPH04187418A (ja) * | 1990-11-21 | 1992-07-06 | Suzuki Motor Corp | ブロー成形法 |
-
2018
- 2018-08-29 JP JP2018160425A patent/JP7035906B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000000880A (ja) | 1998-04-17 | 2000-01-07 | Nok Corp | ブロ―成形装置およびその成形方法 |
JP2008246675A (ja) | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Toho Tenax Co Ltd | Frp中空成形品の内圧成形法 |
JP2016519623A (ja) | 2013-03-29 | 2016-07-07 | プラスチック・オムニウム・アドヴァンスド・イノベーション・アンド・リサーチ | 燃料タンク又は注入管を製造する方法、及びハイブリッド車におけるそれらの使用 |
JP2015193341A (ja) | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 東レ株式会社 | 車体構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020032601A (ja) | 2020-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106696875B (zh) | 用于车辆的复合材料保险杠梁和复合材料溃缩盒的连接与加固 | |
US9487168B2 (en) | Automobile bumper beam | |
WO2013094515A1 (ja) | 自動車用繊維強化樹脂部材および自動車用繊維強化樹脂部材の製造方法 | |
CN108081926B (zh) | 车门加强梁 | |
US20080048462A1 (en) | Thermoplastic composite bumper system | |
US10118578B2 (en) | Bumper beam for automobile, method for manufacturing bumper beam, and structure for mounting bumper beam in vehicle body | |
WO2014069108A1 (ja) | 繊維強化樹脂製衝撃受け部材および衝撃受け部材の製造方法 | |
JP5862555B2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP6032629B2 (ja) | 自動車のセンターピラー構造 | |
WO2014106924A1 (ja) | 自動車の衝撃吸収部材および自動車の車体構造 | |
CN109249989B (zh) | 车辆用的转向支承构造体 | |
JP5995115B2 (ja) | 自動車のバンパービーム構造 | |
JP5991711B2 (ja) | 自動車用バンパービーム | |
JP6228256B2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP6109131B2 (ja) | 自動車用バンパービーム | |
JP4462978B2 (ja) | 自動車のエネルギー吸収構造 | |
JP4685818B2 (ja) | バンパリインフォースメント支持構造 | |
JP2014024392A (ja) | 自動車の車体前部構造 | |
JP7035906B2 (ja) | ルーフリインフォースメント及び樹脂中空骨格部材の製造方法 | |
CN113302116B (zh) | 车身结构 | |
US10822040B2 (en) | Roof panel assembly of vehicle | |
JP2016088148A (ja) | 自動車用バンパービーム | |
JP2016527120A (ja) | 繊維強化材料からなる補強部材を有する自動車のアクスルキャリア | |
JP5904410B2 (ja) | 自動車の車体前部構造 | |
JP6112686B2 (ja) | 自動車の車体構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210825 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210831 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211029 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220214 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7035906 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |