JP7033503B2 - タイヤ - Google Patents
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Description
このヘルムホルツ型の共鳴器は、走行路面に接地する際に閉じられることにより、走行路面との間で区画されて形成される気室を備えており、気室は、タイヤ踏面が走行路面に接地する際に閉じられることを前提にして、気室容積等が設定されている。
そこで、この発明の目的は、車両走行時に、気柱共鳴音を確実に低減することができる、タイヤを提供することである。
図1は、本発明の実施形態に係るタイヤ10の、トレッド踏面11を示す部分展開図である。本実施形態のタイヤ10は、図示を一部省略するが、ビード部間にトロイダル状に延びるラジアル構造を有するカーカスと、トレッド部のカーカスのタイヤ径方向外側に配設されるベルトと、ベルトのタイヤ径方向外側に配設されてトレッド踏面11を形成するトレッドゴムと、を備えている。
ここで、タイヤ半部HAは、タイヤ10を車両に装着したときに内側(図1中、IN側と表示)となる車両装着内側部分であり、タイヤ半部HBは、タイヤ10を車両に装着したときに外側(図1中、OUT側と表示)となる車両装着外側部分である(図2,3,5のIN側、OUT側も同様)。
なお、このタイヤ10における周方向主溝12(12a,12b,12c,12d)は、いずれもタイヤ周方向に沿って直線状に連続して延びているが、他の例において、ジグザグ状または波状等の直線状以外の延在形態とすることができる。また、この例における陸部13(13a,13b,13c,13d,13e)は、いずれもタイヤ周方向に連続して延びるリブ状の陸部であるが、他の例において、ブロック陸部等とすることができる。
本実施形態において、共鳴器16は、2種類の共鳴器16a,16bからなり、図1に示す例では、一方の共鳴器16aが、2つの陸部13である中間陸部13b,13dの一方の中間陸部13bに、他方の共鳴器16aが、2つの陸部13である中間陸部13b,13dの他方の中間陸部13dに、それぞれ備えられている。共鳴器16aは、中間陸部13b内で終端する副溝14aと2本の枝溝15a、共鳴器16bは、中間陸部13d内で終端する副溝14bと2本の枝溝15b、をそれぞれ含んでいる。
即ち、本実施形態のタイヤ10の車両装着時に内側となる車両装着内側の、内側中間陸部13bに副溝14aを有し、車両装着時に外側となる車両装着外側の、外側中間陸部13dに副溝14bを有している。
なお、この枝溝15は、常時、開口した状態になっている。
但し、本発明のタイヤでは、枝溝15が、副溝14のタイヤ周方向端部以外の部分、例えば、副溝14のタイヤ周方向中央部分に設けられていてもよい。
本実施形態の共鳴器16の副溝14は、トレッド踏面11における開口幅aが溝底の溝幅よりも狭い隠れ溝部のみからなっている。
より具体的には、共鳴器16(16a,16b)の副溝14(14a,14b)は、溝の全てが、トレッド踏面11に開口する開口部O(Oa,Ob)の、トレッド踏面11における開口幅aが、溝底の溝幅である溝底幅bよりも狭い、隠れ溝部G(Ga,Gb)からなる。図1~3中、当該隠れ溝部G(Ga,Gb)の、トレッド踏面11には表れない溝壁を、隠れ線(破線)で示す。
また、開口幅aは、トレッド踏面11における開口部O(Oa,Ob)の開口延在方向両側の開口縁に対する直交方向間距離をいい、溝底幅bは、溝底延在方向両側の溝壁に対する直交方向間距離をいう。
これら副溝14aを含む共鳴器16aと副溝14bを含む共鳴器16bは、それぞれタイヤ周方向に亘って略等間隔に複数個が配置されている。
このため、走行路面の状態にかかわらず、備えられた共鳴器16が確実に機能し、車両走行時に、気柱共鳴音を確実に低減することができる。
図2に示すように、タイヤ赤道面CLに対して車両装着内側の半部HA(図1では、図面左側)に位置する中間陸部13bに位置する、共鳴器16aの副溝14a、即ち、隠れ溝部Gaの、溝底の溝幅である溝底幅bは、枝溝15aを介して周方向主溝12cに連通するタイヤ周方向の一方側(図面上側)が、枝溝15aを介して周方向主溝12aに連通するタイヤ周方向の他方側(図面下側)より広い。
同様に、図3に示すように、タイヤ赤道面CLに対して車両装着外側の半部HB(図1では、図面右側)に位置する中間陸部13dに位置する、共鳴器16bの副溝14b、即ち、隠れ溝部Gbの、溝底の溝幅である溝底幅bは、枝溝15bを介して周方向主溝12dに連通するタイヤ周方向の一方側(図面上側)が、枝溝15bを介して周方向主溝12bに連通するタイヤ周方向の他方側(図面下側)より広い。
このように、本実施形態のタイヤ10において、副溝14(14a,14b)の溝底の溝幅(溝底幅b)は、タイヤ周方向の一方側が他方側より広い、構成を有している。
図2に示すように、中間陸部13bに位置する、共鳴器16aの副溝14a、即ち、隠れ溝部Gaの、溝底の溝幅である溝底幅bは、枝溝15aを介して周方向主溝12cに連通するタイヤ周方向の一方側(図面上側)から、枝溝15aを介して周方向主溝12aに連通するタイヤ周方向の他方側(図面下側)へ向かって、徐々に縮小するように漸減している。
同様に、図3に示すように、中間陸部13dに位置する、共鳴器16bの副溝14b、即ち、隠れ溝部Gbの、溝底の溝幅である溝底幅bは、枝溝15bを介して周方向主溝12dに連通するタイヤ周方向の一方側(図面上側)から、枝溝15bを介して周方向主溝12bに連通するタイヤ周方向の他方側(図面下側)へ向かって、徐々に縮小するように漸減している。
より具体的には、本実施形態の隠れ溝部Gは、トレッド踏面11の平面視で、タイヤ周方向の一方側(図面上側)が他方側(図面下側)より溝底幅bが広い、略楔形状を有している。
図2に示す、本実施形態の隠れ溝部G(Ga)及び図3に示す、本実施形態の隠れ溝部G(Gb)は、トレッド踏面11の平面視で、全体形状が弓なりに曲がった弧状に形成され、タイヤ車両装着時のタイヤ幅方向内側である車両装着内側に、タイヤ周方向の一方側(図面上側)が位置し、タイヤ車両装着時のタイヤ幅方向外側である車両装着外側に、タイヤ周方向の他方側(図面下側)が位置するように、タイヤ周方向に対し傾斜して延在している。
本実施形態において、タイヤ赤道面CLに対して車両装着内側の半部HA(図1では、図面左側)に位置する中間陸部13bに位置する、共鳴器16aの副溝14a、即ち、隠れ溝部Gaの、タイヤ周方向に対する傾斜角度は、タイヤ赤道面CLに対して車両装着外側の半部HB(図1では、図面右側)に位置する中間陸部13dの共鳴器16bにおける副溝14b、タイヤ周方向に対する傾斜角度よりも大きくなっている。
ここで、隠れ溝部G(Ga,Gb)の傾斜角度は、トレッド踏面11の平面視における、隠れ溝部G(Ga,Gb)の開口部O(Oa,Ob)の、タイヤ周方向の一方側(図面上側)端部と他方側(図面下側)端部を結ぶ直線が、タイヤ周方向線(タイヤ赤道面CL)となす角度である。即ち、隠れ溝部G(Ga,Gb)の長さ方向全域にわたり溝部開口幅略中央に位置している、開口部O(Oa,Ob)の、長さ方向両端部を結ぶ直線が、タイヤ周方向線となす角度である。
この隠れ溝部G(Ga,Gb)の開口部O(Oa,Ob)の開口幅aは、0.2~0.7mmであることが好ましく、0.3~0.5mmであることがより好ましい。開口幅aが、0.2mm以上であれば、タイヤの製造時において、隠れ溝部Gを成形する金型の引き抜きが容易になり、0.7mm以下であれば、タイヤの接地時に、隠れ溝部Gの開口部Oが閉塞し易く、該隠れ溝部Gを区画する溝壁が相互に支え合うため、共鳴器16が形成された中間陸部13の剛性(特に、せん断剛性)をより好適に維持することができるからである。なお、開口部Oは、必ずしも開口している必要は無く、状況によっては、完全に閉じることがあってもよい。
なお、溝深さdは、隠れ溝部G全域で一定に形成されている。
本実施形態において、隠れ溝部G(Ga、Gb)のトレッド踏面11における開口部O(Oa、Ob)は、図2,3に示すように、トレッド踏面11の平面視で、タイヤ周方向に凸(図面上側に凸)となる、例えば鋭角の屈曲部を有している。この屈曲部により、開口部O(Oa、Ob)に臨むトレッド踏面11に、舌片状となって容易に変形する突出端部cを形成している。
このように、本実施形態のタイヤ10において、副溝14(14a,14b)のトレッド踏面11における開口部Oは、屈曲して延在している、構成を有している。
図4に示すように、本実施形態において、隠れ溝部G(Ga、Gb)からなる副溝14の断面形状は、トレッド踏面11における開口部O(Oa、Ob)の開口幅aが、隠れ溝部Gの溝深さdよりも狭く(小さく)、溝底の溝幅である溝底幅bよりも狭い(小さい)、略フラスコ形状を有している。
この共鳴器16では、隠れ溝部Gの、開口部側部分eの溝幅は一定である一方で、溝底側部分fの溝幅は、トレッド踏面11側から溝底側に向かって溝底側部分fの中間付近までの間で漸増した後、溝底まで一定に維持されている。
溝底幅bが1.5mm以上であれば、タイヤ接地時にも共鳴器16の気室が潰れず、気室容積を確保することができるので、所期の吸音性能を発揮させることができ、2.5mm以下であれば、陸部剛性が下がって、操縦安定性が低下するのを抑制することができる。開口部側部分eが1.0mm以上であれば、陸部の開口端近傍におけるめくれ摩耗を抑制することができ、4.0mm以下であれば、走行による摩耗中期でのウエット(WET)性能の低下を抑制することができる。
但し、本発明の共鳴器において、隠れ溝部Gの溝底側部分fは、当該断面視で、トレッド踏面11の開口部O側から溝底側に向かって、溝幅が漸増及び漸減する形状(例えば、円形、楕円形または菱形)、又は、トレッド踏面11から溝底側に向かって、溝幅が常に漸増する形状(例えば、三角形状または半円状)等とすることもできる。
このタイヤ10では、上述のように、複数の陸部13のうち、少なくともタイヤ幅方向最外側の周方向主溝12(12c,12d)のタイヤ幅方向内側に隣接している中間陸部13(13b,13d)に、中間陸部13内で終端する副溝14と、副溝14と周方向主溝12とを連通する少なくとも1本の枝溝15と、を含む共鳴器(図1に示す例では、ヘルムホルツ型の共鳴器)16(16a,16b)を備え、共鳴器16の副溝14は、トレッド踏面11における開口幅aが溝底幅bよりも狭い隠れ溝部G(Ga,Gb)のみからなっている。
このため、タイヤ10に備えられた共鳴器16が確実に機能し、車両走行時、走行路面と周方向主溝12(12a,12b,12c,12d)との間で生じる気柱共鳴音を、確実に低減することができる。
このタイヤ10では、タイヤ赤道面CLに対して車両装着内側の半部に位置する中間陸部13の共鳴器16における副溝14の、溝底の溝幅である溝底幅bは、タイヤ周方向の一方側が他方側より広い。このため、隠れ溝部G内の水等を、溝底幅bが広い方から滞ることなく滑らかに排出することができ、ポンプ効果による排水効率を向上させることができる。
更に、溝底幅bが、タイヤ周方向の一方側から他方側へ向かって漸減している場合、隠れ溝部G内の水等を、溝底幅bが広い方へと滑らかに送り込むことができ、ポンプ効果による排出効率をより向上させることができる。
即ち、隠れ溝部Gは、タイヤ周方向に対し傾斜して延在し、溝底幅bの広い方が、タイヤ10の車両装着時内側になり、溝底幅bの広い方ではない方(狭い方)が、タイヤ10の車両装着時外側になる。このため、隠れ溝部Gが備えられている陸部13のバランスが良くなる。
また、タイヤ赤道面CLに対して車両装着内側の半部に位置する中間陸部13の共鳴器16における副溝14の、タイヤ周方向に対する傾斜角度は、タイヤ赤道面CLに対して車両装着外側の半部に位置する中間陸部13の共鳴器16における副溝14の、タイヤ周方向に対する傾斜角度よりも大きい、ことにより、通常、車両旋回走行時にかかる負荷に関しより強い大きな影響を受ける車両装着時外側の方が、溝幅が狭くなるので、隠れ溝部Gの溝部容積を小さくして陸部13の剛性を保持することができ、耐偏磨耗性を向上させ、旋回性能の低下を抑制することができる。
即ち、トレッド踏面11の平面視で、タイヤ周方向に対し、内側中間陸部13bの隠れ溝部Gaの方が、外側中間陸部13dの隠れ溝部Gbより傾きが大きい(図1参照)。
隠れ溝部Gのタイヤ周方向に対する傾斜角度が大きい方が、周方向主溝12へ向かう経路を短くできる(最短距離が望ましい)ので、隠れ溝部Gから周方向主溝12への排水をより効果的に行うことができる。一方、隠れ溝部Gのタイヤ周方向に対する傾斜角度が小さい方が、タイヤ幅方向に変形させたときの陸部13の剛性を大きくすることができるので、接地時のトレッド踏面11における支え合う効果を発揮することができる。
即ち、開口部Oを、直線状ではなく屈曲させて複雑な形状にし、タイヤ踏面11が走行路面に接地する際、突出端部cの変形に伴って開き易くしたので、この開いているところから、隠れ溝部G内の水等は隠れ溝部Gの外へと排出され易くなる。トレッド踏面11における開口部Oから、直接、隠れ溝部Gの外へ排出することができるので、タイヤ10の排水性能を向上させることができる。なお、タイヤ踏面11が走行路面に接地する際、枝溝15は、基本的には閉鎖状態になる。
図5に示すように、接地ラインLは、タイヤ幅方向中央を凸とする弧状になる。これは、トレッド踏面11におけるタイヤ外径は、タイヤ幅方向中心(センターライン:CL)が一番長く、タイヤ幅方向端部が一番短いためである。従って、隠れ溝部Gは、隠れ溝部Gの延在方向が、接地ラインLに対する法線方向になるように配置するのが有効であり、隠れ溝部Gの延在方向延長線nと、隠れ溝部Gがある陸部13(トレッド踏面11)の接地ラインLにおける法線mとがなす角度α(図5参照)が、0°以上、45°以下であることが好ましく、0°以上、25°以下であることがより好ましい。このような角度αにすることで、ポンプ効果を確実に得ることができる。
なお、隠れ溝部Gの延在方向延長線nは、トレッド踏面11の平面視における、隠れ溝部G(Ga,Gb)の開口部O(Oa,Ob)の、タイヤ周方向の一方側(図面上側)端部と他方側(図面下側)端部を結ぶ直線である。
また、複数個の陸部13に共鳴器16を設けた場合、設けられた共鳴器16が連通する他の周方向主溝12における気柱共鳴音もまた低減されるため、タイヤ10に生じる気柱共鳴音の総和を低減することができる。
本発明のタイヤにおいては、図1に示すタイヤ10の構成に限るものではなく、トレッド踏面11に、タイヤ周方向に連続して延びる周方向主溝12によって少なくともタイヤ幅方向一方側が区画された、複数の陸部13を有し、少なくとも1つの陸部13に、陸部13内で終端する副溝14と、副溝14と周方向主溝12とを連通する少なくとも1本の枝溝15と、を含む共鳴器16を備える、タイヤであって、副溝14は、トレッド踏面11における開口幅aが溝底の溝幅よりも狭い隠れ溝部Gのみからなっている、構成を有していてもよい。
即ち、本発明のタイヤは、隠れ溝部Gのみからなっている共鳴器16(16a,16b)が、中間陸部13b,13dのいずれか一方等、少なくとも1つの陸部13(13a,13b,13c,13d,13e)に設けられていればよい。この場合、二種類の共鳴器16a,16bは、単独で用いても或いは組み合わせて用いても、いずれでもよい。
Claims (5)
- トレッド踏面に、タイヤ周方向に連続して延びる3本以上の周方向主溝と、該周方向主溝によって少なくともタイヤ幅方向一方側が区画された、複数の陸部と、を有するタイヤであって、
前記複数の陸部のうち、少なくとも、タイヤ幅方向最外側の前記周方向主溝のタイヤ幅方向内側に隣接している中間陸部に、該中間陸部内で終端する副溝と、該副溝と周方向主溝とを連通する少なくとも1本の枝溝と、を含む共鳴器を備え、
前記共鳴器における前記副溝は、トレッド踏面における開口幅が溝底の溝幅よりも狭い隠れ溝部のみからなっており、
タイヤ赤道面に対して車両装着内側の半部に位置する前記中間陸部の前記共鳴器における前記副溝の、溝底の溝幅は、タイヤ周方向の一方側が他方側より広いことを特徴とする、タイヤ。 - トレッド踏面に、タイヤ周方向に連続して延びる3本以上の周方向主溝と、該周方向主溝によって少なくともタイヤ幅方向一方側が区画された、複数の陸部と、を有するタイヤであって、
前記複数の陸部のうち、少なくとも、タイヤ幅方向最外側の前記周方向主溝のタイヤ幅方向内側に隣接している中間陸部に、該中間陸部内で終端する副溝と、該副溝と周方向主溝とを連通する少なくとも1本の枝溝と、を含む共鳴器を備え、
前記共鳴器における前記副溝は、トレッド踏面における開口幅が溝底の溝幅よりも狭い隠れ溝部のみからなっており、
タイヤ赤道面に対して車両装着内側の半部に位置する前記中間陸部の前記共鳴器における前記副溝の、タイヤ周方向に対する傾斜角度は、タイヤ赤道面に対して車両装着外側の半部に位置する前記中間陸部の前記共鳴器における前記副溝の、タイヤ周方向に対する傾斜角度よりも大きいことを特徴とする、タイヤ。 - トレッド踏面に、タイヤ周方向に連続して延びる3本以上の周方向主溝と、該周方向主溝によって少なくともタイヤ幅方向一方側が区画された、複数の陸部と、を有するタイヤであって、
前記複数の陸部のうち、少なくとも、タイヤ幅方向最外側の前記周方向主溝のタイヤ幅方向内側に隣接している中間陸部に、該中間陸部内で終端する副溝と、該副溝と周方向主溝とを連通する少なくとも1本の枝溝と、を含む共鳴器を備え、
前記共鳴器における前記副溝は、トレッド踏面における開口幅が溝底の溝幅よりも狭い隠れ溝部のみからなっており、
タイヤ赤道面に対して車両装着内側の半部に位置する前記中間陸部の前記共鳴器における前記副溝の、トレッド踏面における開口部は、屈曲して延在していることを特徴とする、タイヤ。 - タイヤ赤道面に対して車両装着内側の半部に位置する前記中間陸部の前記共鳴器における前記副溝の、溝底の溝幅は、タイヤ周方向の一方側が他方側より広い、請求項2又は3に記載のタイヤ。
- 前記溝底の溝幅は、タイヤ周方向の一方側から他方側へ向かって漸減している、請求項1又は4に記載のタイヤ。
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