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JP7030465B2 - 転写ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

転写ユニットおよび画像形成装置 Download PDF

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JP7030465B2 JP2017187131A JP2017187131A JP7030465B2 JP 7030465 B2 JP7030465 B2 JP 7030465B2 JP 2017187131 A JP2017187131 A JP 2017187131A JP 2017187131 A JP2017187131 A JP 2017187131A JP 7030465 B2 JP7030465 B2 JP 7030465B2
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Description

本発明は、電子写真方式で画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置、及び転写ユニットに関するものである。
電子写真方式のカラー画像形成装置には、転写ベルトのような無端ベルトの表面に付勢手段によって付勢されて所定圧で圧接する、一次転写部材や二次転写部材等の圧接部材が設けられている。これら圧接部材が転写ベルトに圧接した状態で長時間経過すると、転写ベルトにはクリープ現象によるカール癖のような塑性変形が生じる。
転写ベルトにカール癖のような塑性変形が生じてしまった場合、像担持体としての感光ドラムと転写ベルトとの密着性や、転写ベルトと二次転写部材との密着性が損なわれ、転写不良が発生するおそれがある。したがって、従来から、電源オフ時やプリントスタンバイ時等、転写ベルトが停止している間は、二次転写部材と転写ベルトを離間させる構成が提案されている。
特許文献1には、感光ドラムと転写ベルトを離間させるための離間手段であるレバー部材に、転写ベルトと二次転写部材を離間させるためのアーム部を設ける構成が開示されている。この構成によれば、レバー部材を移動させることにより、感光ドラムへの一次転写部材の付勢力を解除して感光ドラムと転写ベルトを離間させつつ、アーム部によって二次転写部材を押圧して転写ベルトと二次転写部材を離間させることができる。
特開2015-210411号公報
紙やOHPシートなどの転写材に対する転写ベルトの密着性を向上させるため、転写ベルトに対する二次転写部材の押圧力は比較的高く設定される傾向にあり、二次転写部材を離間させるための離間部材には大きな負荷がかかる。特許文献1の構成おいても二次転写部材の離間動作を行うことは可能ではあるが、離間手段に対する負荷をより低減させることが望まれている。
そこで、本発明は、像担持体と転写ベルトを離間させる離間手段によって転写ベルトと二次転写部材を離間させる構成において、離間手段に対する負荷を低減させることを目的とする。
本発明は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に接触する移動可能な転写ベルトと、前記転写ベルトの内周面に接触して前記転写ベルトを前記像担持体に向けて押圧する一次転写部材と、前記転写ベルトの外周面に接触して二次転写部を形成する二次転写部材と、前記転写ベルトを介して前記二次転写部材の対向に配置される対向部材と、前記二次転写部材を前記対向部材に向かって付勢する付勢部材と、前記一次転写部材の押圧状態を切り替えることによって前記像担持体に対して前記転写ベルトを離間させる離間手段と、を備える画像形成装置において、前記離間手段は、前記対向部材の回転軸線を中心に回動する回動部材であって、前記離間手段が前記転写ベルトを前記像担持体から離間させる動作に応じて前記回転軸線を中心に回動することにより、前記二次転写部材を、前記付勢部材の付勢方向とは逆方向に移動させて前記転写ベルトから離間させる前記回動部材を有することを特徴とする。
本発明によれば、像担持体と転写ベルトを離間させる離間手段によって転写ベルトと二次転写部材を離間させる構成において、二次転写部材の離間時における負荷を低減させることが可能である。
実施例1の画像形成装置の構成を説明する概略断面図である。 実施例1の転写ユニット及びその周辺の構成を説明する概略断面図である。 実施例1において、中間転写ベルトを外した状態の転写ユニットの模式的な斜視図である。 実施例1の一次転写部材の構成を説明する模式図である。 実施例1の離間手段の一部の構成を説明する模式図である。 実施例1及び実施例2において、離間手段によって一次転写部材と二次転写部材を離間させたときの転写ユニットの状態を説明する模式図である。 実施例1において、モノクロ画像を形成するときの転写ユニットの状態を説明する模式図である。 実施例1において、フルカラー画像を形成するときの転写ユニットの状態を説明する模式図である。 実施例2において、離間手段によって一次転写部材と二次転写部材を離間させる際の各タイミングにおける各部品の位置を説明する模式図である。
以下、図面を参照して、この発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、以下の実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明を以下の実施例に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
[画像形成装置の構成]
図1は、本実施例における画像形成装置1の概略断面図である。本実施例の画像形成装置1は、電子写真方式を利用した、中間転写方式のカラー画像形成装置であり、複数の画像形成手段として、第1、第2、第3、第4の画像形成部4y、4m、4c、4kを有する。第1、第2、第3、第4の画像形成部4y、4m、4c、4kはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を形成するためのものである。図1に示すように、これらの4個の画像形成部4a、4b、4c、4dは、一定の間隔をおいて1列に配置されている。
なお、本実施例では、第1~第4の画像形成部4y、4m、4c、4kの構成は、使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同じである。従って、特に区別しない場合は、いずれの色用に設けられた要素であることを表すために符号に与えた添え字y、m、c、kを省略して、総括的に説明する。
図1に示すように、画像形成部4には、図示矢印R1方向に回転可能であって、トナー像が形成される第1の像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラムと称する)5が設置されている。感光ドラム5の周囲には、感光ドラム5を帯電する手段としての帯電ローラ6、現像手段としての現像ローラ7、及びクリーニング手段としてのクリーニングブレード8が設置されている。また、画像形成装置1には、感光ドラム5の回転方向に関して、帯電ローラ6よりも下流側であって且つ現像ローラ7よりも上流側に画像情報に対応した光を照射して感光ドラム5を露光する露光手段9が配置されている。
各画像形成部4に対向する位置には、転写ユニット10が配置されている。転写ユニット10は画像形成装置1に対して装着、及び取外しが可能なユニットである。図2は、転写ユニット10と、その周囲に配置される部材の構成を説明する概略断面図である。
図2に示すように、感光ドラム5に対向する位置には、無端ベルト状の中間転写体である中間転写ベルト21(転写ベルト)が配置されている。中間転写ベルト21は、複数の支持部材としての張架ローラ22、張架ローラ23、対向部材としての二次転写対向ローラ24(以下、対向ローラ24と称する)に張架されている。張架ローラ23は、不図示の付勢手段によって図示矢印A方向に付勢されることで、中間転写ベルト21に所定の張力を付与している。対向ローラ24は、不図示の駆動源からの駆動力を受けて回転し、これにより中間転写ベルト21は、所定の速度で図示矢印B方向に移動可能である。
中間転写ベルト21の内周面には、各画像形成部4の各感光ドラム5に対応して、一次転写部材としての一次転写ローラ20y、20m、20c、20kがそれぞれ配置されている。また、中間転写ベルト21の外周面側には、対向ローラ24に対向して二次転写部材としての二次転写ローラ25が配置されている。
その他、中間転写ベルト21としては、フッ化ビニリデン樹脂(PVDF)、四フッ化エチレン-エチレン共重合樹脂(ETFE)、ポリイミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネートなどの樹脂を用いることができる。或いは、例えばエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)などから構成されるゴム基層の表面に、ウレタンゴムにポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂を分散したものを被覆して無端ベルト状に構成したものを用いることができる。
一次転写ローラ20は、中間転写ベルト21を介して感光ドラム5に対向する位置に配置されており、中間転写ベルト21を感光ドラム5に対して押圧して一次転写部N1を形成し、中間転写ベルト21の移動に従動して回転する。また、一次転写ローラ20には、不図示の一次転写電源が接続されており、不図示の一次転写電源は一次転写ローラ20に正極性又は負極性の電圧を印加する。
二次転写ローラ25は、例えば、スポンジゴムなどの弾性部材で構成される。本実施例では二次転写ローラとして、直径6mmのニッケルメッキ鋼棒上に、NBRヒドリンゴムを厚さ6mmで被覆したものを用いた。二次転写ローラ25は、対向ローラ24と対向する位置で中間転写ベルト21に当接して二次転写部N2を形成する。二次転写ローラ25には、不図示の二次転写電源が接続されており、不図示の二次転写電源は二次転写ローラ25に正極性又は負極性の電圧を印加する。
図2に示すように、中間転写ベルト21の移動方向に関して、二次転写部N2よりも下流側には、中間転写ベルト21に残留したトナーを回収する回収手段28が設けられている。また、図1に示すように、画像形成装置1には、紙やOHPシートなどの転写材Pを収容するカセット2が引き出し可能に収納されており、図1における画像形成装置1の右側には、転写材Pを積載可能な手差し給送部3が配設されている。カセット2、手差し給送部3に収容された転写材Pは、それぞれ1枚ずつに分離されたのちに、二次転写部N2に向けて搬送される。また、転写材Pの搬送方向に関して、二次転写部N2よりも下流側には、熱源を備えた定着手段11が設けられている。
[画像形成動作]
本実施例においては、転写材Pにモノクロ画像を形成するモード(モノクロモード)ではブラックのトナーを収容する画像形成部4kのみを用いる。モノクロモードにおいては、トナー像を担持しない感光ドラム5の消耗を抑制するために、感光ドラム5y、5m、5cの回転を停止する。この時、回転移動する中間転写ベルト21と感光ドラム5y、5m、5cの摺擦を抑制するため、本実施例では一次転写部N1y、N1m、N1cにおいて中間転写ベルト21と感光ドラム5y、5m、5cを離間させている。
一方、フルカラー画像を形成するモード(フルカラーモード)では、画像形成部4y、4m、4c、4kを用いるため、全ての感光ドラム5を中間転写ベルト21に当接させた状態で画像形成動作を行う。以下、画像形成装置1における画像形成動作について、フルカラーモードを例に図1を用いて説明する。
先ず、画像形成動作の開始信号が発せられると、感光ドラム5は、所定の周速度で図示矢印R1方向に回転駆動され、回転過程で帯電ローラ6に帯電されることによって表面に一様な電位を形成される。帯電ローラ6は、感光ドラム5に所定の当接圧で接触しており、不図示の帯電電源から所定の電圧を印加されることで、感光ドラム5の表面を所定の電位に均一に帯電する。本実施例では、感光ドラム5は、帯電ローラ6により負極性に帯電させられる。
露光手段9は、感光ドラム5の表面を露光することにより、帯電ローラ6で帯電された感光ドラム5の表面に画像情報に応じた静電潜像を形成する。即ち、露光手段9は、ホストコンピュータ(不図示)から入力される画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調されたレーザー光をレーザー出力部から出力する。そして、このレーザー光が反射ミラーを介して感光ドラム5の表面に照射されることで、感光ドラム5の表面に静電潜像が形成される。
現像ローラ7は、不図示の駆動手段によって回転駆動されており、現像ローラ7に薄層状に担持されたトナーは、感光ドラム5と現像ローラ7が接触する現像部に搬送される。そして、不図示の現像電源から現像ローラ7に電圧が印加されることにより、感光ドラム5に形成された静電潜像がトナー像として現像される。
感光ドラム5に形成された静電潜像は、反転現像方式で現像される。即ち、感光ドラム5の帯電極性と同極性(本実施例においては、負極性)に帯電されたトナーを、露光手段9によって露光された感光ドラム5の露光部に付着させることで静電潜像をトナー像として現像する。ここで、現像ローラ7に収容されたトナーの正規の帯電極性は負極性である。
なお、本実施例においては、接触現像方式を用いたが、これに限らず、非接触現像方式を用いても良い。また、本実施例においては、反転現像方式を用いて静電潜像の現像を行ったが、これに限らず、感光ドラム5の帯電極性とは逆極性に帯電したトナーにより静電潜像を正現像する画像形成装置にも本発明を適用できる。
感光ドラム5に現像されたトナー像は、一次転写部N1において、不図示の一次転写電源から一次転写ローラ20にトナーの正規の帯電極性とは逆極性である正極性の電圧を印加することによって、感光ドラム5から中間転写ベルト21に一次転写される。このようにして、各一次転写部N1において、各色のトナー像が中間転写ベルト21に順次重ね合わせて一次転写され、中間転写ベルト21には複数色のトナー像から成る多重トナー像が形成される。
中間転写ベルト21に一次転写された複数色のトナー像の先端が二次転写部N2に到達するタイミングに合わせて、カセット2或いは手差し給送部3から二次転写部N2に転写材Pが搬送される。そして、不図示の二次転写電源から二次転写ローラ25にトナーの正規の帯電極性とは逆極性である正極性の電圧を印加することにより、二次転写部N2において、中間転写ベルト21から転写材Pに複数色のトナー像が一括して二次転写される。
その後、複数色のトナー像を二次転写された転写材Pは定着手段11において加熱及び加圧されることにより複数色のトナーが溶融混色して転写材Pに定着される。そして、複数色のトナー像が定着された転写材Pが画像形成装置1の外部に排出され、積載部としての積載トレイ15に積載され、一連の画像形成動作が終了する。
一次転写後に感光ドラム5に残留したトナーは、クリーニング部材としてのウレタンゴム等の弾性体で形成された板状部材であるクリーニングブレード8によって感光ドラム5から除去される。また、転写材Pに二次転写されずに中間転写ベルト21に残ったトナーは、中間転写ベルト21とともに移動した後に回収手段28により回収される。
[一次転写部及び二次転写部における離間構成]
画像形成装置1のスタンバイ時や電源オフの間において、一次転写部N1を形成した状態を維持した場合、一次転写ローラ20を感光ドラム5に向けて押圧する押圧状態が維持されることによって、一次転写ローラ20が塑性変形してしまうおそれがある。一次転写ローラ20が塑性変形すると、一次転写部N1での感光ドラム5と中間転写ベルト21との密着性が損なわれ、転写不良が発生するおそれがある。
二次転写ローラ25は、転写材Pの搬送方向と交差する方向に関して、図2に示される二次転写軸受26(軸受部材)によって軸両端部を回動可能に保持されている。また、二次転写ローラ25は、付勢部材としてのバネ27によって中間転写ベルト21を介して対向ローラ24に向かって押圧されている。二次転写部N2では、電気を通し難い転写材Pに転写電界を形成するために、不図示の二次転写電源から二次転写ローラ25に比較的高い電圧が印加されている。
なお、本実施例においては、転写材Pの搬送方向に関して、二次転写ローラ25を対向ローラ24に対して上流側にオフセットさせた状態で配置し、二次転写部N2を形成している。これにより、転写材Pの搬送方向に関して二次転写部N2の幅を広く確保することができ、トナーの飛び散り等に起因した画像不良の発生を抑制することが可能である。
二次転写部N2に小さな空隙があると異常放電が発生するため、転写材Pと二次転写ローラ25との密着性を良くするために、二次転写ローラ25を付勢するバネ27として、比較的強い付勢力を有するバネが用いられる。したがって、二次転写部N2を形成した状態が長時間維持された場合、バネ27によって強く付勢された二次転写部N2において、中間転写ベルト21に巻き癖がつくことで塑性変形が生じるおそれがある。その結果、一次転写部N1での中間転写ベルト21と感光ドラム5との密着性や、二次転写部N2での中間転写ベルト21と二次転写ローラ25との密着性が損なわれ、転写不良が発生するおそれがある。
したがって、本実施例においては、画像形成装置1のスタンバイ時や電源オフの間において、一次転写部N1及び二次転写部N2を解消することが可能な離間手段を設けている。以下、図3~図8を用いて、本実施例における離間手段の構成及び動作について詳細に説明する。
<離間手段の構成>
図3は中間転写ベルト21を除いた状態で、転写ユニット10を斜め上方向から見た模式的な斜視図である。また、図4は、一次転写ローラ20の離間動作に関連する一次転写軸受31の構成を説明する模式図であり、図5は離間手段における離間軸ユニット29の構成を説明する模式図である。
図3に示すように、各一次転写ローラ20(20y、20m、20c、20k)は一次転写軸受31によって軸の両端部を回動可能に保持されている。また、各一次転写ローラ20は、一次転写バネ32によって中間転写ベルト21を介して感光ドラム5に向かって付勢されることで、各一次転写部N1を形成している。図4に示すように、一次転写軸受31は回転支点33とボス34を有しており、回転支点33は、転写ユニット10のフレーム(不図示)に回動自在に保持されている。
図5に示すように、離間軸ユニット29は、回転軸37と、回転軸37の両端に設けられた第1カム38及び第2カム39と、カップリング40と、を有する。回転軸37は、コの字に曲げた板金で構成されており、第1カム38、第2カム39及びカップリング40が回転軸37に対してそれぞれ固定されている。離間軸ユニット29は、第2カム39に設けた不図示のボスが転写ユニット10のフレーム(不図示)に嵌合しており、回動可能な状態で保持されている。
離間軸ユニット29は、画像形成装置1に設けた不図示の駆動伝達手段からカップリング40に駆動が伝達されることにより回動する。図3に示すように、一次転写軸受31のすぐ外側であって転写ユニット10を構成するフレーム(不図示)内には、大レバー41(第二移動部材)及び小レバー42(第一移動部材)が、図示矢印D方向及びE方向にスライド可能な状態で設けられている。大レバー41は第1カム38と、小レバー42は第2カム39と係合している。また、図2に示すように、大レバー41と小レバー42は、中間転写ベルト21の内周面を形成する領域内に設けられており、中間転写ベルト21の上面と下面からはみ出すことなく配置されている。
離間軸ユニット29の回転動作に合せて、大レバー41、小レバー42は図3に示す矢印D及び矢印E方向に往復動する。第1カム38と大レバー41及び小レバー42には摺動性の良い樹脂を使用しており、本実施例においてはポリアセタール樹脂を使用している。また、大レバー41には、ボス34y、34m、34cと当接する当接面41y、41m、41cが設けられており、小レバー42には、ボス34kと当接する当接面42kが設けられている。
対向ローラ24の両端には、二次転写ローラ25を中間転写ベルト21から離間させるカム部材としての離間カム43(回動部材)が設けられている。離間カム43は、穴部43aによって対向ローラ24の芯金24a(以下、軸部24aと称する)に対し回動可能に設置されており、二次転写ローラ25を支持する二次転写軸受26を押圧する押圧部43bを有する。また、離間カム43はリンク部43c(被係合部)によって、小レバー42に設けられる回転軸42a(係合部)に接続されている。
なお、図3においては、図示奥側に示す大レバー41及び小レバー42にのみ符号を付した部材があるが、図示手前側に示される大レバー41及び小レバー42にも同じ箇所に同一の部材を設けている。
本実施例においては、離間軸ユニット29と、大レバー41と、小レバー42と、離間カム43と、を備える離間手段によって、一次転写部N1と二次転写部N2を解消するための一次転写ローラ20と二次転写ローラ25の離間動作を行う。
<離間手段による離間動作>
図6は、画像形成装置1のスタンバイ時や電源オフの間において、離間手段によって、一次転写ローラ20y、20m、20c、20kと二次転写ローラ25を中間転写ベルト21から離間させた状態を説明する模式図である。図7は、モノクロモードにおいて、離間手段によって、一次転写ローラ20y、20m、20cを中間転写ベルト21から離間させた状態を説明する模式図である。また、図8は、フルカラーモードにおいて、全ての一次転写ローラ20と二次転写ローラ25を中間転写ベルト21に当接している状態を説明する模式図である。
図6に示すように、画像形成装置1のスタンバイ時や電源オフの間は、ボス34yが当接面41yと、ボス34mが当接面41mと、ボス34cが当接面41cと、ボス34kが当接面42kとそれぞれ接触している。そして、離間カム43に設けられる押圧部43bは、バネ27による付勢方向とは逆方向に向かうように、二次転写軸受26に設けられた当接面26aを押圧している。これにより、一次転写ローラ20y、20m、20c、20kと二次転写ローラ25は、中間転写ベルト21から離間した状態で維持される。
モノクロモードにおいて、画像形成装置1がモノクロ画像を形成するための画像信号を受信すると、離間軸ユニット29は、図6の状態から図示矢印H方向(CCW方向)に120°回転する。その結果、小レバー42は、第2カム39の回転によって図示矢印D方向に移動し、転写ユニット10は、図7に示される状態となる。なお、第1カム38と大レバー41は、離間軸ユニット29を120°回転させても係合したままの状態を維持しているため、大レバー41は図7で示す矢印D方向には移動しない。
図6の状態から小レバー42が図示矢印D方向に移動すると、図7に示すように、ボス34kと当接面42kとの接触状態が解除される。その結果、一次転写バネ32の付勢力によって一次転写ローラ20kは中間転写ベルト21側に移動し、中間転写ベルト21を介して感光ドラム5kを押圧して一次転写部N1kを形成する。
また、小レバー42の移動により、リンク部43cと係合している回転軸42aも図示矢印D方向に移動する。これにより、離間カム43が対向ローラ24の軸部24aを中心に図示矢印K方向に回転し、押圧部43bと当接面26aとの接触が解除される。その結果、バネ27の付勢力によって二次転写ローラ25は中間転写ベルト21側に移動し、中間転写ベルト21を介して対向ローラ24を押圧して二次転写部N2を形成する。
モノクロモードにおいて一次転写及び二次転写が終了した後は、所定のタイミングで、離間軸ユニット29を図示矢印H方向(CCW方向)に240°回転させることで、第2カム39の回転によって小レバー42を図示矢印E方向に移動させる。これにより、ボス34kと当接面42kを接触させ、感光ドラム5及び中間転写ベルト21に対する一次転写ローラ20kの押圧状態を切り替える。また、同時に離間カム43を回動させて押圧部43bによって当接面26aを押圧することにより、全ての一次転写ローラ20と二次転写ローラ25を中間転写ベルト21から離間させる。この時、転写ユニット10は、図6に示されるスタンバイ時及び電源オフ時の状態となる。
一方で、フルカラーモードにおいて、画像形成装置1がフルカラー画像を形成するための画像信号を受信すると、離間軸ユニット29は、図6の状態から図示矢印H方向(CCW方向)に240°回転する。その結果、大レバー41は第1カム38の回転によって、小レバー42は第2カム39の回転によって、それぞれ図示矢印D方向に移動する。小レバー42の移動による、一次転写ローラ20kと二次転写ローラ25の中間転写ベルト21に対する当接動作は、図7における動作と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図6の状態から大レバー41が図示矢印D方向に移動すると、図8に示すように、ボス34yと当接面41y、ボス34mと当接面41m、ボス34cと当接面41cの接触状態が解除される。その結果、一次転写バネ32の付勢力によって一次転写ローラ20y、20m、20cは、一次転写ローラ20kと同様に中間転写ベルト21側に移動し、中間転写ベルト21を介して感光ドラム5を押圧して一次転写部N1y、N1m,N1cを形成する。したがって、図8の状態においては、一次転写部N1y、N1m、N1c、N1kと、二次転写部N2が形成されている。
フルカラーモードにおいて、一次転写及び二次転写が終了した後は、所定のタイミングで離間軸ユニット29を図示矢印H方向(CCW方向)に120°回転させることで、第1カム38の回転によって大レバー41を図示矢印E方向に移動させる。この時、第2カム39の回転によって小レバー42も図示矢印E方向に移動する。ここで、図示矢印E方向は図示矢印D方向とは反対の方向である。
これにより、ボス34yと当接面41y、ボス34mと当接面41m、ボス34cと当接面41c、ボス34kと当接面42kを接触させ、感光ドラム5及び中間転写ベルト21に対する各一次転写ローラ20の押圧状態を切り替える。また、同時に離間カム43を回動させて押圧部43bによって当接面26aを押圧することにより、全ての一次転写ローラ20と二次転写ローラ25が中間転写ベルト21から離間させる。この時、転写ユニット10は、図6に示されるスタンバイ時及電源オフ時の状態となる。
以上説明したように、本実施例においては、二次転写ローラ25を離間するための離間カム43を、対向ローラ24の軸部24aを中心に回動可能な構成としている。これにより、二次転写ローラ25の離間時における離間カム43への負荷を、対向ローラ24の軸部24aで受けることが可能となる。対向ローラ24の軸部24aは、二次転写部N2を形成するためのバネ27の付勢力に耐えうるように、高剛性の金属軸が用いられることが多い。
したがって、本実施例のように、離間カム43への負荷を対向ローラ24の軸部24aで受けることによって、バネ27の付勢力による離間カム43への反力を分散させ、クリープによる離間カム43の形状変形を防止することができる。その結果、対向ローラ24及び中間転写ベルト21に対する二次転写ローラ25の押圧力が大きい場合でも、二次転写ローラ25の離間時における負荷に対する離間手段の耐久性を向上させることができる。
特に、本実施例の構成によれば、図6の状態において、二次転写ローラ25の軸方向から見た時に、二次転写ローラ25の軸中心と、押圧部43bと、対向ローラ24の軸部24aが略直線状に配置されている。この配置により、27による付勢力を、より効率よく分散することができる。
また、本実施例においては、離間カム43のリンク部43cと小レバー42の回転軸42aとをリンクさせ、離間軸ユニット29の回転によって一次転写ローラ20と二次転写ローラ25を中間転写ベルト21から離間させている。即ち、本実施例においては、離間軸ユニット29と、大レバー41と、小レバー42と、離間カム43と、を備える離間手段によって、一次転写ローラ20と二次転写ローラ25を中間転写ベルト21から離間させることが可能である。このように、一次転写ローラ20を中間転写ベルト21から離間させる機構と二次転写ローラ25を中間転写ベルト21から離間させる機構を共通化することにより、画像形成装置の小型化、省スペース化、及びコストダウンを図ることが可能である。
更に、本実施例の構成によれば、離間カム43にカム形状を用いることで、二次転写ローラ25を離間するために必要な小レバー42の移動距離を減らすことができる。その結果、第2カム39の形状を小さくすることができるため、画像形成装置のさらなる小型化・省スペース化を図ることができる。
また、本実施例においては、離間カム43の押圧部43bによって押圧される二次転写軸受26の当接面26aの形状を、円弧状に形成している。このように、当接面26aの形状を直線状の平面でなく円弧状に形成することにより、離間カム43が滑らかに回動することが可能である
なお、本実施例では中間転写ベルト21及び転写材に一次転写及び二次転写させる転写部材としてローラ部材を使った形状を用いて説明をしたが、これに限らない。例えば、転写部材としてブラシ部材やパット部材等、ローラ部材以外の構成を用いた場合も同様の効果を発揮することができる。
さらに、本実施例の一次転写部材としては、スポンジゴムなどの弾性部材で構成されたものに限らず、弾性層を有さない金属ローラなどを用いる事も可能である。この場合、中間転写ベルト21の移動方向に関して、感光ドラム5と中間転写ベルト21が接触する一次転写部N1よりも上流側又は下流側に配置することにより、感光ドラム5の劣化を抑制しつつ安定して一次転写部N1を形成することができる。
(実施例2)
実施例1では、離間手段の離間軸ユニット29の回転によって一次転写ローラ20と二次転写ローラ25を中間転写ベルト21から離間させる構成及び動作について説明した。これに対し、実施例2では、一次転写ローラ20を中間転写ベルト21から離間させるタイミングと、二次転写ローラ25を中間転写ベルト21から離間させるタイミングを異ならせる構成について、図9(a)~(c)を用いて説明する。なお、本実施例において、実施例1と共通する部材に関しては、同一の符号を付して説明を省略する。
図9(a)~(c)は、本実施例における一次転写ローラ20k及び二次転写ローラ25の離間の動作を説明する模式図である。既に実施例1で説明したように、フルカラーモードでの画像形成が終了すると、図8に示すように、所定のタイミングで離間軸ユニット29を図示矢印H方向に回転させて一次転写ローラ20及び二次転写ローラ25の離間動作を行う。なお、モノクロモードで画像形成を行った場合、図7の状態から離間軸ユニット29を図示矢印H方向に回転させ、図8のフルカラーモード状態を経た後に一次転写ローラ20と二次転写ローラ25の離間動作を行う。即ち、本実施例の構成においては、転写ユニット10は図8の状態から離間軸ユニット29を回転させて一次転写ローラ20及び二次転写ローラ25の離間動作を行う。
図9(a)は、本実施例の構成における、図8の状態の離間カム43と小レバー42を説明する模式図である。この時、図8に示すように、一次転写ローラ20と二次転写ローラ25は中間転写ベルト21と当接しており、第二カム39と小レバー42は図9(a)のように接している。図9(a)の状態から、離間軸ユニット29を図示矢印H方向に回転させると、小レバー42が図示矢印E方向に移動し、図9(b)の状態となる。
この時、小レバー42に連動して離間カム43が回動し、二次転写ローラ25を離間する方向に押圧し始める。一方で、一次転写軸受31kのボス34kは小レバー42と接触した状態ではあるものの、一次転写ローラ20kは中間転写ベルト21と当接した位置にある。即ち、本実施例においては、小レバー42が移動することによって中間転写ベルト21を感光ドラム5に向けて押圧する一次転写ローラ20の押圧状態が切り替わる前に、離間カム43が回動を開始する。これによって、一次転写ローラ20を中間転写ベルト21から離間させるよりも先に、二次転写ローラ25を中間転写ベルト21から離間させている。
そして、離間軸ユニット29がさらに図示矢印H方向に回転し、図9(b)の状態から図9(c)の状態になると、図示矢印E方向に移動する小レバー42にともなって、一次転写軸受31kのボス34kが当接面42kの斜面に沿って移動する。その結果、一次転写ローラ20kは中間転写ベルト21から離間する。この時、第一離間カム38及び大レバー41によって中間転写ベルト21から離間する一次転写ローラ20y、20m、20cは、一次転写ローラ20kと略同じタイミングで中間転写ベルト21から離間する。
このように、一次転写ローラ20よりも先に二次転写ローラ25を中間転写ベルト21から離間させることにより、離間時に離間手段の各部材にかかる最大トルクを低減させることが可能である。これにより、実施例1と同様の効果を得られるだけでなく、離間手段の耐久性をより向上させることができる。
なお、本実施例では小レバー42の形状によって一次転写ローラ20と二次転写ローラ25の離間タイミングを変えており、4つの一次転写ローラ20の離間タイミングは略同一に設定している。しかし、これに限らず、第一離間カム38及び第二カム39の位相を調整し、一次転写ローラ20y、20m、20cと二次転写ローラ25及び一次転写ローラ20kの離間タイミングを変える構成としてもよい。このように、各一次転写ローラ20の離間タイミングもずらすことで、離間時に離間手段の各部材にかかる最大トルクをより低減させることができる。
また、本実施例においては、一次転写ローラ20を中間転写ベルト21から離間させるよりも先に、二次転写ローラ25を中間転写ベルト21から離間させる構成について説明した。しかし、これに限らず、離間カム43が回動を開始するよりも先に一次転写ローラ20の押圧状態を切り替えることで、二次転写ローラ25を中間転写ベルト21から離間させるよりも先に、一次転写ローラ20を中間転写ベルト21から離間させても良い。
5 感光ドラム
20 一次転写ローラ
21 中間転写ベルト
24 対向ローラ
25 二次転写ローラ
29 離間軸ユニット
42 小レバー
43 離間カム

Claims (18)

  1. トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に接触する移動可能な転写ベルトと、前記転写ベルトの内周面に接触して前記転写ベルトを前記像担持体に向けて押圧する一次転写部材と、前記転写ベルトの外周面に接触して二次転写部を形成する二次転写部材と、前記転写ベルトを介して前記二次転写部材の対向に配置される対向部材と、前記二次転写部材を前記対向部材に向かって付勢する付勢部材と、前記一次転写部材の押圧状態を切り替えることによって前記像担持体に対して前記転写ベルトを離間させる離間手段と、を備える画像形成装置において、
    前記離間手段は、前記対向部材の回転軸線を中心に回動する回動部材であって、前記回転軸線を中心に回動することにより、前記二次転写部材を、前記付勢部材の付勢方向とは逆方向に移動させて前記転写ベルトから離間させる前記回動部材を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記離間手段は、前記像担持体と接触する位置における前記転写ベルトの移動方向と平行な方向に移動することによって前記一次転写部材の押圧状態を切り替えて前記一次転写部材を前記転写ベルトから離間させ、前記像担持体に対して前記転写ベルトを離間させる第一移動部材を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第一移動部材は、前記回動部材に設けられる被係合部と係合する係合部を有し、前記係合部と前記被係合部とが係合した状態で前記第一移動部材が前記移動方向に移動することにより、前記回動部材が前記回転軸線を中心に回動することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記離間手段は、前記像担持体と接触する位置における前記転写ベルトの移動方向とは反対の方向に前記第一移動部材を移動させることによって、前記二次転写部材を前記転写ベルトに当接させ、前記一次転写部材を前記転写ベルトに当接させることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第一移動部材の移動によって前記一次転写部材の押圧状態が切り替わるタイミングと、前記回動部材が回動を開始するタイミングが異なることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記離間手段は、前記転写ベルトを前記像担持体から離間させる前に、前記二次転写部材を前記転写ベルトから離間させることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持体とは異なる色のトナー像を担持する第2の像担持体と、前記第2の像担持体に対応して配置される第2の一次転写部材と、を備え、
    前記離間手段は、前記第2の一次転写部材の押圧状態を切り替えて前記第2の一次転写部材を前記転写ベルトから離間させることによって前記第2の像担持体に対して前記転写ベルトを離間させる第二移動部材と、を有し、
    前記第一移動部材と前記第二移動部材が、前記移動方向に移動することによって、前記一次転写部材と前記第2の一次転写部材を前記転写ベルトから離間させることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 転写材の搬送方向と交差する方向に関して、前記二次転写部材の両端部を支持する軸受部材を備え、前記回動部材は、前記二次転写部材の軸受部材に設けられる当接面を押圧する押圧部を有し、
    前記回動部材の回動によって前記押圧部が前記当接面を押圧することで、前記二次転写部材を前記付勢部材の付勢方向と逆方向に移動させることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記付勢部材は前記軸受部材を付勢することによって、前記二次転写部材を前記対向部材に向かって付勢していることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記押圧部が前記当接面を押圧することによって前記二次転写部材が前記転写ベルトから離間している状態において、前記二次転写部材の軸方向から見た時に、前記二次転写部材の軸中心と、前記押圧部と、前記対向部材の軸中心が略直線状に配置されていることを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  11. 前記回動部材は、前記対向部材の軸部に設けられるカム部材であって、前記軸部を中心に回動することが可能であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 二次転写部材と、前記二次転写部材を付勢する付勢部材と、を有する画像形成装置に対して装着及び取外しが可能な転写ユニットであって、
    移動可能な転写ベルトと、前記転写ベルトの内周面に接触して、画像形成装置に設けられる像担持体に向けて前記転写ベルトを押圧する一次転写部材と、前記転写ベルトを介して、前記二次転写部材の対向に配置される対向部材と、前記画像形成装置に装着された状態で、前記一次転写部材の押圧状態を切り替えることによって前記像担持体に対して前記転写ベルトを離間させる離間手段と、を備え、
    前記離間手段は、前記対向部材の回転軸線を中心に回動する回動部材であって、前記回転軸線を中心に回動することにより、前記付勢部材によって前記対向部材に向けて付勢された前記二次転写部材を、前記付勢部材の付勢方向とは反対の方向に移動させて前記転写ベルトから離間させる前記回動部材を有することを特徴とする転写ユニット。
  13. 前記離間手段は、前記像担持体と接触する位置における前記転写ベルトの移動方向と平行な方向に移動することによって、前記一次転写部材の押圧状態を切り替えて前記一次転写部材を前記転写ベルトから離間させ、前記像担持体に対して前記転写ベルトを離間させる第一移動部材を有することを特徴とする請求項12に記載の転写ユニット
  14. 前記第一移動部材は、前記回動部材に設けられる被係合部と係合する係合部を有し、前記係合部と前記被係合部とが係合した状態で前記移動方向に移動することにより、前記回動部材が前記回転軸線を中心に回動することを特徴とする請求項13に記載の転写ユニット
  15. 前記回動部材は、前記二次転写部材の両端部を支持する軸受部材に設けられる当接面を押圧する押圧部を有し、
    前記回動部材の回動によって前記押圧部が前記当接面を押圧することで、前記二次転写部材を、前記付勢部材の付勢方向とは逆方向に移動させて前記転写ベルトから離間させることを特徴とする請求項13又は14に記載の転写ユニット
  16. 前記離間手段は、前記像担持体と接触する位置における前記転写ベルトの移動方向とは反対の方向に前記第一移動部材を移動させることによって、前記二次転写部材を前記転写ベルトに当接させ、前記一次転写部材を前記転写ベルトに当接させることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載の転写ユニット
  17. 前記第一移動部材の移動によって前記一次転写部材の押圧状態が切り替わるタイミングと、前記回動部材が回転を開始するタイミングが異なることを特徴とする請求項13乃至16のいずれか1項に記載の転写ユニット
  18. 前記回動部材は、前記対向部材の軸部に設けられるカム部材であって、前記軸部を中心に回動することが可能であることを特徴とする請求項12乃至17のいずれか1項に記載の転写ユニット
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