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JP7018134B2 - Ueベースバンド能力シグナリング - Google Patents

Ueベースバンド能力シグナリング Download PDF

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JP7018134B2 JP2020519036A JP2020519036A JP7018134B2 JP 7018134 B2 JP7018134 B2 JP 7018134B2 JP 2020519036 A JP2020519036 A JP 2020519036A JP 2020519036 A JP2020519036 A JP 2020519036A JP 7018134 B2 JP7018134 B2 JP 7018134B2
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Description

特定の実施形態は、無線通信を対象とし、より詳細には、帯域組合せ(band-combination)およびベースバンド能力についてのユーザ機器(UE)能力情報をネットワークにシグナリングすることを対象とする。
序論
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)第5世代(5G)は、(しばしばNRと呼ばれる)新しい無線インターフェースを含む。本明細書では、5GおよびNRという用語は互換的に使用され得、その用語が具体的にNR無線インターフェースを指すのかどうか、または、その用語がより広い5Gアーキテクチャ概念を指すのかどうかは、コンテキストから明らかになろう。
(ハンドセット、デバイス、移動局などとも呼ばれる)ユーザ機器(UE)と(インフラストラクチャにおける基地局または制御ノードなどの)ネットワークとの間の1つの対話は、UE能力に関係するメッセージ交換である。シグナリングの目的は、UEが、UEがサポートする特徴および特徴組合せについてネットワークに通知することである。ネットワークは、UEの能力内で、機能、または機能の組合せを実施するようにUEを設定するために、その情報を使用し得る。
ネットワークがUE能力および限定について知るほど、ネットワークは、考えられる最良の性能をユーザに与えるために特定のUEの性能をより良く使用し得る。したがって、UEは、しばしば、セッションまたは接続の最初にUEの能力をネットワークに報告し、ネットワークは、次いで、セッションまたは接続の有効期間中にUEが何を行うことができるかを知る。しばしば、ネットワーク要求が、UEからの能力報告をトリガする。一例が図1に示されている。
図1は、ユーザ機器(UE)が能力情報をネットワークにシグナリングすることの一例を示すシーケンス図である。ネットワークノード20がUECapabilityEnquiryメッセージをUE10に送り、UE10はUECapabilityInformationメッセージで応答する。そのプロシージャは、必要な場合、接続有効期間中にも使用され得る。UECapabilityInformationメッセージを受信するネットワーク側は、long term evolution(LTE)におけるeNB、NRにおけるgNB、または、コアネットワークノードなど、インフラストラクチャにおける別のノードなど、無線基地局であり得る。
(拡張UMTS地上無線アクセスネットワーク(EUTRAN)としても知られる)LTEは、UE能力の転送を含む。しかしながら、LTEにおいてUE能力を転送することは、かなり複雑になった。LTE仕様において提供されるソリューションは、UEが特定の帯域および帯域組合せ上でサポートすることができる特徴の組合せに関する詳細な情報をUEが報告する原理に基づくので、LTEソリューションは大きいメッセージを生じる。
ネットワークにおいて、UEの正確な能力に関する詳細な情報を有することは、一方では良いが、汎用性のあるLTEソリューションにより、極めて大きいメッセージが生じた。特定のソリューションは、UEが何を実施することが可能であるかを解明するためにネットワークにおいて情報の大きいセットまたはテーブルを維持する必要をも生じる。
UE能力ソリューションの目標は、UE能力の包括的な/完全なセットを指定することであり、UE能力の包括的な/完全なセットに基づいて、eNBが、特定のUEによってサポートされる特徴を明確に決定することができる。テスタビリティも3GPPシステムの重要な強みである。UEベンダーが少なくとも2つのネットワークを用いて特徴をテストすることに成功した後にのみその特徴のサポートを示す確立された慣習は、安定したシステムにつながり、このようにして続けられるべきである。
能力転送および後続の設定の別のパラダイムは、ネットワークが、示された能力に従ってUEを設定することである。ネットワークが、UEがサポートを示さなかった設定を適用することを試みる場合、UEは、その設定を拒否し得る(および拒否する可能性がある)。一方、UEを設定するために使用されるRRCConnectionReconfigurationメッセージがUE能力に準拠する場合、UEはその設定を拒否しないものとする。
能力をネットワークに送信した後に、UEの能力は、将来の使用のためにネットワークに記憶され得る。1つのソリューションでは、能力は、UEがアイドルに入った場合、すなわち、セッションまたは接続が終端された後に、MME(モビリティ管理エンティティ)など、コアネットワークにも記憶される。E-UTRAでは、eNBは、MMEから接続UEのための能力をフェッチすることを試みる。MMEがUEのための能力を記憶しなかった場合、eNBは、UEからUEのための能力をフェッチする。これは、(たいていの/多くの)接続確立中に無線インターフェース上でのシグナリングを低減するが、これは、いずれにせよ、無線アクセスネットワーク(RAN)およびコアネットワーク(CN)における多くの記憶域および送信を必要とする。ノードが将来の使用のためにUE能力を記憶することが可能である限り、そのノードは、MMEとは異なるノードであり得る。
上記で説明されたように、LTE UE能力ソリューションの問題のうちの1つは、対応するベースバンド能力とともに帯域および帯域組合せのサポートについての明示的シグナリングから起こる。本明細書では、ベースバンド能力という用語は、帯域またはキャリア周波数に直接関係しないか、または必ずしも関係しないいくつかのUE能力を指し得る。そのような能力は、たとえば、概してMIMOまたはMIMOアンテナと呼ばれる複数のアンテナを使用して複数のレイヤを処理することをUEがサポートするかどうかの情報を含む。UEの場合、UEは、たとえば、4つのレイヤと比べて8つのレイヤを、または2つのレイヤと比べて4つのレイヤをサポートするために、より多くの処理を必要とする。この処理は、必ずしも、キャリア周波数f1またはf2が使用中であるかどうかに依存するとは限らない。
同様の特徴は、たとえば、NAICS(ネットワーク支援干渉除去および抑制(Network-Assisted Interference Cancellation and Suppression))を含み、NAICSはまた、特定のユーザ機器を対象とする信号に対する他の送信信号からの干渉を低減するために、著しい処理パワー(processing power)を必要とする特徴である。また、NAICSは、受信する(および送信する)ためにUEが現在使用しているキャリア周波数から少なくとも部分的に独立している。CSI(チャネル状態情報)は、UEが、ネットワークによって送られた様々な参照シンボルまたは信号に基づいてダウンリンクチャネルの性質および品質を測定および推定している別の処理集約的特徴である。CSIの目的は、ネットワークが、たとえば、最も効率的なやり方でリソースをスケジュールする(たとえば、周波数リソースを含むリソース、アンテナコンスタレーション、変調およびコーディングを割り当てる)ことができるように、チャネル状態情報をネットワークにフィードバックすることである。
帯域またはキャリア周波数から少なくとも部分的に独立していることがある他のパラメータは、UEがアップリンクまたはダウンリンクにおいてサポートする、総帯域幅、または帯域内のキャリア周波数の数である。UEがシグナリングする別の特徴は、UEがいくつかのダウンリンクキャリア周波数と組み合わせてどんな1つまたは複数のアップリンクキャリア周波数をサポートするのかである。
これらの例は、範囲を限定するものと見なされるべきではないが、以下で説明される実施形態は、以下でさらに説明されるように、一般的なやり方で規定され得る追加のベースバンド能力に適用され得る。
LTE問題に戻ると、UEは、UEがどんな帯域および帯域組合せをサポートすることができるかの明示的シグナリングを提供する。ただし、各そのような帯域および帯域組合せ内で、UEは、UEがその特定の組合せについてどんな追加の特徴をサポートすることができるかをさらにシグナリングする。たとえば、UEが、一例として、キャリアアグリゲーションを使用してダウンリンクにおいてキャリアf1、f2、およびf3上での同時受信が可能である場合、UEは、UEがf1+f2+f3のその特定の組合せを用いてどんなMIMO、NAICSおよび1つまたは複数のアップリンクキャリア周波数をサポートすることができるかをさらにシグナリングする。ただし、すべての3つのキャリア上での受信をサポートするUEは、たとえば、f1+f2、f1+f3、f2+f3の組合せ、および個々にキャリアの各々上での受信をもサポートする。「ベースバンド能力」は必ずしもすべての組合せについて同じであるとは限らないので、UEは、UEが各組合せについてどんなベースバンド特徴(MIMO、NAICSなど)をサポートするかを明示的にシグナリングし得る。時々、アップリンク(UL)サポートは組合せについて異なり、これは、能力のまた別の複製(duplication)を生じる。
1つの帯域が多くのキャリアを含み得る(すなわち、数、中心周波数、または識別情報f1を用いて識別される帯域上で、帯域が、キャリアと呼ばれることがある、帯域の追加の部分にさらにスプリットされ得る)ことに留意されたい。たとえば、帯域は100MHzを備え得、100MHzは20MHzの5つのキャリアに再分割される。UEは、1つまたは複数のそのようなキャリアを受信し得る。UEが複数のそのようなキャリア上で受信または送信する場合、UEは、しばしば、キャリアアグリゲーションを使用して動作すると言われる。
組合せの(combinatory)問題点は、大きく複雑なUE能力情報メッセージがUEからネットワークに送られることを生じ、NRのためのより良いソリューションを有する必要がある。
UEが異なる帯域および帯域組合せについて異なるベースバンド能力を報告する必要があり得る1つの理由は、たとえば、MIMOの処理能力が、UEが現在いくつの帯域を使用しているかに依存することである。たとえば、UEは、UEが帯域f1上で1つのキャリアを使用するときには8×8MIMOをサポートし得るが、UEがf1とf2の両方上でキャリアを使用するときには4×4MIMOのみをサポートし得、UEがf1、f2、およびf3を使用する場合にはさらに小さいMIMOをサポートし得る。さらに、UEは、キャリア上にNAICSがなければ8×8MIMOをサポートし得るが、NAICSが使用される場合には4×4MIMOのみをサポートし得る。したがって、組合せを効率的にシグナリングすることは、大きな課題である。
LTEにおけるシグナリングメッセージの構造について説明する以下のセクションは、ここでは参照のために含まれる。LTEでは、UEは、supportedBandCombination情報エレメント(IE)中ですべてのサポートされる帯域組合せを明示的にリストする。各BandCombinationParametersエントリは、1つのサポートされる帯域組合せのプロパティを指定する。帯域組合せごとの能力があるが、(BandParameters内に)帯域組合せの帯域ごとの、およびさらにはアップリンク(CA-MIMO-ParametersUL)とダウンリンク(CA-MIMO-ParametersDL)との間で分離された追加の能力もある。
Figure 0007018134000001
CA帯域組合せシグナリングの早期の実装形態の場合、帯域組合せごとに能力の一部分のみが利用可能であった。UEは、概して、たとえば、2つの帯域とそれらの帯域の各々中の1つまたは数個のキャリアとをカバーする1つの帯域組合せを提供する。帯域X中の2つのキャリアと、さらに帯域Y中の2つのキャリアとをサポートするUEは、2つの帯域の各々中の1つのキャリアをもサポートする。別の仮定は、UEがダウンリンクキャリアと同数のアップリンクキャリアをサポートすることであった。
実際には、UEは、ダウンリンクキャリアよりもはるかに少ないアップリンクキャリアをサポートし、これは、アップリンクキャリアが一方の帯域または他方の帯域中のいずれかにあり得るように帯域組合せを増倍することを必要とする。UEは、異なるアップリンクキャリア設定と組み合わせたダウンリンクキャリアアグリゲーション設定を提供するために、帯域組合せエントリを複製する。
さらに、UEは、より少数のキャリアが設定されたとき、より多くのMIMOレイヤをサポートすることが可能である。これはまた、帯域組合せのより多くの複製を作成する。NAICSプロセスおよびCSIプロセスについての同様の処理限定は、さらにより多くの帯域組合せリストを生じる。UEは、MIMO、CSIプロセス、NAICSなど、異なる他の能力と組み合わせたキャリアアグリゲーション設定を提供するために、帯域組合せエントリを複製する。
連続的に増加する帯域組合せテーブルを送信し、記憶することの問題を解決するために、特定のソリューションは、帯域組合せテーブルのサイズを低減することを試みる。詳細には、ネットワークは、(a)選択された帯域のみのための帯域組合せ、(b)キャリアのある最大数までの帯域組合せのみ、または(c)「フォールバック」組合せの排除(すなわち、明示的にシグナリングされたCAよりも少数のキャリアをもつCA組合せを省略すること)を要求し得る。
eNBが2つの前者のオプションのうちの1つを使用するとき、ネットワークは、必ずしも全UE能力を受信するとは限らない。提供された能力は現在のサービングセル中での動作のために十分であり得るが、別のセルは、異なる帯域において動作するかまたはより多くのキャリアをサポートし得る。そのセル中で適切にUEをサーブすることが可能であるために、ネットワークは、適宜に調整される制限をもつUE能力を再要求しなければならない。
多くの異なる帯域を(場合によっては異なる場所中で)サポートするネットワークは、UE能力の追加のサブセットを要求しなければならないことがあり、そのネットワークは、それらの後続の部分UE能力を組み合わせ、記憶するべきである。多くのキャリアをサポートするネットワークは、キャリアのある数までのみUE能力を要求する可能性から恩恵を受けない。
いわゆるフォールバック組合せを排除する可能性は、シグナリングされた能力のサイズを著しく低減するポテンシャルを有する。しかしながら、上記で説明されたように、UEが、たとえば、より少数のキャリアを設定されたときにより多くのMIMOレイヤ、より多くのCSIプロセスまたはより高い程度のNAICSをサポートすることは、一般的である。しかし、UEがそれらの「フォールバック」組合せを省略する場合、ネットワークは、UEの追加の処理能力に気づいていない。したがって、UEは、利用可能な「より良い」フォールバック組合せをUEが有することを示し、ネットワークも、利用可能な「より良い」フォールバック組合せを最終的に要求し、記憶する。
「フォールバック帯域組合せを排除する」機構の効率性は、たいていのUEが、たとえば、より少数のキャリアを設定されたときにより多くのMIMOレイヤ、より多くのCSIプロセスまたはより高い程度のNAICSをサポートするという事実により損なわれる。
UE能力とLTEから知られている問題とを改善するための別の提案されるソリューションは、ベースバンド能力を、帯域ごとの能力および帯域組合せごとの能力から分離することを含む。しかしながら、完全な分離は、ネットワークにおける、UEが何を実施することが可能であるかのあまり正確でない知識を生じ得る。
帯域組合せが別々にシグナリングされ、ベースバンド能力が帯域組合せから独立してシグナリングされる場合、UEが保守的な能力メッセージを提供しなければならないリスクがある。保守性は、UEが、たとえば、UEが帯域組合せ上で4×4MIMOのみをサポートすることができることを示し得るが、UEが実際はいくつかの帯域組合せについて8×8などのより良いMIMOをサポートすることができることを意味する。
無線周波数をベースバンド能力から分離するための1つの既存の提案は、以下のように概説される。多数の帯域組合せ固有パラメータのために、UEは、たいていの帯域組合せのための複製エントリを含む。これは、帯域組合せの全体的な数を増加させるだけでなく、フォールバック組合せを排除する可能性をも限定する。特定の目標は、UEが帯域ごとの組合せ能力の特徴を広告することができるグラニュラリティを限定することなしに、その帯域ごとの組合せ能力の数を最小化することである。MIMO、NAICSおよびCSI-RSプロセス関係能力についての特定の示唆が含まれる。
UEがサポートすることができるMIMOレイヤの数は、アンテナおよび受信機チェーン(RF)の数ならびにUEの処理パワーの両方に依存する。RF(アンテナ)限定を反映するために、UEは、たとえば、UEがいくつのMIMOレイヤをサポートするかを(帯域組合せではなく)各帯域について示し得る。たとえば、帯域A:最高2つのレイヤ、帯域B:最高2つのレイヤ、帯域C:最高4つのレイヤ、帯域D:最高4つのレイヤ。加えて、ただし帯域ごとのMIMO能力とは別々に、UEは、UEの全体的なMIMO処理能力、MIMO処理パワー能力[レイヤ×キャリア]:6を示し得る。
上記で例示された能力をもつUEには、たとえば、(a)2レイヤMIMOを実行する3つのキャリア、(b)1つが2レイヤMIMOを伴い、(帯域CまたはDにおける)1つが4レイヤMIMOを伴う2つのキャリア、または(c)4レイヤMIMOを実行する(帯域CまたはDにおける)1つのキャリアのいずれかが設定され得る。RFおよび処理能力のそのような明瞭な分離は、帯域組合せシグナリング構造からMIMO能力を削除することを可能にする。したがって、UEは、各帯域について独立してUEのMIMO-RF能力を示し、すべての帯域について利用可能なUEの累積処理MIMO能力を示す。
サポートされるCSIプロセスの数ならびにNAICSサポートは、UEの処理能力に依存し、アンテナの数に依存しない。したがって、CSIプロセスの数は、UEごとに単一の処理能力として表され得る。代替的に、UE実装形態が、MIMO処理について説明されるように、処理能力を無線フロントエンドに結び付けることが予想される場合、UEはまた、帯域のセットごとにCSI処理能力を伝達し得る。サポートされるCSIプロセスの数およびNAICSサポートは、UEの処理能力に依存し、たとえば、利用可能なアンテナの数に依存しない。
しかしながら、UE実装形態は、一般に、MIMO、CSI測定およびNAICSなどの機能にわたって同じ処理リソースを共有する。したがって、UEは、より少数のMIMOレイヤのために設定された場合、より多くのCSIプロセスを伴って動作することが可能であり得、その逆も同様である。したがって、帯域組合せから分離されたUEごとのベースバンド能力(たとえばFD-MIMO能力、CSIプロセスの数など)は、帯域組合せごとのシグナリングを最小化するのを助け得る。
特定のソリューションは、(帯域の少なくともすべてのサポートされる組合せと帯域ごとのキャリアの数とをリストする)帯域組合せ(BC)テーブルを使用し得る。帯域組合せ(BC)テーブルに加えて、第2のテーブルが、ベースバンド処理能力(BPC)のサポートされる組合せをリストする。第2のテーブル中のエントリは、それらのエントリがそれとともに使用され得るキャリアの数を示し得る。(BCテーブルに従って)帯域組合せおよびキャリアの数を選択すると、ネットワークは、キャリアの選定された数のために利用可能であるすべてのエントリをBPCテーブルから抽出し得る。BPCテーブルの抽出されたエントリに基づいて、ネットワークは、UEがサポートするベースバンド特徴を選定し、それに応じてUEを設定し得る。
しかしながら、UEベンダーは、別個のテーブル(BCおよびベースバンド能力)が、UEベンダーに、すべてのそれらの帯域上ですべての特徴をサポートすることを強制するという問題を経験し得る(すなわち、ベースバンド能力テーブルが「2つのキャリア:40MHz NAICS」についてのエントリを有する場合、UEは、それらが2つのキャリアをもつ帯域組合せを広告するすべての帯域上で40MHz NAICSをサポートしなければならない)。
別の問題は、UEにおける処理パワーが常にアクションのために利用可能であるとは限らないことである。処理の一部は、いくつかの無線チェーンに関連し得る。いくつかの帯域組合せにおいて1つのそのような無線チェーンが数個のキャリアをサーブする場合、1つのそのような無線チェーンは、そこでMIMOまたはNAICSを実施するのに十分なパワーを有しないことがある。別の無線チェーンに未使用の処理パワーが残っているということは、この場合、役立たない。
上記で説明されたように、帯域組合せからのベースバンド能力の完全な分離は、準最適な性能を生じる。ユーザ機器(UE)の全性能は、帯域のセット上の設定されたキャリアのセットについてUEが扱うことができる最良の設定に関する知識をネットワークが十分に有しないので、利用することができない。
UEは、しばしば、特に異なる帯域について、および特に帯域が無線スペクトルにおいて遠く離れている場合、(たとえば、無線チェーン、またはベースバンド処理ユニットとも呼ばれる)複数の無線フロントエンドを使用して実装される。時々、特に、異なる帯域が、無線周波数においてまたはその技術が実装されるやり方において実質的に異なる場合、異なる帯域の無線インターフェースを終端するために異なるモデムが使用され得る。無線フロントエンドは、long term evolution(LTE)および第5世代(5G)新しい無線(NR)など、異なる規格を実装することさえある。特定の実施形態は、異なる無線技術を使用する異なる帯域または帯域グループを可能にする。
したがって、UEは、ベースバンド処理のために複数のリソースを使用し得る。しかしながら、一例では、帯域f1およびf2を処理するためのリソースは、帯域f3またはf4のために必ずしも利用可能であるとは限らない。UEは、帯域f1およびf2上のキャリアの任意の組合せ上ではネットワーク支援干渉除去および抑制(NAICS)と8×8多入力多出力(MIMO)とを使用し得るが、UEは、帯域f3およびf4上では4×4MIMOのみをサポートし得、それらの帯域上ではNAICSをサポートしないことがある。
帯域組合せからベースバンド能力を切り離す前の手法を使用すると、UEは、4×4MIMO能力のみを報告し、NAICS能力を報告せず、ネットワークは、UEが実際は帯域f1およびf2のキャリア上でおよびf1とf2との組合せ上で8×8MIMOとNAICSとをサポートすることができることを通知されない。
したがって、特定の実施形態は、LTEからの知られている欠如を克服するが、UEが効率的な様式でUEの最良の能力を報告する可能性を提供する、UE能力をシグナリングするための適切な構造およびソリューションを提供する。
特定の実施形態によれば、ネットワーク(たとえば、無線基地局)は、UEに、そのUE能力をネットワークに送るように要求する。UEは、UE能力を含んでいるメッセージでネットワークに応答する。ネットワークは、メッセージを受信し、分析し、受信された能力に従ってリソースを設定し、UEに割り当てる。したがって、ネットワークは、設定情報をUEに送る。UEは、設定情報を受信し、受信された設定メッセージに従って設定情報を使用する。
UEは、以下のように能力情報を構造化する。UEは、UEがサポートする帯域のセットをグループ化する情報を構築し得る。UEはまた、ベースバンド能力のセットを各々が識別するテーブルのセットを送り得る。代替的に、UEは、ベースバンド機能性を実行するためにUEが要する処理負担を表す、処理パワーに関するコストを送り得る。
UEはまた、帯域と帯域グループとをベースバンド能力のテーブルにひも付ける情報を含む。したがって、UE能力情報メッセージは、ベースバンド能力の異なるセットをサポートするキャリアのグループを識別し得る。
この方法によって、UEが、リーンな(lean)やり方で、適切な性能のために、UEの最良の能力をネットワークに報告することができるシグナリング構造を可能にすることができる。
上記で説明された例では、UEは、f1およびf2をグループ1にグループ化し、f3およびf4をグループ2にグループ化し、ベースバンド能力テーブル1を、8×8MIMOおよびNAICSサポートにセットし、ベースバンド能力テーブル2を、4×4MIMOおよびNAICS非サポートにセットし得、1つまたは複数の能力メッセージは、上記で示されたグループに関する情報と、ベースバンド能力テーブルと、グループ1が、テーブル1において提供される情報の能力があり、グループ2が、テーブル2において提供される情報の能力があることを告げる情報とを提供する。
特定の実施形態は、本構造を使用するLTEにおいて見られる組合せの問題を緩和する。特定の実施形態は、帯域組合せが増加する場合でもスケーリングすることが可能であり、これは、知られているソリューションの場合には当てはまらない。
特定の実施形態は、前記ベースバンド能力テーブルのセットを提供し、前記ベースバンド能力テーブルのセットを、数個の帯域組合せ内からまたは帯域組合せ内の数個のグループから参照/使用する。したがって、LTE能力シグナリングと比較して、この構造は、ベースバンド能力を帯域組合せ(BC)に直接含めることを回避し、それにより、この構造は、すべての帯域組合せを複製することを回避する。また、NRについて同意されたベースラインソリューションと比較して、この構造は、UEが、UEのすべてのサポートされるキャリアおよび帯域にわたってすべてのベースバンド特徴(およびそれらの組合せ)をサポートすることを必要とするとは限らない。
上記で説明されたように、多くの追加のベースバンド能力があり、UEが、UEのすべての能力を示すためにかなりの数のグループを確立する必要があり得ることを認識されたい。
ソリューションは、UEが、たとえば、帯域、たとえばf2が数個のグループ中に存在する複数のグループを報告し得ることを除外しない。たとえば、構造は、グループが、帯域の1つのエントリ(f2)、または複数のエントリ(f2およびf3)を含んでいることを可能にし、ここにおいて、f2は単独で1つのベースバンド能力に関連し得、f2はf3とともに別のテーブルに関連し得る。
特定の実施形態は、利用可能な帯域および帯域組合せまたは帯域組合せグループのリストをシグナリングすることと、ベースバンド能力のセット、またはコストクレジット(credit)の形態で特定のベースバンド特徴(たとえば、MIMO、NAICSなど)を実施するためのUEにおけるコストをシグナリングすることと、帯域グループごとに、ベースバンド能力のセットのうちの1つへのインデックス、またはグループ内のコストをシグナリングすることとによって、UEからネットワークに、たとえば、帯域2のための能力と比較して帯域1のための別個のベースバンド能力を含むメッセージを提供し得る。シグナリングに基づいて、ネットワークは、帯域組合せごとに、その帯域組合せ内の帯域のどのグループのためにどんな特定のベースバンド能力が利用可能であるかを知る。
これは、組合せごとに明示的ベースバンド能力を必要とすることなしに達成される。コストソリューションが使用される場合、ネットワークは、帯域または帯域グループのためのUEの最大クレジットが消耗されるまで、特徴を割り当て、設定することができる。
いくつかの実施形態によれば、無線通信ネットワークの無線デバイスにおいて使用するためのデバイス能力をシグナリングする方法は、無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せをコンパイルすることを含む。各周波数帯域組合せは、無線デバイスが無線信号の送信または受信のために一緒に使用することができる複数の周波数帯域を含む。本方法は、無線デバイスによってサポートされるデバイス能力のセットをコンパイルすることと、能力メッセージをアセンブルすることとをさらに含む。能力メッセージは、無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せと、無線デバイスによってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せとを含む。1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、能力メッセージは、周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示を含む。周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示は、複数の周波数帯域の各帯域について、周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を含む。本方法は、能力メッセージをネットワークノードに送ることをさらに含む。いくつかの実施形態では、本方法は、ネットワークノードからデバイス設定を受信することを含む。デバイス設定は、1つまたは複数の周波数帯域組合せのうちの1つに応じた設定を含む。
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスが、デバイス能力をシグナリングすることが可能である。無線デバイスは、無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せをコンパイルするように動作可能な処理回路要素を含む。各周波数帯域組合せは、無線デバイスが無線信号の送信または受信のために一緒に使用することができる複数の周波数帯域を含む。処理回路要素は、無線デバイスによってサポートされるデバイス能力のセットをコンパイルし、能力メッセージをアセンブルするようにさらに動作可能である。能力メッセージは、無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せと、無線デバイスによってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せとを含む。1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、能力メッセージは、周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示を含む。周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示は、複数の周波数帯域の各帯域について、周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を含む。処理回路要素は、能力メッセージをネットワークノードに送るようにさらに動作可能である。いくつかの実施形態では、処理回路要素は、ネットワークノードからデバイス設定を受信するようにさらに動作可能である。デバイス設定は、1つまたは複数の周波数帯域組合せのうちの1つに応じた設定を含む。
特定の実施形態では、複数の周波数帯域の各帯域について、周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示は、アップリンクデバイス能力の指示とダウンリンク能力の指示とを含む。
特定の実施形態では、1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、能力メッセージは、周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第2の指示を含む。周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第2の指示は、複数の周波数帯域の各帯域について、周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を含む。
特定の実施形態では、デバイス能力の1つまたは複数の組合せの各々がインデックスに関連付けられ、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示は、デバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つのインデックスを含む。デバイス能力は、帯域のための帯域幅、NAICSのサポート、サポートされるMIMOレイヤの数、帯域中でサポートされるキャリアの数、アップリンクについての帯域中でサポートされるキャリアの数、およびダウンリンクについての帯域中でサポートされるキャリアの数のうちの少なくとも1つを含む。
特定の実施形態では、デバイス能力のセットは、各デバイス能力に関連するコストを含む。コストは、能力を実施するために必要とされるデバイス処理パワーの量を表す。
いくつかの実施形態によれば、無線通信ネットワークのネットワークノードにおいて使用するためのデバイス能力をシグナリングする方法は、無線デバイスから、能力メッセージを受信することを含む。能力メッセージは、無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せと、無線デバイスによってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せとを含む。1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、能力メッセージは、周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示を含む。周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示は、複数の周波数帯域の各帯域について、周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を含む。本方法は、能力メッセージに基づいて無線デバイスのための設定を決定することをさらに含む。本方法は、決定された設定を無線デバイスに送ることを含み得る。
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードが、デバイス能力をシグナリングすることが可能である。本ネットワークノードは、無線デバイスから、能力メッセージを受信するように動作可能な処理回路要素を含む。能力メッセージは、無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せと、無線デバイスによってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せとを含む。1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、能力メッセージは、周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示を含む。周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示は、複数の周波数帯域の各帯域について、周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を含む。処理回路要素は、能力メッセージに基づいて無線デバイスのための設定を決定するようにさらに動作可能である。処理回路要素は、決定された設定を無線デバイスに送るようにさらに動作可能であり得る。
特定の実施形態では、複数の周波数帯域の各帯域について、周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示は、アップリンクデバイス能力の指示とダウンリンク能力の指示とを含む。
特定の実施形態では、1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、能力メッセージは、周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第2の指示を含む。周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第2の指示は、複数の周波数帯域の各帯域について、周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を含む。
特定の実施形態では、デバイス能力の1つまたは複数の組合せの各々がインデックスに関連付けられ、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示は、デバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つのインデックスを含む。デバイス能力は、帯域のための帯域幅、NAICSのサポート、サポートされるMIMOレイヤの数、帯域中でサポートされるキャリアの数、アップリンクについての帯域中でサポートされるキャリアの数、およびダウンリンクについての帯域中でサポートされるキャリアの数のうちの少なくとも1つを含み得る。
特定の実施形態では、デバイス能力のセットは、各デバイス能力に関連するコストを含む。コストは、能力を実施するために必要とされるデバイス処理パワーの量を表す。
いくつかの実施形態によれば、無線デバイスが、デバイス能力をシグナリングすることが可能である。無線デバイスは、取得モジュールと、アセンブルモジュールと、送信モジュールとを含む。取得モジュールは、無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せを取得し、決定し、および/またはコンパイルするように動作可能である。各周波数帯域組合せは、無線デバイスが無線信号の送信または受信のために一緒に使用することができる複数の周波数帯域を含む。取得モジュールは、無線デバイスによってサポートされるデバイス能力のセットを取得し、決定し、および/またはコンパイルするようにさらに動作可能である。アセンブルモジュールは、能力メッセージをアセンブルするように動作可能である。能力メッセージは、無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せと、無線デバイスによってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せとを含む。1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、能力メッセージは、周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示を含む。周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示は、複数の周波数帯域の各帯域について、周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を含む。送信モジュールは、能力メッセージをネットワークノードに送るように動作可能である。
いくつかの実施形態によれば、ネットワークノードが、デバイス能力をシグナリングすることが可能である。本ネットワークノードは、受信モジュールと、決定モジュールとを含む。受信モジュールは、無線デバイスから、能力メッセージを受信するように動作可能である。能力メッセージは、無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せと、無線デバイスによってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せとを含む。1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、能力メッセージは、周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示を含む。周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示は、複数の周波数帯域の各帯域について、周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を含む。決定モジュールは、能力メッセージに基づいて無線デバイスのための設定を決定するように動作可能である。
また、コンピュータ可読プログラムコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータ可読プログラムコードが、処理回路要素によって実行されたとき、上記で説明された無線デバイスまたはネットワークノードによって実施される方法のいずれかを実施するように動作可能である、コンピュータプログラム製品が開示される。
実施形態ならびにそれらの特徴および利点のより完全な理解のために、次に、添付の図面とともに、以下の説明が参照される。
ユーザ機器(UE)が能力情報をネットワークにシグナリングすることの一例を示すシーケンス図である。 特定の実施形態による、例示的な無線ネットワークを示すブロック図である。 複数の無線周波数(RF)グループおよび無線チェーンをもつUEの一例を示すブロック図である。 特定の実施形態による、無線デバイスにおける例示的な方法を示す流れ図である。 特定の実施形態による、ネットワークノードにおける例示的な方法を示す流れ図である。 無線デバイスの例示的な実施形態を示すブロック図である。 無線デバイスの例示的な構成要素を示すブロック図である。 ネットワークノードの例示的な実施形態を示すブロック図である。 ネットワークノードの例示的な構成要素を示すブロック図である。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)long term evolution(LTE)または第5世代(5G)新しい無線(NR)など、無線通信ネットワークでは、ユーザ機器(UE)がUEの能力をネットワークノードにシグナリングし得る。ネットワークノードは、UEを設定するために能力情報を使用し得る。既存のソリューションに関する問題は、能力情報が大きすぎ、したがってシグナリングするのに非効率的であるか、または、能力情報がUEの能力を適切に表さないことである。
特定の実施形態は、上記で説明された問題をなくし、UE能力の効率的で正確なシグナリングを含む。概して、UEは、利用可能な帯域および帯域組合せまたは帯域組合せグループのリストを、eNBまたはgNBなど、ネットワークノードにシグナリングし得る。UEは、ベースバンド能力のセット、またはコストクレジットの形態で特定のベースバンド特徴(たとえば、MIMO、NAICSなど)を実施するためのUEにおけるコストをもシグナリングし得る。UEは、帯域グループごとに、ベースバンド能力のセットのうちの1つへのインデックス、またはグループ内のコストをシグナリングする。シグナリングされた情報に基づいて、ネットワークは、帯域組合せごとに、その帯域組合せ内の帯域のどのグループのためにどんな特定のベースバンド能力が利用可能であるかを知る。
「一実施形態(one embodiment)」、「一実施形態(an embodiment)」、「例示的な実施形態」などへの本明細書における言及は、説明される実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含み得ることを示すが、あらゆる実施形態が、必ずしも、特定の特徴、構造、または特性を含むとは限らないことがある。その上、そのような句は必ずしも同じ実施形態を指しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が実施形態に関して説明されるとき、明示的に説明されるか否かにかかわらず、他の実施形態に関してそのような特徴、構造、または特性を実装することは当業者の知識内にあることが具申される。
特定の実施形態が、図面の図2~図7Bを参照しながら説明され、同様の数字が、様々な図面の同様の部分および対応する部分のために使用されている。例示的なセルラーシステムとして本開示全体にわたってLTEおよび5G新しい無線(NR)が使用されるが、本明細書で提示される発想は、同様に他の無線通信システムに適用され得る。
図2は、特定の実施形態による、例示的な無線ネットワークを示すブロック図である。無線ネットワーク100は、(モバイルフォン、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、MTCデバイス、または無線通信を与えることができる任意の他のデバイスなどの)1つまたは複数の無線デバイス110と、(基地局またはeノードBなどの)複数のネットワークノード120とを含む。無線デバイス110はUEと呼ばれることもある。ネットワークノード120は、(セル115とも呼ばれる)カバレッジエリア115をサーブする。
概して、ネットワークノード120のカバレッジ内(たとえば、ネットワークノード120によってサーブされるセル115内)にある無線デバイス110は、無線信号130を送信および受信することによって、ネットワークノード120と通信する。たとえば、無線デバイス110およびネットワークノード120は、ボイストラフィック、データトラフィック、および/または制御信号を含んでいる無線信号130を通信し得る。ボイストラフィック、データトラフィック、および/または制御信号を無線デバイス110に通信するネットワークノード120は、無線デバイス110のためのサービングネットワークノード120と呼ばれることがある。無線デバイス110とネットワークノード120との間の通信は、セルラー通信と呼ばれることがある。無線信号130は、(ネットワークノード120から無線デバイス110への)ダウンリンク送信と(無線デバイス110からネットワークノード120への)アップリンク送信の両方を含み得る。
各ネットワークノード120は、信号130を無線デバイス110に送信するための単一の送信機または複数の送信機を有し得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード120は、多入力多出力(MIMO)システムを備え得る。無線信号130は、1つまたは複数のビームを備え得る。特定のビームは、特定の方向においてビームフォーミングされ得る。各無線デバイス110は、ネットワークノード120または他の無線デバイス110から信号130を受信するための単一の受信機または複数の受信機を有し得る。無線デバイス110は、無線信号130を備える1つまたは複数のビームを受信し得る。
無線信号130は、時間周波数リソース上で送信され得る。時間周波数リソースは、無線フレーム、サブフレーム、スロット、および/またはミニスロットに区分され得る。ネットワークノード120は、アップリンク、ダウンリンク、またはアップリンクとダウンリンクとの組合せとしてサブフレーム/スロット/ミニスロットを動的にスケジュールし得る。異なる無線信号130は異なる送信処理時間を備え得る。
ネットワークノード120は、LTEスペクトルなど、ライセンス済み周波数スペクトルにおいて動作し得る。ネットワークノード120はまた、5GHz Wi-Fiスペクトルなど、未ライセンス周波数スペクトルにおいて動作し得る。未ライセンス周波数スペクトルにおいて、ネットワークノード120は、IEEE802.11アクセスポイントおよび端末など、他のデバイスと共存し得る。未ライセンススペクトルを共有するために、ネットワークノード120は、無線信号130を送信または受信する前にLBTプロトコルを実施し得る。無線デバイス110も、ライセンス済みスペクトルまたは未ライセンススペクトルの一方または両方において動作し得、同じく、いくつかの実施形態では、無線信号130を送信する前にLBTプロトコルを実施し得る。ネットワークノード120と無線デバイス110の両方が、同じくライセンス済み共有スペクトルにおいて動作し得る。
たとえば、ネットワークノード120aはライセンス済みスペクトルにおいて動作し得、ネットワークノード120bは未ライセンススペクトルにおいて動作し得る。無線デバイス110は、ライセンス済みスペクトルと未ライセンススペクトルの両方において動作し得る。特定の実施形態では、ネットワークノード120aおよび120bは、ライセンス済みスペクトル、未ライセンススペクトル、ライセンス済み共有スペクトル、または任意の組合せにおいて動作するように設定可能であり得る。セルのカバレッジエリア115bはセルのカバレッジエリア115a中に含まれるように示されているが、特定の実施形態では、セルのカバレッジエリア115aとセルのカバレッジエリア115bとは、部分的に重複し得るか、またはまったく重複しないことがある。
特定の実施形態では、無線デバイス110とネットワークノード120とは、キャリアアグリゲーションを実施し得る。たとえば、ネットワークノード120aはPCellとして無線デバイス110をサーブし得、ネットワークノード120bはSCellとして無線デバイス110をサーブし得る。ネットワークノード120は、自己スケジューリングまたはクロススケジューリングを実施し得る。ネットワークノード120aがライセンス済みスペクトルにおいて動作し、ネットワークノード120bが未ライセンススペクトルにおいて動作している場合、ネットワークノード120aは、ライセンス支援型アクセスを未ライセンススペクトルに提供し得る(すなわち、ネットワークノード120aはLAA PCellであり、ネットワークノード120bはLAA SCellである)。
特定の実施形態では、無線デバイス110は、無線デバイス110がどんな能力または能力の組合せ(たとえば、MIMO、CAなど)をサポートするかをネットワークノード120にシグナリングし得る。たとえば、無線デバイス110は、無線デバイス110によってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せ(たとえば、f1+f2、f3+f4、f1+f2+f3+f4)をコンパイルし得る。各周波数帯域組合せは、無線デバイス110が無線信号の送信または受信のために一緒に使用することができる複数の周波数帯域を備える。本明細書では、送信または受信は、送信、受信、または送信と受信の両方を指す。
無線デバイス110は、無線デバイスによってサポートされるデバイス能力(たとえば、NAICS、MIMOなど)のセットをコンパイルし、能力メッセージをアセンブルし得る。能力メッセージは、無線デバイス110によってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せと、無線デバイス110によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せとを含む。1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、能力メッセージは、周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示を含む。周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示は、複数の周波数帯域の各帯域について、周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を備える。無線デバイス110は、能力メッセージをネットワークノード120に送り得る。
ネットワークノード120は、無線デバイス110から、能力メッセージを受信し得る。ネットワークノード120は、能力メッセージに基づいて無線デバイス110のための設定を決定し得る。ネットワークノード120は、決定された設定を無線デバイス110に送り得る。さらなる詳細が、以下で、および図2~図4に関して説明される。
無線ネットワーク100では、各ネットワークノード120は、long term evolution(LTE)、LTEアドバンスト、UMTS、HSPA、GSM、cdma2000、NR、WiMax、WiFi、および/または他の好適な無線アクセス技術など、任意の好適な無線アクセス技術を使用し得る。無線ネットワーク100は、1つまたは複数の無線アクセス技術の任意の好適な組合せを含み得る。例として、様々な実施形態は、いくつかの無線アクセス技術のコンテキスト内で説明され得る。しかしながら、本開示の範囲は、それらの例に限定されず、他の実施形態は、異なる無線アクセス技術を使用することができる。
上記で説明されたように、無線ネットワークの実施形態は、1つまたは複数の無線デバイスと、無線デバイスと通信することが可能な1つまたは複数の異なるタイプの無線ネットワークノードとを含み得る。無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、または無線デバイスと(固定電話などの)別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な任意の追加のエレメントをも含み得る。無線デバイスは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを含み得る。たとえば、特定の実施形態では、無線デバイス110など、無線デバイスは、以下で図6Aに関して説明される構成要素を含み得る。同様に、ネットワークノードは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを含み得る。たとえば、特定の実施形態では、ネットワークノード120など、ネットワークノードは、以下で図7Aに関して説明される構成要素を含み得る。
NRのために使用されるベースラインシグナリングは、MIMO、CoMP(CSI)およびNAICS処理がキャリアおよび帯域アグノスティック(agnostic)であると仮定する。言い換えれば、NRのために使用されるベースラインシグナリングは、UEの処理パワーが、帯域組合せに従って設定され得るキャリアのいずれかに適用され得ると仮定する。
しかしながら、処理が無線フロントエンドにひも付けられる場合、単一のMIMO処理値が十分でないことがある。この場合、能力は、帯域の数個のセットのための「MIMO処理パワー」能力(たとえば、MIMO処理パワー能力[レイヤ×キャリア]:帯域[A、B]:4つのレイヤ×キャリア、帯域[C、D]:4つのレイヤ×キャリア)を示し得る。
能力は、帯域AおよびB上のキャリアが1つのRF(プロセッサ)によってサーブされ、帯域CおよびD上のキャリアが別のRF(プロセッサ)によってサーブされるUE実装形態を反映し得る。ネットワークが帯域CおよびD上の2つのキャリアをUEに設定する場合、UEは、各々について、せいぜい2レイヤMIMOを使用することができる。ネットワークが帯域A上の1つのキャリアおよび帯域C上の1つのキャリアを設定する場合、ネットワークは、(帯域Aに対するRF制限のために)帯域Aについて2レイヤMIMOを設定し、帯域Cについて4レイヤMIMOを設定し得る。
すべての帯域のために利用可能な累積処理能力を広告するUEがあまりに制限的である場合、UEは、(1つまたは複数の)帯域のセットのための累積MIMO処理能力を示し得る。しかしながら、RF1=[A、B、C]:[4レイヤ]、RF2=[C、D]:[4レイヤ]など、RFが(部分的に)重複する帯域をサポートする場合に対して考慮がなされなければならない。
ネットワークは、帯域C上の1つのキャリアおよび帯域D上の1つをUEに設定するとき、UEが、利用可能な処理能力を最大化するRFを選ぶと仮定し得る。UEが、利用可能な処理能力を最大化するRFを選ぶ場合、ネットワークは、帯域C上に4つのレイヤ、およびさらに、帯域D上に4つのレイヤを設定し得る。
ネットワークが帯域C上に2つのキャリアおよび帯域D上に1つのキャリアを設定する場合、ネットワークは、帯域C上のキャリアのうちの一方については4つのレイヤを設定するが、帯域C上の他方のキャリアについては2つのレイヤのみを設定し、帯域D上のキャリアについては2つのレイヤを設定し得る。疑問は、帯域C上の2つのキャリアのうちのどちらが4レイヤMIMOを設定し得るかである。1つのオプションは、RF2が、帯域D上のキャリアに(周波数領域中で)より近い帯域C上のキャリアをサーブし得ることである。別の疑問は、UEがまた、2つのレイヤをもつ帯域C上の両方のキャリアが各々RF1によってサーブされ、帯域D上のキャリアがRF2によって4つのレイヤを伴って動作される設定をサポートするかどうかである。1つのオプションは、UEが、帯域Cの2つのキャリアが連続している場合は帯域Cの2つのキャリアをサーブするために(RF1の)共通のキャリアを使用するが、帯域Cの2つのキャリアが連続していないときは別個のRFを使用するとネットワークが仮定することである。
LTE帯域組合せ能力シグナリングは、キャリアに直接言及しないが、むしろ、帯域のみに言及する。加えて、それは、BandwithCombinations、すなわち、それがこの帯域においてサーブし得る隣接キャリアの数を広告する。
しかしながら、特定の帯域内隣接帯域組合せ(たとえば、クラスC(=2つのキャリア))について、LTE無線デバイスは、LTE無線デバイスが一方上の2つのMIMOレイヤと他方のキャリア上の4つのMIMOレイヤとをサポートすることを示すことができない。さらに、LTE無線デバイスは、LTE無線デバイスが2つのキャリアのうちのどちらの上でどんな機能性をサポートするかを広告することができない。したがって、いくつかの実施形態は、NR能力シグナリングをLTEシグナリングよりもさらにフレキシブルおよび一般的にすることを目的としない。特定の実施形態は、能力構造のサイズおよび複雑さを低減することに焦点を当てる。
以下は、UEが(キャリア、帯域およびRFから完全に独立した)UEの全体的な処理限度を示し、加えて、帯域組合せにおける帯域ごとの限度を示し得る一例を示す。
上記の説明から、1つの帯域が2つのRFによってカバーされ得る場合、ネットワークは帯域をキャリアにマッピングすることができないので、どのRFによってどんな帯域がカバーされるかを示すRF構造は十分でないように見える。1つのオプションは、仕様が、キャリア/異なるタスクを異なるRFに割り当てることに関する特定のUE実装形態を示すことであり得る。別のオプションは、ネットワークがワーストケースを仮定することである。一例が図3に示されている。
図3は、複数の無線周波数(RF)グループおよび無線チェーンをもつUEの一例を示すブロック図である。UEは、グループとチェーンとを備えるLTE RF構造を含む。UEは3つのRFチェーンを有する。チェーン1.2は帯域B3およびB4をサービスすることができ、チェーン1.1はB1、B2、およびB3をサービスすることができる。B3はチェーン1.2またはチェーン1.1のいずれかを用いてサービスされ得ることに留意されたい。チェーン2.1は、帯域B5および/またはB7からの任意のキャリア周波数をサービスする。
上記の序論で説明されたNRソリューションは、UEが、帯域組合せに従って設定され得るキャリアのいずれかの上で(テーブル中でまたは式によってのいずれかで)広告されたベースバンド特徴をサポートすることができると仮定する。
しかしながら、プロセッサが特定の無線フロントエンドにひも付けられる場合、そのプロセッサによってサポートされるベースバンド能力は、他の帯域にとって利用可能でないことがある。この限定に対処するために、1つのソリューションは、ベースバンド能力をスプリットし、帯域のどのセットにどの能力制限が適用されるかを帯域組合せテーブル中で示すことである。そのソリューションは、以下で例示されるように、テーブルベースのベースバンド能力シグナリングと式ベースのベースバンド能力シグナリングの両方について実現され得る。
上記で説明されたように、ベースバンド能力テーブルは、ネットワークが、キャリアの設定された数(および場合によっては帯域幅)に応じてベースバンド特徴の好適なセットを選ぶことを可能にする。ベースバンド特徴のそのようなセットが帯域組合せの帯域/キャリアのサブセットのためにのみ利用可能である場合、テーブルは、代わりに(または加えて)、帯域組合せ内の帯域のそのセットに関連付けられなければならない。
以下の例は、UEがトップレベル帯域組合せのみを含み、すべてのフォールバック帯域組合せを省略すると仮定する。帯域組合せの構造は、1つのダウンリンク帯域組合せについて複数のアップリンク帯域組合せを示すことを可能にする。アップリンク帯域組合せはトップレベル帯域組合せであるが、フォールバック帯域組合せは省略される。
Figure 0007018134000002
上記の例からわかるように、UEは、以下の情報をネットワークにシグナリングする。
・ UEは2つの帯域組合せを広告し、ここにおいて、第1の帯域組合せがダウンリンク帯域[BandX、BandY、およびBandZ]を含んでおり、第2の帯域組合せがダウンリンク帯域[BandK、BandL]を含んでいる。
・ 第1の帯域組合せに従ってダウンリンクキャリアが設定されたとき、UEは、第1の帯域組合せ中の帯域のいずれかの上に1つのアップリンクキャリアを有することが可能である。
・ 第2の帯域組合せに従ってダウンリンクキャリアが設定されたとき、UEは、BandK上に1つのアップリンクキャリアを有することが可能である。
・ 各帯域組合せ内で、UEは帯域グループを規定する。第1の帯域組合せでは、第1の帯域グループがBandXを備え、第2の帯域グループがBandYとBandZとを備える。第2の帯域組合せでは、第1の帯域グループがBandKを備え、第2の帯域グループがBandLを備える。
・ UEは、2つのベースバンド能力テーブルをさらに規定する。第1のテーブルはベースバンド能力の1つのセットを含む。第2のテーブルはベースバンド能力の3つのセットを含み、ここで、それらのセットは、ベースバンド能力の異なる組合せをさらに指定している。たとえば、セットのうちの2つは両方とも20MHzの最大1つのキャリアに関係するが、UEは、2レイヤMIMOとともにNAICSを扱うか、または代替的に、NAICSを扱わないが4レイヤMIMOを扱うかのいずれかであり得る。
・ UEは、次いで、帯域グループをベースバンド能力テーブルにひも付ける。
シグナリングのこの特定のフォーマットは、特定の実施形態を実現する1つのやり方にすぎない。たとえば、テーブルを帯域グループに接続することは、情報に番号を付けるかまたは情報をインデックス付けする様々なやり方で行われ得る。たとえば、いくつかの実施形態は、帯域および/または帯域組合せにインデックスを割り振り、ベースバンド能力テーブルに別のインデックスを割り振る。それらのインデックスは、ビットマップまたは他のシグナリングとともにひも付けられ得る。
特定の実施形態では、能力情報は明示的にシグナリングされるが、標準仕様は、様々な帯域および/または帯域グループについてUEが指すことができる様々な代替ベースバンド能力(すなわち、セットまたは「テーブル」能力)の十分に大きいセットを含む。これは、テーブル情報がエアインターフェース上で伝達されず、仕様におけるテーブルへのインデックスまたはポインタまたは参照だけが伝達されるので、シグナリングを低減する。
特定の実施形態の説明は、たとえばベースバンド能力を表すように構成された情報を示すために「テーブル」という単語を使用する。情報は、厳密な意味でのテーブルによって表される必要がない。情報は、情報が適切なやり方でベースバンド能力のセットを表す限り、任意のフォーマットまたはシグナリング構造において構成され、シグナリングされ得る。そのようなテーブルは、無線リソース制御(RRC)プロトコルなど、シグナリングプロトコルにおいてASN.1メッセージ構造を使用して表され得る。NRの場合、仕様は、38.331で番号を付けられる。
いくつかの実施形態は式を使用し得、UEは、以下の例において説明されるようにキャリアのセットごとに処理能力およびコストを広告し得る。これらの実施形態では、UEは、ある機能を実施するためにUEがいくつの処理「クレジット」を要するかをシグナリングする。たとえば、UEは、帯域の特定のグループについての処理のために1000個のクレジットを有し得る。UEは、UEの能力情報を通して、たとえば特定のグループ上で8×8MIMOを実施するためにUEがいくつのクレジットを要するか(たとえば250個)、または4×4について100個など、およびそのグループについてUEがいくつのNAICSクレジットを使用するかなどを通知する。
ネットワークは、クレジット限度(1000個)が消耗されない限り、キャリアのそのグループ上で機能を設定することができる。これは、能力をシグナリングするための、ならびに、ネットワークがキャリアおよびリソースのどんな組合せを帯域グループから割り当てるべきかを決めるためのフレキシブルな手法を可能にする。クレジット限度は、固定値であり、仕様においてセットされるか、または、UEからネットワークに送られるUE能力情報メッセージ中で明示的にシグナリングされ得る。
Figure 0007018134000003
Figure 0007018134000004
上記の例では、UEは、2つの帯域組合せ(1つがBandXとBandYとBandZとをもち、1つがBandWとBandXとをもつ)をシグナリングする。第1の帯域組合せでは、UEは、UEが帯域の各々においてサポートするキャリアの数が異なる2つの異なる帯域組合せ変形態を広告する。第2の帯域組合せでは、UEは、1つの帯域組合せ変形態のみを広告する。
各帯域組合せ変形態について、UEは、NWが設定し得る設定可能なアップリンク帯域/キャリアを示す。また、UEは、前の例におけるような帯域グループを規定し得る。前の例とは異なり、UEは、帯域グループについての処理限度(bandGroupProcLimit)を提供する。
本例では、第1の帯域組合せの第1の変形態は、同じベースバンド処理能力を共有するBandYおよびBandZの帯域グループを規定し、BandX処理のための処理能力は、BandYおよびBandZのベースバンド能力から独立している。クレジットは、それぞれ、800個および500個である。ここで、クレジット限度がシグナリングされると仮定される。しかしながら、クレジットは固定値であることも可能であり、その場合、ベースバンド機能に関して相対的なコストが与えられる。最後のグループ[BandW、BandX]は別個のクレジットを有していないが、そのグループは2000個のクレジットの合計クレジット(total credit)(または限度)に依拠することもわかり得る。
UEは、たとえばプロセッサ上のMIMOを実施するためにいくつのクレジットが必要とされるかを示すコスト情報を提供し得る。これは、たとえば[送信ダイバーシティ、2×2、4×4、8×8...]についての値のシーケンスを搬送するメッセージとして実現され得る。その場合、たとえば8×8MIMOを設定することは、たとえば400個のクレジットのコストがかかり得、これは、限られた数の追加の機能のみが、たとえば500個のクレジットを広告した帯域組合せ上で設定され得ることを意味する。
別の実施形態では、帯域グループが、前に概説された実施形態の場合のように、帯域組合せにおいて直接規定され得る(すなわち、帯域グループが「帯域組合せ変形態」なしに使用され得る)ことに留意されたい。
特定の実施形態は明示的にすべての帯域組合せをリストし得、UEは(各ビットがテーブル中の1つの帯域組合せを表す)ビットマップによってUEのサポートされる帯域組合せを報告し得る。しかしながら、そのようなリストは長くなり得、したがって、UEは、対応して長いビットマップをシグナリングしなければならない。特定の実施形態は、多くのキャリアのアグリゲーションをサポートするUEがフォールバック組合せをもサポートすると仮定する。(LTE Rel-13においてすでに行われたように)フォールバック組合せが省略される場合、およびベースバンド/処理能力がRF能力から分離される場合、CA帯域組合せIEにおける帯域数の明示的シグナリングは、ビットマップよりも効率的であり得る。
フォールバック帯域組合せを省略するとき、およびRFを処理能力からスプリットするとき、シグナリングされる帯域組合せエントリの数は、規定された帯域組合せの総数と比較して小さくなる。したがって、(インデックスを参照する代わりに)帯域組合せIEにおいて明示的に帯域数をシグナリングすることは、より効率的であり得る。
上記で詳述されたように、LTE UEは、異なるアップリンクキャリア設定と組み合わせたダウンリンクキャリアアグリゲーション設定を提供するために、帯域組合せエントリを複製する。UEは、トップレベル帯域組合せのみを広告し、これは、UEが広告する帯域組合せを減少させる。さらに、特定の実施形態は、帯域組合せ全体を複製するのではなく、サポートされるアップリンク帯域組合せのリストを(トップレベル)ダウンリンク帯域組合せに含める。これは、帯域数および他のダウンリンク関係能力を複製することを回避する。
UEは、ダウンリンク帯域組合せ全体を複製する代わりに、単一のダウンリンク帯域組合せにおいて数個のアップリンク帯域組合せ(アップリンクBandwidthClassesの数個のリスト)を広告し得る。
特定の実施形態は、測定ギャップについてシグナリングする能力を含む。LTEでは、UEは、UEがいくつかの帯域のキャリア上で測定を実施するためにギャップを必要とするかどうかを、帯域組合せエントリの一部として示す。言い換えれば、各ビットが測定されるべきターゲット帯域を識別する、各帯域組合せにおけるビットマップがある。LTE UEがLTE UEの能力において伝達する多数の帯域組合せエントリを考慮すると、追加のビットマップによるオーバーヘッドは、著しい。
将来の仕様が、(たとえば、明示的にトップレベル帯域組合せのみをリストすることによって)リストされる帯域組合せの数を低減するためのソリューションを規定する場合、ビットマップを含むことは、より許容可能になり得る。しかしながら、UEは、ワーストケース設定(トップレベル帯域組合せ)を考慮に入れて、「needForGaps」を示す必要があり得る。それらの設定は、おそらく、キャリア間測定のためにギャップを必要とし、すなわち、それらの設定は、おそらく、それらの設定がギャップを必要とすることをすべての帯域について示す。
したがって、特定の実施形態は、どのキャリア設定においてUEがギャップなしに測定を実施することが可能であるかをネットワークがそれに基づいて決定し得るルールのセットと、費用がかかる明示的シグナリングを置き換える可能性を含む。これが、UEがギャップなしに測定を実施していることがあるにもかかわらずネットワークがギャップを設定する数個のオケージョンを生じる場合でも、これは、周波数間測定およびギャップが、一般に、UEがサービングキャリアを離れるかまたは周波数間負荷分散をテストしようとしている場合のみ設定されることを考慮すると、許容可能であり得る。またあるときには、UEはギャップなしに動作する。UEに測定ギャップが設定されるときでも、これは、ネットワークがスケジュールすべき他のUEをも有する場合、および、第1のUEが測定ギャップを有する間にネットワークが別のUEをスケジュールすることができるように、ネットワークがギャップをオフセットすることができる場合、UEのエンドツーエンド性能に影響を及ぼさない。
以下は、ネットワークがそれに基づいてコストがかかるシグナリングなしにUEの「needForGaps」を決定し得るルールを規定するためのいくつかの観測および提案をリストする。「連続キャリア」のアグリゲーションの場合、たいていのUEは単一のRFを使用する。したがって、同じ帯域中の非サービングキャリア上での周波数間測定は、それらのキャリアがサービングセルとして設定されるかまたはさもなければギャップを必要とし得る場合、グリッチを引き起こす。ネットワークは、UEが、その追加のキャリアが追加のサービングセルとして設定され得る場合でも、設定されたサービングセルと連続しているキャリアを測定するためにギャップを必要とすると仮定する。追加の、現在未使用のRF(無線フロントエンド)によって実施される周波数間測定およびRAT間測定は、ギャップおよびグリッチなしに実施され得る。UEは、別個のRFによって帯域間(および帯域内非隣接(Intra-Band-Non-Contiguous)?)キャリアアグリゲーションを実施する。
これは、基本的に、UEが、UEがSCellとして使用し得るキャリア上でギャップなし測定を実施するにすぎないことがあると仮定することに留意されたい。NWは、UEが、(UEの現在の設定に加えて)追加のサービングセルとして設定され得る帯域間(または帯域内非隣接)キャリア上での測定のために測定ギャップまたはグリッチを必要としないと仮定する。
LTEまたはUMTSネットワークは、無線リソース管理(RRM)を実施し、システムとエンドユーザの両方の観点から性能(スループット、データレート、レイテンシ、エネルギー消費など)を最大化するやり方でUEを設定する。そうするために、ネットワークは、各UEの能力に気づいている必要がある。
LTEでは、UEは、(デタッチ(DETACH)/アタッチ(ATTACH)を通した遷移によらない限り)UEの能力を変更することが可能でない。この原理は追加のシグナリングを回避するが、より重要なことに、この原理は、無線リソース管理(RRM)が1つのエンティティのみによって、すなわち、ネットワークによって実施される設計選定に適する。
このタスクを実施するために、ネットワークは、ネットワークの全体的なビューと、接続されたUEの全体的なビューと、それらの無線状態と、それらの能力とを維持する。UEが(たとえば、いくつかの帯域のサポートを示すかまたは取り下げることによって)UEの能力を調整することが可能であった場合、それは、ネットワークとUEとの間のネゴシエーションに変わり、これは、Uuシグナリング負荷を増加させ、ネットワークによって始動されるRRMアクションを打ち消し得る。
UE能力の完全セットは静的であり得、すなわち、UEは、デタッチ/アタッチ中を除いてUEの能力を変更しないことがある(これは、たとえばネットワーク要求(network-requested)能力などの拡張を妨げるべきではない)。
UEは、いくつかの状況においてUEの「通常の」能力を遂行することができない。それらは過熱CPUなど、一時的問題であり得、それは、性能の一時的低下によってUE中で内部的にある程度まで扱われ得る。しかし、それは、無線フロントエンドまたは他の構成要素を別の無線アクセス技術(RAT)(たとえば、Wi-Fi)と共有したいという要望によるものでもあり得る。前者はおそらくまれなイベントであるが、後者は、しばしば現れ、場合によっては極めて動的に変化し得る。いくつかの実施形態は、UE能力から(一時的に)逸脱するための一般的な手段を含み得、特定の実施形態は、耐え難いシグナリングおよび処理負荷(頻繁な再設定)、不十分なRRM性能、ならびに不十分なネットワークキーパフォーマンスインジケータ(KPI)を回避するための制限を含む。したがって、特定の実施形態は、タイマーによってUE能力の変更を禁止し得る。たとえば、UEは、UEの能力をUEの全体的な能力のサブセットに格下げすることを可能にされ得る。後続のアップグレードは、タイマーによって禁止され得る。そのような手法は、ネットワーク側RRMとの不要な対話を回避し、LTEにおけるパワー選好インジケータ(Power Preference Indicator)と同様の原理に従う。
LTEでは、デバイス内共存(IDC:In-Device Coexistence)の概念は、隣接するキャリア(たとえば、Wi-Fiおよびバンド40)からの干渉によって引き起こされる無線問題によるいくつかの限定および制限を示すために使用された。しかし、IDCの概念は、後で、LTE-LAAとWi-Fiとが無線フロントエンドを共有しているときの問題を示すために使用されることをも可能にされた。そのような方式の代わりに、特定の実施形態は、そのような機能性を能力シグナリングフレームワークにマージし(たとえば、一時的に、ある帯域または帯域組合せが使用されないことがあることを示し)得る。これは、共有RF(5GHzにおけるWi-FiおよびNR)について有用であり得るが、これは、(たとえば、バンド40中の上位40MHzのみが、隣接するISM帯域中で動作するWi-Fiによって干渉されている場合)たとえば帯域中のキャリアのサブセットのみが現在使用不可能である場合にあまり適していないように見える。
NRは、たとえば、過負荷をかけられた/過熱されたCPU、または他のアクティブRATによる制約を考慮するための、UEの能力の(一時的)制限をUEが示し得る手段をサポートする。特定の実施形態は、ユーザおよびネットワーク性能および安定性を損なわない。
ベースラインとして、UEは、UEの、能力の全セットの(一時的)制限を示し得る。UEは、ネットワークによって設定された禁止タイマーの満了後にのみこれらの制限付き能力のスーパーセットに戻り得る。UEが制限し得る能力は、仕様において明示的に指定され得る。
UEは、UEの能力の一時的制限をネットワークに示すための手段を有し得る。以下の考慮事項、すなわち、(a)NRと他の技術、たとえばWLAN、BT、GPSなどとの間のハードウェア共有、(b)NRと他の技術、たとえばWLAN、BT、GPSなどとの間の干渉、(c)例外的なUE問題点(たとえば、過熱問題)、(d)UE無線アクセス能力が静的であり、変更が、たとえばハードウェア共有、干渉または過熱によりいくつかの能力の利用可能性を一時的に(たとえば、ネットワーク制御の下で)限定することであること、(e)一時的能力制限がNGコアに対して透過的であり得る、すなわち静的能力のみがNGコアに記憶されること、および(f)UEが一時的能力制限要求をgNBにシグナリングすることが、NR能力設計において特定の実施形態に影響を及ぼし得る。
Figure 0007018134000005
別個のIEが明示的にLTE/NR帯域組合せ(BC)を含んでいることは、UEが、(行列がLTE帯域組合せとNR帯域組合せとをリンクすることと比較して)より正確にUEの能力を反映することを可能にし得る。
帯域組合せについて、インデックス付けは、2つの目的のために使用され得る。最初に、インデックスは、帯域組合せリンキングのために使用され得る。LTE帯域とNR帯域とを明示的に規定する能力シグナリングにおいて「EN-DC帯域組合せ」エレメントのリストを規定する代わりに、行列が、「LTE帯域組合せ」を「NR帯域組合せ」とリンクし得る。行列を介してリンクするために、各LTE-BCと各NR-BCとがインデックスに関連付けられる。
第2の目的は、別のDCノードの現在の設定を抽出するためにインデックスを使用する。LTE DCでは、両方のノードが、それ自体のセルグループについてどの(追加の)設定が可能であるかを決定するために他方のセルグループの設定を把握し得る。それ、LTEノードとNRノードとが互いの設定を把握すること、を回避するために、LTEノードとNRノードとは、他方のノードのために依然として利用可能である(または利用可能でない)帯域組合せ(および場合によっては他の能力組合せ)をリストし得る。これはまた、帯域組合せインデックスのリストによって行われ得る。
第1のインデックス付け目的の欠点は、両方のノードが少なくとも(UEが、そのNW設定に適合するLTE+NR BCをサポートするかどうかをLTE MeNBが決定することができるように)UEがサポートする帯域組合せの周波数を把握することが可能であるべきであることである。加えて、どの帯域組合せが全体的な性能を最大化するかをノードが査定することができることが、有用であり得る。
さらに、インデックスによってLTE-BCをNR-BCにリンクすることは、追加の行列および/またはインデックス数のために、オーバーヘッドを増加させる。既存のLTE BCのいずれもNR BCにリンク可能でない可能性もあり、すなわち、UEは、おそらく、追加の(フォールバック)LTE-BCを含み、追加の(フォールバック)LTE-BCのみをNR BCにリンクする。
特定の行列の場合、UEは、どのLTE帯域組合せがどのNR帯域組合せと組み合わせて設定され得るかを示す。これは、UEが、いずれにせよ単一無線アクセス技術(RAT)動作についてUEの帯域組合せをリストするので、魅力的に見える。したがって、唯一のオーバーヘッドは行列である。しかしながら、LTEとNRとがUEにおいてRFまたはベースバンド構成要素を共有する場合、単一RAT動作について適用可能な帯域組合せエントリは、おそらく、デュアルコネクティビティモードについて適用可能でない。これは、特に、interFreqNeedForGapsについても適用され、これは、おそらく、UEにNRキャリアがさらに設定される場合に影響を及ぼされる。したがって、UEは、単に追加の「LTEフォールバック帯域組合せ」をNR帯域組合せにリンクする目的で、追加の「LTEフォールバック帯域組合せ」を含み得、その逆も同様である。
NRとLTEとの間でRFおよび/またはベースバンド構成要素を共有するUEは、追加の「LTEフォールバック帯域組合せ」をNR帯域組合せにリンクする目的で、追加の「LTEフォールバック帯域組合せ」を含み得、その逆も同様である。さらに、行列によってNR帯域組合せをLTE帯域組合せと接続することは、現在の能力シグナリング問題をNRに伝搬するリスクをもつ。特に、UEが、すべての「NRフォールバック帯域組合せ」を異なるLTE帯域組合せと組み合わせるために、明示的にすべての「NRフォールバック帯域組合せ」をリストする可能性があり得る。LTE帯域組合せとNR帯域組合せとの行列は、UEが明示的にすべてのNR(およびLTE)フォールバック帯域組合せを広告するリスクをもつ。
特定の実施形態は、LTEについても、新しく、よりリーンな能力シグナリングを含み得る。いくつかの実施形態では、専用IEがLTE+NR帯域組合せを含んでいることは、LTEについても、リーンな能力シグナリング(たとえば、トップレベル帯域組合せのみをリストすること、ベースバンドをRF能力から分離すること、処理が重い(processing-heavy)特徴の依存性を明示するためのコスト関数など)を備える。専用IEがLTE+NR帯域組合せを含んでいることは、LTEにおいてもよりリーンな能力シグナリングを可能にし得る。
さらに、RATごとの能力(たとえば、UE-EUTRA-Capability、UE-NR-Capability)は、そのRATがマスタであるときのみ適用可能または有意味である特徴(たとえば、interRAT-Parameters、測位関係能力、CSG、WLANインターワーキング、LTE-DCなど)を含んでいることがある。単一RATモードにあるときのみUEがサポートし得るいくつかの特徴(たとえば、MBMS、サイドリンク、拡張されたカバレッジなど)。それらの能力パラメータが帯域組合せ中に含まれない場合、シグナリングは、それらの制約を示すために追加のフィールドを含み得る。フィールドが帯域組合せ中にある場合、これは、RATにおける帯域組合せエントリの追加の複製につながり得る。したがって、LTE/NRデュアルコネクティビティのための能力行列手法は、最適でないことがある。
特定の実施形態は、LTEがマスタであるとき、UE-EUTRA-Capability IE中にLTE/NRデュアルコネクティビティのための能力を含め得る。特に、いくつかの実施形態は、LTE帯域組合せエントリにNR帯域を追加する。
2つの仕様において能力フィールドおよびIEを指定することを回避するために、特定の実施形態は、3GPP 38シリーズにおいてNR関係能力を指定し、NR関係能力をLTE能力においてトランスペアレントコンテナとして使用する。
Rel-15についてのUE-EUTRA-Capabilityは、EUTRA-NR DCが設定されたときに適用可能なUEごとの能力を収集するIEを含んでいることがある。IEは、LTE固有パラメータ、および(主に)NR仕様からのIEとともにOCTET STRINGを含んでいることがある。
Figure 0007018134000006
Rel-15についてのUE-NR-Capabilityは、EUTRA-NR DCが設定されたときに適用可能なNR能力を収集するIEを含んでいることがある。
Figure 0007018134000007
Figure 0007018134000008
特定の実施形態は、スタンドアロンNR動作を非スタンドアロンNR動作と区別し得る。特定の実施形態では、UEは、旧来のEUTRA UE能力と、新しいNR UE能力構造と、その2つを組み合わせる「行列」とを含む。しかしながら、少なくとも初期UEは、実際はNRスタンドアロン動作をサポートしない。少なくともその情報は、LTEネットワークが、それがUEをNRにハンドオーバするのかまたはそれをDCモードでのみ使用し得るのか否かを知るように、LTE能力内のRAT間IE中で伝達される。
Figure 0007018134000009
スタンドアロンモードでNRをサポートしないUEは、interRAT-Parameters中で「NR」をリストしないことがある。しかしながら、リストはまた、UEが(LTE/NR DCがまだ設定されていない場合を含み)NR帯域を測定するためにギャップを必要とするかどうかを示すために、measParameters内から参照される(InterRAT-BandList→InterRAT-BandInfo→InterRAT-NeedForGaps)。したがって、(そのすべてのNRキャリア上で)スタンドアロンNRをサポートしないUEでさえ、interRAT-Parameters中でNR帯域をリストするべきである。UEは、UE-EUTRA-Capability→interRAT-Parameters→IRAT-ParametersNR中で、UEがどのNR帯域をサポートするかと、UEがスタンドアロンモードでNRをサポートするかどうかとを示す。
特定の実施形態では、MeNBがSgNBにmaximumConfigurationを示し得る。LTE DCでは、MeNBとSgNBとは、UE能力とUE設定とを把握する。両方のノードは、UE能力を超えない(MCGおよびSCG側の)設定を選び得る。競合状態(たとえば、SgNBとMeNBとが「より大きい」設定を同時に選び、したがって、2つの新しい設定の組合せがUE能力を超える)を回避するために、MeNBは、組み合わせられた設定をUEにフォワーディングする前に、その組み合わせられた設定を検証するゲートキーパーである。
LTE/NRインターワーキングでは、2つのノードは、他方のRATの能力または設定を把握することが可能でないことがある。上記で説明されたように、両方のRATの「特徴組合せセット」(たとえば、帯域組合せエントリ)が、番号を付けられ、行列またはリスト中で参照され得る。ネットワークノード(たとえば、MeNB)がUEのための新しい設定(たとえば、MCG設定)を選ぶとき、ネットワークノードは、設定が適合する「特徴組合せセット」を決定する。上述の行列を使用して、ネットワークノードは、他方のRAT(SgNB)のために依然として利用可能である「特徴組合せセット」をも決定する。したがって、他方のノードは、他方のRATが決定した実際の設定を理解することなしに、利用可能な設定のいずれかの限度内にある設定を決定し得る。
この実施形態は、LTE DC能力/設定ネゴシエーションと同様であるが、他方のノードのRAT能力/設定を把握する必要がない。
特定の問題は、利用可能である「特徴組合せセット」の変更を生じる1つのノード(MCGまたはSCG)の設定の変更がピアノードとのハンドシェーキングを必要とすることである。LTE DCでは、MeNBは、再設定がUEの現在の設定に適合する場合、その再設定をUEに直接送る自由を有する。LTE/NR DCの場合、SgNBは、再設定が現在のUE設定に適合する場合、(SCG SRBを介して)その再設定を直接UEに伝達することが可能であり得る。
多くの再設定が、UE能力に対する、すなわち、適合「特徴組合せセット」のリストに対する影響を有する可能性がある。したがって、MeNB(SgNB)からSgNB(SCG)に提供される、許容される特徴セットのリストが、現在のMCG(SCG)設定から導出される場合、たいていの再設定は、関与するノードの間の協調を必要とする。
MCGおよびSCGがそれらのピアノードに通知することなしにそれらの設定を変更することができる場合の数を増加させるために、特定の実施形態は、利用可能な「特徴組合せセット」のリストを、MCGとSCGのピアの現在の設定にではなく、ピアが使用することを希望し得る最大設定に基づかせる。
上記で説明された実施形態の一般的な例は、図4および図5に示されている。図4は、UEなど、無線デバイスにおける一例であり、図5は、eNBまたはgNBなど、ネットワークノードにおける一例である。
図4は、特定の実施形態による、無線デバイスにおける例示的な方法を示す流れ図である。特定の実施形態では、図4の1つまたは複数のステップは、図2に関して説明されたネットワーク100の無線デバイス110によって実施され得る。
方法はステップ412において開始し、無線デバイスは、無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せをコンパイルする。各周波数帯域組合せは、無線デバイスが無線信号の送信または受信のために一緒に使用することができる複数の周波数帯域を備える。
たとえば、無線デバイス110は、キャリアf1、f2、f3およびf4をサポートし得る。キャリアf1およびf2は第1の帯域組合せを形成し得、f3およびf4は第2の帯域組合せを形成し得る。無線デバイス110は、それ自体のハードウェア(たとえば、無線プロセッサ)またはソフトウェア特徴を検出、取得、または決定することによって情報をコンパイルし得るか、あるいは、無線デバイス110は、特定の帯域または組合せがあらかじめ設定され得る。無線デバイスは、上記で説明された実施形態および例のいずれかに従って、周波数帯域組合せをコンパイルし得る。
ステップ414において、無線デバイスは、無線デバイスによってサポートされるデバイス能力のセットをコンパイルする。たとえば、無線デバイス110は、MIMO、CA、または任意の他の好適な特徴をサポートし得る。無線デバイス110は、それ自体のハードウェアまたはソフトウェア特徴を検出、取得、または決定することによって情報をコンパイルし得るか、あるいは、無線デバイス110は、特定の能力があらかじめ設定され得る。無線デバイスは、上記で説明された実施形態および例のいずれかに従って、デバイス能力を取得し得る。
ステップ416において、無線デバイスは、能力メッセージをアセンブルする。能力メッセージは、無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せと、無線デバイスによってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せとを含む。1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、能力メッセージは、周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示を含む。周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示は、複数の周波数帯域の各帯域について、周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を備える。
たとえば、無線デバイス110は、無線デバイス110がサポートする周波数帯域組合せの各々を表す周波数テーブルを含む能力メッセージをアセンブルし得る。メッセージは、無線デバイス110によってサポートされるデバイス特徴の各々を表す能力テーブルをも含み得る。特定の周波数帯域組合せについての周波数テーブルの各行は、周波数組合せの1つの周波数を表す。周波数テーブルの列は、特定の周波数によってサポートされるデバイス特徴を示すために、能力テーブルの1つまたは複数の行へのインデックスまたはポインタを含み得る。列全体が、周波数帯域組合せについて能力の1つのセットを表す。したがって、1つの列は、周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示と呼ばれることがある。列は、複数の周波数帯域の各帯域について、周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を備える。一例として列が使用されるが、いくつかの実施形態は、列の代わりに行を使用し得る。
特定の例として、f1+f2+f3の周波数帯域組合せについての周波数テーブルは、f1、f2、およびf3の各々についての行を含む。8×8MIMOを備えるデバイス能力が、インデックス1によって識別され得る。4×4MIMOを備えるデバイス能力が、インデックス2によって識別され得る。一設定では、無線デバイスは、f1上で8×8MIMOをサポートし、f2およびf3上で4×4MIMOをサポートし得、周波数テーブルは、以下を備え得る。
Figure 0007018134000010
いくつかの実施形態では、デバイス能力テーブル中の各特徴は、コストに関連し得る。無線デバイス110は、上記で説明された実施形態および例のいずれかに従って、能力メッセージをアセンブルし得る。
特定の実施形態では、1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、能力メッセージは、周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第2の指示を含む。周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第2の指示は、複数の周波数帯域の各帯域について、周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を備える。
たとえば、特定の周波数帯域組合せについての周波数テーブルは、特定の周波数によってサポートされるデバイス特徴を示すために、能力テーブルの1つまたは複数の行へのインデックスまたはポインタを含む第2の列を含み得る。第2の列全体が、周波数帯域組合せについて能力の別のセットを表す。
別の設定では、無線デバイスは、f1およびf2上で4×4MIMOをサポートし、f3上で8×8MIMOをサポートし得、周波数テーブルは、以下を備え得る。
Figure 0007018134000011
上記の例では、説明を簡単にするために単一の能力が示されている。特定の実施形態では、デバイス能力(たとえば、帯域のための帯域幅、NAICSのサポート、サポートされるMIMOレイヤの数、帯域中でサポートされるキャリアの数、アップリンクについての帯域中でサポートされるキャリアの数、およびダウンリンクについての帯域中でサポートされるキャリアの数)は、任意の好適な数およびタイプの能力を含み得る。特定の実施形態では、列は、ダウンリンク能力またはアップリンク能力に言及し得る。特定の実施形態は、任意の好適な数の列および行を含み得る。
ステップ418において、無線デバイスは、能力メッセージをネットワークノードに送る。たとえば、無線デバイス110は、能力メッセージをネットワークノード120に送り得る。
ステップ420において、無線デバイスは、ネットワークノードからデバイス設定を受信し得る。デバイス設定は、1つまたは複数の周波数帯域組合せのうちの1つに応じた設定を備える。たとえば、無線デバイス110は、無線デバイス110がネットワークノード120に前にシグナリングした1つの周波数組合せに従って、ネットワークノード120からデバイス設定を受信し得る。
図4の方法400に対して修正、追加、または省略が行われ得る。さらに、図4の方法における1つまたは複数のステップは、並行してまたは任意の好適な順序で実施され得る。ステップは、必要に応じて経時的に繰り返され得る。
図5は、特定の実施形態による、ネットワークノードにおける例示的な方法を示す流れ図である。特定の実施形態では、図5の1つまたは複数のステップは、図2に関して説明されたネットワーク100のネットワークノード120によって実施され得る。
方法はステップ512において開始し、ネットワークノードは、無線デバイスから、能力メッセージを受信する。能力メッセージは、無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せと、無線デバイスによってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せとを含む。1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、能力メッセージは、周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示を含む。周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示は、複数の周波数帯域の各帯域について、周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、帯域によってサポートされるデバイス能力の1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を備える。
たとえば、ネットワークノード120は、図4のステップ416に関して説明された能力メッセージを無線デバイス110から受信し得る。
ステップ514において、ネットワークノードは、能力メッセージに基づいて無線デバイスのための設定を決定する。たとえば、ネットワークノード120は、8×8MIMOまたはCAをサポートすることを希望し得る。能力メッセージに基づいて、ネットワークノード120は、どの周波数帯域が(1つまたは複数の)所望の特徴をサポートするかを決定し、それに応じて無線デバイス110を設定する。
いくつかの実施形態では、所望の特徴がコストに関連し得る。たとえば、無線デバイス110は、4つの異なる周波数帯域上でMIMOをサポートすることが可能であり得るが、無線デバイス110は、同時に2つの周波数帯域上でMIMOをサポートするのに十分な処理パワーを有するにすぎないことがある。したがって、無線デバイス110は、MIMOを実施するために2つの合計クレジットを割り当て得る。各MIMOインスタンスは1つのクレジットのコストを有し得る。したがって、ネットワークノード120は、2つの周波数帯域上でMIMOを設定した後に、第3の周波数帯域もMIMOをサポートするにもかかわらず、ネットワークノード120が第3の周波数帯域上でMIMOを設定することができないことを知る。ネットワークノード120は、上記で説明された実施形態および例のいずれかに従って、無線デバイス110のための設定を決定し得る。
ステップ516において、ネットワークノードは、決定された設定を無線デバイスに送り得る。たとえば、ネットワークノード120は、設定を無線デバイス110に送り得る。
図5の方法500に対して修正、追加、または省略が行われ得る。さらに、図5の方法における1つまたは複数のステップは、並行してまたは任意の好適な順序で実施され得る。ステップは、必要に応じて経時的に繰り返され得る。
図6Aは、無線デバイスの例示的な実施形態を示すブロック図である。無線デバイスは、図2に示されている無線デバイス110の一例である。特定の実施形態では、無線デバイスは、デバイス能力をネットワークノードにシグナリングすることが可能である。
無線デバイスの特定の例は、モバイルフォン、スマートフォン、PDA(携帯情報端末)、ポータブルコンピュータ(たとえば、ラップトップ、タブレット)、センサー、モデム、マシン型(MTC)デバイス/マシンツーマシン(M2M)デバイス、ラップトップ埋込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、デバイスツーデバイス対応デバイス、車両間デバイス、または無線通信を与えることができる任意の他のデバイスを含む。無線デバイスは、トランシーバ1310と、処理回路要素1320と、メモリ1330と、電源1340とを含む。いくつかの実施形態では、トランシーバ1310は、(たとえば、アンテナを介して)無線信号を無線ネットワークノード120に送信すること、および無線信号を無線ネットワークノード120から受信することを可能にし、処理回路要素1320は、無線デバイスによって与えられるものとして本明細書で説明される機能性の一部または全部を与えるための命令を実行し、メモリ1330は、処理回路要素1320によって実行される命令を記憶する。電源1340は、トランシーバ1310、処理回路要素1320、および/またはメモリ1330など、無線デバイス110の構成要素のうちの1つまたは複数に電力を供給する。
処理回路要素1320は、無線デバイスの説明される機能の一部または全部を実施するために命令を実行し、データを操作するための、1つまたは複数の集積回路またはモジュールにおいて実装されたハードウェアとソフトウェアとの任意の好適な組合せを含む。いくつかの実施形態では、処理回路要素1320は、たとえば、1つまたは複数のコンピュータ、1つまたは複数のプログラマブル論理デバイス、1つまたは複数の中央処理ユニット(CPU)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、1つまたは複数のアプリケーション、および/または他の論理、ならびに/あるいは前述の任意の好適な組合せを含み得る。処理回路要素1320は、無線デバイス110の説明される機能の一部または全部を実施するように設定されたアナログおよび/またはデジタル回路要素を含み得る。たとえば、処理回路要素1320は、抵抗器、キャパシタ、インダクタ、トランジスタ、ダイオード、および/または任意の他の好適な回路構成要素を含み得る。
メモリ1330は、概して、コンピュータ実行可能コードおよびデータを記憶するように動作可能である。メモリ1330の例は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは情報を記憶する任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的コンピュータ可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含む。
電源1340は、概して、無線デバイス110の構成要素に電力を供給するように動作可能である。電源1340は、リチウムイオン、リチウム空気、リチウムポリマー、ニッケルカドミウム、ニッケル金属水素化物、または無線デバイスに電力を供給するための任意の他の好適なタイプのバッテリーなど、任意の好適なタイプのバッテリーを含み得る。
無線デバイスの他の実施形態は、上記で説明された機能性および/または(上記で説明されたソリューションをサポートするのに必要な任意の機能性を含む)任意の追加の機能性のうちのいずれかを含む、無線デバイスの機能性のいくつかの態様を与えることを担当する(図6Aに示されている構成要素以外の)追加の構成要素を含み得る。
図6Bは、無線デバイス110の例示的な構成要素を示すブロック図である。構成要素は、取得モジュール1350と、送信モジュール1352と、アセンブルモジュール1354とを含み得る。
取得モジュール1350は、無線デバイス110の取得機能を実施し得る。たとえば、取得モジュール1350は、上記で説明された例および実施形態のいずれかに従って、周波数帯域情報とデバイス能力情報とをコンパイル(たとえば、取得、決定など)し得る。いくつかの実施形態では、取得モジュール1350は、処理回路要素1320を含むか、または処理回路要素1320中に含まれ得る。特定の実施形態では、取得モジュール1350は、送信モジュール1352およびアセンブルモジュール1354と通信し得る。
送信モジュール1352は、無線デバイス110の送信機能を実施し得る。たとえば、送信モジュール1352は、能力メッセージをネットワークノードに送信し得る。いくつかの実施形態では、送信モジュール1352は、処理回路要素1320を含むか、または処理回路要素1320中に含まれ得る。特定の実施形態では、送信モジュール1352は、取得モジュール1350およびアセンブルモジュール1354と通信し得る。
アセンブルモジュール1354は、無線デバイス110のアセンブル機能を実施し得る。たとえば、アセンブルモジュール1354は、上記で説明された例および実施形態のいずれかに従って、能力メッセージをアセンブルし得る。いくつかの実施形態では、アセンブルモジュール1354は、処理回路要素1320を含むか、または処理回路要素1320中に含まれ得る。特定の実施形態では、アセンブルモジュール1354は、取得モジュール1350および送信モジュール1352と通信し得る。
図7Aは、ネットワークノードの例示的な実施形態を示すブロック図である。ネットワークノードは、図2に示されているネットワークノード120の一例である。特定の実施形態では、ネットワークノードは、無線デバイスからデバイス能力情報を受信し、デバイス能力情報に基づいて無線デバイスのための設定を決定することが可能である。
ネットワークノード120は、eノードB、ノードB、基地局、無線アクセスポイント(たとえば、Wi-Fiアクセスポイント)、低電力ノード、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイントまたはノード、リモートRFユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)、または他の無線アクセスノードであり得る。ネットワークノードは、少なくとも1つのトランシーバ1410と、少なくとも1つの処理回路要素1420と、少なくとも1つのメモリ1430と、少なくとも1つのネットワークインターフェース1440とを含む。トランシーバ1410は、(たとえば、アンテナを介して)無線信号を無線デバイス110などの無線デバイスに送信すること、および無線信号を無線デバイス110などの無線デバイスから受信することを可能にし、処理回路要素1420は、ネットワークノード120によって与えられるものとして上記で説明された機能性の一部または全部を与えるための命令を実行し、メモリ1430は、処理回路要素1420によって実行される命令を記憶し、ネットワークインターフェース1440は、ゲートウェイ、スイッチ、ルータ、インターネット、公衆交換電話網(PSTN)、コントローラ、および/または他のネットワークノード120など、バックエンドネットワーク構成要素に信号を通信する。処理回路要素1420およびメモリ1430は、上記の図6Aの処理回路要素1320およびメモリ1330に関して説明されたのと同じタイプのものであり得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークインターフェース1440は、処理回路要素1420に通信可能に結合され、ネットワークノード120のための入力を受信するか、ネットワークノード120からの出力を送るか、入力または出力あるいはその両方の好適な処理を実施するか、他のデバイスに通信するか、または前述の任意の組合せを行うように動作可能な任意の好適なデバイスを指す。ネットワークインターフェース1440は、ネットワークを通して通信するために、適切なハードウェア(たとえば、ポート、モデム、ネットワークインターフェースカードなど)と、プロトコル変換能力およびデータ処理能力を含むソフトウェアとを含む。
図7Bは、ネットワークノード120の例示的な構成要素を示すブロック図である。構成要素は、決定モジュール1450と、送信モジュール1452と、受信モジュール1454とを含み得る。
決定モジュール1450は、ネットワークノード120の決定機能を実施し得る。たとえば、決定モジュール1450は、上記で説明された例および実施形態のいずれかに従って、デバイス能力情報を使用して無線デバイスのための設定を決定し得る。いくつかの実施形態では、決定モジュール1450は、処理回路要素1420を含むか、または処理回路要素1420中に含まれ得る。特定の実施形態では、決定モジュール1450は、送信モジュール1452および受信モジュール1454と通信し得る。
送信モジュール1452は、ネットワークノード120の送信機能を実施し得る。たとえば、送信モジュール1452は、上記で説明された例および実施形態のいずれかに従って、デバイス設定を無線デバイスに送信し得る。いくつかの実施形態では、送信モジュール1452は、処理回路要素1420を含むか、または処理回路要素1420中に含まれ得る。特定の実施形態では、送信モジュール1452は、決定モジュール1450および受信モジュール1454と通信し得る。
受信モジュール1454は、ネットワークノード120の受信機能を実施し得る。たとえば、受信モジュール1454は、上記で説明された例および実施形態のいずれかに従って、無線デバイスからデバイス能力メッセージを受信し得る。いくつかの実施形態では、受信モジュール1454は、処理回路要素1420を含むか、または処理回路要素1420中に含まれ得る。特定の実施形態では、受信モジュール1454は、決定モジュール1450および送信モジュール1452と通信し得る。
本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書で開示されるシステムおよび装置に対して修正、追加、または省略が行われ得る。システムおよび装置の構成要素は、統合または分離され得る。その上、システムおよび装置の動作は、より多数の、より少数の、または他の構成要素によって実施され得る。さらに、システムおよび装置の動作は、ソフトウェア、ハードウェア、および/または他の論理を含む任意の好適な論理を使用して実施され得る。本明細書で使用される「各々」は、セットの各部材またはセットのサブセットの各部材を指す。
本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書で開示される方法に対して修正、追加、または省略が行われ得る。本方法は、より多数の、より少数の、または他のステップを含み得る。さらに、ステップは、任意の好適な順序で実施され得る。
本開示はいくつかの実施形態に関して説明されたが、実施形態の改変および置換は当業者に明らかである。したがって、実施形態の上記の説明は、本開示を制約しない。他の変更、置換、および改変が、以下の特許請求の範囲によって規定される、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく可能である。
前述の説明で使用される略語は、以下を含む。
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
5G 第5世代
BBU ベースバンドユニット
BC 帯域組合せ
BPC ベースバンド処理能力
BTS 基地トランシーバ局
CA キャリアアグリゲーション
CC コンポーネントキャリア
CN コアネットワーク
CQI チャネル品質情報
CSI チャネル状態情報
D2D デバイスツーデバイス
DC デュアルコネクティビティ
DFT 離散フーリエ変換
DMRS 復調用参照信号
eMBB 拡張モバイルブロードバンド
eNB eノードB
EUTRAN 拡張UMTS地上無線アクセスネットワーク
FDD 周波数分割複信
FFT 高速フーリエ変換
gNB 次世代ノードB
LAA ライセンス支援型アクセス
LBT リッスンビフォアトーク
LTE Long Term Evolution
LTE-U 未ライセンススペクトルにおけるLTE
M2M マシンツーマシン
MCS 変調符号化方式
MIB マスタ情報ブロック
MIMO 多入力多出力
MME モビリティ管理エンティティ
MTC マシン型通信
NAICS ネットワーク支援干渉除去および抑制
NR 新しい無線
OFDM 直交周波数分割多重
PRB 物理リソースブロック
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
RAN 無線アクセスネットワーク
RAT 無線アクセス技術
RBS 無線基地局
RNC 無線ネットワークコントローラ
RRC 無線リソース制御
RRH リモート無線ヘッド
RRM 無線リソース管理
RRU リモートラジオユニット
SCell 2次セル
SI システム情報
SIB システム情報ブロック
SR スケジューリング要求
TB トランスポートブロック
TBS トランスポートブロックサイズ
TDD 時分割複信
TTI 送信時間間隔
UE ユーザ機器
UL アップリンク
URLLC 超高信頼低レイテンシ通信
UTRAN ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
WAN 無線アクセスネットワーク

Claims (14)

  1. 無線通信ネットワークの無線デバイスにおいて使用するためのデバイス能力をシグナリングする方法であって、前記方法は、
    前記無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せを決定すること(412)であって、各周波数帯域組合せは、前記無線デバイスが無線信号の送信または受信のために一緒に使用することができる複数の周波数帯域を含む、1つまたは複数の周波数帯域組合せを決定すること(412)と、
    前記無線デバイスによってサポートされるデバイス能力のセットを決定すること(414)と、
    能力メッセージをアセンブルすること(416)であって、前記能力メッセージが、
    前記無線デバイスによってサポートされる前記1つまたは複数の周波数帯域組合せと、
    前記1つまたは複数の周波数帯域組合せの1つまたは複数の帯域上で前記無線デバイスによってサポートされる前記デバイス能力の1つまたは複数の組合せと
    を含み、
    前記1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、前記能力メッセージが、前記周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示を含み、前記周波数帯域組合せによってサポートされる前記1つまたは複数のデバイス能力の前記第1の指示が、前記複数の周波数帯域の各帯域について、前記周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、前記帯域によってサポートされる前記デバイス能力の前記1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を含む、
    能力メッセージをアセンブルすること(416)と、
    前記能力メッセージをネットワークノードに送ること(418)と
    記ネットワークノードからデバイス設定を受信すること(420)であって、前記デバイス設定が、前記1つまたは複数の周波数帯域組合せのうちの1つに応じた設定を含む、デバイス設定を受信すること(420)と、
    を含む、方法。
  2. 前記複数の周波数帯域の各帯域について、前記周波数帯域組合せ中の前記他の帯域と組み合わせて使用されるとき、前記帯域によってサポートされる前記デバイス能力の前記1つまたは複数の組合せのうちの1つの前記指示が、アップリンクデバイス能力の指示とダウンリンク能力の指示とを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、前記能力メッセージが、前記周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第2の指示を含み、前記第2の指示により示される前記1つまたは複数のデバイス能力は、前記第1の指示により示される前記1つまたは複数のデバイス能力と異なり、
    前記周波数帯域組合せによってサポートされる前記1つまたは複数のデバイス能力の前記第2の指示が、前記複数の周波数帯域の各帯域について、前記周波数帯域組合せ中の前記他の帯域と組み合わせて使用されるとき、前記帯域によってサポートされる前記デバイス能力の前記1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記デバイス能力の前記1つまたは複数の組合せの各々がインデックスに関連付けられ、前記帯域によってサポートされる前記デバイス能力の前記1つまたは複数の組合せのうちの1つの前記指示が、前記デバイス能力の前記1つまたは複数の組合せのうちの1つの前記インデックスを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記デバイス能力が、
    前記帯域のための帯域幅、
    ネットワーク支援干渉除去および抑制(NAICS)のサポート、
    サポートされる多入力多出力(MIMO)レイヤの数、
    前記帯域中でサポートされるキャリアの数、
    アップリンクについての前記帯域中でサポートされるキャリアの数、および
    ダウンリンクについての前記帯域中でサポートされるキャリアの数
    のグループから選択される少なくとも1つの能力を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. デバイス能力の前記セットが、各デバイス能力に関連するコストを含み、前記コストが、前記能力を実施するために必要とされるデバイス処理パワーの量を表す、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. デバイス能力をシグナリングすることが可能な無線デバイス(110)であって、前記無線デバイスは、
    前記無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せを決定することであって、各周波数帯域組合せは、前記無線デバイスが無線信号の送信または受信のために一緒に使用することができる複数の周波数帯域を含む、1つまたは複数の周波数帯域組合せを決定することと、
    前記無線デバイスによってサポートされるデバイス能力のセットを決定することと、
    能力メッセージをアセンブルすることであって、前記能力メッセージが、
    前記無線デバイスによってサポートされる前記1つまたは複数の周波数帯域組合せと、
    前記1つまたは複数の周波数帯域組合せの1つまたは複数の帯域上で前記無線デバイスによってサポートされる前記デバイス能力の1つまたは複数の組合せと
    を含み、
    前記1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、前記能力メッセージが、前記周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示を含み、前記周波数帯域組合せによってサポートされる前記1つまたは複数のデバイス能力の前記第1の指示が、前記複数の周波数帯域の各帯域について、前記周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、前記帯域によってサポートされる前記デバイス能力の前記1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を含む、
    能力メッセージをアセンブルすることと、
    前記能力メッセージをネットワークノード(120)に送ることと
    前記ネットワークノードからデバイス設定を受信することであって、前記デバイス設定が、前記1つまたは複数の周波数帯域組合せのうちの1つに応じた設定を含む、デバイス設定を受信することと
    を行うように動作可能な処理回路要素(1320)を含む、無線デバイス(110)。
  8. 前記複数の周波数帯域の各帯域について、前記周波数帯域組合せ中の前記他の帯域と組み合わせて使用されるとき、前記帯域によってサポートされる前記デバイス能力の前記1つまたは複数の組合せのうちの1つの前記指示が、アップリンクデバイス能力の指示とダウンリンク能力の指示とを含む、請求項に記載の無線デバイス。
  9. 前記1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、前記能力メッセージが、前記周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第2の指示を含み、前記第2の指示により示される前記1つまたは複数のデバイス能力は、前記第1の指示により示される前記1つまたは複数のデバイス能力と異なり、
    前記周波数帯域組合せによってサポートされる前記1つまたは複数のデバイス能力の前記第2の指示が、前記複数の周波数帯域の各帯域について、前記周波数帯域組合せ中の前記他の帯域と組み合わせて使用されるとき、前記帯域によってサポートされる前記デバイス能力の前記1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を含む、請求項またはに記載の無線デバイス。
  10. 前記デバイス能力の前記1つまたは複数の組合せの各々がインデックスに関連付けられ、前記帯域によってサポートされる前記デバイス能力の前記1つまたは複数の組合せのうちの1つの前記指示が、前記デバイス能力の前記1つまたは複数の組合せのうちの1つの前記インデックスを含む、請求項からのいずれか一項に記載の無線デバイス。
  11. 前記デバイス能力が、
    前記帯域のための帯域幅、
    ネットワーク支援干渉除去および抑制(NAICS)のサポート、
    サポートされる多入力多出力(MIMO)レイヤの数、
    前記帯域中でサポートされるキャリアの数、
    アップリンクについての前記帯域中でサポートされるキャリアの数、
    ダウンリンクについての前記帯域中でサポートされるキャリアの数
    のグループから選択される少なくとも1つの能力を含む、請求項から10のいずれか一項に記載の無線デバイス。
  12. デバイス能力の前記セットが、各デバイス能力に関連するコストを含み、前記コストが、前記能力を実施するために必要とされるデバイス処理パワーの量を表す、請求項から11のいずれか一項に記載の無線デバイス。
  13. 無線通信ネットワークのネットワークノードにおいて使用するためのデバイス能力をシグナリングする方法であって、前記方法は、
    無線デバイスから、能力メッセージを受信すること(512)であって、前記能力メッセージが、
    前記無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せと、
    前記1つまたは複数の周波数帯域組合せの1つまたは複数の帯域上で前記無線デバイスによってサポートされる前記デバイス能力の1つまたは複数の組合せと
    を含み、
    前記1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、前記能力メッセージが、前記周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示を含み、前記周波数帯域組合せによってサポートされる前記1つまたは複数のデバイス能力の前記第1の指示が、複数の周波数帯域の各帯域について、前記周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、前記帯域によってサポートされる前記デバイス能力の前記1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を含む、
    能力メッセージを受信すること(512)と、
    前記能力メッセージに基づいて前記無線デバイスのためのデバイス設定を決定すること(514)と
    を含む、方法。
  14. デバイス能力をシグナリングすることが可能なネットワークノード(120)であって、前記ネットワークノードは、
    無線デバイス(110)から、能力メッセージを受信することであって、前記能力メッセージが、
    前記無線デバイスによってサポートされる1つまたは複数の周波数帯域組合せと、
    前記1つまたは複数の周波数帯域組合せの1つまたは複数の帯域上で前記無線デバイスによってサポートされる前記デバイス能力の1つまたは複数の組合せと
    を含み、
    前記1つまたは複数の周波数帯域組合せの各々について、前記能力メッセージが、前記周波数帯域組合せによってサポートされる1つまたは複数のデバイス能力の第1の指示を含み、前記周波数帯域組合せによってサポートされる前記1つまたは複数のデバイス能力の前記第1の指示が、複数の周波数帯域の各帯域について、前記周波数帯域組合せ中の他の帯域と組み合わせて使用されるとき、前記帯域によってサポートされる前記デバイス能力の前記1つまたは複数の組合せのうちの1つの指示を含む、
    能力メッセージを受信することと、
    前記能力メッセージに基づいて前記無線デバイスのためのデバイス設定を決定することと
    を行うように動作可能な処理回路要素(1420)を含む、ネットワークノード(120)。
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